JP2012136175A - 発泡補強部材が配設された中空構造物及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】全周に亘って略一定の厚みを有する発泡補強部材30の周壁部36を、該周壁部36における中空本体17の稜線部11d,11e,12d,12eの内壁面に対する接着部分が残りの部分に比べて発泡倍率が低くなるように発泡成形し、該発泡倍率が低い部分Lを、中空本体17の内壁面に接着剤15を介して接着結合する。
【選択図】図3
Description
中空本体の内部に発泡補強部材が配設された中空構造物であって、
前記発泡補強部材は、全周に亘って略一定の厚みを有し且つ少なくとも一部が発泡成形された板枠状の周壁部を備え、
該周壁部は、前記中空本体の内壁面に接着剤を介して接着結合され、
前記周壁部における前記中空本体の稜線部への接着部分は、前記周壁部における残りの部分に比べて発泡倍率が低い樹脂部分からなることを特徴とする。
前記周壁部は、発泡接着剤を介して前記中空本体の内壁面に接着結合され、
前記周壁部と前記中空本体の内壁面との間隔は全周に亘って略一定であることを特徴とする。
前記中空構造物は、車体の一部を構成する車体構成部材であることを特徴とする。
中空本体の内部に発泡補強部材が配設された中空構造物の製造方法であって、
全周に亘って略一定の厚みを有する周壁部を備え、且つ、発泡性樹脂材料が成形型のキャビティ内に充填された後に該成形型の少なくとも一部がキャビティの容積を拡大する方向にコアバックされることで前記周壁部における前記中空本体の稜線部の内壁面に対する接着部分が残りの部分に比べて発泡倍率が低くなるように発泡成形された発泡補強部材を準備する準備工程と、
該準備工程の後、前記発泡補強部材の前記周壁部において前記発泡倍率が低い部分を、前記中空本体の内壁面に接着剤を介して接着結合する接着工程と、を有することを特徴とする。
前記準備工程の前に、前記発泡補強部材を成形する成形工程を有し、
該成形工程では、前記稜線部の内壁面に対する前記発泡補強部材の前記周壁部の接着部分を成形する複数の固定型と、隣り合う該固定型間に挟まれて配設されるとともに前記周壁部の残りの部分を成形する複数の可動型とを備えた成形型を用いて、該成形型のキャビティに発泡性樹脂材料を充填した後、前記キャビティの容積を拡大する方向に前記可動型をコアバックすることで前記残りの部分を発泡させながら、前記発泡補強部材を成形することを特徴とする。
前記接着工程では、前記発泡補強部材の周壁部を、前記中空本体の内壁面に対して全周に亘って略一定の間隔を空けて対向配置し、前記周壁部と前記中空本体の内壁面との間に発泡接着剤を配設した後、該発泡接着剤を発泡させ、該発泡接着剤を介して前記周壁部を前記中空本体に接着結合することを特徴とする。
前記中空構造物は、車体の一部を構成する車体構成部材であり、
前記接着工程では、車体の塗装乾燥時の熱によって前記発泡接着剤を発泡させることを特徴とする。
Claims (7)
- 中空本体の内部に発泡補強部材が配設された中空構造物であって、
前記発泡補強部材は、全周に亘って略一定の厚みを有し且つ少なくとも一部が発泡成形された板枠状の周壁部を備え、
該周壁部は、前記中空本体の内壁面に接着剤を介して接着結合され、
前記周壁部における前記中空本体の稜線部への接着部分は、前記周壁部における残りの部分に比べて発泡倍率が低い樹脂部分からなることを特徴とする発泡補強部材が配設された中空構造物。 - 前記周壁部は、発泡接着剤を介して前記中空本体の内壁面に接着結合され、
前記周壁部と前記中空本体の内壁面との間隔は全周に亘って略一定であることを特徴とする請求項1に記載の発泡補強部材が配設された中空構造物。 - 前記中空構造物は、車体の一部を構成する車体構成部材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発泡補強部材が配設された中空構造物。
- 中空本体の内部に発泡補強部材が配設された中空構造物の製造方法であって、
全周に亘って略一定の厚みを有する周壁部を備え、且つ、発泡性樹脂材料が成形型のキャビティ内に充填された後に該成形型の少なくとも一部がキャビティの容積を拡大する方向にコアバックされることで前記周壁部における前記中空本体の稜線部の内壁面に対する接着部分が残りの部分に比べて発泡倍率が低くなるように発泡成形された発泡補強部材を準備する準備工程と、
該準備工程の後、前記発泡補強部材の前記周壁部において前記発泡倍率が低い部分を、前記中空本体の内壁面に接着剤を介して接着結合する接着工程と、を有することを特徴とする発泡補強部材が配設された中空構造物の製造方法。 - 前記準備工程の前に、前記発泡補強部材を成形する成形工程を有し、
該成形工程では、前記稜線部の内壁面に対する前記発泡補強部材の前記周壁部の接着部分を成形する複数の固定型と、隣り合う該固定型間に挟まれて配設されるとともに前記周壁部の残りの部分を成形する複数の可動型とを備えた成形型を用いて、該成形型のキャビティに発泡性樹脂材料を充填した後、前記キャビティの容積を拡大する方向に前記可動型をコアバックすることで前記残りの部分を発泡させながら、前記発泡補強部材を成形することを特徴とする請求項4に記載の発泡補強部材が配設された中空構造物の製造方法。 - 前記接着工程では、前記発泡補強部材の周壁部を、前記中空本体の内壁面に対して全周に亘って略一定の間隔を空けて対向配置し、前記周壁部と前記中空本体の内壁面との間に発泡接着剤を配設した後、該発泡接着剤を発泡させ、該発泡接着剤を介して前記周壁部を前記中空本体に接着結合することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の発泡補強部材が配設された中空構造物の製造方法。
- 前記中空構造物は、車体の一部を構成する車体構成部材であり、
前記接着工程では、車体の塗装乾燥時の熱によって前記発泡接着剤を発泡させることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の発泡補強部材が配設された中空構造物の製造方法。
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