JP2012128670A - 保健事業支援システム、保険事業支援装置、及び保険事業支援プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】保健指導による医療費削減効果を予測し、費用対効果の高い指導対象者を選択する保健事業支援システムを提供することを目的とする。
【解決手段】レセプト情報、健診情報、及び保健指導情報に基づいて、保健指導対象者を選択する保健事業支援システムであって、健康保険加入者の重症度及び検査値ごとの予測医療費を示す医療費モデルを作成する医療費モデル作成部と、重症度及び検査値ごとの改善量を示す検査値改善モデルを作成する検査値改善モデル作成部と、保健指導による予測医療費削減量を重症度及び検査値ごとに算出する予測医療費削減効果算出部と、予測医療費削減量が高い重症度及び検査値に属する健康保険加入者を保健指導対象者として選択する対象者選択部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、保健指導の対象となる保健指導対象者を選択する保健事業支援システムに関し、特に、重症度及び検査値ごとに算出された医療費削減量に基づいて保健指導対象者を選択する保健事業支援システムに関する。
健康保険組合(健保)は、生活習慣病予防及び重症化予防のための保健指導を行う保健事業を、医療費を低減する目的で実施している。しかし、保健指導のために確保できる保健師、及び保健指導のための費用等の健保のリソースは限られているため、効果的・効率的な保健事業の運営を支援するシステムが望まれている。
保健事業の運営を支援する方法として、次のような方法が知られている。
検査値及び生活習慣等の健診結果から算出された健康度に基づいて指導等の介入対象者を決定し、介入前後の健康度及び医療費の変化に基づいて、当該介入の効果を評価する保険者情報システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
健診結果に基づいて肥満度及び疾病リスク数を算出し、肥満度及び疾病リスクが高い人を保健指導の対象者として選択する保健指導支援装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、被保険者集団の特性(年齢及び生活習慣等)、年齢と発症率との相関を示すデータ、並びに医療費データベースに基づいて、被保険者集団全体の将来の医療費を予測する医療費予測システムが知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−341611号公報 特開2009−151423号公報 特開2005−50380号公報
健保の限られたリソースの中で、効果的・効率的な保健事業を実施するためには、保健指導を優先的に実施する対象者を選択することが必要となる。
医療費低減の観点からは、将来の医療費削減量を予測し、予測した医療費削減量に基づいて保健指導の対象者を選択することが重要である。しかしながら、特許文献2には、単に疾病リスクの高い人を保健指導の対象者として選択する方法を開示されているのみである。また、特許文献1及び3に記載されたシステムは、保健指導による医療費削減効果を予測する方法、及び予測した医療費削減効果から費用対効果の高い対象者を選択する方法については考慮されていないものである。
また、特許文献3に記載された医療費予測システムでは、生活習慣病の状態 が変化(重症化又は回復)することを考慮していないため、将来の医療費を精度よく予測することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、保健指導による医療費削減効果を予測し、費用対効果の高い指導対象者を選択する保健事業支援システムを提供することを目的とする。
本発明の代表的な一例を示せば、健康保険加入者の傷病名情報と前記健康保険加入者に対して行われた医療行為情報と当該医療行為の費用情報とを含むレセプト情報、前記健康保険加入者の健康診断による検査値を含む健診情報、及び前記健康保険加入者に対して実施された保健指導を特定可能な保健指導情報を記憶するデータベース部にアクセス可能な計算機を備え、前記計算機が保健指導対象者を選択する保健事業支援システムであって、前記計算機は、演算処理を実行するプロセッサと、前記プロセッサに接続され、前記データベース部に記憶された情報がロードされるメモリと、を備え、前記プロセッサが、前記レセプト情報及び前記健診情報に基づいて、前記重症度及び検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとの予測医療費を示す医療費モデルを作成し、前記作成された医療費モデルを前記データベース部に記憶する医療費モデル作成部と、前記プロセッサが、前記レセプト情報、前記健診情報、及び前記保健指導情報に基づいて、前記保健指導による前記検査値の改善量を前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとに算出し、前記算出された改善量を示す検査値改善モデルを作成し、前記作成された検査値改善モデルを前記データベースに記憶する検査値改善モデル作成部と、前記プロセッサが、前記医療費モデル及び前記検査値改善モデルに基づいて、前記保健指導による予測医療費削減量を前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとに算出する予測医療費削減効果算出部と、前記プロセッサが、前記予測医療費削減効果算出部によって算出された前記予測医療費削減量が高いグループに属する健康保険加入者を保健指導対象者として選択する指導対象者選択部と、を備え、前記予測医療費削減効果算出部は、前記医療費モデルを参照し、前記グループの予測医療費を保健指導前予測医療費として取得し、前記検査値改善モデルを参照し、前記保健指導前予測医療費を取得した前記検査値に対応する前記保健指導後の検査値である保健指導後検査値を取得し、前記保健指導前予測医療費を取得した前記重症度及び前記保健指導後検査値の予測医療費を保健指導後予測医療費として取得し、前記保健指導前予測医療費から前記保健指導後医療費を減算して、前記予測医療費削減量を算出することを特徴とする。
本発明によれば、保健指導による医療費削減効果を予測し、費用対効果の高い指導対象者を選択する保健事業支援システムを提供できる。
本発明の保健事業支援システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態のレセプト記憶部が記憶するレセプト基本情報の説明図である。 本発明の実施形態のレセプト記憶部が記憶する傷病名情報の説明図である。 本発明の実施形態のレセプト記憶部が記憶する医薬品情報の説明図である。 本発明の実施形態のレセプト記憶部が記憶する診療行為情報の説明図である。 本発明の実施形態のレセプト記憶部が記憶する傷病名分類情報の説明図である。 本発明の実施形態のレセプト記憶部が記憶する医薬品分類情報の説明図である。 本発明の実施形態のレセプト記憶部が記憶する診療行為分類情報の説明図である。 本発明の実施形態の健診情報記憶部が記憶する健診情報の説明図である。 本発明の実施形態のレセプト記憶部が記憶する重症度判定条件情報の説明図である。 本発明の実施形態のレセプト記憶部が記憶する重症度判定情報の説明図である。 本発明の実施形態の医療費モデル記憶部が記憶する重症度別医療費情報の説明図である。 本発明の実施形態の医療費モデル記憶部が記憶する重症度遷移確率情報の説明図である。 本発明の実施形態の医療費モデル記憶部が記憶する医療費モデルの説明図である。 本発明の実施形態の医療費モデル作成に関する処理のフローチャートである。 本発明の実施形態の医療費モデル作成処理のフローチャートである。 本発明の実施形態の指導情報記憶部が記憶する指導情報の説明図である。 本発明の実施形態の検査値改善モデル記憶部が記憶する検査値改善量情報の説明図である。 本発明の実施形態の検査値改善モデル記憶部が記憶する検査値改善モデルの説明図である。 本発明の実施形態の検査値改善モデル作成部によって実行される検査値改善モデル作成処理のフローチャートである。 本発明の実施形態の保健事業支援端末が出力部に表示する指導対象者選択画面の説明図である。 本発明の実施形態の指導対象者選択処理のフローチャートである。
本発明の実施形態を図1〜図22を用いて説明する。
以下の説明では、健保加入者の過去のレセプト情報、健診情報、及び指導情報に基づいて、糖尿病の発症予防及び重症化予防のための保健指導を実施する対象者を選択する場合を想定して説明する。
ここで、レセプト情報は、健保加入者が医療機関を受診した際の傷病名、処方された医薬品、実施された診療行為、及び医療費(点数)が記録された情報である。なお、処方された医薬品、及び実施された診療行為を総称して、医療行為という。
また、健診情報は、健保加入者が健診機関を受診した場合の検査値が記憶されたものであり、指導情報は、健保加入者が受けた指導サービス名、指導開始日、及び指導終了日が記憶されたものである。
図1は、本発明の保健事業支援システムの構成を示すブロック図である。
保健事業支援システムは、保健事業支援端末101、及びデータベース106を備える。
保健事業支援端末101は、入力部102、出力部103、CPU104、メモリ107、及び記憶媒体105を備える。
入力部102は、保健事業支援端末101への入力を受け付け、例えばマウス及びキーボード等である。記憶媒体105は、保健事業支援システムによる保健事業支援処理を実現する各種プログラム、及び保健事業支援処理の実行結果等を格納する。記憶媒体105は、例えば不揮発性記憶媒体等であり、磁気ディスク又は不揮発性メモリ等を含む。メモリ107には、記憶媒体105に格納されたプログラムがロードされる。CPU104は、メモリ107にロードされたプログラムを実行する。出力部103は保健事業支援システムが算出した結果を出力する表示部であり、例えばディスプレイ等である。
なお、以下で説明する処理及び演算はCPU104が実行する。
記憶媒体105は、医療費モデル作成部110、検査値改善モデル作成部120、及び指導対象者選択部130となるプログラムを格納する。
医療費モデル作成部110は、レセプト情報分類部111、重症度判定部112、重症度別医療費算出部113、及び遷移確率算出部114を備える。
レセプト情報分類部111は、入力部102に入力された複数の健康保険加入者のレセプト情報(図2に示すレセプト基本情報200、図3に示す傷病名情報300、図4に示す医薬品情報400、及び、図5に示す診療行為情報500を含む)と、図6に示す傷病名分類情報600とを参照し、ある傷病分類(例えば糖尿病)に属する傷病名情報を含むレセプト情報に含まれる医薬品情報400及び診療行為情報500を抽出し、抽出した医薬品情報400及び診療行為情報500を傷病分類ごとに分類し、図7に示す医薬品分類情報700及び図8に示す診療行為分類情報800を作成する。
重症度判定部112は、レセプト情報、傷病名分類情報600、医薬品分類情報700、及び、入力部102に入力された図10に示す重症度判定条件情報1000を参照し、各健康保険加入者のある傷病分類における重症度を判定し、重症度及び判定年度を含む図11に示す重症度判定情報1100を作成する。
重症度別医療費算出部113は、レセプト情報、医薬品分類情報700、診療行為分類情報800、及び重症度判定情報1100を参照し、ある傷病分類における重症度ごとの医療費を算出し、図12に示す重症度別医療費情報1200を作成する。
遷移確率算出部114は、重症度判定情報1100、入力部102に入力された図9に示す健診情報900を参照し、検査値の影響を考慮した重症度の遷移確率を算出し、図13に示す重症度遷移確率情報1300を作成する。
医療費モデル作成部110は、重症度遷移確率情報1300及び重症度別医療費情報1200を参照し、後述するシミュレーションによって、重症度及び検査値ごとのの予測医療費を算出し、図14に示す医療費モデル1400を作成する。
検査値改善モデル作成部120は、検査値改善量算出部121を備える。
検査値改善量算出部121は、重症度判定情報1100、健診情報900、及び入力部102に入力された図17に示す指導サービスごとの指導情報1700を参照し、指導後の検査値が指導前の検査値からどれだけ改善したかを示す平均改善量及び信頼区間を、指導サービス、重症度及び検査値ごとに算出し、図18に示す検査値改善量情報1800を作成する。
検査値改善モデル作成部120は、検査値改善量情報1800を参照し、指導サービスの効果を判定し、効果が高い指導サービスの検査値改善量情報を抽出して、図19に示す検査値改善モデル1900を作成する。
指導対象者選択部130は、予測医療費削減効果算出部131及び費用対効果算出部132を備える。
予測医療費削減効果算出部131は、医療費モデル1400及び検査値改善モデル1900を参照し、指導サービスによる医療費の予測削減量を示す予測医療費削減量を算出する。
費用対効果算出部132は、予測医療費削減効果算出部131によって算出された予測医療費削減量と入力部102に入力された一人当たりの指導費用から、費用対効果を算出する。
指導対象者選択部130は、入力部102に入力された予算以内になるように、費用対効果算出部132によって算出された費用対効果の高い指導対象者を選択し、選択指導対象者リスト、総費用、及び総予測医療費削減量を含む図21に示す指導対象者選択画面1701を出力部103に表示する。
データベース106は、レセプト記憶部140、健診情報記憶部141、指導情報記憶部142、医療費モデル記憶部143、及び検査値改善モデル記憶部144を備える。
レセプト記憶部140は、入力部102に入力されたレセプト情報(レセプト基本情報200、傷病名情報300、医薬品情報400、及び診療行為情報500)、傷病名分類情報600、及び重症度判定条件情報1000、レセプト情報分類部111によって作成された医薬品分類情報700及び診療行為分類情報800、並びに重症度判定部112によって作成された重症度判定情報1100を記憶する。
健診情報記憶部141は、入力部102に入力された健診情報900を記憶する。
指導情報記憶部142は、入力部102に入力された指導情報1700を記憶する。
医療費モデル記憶部143は、重症度別医療費算出部113によって作成された重症度別医療費情報1200、遷移確率算出部114によって作成された重症度遷移確率情報1300、及び医療費モデル作成部110によって作成された医療費モデル1400を記憶する。
検査値改善モデル記憶部144は、検査値改善量算出部121によって作成された検査値改善量情報1800、及び検査値改善モデル作成部120によって作成された検査値改善モデル1900を記憶する。
図2は、本発明の実施形態のレセプト記憶部140が記憶するレセプト基本情報200の説明図である。
レセプト基本情報200は、各レセプトと健保加入者との対応関係を保持するものである。
レセプト基本情報200は、検索番号201、健保加入者ID202、性別203、年齢204、診療年月205、及び合計点数206を含む。
検索番号201には、一件のレセプトの識別子が登録される。健保加入者ID202には、健康保険加入者を特定可能な識別子が登録される。性別203には、健康保険加入者の性別を示す情報が登録される。年齢204には、健康保険加入者の年齢を示す情報が登録される。診療年月205には、健康保険加入者が医療機関を受診した年及び月を示す情報が登録される。合計点数206には、一件のレセプトの合計点数を示す情報が登録される。なお、合計点数に「10」を掛けると医療費(円)が算出される。なお、合計点数206には、図3に示す傷病名情報300で一つの検索番号に対して複数の傷病名が登録されている場合には、複数の傷病に対する医療行為の合計点数が登録される。
図3は、本発明の実施形態のレセプト記憶部140が記憶する傷病名情報300の説明図である。
傷病名情報300は、各レセプトに記載された傷病名を記憶するものである。
傷病名情報300は、検索番号201、傷病名コード212、及び傷病名213を含む。
検索番号201は、図2に示す検索番号201と同じであるので、説明を省略する。傷病名コード212には、レセプトに記載された傷病名コードを示す情報が登録される。傷病名213には、レセプトに記載された傷病名を示す情報が登録される。
なお、一件のレセプトには、複数の傷病名が記載可能である。例えば、図3に示す傷病名情報300では、検索番号201に「11」が登録されたエントリの傷病名213には「糖尿病」及び「高血圧」が登録されており、検索番号が「11」のレセプトには糖尿病及び高血圧の傷病名が記載されていることを示す。
図4は、本発明の実施形態のレセプト記憶部140が記憶する医薬品情報400の説明図である。
医薬品情報400は、処方された医薬品を各レセプトに対応して記憶するものである。
医薬品情報400は、検索番号201、医薬品コード302、医薬品名303、及び医薬品点数304を含む。
検索番号201は、図2に示す検索番号201と同じであるので、説明を省略する。医薬品コード302には、レセプトに記載された医薬品を識別するための医薬品コードを示す情報が登録される。医薬品名303には、レセプトに記載された医薬品の名称を示す情報が登録される。医薬品点数304には、医薬品に対応する点数が登録される。
図4では、例えば、検索番号201に「11」が登録されたレセプトには、医薬品名303として、糖尿病経口薬A、及び高血圧経口薬Aが記載されていることを示す。
図5は、本発明の実施形態のレセプト記憶部140が記憶する診療行為情報500の説明図である。
診療行為情報500は、検索番号201、診療行為コード312、診療行為名313、診療行為点数314を含む。
検索番号201は、図2に示す検索番号201と同じであるので、説明を省略する。診療行為コード312には、レセプトに記載された診療行為を識別するための診療行為コードを示す情報が登録される。診療行為名313には、レセプトに記載された診療行為の名称を示す情報が登録される。診療行為点数314には、診療行為にかかる点数が登録される。
図5では、例えば、検索番号201に「11」が登録されたレセプトには、診療行為名313として、診療行為A、及び診療行為Cが記載されていることを示す。
なお、図4に示す医薬品情報400及び図5に示す診療行為情報500を総称して、医療行為情報という。
図6は、本発明の実施形態のレセプト記憶部140が記憶する傷病名分類情報600の説明図である。
傷病名分類情報600は、傷病分類401、傷病名コード212、傷病名213、及び合併症有無214を含む。
傷病分類401は、傷病名の分類を示す情報が登録される。傷病名コード212には、傷病分類401に登録された分類に属する傷病名コードを示す情報が登録される。傷病名213には、傷病分類401に登録された分類に属する傷病名を示す情報が登録される。合併症有無214には、傷病名が合併症の傷病名であるか否かを示す情報が登録される。
傷病名分類情報600は、傷病分類と当該傷病分類に属する傷病名とを対応付けることができ、どの傷病名が合併症の傷病名であるか否かを管理する。
図7は、本発明の実施形態のレセプト記憶部140が記憶する医薬品分類情報700の説明図である。
医薬品分類情報700は、傷病分類401、医薬品コード302、及び医薬品名303を含む。
傷病分類401は、図6に示す傷病分類401と同じであるので、説明を省略する。医薬品コード302には、傷病分類401に登録された分類で処方される医薬品を識別する医薬品コードを示す情報が登録される。また、医薬品名303には、傷病分類401に登録された分類で処方される医薬品の名称が登録される。
医薬品分類情報700は、処方された医薬品と当該医薬品がどの傷病分類に属するのかを対応付けるものである。
図8は、本発明の実施形態のレセプト記憶部140が記憶する診療行為分類情報800の説明図である。
診療行為分類情報800は、傷病分類401、診療行為コード312、及び診療行為名313を含む。
傷病分類401は、図6に示す傷病分類401と同じであるので、説明を省略する。診療行為コード312には、傷病分類401に登録された分類で行われる診療行為を識別する診療行為コードを示す情報が登録される。また、診療行為名313には、傷病分類401に登録された分類で行われる診療行為の名称が登録される。
診療行為分類情報800は、行われた診療行為と当該診療行為がどの傷病分類に属するのかを対応付けものである。
なお、図7に示す医薬品分類情報700及び図8に示す診療行為分類情報800を総称して、医療行為分類情報という。
図9は、本発明の実施形態の健診情報記憶部141が記憶する健診情報900の説明図である。
健診情報900は、複数の加入者の複数年分の健診情報を管理する。健診情報900は、健保加入者ID202、健診受診日501、BMI502、腹囲503、空腹時血糖504、収縮期血圧505、及び中性脂肪506を含む。
健保加入者ID202には、健康診断を受診した健保加入者の識別子が登録される。健診受診日501には、健康診断を受診した年月日を示す情報が登録される。BMI502〜中性脂肪506は、健康診断で検査される項目である。BMI502にはBMI値が登録される。腹囲503には腹囲の値が登録される。空腹時血糖504には空腹時の血糖の値が登録される。収縮期血圧505には収縮期血圧の値が登録される。中性脂肪506には中性脂肪の値が登録される。
健診情報900は、後述する検査値502〜506に基づく予測医療費の算出、及び、保健指導前後の検査値改善量の算出に使用される。
図10は、本発明の実施形態のレセプト記憶部140が記憶する重症度判定条件情報1000の説明図である。
重症度判定条件情報1000は、傷病分類401、重症度602、及び判定条件603を含む。
傷病分類401は、図6に示す傷病分類401と同じであるので、説明を省略する。重症度602には、傷病分類401に登録された分類の重症度が登録される。判定条件603には、重症度602に登録された重症度として判定される条件が登録される。
判定条件603に登録される条件は、レセプト情報に記憶された情報である。具体的には、図4に示す医薬品情報400の医薬品名303に「糖尿病経口薬」が登録されていれば、重症度は「軽症」と判定される。図4に示す医薬品情報400の医薬品名303に「インスリン製剤」が登録されていれば、重症度は「中等症」と判定される。
図3に示す傷病名情報300の傷病名213に合併症の傷病名が登録されていれば、重症度は「重症」と判定される。合併症の傷病名であるか否かは図6に示す傷病名分類情報600に基づいて判定できる。重症度が「軽症」、「中等症」、及び「重症」にも判定されない場合、「非発症」と判定される。
図11は、本発明の実施形態のレセプト記憶部140が記憶する重症度判定情報1100の説明図である。
重症度判定情報1100には、加入者のある傷病分類(例えば、糖尿病)における重症度を判定した結果が登録される。重症度判定情報1100は、健保加入者ID202、傷病分類401、重症度602、及び判定年度704を含む。
健保加入者ID202には、重症度が判定された加入者の識別子が登録される。傷病分類401には、当該加入者の傷病分類が登録される。重症度602には、当該加入者の重症度が登録される。判定年度704には、重症度が判定された年が登録される。
重症度判定情報1100及び図9に示す健診情報900に基づいて図13に示す重症度遷移確率情報1300が算出される。
図12は、本発明の実施形態の医療費モデル記憶部143が記憶する重症度別医療費情報1200の説明図である。
重症度別医療費情報1200は、重症度ごとにかかる平均年間医療費を管理するものであり、傷病分類401、重症度602、及び平均年間医療費803を含む。
傷病分類401は、図6に示す傷病分類401と同じであるので、説明を省略する。重症度602には、傷病分類401に登録された各分類のすべての重症度が登録される。平均年間医療費803には、各重症度の平均年間医療費が登録される。
図13は、本発明の実施形態の医療費モデル記憶部143が記憶する重症度遷移確率情報1300の説明図である。
重症度遷移確率情報1300は、遷移確率算出部114によって図9に示す健診情報900及び図11に示す重症度判定情報1100に基づいて算出され、重症度及び検査値が同じグループに属する加入者が将来各重症度に遷移する確率を示すものである。
重症度遷移確率情報1300は、重症度602、空腹時血糖504、遷移確率907を含む。
遷移確率907は、P(非発症|重症度、血糖)903、P(軽症|重症度、血糖)904、P(中等症|重症度、血糖)905、P(重症|重症度、血糖)906を含む。
P(非発症|重症度、血糖)903には重症度が非発症に遷移する確率が登録され、P(軽症|重症度、血糖)904には重症度が軽症に遷移する確率が登録され、P(中等症|重症度、血糖)905には重症度が中等症に遷移する確率が登録され、P(重症|重症度、血糖)906には重症度が重症に遷移する確率が登録される。
つまり、遷移確率907は、重症度及び空腹時血糖が同じグループに属する加入者が将来各重症度に遷移する確率を示す。
例えば、重症度遷移確率情報レコード910では、重症度602が非発症で、空腹時血糖504が「110」である加入者が、非発症に留まる確率P(非発症|非発症、110)903、軽症に遷移する確率P(軽症|非発症、110)904、中等症に遷移する確率P(中等症|非発症、110)905、重症に遷移する確率P(重症|非発症、110)906を示す。
図14は、本発明の実施形態の医療費モデル記憶部143が記憶する医療費モデル1400の説明図である。
医療費モデル1400は、医療費モデル作成部110が図15及び図16に示す処理を実行することによって作成され、重症度及び検査値が同じ加入者にかかる平均医療費を示すものである。
医療費モデル1400は、重症度602、空腹時血糖504、及び予測平均医療費1001を含む。
予測平均医療費1001には、ある重症度及び空腹時血糖の加入者にかかる医療費の平均が登録される。
例えば、医療費モデルレコード1010では、重症度602が非発症で、空腹時血糖504が「110」である加入者の複数年間の予測平均医療費が18000円であることを示す。
医療費モデル1400を作成することによって、空腹時血糖の変化を考慮した予測医療費の増減が算出できる。
次に、医療費モデル作成部110によって実行される医療費モデル作成に関する処理を、図15を用いて説明する。
図15は、本発明の実施形態の医療費モデル作成に関する処理のフローチャートである。
まず、レセプト情報分類部111は、傷病分類ごとに医薬品分類情報700(図7参照)及び診療行為分類情報800(図8参照)を作成する(1101)。
具体的には、レセプト情報分類部111は、レセプト記憶部140が記憶する図3に示す傷病名情報300、図4に示す医薬品情報400、図5に示す診療行為情報500、及び図6に示す傷病名分類情報600をデータベース106からメモリ107へロードする。
次に、レセプト情報分類部111は、傷病名情報300及び傷病名分類情報600を傷病名コード212で突合し、ある傷病分類(糖尿病)に属する傷病名213が登録されたレコードの検索番号201を抽出する。
そして、レセプト情報分類部111は、医薬品情報400に登録されたレコードのうち、検索番号201が抽出した検索番号201と同じレコードを、医薬品情報レコードとして抽出する。同様に、レセプト情報分類部111は、診療行為情報500に登録されたレコードのうち、検索番号201が抽出した検索番号201と同じレコードを、診療行為情報レコードとして抽出する。
傷病分類が糖尿病である場合、図4に示す医薬品情報400、及び図5に示す診療行為情報500のレコードから、検索番号201に「11」、「13」、「21」、「22」、「31」、及び「32」が登録されたレコードが医薬品情報レコード及び診療行為レコードとして抽出される。これによって、医薬品及び診療行為をどの傷病分類に対するものであるかを対応付けることができ、ある傷病に対する医療費を正確に算出できる。
そして、レセプト情報分類部111は、抽出された医薬品情報レコードから、医薬品コード302及び医薬品名303が同じレコードを削除し、医薬品情報レコードを傷病分類ごとに登録することによって、医薬品分類情報700を作成する。作成された医薬品分類情報700はデータベース106のレセプト記憶部140に記憶される。
また、レセプト情報分類部111は、抽出された診療行為情報レコードから、診療行為コード312及び診療行為名313が同じレコードを削除し、診療行為情報レコードを傷病分類ごとに登録することによって、診療行為分類情報800を作成する。作成された診療行分類情報は、データベース106のレセプト記憶部140に記憶される。
次に、重症度判定部112は、各加入者の重症度を判定し、図11に示す重症度判定情報1100を作成する(1102)。
具体的には、重症度判定部112は、レセプト記憶部140が記憶する図2に示すレセプト基本情報200、図3に示す傷病名情報300、図4に示す医薬品情報400、図6に示す傷病名分類情報600、及び図10に示す重症度判定条件情報1000をデータベース106からメモリ107へロードする。
次に、重症度判定部112は、傷病名情報300及び傷病名分類情報600を参照し、各加入者の傷病分類と合併症の有無を特定する。そして、重症度判定部112は、各加入者の医薬品情報400と、特定された合併症の有無が重症度判定条件情報1000の特定された傷病分類の判定条件603と一致する重症度602を、各加入者の傷病の重症度として判定する。
そして、重症度判定部112は、各加入者の傷病分類、判定された重症度、及び判定年度を登録し、図11に示す重症度判定情報1100を作成する。
傷病分類が糖尿病である場合、まず、重症度判定部112は、傷病名情報300と傷病名分類情報600とを傷病名コード212で突合する。次に、傷病名分類情報600の合併症有無214に「有」が登録されている傷病名コード212が登録されている検索番号201を抽出する。そして、抽出された検索番号201のレセプトに対応する加入者を重症と判定する。この場合、合併症有無214に「有」が登録されている傷病名コード「11」及び「12」が登録されている検索番号201「21」及び「22」が抽出され、抽出された検索番号201のレセプトに対応する加入者ID「K0002」が重症と判定される。
次に、重症度判定部112は、医薬品情報400から重症と判定された加入者のレセプトの検索番号のエントリを除外し、医薬品名303にインスリン製剤が登録されているエントリの検索番号201を抽出し、抽出された検索番号201のレセプトに対応する加入者を中等症と判定する。この場合、医薬品情報400の医薬品名303にインスリン製剤が登録されているエントリの検索番号201として「31」及び「32」が抽出され、抽出された検索番号201のレセプトに対応する加入者ID「K0003」が中等症と判定される。
次に、重症度判定部112は、医薬品情報400から、重症及び中等症と判定された加入者のレセプトの検索番号を除外し、医薬品名303に糖尿病経口薬が登録されているエントリの検索番号201を抽出し、抽出された検索番号201のレセプトに対応する加入者を軽症と判定する。この場合、医薬品情報400の医薬品名303に糖尿病経口薬が登録されている検索番号201として「11」及び「13」が抽出され、抽出された検索番号201のレセプトに対応する加入者ID「K0001」が軽症と判定される。
最後に、重症度判定部112は、軽症、中等症、及び重症以外の加入者を非発症と判定する。
重症度判定部112は、上述した重症度の判定が終了した場合、加入者の判定された重症度を図11に示す重症度判定情報1100の重症度602に登録し、判定した年度を図11に示す重症度判定情報1100の判定年度704に登録し、重症度判定情報1100を作成し、作成した重症度判定情報1100をデータベース106のレセプト記憶部140に記憶する。
次に、重症度別医療費算出部113は、重症度ごとの平均医療費を算出し、図12に示す重症度別医療費情報1200を作成する(1103)。
具体的には、重症度別医療費算出部113は、レセプト記憶部140が記憶する図2に示すレセプト基本情報200、図4に示す医薬品情報400、図5に示す診療行為情報500、図7に示す医薬品分類情報700、図8に示す診療行為分類情報800、及び、図11に示す重症度判定情報1100をデータベース106からメモリ107へロードする。
次に、重症度別医療費算出部113は、医薬品分類情報700を参照し、所定の傷病分類401に属する傷病に対して処方される医薬品の医薬品コード302を取得する。そして、重症度別医療費算出部113は、医薬品情報400に登録されたレコードから、取得した医薬品コード302と一致するレコードを医薬品情報レコードとして抽出する。
傷病分類が糖尿病である場合、医薬品情報400に登録されたレコードから、医薬品名303に糖尿病経口薬A及びB、インスリン製剤A及びBが登録されたレコードが抽出される。
また、重症度別医療費算出部113は、診療行為分類情報800を参照し、所定の傷病分類401に属する傷病に対して行われる診療行為の診療行為コード312を取得する。そして、重症度別医療費算出部113は、診療行為情報500に登録されたレコードから、取得した診療行為コード312と一致するレコードを診療行為情報レコードとして抽出する。
傷病分類が糖尿病である場合、診療行為情報500に登録されたレコードから、診療行為名313に診療行為A及びBが登録されたレコードが抽出される。
そして、重症度別医療費算出部113は、図2に示すレセプト基本情報200に基づいて、抽出した医薬品情報レコード及び診療行為情報レコードを加入者ごとに分類する。そして、重症度別医療費算出部113は、加入者ごとに分類された医薬品情報レコードに含まれる医薬品点数304を年単位で合計するとともに、診療行為情報レコードに含まれる診療行為点数314を年単位で合計する。そして、重症度別医療費算出部113は、年単位で合計された医薬品点数と診療行為点数とを合計し、加入者ごとの所定の傷病分類の年間合計点数を算出する。
次に、重症度別医療費算出部113は、図11に示す重症度判定情報1100を参照し、各重症度に属するすべての加入者の年間合計点数の平均を算出し、算出した平均年間合計点数を10倍して、重症度ごとの平均年間医療費を算出して、重症度別医療費情報1200を作成する。作成された重症度別医療費情報1200は、データベース106の医療費モデル記憶部143に記憶される。
次に、遷移確率算出部114は、重症度と検査値とが同じ加入者が各重症度へ遷移する確率を算出し、図13に示す重症度遷移確率情報1300を作成する(1104)。
具体的には、遷移確率算出部114は、レセプト記憶部140に記憶される図11に示す重症度判定情報1100、及び健診情報記憶部141に記憶される図9に示す健診情報900をデータベース106からメモリ107へロードする。
次に、遷移確率算出部114は、重症度判定情報1100から各加入者の直近の2年分のレコードを重症度判定情報レコードとして取得する。そして、遷移確率算出部114は、取得した1年目の重症度判定情報レコード及び1年目の健診情報900を参照し、1年目の重症度及び検査値(例えば、空腹時血糖)が同じ加入者IDごとに分類する。
そして、遷移確率算出部114は、2年目の重症度判定情報レコードを参照し、同じ重症度及び検査値に分類された各加入者IDの2年目の重症度(遷移先の重症度)を特定する。そして、遷移確率算出部114は、1年目の重症度及び検査値が同じ加入者のうち遷移先の重症度が同じ加入者の数を、1年目の重症度及び検査値が同じ加入者の数で除算することによって、遷移先の重症度ごとの遷移確率P(2年目重症度|1年目重症度、1年目検査値)を算出し、図13に示す重症度遷移確率情報1300を作成する。
なお、1年目の重症度及び検査値(例えば、空腹時血糖)が同じ加入者IDの数が少ない場合、ベイズ推定等の統計的手法を使用してもよい。
これによって、検査値と重症度の遷移との関係を考慮できるので、予測医療費を精度よく算出できる。
また、傷病分類が糖尿病である場合、検査値には、糖尿病との関連が非常に高い空腹時血糖及びHbA1c等が使用される。
次に、医療費モデル作成部110は、図14に示す医療費モデル1400を作成する医療費モデル作成処理を実行する(1105)。医療費モデル作成処理は、図16で詳細を説明する。
図16は、本発明の実施形態の医療費モデル作成処理のフローチャートである。
まず、医療費モデル作成部110は、シミュレーション年数及び試行回数の入力画面を表示し、ユーザからシミュレーション年数及び試行回数の入力部102を介して入力を受け付け、シミュレーション年数及び試行回数を設定する(1201)。シミュレーション年数及び試行回数はステップ1205の処理で使用される。
次に、医療費モデル作成部110は、処理対象の重症度を示す重症度変数を、非発症を示す「1」に初期設定する(1202)。なお、重症度変数は、ステップ1203〜1208の処理の実行後に、ステップ1209の処理で更新され、「1」〜「3」が設定可能である。重症度変数の「2」は軽症を示し、「3」は中等症を示す。
次に、医療費モデル作成部110は、レセプト記憶部140に記憶される図11に示す重症度判定情報1100を参照し、重症度変数に対応する重症度の加入者IDを取得する。そして、医療費モデル作成部110は、健診情報記憶部141に記憶される図9に示す健診情報900を参照し、取得した加入者IDの検査値(空腹時血糖)の最小値及び最大値を取得する(1203)。
次に、医療費モデル作成部110は、ステップ1205の処理対象となる検査値を示す検査値変数を、ステップ1203の処理で取得された最小値に初期設定する(1204)。
次に、医療費モデル作成部110は、医療費モデル記憶部143に記憶される図12に示す重症度別医療費情報1200及び図13に示す重症度遷移確率情報1300を参照し、重症度変数及び検査値変数に対応する予測平均医療費を算出する(1205)。
具体的には、医療費モデル作成部110は、重症度遷移確率情報1300を参照し、検査値変数に対応する検査値及び重症度変数に対応する重症度における1年後の重症度を、モンテカルロシミュレーションを用いて推定する。そして、医療費モデル作成部110は、重症度別医療費情報1200を参照し、推定された重症度の平均年間医療費を取得する。
医療費モデル作成部110は、ステップ1201の処理で設定されたシミュレーション年数分の予測医療費を算出する。
そして、医療費モデル作成部110は、予測医療費の算出処理を、ステップ1201の処理で設定された試行回数分繰り返し、施行回数分の予測医療費の平均を、予測平均医療費として算出する。
なお、医療費モデル作成部110は、乱数を発生させ、発生させた乱数と重症度遷移確率情報1300に登録された遷移確率903〜906とに基づいて、1年後の重症度を推定する。
例えば、重症度変数が「1」(非発症)で検査値変数が「110」である場合、医療費モデル作成部110は、重症度遷移確率情報1300の重症度遷移確率情報レコード910(図13参照)の遷移確率903〜906に基づいて、翌年の重症度を推定する。さらに、推定された翌年の重症度が軽症である場合、医療費モデル作成部110は、重症度遷移確率情報1300の重症度遷移確率情報レコード920の遷移確率903〜906に基づいて、翌年の重症度を推定する。
次に、医療費モデル作成部110は、検査値変数がステップ1203の処理で取得された最大値であるか否かを判定する(1206)。
ステップ1206の処理で、検査値変数がステップ1203の処理で取得された最大値でないと判定された場合、医療費モデル作成部110は、検査値変数を更新し(1207)、ステップ1205の処理を実行する。検査値が空腹時血糖である場合、医療費モデル作成部110は、検査値変数をインクリメントすることによって検査値変数を更新する。
一方、ステップ1206の処理で、検査値変数がステップ1203の処理で取得された最大値であると判定された場合、医療費モデル作成部110は、重症度変数が「3」(中等症)であるか否かを判定する(1208)。
ステップ1208の処理で、重症度変数が「3」でないと判定された場合、医療費モデル作成部110は、重症度変数をインクリメントすることによって更新し、ステップ1203の処理を実行する。
一方、ステップ1208の処理で、重症度変数が「3」であると判定された場合、医療費モデル作成部110は、医療費モデル作成処理を終了する。
以上の処理によって、重症度及び検査値ごとのシミュレーション年数分の予測平均医療費が算出され、医療費モデル1400が作成される。作成された医療費モデル1400は、データベース106の医療費モデル記憶部143に記憶される。
次に、図17に示す指導情報1700、健診情報900、及び重症度判定情報1100から図19に示す検査値改善モデル1900が作成される手順について、図17〜図20を用いて説明する。
図17は、本発明の実施形態の指導情報記憶部142が記憶する指導情報1700の説明図である。
指導情報1700は、各加入者に対して実施された指導サービスを管理する情報である。
指導情報1700は、健保加入者ID202、指導サービス名1302、指導開始日1303、及び指導終了日1304を含む。
健保加入者ID202には、指導サービスが実施された加入者のIDが登録される。指導サービス名1302には、各加入者に対して実施された指導サービスの一意な識別子が登録される。指導開始日1303には、各加入者への指導サービスの実施を開始した年月日が登録される。指導終了日1304には、各加入者への指導サービスの実施を終了した年月日が登録される。
図18は、本発明の実施形態の検査値改善モデル記憶部144が記憶する検査値改善量情報1800の説明図である。
検査値改善量情報1800は、実施された指導サービス、重症度及び検査値が同じ加入者の検査値改善量を管理する情報である。
検査値改善量情報1800は、指導サービス名1302、重症度602、空腹時血糖504、平均血糖改善量1402、及び95%信頼区間幅1403を含む。
指導サービス名1302には、実施された指導サービスの一意な識別子が登録される。重症度602には、指導サービス名1302に登録された識別子によって特定される指導サービスが実施された加入者の重症度が登録される。空腹時血糖504には、指導サービスが実施される前の空腹時血糖の値が登録される。
平均血糖改善量1402には、重症度及び指導サービス実施前の空腹時血糖が同じ加入者において、指導サービス実施前の空腹時血糖の値から指導サービス実施後の空腹時血糖の値を減算した改善量の平均値が登録される。
95%信頼区間幅1403には、平均血糖改善量1402に登録された改善量の値の95%信頼区間幅を示す値が登録される。95%信頼区間幅は、平均改善量の誤差を示し、この95%信頼区間幅が小さいほど、誤差が小さいことを示す。
例えば、検査値改善量情報レコード1410は、重症度が軽症であって、空腹時血糖が「110」である加入者にサービス1Aが実施された場合、空腹時血糖の平均改善量が「5」で、この平均改善量の95%信頼区間幅が「2」であることを示す。
図19は、本発明の実施形態の検査値改善モデル記憶部144が記憶する検査値改善モデル1900の説明図である。
検査値改善モデル1900は、検査値改善量情報1800の重症度602及び空腹時血糖504が同じレコードのうち、95%信頼区間幅1403に登録された値が所定値以下であって、かつ、平均血糖改善量1402に登録された改善量が最大のレコードが抽出された情報である。
検査値改善モデル1900は、検査値改善量情報1800と同じく、指導サービス名1302、重症度602、空腹時血糖504、平均血糖改善量1402、及び95%信頼区間幅1403を含む。
検査値改善モデル1900には、重症度602及び空腹時血糖504が同じ加入者には複数の指導サービスが実施される場合があり、この複数の指導サービスのうち最も効率がよく、かつ信頼性の高い指導サービスによる改善量のみが登録される。
図20は、本発明の実施形態の検査値改善モデル作成部120によって実行される検査値改善モデル作成処理のフローチャートである。
まず、検査値改善量算出部121は、指導サービスが実施された加入者の指導サービス実施前の検査値及び指導サービス実施後の検査値を取得する(1601)。
具体的には、検査値改善量算出部121は、健診情報記憶部141に記憶される図9に示す健診情報900、及び指導情報記憶部142に記憶される図17に示す指導情報1700を取得する。そして、検査値改善量算出部121は、健診情報900から、各加入者に対して、健診受診日501に登録された年月日が指導情報1700の指導開始日1303に登録された年月日より前のエントリの検査値、及び、健診受診日501に登録された年月日が指導情報1700の指導終了日1304に登録された年月日より後のエントリの検査値を取得する。
なお、上述したように、傷病分類が糖尿病である場合の検査値は空腹時血糖504である。
次に、検査値改善量算出部121は、ステップ1601の処理で取得された指導サービス実施前の検査値から指導サービス実施後の検査値を減算することによって改善量を算出し、図18に示す検査値改善量情報1800を作成する(1602)。
具体的には、検査値改善量算出部121は、レセプト記憶部140に記憶される図11に示す重症度判定情報1100をデータベース106からメモリ107へロードする。次に、検査値改善量算出部121は、ステップ1601の処理で取得された指導サービス実施前の検査値から指導サービス実施後の検査値を減算して改善量を算出する。
そして、検査値改善量算出部121は、重症度判定情報1100を参照し、改善量を算出した加入者の重症度を判定する。検査値改善量算出部121は、加入者を実施されたサービスが同じで、重症度及び検査値が同じグループに加入者を分類し、分類したグループごとに平均改善量及び95%信頼区間を算出する。
これによって、検査値改善量算出部121は検査値改善量情報1800を作成し、作成した検査値改善量情報1800は、データベース106の検査値改善モデル記憶部144に記憶される。
次に、検査値改善モデル作成部120は、ステップ1602の処理で作成された検査値改善量情報1800に登録されたレコードから、重症度及び検査値が同じであって、指導サービスが異なるレコードから、95%信頼区間幅が所定値以下であって、平均検査値改善量が最大となるレコードを抽出して図19に示す検査値改善モデル1900を作成する(1603)。
具体的には、検査値改善モデル作成部120は、検査値改善モデル記憶部144に記憶される図18に示す検査値改善量情報1800を取得する。そして、検査値改善モデル作成部120は、検査値改善量情報1800の重症度602及び検査値(空腹時血糖504)に同じ値が登録されたレコードの平均血糖改善量1402及び95%信頼区間幅1403を比較し、95%信頼区間幅1403が所定値以下であって、かつ、平均血糖改善量1402が最大であるレコードを検査値改善量情報レコードとして抽出し、検査値改善モデル1900を作成する。
例えば、図18に示す検査値改善量情報1800において、重症度602が軽症であって、空腹時血糖504が「110」であるレコードは、レコード1410及び1412である。95%信頼区間幅1403の所定値が2であるとすると、検査値改善モデル作成部120は、レコード1410を検査値改善量情報レコードとして抽出する。
なお、作成された検査値改善モデルは、データベース106の検査値改善モデル記憶部144に記憶される。
次に、指導サービスの予算が入力され、指導サービスを実施する指導対象者を選択する処理について、図21及び図22を用いて説明する。
図21は、本発明の実施形態の保健事業支援端末101が出力部103に表示する指導対象者選択画面1701の説明図である。
指導対象者選択画面1701は、予算入力欄1710、一人当たり指導費用入力欄1711、総指導対象者出力欄1712、総費用出力欄1713、及び総予測医療費削減効果出力欄1714を含む。また、指導対象者選択画面1701は、各重症度の検査値別の予測平均医療費削減効果表示グラフ1720〜1740、及び各重症度の検査値別の人数分布を示す人数分布グラフ1722〜1742を含む。
予算入力欄1710には、指導サービスに対する予算が入力される。一人当たり指導費用入力欄1711には、一人当たりの指導サービスに対する予算が入力される。
予算入力欄1710及び一人当たり指導費用入力欄1711に予算がそれぞれ入力されると、図22に示す指導対象者選択処理が実行される。そして、指導対象者選択処理で選択された指導対象者の数が総指導対象者出力欄1712に表示される。
また、総費用出力欄1713には、指導対象者選択処理で選択された指導対象者にかかる総合費用が表示される。さらに、総予測医療費削減効果出力欄1714には、指導対象者選択処理で選択された指導対象者に指導サービスが実施された場合に削減できると予測される医療費が表示される。
次に、非発症者の予測平均医療費削減効果表示グラフ1720及び人数分布グラフ1722について説明する。
予測平均医療費削減効果表示グラフ1720では、横軸に検査値1723が表示され、縦軸に予測平均医療費削減量が表示される。
予測平均医療費削減量は、指導サービス実施前の検査値に対応する予測平均医療費から指導サービス実施後の検査値に対応する予測平均医療費を減算した値であり、図22で詳細を説明する。
なお、図21では、一人当たり指導費用入力欄1711に入力された一人当たりの予算よりも大きい予測平均医療費削減量は、一人当たり指導費用入力欄1711に入力された一人当たりの予算よりも小さい予測平均医療費削減量よりも強調して表示される。具体的には、一人当たり指導費用入力欄1711に入力された一人当たりの予算よりも大きい予測平均医療費削減量を色付きで表示している。
予測平均医療費削減効果表示グラフ1720の下方にはサービス名出力欄1721が表示され、このサービス名出力欄1721には、各検査値の最も効果的な指導サービスの名称が表示される。最も効果的な指導サービスとは、検査値改善量情報1800から検査値改善量情報レコードとして抽出されたレコードに含まれる指導サービス名1302に登録された識別子によって識別される指導サービスである。
人数分布グラフ1722では、横軸に検査値1723が表示され、縦軸に各検査値1723に属する加入者の人数が表示される。
予測平均医療費削減効果表示グラフ1720及び人数分布グラフ1722の右側には、指導対象者出力欄1724、及び指導サービス名出力欄1725が表示される。
指導対象者出力欄1724には、各重症度のうち指導対象者選択処理で指導対象者として選択された加入者の数が表示される。指導サービス名出力欄1725には、指導対象者選択処理で指導対象者として選択された加入者に実施される指導サービスの名称が表示される。
なお、軽症及び中等症者の予測平均医療費削減効果表示グラフ1730及び1740並びに人数分布グラフ1731及び1741は、非発症者の予測平均医療費削減効果表示グラフ1720及び人数分布グラフ1722と同じであるので、説明を省略する。
また、軽症及び中等症者の指導対象者出力欄1734及び1744、並びに指導サービス名出力欄1735及び1745は、非発症者の指導対象者出力欄1724及び指導サービス名出力欄1725と同じであるので、説明を省略する。
指導対象者選択画面1701の下方には、指導対象者選択処理によって選択された指導対象者のリストを出力する対象者リスト出力ボタン1750が表示される。
図22は、本発明の実施形態の指導対象者選択処理のフローチャートである。指導対象者選択処理は、指導対象者選択部130によって実行される。
まず、指導対象者選択部130は、レセプト記憶部140に記憶される図11に示す重症度判定情報1100、及び健診情報記憶部141に記憶される図9に示す健診情報900をデータベース106からメモリ107へロードすることによって、取得する(1800)。
次に、指導対象者選択部130は、重症度判定情報1100及び健診情報900を参照し、重症度及び検査値別の人数分布を算出し、各重症度の人数分布グラフ1722〜1742を表示する。
次に、指導対象者選択部130は、予算入力欄1710及び一人当たり指導費用入力欄1711に入力部102を介して入力された予算及び一人当たりの予算をメモリ107に読み込む(1801)。
次に、予測医療費削減効果算出部131は、重症度及び検査値が同じグループの予測平均医療費削減量を算出する(1802)。
具体的には、予測医療費削減効果算出部131は、医療費モデル記憶部143に記憶される図14に示す医療費モデル1400、及び検査値改善モデル記憶部144に記憶される図19に示す検査値改善モデル1900をデータベース106からメモリ107へロードする。
次に、予測医療費削減効果算出部131は、医療費モデル1400及び検査値改善モデル1900を参照し、重症度及び検査値別の予測平均医療費削減量を算出する。
具体的には、予測医療費削減効果算出部131は、医療費モデル1400のレコードのうち、検査値改善モデル1900の重症度及び検査値と同じレコードの予測平均医療費1001に登録された医療費を指導サービス実施前医療費として取得する。
そして、予測医療費削減効果算出部131は、指導サービス実施前医療費を取得した検査値改善モデル1900のレコードの平均血糖改善量1402に登録された改善量を取得する。そして、予測医療費削減効果算出部131は、指導サービス実施前医療費を取得した検査値改善モデル1900のレコードの検査値から取得した改善量を減算し、改善検査値を算出する。次に、予測医療費削減効果算出部131は、医療費モデル1400のレコードのうち、指導サービス実施前医療費を取得した重症度及び算出した改善検査値と一致するレコードの予測平均医療費1001に登録された医療費を指導サービス実施後医療費として取得する。
そして、予測医療費削減効果算出部131は、取得した指導サービス実施前医療費から指導サービス実施後医療費を減算して、予測平均医療費削減量を算出する。
例えば、図19に示す検査値改善モデル1900の重症度602が軽症で、空腹時血糖504が「110」であるレコード1410では、平均血糖改善量1402には「5」が登録されているので、指導サービス実施後の改善検査値は「105」となる。したがって、医療費モデル1400では、重症度602が軽症で空腹時血糖504が「110」の予測平均医療費1001に登録された医療費が指導サービス実施前医療費として取得され、重症度602が軽症で空腹時血糖504が「105」の予測平均医療費1001に登録された医療費が指導サービス実施後医療費として取得される。そして、指導サービス実施前医療費から指導サービス実施後医療費を減算した値が予測平均医療費削減量となる。
ステップ1802の処理で算出された予測平均医療費削減量は、図21に示すように予測平均医療費削減効果表示グラフ1720として出力部103に表示される。これによって、指導サービスの実施による医療費の影響を一目で把握できる。
なお、ステップ1802の処理で、予測医療費削減効果算出部131は、図19に示す検査値改善モデル1900ではなく、図18に示す検査値改善量情報1800に基づいて削減量を算出し、算出した削減量で最も大きい削減量を予測平均医療費削減量としてもよい。
しかし、この場合、予測医療費削減効果算出部131は、同じ重症度及び検査値の加入者に実施されたすべての指導サービスの削減量を算出しなければならない。
このため、同じ重症度及び検査値の加入者に実施された指導サービスのうち最も効果的な指導サービスの改善量が登録された検査値改善モデル1900をステップ1802の処理の実行前に予め作成し、当該検査値改善モデル190に基づいて予測平均医療費削減量を算出したほうが、処理効率がよくなる。
次に、費用対効果算出部132は、ステップ1802の処理で予測医療費削減効果算出部131によって算出された予測平均医療費削減量から、ステップ1801の処理で入力された一人当たり指導費用を減算し、費用対効果を算出する(1803)。
図21に示す指導対象者選択画面1701の予測平均医療費削減効果表示グラフ1720〜1740では、算出された費用対効果が正である予測平均医療費削減量の棒グラフを、算出された費用対効果が負である予測平均医療費削減量の棒グラフよりも強調して表示するために、色付きで表示する。
次に、指導対象者選択部130は、費用対効果算出部132によって算出された費用対効果(予測平均医療費削減量)が最も大きい重症度及び検査値に属する加入者から指導対象者を一人ランダムに選択する(1804)。
ここで、費用対効果(予測平均医療費削減量)が最も大きい重症度及び検査値として、図21に示す(1)のグループが選択されたとする。この場合、指導対象者選択部130は、(1)のグループに属する加入者から一人の加入者を指導対象者として選択し、(1)のグループに対応する人数分布グラフ1732の棒グラフを一人分黒く塗って表示する。また、指導対象者選択部130は、図19に示す検査値改善モデル1900を参照し、指導対象者として選択された加入者の重症度及び検査値と一致するレコードの指導サービス名1302に登録された指導サービスの識別子を取得し、取得した指導サービスの識別子を指導サービス名出力欄1735に表示する。
次に、指導対象者選択部130は、ステップ1804の処理で選択された指導対象者数と、ステップ1801の処理で入力された一人当たりの予算との積を総費用として算出する(1805)。
そして、指導対象者選択部130は、ステップ1805の処理で算出された総費用がステップ1801の処理で入力された予算よりも大きいか否かを判定する(1806)。
ステップ1806の処理で、総費用が予算以下であると判定された場合、ステップ1804の処理に戻って、指導対象者を一人選択する。指導対象者は、総費用が予算以下の最大となるまで選択される。
一方、ステップ1806の処理で、総費用が予算よりも大きいと判定された場合、指導対象者選択部130は、直前のステップ1804の処理で選択された指導対象者を指導対象者から除外し、選択された総指導対象者数を総指導対象者出力欄1712に、総費用を総費用出力欄1713に、総予測医療費削減量を総予測医療費削減効果出力欄1714に表示する(1807)。
また、指導対象者選択部130は、各重症度の指導対象者数を、指導対象者出力欄(非発症)1724、指導対象者出力欄(軽症)1734、及び指導対象者出力欄(中等症)1744に表示する。また、指導対象者選択部130は、各重症度の指導対象者として選択された加入者に実施される指導サービスを、それぞれ指導サービス名出力欄(非発症)1725、指導サービス名出力欄(軽症)1735、及び指導サービス名出力欄(中等症)1745に表示する。
さらに、指導対象者選択部130は、人数分布グラフ1722〜1742で指導対象者として選択された検査値に対応する棒グラフを強調して表示する。
指導対象者選択部130は、ユーザの対象者リスト出力ボタン1750の操作入力を入力部102を介して受け付けた場合、指導対象者の健保加入者ID等のリストを出力する。
以上によって、本発明の保健事業支援システムは、指導対象者選択部130が、検査値と予測医療費との関係を示す医療費モデル1400と、検査値と検査値平均改善量との関係を示す検査値改善モデル1900を参照し、指導サービスによる予測医療費削減量を算出するので、費用対効果の高い対象者を選択できる。
また、本発明の保健指導支援システムでは、指導対象者選択部130が、複数の指導サービスごとの予測医療費削減量を算出し、算出された予測医療費削減量を比較するので、費用対効果の高いサービスを選択できる。
また、本発明の保健指導支援システムでは、重症度判定部112が傷病名情報300及び医薬品情報400から傷病の重症度を判定し、医療費モデル作成部110が、重症度の遷移を考慮した医療費モデル1400を作成するので、将来の医療費を精度よく予測できる。
また、本実施形態では、傷病分類が糖尿病である場合を例に説明したが、高血圧、及び脂質異常症等の生活習慣病にも適用でき、当該生活習慣病と関連性が高い検査値を使用すればよい。
また、本実施形態では、糖尿病に関連する検査値として空腹時血糖を用いたが、HbA1cを用いてもよい。また、生活習慣病との関連が高い複数の検査値及び生活習慣を数値化した値等を用いてもよい。
101 保健事業支援端末
102 入力部
103 出力部
104 CPU
105 記憶媒体
106 データベース
107 メモリ
110 医療費モデル作成部
111 レセプト情報分類部
112 重症度判定部
113 重症度別医療費算出部
114 遷移確率算出部
120 検査値改善モデル作成部
121 検査値改善量算出部
130 指導対象者選択部
131 予測医療費削減効果算出部
132 費用対効果算出部
140 レセプト記憶部
141 健診情報記憶部
142 指導情報記憶部
143 医療費モデル記憶部
144 検査値改善モデル記憶部

Claims (15)

  1. 健康保険加入者の傷病名情報と前記健康保険加入者に対して行われた医療行為情報と当該医療行為の費用情報とを含むレセプト情報、前記健康保険加入者の健康診断による検査値を含む健診情報、及び前記健康保険加入者に対して実施された保健指導を特定可能な保健指導情報を記憶するデータベース部にアクセス可能な計算機を備え、前記計算機が保健指導対象者を選択する保健事業支援システムであって、
    前記計算機は、演算処理を実行するプロセッサと、前記プロセッサに接続され、前記データベース部に記憶された情報がロードされるメモリと、を備え、
    前記プロセッサが、前記レセプト情報及び前記健診情報に基づいて、前記重症度及び検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとの予測医療費を示す医療費モデルを作成し、前記作成された医療費モデルを前記データベース部に記憶する医療費モデル作成部と、
    前記プロセッサが、前記レセプト情報、前記健診情報、及び前記保健指導情報に基づいて、前記保健指導による前記検査値の改善量を前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとに算出し、前記算出された改善量を示す検査値改善モデルを作成し、前記作成された検査値改善モデルを前記データベースに記憶する検査値改善モデル作成部と、
    前記プロセッサが、前記医療費モデル及び前記検査値改善モデルに基づいて、前記保健指導による予測医療費削減量を前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとに算出する予測医療費削減効果算出部と、
    前記プロセッサが、前記予測医療費削減効果算出部によって算出された前記予測医療費削減量が高いグループに属する健康保険加入者を保健指導対象者として選択する指導対象者選択部と、を備え、
    前記予測医療費削減効果算出部は、
    前記医療費モデルを参照し、前記グループの予測医療費を保健指導前予測医療費として取得し、
    前記検査値改善モデルを参照し、前記保健指導前予測医療費を取得した前記検査値に対応する前記保健指導後の検査値である保健指導後検査値を取得し、
    前記保健指導前予測医療費を取得した前記重症度及び前記保健指導後検査値の予測医療費を保健指導後予測医療費として取得し、
    前記保健指導前予測医療費から前記保健指導後医療費を減算して、前記予測医療費削減量を算出することを特徴とする保健事業支援システム。
  2. 前記指導対象者の一人当たりの前記保健指導の費用である指導費用の入力を受け付ける入力部と、
    前記予測医療費削減効果算出部によって算出された前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとの前記予測医療費削減量の表示データを作成する表示データ作成部と、を備え、
    前記予測医療費削減効果算出部は、前記入力部が受け付けた前記指導費用よりも大きい前記予測医療費削減量を、前記入力部が受け付けた前記指導費用よりも小さい前記予測医療費削減量よりも強調する前記表示データを前記表示データ部に作成させることを特徴とする請求項1に記載の保健事業支援システム。
  3. 前記医療費モデル作成部は、
    前記レセプト情報に含まれる傷病名情報に基づいて、所定の傷病分類に属する傷病名情報の前記医療行為情報を抽出することによって、前記傷病分類ごとに前記医療行為情報を分類した医療行為分類情報を作成し、前記作成された医療行為分類情報を前記データベース部に記憶するレセプト情報分類部と、
    前記レセプト情報に含まれる前記傷病名情報及び前記医療行為情報に基づいて、前記健康保険加入者の前記傷病分類における重症度を判定し、前記健康保険加入者ごとの重症度を示す重症度判定情報を作成し、前記作成された重症度判定情報を前記データベース部に記憶する重症度判定部と、
    前記医療行為分類情報及び前記重症度判定情報に基づいて、前記重症度ごとの平均医療費を算出する重症度別医療費算出部と、
    前記重症度判定情報及び前記健診情報に基づいて前記健康保険加入者を前記重症度及び前記検査値が同じグループに分類し、前記グループの各重症度への遷移確率を算出し、重症度遷移確率情報を作成し、前記作成された重症度遷移確率情報を前記データベース部に記憶する遷移確率算出部と、を有し、
    前記遷移確率算出部は、
    前記重症度判定情報及び前記健診情報に基づいて、前記健康保険加入者を、所定の第1時期の前記重症度及び前記検査値が同じグループに分類し、
    前記グループに属する健康保険加入者の前記第1時期よりも後の第2時期の重症度を、前記重症度判定情報に基づいて特定し、
    前記第2時期の各重症度が同じ前記健康保険加入者の人数と前記グループに属する前記健康保険加入者の人数との比を算出することによって、前記遷移確率を算出し、
    前記医療費モデル作成部は、前記重症度遷移確率情報に基づいて前記グループが前記第2時期以降に遷移する重症度を特定し、前記特定した重症度に対応する医療費を前記重症度別医療費情報に基づいて予測平均医療費として算出し、前記医療費モデルを作成することを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の保健事業支援システム。
  4. 前記医療費モデル作成部は、乱数を発生させて、前記発生した乱数と前記重症度遷移確率情報の各重症度の遷移確率とに基づいて前記第2時期以降に遷移する重症度を特定することを特徴とする請求項3に記載の保健事業支援システム。
  5. 前記検査値改善モデル作成部は、前記重症度及び検査値が同じ前記健康保険加入者のグループに複数種類の保健指導が実施され、前記保健指導の種類によって改善量が異なる場合、前記検査値が最も大きい保健指導の改善量を抽出して、前記検査値改善モデルを作成することを特徴とする請求項1〜請求項4に記載の保健事業支援システム
  6. 前記検査値改善モデル作成部は、
    前記保健指導による前記検査値の改善量を前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとに算出する場合、前記改善量の誤差を算出し、
    前記グループごとの改善量が前記保健指導によって異なる場合、前記誤差が所定値よりも小さく、かつ、前記検査値が最も大きい保健指導の改善量を抽出して、前記検査値改善モデルを作成することを特徴とする請求項5に記載の保健事業支援システム。
  7. 前記予測医療費削減効果算出部によって算出された前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとの前記予測医療費削減量を表示する表示データを作成する表示データ作成部を備え、
    前記指導対象者選択部は、
    前記検査値改善モデルを参照し、前記保健指導対象者として選択した健康保険加入者に実施される保健指導を、当該健康保険加入者が属するグループの前記重症度及び前記検査値における前記改善量が最も大きい保健指導に決定し、
    前記決定された保健指導を表示する前記表示データを前記表示データ作成部に作成させることを特徴とする請求項1〜請求項6に記載の保健事業支援システム。
  8. 健康保険加入者の傷病名情報と前記健康保険加入者に対して行われた医療行為情報と当該医療行為の費用情報とを含むレセプト情報、前記健康保険加入者の健康診断による検査値を含む健診情報、及び前記健康保険加入者に対して実施された保健指導を特定可能な保健指導情報を記憶したデータベース部にアクセス可能な計算機における保健指導対象者を選択する保健事業支援方法であって、
    前記計算機は、演算処理を実行するプロセッサと、前記プロセッサに接続され、前記データベースに記憶された情報がロードされるメモリと、を備え、
    前記方法は、
    前記プロセッサが、前記レセプト情報及び前記健診情報に基づいて、前記健康保険加入者の重症度及び検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとの予測医療費を示す医療費モデルを作成し、前記作成された医療費モデルを前記データベース部に記憶する医療費モデル作成ステップと、
    前記プロセッサが、前記レセプト情報、前記健診情報、及び前記保健指導情報に基づいて、前記保健指導による前記検査値の改善量を前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとに算出し、前記算出された改善量を示す検査値改善モデルを作成し、前記作成された前記データベース部に記憶する検査値改善モデル作成ステップと、
    前記プロセッサが、前記医療費モデル及び前記検査値改善モデルに基づいて、前記保健指導による予測医療費削減量を前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとに算出する予測医療費削減量算出ステップと、
    前記プロセッサが、前記予測医療費削減量算出ステップによって算出された前記予測医療費削減量が高いグループに属する健康保険加入者を保健指導対象者として選択する指導対象者選択ステップと、を含み、
    前記予測医療費削減量算出ステップは、
    前記医療費モデルを参照し、前記グループの予測医療費を保健指導前予測医療費として取得し、
    前記検査値改善モデルを参照し、前記保健指導前予測医療費を取得した前記検査値に対応する前記保健指導後の検査値である保健指導後検査値を取得し、
    前記保健指導前予測医療費を取得した前記重症度及び前記保健指導後検査値の予測医療費を保健指導後予測医療費として取得し、
    前記保健指導前予測医療費から前記保健指導後医療費を減算して、前記予測医療費削減量を算出することを特徴とする保健事業支援方法。
  9. 前記方法は、
    前記指導対象者の一人当たりの前記保健指導の費用である指導費用の入力を受け付ける入力ステップと、
    前記予測医療費削減量算出ステップによって算出された前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとの前記予測医療費削減量の表示データを作成する表示データ作成ステップと、を含み、
    前記表示データ作成ステップは、前記入力ステップで受け付けた前記指導費用よりも大きい前記予測医療費削減量を、前記入力ステップで受け付けた前記指導費用よりも小さい前記予測医療費削減量よりも強調する前記表示データを作成することを特徴とする請求項8に記載の保健事業支援方法。
  10. 前記医療費モデル作成ステップは、
    前記レセプト情報に含まれる傷病名情報に基づいて、所定の傷病分類に属する傷病名情報の前記医療行為情報を抽出することによって、前記傷病分類ごとに前記医療行為情報を分類した医療行為分類情報を作成し、前記作成された医療行為分類情報を前記データベース部に記憶するレセプト情報分類ステップと、
    前記レセプト情報に含まれる前記傷病名情報及び前記医療行為情報に基づいて、前記健康保険加入者の前記傷病分類における重症度を判定し、前記健康保険加入者ごとの重症度を示す重症度判定情報を作成し、前記作成された重症度判定情報を前記データベース部に記憶する重症度判定ステップと、
    前記医療行為分類情報及び前記重症度判定情報に基づいて、前記重症度ごとの平均医療費を算出する重症度別医療費算出ステップと、
    前記重症度判定情報及び前記健診情報に基づいて前記健康保険加入者を前記重症度及び前記検査値が同じグループに分類し、前記グループの各重症度への遷移確率を算出し、重症度遷移確率情報を作成し、前記作成された重症度遷移確率情報を前記データベース部に記憶する遷移確率算出ステップと、を含み、
    前記遷移確率算出ステップは、
    前記重症度判定情報及び前記健診情報に基づいて、前記健康保険加入者を、所定の第1時期の前記重症度及び前記検査値が同じグループに分類し、
    前記グループに属する健康保険加入者の前記第1時期よりも後の第2時期の重症度を、前記重症度判定情報に基づいて特定し、
    前記第2時期の各重症度が同じ前記健康保険加入者の人数と前記グループに属する前記健康保険加入者の人数との比を算出することによって、前記遷移確率を算出し、
    前記医療費モデル作成ステップは、前記重症度遷移確率情報に基づいて前記グループが前記第2時期以降に遷移する重症度を特定し、前記特定した重症度に対応する医療費を前記重症度別医療費情報に基づいて予測平均医療費として算出し、前記医療費モデルを作成することを特徴とする請求項8及び請求項9に記載の保健事業支援方法。
  11. 前記医療費モデル作成ステップは、乱数を発生させて、前記発生した乱数と前記重症度遷移確率情報の各重症度の遷移確率に基づいて、前記第2時期以降に遷移する重症度を予測することを特徴とする請求項10に記載の保健事業支援方法。
  12. 前記検査値改善モデル作成ステップは、前記重症度及び検査値が同じ前記健康保険加入者のグループに複数種類の保健指導が実施され、前記保健指導の種類によって改善量が異なる場合、前記検査値が最も大きい保健指導の改善量を抽出して、前記検査値改善モデルを作成することを特徴とする請求項8〜請求項11に記載の保健事業支援方法
  13. 前記検査値改善モデル作成ステップは、
    前記保健指導による前記検査値の改善量を前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとに算出する場合、前記改善量の誤差を算出し、
    前記グループごとの改善量が前記保健指導によって異なる場合、前記誤差が所定値よりも小さく、かつ、前記検査値が最も大きい保健指導の改善量を抽出して、前記検査値改善モデルを作成することを特徴とする請求項12に記載の保健事業支援方法。
  14. 前記方法は、前記予測医療費削減量算出ステップによって算出された前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとの前記予測医療費削減量を表示する表示データ作成ステップを含み、
    前記指導対象者選択ステップは、前記検査値改善モデルを参照し、前記保健指導対象者として選択した健康保険加入者に実施される保健指導を、当該健康保険加入者が属するグループの前記重症度及び前記検査値における前記改善量が最も大きい保健指導に決定し、
    前記表示データ作成ステップは、前記決定された保健指導を表示する前記表示データを作成することを特徴とする請求項8〜請求項13に記載の保健事業支援方法。
  15. プロセッサと、前記プロセッサに接続されたメモリと、を備える計算機に、健康保険加入者の傷病名情報と前記健康保険加入者に対して行われた医療行為情報と当該医療行為の費用情報とを含むレセプト情報、前記健康保険加入者の健康診断による検査値を含む健診情報、及び前記健康保険加入者に対して実施された保健指導を特定可能な保健指導情報を記憶するデータベース部にアクセス可能な計算機に保健指導対象者を選択させる保健事業支援プログラムであって、
    前記計算機は、演算処理を実行するプロセッサと、前記プロセッサに接続され、前記データベース部に記憶された情報がロードされるメモリと、を備え、
    前記プログラムは、
    前記レセプト情報及び前記健診情報に基づいて、前記健康保険加入者の重症度及び検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとの予測医療費を示す医療費モデルを前記プロセッサに作成させ、前記作成された医療費モデルを前記データベース部に記憶させる医療費モデル作成部と、
    前記レセプト情報、前記健診情報、及び前記保健指導情報に基づいて、前記保健指導による前記検査値の改善量を前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとに算出し、前記算出された改善量を示す検査値改善モデルを前記プロセッサに作成させ、前記作成された検査値改善モデルを前記データベース部に記憶させる検査値改善モデル作成部と、
    前記医療費モデル及び前記検査値改善モデルに基づいて、前記保健指導による予測医療費削減量を前記重症度及び前記検査値が同じ前記健康保険加入者のグループごとに前記プロセッサに算出させる予測医療費削減効果算出部と、
    前記予測医療費削減効果算出部によって算出された前記予測医療費削減量が高いグループに属する健康保険加入者を保健指導対象者として前記プロセッサに選択させる指導対象者選択部と、を備え、
    前記予測医療費削減効果算出部は、
    前記医療費モデルを参照し、前記グループの予測医療費を保健指導前予測医療費として前記プロセッサに取得させ、
    前記検査値改善モデルを参照し、前記保健指導前予測医療費を取得した前記検査値に対応する前記保健指導後の検査値である保健指導後検査値を前記プロセッサに取得させ、
    前記保健指導前予測医療費を取得した前記重症度及び前記保健指導後検査値の予測医療費を保健指導後予測医療費として前記プロセッサに取得させ、
    前記保健指導前予測医療費から前記保健指導後医療費を減算して、前記予測医療費削減量をプロセッサに算出させることを特徴とする保健事業支援プログラム。
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