JP2012131408A - 燃料タンク - Google Patents

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和隆 西田
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Abstract

【課題】 給油ガンから粗悪燃料が供給されても、タンク本体内に粗悪燃料が供給される虞がなく、またノズル部の長さが比較的に長い給油ガンを用いてもフィルタが損傷しない燃料タンクを提供する。
【解決手段】 燃料タンク1は、タンク本体3の上部に突設されたフィラーネック10内に設置されるフィルタ30と、フィラーネック10の先端部に着脱可能に装着されて給油口10aを塞ぐキャップとを備え、フィルタ30の上部に環状に設けられたフランジ32を受け止める受け座15がフィラーネック10内に設けられ、フィルタ30の上部にフランジ32より小径の筒部33を突設し、筒部33に、キャップ50に一端部が接続されたチェーンの他端部を接続する。さらに、フィラーネック10は、この軸方向長さLfとフィラーネック10から延出するフィルタ30の軸方向長さLrとを合算した長さが給油ガン60のノズル部61の長さLgよりも長くなるように形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料タンクに関し、特に燃料タンクに設けられたフィラーネック内にフィルタが設置される燃料タンクに関するものである。
従来より、燃料に混入する塵を除くため、燃料タンクのフィラーネック内にフィルタが設けられた燃料タンクがある(特許文献1参照)。この特許文献1に記載の燃料タンクは、燃料を貯留可能なタンク本体と、タンク本体の上部に傾斜して延設された給油筒と、給油筒の給油口から挿入されて給油筒内に設置されるフィルタと、給油筒の先端部に着脱可能に装着されて給油口を塞ぐキャップとを有して構成されている。
フィルタは、給油筒内の軸方向中間部に設置されて、給油口から給油される燃料を濾過する。このフィルタの上部には環状に形成されたフランジが設けられ、給油筒の軸方向中間部の外周に部分的に内側へ凹ませた受け座にフィルタのフランジが受け止め支持されて、フィルタが給油筒内に設置されている。
給油筒の軸方向中間部の一部は外側に突出するように膨出形成されて、フィルタのフランジと膨出形成された給油筒の内周面との間に隙間が形成されている。この隙間によってタンク本体内と給油筒とを連通する通気通路が形成されている。このため、給油筒からの燃料の供給時に、フィルタ内で燃料が満たされてフィルタが塞がれた状態になっても、タンク本体内の空気は通気通路および給油筒を通って外部に排出されるので、タンク本体内への燃料供給をスムースに行うことができる。
特開2002−192964号公報
この従来の燃料タンクに設置されるフィルタは、給油筒の給油口から所定距離を有した内部に設置されるので、フィルタの交換がし難いという問題がある。そこで、フィルタのフランジとキャップの裏側との間をチェーン等の紐部材で繋ぐと、紐部材を引っ張るだけで、フィルタを給油筒から容易に引き抜くことができ、フィルタの交換作業を容易化することができる。
しかしながら、紐部材をフランジに設けた孔部に挿通して接続すると、フィルタの給油筒内への設置時に、紐部材がフランジと受け座との接触を邪魔してフランジと受け座との間に隙間が形成される。このため、この隙間を介して給油筒と燃料タンク本体内とが連通した状態になる。従って、給油ガンから供給される燃料が塵等を含んだ粗悪燃料である場合には、タンク本体内に粗悪燃料が供給されるという問題が生じる。
また、燃料タンクへの燃料の供給時に使用される給油ガンには、ノズル部の長さが比較的に長いものがある。このノズル部の長さが長い給油ガンによって燃料を燃料タンクに供給する場合、給油ガンのノズル部の先端部がフィルタに接触してフィルタを損傷させて、タンク本体内に粗悪燃料が供給されるという問題が生じる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、給油ガンから供給される燃料が粗悪燃料であっても、タンク本体内に粗悪燃料が供給される虞がない燃料タンクを供給することを目的とする。
また、ノズル部の長さが長い給油ガンによって燃料タンクに燃料が供給されるときに、フィルタを損傷させる虞がない燃料タンクを供給することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の燃料タンクは、燃料を貯留可能なタンク本体と、該タンク本体の上部に突設されて前記タンク本体に連通し燃料を該タンク本体に供給するフィラーネックと、該フィラーネックの先端部に開口する給油口から挿入されて前記フィラーネック内に設置されるフィルタと、前記フィラーネックの先端部に着脱可能に装着されて前記給油口を塞ぐキャップとを備え、前記フィルタの上部に環状に設けられたフランジを受け止める受け座が前記フィラーネック内に設けられた燃料タンクであって、
前記フィルタの上部には、前記フランジよりも小径であって該フランジから上方へ延びる筒部が設けられ、
該筒部に、前記キャップに一端部が接続された紐部材(実施の形態におけるチェーン35)の他端部が接続されているように構成されたものである。
本発明の燃料タンクにおいて、フィルタの上部にフランジよりも小径であってフランジから上方へ延びる筒部を設けることにより、フィルタがフィラーネック内に設置される際に、フランジが受け座に受け止められると、フランジの裏面の全面が受け座に接触する。このため、フランジと受け座との間に隙間が形成されることはなく、給油ガンから供給される燃料が粗悪なものである場合に、粗悪燃料がフィルタを介することなくタンク本体に供給される事態を確実に防止することができる。
本発明に記載の「フランジを受け止める受け座」とは、フランジが受け座に受け止められる際に、隙間なくフランジが接触可能に構成された受け座をいう。具体的には、フランジの下面が平面状に形成されている場合、上面が平面状に形成された受け座をいう。
本発明の筒部にキャップの一端部に接続された紐部材の他端部を接続することにより、フィルタを交換する場合には、キャップをフィラーネックから取り外し、キャップに繋がる紐部材をフィラーネックの給油口側に引っ張って、フィルタをフィラーネックから引き出す。このように紐部材を引っ張るだけで、フィルタをフィラーネックから取り外すことができるので、フィルタの交換作業を容易にすることができる。
本発明の紐部材は、フィルタとキャップを繋ぐことができるものであればよく、具体的には、チェーン、布性の紐、合成樹脂性の紐などである。
本発明の燃料タンクにおいて、筒部の内面は、該筒部の先端側に進むに従って外側に拡開する傾斜面が形成されていてもよい。傾斜面は、筒部の先端側に進むに従って外側に拡開するものであればよいので、筒部の先端側に向かって直線状に延びるものや、湾曲するものでもよい。これによって、フィラーネック内に挿入された給油ガンのノズル部のフィルタ内への移動を容易にすることができる。
本発明の燃料タンクにおいて、フィルタは、上部に前記フランジを形成して有底容器状をなす枠体部と、該枠体部の下部に設けられた濾過部とを備え、傾斜面は、燃料を供給する給油ガンのノズル部を濾過部内に案内する方向に延びてもよい。有底容器状の枠体部の下部に濾過部が形成されるので、濾過部の上下方向長さを比較的に長くすることができるので、濾過部の表面積を大きくすることができ、供給された燃料が濾過部で溢れる事態を防止することができる。
また、傾斜面は、燃料を供給する給油ガンのノズル部を濾過部内に案内する方向に延びていることにより、ノズル部の先端がフィルタの濾過部に接触して濾過部を損傷させる事態を未然に防止することができる。
本発明の燃料タンクにおいて、フィラーネックは、この軸方向長さと該フィラーネックから延出するフィルタの軸方向長さとを合算した長さが給油ガンのノズル部の長さよりも長くなるように形成されてもよい。このようにすると、ノズル部の長さが比較的に長い給油ガンによって燃料が燃料タンクに供給される場合、ノズル部の先端がフィルタの底部に接触することがなくなり、フィルタの損傷を確実に防止することができる。
本発明の燃料タンクによれば、燃料を貯留可能なタンク本体の上部に突設されたフィラーネック内に設置されるフィルタと、フィラーネックの先端部に着脱可能に装着されて給油口を塞ぐキャップとを備え、フィルタの上部に環状に設けられたフランジを受け止める受け座がフィラーネック内に設けられた燃料タンクであって、フィルタの上部にフランジよりも小径であってフランジから上方へ延びる筒部を設け、筒部に、キャップに一端部が接続された紐部材の他端部を接続することにより、フィルタのフィラーネック内への設置時に、フランジが受け座に受け止められると、フランジの裏面の全面が受け座に接触する。このため、フランジと受け座との間に隙間が形成されることはなく、給油ガンから供給される燃料が粗悪なものである場合、この粗悪燃料がタンク本体に供給される事態を確実に防止することができる。
また、本発明の燃料タンクによれば、フィラーネックは、この軸方向長さとフィラーネックから延出するフィルタの軸方向長さとを合算した長さが給油ガンのノズル部の長さよりも長くなるように形成されることにより、ノズル部の長さが比較的に長い給油ガンによって燃料が燃料タンクに供給される場合、ノズル部の先端がフィルタの底部に接触する虞がなくなる。このため、フィルタが損傷する虞がない燃料タンクを供給することができる。
本発明の一実施の形態に係わる燃料タンクの部分説明図である。 本発明の一実施の形態に係わる燃料タンクの斜視図である。 本発明の一実施の形態に係わる燃料タンクの側面図を示す。 本発明の一実施の形態に係わる燃料タンクに設けられるフィラーネックを示し、同図(a)はフィラーネックの平面図であり、同図(b)は同図(a)のIV−IV矢視に相当する断面図である。 本発明の一実施の形態に係わる燃料タンクのフィラーネックに装着されるキャップを示し、同図(a)はキャップの正面図であり、同図(b)はキャップの側面図である。 本発明の一実施の形態に係わる燃料タンクのフィラーネック内に設置されるフィルタを示し、同図(a)はフィルタの側面図であり、同図(b)は同図(a)中のA部を拡大して示す説明図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材料、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明をそれのみに限定する趣旨ではない。
本実施形態は、トラックや作業機などの車両の車体に取り付けられる燃料タンクに適用される。図1は燃料タンクの部分説明図、図2は燃料タンクの斜視図、図3は燃料タンクの側面図、図4(a)はフィラーネックの平面図、図4(b)は図4(a)中のIV−IV矢視に相当するフィラーネックの断面図、図5(a)はキャップの正面図、図5(b)はキャップの側面図であり、図6(a)はフィルタの側面図、図6(b)は同図(a)中のA部を拡大して示す説明図である。
燃料タンク1は、図2及び図3に示すように、燃料を貯留可能なタンク本体3と、タンク本体3の上部に突設されてタンク本体3内に連通し燃料をタンク本体3に供給するフィラーネック10と、フィラーネック10の先端部に開口する給油口10aから挿入されてフィラーネック10内に設置されるフィルタ30(図6(a)参照)と、フィラーネック10の先端部に着脱可能に装着されて給油口10aを塞ぐキャップ50(図5(a)、図5(b)参照)とを備える。
タンク本体3は、板金等の金属材料で形成されて内部が中空な直方体状に形成されている。タンク本体3は、長手方向に対向配置されて矩形状の一対の側板4,5と、これらの側板4.5間に配設されて側板4,5同士を接続するとともに、側板4,5の外縁に沿って設けられた角筒部材6とを有してなる。
角筒部材6の上部を構成する天板6aの長手方向の中間部であって長手方向に対して直行する方向(以下、「短手方向」と記す。)の一方側の端部には、天板6aに対して斜め上方に取付角度θ(図面ではθ=約45°)を有して延びるフィラーネック10が設けられている。なお、フィラーネック10の取付角度θは、燃料タンク1が設けられる車両の車体等との関係で決定される。
フィラーネック10は、図4(a)及び図4(b)に示すように、円筒状に形成され、その上部に開口する開口部にはキャップ50(図5(a)、図5(b)参照)を着脱可能に装着するための口金部材11が勘合した状態で設けられている。口金部材11の詳細は後述するが、口金部材11の中央部には、給油ガン60(図1参照)のノズル部61を挿入可能な円形状の給油口10aが形成されている。給油口10aはノズル部61の外径よりも大きい径を有している。
この給油口10aを塞ぐキャップ50は、図5(a)及び図5(b)に示すように、正面視において八角形状をなして把持可能な厚さを有する握手部51と、握手部51の裏面側に突設されて給油口10aに嵌合される突出部52と、突出部52の先端部に設けられて後述するチェーン35(図6(a)参照)の一端部を接続する接続端子53を有してなる。
突出部52は、円柱状をなし、その中心軸線は握手部51のそれと同軸上に配置されている。突出部52の握手部側端部の両側には、突出部52の直径方向に延びる一対の係止突起52aが設けられている。この係止突起52aは、詳細は後述するが、口金部材11と係合してキャップ50をフィラーネック10に装着可能である。
接続端子53は、突出部52の先端部に沿って延びる基部53aと、基部53aに繋がって屈曲して突出部52の先端部に対して直角方向に延びる係止部53bとを有する。係止部53bの略中央部にはチェーン35(図6(a)参照)を接続するための孔部53cが設けられている。
このように構成されたキャップ50と係合する口金部材11は、図4(a)及び図4(b)に示すように、平面視において円環状に形成された周縁部12を有し、この周縁部12は断面視においてキャップ状に形成されている。即ち、周縁部12は下部が開口した逆U字状に形成されている。この周縁部12内にフィラーネック10の先端部を嵌合させるように挿入して、口金部材11がフィラーネックに装着されている。
周縁部12は、円形状に形成された外壁12aと、この内側に対向配置された内壁12bと、外壁12a及び内壁12bの上部間を繋ぐ上壁12cとを有する。上壁12cの直径方向の対向する部分には、キャップ50(図5(a)参照)に設けられた係止突起52aを挿入可能な一対の切欠凹部12d、12d’が設けられている。また内壁12bは一方の切欠凹部12d側から他方の切欠凹部12d’側に進むに従って漸次内壁12bの下端部の位置がより下方に位置するように延びるとともに、他方の切欠凹部12d’付近で下方へ突出する段部12eが形成されている。この段部12eに係止突起52aが接触することで、キャップ50の回動を規制することができる。
このため、キャップ50(図5(a)参照)の係止突起52aを切欠凹部12d、12d’内に挿入した状態で、キャップ50の係止突起52aが一方の切欠凹部12d側から他方の切欠凹部12d’側に移動するようにキャップ50を回動させると、係止突起52aは内壁12bの下端部に接触しながら他方の切欠凹部12d’側に移動する。ここで、係止突起52aの移動量が大きくなるほど、内壁12bの下方の位置がより下になるので、係止突起52aの移動はしにくくなる。このため、キャップ50の回動時に、係止突起52aがある位置に移動すると、係止突起52aの移動が困難となり、キャップ50は口金部材11にロックされた状態になる。従って、キャップ50はフィラーネック10の先端部にロックされた状態で装着することができるとともに、キャップ50の突出部52によって給油口10aを塞ぐことができる。
フィラーネック10内の下部には、図4(b)に示すように、フィルタ30の上部に環状に設けられたフランジ32を受け止める受け座15が環状に設けられている。受け座15は板金をプレス加工等して形成されて、受け座15の上面は略平面状に形成されている。受け座15の内側には円形状の孔部16が開口している。この孔部16は口述するフィルタ30の枠体部31が挿入可能な大きさを有している。
フィラーネック10内に設置されるフィルタ30は、図6(a)及び図6(b)に示すように、有底筒状の枠体部31を有し、枠体部31の上部にはフランジ32が環状に設けられ、枠体部31の下側には濾過部40が設けられている。枠体部31は、合成樹脂材料で一体成型される。
フランジ32の外径φAは、図4(b)をさらに追加して説明すると、前述した受け座15の先端側に形成された孔部16の外径φBよりも大きく、また給油口10aの内径φCよりも小さい。このため、フランジ32は給油口10aを通過することができ、またフランジ32は受け座15の上面に接触して支持される。フランジ32の下面は平面状に形成され、受け座15の上面も平面状に形成されているので、フランジ32が受け座15に支持されると、フランジ32と受け座15は隙間がない状態で密着する。
フランジ32の上面には、上方へ延びる筒部33が設けられている。筒部33の外径φDはフランジ32の外径φAよりも小さく、また枠体部31の内側に貫通する枠体孔部31aの外径φEよりも大きい。また筒部33は、先端側に進むに従って外側に拡開するように湾曲している。即ち、筒部33の内面は、筒部33の先端側に進むに従って外側に拡開する傾斜面33aが形成されている。傾斜面33aは、筒部33の先端側に進むに従って外側に拡開するように湾曲するとともに、給油ガン60のノズル部61を濾過部40内に案内する方向に延びている。このため、フィラーネック10内に挿入された給油ガン60(図1参照)のノズル部61が濾過部40に接触する事態を防止することができる。
フィルタ30の枠体部31の上部に設けられた筒部33には、筒部33の内側と外側との間を貫通する貫通孔33bが設けられている。この貫通孔33bにチェーン35の他端部に設けられた係止リング35aが挿通された状態で取り付けられている。なお、チェーン35の一端部は、図5(b)に示すキャップ50の裏側に設けられた接続端子53の孔部53cに係止された状態で取り付けられる。
このように、フィルタ30のフィラーネック10内への設置時に、チェーン35はフランジ32の上部に設けられた筒部33に取り付けられているので、チェーン35の係止リング35aがフランジ32と受け座15との間に入り込んで隙間が形成されることはない。このため、フランジ32は受け座15に確実に密着した状態で設置されるので、給油ガン60(図1参照)によって供給される燃料が粗悪燃料である場合、この粗悪燃料がフランジ32と受け座15との間の隙間からタンク本体3に供給されることはない。
枠体部31の下側には、枠体部31の周方向に所定間隔を有して配置されて下方へ延びる複数の支持部40aと、これらの支持部40aの下端部同士を接続する底板部40bと、隣接する支持部40a間に開口する開口部40cに取り付けられたメッシュ部40dとを有してなる濾過部40が形成されている。
支持部40aは下方に進むに従ってフィルタ30の内側に傾く。このため、受け座15の内側に形成された孔部16への濾過部40の挿入を容易にしている。濾過部40の上下方向長さLは、メッシュ部40dの目の間隔やメッシュ部40dの全体の面積等を考慮して、給油ガン60からフィルタ30に供給された燃料が溢れ出すことがない長さに設定されている。
底板部40bは、板状に形成されているが、濾過機能が低下しなければ底板部40bに孔部を設け、この孔部にメッシュ部40dを設けてもよい。
このように構成されたフィルタ30をフィラーネック10内に設置した状態で、給油ガン60によって給油する場合、図1に示すように、給油ガン60のノズル部61の長さが比較的に長いもの(例えば、約300mm)では、給油口10aを介してフィラーネック10内に挿入されたノズル部61の先端がフィルタ30の濾過部40の下側に接触して濾過部40が損傷する虞が生じる。従って、供給された燃料が塵等を含む粗悪燃料である場合には、粗悪燃料がタンク本体3内に供給される虞が生じる。
しかし、本願の燃料タンク1では、フィラーネック10の軸方向長さLfとフィルタ30のフィラーネック10から延出する長さLrとを合算した長さLtが給油ガン60のノズル部Lgの長さよりも長くなるように、フィラーネック10の軸方向長さLfが設定されている。このため、ノズル部61の長さが比較的に長い給油ガン60によって粗悪燃料が燃料タンク1に供給される場合、ノズル部61の先端がフィルタ30の濾過部40の下側に接触する虞がないので、フィルタ30の損傷を確実に防止することができる。その結果、粗悪燃料がタンク本体3に供給される虞のない燃料タンク1を供給することができる。
なお、フィラーネック10の軸方向長さLfは、長ければ長いほどよいことになるが、燃料タンク1が設けられる車両の車体との位置関係や車体に設けられる他の設備等との関係を考慮して、軸方向長さLfの上限が設定される。
1 燃料タンク
3 タンク本体
10 フィラーネック
10a 給油口
15 受け座
30 フィルタ
31 枠体部
32 フランジ
33 筒部
33a 傾斜面
35 チェーン(紐部材)
40 濾過部
50 キャップ

Claims (4)

  1. 燃料を貯留可能なタンク本体と、該タンク本体の上部に突設されて前記タンク本体に連通し燃料を該タンク本体に供給するフィラーネックと、該フィラーネックの先端部に開口する給油口から挿入されて前記フィラーネック内に設置されるフィルタと、前記フィラーネックの先端部に着脱可能に装着されて前記給油口を塞ぐキャップとを備え、前記フィルタの上部に環状に設けられたフランジを受け止める受け座が前記フィラーネック内に設けられた燃料タンクであって、
    前記フィルタの上部には、前記フランジよりも小径であって該フランジから上方へ延びる筒部が設けられ、
    該筒部に、前記キャップに一端部が接続された紐部材の他端部が接続されていることを特徴とする燃料タンク。
  2. 前記筒部の内面は、該筒部の先端側に進むに従って外側に拡開する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク。
  3. 前記フィルタは、上部に前記フランジを形成して有底容器状をなす枠体部と、該枠体部の下部に設けられた濾過部とを備え、
    前記傾斜面は、燃料を供給する給油ガンのノズル部を前記濾過部内に案内する方向に延びていることを特徴とする請求項2に記載の燃料タンク。
  4. 前記フィラーネックは、この軸方向長さと該フィラーネックから延出する前記フィルタの軸方向長さとを合算した長さが前記給油ガンのノズル部の長さよりも長くなるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料タンク。
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