JP2012136142A - 動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランスミッション側とトランスファ側とに潤滑油を独立して封入されていてもトランスミッション側とトランスファ側との連結部に作業性を損なうことなく潤滑油を容易に供給する動力伝達装置を提供する。
【解決手段】動力伝達装置1は、デフケース3を収容し第1潤滑油90を封入するトランスミッションケース7と、中空軸11を備えた変換機構13を収容しトランスミッションケースに連結される第2潤滑油91を封入するトランスファケース15と、第1潤滑油用の複数の第1のシール手段と、第2潤滑油用の複数の第2のシール手段と、第1のシール手段と第2のシール手段との間に形成され、デフケースと中空軸とを連結する連結部19が配置された空間部35と、中空軸が回転するまでは非供給位置を占め、中空軸が回転することでトランスファケース内の第2潤滑油を空間部内へ供給する供給位置を占める供給路37を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に用いられる動力伝達装置に係り、詳しくは動力伝達装置内部の潤滑に関する。
特許文献1には、トランスミッション側のトランスミッションケース内における潤滑と、PTU(トランスファ)側のPTUケース内における潤滑とをシールによって区画した動力伝達装置が記載されている。この動力伝達装置では、トランスミッション側とPTU側とを連結する連結部は、PTUケース内の潤滑油によって潤滑されている。しかし、連結部がトランスミッション側の潤滑油と区画されたトランスファ側の潤滑油によって潤滑されているが、PTU入力軸と駆動軸とを組付けた状態でなければトランスファ側の潤滑油を封入することができず、トランスファ側のすべての部品を組付けた状態でなければ、連結部に潤滑油を供給することができなかった。
そこで、特許文献2では、駆動軸が挿入される部分に、PTU(トランスファ)内の潤滑油を連結部に供給する供給路を形成し、駆動軸が挿入される部分から当該供給路をシッピングプラグ等で密閉し、PTU入力軸と駆動軸との組付け時にシッピングプラグを外してから駆動軸とPTU入力軸とを組付けていた。
特開2007−127140号公報 特願2008−40493号公報
しかし、特許文献2の構成であると、シッピングプラグを外しPTU(トランスファ)内の潤滑油が供給路から流出するまでに組付け作業を完了しなければ、PTU(トランスファ)内の潤滑油が無駄に流れてしまうとともに、流出した潤滑油により作業性が損なわれてしまう。また、動力伝達装置には、変換機構を間にして差動機構と反対側に、前輪左右の差動制限機構が配置されるものもあり、このような構成の動力伝達装置では、レイアウト上、シッピングプラグの設定ができないため、連結部に対して潤滑油の供給が難しい。
本発明は、トランスミッション側とトランスファ側とに潤滑油を独立して封入されていても、トランスミッション側とトランスファ側との連結部に作業性を損なうことなく潤滑油を容易に供給することができる動力伝達装置の提供を目的としている。
本発明に係る動力伝達装置は、デフケースを有した差動機構と該差動機構を収容するトランスミッションケースとを有し、トランスミッションケース内に第1潤滑油を封入するとともに駆動源からの駆動力を変速させるトランスミッションと、駆動軸が挿入される中空軸を備えた変換機構と該変換機構を収容してトランスミッションケースに連結されるトランスファケースとを有し、トランスファケース内に第2潤滑油を封入するとともに、トランスミッションからの駆動力を方向変換させるトランスファと、トランスミッションケースに配置されて第1潤滑油とトランスミッションケース外部とを区画する複数の第1のシール手段と、トランスファケースに配置されて第2潤滑油とトランスファケース外部とを区画する複数の第2のシール手段と、第1のシール手段と第2のシール手段との間に形成され、デフケースと中空軸とを連結する連結部が配置された空間部と、中空軸が回転するまでは非供給位置を占め、中空軸が回転することでトランスファケース内の第2潤滑油を空間部内へ供給する供給位置を占める供給路を有することを特徴としている。
本発明に係る動力伝達装置において、第2のシール手段は、トランスファケースと中空軸の間に空間部と隣接するように配置されたシール手段を有し、供給路は、隣接シール手段と中空軸の外周面との間に配置され、中空軸と一体回転可能なリング部材に、中空軸の軸線方向に貫通して形成されていることを特徴としている。
本発明に係る動力伝達装置において、リング部材は、供給路がトランスファケース内の第2潤滑油面よりも上方に位置するように、中空軸に装着されることを特徴としている。
本発明によれば、トランスミッションケース内に封入された第1潤滑油と、トランスファケース内に封入された第2潤滑油が、第1や及び第2のシール手段で区画されていて、第1と第2のシール手段の間に形成されデフケースと中空軸とを連結する連結部が配置された空間部へトランスファケース内の第2潤滑油を供給する供給路が、中空軸が回転するまでは非供給位置を占め、中空軸が回転することで供給位置を占めるので、トランスミッション側とトランスファ側とがそれぞれ潤滑油を独立して封入されていても、トランスミッション側とトランスファ側との連結部に作業性を損なうことなく潤滑油を容易に供給することができる。
第1の実施形態に係る動力伝達装置を備えた車両の動力系を示す概略図である。 前輪左右の差動制限機構を持たない第1の実施形態に係る動力伝達装置のトランスファの断面図である。 供給路とリンク部材の配置と構成を示す拡大図である。 (a)は、供給路を油面よりも上方に配置して装着した状態を示す拡大図、(b)は中空軸が回転して供給路が油面よりも下方に位置した状態を示す拡大断面図である。 (a)は、供給路が複数形成されたリンク部材の断面図、(b)は供給路の変形例を示す断面図である。 第2の実施形態に係る動力伝達装置を備えた車両の動力系を示す概略図である。
図1を用いて本形態に係る動力伝達装置が適用される車両の動力系について説明する。図1に示すように、車両の動力系は、エンジン501や電動モータ503などの駆動源及び変速機構としてのトランスミッション9と、差動機構5と、前車軸505,507と、前輪509,511と、トランスファ17と、後輪側プロペラシャフト513と、前輪側から後輪側へ伝達される駆動力を制御可能に断続するカップリング515と、リヤデフ517と、後車軸519,521と、後輪523,525などから構成されている。
駆動源の駆動力はトランスミッション9からデフケース3を介して差動機構5に伝達され、一対のサイドギア49,51に連結された駆動軸59,61を介して前車軸505,507から前輪509,511に配分されると共に、デフケース3と連結した中空軸となるアウトプットフランジ11に伝達された駆動力が分岐されてトランスファ17から後輪側プロペラシャフト513を介してカップリング515に伝達され、カップリング515が接続されるとリヤデフ517に伝達され、後車軸519,521から後輪523,525に配分されて4輪駆動状態になる。また、カップリング515の接続が解除されると、車両は前輪駆動の2輪駆動状態になる。
本形態の動力伝達装置1は、デフケース3を有した差動機構5と差動機構5を収容するトランスミッションケース7とを有して駆動源からの駆動力を変速させるトランスミッション9と、内部に図2に示す空間部S3を有した中空軸となるアウトプットフランジ11を有した変換機構13と変換機構13を収容してトランスミッションケース7に連結されるトランスファケース15とを備えたトランスミッション9からの駆動力を方向変換させるトランスファ17と、トランスミッションケース7内に封入されてトランスミッション9側を潤滑・冷却するトランスミッション用の潤滑油となるトランスミッションオイル90(第1潤滑油)と、トランスファケース15内に封入されてトランスファ17側を潤滑・冷却するトランスファ用の潤滑油となるトランスファオイル91(第2潤滑油)と、デフケース3とアウトプットフランジ11とを連結する連結部19と、トランスミッションオイルとトランスファオイルとを区画するシール手段とを有している。そして、シール手段はトランスミッションケース7に配置されてトランスミッションオイルとトランスミッションケース7外部とを区画する第1のシール手段21,23,27と、トランスファケース15に配置されてトランスファオイルとトランスファケース15外部とを区画する第2のシール手段29,31,33とを有し、連結部19は第1のシール手段21,23,27と第2のシール手段29,31,33との間に形成された空間部35に臨むように配置されている。
トランスミッション9は、変速機構41と、差動機構5と、トランスミッションケース7などから構成されている。変速機構41は、トランスミッションケース7に収容され、駆動源からの駆動力を変速して変速ギア組43に伝達し、デフケース3を介して差動機構5へ伝達する。
差動機構5は、デフケース3と、ピニオンシャフト45と、ピニオン46、47と、一対のサイドギア49,51から構成され、トランスミッションケース7に収容されている。デフケース3は、軸方向両側に一対のベアリング53,55を介してトランスミッションケース7に回転可能に支持されている。また、デフケース3には、変速ギア組43を構成するリングギア57が設けられており、駆動源からの駆動力が伝達されて回転駆動され、一対のサイドギア49,51に駆動力を分配している。また、デフケース3の端部には、変換機構13のアウトプットフランジ11が連結部19によってスプライン連結されている。
ピニオンシャフト45は、端部をデフケース3に係合され、デフケース3と一体に回転駆動される。ピニオン46,47は、一対のサイドギア49,51に駆動力を伝達すると共に、噛み合っている一対のサイドギア49,51に差回転が生じると回転駆動されるようにピニオンシャフト45に自転可能に支持されている。
一対のサイドギア49,51は、デフケース3に回転自在に支持され、ピニオン47と噛み合っている。また、一対のサイドギア49,51には、一対の駆動軸59,61が連結されており、駆動源からの駆動力を前輪509,511に伝達している。この一対の駆動軸59,61のうち一方の駆動軸61は、一端がトランスファケース15及びアウトプットフランジ11の軸心となる内部空間S3を貫通してサイドギア51に連結部63でスプライン連結しており、他端が前車軸507側に連結されている。
トランスミッションケース7は、駆動源に隣接配置され、駆動源、車体などの静止系に固定されている。このトランスミッションケース7内に形成される空間S1内には、図2に示すように、トランスミッション9の各摺動部を潤滑・冷却するトランスミッションオイル90が封入されている。
このようなトランスミッション9は、差動機構5のデフケース3の端部内周側に形成された連結部19でトランスファ17側のアウトプットフランジ11の外周側にスプライン連結されており、トランスミッション9側からトランスファ17側へ駆動源の駆動力が伝達される。なお、符号25は、駆動軸61の抜け止め用クリップを示す。
トランスファ17は、図1,図2に示すように、変換機構13とトランスファケース15などから構成され、変換機構13は、アウトプットフランジ11と、変換ギア組65から構成され、トランスファケース15に収容されている。
アウトプットフランジ11は、一対のベアリング67,69を介して両端側をトランスファケース15に支持されている。また、アウトプットフランジ11には、リングギア71が固定されている。このリングギア71には、後輪側プロペラシャフト513に連結されたドライブピニオン73が噛み合う。これらのリングギア71とドライブピニオン73によって変換ギア組65が構成されている。
ドライブピニオン73は、後輪側プロペラシャフト513に連結されるドライブシャフト75と一体に設けられている。ドライブシャフト75は、ベアリング77を介してトランスファケース15に支持されている。このドライブシャフト75の端部は、後輪側プロペラシャフト513に連結される。この変換ギア組65によって、アウトプットフランジ11を介してトランスファ17に入力された駆動源の駆動力を後輪側プロペラシャフト513側に分岐して伝達している。
トランスファケース15は、複数のハウジングから構成され、トランスミッションケース7に固定されている。また、各ハウジングの接合部には、シール部材であるOリング79,81が配置されていると共に、トランスファケース15とトランスミッションケース7との接合部にもOリング83が配置されている。このトランスファケース15内には、トランスファ17内の空間S2内には、各摺動部を潤滑・冷却するトランスファオイル91が封入されている。
このようにトランスミッションケース7とトランスファケース15とでは封入されるオイルの種類が異なり、トランスミッションケース7内とトランスファケース15内とは、シール手段によって区画されている。
シール手段は、図2に示すように、第1のシール手段21,23,27と、第2のシール手段29,31,33とで構成されている。第1のシール手段21は、トランスミッションケース7とデフケース3の端部外周との間に配置されている。第1のシール手段23は、デフケース3の内周部とサイドギア51のボス部外周との間に配置されている。第1のシール手段27は、蓋状に形成され、サイドギア51内部の駆動軸61の先端が位置された部分に駆動軸61と当接しないように配置されている。これらの第1のシール手段21,23,27は、トランスミッションケース7内に封入されたトランスミッションオイルとトランスミッションケース7外部とを区画し、トランスミッションオイル90がトランスファ17側に流出しないように区画している。
第2のシール手段29は、トランスファケース15とアウトプットフランジ11の一端側外周との間に配置されている。第2のシール手段31は、トランスファケース15とアウトプットフランジ11の他端側外周との間に配置されている。第2のシール手段33は、トランスファケース15と駆動軸61の外周との間に配置されている。これらの第2のシール手段29,31,33は、トランスファケース15内に封入されたトランスファオイル91とトランスファケース15外部とを区画し、トランスファオイル91がトランスミッション9側に流出しないように区画している。第2のシール手段33は、トランスミッションケース7に対してトランスファケース15を組付ける前に設ける必要がない。つまり、駆動軸61をアウトプットフランジ11に対して組付けなくとも、第2のシール手段29,31によってトランスファケース15内にトランスファオイル91を封入することができる。そして、第1のシール手段21,23,25,27と第2のシール手段29,31,33との間には、空間部35が形成されている。第2のシール手段29は空間部35と隣接して配置されている。
空間部35内には、デフケース3とアウトプットフランジ11との連結部19が配置されている。このため、連結部19は、トランスミッションオイル90とトランスファオイル91から区画された状態となっている。
図2、図3に示すように、リップ状の第2のシール手段29とアウトプットフランジ11の外周面11aとの間には、リンク部材となるカラー100が、外周面11aにアウトプットフランジ11と一体回転可能に装着されている。このカラー100には供給路37が形成されている。供給路37は、アウトプットフランジ11の軸線方向に貫通して、空間部35とトランスファケース15とを連通するように形成されている。カラー100は、図4(a)に示すように、供給路37がトランスファケー15内のトランスファオイル91の油面91aよりも上方に位置するように、アウトプットフランジ11に装着されていて、この状態を非供給位置とし、図4(b)に示すように、トランスファオイル91内に位置する状態を供給位置とする。
すなわち、本形態において、供給路37は、アウトプットフランジ11が回転するまでは非供給位置を占め、アウトプットフランジ11が回転することでトランスファケース15内のトランスファオイルを空間部35内へ供給する供給位置を占めるように構成されている。
このような構成の動力伝達装置1では、トランスミッションオイル90とトランスミッションケース7の外部とを区画する第1のシール手段21,23,27によってトランスミッションオイル90をトランスミッションケース7内に封入することができ、トランスファオイル91とトランスファケース15の外部とを区画する第2のシール手段29,31,33によってトランスファオイル91をトランスファケース15内に封入することができる。
連結部19がトランスミッションオイル90及びトランスファオイル91から独立した第1のシール手段21,23,27と第2のシール手段29,31,33との間に形成された空間部35に配置されているので、連結部19に潤滑油を供給する場合、この空間部35内に潤滑油を供給するだけで良い。
本形態では、第1と第2のシール手段の間に形成された空間部35内に連結部19が配置され、この空間部35へトランスファケース15内のトランスファオイル91を供給する供給路37が、アウトプットフランジ11が回転するまでは非供給位置を占めるので、このため、従来のように組付け前を含む静止時に供給路37を塞ぎ、組み付け時には取り除くシッピングプラグを用いる必要がなくなる。このため、シャフト組み付け時にシッピングプラグを取り除いて供給路37からオイルが流出するまでの限られた時間で駆動軸61の組付け作業を完了しなくてよいので、作業性が良い。
また、車両が前進または後退してアウトプットフランジ11が図4(b)に示す方向に回転して、供給路37がオイル内に位置した供給位置を占めると、トランスファオイル91が供給路37を介して空間部37内に供給されるので、連結部19に潤滑油として供給することができる。従って、このような駆動伝達装置1によると、トランスミッション9側とトランスファ17側とが潤滑油を独立して封入されていても、トランスミッション側とトランスファ側との連結部19に作業性を損なうことなく潤滑油を容易に供給することができる。
供給路37は、カラー100がアウトプットフランジ11の外周面11aに装着されたときに、オイル面91Aの上方に位置していれば良く、その数は1つに限定されるものではなく、例えば図5(a)に示すように複数形成しても良い。
上記形態において、供給路37は、カラー100をアウトプットフランジ11の軸線方向に貫通して形成したが、図5(b)に示すように、アウトプットフランジ11の軸線方向に斜めに貫通させて形成しても良い。
本形態に係る動力伝達装置1は、図1に示す車両の駆動系に適用したが、駆動系の構成としては、図1のものに限定するものではなく、図6に示す車両の駆動系に適用しても良い。
図6に示す車両の駆動系に用いる動力伝達装置1Aは、差動機構5の差動制限を行なう差動制限機構120をトランスファ17Aが備えたものである。差動制限機構120は、変換機構13を間にして差動機構5と反対側に配置されていて、差動機構5による前輪左右の差動制限を行う周知のものである。図6に示す差動制限機構120は複数のクラッチ板を有する周知の摩擦式の差動制限機構であるが、差動制限機構120としては、このような形成に限定されるものではなく、所謂回転数感応式の差動制限機構であってもよい。
何れの場合でも、差動制限機構120を備えていると、クラッチ板を駆動軸61と一体的に構成するので、駆動軸61をトランスファ17Aと一体的に組み付けなければならず、従来のように、シッピングプラグの設定ができないため、デフケース3と中空軸11との連結部19に対して潤滑油の供給が難しい。
このような形態であっても、図2、図3に示したように、供給路37を形成したカラー部材100をアウトプットフランジ11の外周面11aに装着し、カラー部材100と外周面11aの間に配置してアウトプットフランジ11と一体回転可能に設け、駆動軸61をトランスファ17に装着する際に、図4(a)に示すように、供給路37が油面91Aよりも上方に位置するように装着する。このように装着することで、車両が前進または後退してアウトプットフランジ11が図4に示す方向に回転するまで、供給路37は油面91Aよりも上方の非供給位置を占める。このため、従来のように組付け前を含む静止時に供給路37を塞ぎ、組み付け時には取り除くシッピングプラグを用いる必要がなくなる。このため、シャフト組み付け時にシッピングプラグを取り除いて供給路37からオイルが流出するまでの限られた時間で駆動軸61の組付け作業を完了しなくてよいので、作業性が良い。
図4(b)に示すように、車両が走行し、それに伴いアウトプットフランジ11が回転して供給路37がトランスファオイル91中を移動すると、供給路37内にトランスファオイル91が進入するので、空間部35内を介して連結部19にトランスファオイル91を潤滑油として供給することができる。
従って、このような動力伝達装置1Aによると、トランスミッション9側とトランスファ17側とに潤滑油を独立して封入できると共に、トランスミッション9側とトランスファ17側との連結部19に潤滑油を、作業性を損なうことなく容易に供給することができる。
1、1A 動力伝達装置
3 デフケース
5 差動機構
7 トランスミッションケース
9 トランスミッション
11 中空軸
11a 中空軸の表面
13 変換機構
15 トランスファケース
17、17A トランスファ
19 連結部
21,23,27 第1のシール手段
29 隣接シール手段
31,33 第2のシール手段
35 空間部
37 供給路
61 駆動軸
90 第1潤滑油
91 第2潤滑油
91A 潤滑油面
100 リング部材
501,503 駆動源

Claims (3)

  1. デフケースを有した差動機構と該差動機構を収容するトランスミッションケースとを有し、前記トランスミッションケース内に第1潤滑油を封入するとともに駆動源からの駆動力を変速させるトランスミッションと、
    駆動軸が挿入される中空軸を備えた変換機構と該変換機構を収容して前記トランスミッションケースに連結されるトランスファケースとを有し、前記トランスファケース内に第2潤滑油を封入するとともに、前記トランスミッションからの駆動力を方向変換させるトランスファと、
    前記トランスミッションケースに配置されて前記第1潤滑油と前記トランスミッションケース外部とを区画する複数の第1のシール手段と、
    前記トランスファケースに配置されて前記第2潤滑油と前記トランスファケース外部とを区画する複数の第2のシール手段と、
    前記第1のシール手段と前記第2のシール手段との間に形成され、前記デフケースと前記中空軸とを連結する連結部が配置された空間部と、
    前記中空軸が回転するまでは非供給位置を占め、前記中空軸が回転することで前記トランスファケース内の第2潤滑油を前記空間部内へ供給する供給位置を占める供給路を有することを特徴とする動力伝達装置。
  2. 請求項1記載の動力伝達装置において、
    前記第2のシール手段は、前記トランスファケースと前記中空軸の間に前記空間部と隣接するように配置されたシール手段を有し、
    前記供給路は、前記隣接シール手段と前記中空軸の外周面との間に配置され、前記中空軸と一体回転可能なリング部材に、前記中空軸の軸線方向に貫通して形成されていることを特徴とする動力伝達装置。
  3. 請求項2記載の動力伝達装置において、
    前記リング部材は、前記供給路が前記トランスファケース内の第2潤滑油面よりも上方に位置するように、前記中空軸に装着されることを特徴とする動力伝達装置。
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