JP2012130554A - 供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作の簡略化を図りながら、流動体を複数回に分けて供給することが可能な供給装置を提供する。
【解決手段】供給装置100は、流動体150を収容する筒状部11と、筒状部11の一方端部11aに設けられ、筒状部11に収容された流動体150を排出する排出口12と、筒状部11の他方端部11bに設けられた開口部13とを有するバレル10と、開口部13を介して筒状部11の内部に挿入されるプランジャ20とを備える。プランジャ20の端部には、筒状部11の内面と摺動する弾性変形可能なガスケット40が設けられている。筒状部11の内面には、溝部114が設けられ、ガスケット40には、溝部114に係合される突部44が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、流動体を供給する供給装置に関する。
従来、流動体を収容するとともに、収容された流動体を供給する供給装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1には、一方側に排出口が形成されるとともに、他方側に開口端部が形成された外筒(バレル)と、外筒の内部に摺動可能に配置されたガスケットと、ガスケットに端部が接続されたプランジャと、外筒の開口端部に固定され、プランジャが挿入される軸支持部材とを備えたシリンジ(供給装置)が開示されている。外筒の内部には、排出口とガスケットとの間に流体が収容される収容室が形成されている。
このシリンジでは、プランジャには、径方向(外筒側)に突出する突起部が設けられている。この突起部は、プランジャの長手方向および周方向において異なる位置に複数設けられている。また、プランジャは、ガスケットに対して周方向に回転可能に設けられている。軸支持部材には、プランジャの突起部が当接される被当接面が設けられ、被当接面の一部には、突起部が通過可能な切欠部が形成されている。
特許文献1のシリンジの流体を排出(供給)する際の動作としては、まず、プランジャが周方向に回転されることにより、プランジャの突起部が被当接面に形成された切欠部と対応する位置に配置される。そして、プランジャが押圧されると、突起部が切欠部を通過することにより、外筒に対してプランジャおよびガスケットが排出口側に移動される。その後、通過した突起部と長手方向において隣接する突起部が、通過した突起部と周方向において異なる位置に設けられていることから、通過した突起部と長手方向において隣接する突起部が被当接面に当接されることにより、プランジャおよびガスケットの移動が停止される。これにより、収容室に収容された流体が所定量だけ排出される。そして、このシリンジでは、上記した動作が繰り返し行われることにより、収容室に収容された流体を所定量毎に分割して排出(供給)することが可能である。
特開2006−26280号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来のシリンジでは、収容室に収容された流体を複数回に分けて供給することが可能であるが、所定量の流体を供給した後、再び所定量の流体を供給する際に、プランジャを回転させる必要があるので、シリンジの操作が煩雑であるという問題点がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、操作の簡略化を図りながら、流動体を複数回に分けて供給することが可能な供給装置を提供することである。
本発明による供給装置は、流動体を収容するとともに、収容された流動体を供給する供給装置であって、流動体を収容する筒状部と、前記筒状部の一方端部に設けられ、前記筒状部に収容された流動体を排出する排出口と、前記筒状部の他方端部に設けられた開口部とを有するバレルと、前記開口部を介して前記筒状部の内部に挿入されるプランジャとを備え、前記プランジャの端部には、前記筒状部の内面と摺動する弾性変形可能なガスケットが設けられ、前記筒状部の内面には、係合部が設けられ、前記ガスケットには、前記係合部に係合される被係合部が設けられていることを特徴とする。
このように構成することによって、プランジャが排出口側に押されることにより、ガスケットの被係合部がバレルの係合部に係合されるまで、プランジャおよびガスケットが排出口側に移動される。これにより、流動体を排出口から供給することができる。その後、再び流動体を供給する場合には、プランジャが排出口側に押されることにより、ガスケットが弾性変形するので、ガスケットの被係合部とバレルの係合部との係合が解除され、プランジャおよびガスケットが排出口側に移動される。これにより、流動体を排出口から供給することができる。すなわち、筒状部の係合部とガスケットの被係合部とにより、バレルの内部を移動(摺動)するガスケットの移動量を規定することができるので、プランジャを回転させることなく、流動体を複数回に分けて供給することができる。
上記供給装置において、前記筒状部の内面には、前記係合部が前記プランジャの挿入方向に複数設けられていてもよい。
このように構成すれば、流動体を2回以上に分けて供給することができる。
この場合において、前記複数の係合部は、前記プランジャの挿入方向に一定の間隔を隔てて配置されていてもよい。
このように構成すれば、複数回に分けて供給される流動体の供給量を均等にすることができる。
上記供給装置において、前記筒状部は、円筒状に形成されており、前記係合部は、前記筒状部の内周面の周方向に沿って延びるように設けられ、前記ガスケットは、円柱状に形成されており、前記被係合部は、前記ガスケットの円周方向に沿って延びるように設けられていてもよい。
このように構成すれば、ガスケットの被係合部を容易にバレルの係合部に係合させることができる。
上記供給装置において、前記係合部は、前記筒状部の内面に形成された溝部を含み、前記被係合部は、前記溝部に挿入される突部を含むようにしてもよい。
このように構成すれば、バレルの溝部にガスケットの突部を挿入することにより、溝部と突部とを係合させることができる。
上記供給装置において、前記係合部は、前記筒状部の内面に形成された突部を含み、前記被係合部は、前記突部が挿入される溝部を含むようにしてもよい。
このように構成すれば、ガスケットの溝部にバレルの突部を挿入することにより、溝部と突部とを係合させることができる。
上記供給装置において、前記ガスケットは、前記バレルの筒状部に圧入されるガスケット本体と、前記ガスケット本体に設けられたテーパ部とを含み、前記テーパ部は、前記ガスケット本体から前記プランジャの挿入方向の逆方向に向かって断面積が大きくなるように形成されるようにしてもよい。
このように構成すれば、ガスケットをバレルに挿入した状態において、ガスケットおよびプランジャをバレルに対して逆方向に移動しにくくすることができるので、誤操作の抑制を図るとともに、分注精度の向上を図ることができる。
上記供給装置において、前記バレルの排出口を塞ぐ蓋部材を備えていてもよい。
このように構成すれば、バレルに収容される流動体を蓋部材およびガスケットにより密閉することができる。
上記供給装置において、前記筒状部に収容される流動体は、ゼリー状の薬剤を含むようにしてもよい。
このように構成すれば、ゼリー状の薬剤を複数回に分けて供給することができる。
本発明によれば、操作の簡略化を図りながら、流動体を複数回に分けて供給することが可能な供給装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1による供給装置の全体構造を示した斜視図である。 図1に示した供給装置の全体構造を示した分解斜視図である。 図1に示した供給装置の全体構造を示した断面図である。 図1に示した供給装置のバレルの構造を示した平面図である。 図1に示した供給装置のバレルの構造を示した背面図である。 図1に示した供給装置のプランジャの構造を示した平面図である。 図1に示した供給装置のプランジャの構造を示した背面図である。 図1に示した供給装置のキャップの構造を示した平面図である。 図1に示した供給装置のキャップの構造を示した背面図である。 本発明の実施の形態2による供給装置の全体構造を示した断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<実施の形態1>
まず、図1〜図9を参照して、実施の形態1による供給装置100の構造について説明する。
供給装置100は、図1〜図3に示すように、バレル10と、プランジャ20と、キャップ30とを備えている。なお、キャップ30は、本発明の「蓋部材」の一例である。供給装置100は、流動体150(図3参照)を収容するとともに、収容された流動体150を複数回に分けて供給するように構成されている。なお、流動体150は、たとえば、ゼリー状の薬剤である。
バレル10は、図3に示すように、流動体150を収容する筒状部11と、筒状部11の一方端部11a(矢印Y1方向側の端部)に設けられた排出口12と、筒状部11の他方端部11b(矢印Y2方向側の端部)に設けられた開口部13と、筒状部11の他方端部11bに設けられたフランジ部14とを含んでいる。バレル10は、たとえば、透明な樹脂により形成されている。
筒状部11は、円筒状に形成されており、本体部111と、本体部111から先細りとなるテーパ部112と、テーパ部112の先端に設けられたノズル部113とを有する。
本体部111には、内周面11cの周方向(図5のC1方向)に沿って延びるように溝部114が形成されている。なお、溝部114は、本発明の「係合部」の一例である。溝部114は、内周面11cの全周にわたって形成されるとともに、断面形状が円弧状に形成されている。また、溝部114は、プランジャ20の挿入方向(矢印Y1方向)に一定の間隔を隔てて複数(たとえば、7個)設けられている。
テーパ部112は、本体部111とノズル部113との間に設けられており、本体部111からノズル部113に向かって径が小さくなるように形成されている。ノズル部113は、本体部111の直径よりも小さい直径を有する。ノズル部113(図4参照)には、外周面にねじ山(螺旋状の溝)が形成されている。
排出口12は、筒状部11の先端に設けられ、開口部13は、筒状部11の基端に設けられている。フランジ部14は、板状に形成されており、筒状部11の基端から外方に突出するように設けられている。
プランジャ20は、図6および図7に示すように、バレル10(図3参照)に挿入される棒状部21と、棒状部21の一方端部(矢印Y2方向側の端部)に形成された板状の押圧部22とを有する。プランジャ20は、開口部13を介して筒状部11(図3参照)の内部に挿入されるように構成されている。プランジャ20は、たとえば、樹脂により形成されている。
棒状部21の他方端部(矢印Y1方向側の端部)には、ガスケット40が取り付けられている。すなわち、プランジャ20の先端にガスケット40が設けられ、プランジャ20の基端に押圧部22が形成されている。なお、プランジャ20の棒状部21は、バレル10の内径よりも小さい直径を有する。
ガスケット40は、たとえば、ゴムにより形成されており、弾性変形可能に構成されている。また、ガスケット40は、プランジャ20がバレル10に挿入された場合に、バレル10の内周面11cと摺動するように構成されている。
ガスケット40は、円柱状のガスケット本体41と、ガスケット本体41の一方端部(矢印Y1方向側の端部)に形成された円錐状の先端部42と、ガスケット本体41の他方端部(矢印Y2方向側の端部)に形成されたテーパ部43と、ガスケット本体41の円周方向(図7のC2方向)に沿って延びるように形成された突部44とを有する。なお、突部44は、本発明の「被係合部」の一例である。
ガスケット本体41は、直径がバレル10の内径よりも若干大きくなるように形成されている。これにより、プランジャ20がバレル10に挿入される際に、ガスケット本体41が筒状部11に圧入される。先端部42は、傾斜角度がバレル10のテーパ部112(図3参照)の傾斜角度とほぼ同じに形成されている。テーパ部43は、ガスケット本体41から後方(矢印Y2方向)に向かって径(断面積)が大きくなるように形成されている。突部44は、ガスケット本体41の全周にわたって設けられている。また、突部44は、断面形状が円弧状に形成されている。
キャップ30は、図8および図9に示すように、円錐台状に形成されている。キャップ30は、たとえば、樹脂により形成されており、バレル10の排出口12(図3参照)を塞ぐために設けられている。キャップ30の外周面には、周方向に凹凸形状が形成されている。これにより、利用者がキャップ30を回転方向(図9のC3方向)に回転させる際に、キャップ30に対して利用者の指が滑るのを抑制することが可能である。
また、キャップ30には、バレル10のノズル部113(図3参照)が挿入される凹部31が形成されている。凹部31は、背面視において円状に形成されている。凹部31には、内周面にねじ山(螺旋状の溝)が形成されている。
供給装置100では、図3に示すように、ガスケット40が取り付けられたプランジャ20がバレル10に挿入されることにより、バレル10の筒状部11の内部においてガスケット40の先端部42と一方端部11a(排出口12)との間に収容空間Sが形成される。供給装置100は、収容空間Sに流動体150を収容可能に構成されている。また、供給装置100は、バレル10の溝部114とガスケット40の突部44とにより、バレル10の内部を移動(摺動)するガスケット40の移動量を規定するように構成されている。なお、バレル10のノズル部113にキャップ30が取り付けられることにより、収容空間Sが密閉される。
次に、図3を参照して、実施の形態1による供給装置100の流動体150の供給動作について説明する。なお、以下では、図3に示した状態から流動体150を供給する際の動作について説明する。
ここで、図3では、ガスケット40が取り付けられたプランジャ20がバレル10に挿入されており、ガスケット40の突部44がバレル10の最も基端側の溝部114に挿入されている。そして、ガスケット40の先端部42とバレル10の排出口12との間に形成される収容空間Sに流動体150が収容されている。また、バレル10のノズル部113には、キャップ30が取り付けられている。
まず、キャップ30がバレル10に対して回転されることにより、キャップ30がバレル10のノズル部113から取り外される。そして、バレル10のフランジ部14が保持された状態で、プランジャ20の押圧部22(図1参照)が押圧される。これにより、ガスケット40の突部44が弾性変形し、ガスケット40の突部44とバレル10の溝部114との係合が解除される。そして、ガスケット40およびプランジャ20がバレル10に対して挿入方向(矢印Y1方向)に移動することにより、バレル10の排出口12から収容空間Sに収容された流動体150の一部が排出される。これにより、供給装置100から流動体150が供給される。
その後、挿入方向(矢印Y1方向)に移動するガスケット40の突部44が、バレル10の基端から2個目の溝部114に挿入される。これにより、ガスケット40の突部44がバレル10の基端から2個目の溝部114に係合され、ガスケット40およびプランジャ20の移動が停止される。このため、バレル10の排出口12からの流動体150の排出が停止される。したがって、供給装置100から所定量の流動体150が供給される。その後、バレル10のノズル部113にキャップ30が取り付けられる。
次に、供給装置100から再び流動体150を供給する場合には、まず、キャップ30がバレル10に対して回転されることにより、キャップ30がバレル10のノズル部113から取り外される。そして、バレル10のフランジ部14が保持された状態で、プランジャ20の押圧部22が押圧される。これにより、ガスケット40の突部44が弾性変形し、ガスケット40の突部44とバレル10の溝部114との係合が解除される。そして、ガスケット40およびプランジャ20がバレル10に対して挿入方向(矢印Y1方向)に移動することにより、バレル10の排出口12から収容空間Sに収容された流動体150の一部が排出される。これにより、供給装置100から流動体150が供給される。
その後、挿入方向(矢印Y1方向)に移動するガスケット40の突部44が、バレル10の基端から3個目の溝部114に挿入される。これにより、ガスケット40の突部44がバレル10の基端から3個目の溝部114に係合され、ガスケット40およびプランジャ20の移動が停止される。このため、バレル10の排出口12からの流動体150の排出が停止される。したがって、供給装置100から所定量の流動体150が供給される。その後、バレル10のノズル部113にキャップ30が取り付けられる。
そして、上記した動作が繰り返し行われることにより、収容空間Sに収容された流動体150が複数回(たとえば、6回)に分けて供給される。
実施の形態1では、上記のように、バレル10に溝部114を形成するとともに、ガスケット40に突部44を形成することによって、プランジャ20が挿入方向に押圧された場合に、ガスケット40の突部44がバレル10の溝部114に係合されるまで、ガスケット40およびプランジャ20が挿入方向に移動することにより、収容空間Sに収容される流動体150の一部を供給することができる。その後、プランジャ20が挿入方向に押圧された場合には、ガスケット40の突部44が弾性変形することにより、ガスケット40の突部44とバレル10の溝部114との係合が解除され、ガスケット40およびプランジャ20が挿入方向に移動する。これにより、収容空間Sに収容される流動体150の一部を供給することができる。すなわち、供給装置100では、筒状部11の溝部114とガスケット40の突部44とにより、バレル10の内部を移動(摺動)するガスケット40の移動量を規定することができるので、プランジャ20を回転させることなく、流動体150を複数回に分けて供給することができる。その結果、流動体150を供給する際の操作の簡略化を図りながら、流動体150を複数回に分けて供給することができる。また、バレルに突部を形成する場合に比べて、プランジャ20を挿入方向に移動させる際の負荷が大きくなるのを抑制することができる。
また、実施の形態1では、バレル10に7個の溝部114を設け、流動体150の供給前の状態においてガスケット40の突部44を最も基端側の溝部114に挿入することによって、流動体150を6回に分けて供給することができる。なお、バレル10に7個の溝部114を設けた場合において、流動体150の供給前の状態においてガスケット40の突部44を溝部114に挿入しないようにすれば、流動体150を7回に分けて供給することができる。
また、実施の形態1では、複数の溝部114をプランジャ20の挿入方向に一定の間隔を隔てて配置することによって、複数回に分けて供給される流動体150の供給量を均等にすることができる。これにより、用量を守って定期的にゼリー状の薬剤を服用することが容易にできる。
また、実施の形態1では、バレル10の排出口12を塞ぐキャップ30を設けることによって、バレル10の内部においてガスケット40と排出口12との間に形成される収容空間Sに収容される流動体150を密閉することができる。
また、実施の形態1では、流動体150がゼリー状の薬剤であることによって、ゼリー状の薬剤を複数回に分けて供給することができる。また、ゼリー状の薬剤であるので、幼児や高齢者であっても安全に薬剤を服用することができる。
また、実施の形態1では、バレル10を透明な樹脂により形成することによって、収容空間Sに収容される流動体150の残量を目視で容易に確認することができる。
また、実施の形態1では、プランジャ20の挿入方向の逆方向(矢印Y2方向)に向かって径が大きくなるように形成されたテーパ部43をガスケット40に設けることによって、ガスケット40をバレル10に挿入した状態において、ガスケット40およびプランジャ20をバレル10に対して逆方向に移動しにくくすることができるので、誤操作の抑制を図るとともに、分注精度の向上を図ることができる。また、ガスケット40による密閉度の向上を図ることができる。
<実施の形態2>
図10を参照して、実施の形態2による供給装置100aの構造について説明する。なお、実施の形態1による供給装置100と同一部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
供給装置100aでは、図10に示すように、バレル10aには、溝部114(図3参照)の代わりに突部114aが形成されるとともに、ガスケット40aには、突部44(図3参照)の代わりに溝部44aが形成されている。なお、供給装置100aのその他の構成は、上記した供給装置100と同様である。また、突部114aは、本発明の「係合部」の一例であり、溝部44aは、本発明の「被係合部」の一例である。
バレル10aの突部114aは、内周面11cの周方向に沿って延びるように、内周面11cの全周にわたって形成されている。突部114aは、断面形状が円弧状に形成されている。また、突部114aは、プランジャ20の挿入方向(矢印Y1方向)に一定の間隔を隔てて複数(たとえば、7個)設けられている。なお、バレル10aのその他の構成は、上記したバレル10と同様である。
ガスケット40aの溝部44aは、ガスケット本体41の円周方向に沿って延びるように、ガスケット本体41の全周にわたって形成されている。また、溝部44aは、断面形状が円弧状に形成されている。なお、ガスケット40aのその他の構成は、上記したガスケット40と同様である。
実施の形態2では、上記のように、バレル10aに突部114aを形成するとともに、ガスケット40aに溝部44aを形成することによって、バレルに溝部を形成した場合のように、バレルの内部をガスケットが摺動する際に、バレルの溝部に流動体が取り残されることがないので、流動体150をより正確に供給することができる。
なお、実施の形態2のその他の効果は、上記実施の形態1と同様である。
なお、今回開示した実施の形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、実施の形態1では、バレル10に7個の溝部114を形成する例を示したが、これに限らず、バレルに少なくとも1個の溝部が形成されていればよく、溝部の数はいくつであってもよい。同様に、実施の形態2では、バレル10aに7個の突部114aを形成する例を示したが、これに限らず、バレルに少なくとも1個の突部が形成されていればよく、突部の数はいくつであってもよい。
また、実施の形態1では、断面形状が円弧状である溝部114および突部44を設ける例を示したが、これに限らず、たとえば、断面形状が三角形状である溝部および突部が設けられていてもよい。なお、実施の形態2についても同様である。
また、実施の形態1では、複数の溝部114が一定の間隔を隔てて配置される例を示したが、これに限らず、溝部の間隔が異なっていてもよい。同様に、実施の形態2では、複数の突部114aが一定の間隔を隔てて配置される例を示したが、これに限らず、突部の間隔が異なっていてもよい。すなわち、複数回に分けて供給される流動体の供給量が異なっていてもよい。
また、実施の形態1では、ガスケット本体41の全周にわたって突部44を設ける例を示したが、これに限らず、ガスケット本体の円周方向に沿って所定の間隔を隔てて突部が設けられていてもよい。同様に、実施の形態2では、バレル10aの内周面11cの全周にわたって突部114aを設ける例を示したが、これに限らず、バレルの内周面の周方向に沿って所定の間隔を隔てて突部が設けられていてもよい。
また、実施の形態1および2では、バレルを透明な樹脂により形成する例を示したが、これに限らず、バレルを遮光性の樹脂により形成してもよいし、透明な樹脂により形成されたバレルの外側に遮光部材を設けるようにしてもよい。このように構成すれば、収容空間に収容される流動体に光が入射するのを抑制することができる。また、透明な樹脂により形成されたバレルの外側に、一部の領域を除いて遮光部材を設けるようにしてもよい。このように構成すれば、収容空間に収容される流動体に光が入射するのを抑制しながら、収容空間に収容される流動体の残量を目視で容易に確認することができる。
また、実施の形態1および2では、ガスケットをゴムにより形成する例を示したが、これに限らず、ガスケットを熱可塑性エラストマーにより形成してもよい。また、バレルを樹脂により形成する例を示したが、これに限らず、バレルをガラスにより形成してもよい。
また、実施の形態1および2では、流動体150がゼリー状の薬剤である例を示したが、これに限らず、流動体が液状の食品であってもよい。
また、実施の形態1および2では、バレルの排出口を塞ぐキャップを設ける例を示したが、これに限らず、バレルの排出口を開閉する開閉弁が設けられていてもよい。
また、実施の形態1および2では、バレルが円筒状の筒状部を有する例を示したが、これに限らず、バレルが角筒状の筒状部を有するようにしてもよい。この場合には、ガスケットを角柱状に形成すればよい。
10、10a バレル
11 筒状部
11a 一方端部
11b 他方端部
11c 内周面
12 排出口
13 開口部
20 プランジャ
30 キャップ(蓋部材)
40 ガスケット
41 ガスケット本体
43 テーパ部
44 突部(被係合部)
44a 溝部(被係合部)
100、100a 供給装置
114 溝部(係合部)
114a 突部(係合部)
150 流動体

Claims (9)

  1. 流動体を収容するとともに、収容された流動体を供給する供給装置であって、
    流動体を収容する筒状部と、前記筒状部の一方端部に設けられ、前記筒状部に収容された流動体を排出する排出口と、前記筒状部の他方端部に設けられた開口部とを有するバレルと、
    前記開口部を介して前記筒状部の内部に挿入されるプランジャとを備え、
    前記プランジャの端部には、前記筒状部の内面と摺動する弾性変形可能なガスケットが設けられ、
    前記筒状部の内面には、係合部が設けられ、
    前記ガスケットには、前記係合部に係合される被係合部が設けられていること
    を特徴とする供給装置。
  2. 請求項1に記載の供給装置であって、
    前記筒状部の内面には、前記係合部が前記プランジャの挿入方向に複数設けられていること
    を特徴とする供給装置。
  3. 請求項2に記載の供給装置であって、
    前記複数の係合部は、前記プランジャの挿入方向に一定の間隔を隔てて配置されていること
    を特徴とする供給装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の供給装置であって、
    前記筒状部は、円筒状に形成されており、
    前記係合部は、前記筒状部の内周面の周方向に沿って延びるように設けられ、
    前記ガスケットは、円柱状に形成されており、
    前記被係合部は、前記ガスケットの円周方向に沿って延びるように設けられていること
    を特徴とする供給装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一つに記載の供給装置であって、
    前記係合部は、前記筒状部の内面に形成された溝部を含み、
    前記被係合部は、前記溝部に挿入される突部を含むこと
    を特徴とする供給装置。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか一つに記載の供給装置であって、
    前記係合部は、前記筒状部の内面に形成された突部を含み、
    前記被係合部は、前記突部が挿入される溝部を含むこと
    を特徴とする供給装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一つに記載の供給装置であって、
    前記ガスケットは、前記バレルの筒状部に圧入されるガスケット本体と、前記ガスケット本体に設けられたテーパ部とを含み、
    前記テーパ部は、前記ガスケット本体から前記プランジャの挿入方向の逆方向に向かって断面積が大きくなるように形成されていること
    を特徴とする供給装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載の供給装置であって、
    前記バレルの排出口を塞ぐ蓋部材を備えること
    を特徴とする供給装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一つに記載の供給装置であって、
    前記筒状部に収容される流動体は、ゼリー状の薬剤を含むこと
    を特徴とする供給装置。
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