JP7101609B2 - 保険設計支援システム及び保険設計支援方法 - Google Patents

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本発明は、保険商品開発における商品設計技術に関する。
従来、生命保険及び医療保険は、生命表等の公的統計データと保有契約における疾病の発生状況とをもとに設計されてきた。しかしながら公的統計データは保険設計を目的として収集されたものではないため、保険設計に最適化された内容となっていない。また過去の保有契約のデータは、過去に発売した商品の事例に限られるため、未経験の新しい支払条件を有する保険商品開発の際に将来リスクを正しく算定することが困難である。
より精緻にリスクを分析するために、健康診断及び診療報酬明細書(レセプト)等のデータを利用することが考えられるが、そのためには、健康診断及びレセプト等のデータを保険の引受リスク分析に活用可能な形式に変換して用いることが必要である。
特開2015-22374号公報(特許文献1)には、診療録に基づいて告知項目の入力を支援する技術が開示されている。具体的には、特許文献1には、「コンピュータに、利用者を識別する個人識別情報に対応する診療情報を取得する処理と、前記診療情報の項目に基づき、保険商品における告知項目と対応する質問文情報及び回答項目情報から前記診療情報と対応する質問文情報及び回答項目情報を選択する処理と、選択された前記質問文情報及び回答項目情報を含む前記告知項目の入力画面データを出力する処理と、を実行させる。」と記載されている。
特開2015-22374号公報
上記の特許文献1に記載されている方法では、診療録と告知項目との対応が勘案されていないため、告知情報の生成にユーザの入力を要することから、大量のデータの分析に用いることは困難である。健康診断及びレセプトの情報を用いて、簡便に告知項目を生成できれば、生命保険各社の持つ告知項目に合わせたリスク分析を行うことができる。そこで本発明は、患者の属性情報、健康診断結果及びレセプト情報に基づいて、告知情報を仮想的に生成し、簡便かつ精緻なリスク分析による保険運営を可能にする方法を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一つを解決するために、本願において開示される発明の代表的な一例は、プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する保険設計支援システムであって、前記記憶装置は、健康保険加入者である複数の人物に対して行われた医療行為情報と当該医療行為の費用情報とを含むレセプト情報と、前記レセプト情報に含まれ得る項目のうち保険商品に対応する告知情報に含まれるべき告知対象の項目を示す情報と、を保持し、前記プロセッサは、前記複数の人物の各々の前記レセプト情報から、前記告知対象の項目を示す情報に基づいて、前記複数の人物の各々に関する告知情報を生成し、生成した前記告知情報を出力することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、大量のレセプト情報等から簡便に多数の人物の告知情報を生成することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
本発明の実施例の保険設計支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施例の健保加入者情報管理部が管理する健保加入者情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例の健診情報管理部が管理する健診情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例のレセプト情報管理部が管理するレセプト基本情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例のレセプト情報管理部が管理する傷病名情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例のレセプト情報管理部が管理する診療行為情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例のレセプト情報管理部が管理する医薬品情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例の告知対象項目管理部が管理する傷病告知対象情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例の告知対象項目管理部が管理する薬剤告知対象情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例の告知対象項目管理部が管理する診療行為告知対象情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例の健診異常判定基準管理部が管理する健診異常判定基準情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例の告知条件管理部が管理する告知条件情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例の保険設計支援システムが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例の保険設計支援システムが実行するデータ整備処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例の保険設計支援システムが実行する告知生成処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例の保険設計支援システムが出力する対象データ抽出画面の一例を示す説明図である。 本発明の実施例の保険設計支援システムが出力する仮想告知生成画面の一例を示す説明図である。 本発明の実施例の保険設計支援システムが出力する将来リスク分析実行画面の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例の保険設計支援システム101の構成の一例を示すブロック図である。
保険設計支援システム101は、コンピュータシステムであり、例えばキーボード及びマウスなどの入力部102、ディスプレイを表す出力部103、CPU(Central Processing Unit)104、メモリ105、通信部108及び記憶媒体106を備えている。
保険設計支援システム101は、対象者選定部111、告知情報生成部112、データ整備部113、リスクモデル構築部114及びリスク分析実行部115を有している。対象者選定部111~リスク分析実行部115の各部は、CPU104が記憶媒体106に格納されたプログラムを実行することによって実現される。これらのプログラムがCPU104によって実行されるときに、それらの少なくとも一部が必要に応じてメモリ105にコピーされてもよい。
以下の説明において保険設計支援システム101が実行する処理は、実際には、CPU104がメモリ105に格納されたプログラムに記述された命令に従って実行する。
保険設計支援システム101にはデータベース107が接続される。データベース107は、レセプト情報管理部120、健診情報管理部121、健保加入者情報管理部122、告知対象項目管理部123、告知条件管理部124、健診異常判定基準管理部125及び支払条件管理部126を有する。
データベース107は、例えば、ネットワークを介して保険設計支援システム101に接続された記憶システムに格納されもよいし、保険設計支援システム101内に(例えば記憶媒体106に格納されることによって)内蔵されてもよい。データベース107が保険設計支援システム101の外部のシステムに格納される場合、その内容の少なくとも一部が必要に応じて記憶媒体106又はメモリ105にコピーされてもよい。また、入力部102、出力部103、CPU104、メモリ105及び記憶媒体106を有する計算機と、データベース107とを含むシステム全体を保険設計支援システムと呼んでもよい。
図2は、本発明の実施例の健保加入者情報管理部122が管理する健保加入者情報200の一例を示す説明図である。
健保加入者情報200は、各健保加入者の属性に関する情報であり、健保加入者ID201、各健保加入者が被保険者本人か扶養者かなど被保険者との関係を示す続柄区分202、性別203、生年月日204、勤務先の業種を示す業種区分205、職種206、健保への加入日の情報を示す加入年月日207、及び、健保からの脱退日の情報を示す脱退年月日208を含む。この情報によって、各健保加入者の続柄、年齢、性別、業種及び追跡可能年数等に応じた分析が可能になるという効果がある。
図3は、本発明の実施例の健診情報管理部121が管理する健診情報300の一例を示す説明図である。
健診情報300は、健保加入者が受信した健康診断(健診)の結果に関する情報であり、健保加入者ID201、健診を受診した年度を示す健診受診年度302、BMI(Body Mass Index)303、収縮期血圧304、中性脂肪305、空腹時血糖306、及び問診結果307などを含む。問診結果307は、例えば、飲酒の習慣の有無、運動の習慣の有無等を示す情報等を含んでもよい。この情報によって、健康状態に応じたシミュレーション対象集団の選定が可能になるという効果がある。
図4は、本発明の実施例のレセプト情報管理部120が管理するレセプト基本情報400の一例を示す説明図である。
レセプト基本情報400は、それぞれのレセプトに関する基本的な情報であり、健康保険(健保)の加入者を特定する健保加入者ID201、レセプトを特定するための検索番号402、診療を行った医療機関を示す医療機関コード403、レセプトの発行された月を示す診療年月404、レセプトに記載されている医療費の情報を示す合計点数405、レセプトが入院であるか外来であるかなどの情報を示すレセプト種別406、及び、診療に要した日数を示す診療日数407を含む。この情報によって、レセプト毎に集計、分析を行うことができるという効果がある。
図5は、本発明の実施例のレセプト情報管理部120が管理する傷病名情報500の一例を示す説明図である。
傷病名情報500は、それぞれのレセプトから抽出された傷病に関する情報であり、レセプトを特定するための検索番号402、治療対象となった傷病を示す傷病名502、傷病名に対応する傷病名コード503、複数の疾病の中で最も医療資源を投入した疾病に付与される主傷病フラグ504、及び、当該傷病名に罹患しているかどうかを確認するために検査を実施し、未確定である状態などを示す疑いフラグ505を含む。図5の例では、主傷病フラグ504の値「1」は、当該傷病が主傷病であることを示す。また、疑いフラグ505の値「1」は、当該傷病が疑われたことを示す。
例えば一人の患者が1カ月間に複数の病気のために診療を受けた場合、傷病名502、傷病名コード503、主傷病フラグ504及び疑いフラグ505の複数の組が同じ検索番号402に対応付けられる。また、傷病名情報500の各レコードは、検索番号402を介して健保加入者ID201と対応付けられる。傷病名情報500を用いることによって、傷病別に分析することが可能になるという効果がある。
図6Aは、本発明の実施例のレセプト情報管理部120が管理する診療行為情報600の一例を示す説明図である。
診療行為情報600は、それぞれのレセプトから抽出された、それぞれのレセプトに対応する月に患者に対して施された診療行為に関する情報であり、レセプトを特定するための検索番号402、患者に対して施された診療行為を示す診療行為名称602、診療行為に対応する診療行為コード603、及び、診療行為が行われた日を示す1日の情報605から31日の情報608を含む。診療行為情報600の各レコードは、検索番号402を介して健保加入者ID201と対応付けられる。
診療行為が行われた日を示す1日の情報605から31日の情報608は、その月の1日から31日までの各日に、診療行為名称602が示す診療行為が行われたか否かを示す情報である。図6Aには例として1日の情報605、2日の情報606、3日の情報607及び31日の情報608を示すが、実際には4日の情報から30日の情報も含まれる。この情報によって、診療行為別に分析することが可能になるという効果がある。
図6Bは、本発明の実施例のレセプト情報管理部120が管理する医薬品情報610の一例を示す説明図である。
医薬品情報610は、それぞれのレセプトから抽出された、それぞれのレセプトに対応する月に患者に対して処方された医薬品に関する情報であり、レセプトを特定するための検索番号402、患者に対して処方された医薬品を示す医薬品名称612、医薬品に対応する医薬品コード613、及び、医薬品が処方された日を示す1日の情報615から31日の情報618を含む。医薬品情報610の各レコードは、検索番号402を介して健保加入者ID201と対応付けられる。
医薬品が処方された日を示す1日の情報615から31日の情報618は、その月の1日から31日までの各日に、医薬品名称612が示す医薬品が処方されたか否かを示す情報である。図6Bには例として1日の情報615、2日の情報616、3日の情報617及び31日の情報618を示すが、実際には4日の情報から30日の情報も含まれる。この情報によって、医薬品別に分析することが可能になるという効果がある。
なお、レセプト情報管理部120は、図4~図6Bに示したレセプト基本情報400、傷病名情報500、診療行為情報600及び医薬品情報610を、レセプト情報としてまとめて管理してもよい。
次に、告知対象項目管理部123が管理する情報について図7A~図7Cを参照して説明する。告知対象項目管理部123が管理する情報は、レセプト情報に含まれ得る項目のうち、保険商品に対応する告知情報に含まれるべき告知対象の項目を示す情報である。
図7Aは、本発明の実施例の告知対象項目管理部123が管理する傷病告知対象情報700の一例を示す説明図である。
傷病告知対象情報700は、保険商品の告知項目のうち、傷病に関する告知項目の情報であり、レセプトから告知情報を生成する際に参照される。具体的には、傷病告知対象情報700は、傷病告知項目701、傷病コード702、診療種別703及び対象商品704を含む。傷病告知項目701は、各告知項目を識別する名称である。傷病コード702は、各告知項目に対応する傷病を識別するコードである。診療種別703は、各告知項目における診療の種別(例えば入院か否か)を示す。対象商品704は、各告知項目に対応する商品を識別する名称である。
図7Aの例は、商品Aという保険商品への加入を希望する人物が、高血圧による入院をしたか否か、高血圧による入院以外の受診をしたか否か、心疾患による入院をしたか否か、及び、心疾患による入院以外の受信をしたか否かを告知する必要があることを示している。
図7Bは、本発明の実施例の告知対象項目管理部123が管理する薬剤告知対象情報710の一例を示す説明図である。
薬剤告知対象情報710は、保険商品の告知項目のうち、薬剤に関する告知項目の情報であり、レセプトから告知情報を生成する際に参照される。具体的には、薬剤告知対象情報710は、薬剤告知項目711、医薬品コード712及び対象商品713を含む。薬剤告知項目711は、各告知項目を識別する名称である。ここには、例えば、具体的な医薬品(薬剤)の名称ではなく、その医薬品の薬効を示す情報(例えば「血圧降下剤」など)が保持されてもよい。医薬品コード712は、各告知項目に対応する医薬品を識別するコードである。対象商品713は、各告知項目に対応する商品を識別する名称である。
図7Bの例は、商品Aという保険商品への加入を希望する人物が、薬剤Aを投与されたか否か、薬剤Bを投与されたか否か、及び、薬剤Cを投与されたか否かを告知する必要があることを示している。
図7Cは、本発明の実施例の告知対象項目管理部123が管理する診療行為告知対象情報720の一例を示す説明図である。
診療行為告知対象情報720は、保険商品の告知項目のうち、診療行為に関する告知項目の情報であり、レセプトから告知情報を生成する際に参照される。具体的には、診療行為告知対象情報720は、診療行為告知項目721、診療行為コード722及び対象商品723を含む。診療行為告知項目721は、各告知項目を識別する名称である。診療行為コード722は、各告知項目に対応する診療行為を識別するコードである。対象商品723は、各告知項目に対応する商品を識別する名称である。
図7Cの例は、商品Aという保険商品への加入を希望する人物が、手術Aという診療行為を受けたか否か、手術Bという診療行為を受けたか否か、及び、手術Cという診療行為を受けたか否かを告知する必要があることを示している。
図8は、本発明の実施例の健診異常判定基準管理部125が管理する健診異常判定基準情報800の一例を示す説明図である。
健診異常判定基準情報800は、健診情報から告知情報を生成する際に基準として参照される。具体的には、健診異常判定基準情報800は、検査項目801、異常なし802、経度異常803、要経過観察804及び要治療805を含む。
検査項目801は、健康診断における各検査項目を識別する名称である。異常なし802、経度異常803、要経過観察804及び要治療805は、各検査項目の検査結果のうち、それぞれ、異常なし、軽度異常、要経過観察及び要治療と判定される基準(例えば検査値の範囲)を示す。
健診異常判定基準管理部125は、各保険商品の健診異常判定基準情報800を含んでもよい。例えば図8に示した健診異常判定基準情報800が商品Aという保険商品に関する基準であるとすると、そのうち検査項目801が「収縮期血圧」であるレコードの例は、商品Aという保険商品への加入を希望する人物が受けた健康診断において収縮期血圧が129以下であれば「異常なし」、130から139の範囲内であれば「軽度異常」、140から159の範囲内であれば「要経過観察」、160以上であれば「要治療」と告知する必要があることを示している。
図9は、本発明の実施例の告知条件管理部124が管理する告知条件情報900の一例を示す説明図である。
告知条件情報900は、仮想的な告知情報を生成する際に、レセプト情報及び健診情報を仮想的な告知情報に反映させる条件(例えば期間)を示す情報である。具体的には、告知条件情報900は、商品ID901、健診観察期間902、直近健康状態観察期間903、疾病状況観察期間904、悪性新生物観察期間905及び妊娠分娩異常観察期間906を含む。
商品ID901は、保険商品を識別する情報(例えば商品の名称)である。健診観察期間902、直近健康状態観察期間903、疾病状況観察期間904、悪性新生物観察期間905及び妊娠分娩異常観察期間906は、それぞれ、各商品の仮想的な告知情報に反映させる健診情報、直近の健康状態、疾病の状態、悪性新生物及び妊娠分娩異常の観察期間を示す。
例えば、図9の商品ID901が「商品A」であるレコードの健診観察期間902は「2年」、疾病状況観察期間904は「5年」である。前者は、商品Aという保険商品への加入を希望する人物が過去2年間に受けた健康診断の結果が健診情報300(図3)から参照され、健診異常判定基準情報800(図8)に基づく判定の結果が仮想的な告知情報に反映されることを示す。
後者は、当該人物の過去5年間のレセプト情報がレセプト基本情報400(図4)、傷病名情報500(図5)、診療行為情報600(図6A)及び医薬品情報610(図6B)から参照され、傷病告知対象情報700(図7A)、薬剤告知対象情報710(図7B)及び診療行為告知対象情報720(図7C)に基づいて告知対象であると判定された情報が仮想的な告知情報に反映されることを示す。
このような情報に基づいて、分析対象の保険商品の告知の条件に合致した告知情報が生成される。
図10は、本発明の実施例の保険設計支援システム101が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
処理が開始されると(ステップ1001)、保険設計支援システム101は、健診情報管理部121から健診情報300を読み込む(ステップ1002)。続いて、保険設計支援システム101は、レセプト情報管理部120からレセプト基本情報400、傷病名情報500及び診療行為情報600を読み込む(ステップ1003)。ステップ1002と1003の実行順序はこの例に限定されない。
次に、保険設計支援システム101は、健保加入者情報200から対象群を抽出する(ステップ1004)。このステップは、対象者選定部111によって実行されてもよい。ここで、対象群とは、例えば、これから行うリスクモデルの構築に使用するレセプト情報及び健診情報に対応するグループである。例えば、中高年を対象とした保険商品のリスク分析のためのリスクモデルを構築しようとする場合、当該保険商品の対象と同様の年齢層の健保加入者を対象群として抽出してもよい。
なお、ステップ1004を実行するために参照される画面の例については後述する(図13参照)。
次に、保険設計支援システム101は、リスク分析の対象となる保険商品を選択し(ステップ1005)、選択した保険商品の設定項目を読み込む(ステップ1006)。例えば、保険設計支援システム101のユーザがいずれかの保険商品を選択してそれを入力すると、保険設計支援システム101は、告知対象項目管理部123、告知条件管理部124及び健診異常判定基準管理部125から、選択された保険商品に関する情報を読み込む。これらの処理を実行するために利用されるGUIの例については後述する(図14参照)。
次に、保険設計支援システム101は、データ整備の設定を行い(ステップ1007)、その設定に従ってデータ整備を実行する(ステップ1008)。ここで、データ整備とは、ステップ1002及び1003で読み込まれた情報を、仮想的な告知情報の生成に必要な状態に整備することであり、例えば、仮想的な告知情報の生成には不要な情報を削除することであってもよい。ステップ1007におけるデータ整備の設定とは、例えば、どのようなデータを仮想的な告知情報の生成に利用する対象として、どのようなデータを対象から除外するか、といった設定である。これらの処理は、データ整備部113によって実行されてもよい。データ整備の設定及び実行の詳細については後述する(図11及び図14参照)。
次に、保険設計支援システム101は、整備されたデータを用いて仮想的な告知情報を生成し(ステップ1009)、その結果を表示する(ステップ1010)。これらの処理は、告知情報生成部112によって実行されてもよい。仮想的な告知情報の生成の詳細及び表示される結果の一例については後述する(それぞれ図12及び図14参照)。
その後、保険設計支援システム101は、生成された仮想的な告知情報を使用してリスクモデルを構築する(ステップ1011)。この処理は、リスクモデル構築部114によって実行されてもよい。
例えば、リスクモデル構築部114は、ある期間のレセプト情報及び健診情報から生成された仮想的な告知情報と、その期間より後のレセプト情報及び健診情報と、分析対象の保険商品における保険金の支払条件と、に基づいて、告知情報からその後の保険金の支払いが発生するリスクを予測するリスクモデルを構築する。分析対象の保険商品における保険金の支払条件は、支払条件管理部126に保持されている。このリスクモデルは、例えば、告知情報から、例えば疾病ごとの入院発生リスクなど、分析対象の保険商品において保険金の支払対象となる事象の発生リスクを予測するモデルであってもよい。
その後、保険設計支援システム101は、構築されたリスクモデルを使用して、リスク分析を行い(ステップ1012)、その結果を表示する(ステップ1013)。この処理は、リスク分析実行部115によって実行されてもよい。表示される結果の一例については後述する(図15参照)。
以上で保険設計支援システム101の処理が終了する(ステップ1014)。
図11は、本発明の実施例の保険設計支援システム101が実行するデータ整備処理(ステップ1008)の一例を示すフローチャートである。
ここでは、図10のステップ1007において、主傷病のみを対象とするか否か、及び、疑い病名を除外するか否かが設定された場合を例として説明する。このような設定については図14を参照して後述する。
データ整備処理が開始されると(ステップ1101)、保険設計支援システム101は、主傷病対象フラグ(図14参照)が設定されているか否かを判定する(ステップ1102)。主傷病対象フラグが設定されている場合(ステップ1102:Yes)、保険設計支援システム101は、図10のステップ1004で抽出された対象群に関するレセプト情報の傷病名情報500(図5)から、主傷病フラグ504が「1」であるレコードを抽出する(ステップ1103)。一方、主傷病対象フラグが設定されていない場合(ステップ1102:No)、保険設計支援システム101は、全てのレコードを抽出する(ステップ1104)。
次に、保険設計支援システム101は、疑い病名除外フラグ(図14参照)が設定されているか否かを判定する(ステップ1105)。疑い病名除外フラグが設定されている場合(ステップ1105:Yes)、保険設計支援システム101は、ステップ1103又は1104で抽出されたレコードから、疑いフラグ505が「1」であるレコードを抽出する(ステップ1106)。一方、疑い病名除外フラグが設定されていない場合(ステップ1105:No)、保険設計支援システム101は、ステップ1103又は1104で抽出された全てのレコードを抽出する(ステップ1107)。
以上でデータ整備処理が終了する(ステップ1108)。以上のように、データ整備処理によれば、主傷病対象フラグ及び疑い病名除外フラグ等の情報が入力されると、入力された情報に整合する情報が抽出される。このようにして抽出された情報が、次のステップ1009における告知情報の生成の対象となる。このように告知情報に反映される情報の範囲を調整、精査することによりノイズとなる情報が除去され、より詳細なリスク分析が可能となる。
図12は、本発明の実施例の保険設計支援システム101が実行する告知生成処理(ステップ1009)の一例を示すフローチャートである。
告知生成処理が開始されると(ステップ1201)、保険設計支援システム101は、レセプト情報に含まれる傷病名に対応するレコードを告知情報に変換する(ステップ1202)。具体的には、例えば、保険設計支援システム101は、レセプト情報に含まれる傷病に関するレコード(例えば、データ整備処理(ステップ1008)で抽出された傷病名情報500のレコード)と、傷病告知対象情報700と、を参照して、各レコードが告知対象に該当するかを判定して、該当すると判定されたレコードの傷病を告知対象として抽出する。
次に、保険設計支援システム101は、レセプト情報に含まれる診療行為に関するレコードを告知情報に変換する(ステップ1203)。具体的には、例えば、保険設計支援システム101は、診療行為情報600のレコードと、診療行為告知対象情報720と、を参照して、各レコードが告知対象に該当するかを判定して、該当すると判定されたレコードの診療行為を告知対象として抽出する。
次に、保険設計支援システム101は、レセプト情報に含まれる薬剤に関するレコードを告知情報に変換する(ステップ1204)。具体的には、例えば、保険設計支援システム101は、医薬品情報610のレコードと、薬剤告知対象情報710と、を参照して、各レコードが告知対象に該当するかを判定して、該当すると判定されたレコードの薬剤を告知対象として抽出する。
保険設計支援システム101は、上記のように告知対象として抽出された傷病、診療行為及び薬剤を含む告知情報を生成する。
次に、保険設計支援システム101は、健診情報を告知情報に変換する(ステップ1205)。具体的には、保険設計支援システム101は、健診情報300と、健診異常判定基準情報800と、を参照して、各加入者の健診情報が告知対象に該当するかを判定して、その判定結果に基づいて健診情報に関する告知情報を生成し、上記のレセプト情報から生成された告知情報に追加する。例えば、保険設計支援システム101は、健康診断の各項目の結果が正常か異常かを示す情報そのものが含まれるように告知情報を生成してもよい。
以上で告知生成処理が終了する(ステップ1206)。これにより、保険の募集対象である群が、ある保険商品(例えば商品A)へ加入申込を行った場合に得られる告知情報が生成される。この告知情報の生成は、レセプト情報及び健診情報に基づいて自動的に行われるため、大量の健保加入者の仮想的な告知情報を、容易に、かつ、加入者の医学的知識の程度及び記憶の曖昧さ等に起因する記入のゆらぎ等の影響を受けることなく、生成することができる。
なお、上記の図10~図12では、健診情報及びレセプト情報の両方から告知情報を生成する例を説明した。しかし、分析対象の保険商品の支払条件によって、健診情報又はレセプト情報のいずれか一方のみから告知情報を生成できる場合には、他方の情報を使用しなくてもよい。
図13は、本発明の実施例の保険設計支援システム101が出力する対象データ抽出画面1300の一例を示す説明図である。
図13に示す対象データ抽出画面1300は、図10のステップ1004において出力部103によって表示される。例えば、対象データ抽出画面1300は、データソース選択部1301、データ読み込み条件設定部1302、データ読み込み実行ボタン1303及び分布確認部1304を含む。
データソース選択部1301は、データを抽出する対象となるデータソースをユーザが選択するために使用される。例えば、データベース107に種々のレセプト情報及び種々の健診情報が格納されている場合に、それらからデータを抽出する対象となるものがユーザによって選択される。具体的には、例えば、入力部102を用いたユーザの操作に基づいて、選択可能なレセプト情報及び健診情報の識別情報が列挙されたプルダウンメニューが表示され、その中からユーザがレセプト情報及び健診情報を選択してもよい。
データ読み込み条件設定部1302は、選択されたデータソースからデータを読み込む条件を設定するために使用される。図13の例では、データを読み込む条件として、起点年度、追跡期間、対象年齢、対象性別及びデータ欠損対応が設定される。
例えば、起点年度として「2012年」、追跡期間として「2008年」から「2017年」が入力された場合、データソース選択部1301で選択されたレセプト情報及び健診情報のうち、2008年度から2017年度までの情報が取得される。そして、告知情報生成部112は、後の告知生成処理において、2008年度から2011年度までの情報に基づいて各健保加入者の仮想的な告知情報を生成する。リスクモデル構築部114は、後のリスクモデル構築処理において、2012年度から2017年度までの情報に基づいて、分析対象の保険商品において各健保加入者に支払われる保険料を計算し、各健保加入者の仮想的な告知情報から各健保加入者に支払われる保険料を予測するリスクモデルを構築する。そして、リスク分析実行部がそのリスクモデルを用いて分析対象の保険商品のリスク分析を実行する。リスクモデルは、分析の目的に応じて適切な統計モデルや機械学習その他のモデルを用いることができる。
また、データソース選択部1301で選択されたレセプト情報及び健診情報から、対象年齢として指定された年齢の範囲(例えば「30歳」から「70歳」まで)の健保加入者に関する情報が読み込まれる。同様に、データソース選択部1301で選択されたレセプト情報及び健診情報から、対象性別として指定された性別の健保加入者に関する情報が読み込まれる。
データ欠損対応は、例えば上記の追跡期間中に、健康診断を受けていない年度がある、又は、医療機関を受診していない年度がある、といった欠損がある健保加入者の情報を読み込むか否かの設定である。例えばそのような欠損のある情報は信頼度が低いと判断して読み込まないという設定をすることもできる。
ユーザが上記のようなデータ読み込みの条件を設定した上でデータ読み込み実行ボタン1303を操作すると、設定された条件に合致する情報が読み込まれる。
分布確認部1304には、読み込まれた情報の分布が表示される。図13の例では、読み込まれた情報の健保加入者の年齢の分布が表示される。この例において横軸は年齢、縦軸は人数である。この例では年齢の分布が表示されているが、それ以外の任意のパラメータの分布を表示してもよい。ユーザは、この分布を参照して、例えば分析対象の保険商品の加入者に想定される分布との乖離が大きい場合には、そのような情報に基づいて構築されたリスクモデルの信頼度は十分でないと判断して、別のデータソースを選択するなどの処理を行ってもよい。
図14は、本発明の実施例の保険設計支援システム101が出力する仮想告知生成画面1400の一例を示す説明図である。
図14に示す仮想告知生成画面1400は、図10のステップ1005から1010において出力部103によって表示される。例えば、仮想告知生成画面1400は、対象商品選択部1401、設定条件確認部1402、データ整備設定部1403、告知生成実行ボタン1404及び告知生成結果プレビュー部1405を含む。
対象商品選択部1401は、分析の対象となる保険商品をユーザが選択するために使用される。例えば、入力部102を用いたユーザの操作に基づいて、選択可能な保険商品が列挙されたプルダウンメニューが表示され、その中からユーザが分析対象の保険商品を選択してもよい。
設定条件確認部1402には、選択された保険商品の告知条件情報900の内容が表示される。
データ整備設定部1403には、図10のステップ1007におけるデータ整備の設定が入力される。図14の例では、主傷病対象フラグを設定するためのチェックボックスと、疑い病名除外フラグを設定するためのチェックボックスとが表示され、ユーザはそれぞれのチェックボックスを操作することによって任意のフラグを設定することができる。
図10のステップ1009においてユーザが告知生成実行ボタン1404を操作すると、保険設計支援システム101は、データ整備(図11)を実行し、続いて、仮想的な告知情報の生成(図12)を実行する。具体的には、保険設計支援システム101は、例えば、図13に示す画面に対する操作の結果として選択され、読み込まれたデータを対象として、データ整備設定部1403において設定されたデータ整備処理を実行し、整備されたデータと、対象商品選択部1401で選択された保険商品の傷病告知対象情報700、薬剤告知対象情報710及び診療行為告知対象情報720とを照合することによって、仮想的な告知情報を生成する。
告知生成結果プレビュー部1405には、生成された仮想的な告知情報が表示される。具体的には、例えば、各健保加入者の直近の健康状態、疾病状況、診療行為及び悪性新生物に関する仮想的な告知情報が表示される。これらは、各健保加入者が、分析対象の保険商品に加入しようとして告知書に記入をしたと仮定したら、このような告知情報が得られるはずである、というものである。
図15は、本発明の実施例の保険設計支援システム101が出力する将来リスク分析実行画面1500の一例を示す説明図である。
図15に示す将来リスク分析実行画面1500は、図10のステップ1012から1013において出力部103によって表示される。例えば、将来リスク分析実行画面1500は、告知入力部1501、リスク分析実行ボタン1502及びリスク表示部1503を含む。
例えば、ユーザがある人物(実在の人物であっても仮定された人物であってもよい)が分析対象の保険商品に加入した場合のリスクを分析しようとするときに、当該人物に対応する告知情報を告知入力部1501に入力する。そして、ユーザがリスク分析実行ボタン1502を操作すると、保険設計支援システム101は、構築されたリスクモデルに上記の告知情報を入力することによって保険料の支払いのリスクを計算し、その結果をリスク表示部1503に表示する。
リスク表示部1503には、例えば、入院発生リスク(例えば正常者の入院発生リスクに対する分析対象の人物の入院発生リスクの倍率)、疾病ごとの入院発生リスクの比率、合計入院発生リスクの年齢に応じた変化、及び、主なリスク要因となる疾病などが表示されてもよい。
例えば、ユーザは、各項目の告知情報を変更しながら、それに対するリスクの変化を観察し、各告知項目のリスクに対する影響の大きさを把握することができる。そして、例えば、リスクに対する影響が小さい告知項目(例えば、その項目の告知情報がどのような内容であってもリスクが大きく変化しないような項目)が発見された場合、その項目を実際の保険商品における告知書から除外する、といった判断をすることが可能になる。
このように、本実施例によれば、具体的な告知情報に基づくリスク分析を行い、各保険商品に対する告知項目の適切性等を判断することが容易になる。そのためのリスクモデルの構築の際に、大量の健保加入者の健診情報及びレセプト情報から自動的に仮想的な告知情報を生成することができる効果がある。これによって、仮想的な告知情報が、容易に、かつ、各健保加入者の医学知識の程度及び記憶の曖昧さ等の影響を受けることなく、生成される。その結果、簡便かつ精緻なリスク分析による安定した保険運営が可能になる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によってハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによってソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等の記憶デバイス、または、ICカード、SDカード、DVD等の計算機読み取り可能な非一時的データ記憶媒体に格納することができる。
また、制御線及び情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線及び情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101 保険設計支援システム
102 入力部
103 出力部
104 CPU
105 メモリ
106 記憶媒体
107 データベース
108 通信部
111 対象者選定部
112 告知情報生成部
113 データ整備部
114 リスクモデル構築部
115 リスク分析実行部
120 レセプト情報管理部
121 健診情報管理部
122 健保加入者情報管理部
123 告知対象項目管理部
124 告知条件管理部
125 健診異常判定基準管理部

Claims (14)

  1. プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する保険設計支援システムであって、
    前記記憶装置は、健康保険加入者である複数の人物に対して行われた医療行為情報と当該医療行為の費用情報とを含むレセプト情報と、前記レセプト情報に含まれ得る項目のうち保険商品に対応する告知情報に含まれるべき告知対象の項目を示す情報と、を保持し、
    前記プロセッサは、
    前記複数の人物の各々の前記レセプト情報から、前記告知対象の項目を示す情報に基づいて、前記複数の人物の各々に関する告知情報を生成し、
    生成した前記告知情報を出力することを特徴とする保険設計支援システム。
  2. 請求項1に記載の保険設計支援システムであって、
    前記記憶装置は、さらに、前記複数の人物が受けた健康診断の結果を含む健診情報と、前記健康診断の結果が異常であるかの判定基準情報と、を保持し、
    前記プロセッサは、さらに、前記判定基準情報に基づく前記複数の人物の各々の健康診断の結果の判定結果に基づいて前記複数の人物の各々に関する告知情報を生成することを特徴とする保険設計支援システム。
  3. 請求項2に記載の保険設計支援システムであって、
    前記記憶装置は、さらに、前記告知情報に反映させる前記レセプト情報及び前記健診情報の期間を示す告知条件情報を保持し、
    前記プロセッサは、前記告知条件情報が示す期間の前記レセプト情報と、前記告知条件情報が示す期間の前記健診情報と、に基づいて、前記告知情報を生成することを特徴とする保険設計支援システム。
  4. 請求項1に記載の保険設計支援システムであって、
    前記レセプト情報は、各人物と傷病とが対応付けられた傷病情報、各人物と薬剤とが対応付けられた薬剤情報、及び、各人物と診療行為とが対応付けられた診療行為情報を含み、
    前記告知対象の項目を示す情報は、告知対象の傷病、薬剤及び診療行為を示す情報を含み、
    前記プロセッサは、前記レセプト情報から抽出した告知対象の傷病、薬剤及び診療行為を含む前記告知情報を生成することを特徴とする保険設計支援システム。
  5. 請求項4に記載の保険設計支援システムであって、
    前記傷病情報は、各人物に対応付けられる各傷病が主傷病であるかを示す情報、及び、疑われた傷病であるかを示す情報を含み、
    前記プロセッサは、
    主傷病のみを抽出するかを示す情報、及び、疑われた傷病を抽出から除外するかを示す情報が入力されると、前記傷病情報から、入力された情報に整合する情報を抽出し、
    前記入力された情報に整合する情報から、告知対象の傷病を抽出することを特徴とする保険設計支援システム。
  6. 請求項1に記載の保険設計支援システムであって、
    前記記憶装置は、前記保険商品における保険金の支払条件を示す支払条件情報をさらに保持し、
    前記プロセッサは、生成した前記告知情報と、前記レセプト情報と、前記支払条件情報と、に基づいて、前記告知情報から、前記保険商品における保険金の支払い対象となる事象が発生するリスクを予測するリスクモデルを構築することを特徴とする保険設計支援システム。
  7. 請求項6に記載の保険設計支援システムであって、
    前記プロセッサは、告知情報が入力されると、入力された前記告知情報と前記リスクモデルとに基づいて前記保険商品における保険金の支払い対象となる事象が発生するリスクを分析し、分析の結果を出力することを特徴とする保険設計支援システム。
  8. プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する計算機システムが実行する保険設計支援方法であって、
    前記記憶装置は、健康保険加入者である複数の人物に対して行われた医療行為情報と当該医療行為の費用情報とを含むレセプト情報と、前記レセプト情報に含まれ得る項目のうち保険商品に対応する告知情報に含まれるべき告知対象の項目を示す情報と、を保持し、
    前記保険設計支援方法は、
    前記プロセッサが、前記複数の人物の各々の前記レセプト情報から、前記告知対象の項目を示す情報に基づいて、前記複数の人物の各々に関する告知情報を生成する第1手順と、
    前記プロセッサが、生成した前記告知情報を出力する第2手順と、を含むことを特徴とする保険設計支援方法。
  9. 請求項8に記載の保険設計支援方法であって、
    前記記憶装置は、さらに、前記複数の人物が受けた健康診断の結果を含む健診情報と、前記健康診断の結果が異常であるかの判定基準情報と、を保持し、
    前記第1手順において、前記プロセッサは、さらに、前記判定基準情報に基づく前記複数の人物の各々の健康診断の結果の判定結果に基づいて前記複数の人物の各々に関する告知情報を生成することを特徴とする保険設計支援方法。
  10. 請求項9に記載の保険設計支援方法であって、
    前記記憶装置は、さらに、前記告知情報に反映させる前記レセプト情報及び前記健診情報の期間を示す告知条件情報を保持し、
    前記第1手順において、前記プロセッサは、前記告知条件情報が示す期間の前記レセプト情報と、前記告知条件情報が示す期間の前記健診情報と、に基づいて、前記告知情報を生成することを特徴とする保険設計支援方法。
  11. 請求項8に記載の保険設計支援方法であって、
    前記レセプト情報は、各人物と傷病とが対応付けられた傷病情報、各人物と薬剤とが対応付けられた薬剤情報、及び、各人物と診療行為とが対応付けられた診療行為情報を含み、
    前記告知対象の項目を示す情報は、告知対象の傷病、薬剤及び診療行為を示す情報を含み、
    前記第1手順において、前記プロセッサは、前記レセプト情報から抽出した告知対象の傷病、薬剤及び診療行為を含む前記告知情報を生成することを特徴とする保険設計支援方法。
  12. 請求項11に記載の保険設計支援方法であって、
    前記傷病情報は、各人物に対応付けられる各傷病が主傷病であるかを示す情報、及び、疑われた傷病であるかを示す情報を含み、
    前記保険設計支援方法は、
    前記プロセッサが、主傷病のみを抽出するかを示す情報、及び、疑われた傷病を抽出から除外するかを示す情報が入力されると、前記傷病情報から、入力された情報に整合する情報を抽出する第3手順をさらに含み、
    前記第1手順において、前記プロセッサは、前記入力された情報に整合する情報から、告知対象の傷病を抽出することを特徴とする保険設計支援方法。
  13. 請求項8に記載の保険設計支援方法であって、
    前記記憶装置は、前記保険商品における保険金の支払条件を示す支払条件情報をさらに保持し、
    保険設計支援方法は、前記プロセッサが、生成した前記告知情報と、前記レセプト情報と、前記支払条件情報と、に基づいて、前記告知情報から、前記保険商品における保険金の支払い対象となる事象が発生するリスクを予測するリスクモデルを構築する第4手順をさらに含むことを特徴とする保険設計支援方法。
  14. 請求項13に記載の保険設計支援方法であって、
    前記プロセッサが、告知情報が入力されると、入力された前記告知情報と前記リスクモデルとに基づいて前記保険商品における保険金の支払い対象となる事象が発生するリスクを分析する第5手順と、
    前記プロセッサが、前記第5手順における分析の結果を出力する第6手順と、をさらに含むことを特徴とする保険設計支援方法。
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