JP2012131485A - リブシフト法による第2次調波の改善 - Google Patents

リブシフト法による第2次調波の改善 Download PDF

Info

Publication number
JP2012131485A
JP2012131485A JP2011278177A JP2011278177A JP2012131485A JP 2012131485 A JP2012131485 A JP 2012131485A JP 2011278177 A JP2011278177 A JP 2011278177A JP 2011278177 A JP2011278177 A JP 2011278177A JP 2012131485 A JP2012131485 A JP 2012131485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
harmonic
tread configuration
ribs
rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011278177A
Other languages
English (en)
Inventor
Tao Song
ソング タオ
Karl Eric Sundkvist
エリック スンドクヴィスト カール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goodyear Tire and Rubber Co
Original Assignee
Goodyear Tire and Rubber Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Goodyear Tire and Rubber Co filed Critical Goodyear Tire and Rubber Co
Publication of JP2012131485A publication Critical patent/JP2012131485A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/0318Tread patterns irregular patterns with particular pitch sequence
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/0306Patterns comprising block rows or discontinuous ribs
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2111/00Details relating to CAD techniques
    • G06F2111/10Numerical modelling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/10Geometric CAD
    • G06F30/15Vehicle, aircraft or watercraft design
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/20Design optimisation, verification or simulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】タイヤ構成の高速均一性性能を向上させる方法を提供する。
【解決手段】次数の小さい調波と次数の大きい調波の少なくとも一方を低減させてタイヤ性能の高速均一性を向上させる方法に係る。この方法は、第1のトレッド構成を有する第1のタイヤを高速に回転させることによって生じる力の変動を求めることを含む。力の変動の第2次調波を分析する。第1のトレッド構成の1つまたは2つ以上のリブを周方向にシフトさせて第2次調波を単独であるいは他の調波と組み合わせて最小限に抑える第2のトレッド構成を生成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、概して、高速均一性を向上させるタイヤトレッド構成の改良に関する。
移動中の車輌に伴う振動は、少なくとも部分的にはタイヤ/路面接触力によるものである。このような振動は、タイヤの回転によって増幅され、走行中に律動を生じさせるタイヤ構成の非均一性によって生じると考えられる。このような振動は、タイヤ/車輌システムの共鳴によってさらに増幅される可能性がある。
一般に、振動の振幅は、車輌の速度が上昇するにつれて大きくなる。したがって、タイヤ製造業界内では、高速時の性能を向上させるようにタイヤの構成を改良することに強い関心が抱かれている。タイヤが最高250km/h(約155mph)の自動車速度と同等の角速度で回転するときに生成される様々な力を定量化する高速均一性(「HSU」)装置が市販されている。あるいは、コンピュータモデルが実際のタイヤの組み立てなしで力の変動をシミュレートするように構成されている。
米国特許第7195047号明細書 米国特許第7533010号明細書 米国特許第6800161号明細書
タイヤトレッドの形状および剛性を含む、タイヤ構成の効果を評価することによって、タイヤのHSU性能を引き続きさらに向上させることに強い関心が寄せられている。
本発明は、低調波と高調波の少なくとも一方を低減させて高速均一性性能を改善することによってタイヤ構成の高速均一性性能の前述の欠点およびその他の欠点を解消する。本発明についてある実施態様に関連して説明するが、本発明がこれらの実施態様に限定されないことが理解されよう。逆に、本発明は、本発明の趣旨および範囲内に含まれると考えられるすべての代替実施態様、修正実施態様、および均等実施態様を含む。
例示的な一実施態様では、本発明は、タイヤ性能の高速均一性を向上させる方法に関する。この方法は、第1のタイヤを高速で回転させることによって生じる力の変動を求めることを含む。第1のタイヤは第1のトレッド構成を有する。力の変動の第2次調波を分析する。第1のトレッド構成の1つまたは2つ以上のリブを周方向にシフトして第2次調波を最小限に抑える第2のタイヤ構成を生成する。
第1のトレッド構成を有する第1のタイヤをモデル化し、その回転をコンピュータ上でシミュレートしてもよい。あるいは、タイヤを組み立て、高速均一性装置上で回転させてもよい。
この方法は、力の変動の第n次調波を分析することをさらに含んでもよい。1つまたは2つ以上のリブは、第n次調波の最小化に従ってさらにシフトされる。
例示的な他の実施態様では、本発明は、第1および第2のショルダリブと、第1のリブと第2のリブの間の少なくとも1つの中間リブとを有するタイヤトレッド構成に関する。各リブは、複数のブロック部材からなるピッチ配列を含む。第2のショルダリブと少なくとも1つの中間リブの少なくとも一方のブロック部材からなるピッチ配列を第1のショルダリブに対してシフトして、タイヤが高速で回転するときに力の変動の第2次調波を最小限に抑える。
本発明の上記の目的および利点ならびに他の目的および利点は、添付の図面およびその説明から明らかになろう。
本明細書に組み込まれ、かつ本明細書の一部を構成する添付の図面は、本発明の複数の実施形態を示し、上記の本発明の概略的な説明および以下の実施形態の詳細な説明と一緒に、本発明の原則を説明する働きをする。
第1のトレッド構成を有するタイヤの部分断面斜視図である。 図1のタイヤの斜視図である。 図1のタイヤのトレッド構成の2つのブロック部材およびサイプの概略図である。 図1〜図3のタイヤが取り付けられているように示されている高速均一性(「HSU」)装置の側面図である。 本発明の複数の実施形態に係る調波分析を実行するように構成されたコンピュータの概略図である。 周期波形を示すグラフである。 図6の波形、および図6の波形の4つの次数の調波を示すグラフである。 タイヤトレッド構成の高速均一性を向上させる例示的な一方法を示すフローチャートである。 トレッド構成を構成する4つのリブの各々のシフトを示す半径方向プロットである。 4つのリブの各々が20個のブロック部材を含み、各リブが図8の半径方向プロットに従ってシフトされている、図式的な360度分のトレッド構成である。 リブが図8および図9に示されているようにシフトされているタイヤのリブのシフト度とその結果得られる調波の振幅との関係を示す図である。 リブが図8および図9に示されているようにシフトされているタイヤのリブのシフト度とその結果得られる調波の振幅との関係を示す図である。 リブが図8および図9に示されているようにシフトされているタイヤのリブのシフト度とその結果得られる第2次調波および第80次調波との関係を示す図である。
(定義)
以下の用語は、本明細書内の説明全体にわたって使用されるものであり、一般に、以下の他の説明と矛盾しないかあるいは他の説明によって具体的に述べられていないかぎり次の意味を有するものとする。
「エアチャンバ」は、タイヤがリム上に設置されたときにタイヤとリムとの間に形成される空気が入った環状のチャンバを意味する。
「軸線方向の」は、タイヤの軸線に平行な方向を指す。
「ビード」は、ビード領域のコアを形成し、タイヤをリムに保持することに関連する、周方向にほぼ伸長不能な金属線組立体を意味する。
「ベルト」または「補強ベルト」は、織物または不織布であり、トレッドの下に位置し、ビードに固定されておらず、タイヤの赤道面に対する左右のコード角度が17°から27°の範囲である、互いに平行な複数のコードの少なくとも2つの環状の層すなわちプライを意味する。
「ブロック部材」は、周方向溝またはショルダと、左右方向に延びる一対の溝または場合によってはサイプとによって画定されるタイヤトレッド部材を意味する。
「ブロック幅」は、縦方向におけるブロック部材面のアーク長を意味する。
「ブロック長さ」は、タイヤトレッドの円周に沿ったブロック部材のアーク長を意味する。
「周方向の」は、軸線方向に垂直なタイヤトレッドの表面の周縁に沿って延びるラインまたは方向を意味する。
「フットプリント」は、速度が零であり標準荷重および標準空気圧下にあるときに、タイヤトレッドと平坦な面が接触する接触部分すなわち接触領域を意味する。
「インナーライナ」は、タイヤが組み立てられたときにカーカスの内側を覆いかつエアチャンバに面する成形済みのゴム層を意味する。
「溝」は、タイヤトレッドに沿って周方向または左右方向に直線状、曲線状、またはジグザグ状に延びてよいタイヤトレッド内の細長い空洞領域を意味する。周方向および左右方向に延びる複数の溝は、共通部分を有することがある。各溝は、タイヤにおける深さが一定でなくてよい。溝の深さは、タイヤトレッドの円周に沿って一定でなくてよく、あるいは1つの溝の深さが、一定であってあるが、タイヤの他の溝の深さとは異なっていてもよい。溝は一般にタイヤのフットプリントにおいて開放されている。
「左右方向」は、タイヤの一方のサイドウォールから、概ねタイヤトレッドを横切りかつタイヤの円周に垂直にタイヤの他方のサイドウォールに向かう方向である。
「左右方向の力の変動」は、タイヤの左右方向(軸線方向)の力がタイヤの円周に沿って不均一であり、それによって走行時に左右方向の振動(たとえば、ウォブリング)が生じることを指す動的不均一性を意味する。この変動は通常、縦方向の外郭とタイヤの円周の両方に沿って寸法、剛性、または質量分布が不均一であることによって生じる。
「縦」または「縦方向の」は、タイヤ軸線を含む平面に沿ったタイヤの断面を指す。
「オーバレイ」は、ベルトの外面に沿って位置し、動作時にベルトを安定させる織物材料を意味する。
「プライ」は、タイヤの従来のカーカスを形成するようにゴムで覆われかつビード同士の間に巻かれた、カレンダ仕上げされた織り糸である。
「空気入りタイヤ」は、一般にトロイダル状で通常は開放されたトーラスであり、複数のビードとトレッドとを有し、ゴム、化学物質、織物、および鋼または他の材料で作られている、積層された機械的装置を意味する。タイヤは、車輪上に取り付けられたときに、タイヤのトレッドを通じて静止摩擦を生じさせ、車輌の荷重を支える流体を含む。
「半径方向の(ラジアル)」は、半径方向においてタイヤの回転軸線に向かうかあるいは軸線から離れる方向を指す。
「半径方向の力の変動」は、タイヤの半径方向の力がタイヤの円周に沿って不均一であり、それによって走行時に垂直方向および前後方向の振動が生じることを指す動的不均一性を意味する。この変動は通常、タイヤの円周に沿って寸法、剛性、または質量分布が不均一であることによって生じる。
「リブ」は、少なくとも1つの周方向溝と第2のそのような溝または左右の縁部とによって画定され、全深さ溝によって左右方向に分割されない、タイヤトレッド上のゴムの周方向に延びるストリップを意味する。
「サイドウォール」は、タイヤの、タイヤトレッドとビード領域との間の部分を意味する。
「ショルダ」は、タイヤトレッド縁部のすぐ下の、サイドウォールの上部を意味する。
「サイプ」は、タイヤのトレッド部材に成形され、タイヤトレッドブロックを細分し、静止摩擦を向上させる小さい長穴を意味する。サイプは一般に、幅が狭く、タイヤのフットプリントにおいて開放されたままである溝とは異なりタイヤのフットプリントにおいて閉鎖される。
「サイプ長さ」は、同じリブのタイヤトレッドの連続するブロック部材同士の間のサイプのアーク長を意味する。
「接線方向の」は、両方の円形線分に相互に接する単一の線を引くことができる点で交差する円曲線の複数の線分を指す。
「接線方向の力の変動」は、タイヤのビード領域の回転に対するタイヤの外面の不均一な回転を意味する。この変動は、タイヤトレッドの接線方向でありかつタイヤの回転軸線に垂直である方向においてタイヤと路面の間の接触面で発生する前後方向の力または「圧縮引張」力の変動を生じさせる。
「タイヤ軸線」はタイヤの回転軸線を意味する。
「トレッド」は、タイヤが標準空気圧および標準荷重下にあるときに路面に接触するタイヤの部分を含む、成形済みのゴム構成部材を意味する。
(実施例)
次に各図、特に図1〜図3を参照すると、空気入りタイヤ(「タイヤ」)10が部分断面図で示されている。タイヤ10は、エアチャンバ(不図示)内に空気を閉じ込められるようにするインナーライナ12と、特定の形状を形成する1つまたは2つ以上のプライ14と、インナーライナ12および1つまたは2つ以上のプライ14を環境要素から保護する複数のサイドウォール16と、タイヤの剛性を高める1つまたは2つ以上のベルト18と、タイヤトレッド(「トレッド」)20とを有する複合構造である。トレッド20は、濡路面および乾路面牽引性、ハイドロプレーニングの可能性に対する対処、騒音レベル、コーナリング時の車輌のハンドリング、およびハンドルの応答といった所望の機能に応じた特定の構成を含む。
トレッド20は、図1および図2に示されているように、4つのリブ、すなわち、第1のショルダリブS1、第2のショルダリブS2、並びに第1および第2の中間リブIM1,IM2を含む。具体的には示されていないが、1つまたは2つ以上の中央リブを含めてもよい。リブS1,IM1,IM2,S2は、トレッド20と路面(不図示)との間の周方向の接触点を形成している。ショルダリブS1,S2は、タイヤ10に沿って左右両方向に延びており、車輌の操作時にトレッド20と路面(不図示)を確実に接触させる。リブS1,IM1,IM2,S2の各々は、周方向溝30によって隣接する1つまたは2つ以上のリブから全体的に分離されている。
リブS1,IM1,IM2,S2の各々は複数のブロック部材(「ブロック」)32すなわちセグメントで構成されており、各ブロック32は左右方向溝34によって隣接するブロック32から少なくとも部分的に分離されている。特定のトレッドパターンは、互いに分離されたブロック32と互いに連結されたブロック32の任意の組み合わせを含んでもよい。図3は、必ずしも原寸に比例していないが、連続する2つのブロック32a,32bおよび関連する左右方向溝34をある程度さらに詳しく示す概略図である。各ブロック32a,32bは、トレッド20の周方向に沿った長さlbと、半径方向においてlbに直交する幅wとを有する。ブロック32a,32bは、本明細書では同様のlbを有するように示されているが、このことは必須ではない。また、ブロック32a,32bは、長さlsを有する左右方向溝34によって分離されている。当業者には、複数のブロック32と複数の左右方向溝34の少なくとも一方の様々な組み合わせが可能であり、あるタイヤ性能を発揮するうえで実際に有利であると考えられることが容易に理解されよう。複数のブロックの特定の配列またはユニットが、リブS1,IM1,IM2,S2の長さまたは範囲にわたって繰り返されており、ピッチと呼ばれている。
複数の左右方向溝34および周方向溝30は全体として、各ブロック32のある移動および変形を可能にし、したがって、タイヤ10と路面との間の静止摩擦を向上させる。リブ同士の間ではなく同じリブ内の、サイプ34の数および形状と、ブロック32の相対的なサイズおよび形状は、リブS1,Im1,Im2,S2の相対的な剛性を調整するように変更されてよく、静止摩擦に影響を与える。
次に、図1〜2および図4を参照すると分かるように、タイヤ10がリム上に取り付けられると、ビード組立体40がタイヤ10をリムに固定するように動作する。たとえば、品質管理および製品試験時に、タイヤ10が高速均一性(「HSU」)装置のリム52上に取り付けられることがある。一例として図4に示されたHSU装置54は、タイヤ10を高速に回転させ、3つの方向、すなわち半径方向56、左右方向58、および接線方向60の1つまたは2つ以上の方向においてタイヤ10に対する力の変動を測定する。高速は、少なくとも10mph(16kph)のすべての直線速度を含む。
1つの適切なHSU装置として、オハイオ州アルコンのTMSIから市販されているModel 1064B High Speed Uniformity Machineがある。HSU装置54はロードホイール62を含んでおり、ロードホイール62は路面を模倣するように、取り付けられたタイヤ10と接触する。ロードホイール62は、複数の車軸または構造部材を含んでもよい車軸64によって回転式モータ(不図示)に結合されている。リム52を有する車輪10およびロードホイール62は、キャリッジプラットフォーム66に結合されている。キャリッジプラットフォーム66は、タイヤ10に対する特定の車輌の荷重をシミュレートするようにタイヤ10とロードホイール62との相互作用量を選択するタイヤ荷重アクチュエータ70をさらに含んでもよい。
タイヤが特定の角速度ωで回転すると、1つまたは2つ以上のフォースセル71(図5)が、3つの方向56,58,60の各々における力の変動を測定する。フォースセル71(図5)は、タイヤに物理的に接触し、かつタイヤの回転時にたわむ接触スタイラス若しくはタッチプローブのようなアナログ装置、またはタイヤの回転時に変更される電界を生成する容量センサ若しくはタイヤの回転時に反射光の変化が測定されるレーザセンサなどのデジタル装置を含んでよい。フォースセル71(図5)によって生成されたアナログ信号またはデジタル信号は、公知の方法、例えば有線通信または無線通信を介してコントローラ74に送信される。コントローラ74は、以下に詳しく説明するように信号を記憶するか、信号を送信するか、あるいは信号を処理するように構成されてよい。
コントローラ74は、任意の種類のコンピュータ、コンピュータシステム、コンピューティングシステム、サーバ、ディスクアレイ、またはマルチユーザコンピュータ、単一ユーザコンピュータ、ハンドヘルド装置、ネットワーク化された装置のようなプログラム可能な装置などを表すとみなされる、図5に示されたコンピュータなどのコンピュータ84であってよい。コンピュータ84は、たとえば、クラスタまたは他の分散コンピューティングシステムにおける1つまたは2つ以上のネットワーク化されたコンピュータを使用して実現されてよい。コンピュータ84は、説明を簡単にするために「コンピュータ」と呼ばれる。ただし、「コンピューティングシステム」が本発明の各実施形態と矛盾しない適切な他のプログラム可能な電子装置を含んでもよいことを理解されたい。
コンピュータ84は、いくつかの異なる種類の周辺装置、たとえば、大容量記憶装置90、(たとえば、ユーザ入力装置およびディスプレイを含む)ユーザインタフェース92、およびネットワークインタフェース94と一緒に、メモリ88に結合された少なくとも1つの処理ユニット86(「CPU」として示されている)を通常含んでいる。メモリ88は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、非揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、永続性メモリ、フラッシュメモリ、少なくとも1つのハードディスクドライブおよび他のデジタル記憶媒体のうちの少なくとも1つを含んでもよい。大容量記憶装置90は通常、少なくとも1つのハードディスクドライブであり、別個のエンクロージャ内、または、1つ若しくは2つ以上のネットワーク化されたコンピュータ、(例えば、テープドライブを含む)1つ若しくは2つ以上のネットワーク化された記憶装置、および(例えば、サーバを含む)1つ若しくは2つ以上の他のネットワーク化された装置の少なくとも1つの装置内のように、コンピュータ84の外部に配置されてよい。
図5に示されているように、コンピュータ84は1つの処理ユニット86を含む。処理ユニット86は、様々な実施形態では、当技術分野で公知のようにシングルスレッド処理ユニット、マルチスレッド処理ユニット、マルチコア処理ユニットおよびマルチエレメント処理ユニット(不図示)の少なくとも1つであってよい。他の実施形態では、コンピュータ84は、複数のシングルスレッド処理ユニット、複数のマルチスレッド処理ユニット、複数のマルチコア処理ユニット、複数のマルチエレメント処理ユニット、およびそれらの組み合わせのうちの少なくとも1種を含む複数の処理ユニットを含んでいてもよい。同様に、メモリ88は、当技術分野で公知のように個々の処理ユニット86または複数の処理ユニット(不図示)に働く1つまたは2つ以上のレベルのデータキャッシュ、命令キャッシュ、および組み合わせキャッシュの少なくとも1つを含んでよい。
コンピュータ84のメモリ88は、当技術分野で公知のようにコンピュータ84の一次動作を制御するオペレーティングシステム104(「OS」として示されている)を含んでよい。メモリ88は、オペレーティングシステム104と組み合わされて実行され、かつ本明細書で説明するように調波分析とトレッド設計の少なくとも一方といったタスクを実行するように構成された少なくとも1つのアプリケーション106または他のソフトウェアプログラムを含んでもよい。
一般に、本発明の各実施形態を実現するように実行されるルーチンは、オペレーティングシステム104の一部として実現されるか、それとも特定のアプリケーション106、コンポーネント、アルゴリズム、プログラム、オブジェクト、モジュール、または命令のシーケンス、あるいは場合によってはそれらのサブセットとして実現されるかにかかわらず、本明細書では「コンピュータプログラムコード」または単に「プログラムコード」と呼ばれる。プログラムコードは通常、コンピュータ84内のメモリ88および大容量記憶装置90の少なくとも一方に常駐し、コンピュータ84内の処理ユニット86によって読み取られ実行されたときに、本発明の様々な態様を具体化するステップまたは要素を実行するのに必要なステップをコンピュータ84内の処理ユニット86に実行させる1つまたは2つ以上の命令を有する。
当業者には、図5に示されている環境が本発明を限定するものではないことが認識されよう。そればりでなく、当業者には、本発明の範囲から逸脱せずに他のハードウェア環境とソフトウェア環境の少なくとも一方を使用できることが認識されよう。
引き続き図5を参照し、さらに図6および図6Aを参照して、タイヤの均一性を判定する際に使用されてよい例示的な調波分析について説明する。調波分析によれば、3つの方向56,58,60(図2)の少なくとも1つの方向における力の変動が検出され、時間と相関される。力の変動は、時間またはタイヤの回転度に応じて異なり、波形f(t)108としてオシロスコープ上に表示されるかあるいはコンピュータ84(図5)上で再構成されてよい。タイヤ10(図1)が完全に回転し、すなわち、タイヤが360°回転するたびに、トレッド20(図1)の同じ位置または同じ回転度がサンプリングされるため、力の変動の同じ振幅をある時間間隔で測定する必要があり、f(t)108は周期的であると言われる。f(t)108の周期性は、2π周期関数、すなわち、[−π、π]に対して積分可能な関数のフーリエ級数として記述されてよく、この場合、2πラジアンは360°と等価である。
Figure 2012131485
上式で、tは時間であり、aおよびbはf(t)のフーリエ係数であり、次式のように定義される。
Figure 2012131485
Figure 2012131485
再び式1を参照すると、波形f(t)は正弦/余弦を含むn個の項に分解されてよく、nは1から∞までの範囲であり、各項は次式によって与えられる。
Figure 2012131485
n=1項は、最長空間周期、すなわち最低空間周波数を含み、基本調波すなわち第1次調波と呼ばれることが少なくない。n=2,3,4,・・・項は、順に短くなる空間周期、すなわち順に高くなる空間周波数を有し、それぞれ、第2次調波、第3次調波、第4次調波などである。
図6Aは、f(t)108についての第1〜第4次調波110,112,114,116とともにf(t)108を示している。タイヤトレッド構成の当業者には、より小さい次数の調波、すなわち第1次調波、第2次調波、第3次調波および第4次調波の少なくとも1つの評価がタイヤの均一性を反映し、より大きい次数、通常約50次から約80次までの範囲の調波の評価が可聴騒音を反映することが理解されよう。
タイヤ構成の詳細を概略的に説明したが、次に図1〜3および図7〜11を参照して、リブシフト法によって特定のトレッド構成の高速均一性を向上させる例示的な方法120について詳しく説明する。
方法120ではまず、ブロック122で、第1のタイヤトレッド構成が決定される。タイヤ10は、第1のタイヤトレッド構成に応じて製造およびモデル化の少なくとも一方が実施される。タイヤトレッド構成はたとえば、図1〜2に示されているかまたは以下に詳しく説明する図8および図9による構成に類似していてよいが、これらの特定の構造および構成は必要でも必須でもなく、方法120は、本明細書に図示し説明する任意の特定のトレッド構成に限定されるべきものではない。
例示のために、図8および図9は、第1および第2のショルダリブS1,S2と第1および第2の中間リブIm1,Im2とを有する1つのトレッド構成を示している。このトレッド構成は図9に360度分のトレッドとして示されており、トレッド20と路面のような平面が接触することによって形成される直線的な陰画の痕跡(negative impression)である。例示のためのみに、各リブS1,IM1,IM2,S2は、20個のブロック(B1〜B20で示されている)またはそれぞれ4つのブロックから成る5つのユニット(4つのブロックの組)で構成されており、ピッチは4に等しいと言われる。本明細書で20ブロックリブのパターンを使用しているのは、便宜上のことに過ぎず、前述の方法を簡略化するのを助けるものであり、制限とみなされるべきものではない。
第1のショルダリブS1は、連続するブロックB1〜B20を含み、0°のリブまたは位相シフトを有する図8の半径方向プロットに示されているような相対的なベースラインを形成している。第2のショルダリブS2および中間リブIM1,IM2は、第1のショルダリブS1に対して物理的にシフトされている。他の言い方をすれば、4つのリブS1,IM1,IM2,S2の各々は、ブロックB1〜B20を他のリブのブロックB1〜B20に対してずらすように、タイヤ10(図1)の円周に沿って回転させられている。例えば、各図に示されているように、第2のショルダリブS2は第1のショルダリブS1に対して90°シフトされている。これは、第1のブロックB1S2が第1のショルダリブS1の第6のブロックB6S1に揃うように第2のショルダリブS2のブロック(B1〜B20)S2をずらすことによって図9に概略的に示されている。この計算は、当業者には明らかであり、次式を含む。
Figure 2012131485
上式で、θはリブシフト度であり、xはリブが他のリブに対してシフトされるブロックの数である(たとえば、θ=90°の場合、x=5である)。
同様に、図8において、第1の中間リブIM1は第2のショルダリブS2に対して90°シフトされ、第1のショルダリブS1に対して180°シフトされている。その結果、第1の中間リブIM1の第1のブロックB1IM1が、10ブロックずれて第1のショルダリブS1の第11のブロックB11S1に揃う。第2の中間リブIM2は第1のショルダリブS1と第1の中間リブIM1の両方に対して90°シフトされ、第2のショルダリブS2に対して180°シフトされている。その結果、第2の中間リブIM2の第1のブロックB1IM2が、15ブロックずれて第1のショルダリブS1の第11のブロックB16S1に揃う。
それから、このタイヤトレッド構成に従い、従来公知でありかつタイヤ製造業の当業者によって使用されているいくつかの方法および材料のうちの1つを使用して、タイヤは製造される。タイヤ10を製造する例示的な一方法は、開示が引用によって全体的に本明細書に組み込まれる特許文献1に記載されている。あるいは、コンピュータ84(図5)を使用してタイヤ10を機械的にモデル化することができる。たとえば、トレッド構成の詳細な機械的モデルを入力し、力の変動をシミュレートし、トレッド構成を増分的に変更して新しいトレッド構成によって力の変動を再計算することができる。しかし、この有限要素分析法は、多くの計算リソースおよび時間リソースを必要とする。したがって、特許文献2の空間率関数分析および特許文献3の平均ピッチ分析のようなタイヤをシミュレートする他の方法を使用してよい。どちらの開示も引用によって本明細書に全体的に組み込まれる。簡単に言えば、特許文献3の開示に従って、特定のピッチを有する各リブS1,IM1,IM2,S2(図2)のトレッド構成の循環パターンを入力する。各リブのトレッド構成パターンのフーリエ展開を定義することができ、かつトレッド調波数に対してリブをシフトする作用を評価することができるように各リブのトレッド構成パターンを数学的に表すことができる。これらの簡略化されたタイヤモデルは、計算時間が短縮するだけでなく、有限要素分析法にはない他の利点を有する。たとえば、有限要素法ではタイヤ全体の分析が必要であり、シミュレートされる力は、すべてのリブが同時に作用することによる累積効果である。簡略化されたモデル分析では、ユーザは、各リブの個別の力と調波効果の少なくとも一方を具体的に分析することができる。
ブロック122のタイヤ製造(またはモデル化)ステップが完了した後、ブロック124で、タイヤのHSU力の変動を測定する。HSU力は3つの方向56,58,60のいずれでも測定できるが、ここでは、接線方向の力の変動の第2次調波が特に問題のある調波であるという固有の性質を有するため、この調波の分析について説明する。理論によって制限することは望まないが、第2次調波は、通常動作速度範囲内でありかつ他のオフレゾナンス調波と比べて不均一性に関する影響が大きい、タイヤ構成の自然共鳴、すなわち前後の共鳴に整合するため特に問題があると考えられる。
一実施形態によれば、HSU接線力60を測定するために、タイヤ10は、HSU装置54(図4)上に取り付けられ、ロードホイール62(図4)に接触するように配置される。次に、HSU装置54(図4)は、タイヤ10を所望の角速度、たとえば120mph(約193km/hr)の自動車速度に対応する角速度で回転させるように操作される。フォースセルは、回転するタイヤの接線力60の変動を測定するかあるいは求め、測定された変動をアナログ信号またはデジタル信号に変換する。この信号はコントローラ74(図4)に中継され、そこで波形の生成、表示および出力の少なくとも1つが行われる。オペレータは次に、コントローラ74(図4)または他の適切なコンピュータ84(図5)を使用して、ブロック126で波形f(t)の第2次調波を分析する。例えば、Model 1064B High Speed Uniformity Machineを、力の変動の分析に適したソフトウェアパッケージ(SpectraPACHSU)と一緒に購入してもよい。
コンピュータシミュレーションの実施形態では、ブロック124および126の分析ステップは、上述のフーリエ拡張または当業者によって容易に理解される他の方法を含んでもよい。
図10Aは、図8および図9のタイヤトレッド構成を有するモデル化されたタイヤ10の第2次調波128の一例を示している。このシミュレーションデータでは、タイヤが完全に対称的であり、リブの剛性の分布が一様であると仮定した(すなわち、すべてのブロックおよびリブが同じ長さ、幅、および高さを有する)。図10Aから、第2次調波128が、それぞれ90°および270°に対応する2つの局所化最小値130a、130bを有することが分かる。
次に、図7を参照すると分かるように、第2次調波128を分析し、特性のタイヤトレッド分析に第n次調波分析が望ましいかどうかについての判定132が下される。均一性に関係する次数の小さい調波または騒音分析に関係する次数の大きい調波を含む任意の次数の調波を分析してよい。
図10Aに示されているように、引き続き図7を参照すると分かるように、ユーザは、ブロック138のように第1次調波134および第3次調波136を分析することを選択した。第2次調波128は局所化最小値130a,130bで最小化されるが、これらの点はそれぞれ、最大振幅の約70%である第1次調波134および第3次調波136の点140a,140bに対応する。したがって、90°および270°のリブシフトはHSUへの第2次調波の寄与を最小化するうえで有利であるが、これらのシフトでは、HSUへの第1次調波および第3次調波の寄与がほぼ最大になる。したがって、HSUへの他の寄与を低減させかつタイヤ性能全体を最適化するために第2次調波128の局所化最小値130a,130bをわずかに犠牲にするかあるいは他の調波との兼ね合わせを図ることが全体的なトレッド構成およびタイヤ性能には有利であると考えられる。例えば、それぞれ点142a,142bに対応する80°〜100°および260°〜280°のリブシフトは、第3次調波136による寄与を低減させ、一方、第1次調波134および第2次調波128による寄与をわずかに増大させる。
図10Bは、図10Aの分析と同様の分析を示しているが、タイヤトレッド構成は、少なくとも2つの対応するリブ上に非対称的なトレッド剛性を含むようにモデル化されている。特定の例示的な例では、シミュレートされたトレッドパターンは、3ピッチ配列については1:1.3866:1.6116および1:1.2507:1.5607の剛比を含み、パターンまたは配列のブロックの剛性は、長さ、高さ、幅、または他の既知の物理パラメータを調整することによって増減させられる。図10Bでは、次に、第2次調波146の局所化最小値144a、144bがそれぞれ約87.8°および約267.8°ずらされ、振幅が最大値の約8%になるが、第1次調波148および第3次調波150は、それらのそれぞれの最大値の約67%(点152a、152b参照)および約83%(点154a、154b)だけ寄与する。HSU性能を最適化すること、すなわち第1次調波146、第2次調波148、および第3次調波150からの寄与を最小限に抑えることは、リブS1,Im1,Im2,S2をブロックの一部またはその他の長さだけ物理的にわずかにシフトすることによって実現することができる。当業者には、様々な調波の効果の釣り合いをとり、分析された調波の所望の釣り合いを実現するのに必要なシフトの種類が容易に理解されよう。
図11は、ブロック138で、ユーザが第2次調波156、および騒音成分に対応する第80次調波158を分析した例示的な他の分析を示している。当業者には、第80次調波158の振幅におけるわずかな振動がモデル化された不均一なトレッド剛性によるものであることが容易に理解されよう。図示のように、第2次調波156は、リブシフトが87.8°および267.8°のときに局所化最小値160a、160bを有するが、第80次調波144は、これと同じリブシフトで、局所化最大値162a、162bの周囲に位置する。したがって、点164a、164bでのリブシフトを約87°〜88.6°および267°〜268.6°に調整することによって第2次調波156からの寄与をわずかに犠牲にすると、第80次調波158による寄与が著しく低減する。
適切なリブシフトを求めた後、図7のブロック166で第2のタイヤ構成を形成または生成することができる。当業者には、ブロック166に戻って第2次調波のみを用いて処理するかあるいはブロック126に戻って他の第n次調波を分析することによって第2のタイヤ構成に同様な分析を施すことができることが容易に理解されよう。
本発明を様々な実施形態を説明することによって例示し、これらの実施形態についてある程度詳しく説明したが、これらの実施形態は添付の特許請求の範囲をこのような詳細に制限するかあるいは何らかの点で限定するものではない。当業者には他の利点および修正が容易に明らかになろう。本発明の様々な特徴は、ユーザの要求および好みに応じて、単独で使用されても、あるいは任意に組み合わせて使用されてもよい。現在知られているような、本発明を実施する方法と一緒に本発明について説明した。しかし、本発明自体は、添付の特許請求の範囲によってのみ定義されるものである。
10 空気入りタイヤ
12 インナーライナ
14 プライ
16 サイドウォール
18 ベルト
20 トレッド
30 周方向溝
32 ブロック部材
34 左右方向溝
40 ビード組立体
52 リム
56 半径方向
58 左右方向
60 接線方向
62 ロードホイール
64 車輌
70 タイヤ荷重アクチュエータ
71 フォースセル
74 コントローラ
84 コンピュータ
S1、Im1、Im2、S2 リブ

Claims (22)

  1. タイヤ性能の高速均一性を向上させる方法であって、
    第1のトレッド構成を有する第1のタイヤの回転によって生じる力の変動を求めることを含む方法において、
    前記力の変動の第2次調波を分析することと、
    前記第2次調波を最小限に抑えるように前記第1のトレッド構成の1つまたは2つ以上のリブが周方向にシフトされた第2のトレッド構成を生成することと、を含む、方法。
  2. 前記力の変動は接線方向であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のトレッド構成に従って前記第1のタイヤを形成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第2のトレッド構成に従って第2のタイヤを形成させることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第2次調波をさらに最小限に抑えるように前記第2のトレッド構成の前記1つまたは2つ以上のリブがさらにシフトされた第3のトレッド構成を生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記力の変動の第n次調波も最小限に抑えるように前記第2のトレッド構成を生成するステップが前記1つまたは2つ以上のリブをさらにシフトするように、前記第n次調波を分析することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第n次調波は、前記第1のタイヤの均一性をさらに向上させる前記第1次調波または第3次調波であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 第n次調波は、前記第1のタイヤの騒音の影響を改善するためのより次数の大きい調波であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  9. 前記より次数の大きい調波は約50次から約80次までの範囲であることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 前記1つまたは2つ以上のリブのシフトは、前記第2次調波および前記第n次調波を最適化することを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  11. 前記第1のトレッド構成は、それぞれの異なる剛性度を有する2つまたは3つ以上のリブを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  12. 前記タイヤの前記回転はコンピュータ上でシミュレートされることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  13. 前記タイヤの前記回転は高速均一性装置上で実施されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  14. 第1および第2のショルダリブであって、該第1および第2のショルダリブのそれぞれの長さにわたってn回繰り返される複数のブロック部材の配列をそれぞれ有する、第1および第2のショルダリブと、
    前記第1のショルダリブと前記第2のショルダリブとの間に位置する少なくとも1つの中間リブであって、該少なくとも1つの中間リブの長さにわたってn回繰り返される複数のブロック部材の配列を有する少なくとも1つの中間リブと、を有するタイヤトレッド構成において、
    前記第2のショルダリブ、前記少なくとも1つの中間リブ、またはその両方の複数のブロック部材の配列は、タイヤトレッドを有するタイヤが回転するときに前記タイヤの力の変動の第2次調波を最小限に抑えるように前記第1のショルダリブの前記一連のブロックに対してシフトされているタイヤトレッド構成。
  15. 前記力の変動は接線方向であることを特徴とする、請求項14に記載のタイヤトレッド構成。
  16. 前記第2のショルダリブ、前記少なくとも1つの中間リブ、またはその両方の複数のブロック部材の前記配列は、前記力の変動の第n次調波を最小限に抑えるようにさらにシフトされていることを特徴とする、請求項14に記載のタイヤトレッド構成。
  17. 前記第2のショルダリブ、前記少なくとも1つの中間リブ、またはその両方の複数のブロック部材の前記配列をシフトして前記第2次調波および第n次調波が最適化されていることを特徴とする、請求項16に記載のタイヤトレッド構成。
  18. 第n次調波は、前記タイヤの均一性性能を向上させるための第1次調波、第3次調波、または第4次調波であることを特徴とする、請求項16に記載のタイヤトレッド構成。
  19. 第n次調波は、前記タイヤの騒音効果を向上させるための約50次から約80次までの範囲であることを特徴とする、請求項16に記載のタイヤトレッド構成。
  20. 複数のブロックの前記配列内の1つのブロックの剛性は、複数のブロックの前記配列を構成する少なくとも1つの他のブロックと比べて異なっていることを特徴とする、請求項16に記載のタイヤトレッド構成。
  21. 前記タイヤの前記回転はコンピュータ上でシミュレートされることを特徴とする、請求項16に記載のタイヤトレッド構成。
  22. 前記タイヤの前記回転は高速均一性装置上で実施される、請求項16に記載のタイヤトレッド構成。
JP2011278177A 2010-12-23 2011-12-20 リブシフト法による第2次調波の改善 Pending JP2012131485A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/977,590 2010-12-23
US12/977,590 US8718990B2 (en) 2010-12-23 2010-12-23 Tire second order harmonics with rib shift methodology

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012131485A true JP2012131485A (ja) 2012-07-12

Family

ID=46318126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011278177A Pending JP2012131485A (ja) 2010-12-23 2011-12-20 リブシフト法による第2次調波の改善

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8718990B2 (ja)
JP (1) JP2012131485A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8978458B2 (en) * 2010-06-30 2015-03-17 Michelin Recherche Et Technique S.A. Tire uniformity through identification of process effects using singlet tire regression analysis

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3926238A (en) * 1971-08-31 1975-12-16 Gates Rubber Co Modulating noise produced by rotating bodies
JPS63229344A (ja) * 1987-02-27 1988-09-26 ユニローヤル グッドリッチ ライセンシング サービシス,インコーポレイティド タイヤのトレッドの騒音を評価する方法と装置
JPH0453722B2 (ja) * 1984-12-28 1992-08-27 Sumitomo Rubber Ind
JPH0646722Y2 (ja) * 1985-03-19 1994-11-30 住友ゴム工業株式会社 低騒音タイヤ
US5865921A (en) * 1996-02-26 1999-02-02 Bridgestone/Firestone, Inc. Tire noise treatment
JP2000121478A (ja) * 1998-10-14 2000-04-28 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤのユニフォミティ修正方法
JP2002283811A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤの単位模様配列方法
US20020177959A1 (en) * 2001-05-07 2002-11-28 Williams Stephen Loren Tire uniformity prediction using curve fitting
WO2003034023A1 (fr) * 2001-10-11 2003-04-24 Bridgestone Corporation Procede de prediction des variations de la force radiale, procede de prediction des variations de la force tangentielle, procede de prediction du faux-rond de rotation, procede de prediction des fluctuations de l'angle des pneus dues a l'acceleration, appareil de mesure du faux-rond de rotation, procede d'estimation du faux
JP2005170044A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Goodyear Tire & Rubber Co:The タイヤの製造モジュールおよびタイヤの製造方法
JP2005335688A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Soc D Technologie Michelin ラジアルランアウトとスティフネスバリエーションとの間で補償を行ってタイヤユニフォーミティーを改善する方法
JP2007062731A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Goodyear Tire & Rubber Co:The トレッドパターンのノイズを最適化する方法およびシステム
JP2007508978A (ja) * 2003-10-20 2007-04-12 ソシエテ ドゥ テクノロジー ミシュラン 質量アンバランスおよび高速ユニフォーミティを予測し、制御する方法
WO2010032737A1 (ja) * 2008-09-18 2010-03-25 株式会社ブリヂストン タイヤの設計方法及びタイヤ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3989780A (en) * 1971-08-31 1976-11-02 The Gates Rubber Company Modulating noise produced by rotating bodies
US4474223A (en) 1980-01-25 1984-10-02 The Goodyear Tire & Rubber Company Spreading noise generated by load supporting elements of a tire tread
US4788651A (en) * 1987-02-27 1988-11-29 The Uniroyal Goodrich Tire Company Method for improving tread noise by relative rotation of a rib and simulating the effect thereof
AU700133B2 (en) 1994-08-18 1998-12-24 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Pneumatic tire
US5759312A (en) 1995-09-05 1998-06-02 The Goodyear Tire & Rubber Company Pneumatic tire having pitch sequencing
US6651716B1 (en) 2000-02-23 2003-11-25 The Goodyear Tire & Rubber Company Method and tire adapted for post cure tire uniformity correction

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3926238A (en) * 1971-08-31 1975-12-16 Gates Rubber Co Modulating noise produced by rotating bodies
JPH0453722B2 (ja) * 1984-12-28 1992-08-27 Sumitomo Rubber Ind
JPH0646722Y2 (ja) * 1985-03-19 1994-11-30 住友ゴム工業株式会社 低騒音タイヤ
JPS63229344A (ja) * 1987-02-27 1988-09-26 ユニローヤル グッドリッチ ライセンシング サービシス,インコーポレイティド タイヤのトレッドの騒音を評価する方法と装置
US5865921A (en) * 1996-02-26 1999-02-02 Bridgestone/Firestone, Inc. Tire noise treatment
JP2000121478A (ja) * 1998-10-14 2000-04-28 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤのユニフォミティ修正方法
JP2002283811A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤの単位模様配列方法
US20020177959A1 (en) * 2001-05-07 2002-11-28 Williams Stephen Loren Tire uniformity prediction using curve fitting
WO2003034023A1 (fr) * 2001-10-11 2003-04-24 Bridgestone Corporation Procede de prediction des variations de la force radiale, procede de prediction des variations de la force tangentielle, procede de prediction du faux-rond de rotation, procede de prediction des fluctuations de l'angle des pneus dues a l'acceleration, appareil de mesure du faux-rond de rotation, procede d'estimation du faux
JP2007508978A (ja) * 2003-10-20 2007-04-12 ソシエテ ドゥ テクノロジー ミシュラン 質量アンバランスおよび高速ユニフォーミティを予測し、制御する方法
JP2005170044A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Goodyear Tire & Rubber Co:The タイヤの製造モジュールおよびタイヤの製造方法
JP2005335688A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Soc D Technologie Michelin ラジアルランアウトとスティフネスバリエーションとの間で補償を行ってタイヤユニフォーミティーを改善する方法
JP2007062731A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Goodyear Tire & Rubber Co:The トレッドパターンのノイズを最適化する方法およびシステム
WO2010032737A1 (ja) * 2008-09-18 2010-03-25 株式会社ブリヂストン タイヤの設計方法及びタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
US20120166167A1 (en) 2012-06-28
US8718990B2 (en) 2014-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4621271B2 (ja) タイヤのシミュレーション方法
JP3940093B2 (ja) タイヤのシミュレーション方法
JP4635668B2 (ja) タイヤ性能の予測方法及びタイヤ性能の予測用コンピュータプログラム、並びにタイヤ/ホイール組立体モデルの作成方法
JP4639912B2 (ja) タイヤ性能の予測方法及びタイヤ性能の予測用コンピュータプログラム、並びにタイヤ/ホイール組立体モデルの作成方法
JP5585436B2 (ja) タイヤのシミュレーション方法
JP2006306372A (ja) タイヤの嵌合過程予測方法、タイヤの嵌合過程予測用コンピュータプログラム、解析モデル、及び回転体の解析方法、並びに回転体の解析用コンピュータプログラム
JPH11201875A (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法
JPH11153520A (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法及びその装置
JP4448247B2 (ja) タイヤのハイドロプレーニングシミュレーション方法
JP2012131485A (ja) リブシフト法による第2次調波の改善
JP3314082B2 (ja) タイヤ有限要素モデルの作成方法
JP4318971B2 (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法及びタイヤ設計方法
JPH11201874A (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法
JP4233473B2 (ja) タイヤの振動特性評価方法及びタイヤの振動特性評価用コンピュータプログラム、並びにタイヤの製造方法
JP4275991B2 (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法及びタイヤ設計方法
JP5262489B2 (ja) タイヤ/内部構造体組立体のシミュレーション方法及びコンピュータプログラム
JP2006007913A (ja) タイヤモデル、タイヤの挙動シミュレーション方法、タイヤの挙動解析プログラム及びタイヤの挙動解析プログラムを記録した記録媒体
JP6003174B2 (ja) シミュレーション用タイヤモデルの作成方法、タイヤのシミュレーション方法、これらの方法に用いるコンピュータプログラム及びタイヤのシミュレーション装置
JP2021195007A (ja) タイヤのシミュレーション方法
JP5584004B2 (ja) タイヤ性能予測方法及びタイヤ性能予測装置
JP4116337B2 (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法及びその装置
JP4557630B2 (ja) タイヤの挙動シミュレーション方法
JP6163749B2 (ja) タイヤのシミュレーション方法、タイヤ特性の評価方法、タイヤの製造方法
JP5799701B2 (ja) タイヤのシミュレーション方法
JP2002022621A (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140411

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160405

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161004