JP4943460B2 - 開蓋防止機能付き容器 - Google Patents
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ところで、開蓋防止機能付き容器を構成する一部の部位を切除しないと開蓋することができない従来の開蓋防止機能付き容器は、容器本体の開口縁部に対し、外側から被せるようにして蓋体の縁部を嵌合させていた。
なお、上記したような開蓋防止機能を備えておらず、軽量化ならびにコスト低減のために蓋体の肉厚を薄く形成した容器も知られている。
なお、本願出願人が特許出願時に知っている先行技術は、上記において説明したようなものであって文献公知発明に係る発明ではないため、記載すべき先行技術情報はない。
ここで、図1には、本発明の第1の実施の形態による開蓋防止機能付き容器について、分離されている容器本体と蓋体とを初めて嵌合した状態の縦断端面説明図が示されている。
本発明による開蓋防止機能付き容器10の容器本体12は、例えば、ポリプロピレン材を用いて射出成型により形成すればよく、ポリプロピレン材を使用して薄肉化を図ることにより、軽量化ならびにコスト削減に資することができる。
ところで、蓋体14を作製する際に、再生PET材と樹脂フィルムとをラミネートしたシートの当該樹脂フィルムの表面に、単色印刷やカラー印刷などの各種の印刷を施すことにより、開蓋防止機能付き容器10内に収容する各種食品などの表示を行うことができるものである。
そして、容器本体12の開口縁部12aには、容器本体12の本体側壁12bの外周面から立ち上がり形成された突出片12cが設けられている。
次に、蓋体14について説明すると、蓋体14は、外周縁部に形成されたU字状係合部14aを備えている。
ここで、上記した容器本体12と蓋体14との寸法について説明しておくと、図7に示すように、蓋体14が容器本体12と嵌合されていない状態では、容器本体12の本体側壁12bにおける上端部外径部12hの外周面の寸法の方が、蓋体14の立ち下がり肩部14fの内周面の寸法よりも、上端部外径部12hの外周面ならびに立ち下がり肩部14fの内周面の全周にわたって若干大径となるように設計されている。
以上の構成において、容器本体12に蓋体14を初めて嵌合する場合には、U字状溝12dとU字状係合部14aとを概ね位置合わせしてから、蓋体14を上方から下方へ押し込む。
なお、U字状係合部14aとU字状溝12dとが密着した状態で嵌合された際には、把持用突片14dは、後述する第2の実施の形態の場合と同様に、U字状溝12dにおいて切り取り突出片12c−1に沿って嵌め込まれる(図18を参照する。)。
そして、上記のようにして容器本体12と蓋体14とが嵌合されると、開封用把持突部12fを開封方向に引っ張ることにより、切り取り用溝部12eを切り取り境界にして、残留突出片12c−2から切り取り突出片12c−1を切除しない限りは、容器本体12から蓋体14を容易に取り外すことはできない。
次に、図14乃至図18を参照しながら、本発明の第2の実施の形態による開蓋防止機能付き容器について説明する。
この第2の実施の形態による開蓋防止機能付き容器の容器本体120は、上記した第1の実施の形態による開蓋防止機能付き容器10の容器本体12とは、その開口縁部の形状のみ相違し、他の構成は同様である。
また、本発明の第2の実施の形態による開蓋防止機能付き容器の蓋体140は、上記した第1の実施の形態による開蓋防止機能付き容器10の蓋体14とは、U字状係合部14aと上方突出部14cとの間に凹部140aが形成されている点でのみ相違し、他の構成は同様である。
以上の構成において、本発明の第2の実施の形態による開蓋防止機能付き容器によれば、本発明の第2の実施の形態による開蓋防止機能付き容器10における容器本体12と蓋体14との嵌合部位に加えて、膨出部120aと逆U字状溝部140bとが嵌合するので、容器本体120と蓋体140とを一層強固に嵌合することができる。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(5)に説明するように変形してもよい。
12 容器本体
12a 開口縁部
12b 本体側壁
12c 突出片
12c−1 切り取り突出片
12c−2 残留突出片
12d U字状溝
12e 切り取り用溝部
12f 開封用把持突部
12g 空隙
12h 上端部外径部
14 蓋体
14a U字状係合部
14b 係合端部
14c 上方突出部
14d 把持用突片
14e 内径側側壁部
14f 立ち下がり肩部
120 容器本体
120a 膨出部
140 蓋体
140a 凹部
140b 外径側側壁部
140c 逆U字状溝部
140d 天井部
Claims (6)
- 容器本体と該容器本体に嵌合して密閉状態に維持する蓋体とよりなる開蓋防止機能付き容器において、
容器本体の開口縁部に、前記容器本体の本体側壁の外周面から立ち上がり形成されるとともに、内周側略中央部位に沿って切り取り用溝部が形成された突出片を設け、前記本体側壁と前記突出片とによりU字状溝を形成し、
前記切り取り用溝部より上方に位置する前記突出片の所定の領域に開封用把持突部を外周側へ突出して形成し、
前記開封用把持突部に隣接する前記切り取り用溝部より上方に位置する前記突出片の所定の領域に空隙を形成し、
可撓性を備えて弾性変形可能に蓋体を形成し、
前記蓋体の外周縁部に、一旦立ち下がる立ち下がり肩部を形成するとともに、その後に立ち上がり形成されて断面略U字形状を備えてなり、前記U字状溝内に嵌合可能なU字状係合部を形成し、
前記U字状係合部の端部に、外径側に向けて水平方向に突出した係合端部を形成し、
前記容器本体の前記U字状溝内に前記蓋体の前記U字状係合部が嵌合されていない状態では、前記容器本体の前記本体側壁における上端部外径部の外周面の寸法の方が、前記蓋体の前記立ち下がり肩部の内周面の寸法よりも、前記上端部外径部の外周面ならびに前記立ち下がり肩部の内周面の全周にわたって大径となるように形成し、
前記容器本体に前記蓋体を初めて嵌合した場合には、前記開封用把持突部を所定の方向に引っ張ることにより、前記切り取り用溝部を切り取り境界にして、前記切り取り用溝部より上方に位置する前記突出片を切除して開蓋する
ことを特徴とする開蓋防止機能付き容器。 - 請求項1に記載の開蓋防止機能付き容器において、
前記蓋体の上面を形成する平板状面における前記U字状係合部の内径側の近傍に上方突出部を形成した
ことを特徴とする開蓋防止機能付き容器。 - 請求項1または2のいずれか1項に記載の開蓋防止機能付き容器において、
前記容器本体の前記本体側壁の上端部に、内径側に突出した膨出部を形成し、
前記蓋体の前記U字状係合部と前記上方突出部との間に凹部を形成し、前記凹部の外径側側壁部と前記U字状係合部の内径側側壁部とにより逆U字状溝部を形成し、
前記逆U字状溝部の天井部が、前記膨出部に沿う形状を備えた
ことを特徴とする開蓋防止機能付き容器。 - 請求項1、2または3のいずれか1項に記載の開蓋防止機能付き容器において、
前記蓋体の外周縁に把持用突片を形成した
ことを特徴とする開蓋防止機能付き容器。 - 請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載の開蓋防止機能付き容器において、
前記容器本体をポリプロピレン材を用いて軽量化を図った射出成型により構成し、
前記蓋体を再生PET材と樹脂フィルムとをラミネートしたシートを用いて成型して構成し、
前記蓋体の樹脂フィルムの表面と前記容器本体とを密着させて液漏れを防止する
ことを特徴とする開蓋防止機能付き容器。 - 請求項5に記載の開蓋防止機能付き容器において、
前記シートの前記樹脂フィルムの表面に印刷した
ことを特徴とする開蓋防止機能付き容器。
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