JP2012128068A - 走査式光学装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成により稼動時に生じる筐体の熱変形による撓みや捻れを修正し、高精細な画像を再現する。
【解決手段】光ビームを照射する光源6と、光源6から照射された光ビームを偏向及び走査するポリゴンミラー1と、ポリゴンミラー1で偏向及び走査された光ビームを感光ドラム21の表面に結像させるための光学部品2,3,4と、光源6、ポリゴンミラー1、及び光学部品2,3,4を保持する筐体5と、を有する走査式光学装置20において、光ビームの走査方向に直交する方向と平行な筐体5のリブまたは壁面であって、筐体5の内部の温度上昇による熱変形量が周辺の熱変形量よりも小さい領域である筐体底面側30に設置され、リブまたは壁面を加熱するヒータ17と、ポリゴンミラー1の回転状態に基づきヒータ17の加熱を制御するCPU11を有する。
【選択図】図2
【解決手段】光ビームを照射する光源6と、光源6から照射された光ビームを偏向及び走査するポリゴンミラー1と、ポリゴンミラー1で偏向及び走査された光ビームを感光ドラム21の表面に結像させるための光学部品2,3,4と、光源6、ポリゴンミラー1、及び光学部品2,3,4を保持する筐体5と、を有する走査式光学装置20において、光ビームの走査方向に直交する方向と平行な筐体5のリブまたは壁面であって、筐体5の内部の温度上昇による熱変形量が周辺の熱変形量よりも小さい領域である筐体底面側30に設置され、リブまたは壁面を加熱するヒータ17と、ポリゴンミラー1の回転状態に基づきヒータ17の加熱を制御するCPU11を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子写真プロセスを用いた複写機・プリンタ等の画像形成装置の走査式光学装置に関する。
画像形成装置において、感光ドラム上にレーザ光を照射し、静電潜像を形成する構成が知られている。レーザ光を照射する走査式光学装置は、レーザ光を発する光源、レーザ光を偏向走査する光偏向器(ポリゴンミラー)、偏向走査されたレーザ光を感光ドラム上で結像させるfθレンズ、レーザ光を反射する折り返しミラー、これら部品を保持する筐体からなる。この走査式光学装置を有する画像形成装置において、高精細な画像を再現するためには光学部品の位置や姿勢を高精度に保持する必要がある。しかし、光源や光偏向器の発熱により筐体や光学部品が熱変形することにより、光学部品の位置や姿勢が変動するという課題があった。
従来より光源や光偏向器の発熱による影響を改善するために、例えば特許文献1に筐体にヒータやペルチェ素子といった温度制御部材を設ける技術が提案されている。この技術によれば、環境温度が変化しても温度制御部材が筐体の温度を一定範囲内に維持するので、筐体自体は温度変化の影響を受けず初期状態のまま維持される。
また、例えば特許文献2では、光偏向器を中心として複数の発熱源をほぼ対称に取り付け、ファンを用いることによって、熱膨張による画像劣化を防止する技術が提案されている。この技術によれば、筐体内の温度を均一化し、不均一な熱変形を防止することができる。
ところで、上記fθレンズ,折り返しミラーは、レーザ光の走査方向と直交する方向に平行な筐体のリブまたは壁面にその両端が支持されている。そのため、筐体に生じる熱変形のうち、単純な線膨張の変形よりも、撓みや捩れといった変形が画像劣化の主な要因となっている。すなわち、撓みや捩れが生じることにより光学部品の姿勢が傾き、感光ドラム上での結像位置に大きなずれが生じてしまう。高精細な画像を実現するためには、この撓みや捩れを抑制することが重要である。しかし、上記特許文献1では、光偏向器により発生する気流の当たる筐体の領域と当たらない筐体の領域では温度差が生じ、筐体全体の温度を均一化することはできず、筐体の熱膨張による撓みや捩れを十分に抑制できないという課題があった。また、上記特許文献2において各光学部品の温度を均一化できても、それらを保持する筐体の温度を均一化することはできず、筐体の熱膨張による撓みや捩れを抑制できないという課題があった。
本発明はこのような状況のもとでなされたもので、簡単な構成により稼動時に生じる筐体の熱変形による撓みや捻れを修正し、高精細な画像を再現することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため以下の構成を有する。
光ビームを照射する光源と、前記光源から照射された光ビームを偏向及び走査する光偏向器と、前記光偏向器で偏向及び走査された光ビームを感光ドラムの表面に結像させるための光学部品と、前記光源、前記光偏向器、及び前記光学部品を保持する筐体と、を有する走査式光学装置において、前記光ビームの走査方向に直交する方向と平行な前記筐体のリブまたは壁面であって、前記筐体の内部の温度上昇による熱変形量が周辺の熱変形量よりも小さい領域に設置され、前記リブまたは前記壁面を加熱する加熱手段と、前記光偏向器の回転状態に基づき前記加熱手段による加熱を制御する制御手段と、を有することを特徴とする走査式光学装置。
本発明によれば、簡単な構成により稼動時に生じる筐体の熱変形による撓みや捻れを修正し高精細な画像を再現することが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ実施例により詳しく説明する。
[画像形成装置及び走査式光学装置の構成]
図1に本実施例の走査式光学装置20を搭載したタンデム式カラープリンタである画像形成装置の断面構成図を、図2に本実施例の走査式光学装置20の全体図を示す。本実施例の画像形成装置は、図1に示すように画像形成部よりも下面側から露光する方式を採用しており、走査式光学装置20は上方の感光ドラム21へ向けてビームを照射する。本実施例の画像形成装置は、1つの走査式光学装置20によって4つの感光ドラム21a〜21d(以下、a〜dを省略することもある)が露光される構成を有している。これらの感光ドラム21は、それぞれイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色に対応している。そして、各感光ドラム21に静電潜像が形成されると現像器22によって現像され、中間転写ベルト23を介して、紙カセット24から搬送された記録紙にトナー像が転写される。トナー像が転写された記録紙は、定着器25によりトナー像が定着され装置外に排出される。
図1に本実施例の走査式光学装置20を搭載したタンデム式カラープリンタである画像形成装置の断面構成図を、図2に本実施例の走査式光学装置20の全体図を示す。本実施例の画像形成装置は、図1に示すように画像形成部よりも下面側から露光する方式を採用しており、走査式光学装置20は上方の感光ドラム21へ向けてビームを照射する。本実施例の画像形成装置は、1つの走査式光学装置20によって4つの感光ドラム21a〜21d(以下、a〜dを省略することもある)が露光される構成を有している。これらの感光ドラム21は、それぞれイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色に対応している。そして、各感光ドラム21に静電潜像が形成されると現像器22によって現像され、中間転写ベルト23を介して、紙カセット24から搬送された記録紙にトナー像が転写される。トナー像が転写された記録紙は、定着器25によりトナー像が定着され装置外に排出される。
図2に示す走査式光学装置20内には、光源6より発せられた画像信号に基づいたレーザ光(光ビーム)を偏向走査する光偏向器であるポリゴンミラー1が中央部に配置されている。また、ポリゴンミラー1に対向する位置の感光ドラム21上にレーザ光を結像させつつ等速走査を行うための第1のレンズ2a、2b及び第2のレンズ3a,3b,3c,3dが配置されている。第1のレンズ2aはイエロー,マゼンタの静電潜像を露光するビームを結像させるレンズであり、第1のレンズ2bは、シアン,ブラックの静電潜像を露光するビームを結像させるレンズである。また、第2のレンズ3a,3b,3c,3dは各色毎に配置されている。そして、偏光走査したレーザ光を各感光ドラム21へ導く為の折り返しミラー4a,4b,4c,4d,4e,4fを、露光するビームの各光路上に配置している。そして、上記各部品は筐体5の各取付部に保持されている。特に、上記第1のレンズ2a,2b、第2のレンズ3a〜3d、折り返しミラー4a〜4fはレーザ光の走査方向と直交する方向の筐体5のリブまたは壁面に両端を支持されている。また、図2では筐体5の上面を覆う防塵のための蓋が省略されている。この蓋によって筐体内が密閉されるために、筐体内に対流による気流が生じる。また、ポリゴンミラー1の発熱によって筐体5内部が昇温する。ところで、図1の走査式光学装置20は、光路を複数回にわたって折り返す構成を有しており、筐体5の壁の厚みを表面積と比較して薄くすることで製品の軽量化を図っている。軽量化による剛性不足を補うため筐体5の内外壁に縦横のリブを設けている。しかし、このリブにより筐体5内においてポリゴンミラー1の発する気流が遮られ、偏った温度上昇が生じる。また、ポリゴンミラー1に面している領域では輻射熱を多く受け、面していない領域では輻射熱の影響は小さくなり筐体5内に温度差が生じる。この結果、筐体5が不均一に熱変形し撓みや捩れが生じる。撓みや捩れは、光源6より発せられたレーザ光の各光学部品への入射角を変化させるので、走査線の変動に与える影響が大きく色ずれの大きな要因となる。
そこで、本実施例では筐体5の撓みや捩れを修正すべく、走査式光学装置20の走査方向に直交する方向と平行に設けられたリブもしくは筐体壁面に加熱部材10を設置し、ポリゴンミラー1の回転に応じて加熱部材10による加熱を行う。
レンズや折り返しミラーは走査方向に長いので、支持構成上、色ずれに対しては長手方向の位置基準の変化の感度が低いが、短手方向の位置基準の変化の感度が高い。その結果、走査方向に直交する方向と平行に設けられたリブや筐体5の壁面が偏昇温により不均一に変形することによって筐体5に歪みや撓みが生じる。この変形によって光学部品の短手方向の位置基準が変化し、光学部品へのレーザ光の入射角が変化する。そのため、感光ドラム21上でのレーザ照射位置の変動や、走査線に曲がりや傾きが生じ、画像の色ずれが発生する。そこで、走査方向に直交する方向と平行に設けられたリブもしくは筐体5の壁面を加熱することで、リブもしくは壁面の変形量を均一化し、筐体5の撓みや捩れを取り除く。その結果、光軸に対する光学部品の正常な姿勢が維持され、感光ドラム21上において走査線が安定化し色ずれが低減される。
本実施例においては、光源6の取り付けられている壁面と対向する壁面8の中央部に加熱部材10を設置する。設置位置は、変形解析や変形量測定の結果から熱変形量の小さい領域とする。例えば、ポリゴンミラー1の発する気流が直接触れない筐体5のリブまたは壁部が設置位置として適切である。図3(a)に本実施例の加熱部材10による修正前の熱変形解析の結果を示す。なお、図3(a)は、図2の軸Aを中心に180度回転した状態を示す。同図において、壁面8の筐体底面側30の熱変形量が、筐体開口側31の熱変形量と比較して小さいために撓みが生じている。そこで、熱変形量の小さい領域を加熱することにより熱変形量が均一化し撓みや捩れを低減するため、壁面8の筐体底面側30に加熱部材10を設置する。
加熱部材10としては、ヒータ17(図4参照)を採用する。ヒータ17による加熱は、ポリゴンミラー1の回転と同期して行われる。すなわち、その加熱は、ポリゴンミラー1の発熱によってポリゴンミラー1周辺の温度が上昇し始め定常状態となるまでの時間と、ヒータ17によって加熱される領域の筐体の温度が定常状態となるまでの時間が略等しくなるよう制御される。すなわち、ヒータ17の加熱速度とポリゴンミラー1の発熱速度が略等しくなるようにする。ヒータ17への供給電力によりヒータ17の加熱状態は変化し、また走査式光学装置の稼働モードによってポリゴンミラー近傍の上昇温度は変化する。従って、CPU11はこの上昇温度に対応したヒータ17の供給電力を予め算出し、例えば後述するROM12に記憶しておく。そして、ポリゴンミラー1の回転状態に合わせ、CPU11はヒータ17の供給電力を制御する。なお、図3(b)に示すようにヒータ17を金属製の板材9を介して筐体5に設置する。このような構成により、広範囲に渡って効率よく筐体5の熱変形を発生させることができる。この板材9としては高い熱伝導率を有するアルミや銅といった金属材料を用いると効果的である。
[加熱制御系及び制御フロー]
ヒータ17を図4(a)に示す加熱制御系により図4(b)に示す制御フローチャートによって制御する。加熱制御系はCPU11,ROM12,RAM13,I/Oインターフェイス14を備えている。CPU11は、このI/Oインターフェイス14に接続された温度検知素子である温度センサ15から入力信号を得る。この温度センサ15は、例えばポリゴンミラー1の近傍に設置される。CPU11はこの入力信号をRAM13に記憶し、ROM12からプログラムを呼び出し実行し、ヒータ17を制御する。制御は以下の手順にて行う。
ヒータ17を図4(a)に示す加熱制御系により図4(b)に示す制御フローチャートによって制御する。加熱制御系はCPU11,ROM12,RAM13,I/Oインターフェイス14を備えている。CPU11は、このI/Oインターフェイス14に接続された温度検知素子である温度センサ15から入力信号を得る。この温度センサ15は、例えばポリゴンミラー1の近傍に設置される。CPU11はこの入力信号をRAM13に記憶し、ROM12からプログラムを呼び出し実行し、ヒータ17を制御する。制御は以下の手順にて行う。
CPU11は、例えばパーソナルコンピュータ等の外部装置から送られてきた画像データに基づいて筐体5の加熱により筐体5の変形を修正する必要があるか否かを判断する(ステップ(以下、S)101)。この画像データには、印刷枚数、記録紙の種類、光沢の有無等のデータも含まれる。画像信号の処理によって筐体の変形に起因する色ずれを補正できる場合には筐体5の加熱は不要であるが、補正しきれない場合には筐体5の加熱が必要となる。例えば画像データに含まれる印刷枚数が600枚(閾値)を超える場合には、筐体5の変形に起因する色ずれを上記画像信号の処理のみでは抑制できず筐体5の変形を修正することが必要となるので、CPU11は筐体5の加熱は必要と判断する(S101、Y)。また、印刷枚数が数枚(閾値以下)の場合には画像信号の処理によって色ずれを抑制できるため、CPU11は筐体5の加熱は不要と判断する(S101、N)。加熱が必要と判断した場合、CPU11はヒータ17に信号を送り筐体5を加熱する(S102)。次にCPU11は、筐体5内のポリゴンミラー1の周辺に設けた温度センサ15より温度を検知する(S103)。CPU11は、ポリゴンミラー1の周辺の温度を測定することにより走査式光学装置20の稼動状態を知ることができるほか、筐体5の変形状態を推定することができる。そして、CPU11は得られた温度(検知温度)をROM12に記憶させた温度テーブルの目標温度と比較する(S104)。温度テーブルには、所定の印刷枚数、記録紙の種類、光沢の有無等のデータ毎にポリゴンミラー1の周辺の目標温度が記憶されている。また、この温度テーブルには目標温度毎にヒータ17の加熱量、本実施例においてはヒータ17の入力電圧も記憶されている。なお、検知温度、目標温度をポリゴンミラー1の温度としたが、壁面8の筐体底面側30の温度としてもよい。
CPU11は、検知温度が温度テーブルの目標温度以下と判断した場合(S104、Y)、筐体5の加熱を継続するようヒータ17を制御する(S102)。一方、CPU11は、検知した温度が温度テーブルの目標温度より大きいと判断した場合(S104、N)、そのまま筐体5の温度を維持するようヒータ17を制御する(S105)。この場合、ポリゴンミラー1が待機状態になるとともにヒータ17も待機状態となる。CPU11は、印字が終了するとともに加熱の制御を終了する。
以上説明したように、本実施例の走査式光学装置は、簡単な構成により稼動時に生じる筐体の熱変形による撓みや捻れを修正し高精細な画像を再現することが可能となる。
実施例2は、実施例1の走査式光学装置20の温度センサ15をひずみゲージ16とした走査式光学装置に関するものである。本実施例では、図5(a)に示すようにI/Oインターフェイス14にひずみゲージ16を接続することによりCPU11は筐体5の変形情報を取得しヒータ17の加熱量を制御する。ひずみゲージ16は光学部品の取付部の近傍に取り付けることで走査線変動に敏感な領域の変形状態をフィードバックすることができ、高精細な画像が得られる。その際の制御フローは図5(b)のようになる。この制御フローのS201,S202は、図4(b)の制御フローのS101,S102と同じであるので説明を省略する。CPU11は、ひずみゲージ16により筐体5の変形量を直接検知(S203)し、検知変形量をRОM12に記憶させた変形量テーブルの目標変形量と比較する(S204)。この変形量テーブルには、所定の印刷枚数、記録紙の種類、光沢の有無等のデータ毎に目標変形量が記憶されている。また、この変形量テーブルには目標変形量ごとにヒータ17の加熱量、本実施例においてはヒータ17の入力電圧も記憶されている。S204において、検知変形量が変形量テーブルの目標変形量以下であればS202において筐体5を加熱し、検知変形量が変形量テーブルの目標変形量より大きければS205で温度を維持する。他の制御は、図4(b)の制御と同様である。
なお、本実施例は複数の感光ドラム21を1つの走査式光学装置20で露光する画像形成装置に適用したが、本発明の構成はこれに限定するものではなく、1つの感光ドラムを1つの走査式光学装置によって露光する画像形成装置においても同様の効果が得られる。
このようにヒータを制御することによって、ヒータによる変形の修正量が適正に保たれ、過剰修正や修正不足を防止し、効率的に筐体の変形を修正することができる。また、ポリゴンミラー1の回転状況に応じた変形の修正が可能となる。
以上説明したように、本実施例の走査式光学装置は、簡単な構成により稼動時に生じる筐体の熱変形による撓みや捻れを修正し高精細な画像を再現することが可能となる。
1 ポリゴンミラー
2 レンズ
5 筐体
6 光源
10 加熱手段
2 レンズ
5 筐体
6 光源
10 加熱手段
Claims (8)
- 光ビームを照射する光源と、
前記光源から照射された光ビームを偏向及び走査する光偏向器と、
前記光偏向器で偏向及び走査された光ビームを感光ドラムの表面に結像させるための光学部品と、
前記光源、前記光偏向器、及び前記光学部品を保持する筐体と、
を有する走査式光学装置において、
前記光ビームの走査方向に直交する方向と平行な前記筐体のリブまたは壁面であって、前記筐体の内部の温度上昇による熱変形量が周辺の熱変形量よりも小さい領域に設置され、前記リブまたは前記壁面を加熱する加熱手段と、
前記光偏向器の回転状態に基づき前記加熱手段による加熱を制御する制御手段と、を有することを特徴とする走査式光学装置。 - 前記制御手段は、前記加熱手段による加熱が、前記光偏向器の回転と同期して行われるよう制御することを特徴とする請求項1記載の走査式光学装置。
- 前記制御手段は、前記加熱手段の加熱速度が、前記光偏向器の発熱速度と等しくなるよう制御することを特徴とする請求項1記載の走査式光学装置。
- 前記加熱手段が、金属材料を介して前記筐体に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の走査式光学装置。
- 前記加熱手段が、前記光偏向器により発生する気流に直接触れない前記筐体のリブまたは壁部に設置されることを特徴とする請求項1記載の走査式光学装置。
- 前記筐体に設置され、前記筐体内の温度を検知する温度検知手段を有し、
前記制御手段が、前記温度検知手段により検知した温度に基づき、前記加熱手段の加熱量を制御することを特徴とする請求項1記載の走査式光学装置。 - 前記筐体に設置され、前記筐体の変形を検知する検知手段を有し、
前記制御手段が、前記検知手段により検知した変形情報に基づき、前記加熱手段の加熱量を制御することを特徴とする請求項1記載の走査式光学装置。 - 前記加熱手段が電力を供給されることにより発熱するヒータであることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項に記載の走査式光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010277877A JP2012128068A (ja) | 2010-12-14 | 2010-12-14 | 走査式光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010277877A JP2012128068A (ja) | 2010-12-14 | 2010-12-14 | 走査式光学装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2012128068A true JP2012128068A (ja) | 2012-07-05 |
Family
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017097070A (ja) * | 2015-11-19 | 2017-06-01 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
US11086248B2 (en) | 2019-08-09 | 2021-08-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with fan configured for dust-resistant cooling of optical scanning unit |
-
2010
- 2010-12-14 JP JP2010277877A patent/JP2012128068A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
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Legal Events
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