JP2012132152A - 視認性が高められた道路用標示部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】視認性が高められた道路用標示部材を提供する。
【解決手段】内側に中空部を備えたパイプ形状の内層と、この内層の外側面を覆う外層とを設け、前記内層を透光性の合成樹脂で形成させると共に、前記外層を蛍光顔料の含有により着色させた透光性の合成樹脂で形成させて蛍光色に着色させる。外方から照射された光が前記外層及び内層を透過して前記中空部に入射し、再度内層及び外層を透過して外方へ放射されるようになされることで、例えば道路用標示部材の背面側から照射された光なども透過光として観者に視認されるようになされ、道路用標示部材の視認性が向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、道路付近に設置させ、歩行者や車両の運転手などにその存在を視認させて、交通遮断や視線誘導などを行うための視認性が高められた道路用標示部材に関するものである。
道路付近に設置する道路用標示部材に関しては従来より様々な製品が用いられており、視認性を高めるために蛍光色に着色する構成など種々の発明が開示されている。
例えば特許文献1には、芯体上に外殻体が形成され、該外殻体は蛍光顔料又は蛍光染料を含有する透明な合成樹脂から形成されると共に、外殻体と芯体との間に、外殻体の内面に密着して白色層が形成されていることを特徴とする道路鋲、に関する構成が、本件出願人によって開示されている。
特開2007−303180号公報
特許文献1に示される道路鋲は、内側の白色層によって外殻体の蛍光を反射させて、その視認性を高めるように構成させているが、本願発明は、これとは異なる構成によってその視認性が高められた道路用標示部材を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る視認性の高められた道路用標示部材は、蛍光色に着色され視認性が高められた道路用標示部材であって、
内側に中空部を備えたパイプ形状の内層と、該内層の外側面を覆う外層とを備え、
前記内層が透光性の合成樹脂から形成されると共に、
前記外層が蛍光顔料の含有により着色された透光性の合成樹脂から形成されていることを特徴としている。
本発明に係る道路用標示部材によれば、内層と、この内層の外側面を覆う外層とを備え、前記外層を蛍光顔料の含有によって着色させるので、これを目視する観者から視認されやすくなされる。
また、前記内層を内側に中空部を備えたパイプ形状に形成させ、透光性の合成樹脂で形成させると共に、前記外層を蛍光顔料の含有によって着色させた透光性の合成樹脂で形成させるので、外方から照射された光が前記外層及び内層を透過して前記中空部に入射し、再度内層及び外層を透過して外方へ放射されるようになされることで、例えば道路用標示部材の背面側から照射された光なども透過光として観者に視認されるようになされ、道路用標示部材の視認性が向上する。
また、前記内層を着色顔料を含有させないナチュラル樹脂のポリエチレン樹脂で形成させれば、前記内層が光をよく透過させるようになされるので、道路用標示部材に照射された光がより強い透過光となされて観者に視認されるようになされ、道路用標示部材の視認性が高められ、好ましい。
本発明に係る道路用標示部材によれば、透過する光によってその蛍光色が鮮やかに視認され、視認性が高められる。
本願発明に係る道路用標示部材の実施の一形態を示す斜視図である。 図1のA−A断面の概要を示す図である。 図1の道路用標示部材を用いた道路用標示体の一例を示す図である。 図1の道路用標示部材を用いた道路用標示体の他の一例を示す図である。 図1の道路用標示部材を用いた道路用標示体の更に他の一例を示す図である。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において、1は道路用標示部材である。
本実施形態の道路用標示部材1は、内側に中空部5を備えた断面円形の筒形状に形成されており、その筒壁は円筒形の内層3と、その外周面を被覆する外層2の二層構造に形成されている。
内層3及び外層2は、熱可塑性合成樹脂の押出成形によって形成されており、内層3の筒壁の内部には補強繊維4が周方向に複数配置され、長手方向に沿って埋設されている。
前記各補強繊維4により、道路用標示部材1の強度が高められている。
本実施形態の外層2は、蛍光顔料を含有するポリエチレン樹脂で形成されており、透光性を備えるように形成されている。外層2が透光性を備えることで、外層2の表面の蛍光顔料のみならず外層2の内部の蛍光顔料が蛍光色の発色に寄与するようになされ、これを目視する観者が鮮やかな蛍光色に視認するようになされており、その視認性を高めている。
本実施形態の内層3は透光性を備えるように形成されており、具体的には着色顔料を含有しない、所謂ナチュラル樹脂のポリエチレン樹脂によって形成されている。内層3が透光性を備えることで、道路用標示部材1に照射された光が、透光性を備える前記外層2を透過し、更に内層3を透過して中空部5へ入射するようになされる。そして、中空部5への入射光は、再度内層3と外層2とを透過して道路用標示部材1の外側へ放射される際に、前記外層2の蛍光色の発色に寄与し、これを目視する観者により鮮やかな発光色を視認させるようになされている。
尚、本実施形態の道路用標示部材1は、外層2の筒壁を内層3より薄肉に形成させ、外層2に含有させて用いる蛍光顔料の含有量を少なくするように設けている。
前記内層3と外層2とはそれぞれ透光性を備えるように形成されているが、道路用標示部材1に入射された光は、少なくとも外層2に含有される蛍光顔料によってその進む方向が変化されて拡散されるようになされる。また、前記内層3を透過する光も、内層3の不透明度の大きさに応じて拡散されるようになされる。このように道路用標示部材1に入射した光が内層3や外層2において拡散されることで、道路用標示部材1全体がほのかに光るように視認されるようになされ、観者の誘目性を高める。
また、本実施形態の内層3には、補強繊維4が埋設されているが、内層3の透光性の低下を抑制するため、透光性を有する材質で形成させるのが好ましい。一例として、透光性を有する合成樹脂やガラス繊維などを好適に用いることができ、本実施形態の補強繊維4はガラス繊維を用いている。
本実施形態の道路用標示部材1は、前記内層3や外層2に透光性を備えさせることで、誘目性を高めるようになされているが、前記内層3や外層2を形成する熱可塑性合成樹脂に結晶性樹脂を用い、これに結晶核剤を含有させて成形させることで、その樹脂が結晶化されて透光性が向上し、前記の誘目性向上の効果が高められるようになされる。また、結晶核剤の含有による結晶化により、剛性などの機械的特性を向上させることができる。
内層3や外層2の形成は、透光性を備える熱可塑性合成樹脂を好適に用いることができ、結晶核剤の含有により透光性が向上された熱可塑性の結晶性樹脂をより好適に用いることができる。結晶核剤の含有により透光性が向上される熱可塑性の結晶性樹脂の一例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、などを挙げることができ、本実施形態の内層3と外層2とはそれぞれポリエチレン樹脂を用いて形成されている。
図3は図1の道路用標示部材1を用いた道路用標示体の一例を示す図である。
6は道路の線形や中央線等を標示するために道路の側縁や中央線等に沿って設置され視線誘導標として用いられる道路用標示体である。
道路用標示体6は、下端を埋設されて路面より上方へ突出する支柱61と、支柱61の上端に固定される頭部62とを備え、頭部62には光を光源方向へ反射させる再帰反射性を有する反射板Rが取り付けられている。この反射板Rは、夜間走行する車両のヘッドライト光を再帰反射させて、その車両の運転手に道路の線形や中央線等を視認させるようになされている。
本実施形態の道路用標示体6は、支柱61を図1に示す道路用標示部材1で形成させており、支柱61に入射する日中の太陽光や、夜間の車両のヘッドライト光や街灯の光等を、透過させて外方へ放射させ、支柱61の視認性を高め、道路用標示体6の誘目性を高めている。
また、路面上に立設される視線誘導標を道路に沿って複数並設させた場合、観者からは遠くに設置されたものほど高さが低く視認されるので、遠近感により道路線形をより正確に把握できるようになされるが、本実施形態の道路用標示体6は支柱61に道路用標示部材1を用いてその視認性が高められるので、遠近感による道路線形の把握がより効果的になされる。
図4は図1の道路用標示部材1を用いた道路用標示体の他の一例を示す図である。
Cは路面に載置して用いられる三角コーンであり、7は並設された三角コーンCの上部間に架け渡されて、その間の車両の通行等を遮断するために用いられる遮断竿として用いられる道路用標示体である。
道路用標示体7は棒状の竿体71の両端に、リング状の係合部73が形成された端部材72がそれぞれ固定されており、前記三角コーンCの上端を前記係合部73のリング部分に挿通させて、端部材72が各三角コーンCの上部にそれぞれ取り付けられるようになされている。
本実施形態の道路用標示体7は、竿体71を図1に示す道路用標示部材1で形成させており、竿体71に入射する日中の太陽光や、夜間の街灯や付近を走行する車両のヘッドライト光などを、透過させて外方へ放射させ、竿体71の視認性を高め、道路用標示体7の誘目性を高めている。
図5は図1の道路用標示部材1を用いた道路用標示体の更に他の一例を示す図である。
本実施形態の道路用標示体8は、断面円形の筒形状の本体81と、その内部に内装された発光部82とを備えている。そして発光部82は棒状の基板83と、この基板83の長手方向に間隔をあけて複数並設された発光体Lとを備え、各発光体Lの発する光が本体81の筒壁を透過して外方へ放出され、周囲の歩行者や車両運転手などの観者の注意を喚起するようになされている。
本実施形態の道路用標示体8の本体81は、図1に示す道路用標示部材1で形成され、その中空部に内装された発光部82からの光を外方へ放射させると共に、本体81に入射する周辺の車両のヘッドライト光や街灯の光等を透過させて外方へ放射させ、発光部82が消灯しているときでもその視認性が高められるようになされている。
1 道路用標示部材
2 外層
3 内層
4 補強繊維
5 中空部
6 道路用標示体
61 支柱
62 頭部
7 道路用標示体
71 竿体
72 端部材
73 係合部
8 道路用標示体
81 本体
82 発光部
83 基板
C 三角コーン
L 発光体
R 反射板

Claims (2)

  1. 蛍光色に着色され視認性が高められた道路用標示部材であって、
    内側に中空部を備えたパイプ形状の内層と、該内層の外側面を覆う外層とを備え、
    前記内層が透光性の合成樹脂から形成されると共に、
    前記外層が蛍光顔料の含有により着色された透光性の合成樹脂から形成されていることを特徴とする視認性が高められた道路用標示部材。
  2. 前記内層が着色顔料を含有しないナチュラル樹脂のポリエチレン樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の視認性が高められた道路用標示部材。
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