JP2006107292A - データ送信器、通信端末装置、データ通信システムおよびデータ通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 LVDSインタフェースを用いたデータ通信において、ケーブルの容量および抵抗等の状態に加えて、周囲温度や電磁波等の環境変化にも充分に対応してデータ通信を良好に行う。
【解決手段】 LVDSデータ送信器10は、クロック信号用ケーブル13に接続されて差動クロック信号のジッター値を計測し、その計測したジッター値に応じて分周回路113によりクロック信号の分周値を変更し、差動クロック出力回路111から出力される差動クロック信号の周波数を変化させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 LVDSデータ送信器10は、クロック信号用ケーブル13に接続されて差動クロック信号のジッター値を計測し、その計測したジッター値に応じて分周回路113によりクロック信号の分周値を変更し、差動クロック出力回路111から出力される差動クロック信号の周波数を変化させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどで撮像された画像データを画像表示装置との間で高速に伝送させるためのデータ送信器、これを用いた通信端末装置、このデータ送信器を用いたデータ通信システムおよびデータ通信方法に関する。
従来、例えばデジタルカメラおよびデジタルビデオカメラなどにおいて、光学画像の電気信号への変換は、一般に、電荷結合素子(CCD)または相補型金属酸化膜半導体素子(CMOS)などからなるイメージセンサによって実現されている。
これらのイメージセンサは、光と色に敏感な画像検出要素(画素、検出器マトリックスとも呼ばれる)が規則的に配置されたプレート状の素子である。このイメージセンサの解像度は、その物理的なサイズと画素の集積度によって変動する。一般に、イメージセンサは、数十万の画素を有している。
イメージセンサの製造において、高度に発達したCMOS技術を利用することにより、同じ半導体素子上にデジタル電子装置とアナログ電子装置であるイメージセンサとを統合化することが可能となる。また、カメラモジュールのサイズと重量を減少させることにより、このようなモジュールが統合化された携帯用コンピュータや携帯用移動体通信端末装置のように、さらに小型の電子装置に搭載することも可能となる。
携帯用コンピュータや携帯用移動体通信端末装置にカメラモジュールを搭載する場合には、カメラモジュールから出力される画像信号(デジタルデータ信号)のために、多くの出力線が必要とされる。このように、デジタル画像信号の配線に関する問題やデータ転送に関する問題、さらに、不要輻射ノイズが生じるという問題は、通信端末装置やシステムの費用削減、低消費電力化および小型化を図る上で大きな課題となっている。
従来、これらの問題を解決するために、低電圧差動信号(LVDS)インタフェースが使用されている。
図6は、LVDSインタフェースを用いた従来のデータ通信システムの構成例を示すブロック図である。
図6に示すように、データ通信システム70は、LVDSインターフェイス送信回路71と、LVDSインターフェイス受信回路72とが、二本の差動信号用ケーブル73および74を介して接続されている。
LVDSインターフェイス送信回路71は、入力される送信側画像データのパラレル信号711をシリアル信号712に変換するパラレル・シリアル変換回路713と、シリアル信号712を二つの差動振幅信号に変換するLVDS送信器714とを有している。
LVDS送信器714の2つの出力部に接続された信号用ケーブル73,74間には、LVDS送信器714から電流として出力される差動振幅信号を電圧に変換するための抵抗器75が接続されている。
LVDSインターフェイス受信回路72は、LVDSインターフェイス送信回路71から差動振幅信号として出力される電流を電圧として受信するLVDS受信器721と、LVDS受信器721から出力される受信側画像データのシリアル信号722をパラレル信号723に変換するシリアル・パラレル変換回路724とを有している。
図7に、図6のLVDS送信器714からLVDS受信器721に信号用ケーブル73,74を介して伝送される差動振幅信号を示す波形図である。
図7に示すように、LVDS送信器714から差動振幅信号として出力される電流信号は、Bit0、1、2、・・・のパラレル信号がシリアル信号に変換されており、抵抗器75によって、電圧信号Vod1=Id1×Rに変換されて、LVDS受信器721に入力される。この電圧信号は、抵抗器75に電流が流れる方向によって、“1”または“0”として解釈されている。
一般に、LVDS送信器714およびLVDS受信器721のペアによって、電磁ノイズを最小限に抑えながら、高いデータ転送速度でデータ転送を行うことが可能となっている。
このようなLVDSインターフェイスを用いたデータ通信システム70では、LVDS伝送ケーブル(信号用ケーブル73,74)自体の負荷変動が、伝送される差動振幅信号の波形に影響を与えて、通信エラーが発生する場合がある。
この問題に対して、例えば特許文献1には、信号用ケーブル長に応じて信号の振幅を設定する機能を有することにより通信エラーを抑えて高速でデータ伝送可能な情報処理装置が開示されている。
図8は、特許文献1に開示されている従来のLVDSインタフェースを備えた情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
図8に示すように、情報処理装置90は、LVDS出力部91と、ケーブル長検出手段92と、振幅制御信号形成手段93とを有している。
LVDS出力部91は、差動振幅信号を出力するLVDS出力回路911と、振幅設定回路912とを有している。
LVDS出力回路911は、信号用ケーブル94の一端(出力端子913)に接続されており、LVDS出力回路911から信号用ケーブル94を介して液晶表示装置95に低電圧の差動信号が出力される。信号用ケーブル94の他端(入力端子951)は、液晶表示装置95の入力部952を介して設けられたLVDS入力回路953に接続されており、LVDS出力回路91から出力された差動信号がLVDS入力回路953に入力される。
振幅設定回路912は、信号形成手段93からの振幅制御信号に基づいて、LVDS出力回路911から出力される差動信号の振幅を設定可能とする。
ケーブル長検出手段92は、検出用出力回路921、検出用ケーブル922、反射波発生回路923、反射波検出回路924およびケーブル長信号形成回路925を有しており、信号用ケーブル94のケーブル長が検出され、検出されたケーブル長に応じたケーブル長信号が形成される。検出用ケーブル922は、信号用ケーブル94と同一長さとされている。
振幅制御信号形成手段93は、ケーブル長信号をA/D変換するA/D変換回路931と、A/D変換回路931からの信号により振幅制御信号を形成する抵抗回路932とを有しており、ケーブル長信号形成回路925から出力されるケーブル長信号に基づいて形成された振幅制御信号を振幅設定回路912に出力する。
この構成によれば、信号用ケーブル94のケーブル長に基づいて振幅制御信号を形成することが可能であり、LVDS出力回路911から出力される差動信号の振幅を、信号用ケーブル94のケーブル長に応じた値に自動的に設定することができる。したがって、信号伝播中の信号用ケーブル94における減衰等を考慮して、ケーブル長に応じた最適な振幅の信号が出力されて、その結果、微小振幅で高いビットレートの差動振幅信号を正確に伝播させることが可能となる。
特開2000−181591号公報
上記従来のLVDSインタフェースからの出力信号は、微小振幅で高ビットレートであるため、その伝播中、使用環境や接続されているケーブルの容量および抵抗等の状態によってはジッターが発生し、高速クロック周波数時に通信エラーが発生する場合がある。
この課題を解決するために、上記特許文献1の従来技術では、LVDSインターフェイスに接続されているケーブル長が計測され、そのケーブル長に応じて信号の振幅が設定されている。
しかしながら、上記特許文献1の従来技術では、信号用ケーブル94以外に、ケーブル長測定のために検出用ケーブル922が別途必要となる。また、計測されたケーブル長に基づいて送信差動信号の振幅が設定されるため、装置使用状態における周囲温度や電磁波等の環境変化については考慮されておらず対応することができないという問題があった。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、LVDSインタフェースを用いたデータ通信において、ケーブルの状態変化に応じてクロック周波数を変更し、ケーブルの容量および抵抗等の状態変化に加えて、周囲温度や電磁波等の環境変化にも対応してデータ通信を良好に行うことができるデータ送信器、これを用いた通信端末装置、このデータ送信器を用いたデータ通信システムおよびデータ通信方法を提供することを目的とする。
本発明のデータ送信器は、クロック信号を差動クロック信号に変換すると共にデータ信号を差動データ信号に変換し、該差動クロック信号および差動データ信号をそれぞれ、各ケーブルをそれぞれ介して送信するデータ送信器において、クロック信号用ケーブルの状態変化に基づく送信差動クロック信号の影響度に応じて該クロック信号の周波数を制御する周波数制御手段を有しており、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明のデータ送信器において、前記周波数制御手段で周波数制御されたクロック信号に同期するようにパラレル−シリアル変換した前記データ信号を得るパラレル−シリアル変換手段と、該データ信号を二つの差動データ信号に変換してデータ信号用ケーブルに出力する差動データ出力手段とを更に有する。
さらに、好ましくは、本発明のデータ送信器における周波数制御手段の前段には、クロック信号を発生するクロック信号発生手段が設けられ、該周波数制御手段の後段には、該周波数制御手段で周波数制御されたクロック信号を二つの差動クロック信号に変換して前記クロック信号用ケーブルに前記送信差動クロック信号として出力する差動クロック出力手段が設けられている。
さらに、好ましくは、本発明のデータ送信器における周波数制御手段は、前記送信差動クロック信号の影響度を検出するクロック影響度検出手段と、該クロック影響度検出手段で検出した検出結果に応じて、該クロック信号発生手段からのクロック信号を分周して前記差動クロック出力手段に供給する分周手段とを有する。
さらに、好ましくは、本発明のデータ送信器における送信差動クロック信号の影響度は、該送信差動クロック信号に生じるジッターの大きさである。
さらに、好ましくは、本発明のデータ送信器における送信差動クロック信号の影響度は、該送信差動クロック信号間に生じるスキューの大きさである。
本発明の通信端末装置は、請求項1〜6のいずれかに記載のデータ送信器と、該データ送信器から送信された差動クロック信号および差動データ信号を受信してそれぞれをクロック信号およびデータ信号にそれぞれ変換するデータ受信器と、該データ受信器からのクロック信号およびデータ信号に基づいて表示画面上に画像表示する画像表示手段とを有しており、そのことにより上記目的が達成される。
また、本発明の通信端末装置におけるデータ送信器に対して、撮影した画像データを供給する撮影手段を更に有する。
本発明のデータ通信システムは、請求項1〜6のいずれかに記載のデータ送信器と、該データ送信器から送信される差動クロック信号および差動データ信号を受信してそれぞれをクロック信号およびデータ信号にそれぞれ変換するデータ受信器とが、クロック信号用ケーブルおよびデータ信号用ケーブルをそれぞれ介して接続されており、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明のデータ通信システムにおけるデータ受信器は、前記データ送信器からの差動クロック信号および差動データ信号をそれぞれクロック信号およびデータ信号にそれぞれ変換する差動クロック受信手段および差動データ受信手段と、該差動データ受信手段からのデータ信号を、該差動クロック受信手段からのクロック信号に同期するようにシリアル−パラレル変換するシリアル−パラレル変換手段とを有する。
本発明のデータ通信方法は、クロック信号とデータ信号をそれぞれ差動振幅信号に変換してデジタルデータ通信を行うデータ通信方法において、クロック信号用ケーブルの状態変化に基づく送信差動クロック信号の影響度に応じて該クロック信号の周波数を制御し、そのことにより上記目的が達成される。
上記構成により、以下に、本発明の作用について説明する。
本発明にあっては、クロック信号を差動クロック信号に変換すると共にデータ信号を差動データ信号に変換し、該差動クロック信号および差動データ信号をそれぞれ、各ケーブルをそれぞれ介して送信するデータ送信器において、クロック信号用ケーブルの状態変化に基づく送信差動クロック信号の影響度に応じて送信差動クロック信号の周波数を変更する周波数変更手段が設けられている。
例えば、ケーブル状態変化に基づく送信差動クロック信号の影響度として、差動クロック信号のジッターを計測し、そのジッター値の大きさにより差動クロック信号の周波数を変更することによって、LVDSインタフェースに接続されているケーブルの状態が変化しても、最適化された周波数によってデジタルデータの伝送を行うことが可能となる。
または、ケーブル状態変化に基づく送信差動クロック信号の影響度として、2本のケーブルの差動クロック信号間のスキューを計測して、そのスキュー値の大きさにより差動クロック信号の周波数を変更することによって、LVDSインタフェースに接続されているケーブルの状態が変化しても、最適化された周波数によってデジタルデータの伝送を行うことが可能となる。
以上のように、本発明によれば、LVDSインターフェイスを用いたデジタルデータ通信において、次の(1)〜(3)の効果を得ることができる。
(1)ケーブル長、容量および抵抗等の状態変化による通信エラーを抑えることができる。
(2)周囲温度や電磁波などの環境の変化によりケーブル容量および抵抗等の状態が変化しても、通信エラーが発生しないようにクロック周波数を変更して、高速にデータ通信を行うことができる。
(3)従来技術のようにデータ伝送用ケーブル以外に検出用ケーブルを配する必要がなく、LVDSインタフェースを含むデータ通信システムを構成する際に、実装面積のロスが生じることなく、データ通信システムの小型化を図ることができる。
(1)ケーブル長、容量および抵抗等の状態変化による通信エラーを抑えることができる。
(2)周囲温度や電磁波などの環境の変化によりケーブル容量および抵抗等の状態が変化しても、通信エラーが発生しないようにクロック周波数を変更して、高速にデータ通信を行うことができる。
(3)従来技術のようにデータ伝送用ケーブル以外に検出用ケーブルを配する必要がなく、LVDSインタフェースを含むデータ通信システムを構成する際に、実装面積のロスが生じることなく、データ通信システムの小型化を図ることができる。
以下に、本発明のデータ通信システムの実施形態1,2について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るデータ通信システムの要部構成例を示すブロック図である。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るデータ通信システムの要部構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、データ通信システム10は、クロック信号とデータ信号をそれぞれ差動振幅信号に変換して出力するデータ送信器としてのLVDSインターフェイス送信器11と、LVDS送信器としてのLVDSインターフェイス送信器11から出力される差動クロック信号および差動データ信号を受信してそれぞれの差動振幅信号をクロック信号およびデータ信号に変換するデータ受信器としてのLVDS受信器としてのLVDSインターフェイス受信器12とが、クロック信号用ケーブルとしてのLVDSクロック通信ケーブル13およびデータ信号用ケーブルとしてのLVDSデータ通信ケーブル14を介して接続されている。
LVDSインターフェイス送信器11には、2本のLVDSクロック通信ケーブル13上に差動クロック信号を出力する差動クロック出力手段としての差動クロック出力回路111と、クロック信号を発生させるクロック信号発生手段としてのクロック発生回路112と、クロック発生回路112からのクロック信号を分周して周波数を制御する分周手段としての分周回路113と、LVDSクロック通信ケーブル13上の送信差動クロック信号のジッターを計測するジッター計測回路114と、入力デジタルデータ信号のパラレル信号をシリアル信号に変換するパラレル−シリアル変換手段としてのP−S変換回路115と、シリアルデータ信号をLVDSデータ通信ケーブル14に差動データとして出力する差動データ出力手段としての差動データ出力回路116とを有している。
これらの分周回路113とジッター計測回路114により周波数制御手段が構成されており、LVDSクロック通信ケーブル13の状態変化に基づく送信差動クロック信号の影響度(ジッター計測値)に応じてクロック信号の周波数を制御する。この場合、ジッター計測回路114は、送信差動クロック信号の影響度を検出(ジッターを計測)するクロック影響度検出手段として作用する。分周回路113は、ジッター計測回路114で計測したジッター計測値(影響度検出結果)に応じて、クロック信号発生回路112からのクロック信号を分周して差動クロック出力回路111に供給するようになっている。
P−S変換回路115は、ジッター計測回路114からのジッター計測結果に応じて分周回路113で周波数制御されたクロック信号に同期するようにデータ信号をパラレル信号からシリアル信号に変換する。
LVDSクロック通信ケーブル13およびLVDSデータ通信ケーブル14には、LVDSインターフェイス送信器11から電流として出力される差動クロック信号および差動データ信号をそれぞれ電圧に変換する抵抗器Rがそれぞれ設けられており、図7に示すように電流信号が抵抗器Rによって電圧信号Vod1=Id1×Rに変換されてLVDSインターフェイス受信器12に入力される。この信号は、抵抗器Rに電流が流れる方向によって、“1”または“0”として解釈されている。
LVDSインターフェイス受信器12には、差動クロック信号を受信してクロック信号に変換する差動クロック受信手段としての差動クロック受信回路121と、差動データ信号を受信してデータ信号に変換する差動データ受信手段としての差動データ受信回路122と、差動データ受信回路122からのデータ信号を、差動クロック受信回路121からのクロック信号に同期するようにそのシリアル信号からパラレル信号に変換するシリアル−パラレル変換手段としてのS−P変換回路123とを有している。
上記構成により、このデータ通信システム10において、差動クロック出力回路111から出力される差動クロック信号には、LVDSクロック通信ケーブル13の配線容量および配線抵抗等の状態変化によって、図2に示すような信号遅れに起因したジッターが発生する。ジッターとはデジタル信号を処理する際に、時間軸の遅れによって発生する信号のゆらぎのことである。図2では、クロックのC期間がジッター分だけ小さくなってゆらいでいる。
LVDSインターフェイス送信器11において、ジッター計測回路114は、2本のLVDSクロック通信ケーブル13のうちの1本に接続されており、発生したジッターの大きさ(ジッター値;ずれ量であって、状態変化に基づくクロック影響度)が計測される。分周回路113では、ジッター計測回路114によって計測されたジッター値(状態変化に基づくクロック影響度)に応じて、クロック信号の分周係数が変更されてクロック信号の周波数が制御される。
分周回路113では、ジッター値が大きいほど、分周回路113からの出力周波数が低く、ジッター値が小さいほど、分周回路113からの出力周波数が高くなるように分周係数が設定制御されて、差動クロック出力回路111に入力されるクロック信号の周波数が変更される。
(表1)は、ジッター計測回路114によって計測されたジッター値に対する分周回路113による分周係数、および出力差動クロック周波数の一例を示す表である。
例えば、原振クロック信号(クロック発生回路112からのクロック信号)の周波数が800MHzであり、差動クロック信号のジッター値が1nsである場合には、分周回路113による分周係数は1/4であり、差動クロック出力回路111から出力される差動クロック信号の周波数は200MHzとなる。また、差動クロック信号のジッター値が2nsである場合には、分周回路113による分周係数は1/8であり、差動クロック出力回路111から出力される差動クロック信号の周波数は100MHzとなる。
従来のLVDSインターフェイスを用いたデータ通信システムでは、送信差動クロック信号の周波数が固定されているため、デジタルデータ伝送中に通信ケーブルの状態が変化したときに通信エラーが発生する場合があった。
これに対して、本実施形態1では、送信差動クロック信号のジッター値を計測し、この計測したジッター値の大小によってクロック周波数を最適に調整することによって、通信エラーが生じないクロック周波数によってデータ転送を行うことが可能となる。
(実施形態2)
図3は、本発明の実施形態2に係るデータ通信システムの要部構成例を示すブロック図である。なお、図1の部材と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付している。
図3は、本発明の実施形態2に係るデータ通信システムの要部構成例を示すブロック図である。なお、図1の部材と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付している。
図3に示すように、本実施形態2のデータ通信システム20が、本実施形態1のデータ通信システム10と異なるのは、LVDSインターフェイス送信器21に、図1に示すジッター計測回路114の代りに、2本のLVDSクロック通信ケーブル13上の各送信差動クロック信号間に生じるスキューの大きさを検出するスキュー計測回路214が設けられている点である。それ以外の構成は、図1の上記実施形態1のデータ通信システム10の場合と同様の構成である。
即ち、本実施形態2のデータ通信システム20は、クロック信号とデータ信号をそれぞれ差動振幅信号に変換して出力するデータ送信器としてのLVDSインターフェイス送信器21と、LVDSインターフェイス送信器21から出力される差動クロック信号および差動データ信号を受信してそれぞれの差動振幅信号をクロック信号およびデータ信号に変換するデータ受信器としてのLVDSインターフェイス受信器12とが、クロック信号用ケーブルとしてのLVDSクロック通信ケーブル13およびデータ信号用ケーブルとしてのLVDSデータ通信ケーブル14を介して接続されている。
ここで、分周回路113とスキュー計測回路214により周波数制御手段が構成されており、LVDSクロック通信ケーブル13の状態変化に基づく送信差動クロック信号の影響度(スキュー計測値)に応じてクロック信号の周波数を制御する。この場合、スキュー計測回路214は、送信差動クロック信号の影響度を検出(スキューを計測)するクロック影響度検出手段として作用する。分周回路113は、スキュー計測回路214で計測したスキュー計測値(影響度検出結果)に応じて、クロック信号発生回路112からのクロック信号を分周して差動クロック出力回路111に供給するようになっている。
P−S変換回路115は、スキュー計測回路214からのスキュー計測結果に応じて分周回路113で周波数が制御されたクロック信号に同期するようにデータ信号をパラレル信号からシリアル信号に変換する。
LVDSクロック通信ケーブル13およびLVDSデータ通信ケーブル14には、LVDSインターフェイス送信器21から電流として出力される差動クロック信号および差動データ信号をそれぞれ電圧に変換する抵抗器Rがそれぞれ設けられており、図7に示すように電流信号が抵抗器Rによって電圧信号Vod1=Id1×Rに変換されてLVDSインターフェイス受信器12に入力される。この信号は、抵抗器Rに電流が流れる方向によって、“1”または“0”として解釈されている。
LVDSインターフェイス受信器12には、差動クロック信号を受信してクロック信号に変換する差動クロック受信手段としての差動クロック受信回路121と、差動データ信号を受信してデータ信号に変換する差動データ受信手段としての差動データ受信回路122と、差動データ受信回路122からのデータ信号を、差動クロック受信回路121からのクロック信号に同期するようにそのシリアル信号からパラレル信号に変換するシリアル−パラレル変換手段としてのS−P変換回路123とを有している。
上記構成により、このデータ通信システム20において、差動クロック出力回路111から出力される2本のLVDSクロック通信ケーブル13上の各差動クロック信号AおよびBの間には、LVDSクロック通信ケーブル13の配線容量および配線抵抗等の状態変化によって、図4に示すようなスキューが発生する。スキューは場所(計測位置)によって信号のずれ量が違っている。
LVDSインターフェイス送信器21において、スキュー計測回路214は、2本のLVDSクロック通信ケーブル13(AおよびB)に接続されており、発生したスキューの大きさ(スキュー値;ずれ量であって、状態変化に基づくクロック影響度)が計測される。分周回路113では、スキュー計測回路214によって計測されたスキュー値に応じて、クロック信号の分周係数が変更される。
分周回路113では、スキュー値が大きいほど、分周回路113からの出力周波数が低く、スキュー値が小さいほど、分周回路113からの出力周波数が高くなるように分周係数が設定されており、差動クロック出力回路111に入力されるクロック信号の周波数が変更される。
(表2)は、スキュー計測回路214によって計測されたスキュー値に対する分周回路113による分周係数、および出力差動クロック周波数の一例を示す表である。
例えば、原振クロック信号の周波数が800MHzであり、2本のLVDSクロック通信ケーブル13上の差動クロック信号間のスキュー値が50psである場合には、分周回路113による分周係数は1/4であり、差動クロック出力回路111から出力される差動クロック信号の周波数は200MHzとなる。また、2本の差動クロック信号間のスキュー値が150psである場合には、分周回路113による分周係数は1/8であり、差動クロック出力回路111から出力される差動クロック信号の周波数は100MHzとなる。
従来のLVDSインターフェイスを用いたデータ通信システムでは、送信差動クロック信号の周波数が固定されているため、デジタルデータ伝送中に通信ケーブルの状態が変化したときに通信エラーが発生する場合があった。
これに対して、本実施形態2では、2本のLVDSクロック通信ケーブル13上の差動クロック信号間のスキュー値を計測し、その計測したスキュー値の大小によってクロック周波数を調整することによって、通信エラーが生じない周波数によってデータ転送を行うことが可能となる。
以上により、上記実施形態1,2によれば、LVDSデータ送信器10、20は、クロック信号用ケーブル13に接続されて差動クロック信号のジッター値を計測したり、差動クロック信号間のスキュー値を計測したりし、その計測したジッター値やスキュー値(状態変化に基づくクロック影響度)に応じて分周回路113によりクロック信号の分周値を変更し、差動クロック出力回路111から出力される差動クロック信号の周波数を変化させる。これによって、LVDSインタフェースを用いたデータ通信において、ケーブルの容量および抵抗等の状態に加えて、周囲温度や電磁波等の環境変化にも充分に対応してデータ通信を良好に行うことができる。
(実施形態3)
本実施形態3では、上記実施形態1,2のLVDSインタフェース送信器11または21を用いた移動体通信端末装置について説明する。
(実施形態3)
本実施形態3では、上記実施形態1,2のLVDSインタフェース送信器11または21を用いた移動体通信端末装置について説明する。
図5は、本発明の実施形態3に係る移動体通信端末装置の要部構成例を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態3の移動体通信端末装置30は、撮影した画像データを出力するカメラ手段などの撮影手段31と、撮影手段31から画像データが供給される上記実施形態1,2のLVDSインタフェース送信器11または21と、同じLVDSインタフェース送信器11または21から送信されて来た差動クロック信号および差動データ信号を受信してそれぞれをクロック信号およびデータ信号にそれぞれ変換するLVDSインタフェースデータ受信器12と、このデータ受信器12からのクロック信号およびデータ信号に基づいて表示画面上に画像表示する画像表示手段32とを有している。
例えば携帯電話を想定した場合、携帯電話の撮影手段31としてのカメラ手段で被写体を撮影した画像データを、LVDSインタフェース送信器11または21からLVDSインタフェースデータ受信器12にLVDSクロック通信ケーブル13およびLVDSデータ通信ケーブル14を介して送信および受信して、携帯電話における画像表示手段32の表示画面上に画像表示することが考えられる。
したがって、本実施形態3の移動体通信端末装置30においては、ケーブルの状態が変化しても、通信エラーが発生しないようにクロック周波数を変更して、高速にデータ通信を行うことができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態1〜3を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1〜3に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1〜3の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、例えば移動体通信端末装置などにおいて、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどで撮像された画像データを画像表示装置との間で高速に伝送させるためのデータ送信器、これを用いたデータ通信システムおよびデータ通信方法の分野において、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどで撮像された画像データを画像表示装置との間で高速に伝送させる際に、LVDSインターフェイスを用いて、ケーブル長、容量および抵抗値等の状態変化による通信エラーを抑えることができる。また、周囲温度や電磁波などの環境変化(これも状態変化に含める)によりケーブルの状態が変化しても、通信エラーが発生しないようにクロック周波数を変更して、高速にデータ通信を行うことができる。さらに、従来技術のように、データ伝送用ケーブル以外に検出用ケーブルを配する必要がなく、LVDSインタフェースを含むデータ通信システムを構成する際に、実装面積のロスを生じることなく、データ通信システムの小型化を図ることができる。
10,20 データ通信システム
11,21 LVDSインタフェース送信器
111 差動クロック出力回路
112 クロック発生回路
113 分周回路
114 ジッター計測回路
115 デジタルデータ用パラレル−シリアル変換回路
116 差動データ出力回路
12 LVDSインタフェース受信器
121 差動クロック受信回路
122 差動データ受信回路
123 デジタルデータ用シリアル−パラレル変換回路
13 LVDSクロック通信ケーブル
14 LVDSデータ通信ケーブル
214 スキュー計測回路
30 移動体通信端末装置
31 撮影手段
32 画像表示手段
11,21 LVDSインタフェース送信器
111 差動クロック出力回路
112 クロック発生回路
113 分周回路
114 ジッター計測回路
115 デジタルデータ用パラレル−シリアル変換回路
116 差動データ出力回路
12 LVDSインタフェース受信器
121 差動クロック受信回路
122 差動データ受信回路
123 デジタルデータ用シリアル−パラレル変換回路
13 LVDSクロック通信ケーブル
14 LVDSデータ通信ケーブル
214 スキュー計測回路
30 移動体通信端末装置
31 撮影手段
32 画像表示手段
Claims (11)
- クロック信号を差動クロック信号に変換すると共にデータ信号を差動データ信号に変換し、該差動クロック信号および差動データ信号をそれぞれ、各ケーブルをそれぞれ介して送信するデータ送信器において、
クロック信号用ケーブルの状態変化に基づく送信差動クロック信号の影響度に応じて該クロック信号の周波数を制御する周波数制御手段を有するデータ送信器。 - 前記周波数制御手段で周波数制御されたクロック信号に同期するようにパラレル−シリアル変換した前記データ信号を得るパラレル−シリアル変換手段と、
該データ信号を二つの差動データ信号に変換してデータ信号用ケーブルに出力する差動データ出力手段とを更に有する請求項1に記載のデータ送信器。 - 前記周波数制御手段の前段には、クロック信号を発生するクロック信号発生手段が設けられ、該周波数制御手段の後段には、該周波数制御手段で周波数制御されたクロック信号を二つの差動クロック信号に変換して前記クロック信号用ケーブルに前記送信差動クロック信号として出力する差動クロック出力手段が設けられた請求項1または2に記載のデータ送信器。
- 前記周波数制御手段は、
前記送信差動クロック信号の影響度を検出するクロック影響度検出手段と、
該クロック影響度検出手段で検出した検出結果に応じて、該クロック信号発生手段からのクロック信号を分周して前記差動クロック出力手段に供給する分周手段とを有する請求項3に記載のデータ送信器。 - 前記送信差動クロック信号の影響度は、該送信差動クロック信号に生じるジッターの大きさである請求項1または4に記載のデータ送信器。
- 前記送信差動クロック信号の影響度は、該送信差動クロック信号間に生じるスキューの大きさである請求項1または4に記載のデータ送信器。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のデータ送信器と、
該データ送信器から送信された差動クロック信号および差動データ信号を受信してそれぞれをクロック信号およびデータ信号にそれぞれ変換するデータ受信器と、
該データ受信器からのクロック信号およびデータ信号に基づいて表示画面上に画像表示する画像表示手段とを有する通信端末装置。 - 前記データ送信器に対して、撮影した画像データを供給する撮影手段を更に有する請求項7に記載の通信端末装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のデータ送信器と、
該データ送信器から送信される差動クロック信号および差動データ信号を受信してそれぞれをクロック信号およびデータ信号にそれぞれ変換するデータ受信器とが、クロック信号用ケーブルおよびデータ信号用ケーブルをそれぞれ介して接続されているデータ通信システム。 - 前記データ受信器は、
前記データ送信器からの差動クロック信号および差動データ信号をそれぞれクロック信号およびデータ信号にそれぞれ変換する差動クロック受信手段および差動データ受信手段と、
該差動データ受信手段からのデータ信号を、該差動クロック受信手段からのクロック信号に同期するようにシリアル−パラレル変換するシリアル−パラレル変換手段とを有する請求項9に記載のデータ通信システム。 - クロック信号とデータ信号をそれぞれ差動振幅信号に変換してデジタルデータ通信を行うデータ通信方法において、
クロック信号用ケーブルの状態変化に基づく送信差動クロック信号の影響度に応じて該クロック信号の周波数を制御するデータ通信方法。
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