JP2012134848A - 信号処理装置、及び信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な回路構成で入出力クロックの誤差を吸収すること。
【解決手段】所定数のデータと、第1のクロックに同期し、データが有効な区間でアクティブな状態をとる第1のイネーブル信号と、が入力される入力部と、第1のクロックよりも高速な第2のクロックを基準に、第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数をカウントするカウント部と、第2のクロックを基準に、所定数に等しいクロック数分だけ第2のイネーブル信号をアクティブな状態にし、カウント部によりカウントされたクロック数分だけ第2のイネーブル信号を非アクティブな状態にするイネーブル信号制御部と、第2のイネーブル信号を出力するイネーブル信号出力部と、第2のイネーブル信号がアクティブな状態をとる区間に、第2のクロックに同期して所定数のデータを出力するデータ出力部と、を備える信号処理装置が提供される。
【選択図】図7

Description

本発明は、信号処理装置、及び信号処理方法に関する。
携帯電話やノートPCなどの携帯機器は、ユーザが操作するための操作手段が搭載された本体部分と、LCDなどの表示装置が搭載された表示部分とで構成されていることが多い。また、本体部分と表示部分とを接続するヒンジ部分には可動部材が用いられている。通常、このヒンジ部分には電力線や信号線が通っている。そのため、ヒンジ部分の変形に応じてヒンジ部分を通る配線に劣化が生じる。そこで、ヒンジ部分が変形した際に、ヒンジ部分を通る配線に劣化が生じないようにする工夫が求められている。なお、上記のLCDは、Liquid Crystal Displayの略である。
ヒンジ部分を通る配線に生じる劣化を抑制するには、まず、ヒンジ部分を通る配線の本数を減らすことが重要になる。これまで、本体部分から表示部分へのデータ伝送には、パラレル伝送方式が多く用いられてきた。パラレル伝送方式を適用する場合、表示装置に表示される画像データを伝送するのに、数十本以上の信号線をヒンジ部分に配線することが求められる。そのため、ヒンジ部分の変形に伴って信号線に捻れが生じ、電力線や信号線が断線する危険があった。そこで、パラレル伝送方式に代えて、シリアル伝送方式をヒンジ部分のデータ伝送に適用する方法が考案された。
シリアル伝送方式の場合、データは符号化されてから伝送される。その際、符号化方式としては、例えば、NRZ(Non Return to Zero)符号方式やマンチェスター符号方式、或いは、AMI(Alternate Mark Inversion)符号方式等が用いられる。例えば、下記の特許文献1には、バイポーラ符号の代表例であるAMI符号を利用してデータ伝送する技術が開示されている。また、同文献には、データクロックを信号レベルの中間値で表現して伝送し、受信側で信号レベルに基づいてデータクロックを再生する技術が開示されている。
特開平3−109843号公報
上記のように、シリアル伝送方式を適用すると、ヒンジ部分の変形自由度が増し、携帯機器のデザイン性を向上させることが可能になる。また、配線の本数が少なくなり、捻れなどに対する耐性が高まることから、ヒンジ部分を通る配線の信頼度が向上する。しかしながら、シリアル伝送方式の場合、パラレル伝送方式に比べて1クロック当たりに伝送されるデータの量が減るため、同じデータ伝送速度を得るには高速なクロックを用いる必要がある。特に、最近の携帯端末に搭載されるLCDは解像度が高いため、LCDに表示される画像データをシリアル伝送するには非常に高速なクロックを用いる必要がある。
シリアル伝送に利用するクロックは、シリアライザ側において基準クロックを逓倍することにより生成される。一方、デシリアライザ側では、シリアル伝送に利用するクロックを分周することにより、データの出力に利用されるクロックを生成する。デシリアライザ側で生成されるクロックは、シリアライザにデータを入力する際に利用されたクロックと一致している必要がある。しかし、これらのクロックは互いに発生源が異なるため、どうしても両者の間に誤差が生じてしまう。その結果、デシリアライザ側で正しくデータを再生できなくなることがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、シリアライザにデータが入力される際に用いるクロックと、デシリアライザからデータが出力される際に用いるクロックとの誤差を簡易な回路構成により吸収することが可能な、新規かつ改良された信号処理装置、及び信号処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、所定数のデータと、第1のクロックに同期し、かつ、前記データが有効な区間でアクティブな状態をとる第1のイネーブル信号と、が入力される入力部と、前記第1のクロックよりも高速な第2のクロックを基準に、前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数をカウントするカウント部と、前記第2のクロックを基準に、前記所定数に等しいクロック数分だけ第2のイネーブル信号をアクティブな状態にし、前記カウント部によりカウントされたクロック数分だけ前記第2のイネーブル信号を非アクティブな状態にするイネーブル信号制御部と、前記第2のイネーブル信号を出力するイネーブル信号出力部と、前記第2のイネーブル信号がアクティブな状態をとる区間に、前記第2のクロックに同期して前記所定数のデータを出力するデータ出力部と、を備える、信号処理装置が提供される。
また、上記の信号処理装置は、所定の周波数を持つ基準クロックを周波数変換して前記第2のクロックを生成するクロック変換部をさらに備えていてもよい。この場合、前記クロック変換部は、前記第2のクロックが前記第1のクロックよりも高速になるような変換則を用いて前記第2のクロックを生成する。
また、前記信号処理装置は、第1の信号処理モジュールと、所定の信号線を介して前記第1の信号処理モジュールに接続された第2の信号処理モジュールと、により構成されていてもよい。この場合、前記第1の信号処理モジュールは、前記入力部及び前記カウント部と、前記データ及び前記カウント部によりカウントされたクロック数をシリアル化して前記第2の信号処理モジュールに送信する送信部と、を有する。さらに、前記第2の信号処理モジュールは、前記第1の信号処理モジュールが有する送信部によりシリアル化して送信された前記データ及びクロック数を受信してパラレル化する受信部と、前記イネーブル信号制御部、前記データ出力部、及び前記イネーブル信号出力部と、を有する。
また、前記送信部は、前記カウント部によりカウントされたクロック数を送信する代わりに、前記第1のクロックを基準にして前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数と、前記第2のクロックを基準にして前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数と、の差分を送信するように構成されていてもよい。
また、前記送信部は、前記カウント部によりカウントされたクロック数を送信する代わりに、所定値と、前記第2のクロックを基準にして前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数と、の差分を送信するように構成されていてもよい。
また、前記第1の信号処理モジュールは、所定の基準クロックを逓倍して前記データ及び前記クロック数を送受信するためのシリアル伝送用クロックを生成するシリアル伝送用クロック生成部と、前記シリアル伝送用クロックを分周して前記第2のクロックを生成する分周器と、をさらに有していてもよい。また、前記第2の信号処理モジュールは、前記シリアル伝送用クロックを分周して前記第2のクロックを生成する分周器をさらに有していてもよい。
また、前記カウント部は、前記第1のイネーブル信号がアクティブな状態をとる区間と、当該区間に続く前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間とを合わせた区間のクロック数をカウントし、当該クロック数から前記所定数を差し引いた数を前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数とするように構成されていてもよい。
また、前記データは、表示用のデータであってもよい。そして、上記の信号処理装置は、前記入力部に入力されるデータを出力する演算処理部と、前記データ出力部により出力されたデータ、及び前記イネーブル信号出力部により出力された第2のイネーブル信号が入力される表示部と、をさらに備えていてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、所定数のデータと、第1のクロックに同期し、かつ、前記データが有効な区間でアクティブな状態をとる第1のイネーブル信号と、が入力される入力ステップと、前記第1のクロックよりも高速な第2のクロックを基準に、前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数がカウントされるカウントステップと、前記第2のクロックを基準に、前記所定数に等しいクロック数分だけ第2のイネーブル信号がアクティブな状態にされ、前記カウント部によりカウントされたクロック数分だけ前記第2のイネーブル信号が非アクティブな状態にされるイネーブル信号制御ステップと、前記第2のイネーブル信号が出力されるイネーブル信号出力ステップと、前記第2のイネーブル信号がアクティブな状態をとる区間に、前記第2のクロックに同期して前記所定数のデータが出力されるデータ出力ステップと、を含む、信号処理方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、シリアライザにデータが入力される際に用いるクロックと、デシリアライザからデータが出力される際に用いるクロックとの誤差を簡易な回路構成により吸収することが可能になる。その結果、安価な発振器で十分な精度が得られるようになり、装置の製造コストや設計コストなどを抑えることが可能になる。
パラレル伝送方式を採用した携帯端末の構成例を示す説明図である。 シリアル伝送方式を採用した携帯端末の構成例を示す説明図である。 シリアル伝送方式に係るデータ伝送方法の一例を示す説明図である。 デシリアライザから出力されるイネーブル信号、データ信号、ピクセルクロックの構成について説明するための説明図である。 シリアライザに入力されるクロック、シリアル伝送に用いるクロック、デシリアライザから出力されるクロックの構成について説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係るデータ伝送方法の一例を示す説明図である。 本実施形態に係るシリアライザ及びデシリアライザの構成を示す説明図である。 本実施形態に係るシリアライザの動作について説明するための説明図である。 本実施形態に係るデシリアライザの動作について説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[説明の流れについて]
ここで、以下に記載する本発明の実施形態に関する説明の流れについて簡単に述べる。まず、図1を参照しながら、パラレル伝送方式を採用した携帯端末100の装置構成について簡単に説明する。次いで、図2を参照しながら、シリアル伝送方式を採用した携帯端末130の装置構成について簡単に説明する。この中で、図3を参照しながら、シリアル伝送方式によるデータ伝送方法について説明を補足する。
次いで、図4を参照しながら、デシリアライザ170から出力され、液晶部104に入力されるイネーブル信号、データ信号、ピクセルクロックの構成について説明する。次いで、図5を参照しながら、シリアライザ150に入力されるクロック、シリアル伝送に用いるクロック、デシリアライザ170から出力されるクロックの構成について説明する。次いで、図6を参照しながら、本実施形態に係るデータ伝送方法について説明する。
次いで、図7を参照しながら、本実施形態に係るシリアライザ150及びデシリアライザ170の機能構成について説明する。次いで、図8を参照しながら、本実施形態に係るシリアライザ150の動作について説明する。次いで、図9を参照しながら、本実施形態に係るデシリアライザ170の動作について説明する。最後に、同実施形態の技術的思想について纏め、当該技術的思想から得られる作用効果について簡単に説明する。
(説明項目)
1:はじめに
1−1:パラレル伝送方式を採用した携帯端末100の装置構成
1−2:シリアル伝送方式を採用した携帯端末130の装置構成
2:実施形態
2−1:データ伝送方法
2−1−1:各種信号の構成
2−1−2:クロックの流れ
2−1−3:データの流れ
2−2:機能構成
2−2−1:シリアライザ150の構成
2−2−2:デシリアライザ170の構成
2−3:動作
2−3−1:ブランク数の検出方法
2−3−2:行データの出力方法
3:まとめ
<1:はじめに>
はじめに、これまで機器内のデータ伝送方式として多く利用されてきたパラレル伝送方式と、これから多く利用されつつあるシリアル伝送方式の概要について、それぞれの方式を採用した携帯端末100、130の装置構成を例に挙げて簡単に説明する。
[1−1:パラレル伝送方式を採用した携帯端末100の装置構成]
まず、図1を参照しながら、パラレル伝送方式を採用した携帯端末100の装置構成について簡単に説明する。図1は、パラレル伝送方式を採用した携帯端末100の装置構成の一例を示す説明図である。図1には、携帯端末100の一例として携帯電話が模式的に描画されている。しかし、以下で説明する技術の適用範囲は携帯電話に限定されない。例えば、ノートPC等の情報処理装置や各種の携帯型電子機器にも適用可能である。
図1に示すように、携帯端末100は、主に、表示部102と、液晶部104(LCD)と、接続部106と、操作部108と、ベースバンドプロセッサ110(BBP)と、パラレル信号線路112と、により構成される。但し、LCDは、Liquid Crystal Displayの略である。なお、表示部102を表示側、操作部108を本体側と呼ぶ場合がある。なお、ここでは説明の都合上、パラレル信号線路112を介して映像信号が伝送されるケースを例に挙げる。もちろん、パラレル信号線路112を介して伝送される信号の種類はこれに限定されず、例えば、制御信号や音声信号等もある。
図1に示すように、表示部102には、液晶部104が設けられている。まず、液晶部104には、パラレル信号線路112を介して伝送された映像信号が入力される。そして、液晶部104は、入力された映像信号に基づいて映像を表示する。また、接続部106は、表示部102と操作部108とを接続する部材である。この接続部106を形成する接続部材は、例えば、表示部102をZ−Y平面内で180度回転できる構造を有する。また、この接続部材は、X−Z平面内で表示部102が回転可能に形成されていてもよい。この場合、携帯端末100は折り畳みできる構造になる。なお、この接続部材は、自由な方向に表示部102を可動にする構造を有していてもよい。
ベースバンドプロセッサ110は、携帯端末100の通信制御、及びアプリケーションの実行機能を提供する演算処理部である。ベースバンドプロセッサ110から出力されるパラレル信号は、パラレル信号線路112を通じて表示部102の液晶部104に伝送される。パラレル信号線路112には、多数の信号線が配線されている。例えば、携帯電話の場合、この信号線数nは50本程度である。また、映像信号の伝送速度は、液晶部104の解像度がQVGAの場合、130Mbps程度となる。そして、パラレル信号線路112は、接続部106を通るように配線されている。
つまり、接続部106には、パラレル信号線路112を形成する多数の信号線が配線されている。上記のように、接続部106の可動範囲を広げると、その動きによりパラレル信号線路112に損傷が発生する危険性が高まる。そのため、パラレル信号線路112の信頼性が損なわれてしまう。一方で、パラレル信号線路112の信頼性を維持しようとすると、接続部106の可動範囲が制約され、携帯端末100のデザイン性や機能性が低下してしまう。こうした理由から、接続部106を形成する可動部材の自由度及びパラレル信号線路112の信頼性を向上させる仕組みが求められている。そこで考案されたのが、後述するシリアル伝送方式である。
以上、パラレル伝送方式を採用した携帯端末100の装置構成について説明した。
[1−2:シリアル伝送方式を採用した携帯端末130の装置構成]
次に、図2を参照しながら、シリアル伝送方式を採用した携帯端末130の装置構成について簡単に説明する。図2は、シリアル伝送方式を採用した携帯端末130の装置構成の一例を示す説明図である。
なお、図2には、携帯端末130の一例として携帯電話が模式的に描画されている。しかし、以下で説明する技術の適用範囲は携帯電話に限定されない。例えば、ノートPC等の情報処理装置や各種の携帯型電子機器にも適用可能である。また、パラレル伝送方式を採用した携帯端末100と実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより詳細な説明を省略する。
図2に示すように、携帯端末130は、主に、表示部102と、液晶部104(LCD)と、接続部106と、操作部108とを有する。さらに、携帯端末130は、ベースバンドプロセッサ110(BBP)と、パラレル信号線路132、136と、シリアル信号線路134と、シリアライザ150と、デシリアライザ170とを有する。
携帯端末130は、上記の携帯端末100とは異なり、接続部106に配線されたシリアル信号線路134を通じてシリアル伝送方式により映像信号を伝送している。そのため、操作部108には、ベースバンドプロセッサ110から出力されたパラレル信号をシリアル化するためのシリアライザ150が設けられている。一方、表示部102には、シリアル信号線路134を通じて伝送されるシリアル信号をパラレル化するためのデシリアライザ170が設けられている。
シリアライザ150は、ベースバンドプロセッサ110から出力され、かつ、パラレル信号線路132を介して入力されたパラレル信号をシリアル信号に変換する。例えば、図3に示すように、パラレル信号用クロック(P−CLK)に同期して信号A、信号B、信号C、信号Dが並列にシリアライザ150に入力される。
但し、信号Aには、データA1(data A1)、データA2(data A2)が含まれるものとする。また、信号Bには、データB1(data B1)、データB2(data B2)が含まれるものとする。さらに、信号Cには、データC1(data C1)、データC2(data C2)が含まれるものとする。そして、信号Dには、データD1(data D1)、データD2(data D2)が含まれるものとする。
シリアライザ150は、信号A、信号B、信号C、信号Dに含まれるデータA1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2を直列に合成し、パラレル信号の4倍の周波数を持つシリアル信号用クロック(Clock)に同期した合成信号を生成する。この合成信号が、シリアル信号である。シリアライザ150により得られたシリアル信号は、シリアル信号線路134を通じてデシリアライザ170に入力される。
シリアル信号が入力されると、デシリアライザ170は、入力されたシリアル信号から各データを分離してパラレル信号を復元する。そして、デシリアライザ170は、パラレル信号線路136を通じてパラレル信号を液晶部104に入力する。なお、シリアル信号線路134には、信号A、信号B、信号C、信号D等を合成して得られるシリアル信号(データ信号)と共に、クロックが伝送されてもよい。また、シリアル信号は、LVDS(Low Voltage Differential Signal)等の差動信号を用いた伝送方式で伝送されるようにしてもよい。
このように、シリアル伝送方式を採用することで、シリアル信号線路134の配線数kは、図1の携帯端末100が有するパラレル信号線路112の配線数nよりも大幅に少ない数(1≦k≪n)にすることができる。例えば、配線数kは、高々数本程度にまで削減することができる。その結果、シリアル信号線路134が配線される接続部106の可動範囲に関する自由度を、パラレル信号線路112が配線される接続部106に比べて非常に大きくすることが可能になる。また、シリアル信号線路134の信頼性も向上する。
以上、シリアル伝送方式を採用した携帯端末130の装置構成について説明した。
<2:実施形態>
本発明の一実施形態について説明する。本実施形態は、ベースバンドプロセッサ110からデータを出力する際に用いるクロックと、液晶部104にデータを入力する際に用いるクロックとの間に生じる誤差がデータの再生に与える影響を抑制する技術に関する。
[2−1:データ伝送方法]
以下、液晶部104に入力される信号の構成、ベースバンドプロセッサ110から液晶部104へと至る経路上を流れるクロックの構成及びデータの構成について説明する。
(2−1−1:各種信号の構成)
図4に示すように、液晶部104には、イネーブル信号、データ信号、及びピクセルクロックが入力される。このピクセルクロックは、液晶部104に常時入力されている基準クロックである。また、データ信号は、このピクセルクロックに同期して液晶部104に入力される。但し、このデータ信号は、イネーブル信号がアクティブ状態(図4の例ではHighレベルの状態)の期間(以下、有効データ期間)だけ液晶部104に入力される。つまり、イネーブル信号が非アクティブ状態(図4の例ではLowレベルの状態)の期間(以下、ブランク期間)、データ信号は、液晶部104に入力されない。
通常、連続してイネーブル信号がアクティブ状態となっている1期間(1回の有効データ期間)に1行分の画面データが入力される。また、複数の有効データ期間が繰り返されることにより、1画面分の画面データが液晶部104へと入力される。また、イネーブル信号、データ信号、及びピクセルクロックは、常時、シリアライザ150に入力される。シリアライザ150は、デシリアライザ170に対し、有効データ期間に対応するデータ信号をシリアル化して伝送する。デシリアライザ170は、シリアライザ150から受信したデータ信号に基づいてピクセルクロック及びイネーブル信号を生成し、有効データ期間に合わせてデータ信号を出力する。
このように、液晶部104には、イネーブル信号、データ信号、及びピクセルクロックが入力される。また、これらイネーブル信号、データ信号、及びピクセルクロックは、ベースバンドプロセッサ110から出力され、シリアライザ150によりシリアル伝送され、デシリアライザ170から液晶部104に入力される。
(2−1−2:クロックの流れ)
ここで、図5を参照しながら、データ信号の出力に用いるクロックと、データ信号のシリアル伝送に用いるクロックとの関係について説明する。例えば、ベースバンドプロセッサ110から16MHzのピクセルクロックに同期して4つのデータ信号が出力されるものとする。つまり、データ信号は、16MHz×4bit=64Mbpsの速さでシリアライザ150に入力されるものとする。
また、シリアライザ150には、図5に示すように、発振器190から20MHzのクロックが入力されているものとする。この場合、シリアライザ150は、発振器190から入力された20MHzのクロックに合わせてデータ信号を受け取る。また、シリアライザ150は、例えば、発振器190から入力された20MHzのクロックを4倍の周波数に逓倍して80MHzのクロックを生成する。そして、シリアライザ150は、生成した80MHzのクロックを用いてデータ信号をシリアル伝送する。一方、デシリアライザ170は、80MHzのクロックを1/5に分周して16MHzのクロックを生成する。さらに、デシリアライザ170は、生成した16MHzのクロックに合わせてデータ信号を液晶部104に入力する。
このように、シリアル伝送に用いるクロックは、発振器190により生成されたクロックを逓倍することにより生成される。また、液晶部104に対するデータ信号の入力に用いるクロックは、シリアル伝送に用いるクロックを分周することにより生成される。このとき、液晶部104に対するデータ信号の入力に用いるクロックが、ベースバンドプロセッサ110からデータ信号を出力する際に用いたクロックと等しくなるようにする必要がある。図5の例では、両方のクロックが16MHzで一致している。
(2−1−3:データの流れ)
ここで、図6を参照しながら、シリアライザ150及びデシリアライザ170によるデータ信号の伝送方法について、より詳細に説明する。
図6に示すように、データ信号は、例えば、16MHzのピクセルクロックに合わせてシリアライザ150に入力される。このとき、シリアライザ150には、4つのデータ信号(信号A、信号B、信号C、信号D)がパラレルに入力される。4つのデータ信号が入力されると、シリアライザ150は、発振器190から入力された20MHzのクロックを4逓倍して生成した80MHzのクロックに合わせてデータ信号をシリアル伝送する。このとき、図6に示すように、5クロックに1クロックは空き領域となる。一方、デシリアライザ170は、80MHzのクロックを1/5に分周し、16MHzのクロックに合わせて4つのデータ信号をパラレルに出力する。
図6の例では、シリアライザ150へとデータ信号を入力する際に用いるクロックの周波数が16MHz、発振器190から入力されるクロックの周波数が20MHzであるため、16MHz×5=20MHz×4=80MHzとなり、正しくデータが伝送される。但し、この周波数の関係が成り立つのは、シリアライザ150へとデータ信号を入力する際に用いるクロックの周波数が16MHzに正しく一致すること、及び、発振器190からシリアライザ150に入力されるクロックの周波数が20MHzに正しく一致することが前提となる。
しかし、所定の周波数に正しく一致する周波数を持つクロックを出力可能な発振器は高価である。そのため、通常は、所定の周波数付近の周波数を持つクロックを出力する発振器が用いられる。このような発振器を用いると、例えば、16MHzのクロックを出力すべきところ、16.1MHzのクロックが出力されたり、15.9MHzのクロックが出力されたりしてしまう。同様に、20MHzのクロックを出力すべきところ、20.1MHzのクロックが出力されたり、19.9MHzのクロックが出力されたりしてしまう。
例えば、発振器190からシリアライザ150に20MHzのクロックが入力され、ベースバンドプロセッサ110からシリアライザ150に16.1MHzのクロックが入力された場合、ベースバンドプロセッサ110からシリアライザ150に入力されたクロック(16.1MHz)が、デシリアライザ170から液晶部104に入力されるクロック(16MHz)を上回ってしまう(オーバーフロー)。この場合、出力よりも入力が速いこととなるため、入力データの取りこぼし発生してしまう。
逆に、発振器190からシリアライザ150に20MHzのクロックが入力され、ベースバンドプロセッサ110からシリアライザ150に15.9MHzのクロックが入力された場合、ベースバンドプロセッサ110からシリアライザ150に入力されたクロック(15.9MHz)が、デシリアライザ170から液晶部104に入力されるクロック(16MHz)を下回ってしまう(アンダーフロー)。この場合、出力よりも入力が遅いこととなるため、出力データのない期間が発生してしまう。
本実施形態は、このようなオーバーフローやアンダーフローが発生したとしても、入力データの取りこぼしや出力データのない期間の発生を抑制する方法に関する。なお、オーバーフローが発生するケースは、逓倍数や分周数を調整することにより、アンダーフローが発生するケースに変換することができる。上記の例では逓倍数を4、分周数を5としていたが、逓倍数を5、分周数を6とすると、デシリアライザ170から液晶部104に入力されるクロックは、20MHz×5/6=16.67MHzとなる。このように逓倍数及び分周数を設定すると、ベースバンドプロセッサ110からシリアライザ150に入力されるクロックが16.1MHzであっても、アンダーフローのケースとして扱える。
[2−2:機能構成]
ここで、図7を参照しながら、本実施形態に係るシリアライザ150及びデシリアライザ170の機能構成について説明する。図7は、本実施形態に係るシリアライザ150及びデシリアライザ170の機能構成について説明するための説明図である。
(2−2−1:シリアライザ150の構成)
まず、シリアライザ150の機能構成について説明する。
なお、シリアライザ150には、ベースバンドプロセッサ110からデータ信号及び15.8MHzのクロック(以下、入力クロック)が入力されるものとする。但し、データ信号及び入力クロックは、図4に記載のタイミングで入力される。また、シリアライザ150には、発振器190から20MHzのクロック(以下、基準クロック)が入力されるものとする。さらに、シリアライザ150からデシリアライザ170へのシリアル伝送には、80MHzのクロック(以下、伝送クロック)が用いられるものとする。
図7に示すように、シリアライザ150は、主に、フレーム生成部151と、逓倍器152と、分周器153と、行クロック数検出部154と、シリアルデータ生成部155とにより構成される。なお、各構成要素は、基準クロックを利用して動作する。
ベースバンドプロセッサ110からシリアライザ150に1行分のデータ信号が入力されると、フレーム生成部151は、入力された1行分のデータ信号をバッファリングする。また、逓倍器152は、発振器190から入力された基準クロックを4逓倍して80MHzの伝送クロックを生成する。この伝送クロックは、分周器153及びシリアルデータ生成部155に入力される。伝送クロックが入力された分周器153は、入力された伝送クロックを1/5に分周して16MHzのクロック(以下、第1出力クロック)を生成する。この第1出力クロックは、行クロック数検出部154に入力される。
第1出力クロックが入力されると、行クロック数検出部154は、1行分のデータ信号の有効データ期間と、その有効データ期間に続くブランク期間との長さを第1出力クロックのクロック数で測定する。つまり、行クロック数検出部154は、連続する有効データ期間とブランク期間とを含む期間に対応する第1出力クロックのクロック数をカウントする。以下、ここでカウントされたクロック数を行クロック数と呼ぶことにする。行クロック数をカウントした後、行クロック数検出部154は、行クロック数から1行分のデータ数を差し引いてブランク期間に対応するクロック数(以下、ブランク数)を算出する。
行クロック数検出部154により算出されたブランク数は、シリアルデータ生成部155に入力される。ブランク数が入力されると、シリアルデータ生成部155は、バッファリングしていた1行分のデータ信号と、入力されたブランク数とをシリアル化してシリアル伝送信号を生成する。そして、シリアルデータ生成部155は、80MHzの伝送クロックに合わせてシリアル伝送信号をデシリアライザ170に伝送する。
以上、シリアライザ150の機能構成について説明した。
(2−2−2:デシリアライザ170の構成)
次に、デシリアライザ170の機能構成について説明する。
図7に示すように、デシリアライザ170は、主に、分周器171と、パラレルデータ生成部172と、データ再生部173とにより構成される。
シリアライザ150からシリアル伝送信号が入力されると、分周器171は、シリアル伝送信号から得られる伝送クロックを1/5に分周して16MHzのクロック(以下、第2出力クロック)を生成する。この第2出力クロックは、デシリアライザ170の各構成要素に入力される。また、パラレルデータ生成部172は、シリアル伝送信号をパラレル化して1行分のデータ信号と、ブランク数とを分離する。これら1行分のデータ信号及びブランク数は、データ再生部173に入力される。1行分のデータ信号及びブランク数が入力されると、データ再生部173は、図4に記載のタイミングで、16MHzの第2出力クロックと1行分のデータ信号とを液晶部104に入力する。
以上、デシリアライザ170の機能構成について説明した。
[2−3:動作]
次に、図8及び図9を参照しながら、シリアライザ150及びデシリアライザ170の動作について、より詳細に説明する。
(2−3−1:ブランク数の検出方法)
まず、シリアライザ150の動作について説明する。本実施形態に係るシリアライザ150の特徴的な動作は、ブランク期間に対応するブランク数の検出方法にある。そこで、ブランク数の検出方法に焦点を当ててシリアライザ150の動作を説明する。なお、1ピクセル当たりのデータ量が24bitであり、1行が480ピクセルであるとする。
図8に示すように、シリアライザ150には、15.8MHzの入力クロックに合わせてデータ信号が入力されるものとする。また、シリアライザ150には、有効データ期間とブランク期間とを示すイネーブル信号が入力される。この例では1行が480ピクセルであるため、有効データ期間の長さは480クロック分となる。一方、デシリアライザ170で伝送クロックから生成される第2出力クロックは16MHzである。そのため、この第2出力クロックで480クロック分のデータ信号を出力すると、有効データ期間の終端付近にあるデータ信号が出力されないことになる。
そこで、シリアライザ150は、第2出力クロックと同じ周波数(16MHz)の第1出力クロックを用いて、第2出力クロックを基準とするブランク期間の長さを測定する。まず、シリアライザ150は、行クロック数検出部154の機能により、有効データ期間の始点から、その有効データ期間に続くブランク期間の終点までの期間長を第1出力クロックのクロック数により測定する。そして、シリアライザ150は、行クロック数検出部154の機能により、測定したクロック数(図8の例ではn)から480(1行分のピクセル数)を差し引いてブランク数を算出する。
(2−3−2:行データの出力方法)
次に、デシリアライザ170の動作について説明する。本実施形態に係るデシリアライザ170の特徴的な動作は、入力クロックと第2出力クロックとの間の誤差を吸収するようにブランク期間の出力を調整する方法にある。そこで、このようなブランク期間の調整を含む行データの出力方法に焦点を当ててデシリアライザ170の動作を説明する。
図9に示すように、デシリアライザ170は、データ再生部173の機能により、第2出力クロック(16MHzのクロック)を基準に1クロック目から480クロック目までのピクセル情報(データ信号)を出力する。さらに、デシリアライザ170は、データ再生部173の機能により、(n(行カウント数)−480)クロック分(ブランク数分)のブランクを出力する。このように、デシリアライザ170においてブランク数を調整することにより、アンダーフローの発生による影響を抑制することが可能になる。なお、図9からも分かるように、この調整は、イネーブル信号における有効データ期間及びブランク期間を調整していることに相当する。
<3:まとめ>
最後に、本発明の実施形態に係る技術内容について簡単に纏める。ここで述べる技術内容は、例えば、PC、携帯電話、携帯ゲーム機、携帯情報端末、情報家電、カーナビゲーションシステム等、種々の情報処理装置における装置内データ伝送に適用可能である。例えば、装置内データ伝送に用いる信号処理装置に適用することができる。
上記の信号処理装置は、例えば、次のような入力部と、カウント部と、イネーブル信号制御部と、イネーブル信号出力部と、データ出力部とを有していてもよい。上記の入力部は、所定数のデータと、第1のクロックに同期し、かつ、前記データが有効な区間でアクティブな状態をとる第1のイネーブル信号と、が入力されるものである。また、上記のカウント部は、前記第1のクロックよりも高速な第2のクロックを基準に、前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数をカウントするものである。
また、上記のイネーブル信号制御部は、前記第2のクロックを基準に、前記所定数に等しいクロック数分だけ第2のイネーブル信号をアクティブな状態にし、前記カウント部によりカウントされたクロック数分だけ前記第2のイネーブル信号を非アクティブな状態にするものである。さらに、上記の信号出力部は、前記第2のイネーブル信号を出力するものである。そして、上記のデータ出力部は、前記第2のイネーブル信号がアクティブな状態をとる区間に、前記第2のクロックに同期して前記所定数のデータを出力するものである。
データ入力に用いるクロック(第1のクロック)と、データ出力に用いるクロック(第2のクロック)とが異なる場合、有効なデータが入力される期間と、データを出力する期間とが異なってしまう。例えば、第1のクロックが第2のクロックよりも低速な場合、データの入力がデータの出力に追いつかずに、データの取りこぼしが発生してしまう。このような取りこぼしを防ぐには、データの出力タイミングを調整することが必要になる。このような調整方法として、本件発明者は、データが出力されない期間(イネーブル信号が非アクティブな区間)を調整する上記の方法を考案したのである。
有効なデータが存在する区間の長さは、データ数分のクロック数で表現できる。一方、有効なデータが存在しない区間の長さは、実際に第2のクロックを用いて測定する方が好ましい。この区間の長さを実際に測定し、その測定結果を利用して第2のイネーブル信号を調整することにより、第1のクロックと第2のクロックとの誤差が変化しても、その変化に追従する形で適応的に誤差を吸収することが可能になる。
なお、上記の構成は比較的簡易な回路構成により実現可能である。また、精度のよい発振器を用いずに済むようになるため、製造コストを低減させることが可能になる。さらに、第1のクロックと第2のクロックとを精度良く調整するための構成が不要になるため、設計コストを低減することも可能になる。
(備考)
上記の行クロック数検出部154は、カウント部の一例である。上記のデータ再生部173は、イネーブル信号制御部、イネーブル信号出力部、データ出力部の一例である。上記の逓倍器152及び分周器153は、クロック変換部の一例である。上記の操作部108は、第1の信号処理モジュールの一例である。上記の表示部102は、第2の信号処理モジュールの一例である。上記のシリアライザ150(シリアルデータ生成部155)は、送信部の一例である。上記のデシリアライザ170(パラレルデータ生成部172)は、受信部の一例である。上記の逓倍器152は、シリアル伝送用クロック生成部の一例である。上記のベースバンドプロセッサ110は、演算処理部の一例である。上記の液晶部104は、表示部の一例である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の説明においては、ブランク数をそのままシリアル伝送する構成について説明したが、ある固定値を決めておき、その固定値とブランク数との差分をシリアル伝送するように構成してもよい。また、入力クロックでカウントしたブランク数と、第1出力クロックでカウントしたブランク数との差分をシリアル伝送するように構成してもよい。このような構成にすると、伝送すべき情報量が少なくなるため、伝送効率が高まる。
100、130 携帯端末
102 表示部
104 液晶部
106 接続部
108 操作部
110 ベースバンドプロセッサ
132、136 パラレル信号線路
134 シリアル信号線路
150 シリアライザ
151 フレーム生成部
152 逓倍器
153 分周器
154 行クロック数検出部
155 シリアルデータ生成部
170 デシリアライザ
171 分周器
172 パラレルデータ生成部
173 データ再生部
190 発振器

Claims (9)

  1. 所定数のデータと、第1のクロックに同期し、かつ、前記データが有効な区間でアクティブな状態をとる第1のイネーブル信号と、が入力される入力部と、
    前記第1のクロックよりも高速な第2のクロックを基準に、前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数をカウントするカウント部と、
    前記第2のクロックを基準に、前記所定数に等しいクロック数分だけ第2のイネーブル信号をアクティブな状態にし、前記カウント部によりカウントされたクロック数分だけ前記第2のイネーブル信号を非アクティブな状態にするイネーブル信号制御部と、
    前記第2のイネーブル信号を出力するイネーブル信号出力部と、
    前記第2のイネーブル信号がアクティブな状態をとる区間に、前記第2のクロックに同期して前記所定数のデータを出力するデータ出力部と、
    を備える、
    信号処理装置。
  2. 所定の周波数を持つ基準クロックを周波数変換して前記第2のクロックを生成するクロック変換部をさらに備え、
    前記クロック変換部は、前記第2のクロックが前記第1のクロックよりも高速になるような変換則を用いて前記第2のクロックを生成する、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記信号処理装置は、第1の信号処理モジュールと、所定の信号線を介して前記第1の信号処理モジュールに接続された第2の信号処理モジュールと、により構成され、
    前記第1の信号処理モジュールは、
    前記入力部及び前記カウント部と、
    前記データ及び前記カウント部によりカウントされたクロック数をシリアル化して前記第2の信号処理モジュールに送信する送信部と、
    を有し、
    前記第2の信号処理モジュールは、
    前記第1の信号処理モジュールが有する送信部によりシリアル化して送信された前記データ及びクロック数を受信してパラレル化する受信部と、
    前記イネーブル信号制御部、前記データ出力部、及び前記イネーブル信号出力部と、
    を有する、
    請求項2に記載の信号処理装置。
  4. 前記送信部は、前記カウント部によりカウントされたクロック数を送信する代わりに、前記第1のクロックを基準にして前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数と、前記第2のクロックを基準にして前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数と、の差分を送信する、
    請求項3に記載の信号処理装置。
  5. 前記送信部は、前記カウント部によりカウントされたクロック数を送信する代わりに、所定値と、前記第2のクロックを基準にして前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数と、の差分を送信する、
    請求項3に記載の信号処理装置。
  6. 前記第1の信号処理モジュールは、
    所定の基準クロックを逓倍して前記データ及び前記クロック数を送受信するためのシリアル伝送用クロックを生成するシリアル伝送用クロック生成部と、
    前記シリアル伝送用クロックを分周して前記第2のクロックを生成する分周器と、
    をさらに有し、
    前記第2の信号処理モジュールは、
    前記シリアル伝送用クロックを分周して前記第2のクロックを生成する分周器をさらに有する、
    請求項3に記載の信号処理装置。
  7. 前記カウント部は、前記第1のイネーブル信号がアクティブな状態をとる区間と、当該区間に続く前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間とを合わせた区間のクロック数をカウントし、当該クロック数から前記所定数を差し引いた数を前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数とする、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  8. 前記データは、表示用のデータであり、
    前記入力部に入力されるデータを出力する演算処理部と、
    前記データ出力部により出力されたデータ、及び前記イネーブル信号出力部により出力された第2のイネーブル信号が入力される表示部と、
    をさらに備える、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  9. 所定数のデータと、第1のクロックに同期し、かつ、前記データが有効な区間でアクティブな状態をとる第1のイネーブル信号と、が入力される入力ステップと、
    前記第1のクロックよりも高速な第2のクロックを基準に、前記第1のイネーブル信号が非アクティブな状態をとる区間のクロック数がカウントされるカウントステップと、
    前記第2のクロックを基準に、前記所定数に等しいクロック数分だけ第2のイネーブル信号がアクティブな状態にされ、前記カウント部によりカウントされたクロック数分だけ前記第2のイネーブル信号が非アクティブな状態にされるイネーブル信号制御ステップと、
    前記第2のイネーブル信号が出力されるイネーブル信号出力ステップと、
    前記第2のイネーブル信号がアクティブな状態をとる区間に、前記第2のクロックに同期して前記所定数のデータが出力されるデータ出力ステップと、
    を含む、
    信号処理方法。
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