JP2012128034A - トナー補給装置、及び画像形成装置 - Google Patents

トナー補給装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、初期流れ込みやベタ流れ込みの発生を抑制して、現像装置に安定したトナー補給が行なえるトナー補給装置を提供する。
【解決手段】サブホッパ48内には、トナー搬送方向上流側の第1トナー収容部81とトナー搬送方向上流側の第2トナー収容部82とを並行に設けている。そして、第1トナー収容部81に設けた第1回転部材71の回転中心高さより、第2トナー収容部82に設けた第2回転部材72の回転中心高さを高くしている。また、第1トナー収容部81と第2トナー収容部82との間には、その上方を乗り越えて搬送されるトナーが通過できる開口を形成するように、それぞれの底部の円弧状内壁面から立ち上がる仕切り部80を設けている。そして、この仕切り部80の上端部の高さを、トナー搬送方向上流側の第1回転部材71の回転中心高さよりも高く、第2回転部材72Mの回転中心高さより低くしている。
【選択図】図7

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置で用いられるトナー補給装置、及びこのトナー補給装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来から、潜像担持体である感光体ドラム等の表面上に形成された潜像をトナ像として可視像化する現像装置に、交換可能なトナー収納容器に収納されたトナーを補給するトナー補給装置を用いた画像形成装置が知られている。例えば、トナーとキャリアとからなる現像剤を用いる2成分現像装置においては、現像装置のトナーの消費に応じて、現像装置へトナー補給を行うトナー補給装置を用いた画像形成装置が知られている。
また、交換可能なトナーの収納容器としても、様々な形状のトナーカートリッジが用いられている。例えば、円筒形のトナーボトルを備えたトナーカートリッジ等が知られている。そして、交換可能なトナーの収納容器を備えた画像形成装置の構成の多くは、トナーカートリッジに設けた搬送スクリュや、重力による自由落下によって現像装置へ補給していた。
近年、一部の画像形成装置では、画像形成装置の本体内部にトナー貯蔵部(以下、サブホッパという)を有し、トナーカートリッジからサブホッパにトナーを供給し、サブホッパから現像装置にトナー補給を行う方式が実用化されている。例えば、特許文献1には、サブホッパ内に、複数のトナー収容部を備えた構成が記載されている。この構成では、トナーカートリッジからサブホッパにトナーを供給し、それぞれに搬送部材である搬送スクリュを有した、サブホッパ内の複数のトナー収容部を介して現像装置にトナー補給を行う方式を採用したものである。
この特許文献1に記載されたサブホッパは、上部と下部とから構成されている。そして、サブホッパの上部には、それぞれの搬送スクリュの回転中心の高さが略同一で、並行した2つのトナー収容部が設けられている。また、サブホッパの下部には、1つのトナー収容部が設けられている。上部に設けられた2つのトナー収容部の間には、両端部に開口が形成された仕切り板が設けられている。この仕切り板により上部の2つのトナー収容部は、トナー搬送方向上流側のトナー収容部(以下、上流側トナー収容部という)と、トナー搬送方向下流側のトナー収容部(以下、下流側トナー収容部という)とに分けられている。ここで、上流側トナー収容部には、トナーを受入れる導入口が、上流側の上端部に設けられている。また、下流側トナー収容部には、下部のトナー収容部(以下、下部トナー収容部という)の一端部へトナーを落下させる連通口が、下流側の下端部に設けられている。そして、トナーカートリッジから上流側トナー収容部に供給され、下部トナー収容部に落下しなかったトナーは、上流側トナー収容部と下流側トナー収容部とを循環するように、各スクリュが回転駆動される。また、下流側トナー収容部の連通口から下部トナー収容部の一端部に落下したトナーは、搬送スクリュの回転駆動により他端側へ搬送されて、下流側の下端部に設けられた排出口を介して、現像装置に補給されることとなる。
このように画像形成装置の本体内部にサブホッパを持つことで、使用者が交換を行うトナーカートリッジ内のトナーが無くなっても、一定時間はサブホッパ内のトナーを使用することによって印刷が可能である。このことで、トナーカートリッジ内にトナーが無くなり、トナーカートリッジの交換が必要な場合でも、すぐに交換せずに、画像形成装置を利用してい時に交換することができ、画像形成装置のダウンタイムの低減に大きな効果をもたらす。
また、サブホッパがない構成のように、トナーカートリッジと現像装置との配置に制約が生じ、レイアウト上の理由等によって画像形成装置の小型化が困難となることも回避可能である。さらに、画像形成装置の本体内部にサブホッパを設けてトナーを現像装置に補給する構成では、トナーカートリッジから直接現像装置に補給する構成よりも、高精度なトナーの補給を実現することも容易である。
また、特許文献1に記載の構成では、サブホッパから現像装置へのトナー搬送は、下部トナー収容部の排出口を介して直接行なう構成を採用している。サブホッパから現像装置へのトナー搬送については、この特許文献1の構成とは異なり螺旋状のスクリュやコイルといった搬送部材を管状の搬送経路内に有し、搬送部材であるスクリュやコイルを回転させることでトナーを搬送する方式も実用化されている。
また、画像形成装置の小型化、及びコストダウンの要求は、今後、さらに高くなるものと思われ、特許文献1に記載された上部と下部とから構成されるサブホッパでは、その要求に対応することが困難になると考えられた。そこで、発明者は、特許文献1に記載のサブホッパよりも、さらに小型化でき、かつ、コストダウンが可能な構成として、図9に示すようなサブホッパの構成を検討した。
図9に記載の構成では、トナーを受入れる第1トナー収容部81と、トナーを排出するトナー排出口79を有する第2トナー収容部82とを、それぞれの底部の円弧状内壁面から立ち上がり上方が連通している仕切り部80を設けて形成している。また、第1トナー収容部81には受入れたトナーを第2トナー収容部82に搬送する第1回転部材71と、下流側トナー収容部には管状の搬送経路が接続されたトナー排出口79へトナーを搬送する第2回転部材72とを、それぞれの回転中心が並行するように設けた。そして、第2トナー収容部82に設けた第2回転部材72の回転中心の高さを、両トナー収容部81,82の底部を仕切る仕切り部材80の上端部の高さと同じ高さにするとともに、第1トナー収容部81に設けた第1回転部材71の回転中心の高さよりも低くした。このように構成し、特許文献1に記載されたサブホッパのように上部と下部とに分けて構成していないので、さらなる小型化とコストダウウンが可能になる。
しかしながら、従来の構成や図9に記載した構成のようにサブホッパから現像装置にトナー補給を行う方式では、トナーが空気を大量に含み流動性が高くなった場合、粉体であるトナーが液体と同様な性質をもってしまう。このような場合、従来の構成や図9に記載した構成では、各搬送部材が停止しても、トナーが各トナー収容部や管状の搬送経路内を流れる。これは、従来の構成や図9に記載した構成では、各トナー収容部や管状の搬送経路の境界部分に仕切り部等の下流側へのトナーの移動を規制する手段を有していなかったり、仕切り部等の高さが不十分であったりしたためである。そのため、各トナー収容部や管状の搬送経路の境界部分を基点とした、トナーの流動性に応じた安息角(Angle of repose)の傾斜よりも上方のトナーは崩れるようにして境界部分を乗り越えてしまい、下流側の各トナー収容部や管状の搬送経路に流れ込む。そして、最下流のトナー収容部の排出口の最下部等を基点とした、安息角の傾斜よりも上方のトナーが流れて、トナーの傾斜が安息角以下の傾斜となるまで、最下流のトナー収容部から管状の搬送経路や現像装置にトナーが流れ込むことになる。さらに、最も低い位置に設けられたトナー搬送方向最下流のトナー収容部では、搬送部材を覆いつくす高さ以上にトナーが収容されていることが多く、大量のトナーが管状の搬送経路や現像装置にトナーが流れ込むこととなる。その結果、流動性が高くなった多量のトナーが現像装置に流れ込むことで、現像装置内のトナー濃度が過度に上昇してしまい、トナー濃度上昇やトナー飛散といった問題を引き起こしてしまうという現象が生じてしまう。そして、この現像装置内のトナー濃度上昇にともない、現像装置内のトナー濃度を正常に保つことができなくなり、適切な画像濃度の画像形成が困難になるという現象も引き起こす。
これらの現象は、トナーカートリッジを新たにセットして、空のホッパにトナーを充填する時(以下、初期流れ込みという)に発生し易い。また、高画像面積率の画像形成を連続して行い、ホッパから現像装置へのトナー供給が頻繁に行われている時(以下、ベタ流れ込みという)にも発生し易い。
これらのような現象の発生を抑制するために、従来から様々な方法が提案されてきた。例えば、特許文献2には、サブホッパから現像装置へトナーを搬送する、搬送手段であるコイルを設けた管状の搬送経路の直線区間に、トナーが通過する管内空間を規制する空間規制部材を設けた構成が記載されている。搬送経路内の管状空間の一部を空間規制部材することで、搬送経路内の管状空間を規制しない場合に比べて、管内の空気量を低減させて搬送経路内で空気とトナーとが混ざり合って、過度に流動性が高まることを防ぐというものである。そして、搬送経路内でのトナーの過度な流動性上昇を防ぐことで、搬送経路内をトナーが一気に現像装置に補給されることを防ぐというものである。
しかし、特許文献2に記載された構成では、管状の搬送経路に到達する前に、トナーの流動性が過度に高くなってしまっていた場合には、その効果は薄れてしまうものと考えられる。また、管状の搬送経路内に空間規制部材を設けることで、部品点数の増加によるコストアップ、及びサブホッパから現像装置へのトナーの単位時間当たりの搬送量の低下といった影響が出てしまう。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、簡単な構成で、初期流れ込みやベタ流れ込みの発生を抑制して、現像装置に安定したトナー補給が行なえるトナー補給装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、トナー収納容器から供給されたトナーを一旦貯蔵するトナー貯蔵部を備え、潜像担持体上に形成された潜像をトナー像として可視像化する現像装置に、該トナー貯蔵部に貯蔵したトナーを補給するトナー補給装置において、上記トナー貯蔵部は、回転駆動されることでトナーを搬送する回転部材を有した複数のトナー収容部を、トナー搬送方向上流側から下流側へと並行して設けており、トナー搬送方向上流側のトナー収容部が有する回転部材の回転中心の高さよりも、トナー搬送方向下流側のトナー収容部が有する回転部材の回転中心の高さが高く、トナー搬送方向最下流に設けられたトナー収容部を除く各トナー収容部の回転部材は、トナー搬送方向下流側の隣接するトナー収容部へのトナーの搬送を、回動することで行う板状弾性部材を有し、隣り合う各トナー収容部の間には、その上方を乗り越えて搬送されるトナーが通過できる開口を形成するように、隣り合う両トナー収容部の底部の円弧状内壁面から立ち上がる、トナー搬送方向上流側の回転部材の回転中心の高さよりも、その上端部の高さが高い仕切り部が設けられ、トナー搬送方向最上流に設けられたトナー収容部内に供給されたトナーは、トナー搬送方向下流側の各トナー収容部へ、板状弾性部材を有した各回転部材の回転により順次搬送されることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のトナー補給装置において、仕切り部の上端部の高さは、隣り合うトナー搬送方向下流側のトナー収容部の回転部材の回転中心よりも高いことを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1、又は2に記載のトナー補給装置において、板状弾性部材が設けられた回転部材の回転中心から離れた側の該板状弾性部材の先端部から、該回転部材の回転中心までの長さは、上記板状弾性部材が変形していない状態で、上記回転部材の回転中心から該記回転部材のトナー搬送方向下流側の仕切り部の近い側の上端部までの長さよりも長いことを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一に記載のトナー補給装置において、トナー搬送方向最上流に設けられたトナー収容部の壁面には、該トナー収容部内に収容したトナー量を検知する圧電式センサを設けており、上記圧電式センサの検知面の中心高さが、隣りのトナー収容部との間に設けられた仕切り部の上端部の高さよりも高いことを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一に記載のトナー補給装置において、トナー搬送方向最下流のトナー収容部の回転部材に、螺旋状のスクリュが設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一に記載のトナー補給装置において、トナー搬送方向最下流のトナー収容部から、現像装置までトナーを搬送するトナー搬送経路内に、回転することでトナーを搬送する螺旋状のコイルを設けているをことを特徴とするものである。
また、請求項7に記載の画像形成装置の発明は、現像装置にトナーを撹拌・搬送して補給するトナー補給装置として、請求項1乃至6のいずれか一に記載のトナー補給装置を備えたことを有することを特徴とするものである。
本発明では、トナー搬送方向上流側の回転部材の回転中心高さよりも、高い仕切り部を設けているので、各回転部材を停止した後に下流側のトナー収容部に移動するトナーの量を、従来の構成や仕切り部等の高さが不十分な構成よりも抑制できる。これは、次の理由による。各回転部材が停止した後の、上流側のトナー収容部から下流側のトナー収容部へのトナーの移動は、仕切り部の上端部を基点とする流動性に応じた安息角の傾斜よりも上方のトナーが崩れるようにして流れることにより生じる。したがって、従来の構成や仕切り部等の高さが不十分な構成よりも仕切り部の高さを高くした分だけ、仕切り部を乗り越えて移動する上流側のトナーの量を抑制できるためである。さらに、回転部材の回転によりトナーを下流側のトナー収容部に順次搬送するので、回転部材の回転により搬送可能な高さであれば、仕切り部の高さを高くできる。したがって、上流側のトナー収容部のトナーの大部分が、その流動性に応じた安息角の傾斜よりも下方になる高さまで、各仕切り部の高さを高くすることもできる。このように仕切り部を構成して、各回転体の回転が停止した後の最下流のトナー収容部へのトナーの移動量を、従来の構成や仕切り部等の高さが不十分な構成よりも大幅に少なくできる。また、各回転部材が停止した後の、最下流のトナー収容部と管状の搬送経路や現像装置との境界部分でのトナーの移動も、境界部分を基点とする流動性に応じた安息角の傾斜よりも上方のトナーが崩れるようにして流れることにより生じる。そして、各回転部材が停止した後の最下流のトナー収容部へのトナーの移動量が、少なくなった分だけ、各回転部材が停止した際に最下流のトナー収容部に収容されていたトナー上に、新たに積載されるトナーの量も少なくなる。新たに積載されるトナーの量が少なくなるので、各回転部材が停止した後の最下流のトナー収容部と管状の搬送経路や現像装置との境界部分を基点とした安息角の傾斜よりも上方のトナーも少なくなる。したがって、従来の構成や仕切り部等の高さが不十分な構成のようにトナー貯蔵部や管状の搬送経路内の各回転部材が停止した後も、流動性が過度に上昇した大量のトナーが最下流のトナー収容部から、管状の搬送経路や現像装置に流れ込むことを抑制できる。よって、初期流れ込みやベタ流れ込みの発生を抑制して、現像装置に安定したトナー補給が行なえる。また、上述したトナーの流れ込みの抑制を、トナー搬送方向上流側の回転部材の回転中心高さよりも高い仕切り部を設けて、下流側のトナー収容部へのトナーの移動を回転部材の回転により順次搬送するという簡単な構成で可能としている。
本発明は、簡単な構成で、初期流れ込みやベタ流れ込みの発生を抑制して、現像装置に安定したトナー補給が行なえるトナー補給装置を提供することができる。
実施形態に係るプリンタの概略構成図。 プロセスカートリッジ近傍の拡大図。 トナーボトル付近の側面図。 トナーボトル、トナー補給装置、中間転写ユニット、及びプロセスカートリッジの斜視図。 トナー補給装置の図3中右側からの斜視説明図。 サブホッパの平面説明図。 実施例1のサブポッパの断面説明図。 実施例1の、サブポッパのトナー収容状態の説明図(a)、及びサブポッパの各部の寸法図(b)。 比較例のサブポッパの断面説明図。 比較例の、サブポッパのトナー収容状態の説明図(a)、及びサブポッパの各部の寸法図(b)。 実施例1及び比較例のトナーの安息角の説明図。 実施例2のサブポッパの断面の各部の寸法図。 仕切り高さとサブホッパ残量との関係を示すグラフ。 トナーカートリッジ残量とトナー補給能力の関係を示すグラフ。 実施例3のサブポッパのパドルの足の長さの説明図。 サブポッパのハドル長さとトナーの補給量のばらつきを示した表。 実施例4のサブポッパのトナー検知センサの配置の説明図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、複数の感光体が並行配設されたタンデム型のカラーレーザープリンタ(以下、プリンタ100という)の一実施形態について、複数の実施例を挙げ図を用いて説明する。図1は、実施形態に係るプリンタの概略構成図、図2は、プロセスカートリッジ近傍の拡大図、図3は、トナーボトル付近の側面図、図4は、トナーボトル、トナー補給装置、中間転写ユニット、及びプロセスカートリッジの斜視図である。図5は、トナー補給装置の図3中右側からの斜視説明図。図6は、サブホッパの平面説明図である。まず、各実施例に共通する本実施形態の画像形成装置の概要から説明する。
まず、本プリンタ100の基本的な構成について説明する。図1に示すように、このプリンタ100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す。)のトナー像を生成するための4つのプロセスカートリッジ6Y,M,C,Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。
Mトナー像を生成するためのプロセスカートリッジ6Mを例にすると、図2に示すように、ドラム状の感光体1M、ドラムクリーニング装置2M、除電装置(不図示)、帯電装置4M、現像装置5M等を備えている。このプロセスカートリッジ6Mは、プリンタ100本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
帯電装置4Mは、駆動手段(不図示)によって図中時計回りに回転する感光体1Mの表面を一様帯電する。一様帯電した感光体1Mの表面は、レーザ光Lによって露光走査されてM用の静電潜像を担持する。このMの静電潜像は、Mトナーを用いる現像装置5MによってMトナー像に現像される。そして、中間転写ベルト8上に中間転写される。ドラムクリーニング装置2Mは、中間転写工程を経た後の感光体1M表面に残留したトナーを除去する。また、除電装置は、クリーニング後の感光体1Mの残留電荷を除電する。この除電により、感光体1Mの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他のプロセスカートリッジ6Y,C,Kにおいても、同様にして感光体1Y,C,K上にY,C,Kトナー像が形成され、中間転写ベルト8上に中間転写される。
図1に示すように、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kの図中下方には、露光装置7が配設されている。潜像形成手段である露光装置7は、画像情報に基づいて発したレーザ光Lを、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kにおけるそれぞれの感光体に照射して露光する。この露光により、感光体1Y,M,C,K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。なお、露光装置7は、光源から発したレーザ光(L)を、モータによって回転駆動したポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。
露光装置7の図中下側には、紙収容カセット26、これらに組み込まれた給紙ローラ27、レジストローラ対28など有する給紙手段が配置している。紙収容カセット26は、記録体である転写紙Pを複数枚重ねて収納しており、それぞれの一番上の転写紙Pには給紙ローラ27が当接している。給紙ローラ27が駆動手段(不図示)によって図中反時計回りに回転すると、一番上の転写紙Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給紙される。レジストローラ対28は、転写紙Pを挟み込むべく両ローラを回転駆動するが、挟み込んですぐに回転を一旦停止させる。そして、転写紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。この構成の給紙手段では、給紙ローラ27と、タイミングローラ対であるレジストローラ対28との組合せによって搬送手段を構成している。この搬送手段は、転写紙Pを収容手段である紙収容カセット26から後述の2次転写ニップまで搬送する。
プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kの図中上方には、中間転写体である中間転写ベルト8を張架しながら無端移動させる中間転写ユニット15を配置している。この中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8の他、4つの1次転写バイアスローラ9Y,M,C,K、クリーニング装置10などを備えている。また、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14等も備えている。中間転写ベルト8は、これら3つのローラに張架されながら、少なくとも何れか1つのローラの回転駆動によって図中反時計回りに無端移動される。1次転写バイアスローラ9Y,M,C,Kは、このように無端移動する中間転写ベルト8を感光体1Y,M,C,Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。これらは中間転写ベルト8の裏面(内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する方式のものである。1次転写バイアスローラ9Y,M,C,Kを除くローラは、全て電気的に接地されている。中間転写ベルト8は、その無端移動にともなってY,M,C,K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、感光体1Y,M,C,K上のY,M,C,Kトナー像が重ね合わされて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8上に、4色重ね合わされたトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
上述した2次転写バックアップローラ12は、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8上に形成された4色トナー像は、この2次転写ニップで転写紙Pに転写される。2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト8には、転写紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着しており、クリーニング装置10によってクリーニングされることとなる。
2次転写ニップにおいては、転写紙Pが互いに順方向に表面移動する中間転写ベルト8と2次転写ローラ19との間に挟まれて、レジストローラ対28側とは反対方向に搬送される。2次転写ニップから送り出された転写紙Pは、定着装置20のローラ間を通過する際に熱と圧力とにより、表面に転写された4色トナー像が定着される。その後、転写紙Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て機外へと排出される。そして、プリンタ100本体の上面には、スタック部30が形成されており、排紙ローラ対29によって機外に排出された転写紙Pは、このスタック部30に順次スタックされることとなる。
各プロセスカートリッジの構成は、用いるトナーが異なるだけで、基本的構成は同様であるので、プロセスカートリッジ6M内の現像装置5Mの構成について説明する。現像装置5Mは、内部に磁界発生手段を備え、磁性粒子とトナーを含む二成分系現像剤を表面に担持して搬送する現像剤担持体としての現像スリーブ51Mと、現像スリーブ51M上に担持されて搬送される現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材としてのドクター52Mとを備えている。ここで現像スリーブ51を収容する場所を現像スリーブ収容部53Mとする。また、現像スリーブ収容部53Mに隣接し、現像剤を収容する場所を現像剤収容部54Mとする。現像スリーブ51と現像剤収容部54Mとには、現像剤を撹拌搬送するための現像剤搬送スクリュ55Mをそれぞれ備えている。また、現像装置5Mは、現像剤収容部54M内の現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサとしての濃度検知センサ56Mをそなえている。そして、濃度検知センサ56Mの検知結果に基づいて補給されるトナーを現像剤収容部54Mに取り込むためのトナー補給口(不図示)を備えている。
次に、この現像装置5Mの動作について説明する。現像剤は、現像剤搬送スクリュ55Mが回転することにより攪拌搬送され現像剤収容部54M内と現像スリーブ収容部53M内とを循環し、攪拌搬送されることにより現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電により帯電する。現像スリーブ収容部53M内の帯電したトナーを含む現像剤は、内部に磁極を有する現像スリーブ51Mの表面に供給され、磁力により担持される。現像スリーブ51Mに担持された現像剤層は、現像スリーブ51Mの回転にともない図中矢印方向に搬送される。現像スリーブ51Mに担持された現像剤層は、搬送される途中、ドクター52Mで現像剤層の層厚を規制されたのち、感光体1Mと対向する現像領域まで搬送される。現像領域では、感光体1M上に形成された潜像に基づく現像が行われる。現像領域を通過し、現像スリーブ51M上に残った現像剤層は現像スリーブ51Mの回転にともない、搬送され、現像スリーブ51Mの内部の磁極配置による反発磁力によって現像スリーブ51Mから離脱する。そして、現像スリーブ収容部53Mの下部である現像剤搬送スクリュ55Mが設けられている部分で撹拌搬送されている現像剤とともに収容されることとなる。
図1に示すように、中間転写ユニット15と、これよりも上方にあるスタック部30との間には、トナーボトルベース31を設けている。このトナーボトルベース31は、Y,M,C,Kトナーを内包するトナーカートリッジであるトナーボトル32Y,M,C,Kを収容している。トナーボトル32Y,M,C,Kは、トナーボトルベース31上にトナー各色毎に上から置くようにして設置する。トナーボトル32Y,M,C,K内のY,M,C,Kトナーは、それぞれ後述するトナー補給装置により、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kの現像装置5Y,M,C,Kに適宜補給される。これらのトナーボトル32Y,M,C,Kは、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kとは独立してプリンタ100本体に着脱可能である。
図3に示すように、トナーボトル32Mは、ボトル本体33Mの先端部に樹脂ケース34Mが設けられている。また、この樹脂ケース34Mには把手35Mが一体で形成されている。また、ボトル本体33の樹脂ケース34M側には、ボトル本体33と一体で回転するボトル回転ギア(不図示)が設けられている。
トナーボトル32Mをプリンタ100本体に取り付ける場合は、先ずスタック部30を上方に開放してトナーボトルベース31を露出させる。そして、トナーボトル32Mをトナーボトルベース31上に載置した後、把手35Mを図中奥側へ回転させる。すると把手35Mとの回転と連動して、樹脂ケース34Mの下端部に設けられたシャッタ(不図示)が開いてトナー落下口(不図示)が開放されると同時に、樹脂ケース34Mとトナーボトルベース31とが連結し固定される。一方、トナーボトル32Mをプリンタ100本体から取り外すには、把手35Mを逆方向に回転させることで、樹脂ケース34Mとトナーボトルベース31との連結が解除され、同時にシャッタが閉じてトナー落下口が閉鎖される。そして、そのまま把手35Mを掴んだ状態でトナーボトル32Mをプリンタ100本体から取り出すことができる。このように、トナーボトル32Mをプリンタ100本体の上側から載置して脱着できるので、トナーボトル32Mの交換作業が判り易く、しかも簡単に行うことができる。また、樹脂ケース34Mには把手35Mが形成しているので、トナーボトルベース31への固定が容易に行える。ここで、トナーボトル32Mをプリンタ100本体から取り外した状態では、樹脂ケース34Mの把手35Mを回転させても、シャッタは開かないように構成している。これにより、トナーボトル32Mの交換作業の際に誤ってシャッタが開いてしまい、内部のトナーがこぼれるのを防止することができる。
次に、トナー搬送手段について説明する。図4に示すように、トナー補給装置40Y,M,C,Kは、中間転写ユニット15の上方であって、図1中奥側のプリンタ100本体側に設けられている。このため、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kやトナーボトル32Y,M,C,Kにトナー搬送手段を設けなくてよく、従来に比べてプロセスカートリッジ6Y,M,C,Kやトナーボトル32Y,M,C,Kの小型化を図れる。また、従来プロセスカートリッジとトナーボトルとを近接して配置していたので、設計上の制限があったが、プリンタ100では各プロセスカートリッジと、それぞれに対応するトナーボトルとを離れて配置することができる。よって、設計上の自由度が向上し、プリンタ100の小型化を図ることができる。
また、トナーボトル32Y,M,C,Kのトナー落下口と、トナー補給装置40Y,M,C,Kと、現像装置5Y,M,C,Kの現像剤収容部54Y,M,C,Kのトナー補給口とを中間転写ユニット15の一端側の側方に配置している。よって、トナー補給装置40Y,M,C,Kのトナー搬送経路を最短にすることができ、プリンタ100の小型化やトナー搬送中の詰まり防止を図ることができる。
トナー補給装置40Y,M,C,Kの構成も、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kと同様に、基本的な構成は同一なので、Mトナー搬送用のトナー補給装置40Mを、図5、6を用いて説明する。トナー補給装置40Mは、図5、6に示すように、トナー収容部であるサブホッパ48M、その内部にトナー補給搬送部材を有したトナー搬送経路であるトナー搬送パイプ43M、及び駆動モータM(不図示)から主に構成されている。なお、トナーボトル32M側にもボトル本体33Mを回転させる複数の駆動伝達ギア等を有した樹脂ケース34Mを設けており、トナーボトル32Mからサブホッパ48M内にトナーを供給する構成でもある。
サブホッパ48M内には、仕切り部80Mでそれぞれの底部を仕切られた、トナーボトル32Mのトナー落下口の直下に配置された第1トナー収容部81Mと、第2トナー収容部82Mとが設けられている。第1トナー収容部81Mには、板状弾性部材であるパドル74Mを設けた第1回転軸73Mからなる第1回転部材71Mが設けられており、この第1回転部材71Mには、サブホッパ48のケース外で、第1歯車46Mが設けられている。また、第2トナー収容部82Mには、第2回転軸76Mの回りに螺旋状のスクリュ77Mが形成された第2回転部材72Mが設けられており、この第2回転部材72Mには、サブホッパ48のケース外で、第2回歯車47Mが設けられている。そして、駆動モータMには、図5中破線で記載した補給駆動伝達ギア45Mが接続されている。
駆動モータMが回転駆動されると、補給駆動伝達ギア45Mは反時計回りに回転し、これに噛み合う攪拌側歯車46Mが時計回りに回転し、第1トナー収容部81M内の第1回転部材71Mに設けられたパドル74Mが回動する。このパドル74Mが回動することで、第1トナー収容部81M内にトナーボトル32Mから供給されたトナーは撹拌されるとともに、その一部が仕切り部80Mの上端部を乗り越えて、第2トナー収容部82M内に搬送される。また、第1歯車46Mに噛み合う第2トナー収容部82M内の第2回転部材72Mに設けられた第2歯車47Mが反時計回りに回転し、スクリュ77Mが回転する。このスクリュ77Mが反時計回りに回転することで、第2トナー収容部82Mに接続されトナー排出口79を形成するトナー搬送パイプ43M内に向けトナーを搬送する。ここで、スクリュ77Mの最外周部には溝が形成されており、トナー搬送パイプ43Mに設けられるトナー搬送コイル78Mがスクリュ77Mの溝に嵌め込まれ接着されて、スクリュ77Mとともに回転駆動される。このようにトナー搬送パイプ43M内のトナーの搬送を行うことで、図3に示すようにトナー搬送パイプ43Mが装置のレイアウトの制約により直線状にできない場合でも容易にトナーを搬送することが可能になる。
トナー搬送パイプ43Mは、上述したようにサブホッパ48M内の第2トナー収容部82Mに接続されトナー排出口79を形成し、その内部には搬送部材である樹脂製のトナー搬送コイル78Mが設けられている。そして、第2回転部材72Mに形成されたスクリュ77Mの回転とともに、回転してトナーを現像装置5Mのトナー補給口に搬送する。ここで、トナー排出口79Mを、スクリュ77Mやトナー搬送コイル78Mの外径よりも僅かに大きい円形にするとともに、その中心が第2回転部材72Mの回転中心と同軸となるように設けている。
トナーボトル32M側には、樹脂ケース34Mに設けられている図5中破線で図示した駆動伝達ギア44Mと、複数の駆動伝達ギア(不図示)と、ボトル本体33Mに一体に取り付けられた回転ギア(不図示)とを備えている。そして、駆動モータMが回転すると、駆動モータMに接続された図5中破線で図示した補給駆動伝達ギア45Mが反時計回りに回転駆動されると、図5中破線で図示した駆動伝達ギア44Mが時計回りに回転する。そして、駆動伝達ギア44Mの回転駆動が、複数の駆動ギアを介してトナーボトル32Mのボトル回転ギアM(不図示)と一体で回転するボトル本体33Mを反時計周りに回転させる。ボトル本体33Mの内壁内面には螺旋状の現像剤案内溝38Mが形成されているため、回転により内部のトナーがボトル本体33M奥側から先端の樹脂ケース34M側に搬送される。樹脂ケース34M側に搬送されたトナーは、樹脂ケース34M内のトナー搬送路(不図示)を通って、トナー落下口からサブホッパ48M内の第1トナー収容部81M内に落下することとなる。
また、サブホッパ48Mの第1トナー収容部81Mの第2トナー収容部82Mから離れた側の側壁には圧電式のトナー検知センサ60Mを設けており、トナーボトル32Mのトナーニアエンドやトナーエンドを検知する。このトナー検知センサ60Mは、センサ検知面61でのトナーの有無を検知するもので、パドル74Mが回動しトナーが撹拌されている状態で、センサ検知面61の中心高さ近傍までトナーで覆われている場合に、トナー有りと判断するように制御している。
このように、現像装置5Mに補給されるトナーは、トナー搬送方向上流側から、ボトル本体33M、樹脂ケース34M、第1トナー収容部81M、第2トナー収容部82M、及びトナー搬送パイプ43Mを搬送されることとなる。そして、各回転体の回転駆動は、図2で図示した現像装置5Mの濃度検知センサ56Mが現像剤収容部54Mでトナー濃度の不足を検知すると、制御部57Mからの補給信号により、駆動モータMが回転することにより、同時に行われる。このようにして、現像装置5M内のトナー濃度が調整されるとともに、トナーボトル32M内のトナーが枯渇しない限り、通常はサブホッパ48内のトナーも所定量以上満たされた状態が維持される。
なお、トナー搬送パイプ43M内のトナー搬送コイル78Mを金属で構成すると、金属製搬送コイルの外周面とトナー搬送パイプの内周面とが擦れた際に、トナーの凝集核を発生させてしまうことがる。そして、このトナーの凝集核の影響で白抜け等の異常画像が発生する場合があった。そこで、本実施形態のトナー補給装置40Mでは、樹脂製の搬送コイルを用い、搬送コイルの外周面がトナー搬送パイプの内周面と擦た場合の摩擦を小さくし、トナーの凝集核の発生がなく、白抜け等の異常画像の発生を抑制するようにした。
以下、本発明の特徴部であるトナー補給装置40のサブホッパ48のについて、実施例を挙げ、さらに詳しく説明する。ここで、サブホッパ48Y,M,C,Kの構成は、いずれも基本的に同一なので、以下の実施例の説明では、符号Y,M,C,Kは適宜省略して説明する。また、同一の部材や、同様な箇所間の寸法を表す符号については、適宜、同一の符号を用いて説明する。また、上述した各実施例に共通する本実施形態の画像形成装置の概要で説明した、トナー補給装置40に係る構成及びその動作については、適宜省略して説明する。
(実施例1)
まず、本実施形態に係るサブホッパ48の第1の実施例である実施例1について、図を用いて説明する。図7は、本実施例のサブポッパ48の断面説明図、図8は、本実施例のサブポッパのトナー収容状態の説明図(a)、及びサブポッパの各部の寸法図(b)である。図9は、比較例のサブポッパの断面説明図、図10は、比較例の、サブポッパのトナー収容状態の説明図(a)、及びサブポッパの各部の寸法図(b)、図11は、本施例及び比較例のトナーの安息角の説明図である。
図7に示すように、本実施例のサブホッパ48内には、トナー搬送方向上流側の第1トナー収容部81とトナー搬送方向上流側の第2トナー収容部82とを並行に設けている。そして、第1トナー収容部81に設けた第1回転部材71の回転中心高さより、第2トナー収容部82に設けた第2回転部材72の回転中心高さを高くしている。また、第2トナー収容部82のトナー排出口79の最下部の高さを、第1トナー収容部81に設けた第1回転部材71の回転中心高さよりも高くなるように、第2回転部材72の回転中心高さを高くしている。また、第1トナー収容部81と第2トナー収容部82との間には、その上方を乗り越えて搬送されるトナーが通過できる開口を形成するように、それぞれの底部の円弧状内壁面から立ち上がる仕切り部80を設けている。そして、この仕切り部80の上端部の高さを、トナー搬送方向上流側の第1回転部材71の回転中心高さよりも高く、第2回転部材72Mの回転中心高さより低くしている。
このように、第1回転部材71の回転中心高さよりも、高い仕切り部80を設けているので、各回転部材を停止した後に下流側の第2トナー収容部82に移動するトナーの量を、従来の構成や図9に記載の仕切り部80の高さが不十分なサブポッパ48の構成よりも、各回転部材を停止後に第2トナー収容部82に移動するトナーの量を抑制できる。これは、次の理由による。
各回転部材が停止した後の、第1トナー収容部81から第2トナー収容部82へのトナーの移動は、仕切り部80の上端部を基点とする流動性に応じた安息角の傾斜よりも上方のトナーが崩れるようにして流れることにより生じる。したがって、従来の構成や図9に記載の構成よりも仕切り部80の高さを高くした分だけ、仕切り部80を乗り越えて移動する第1トナー収容部81側のトナーの量を抑制できるためである。
さらに、第1回転部材71の回転によりトナーを第2トナー収容部82に順次搬送するので、第1回転部材71の回転により搬送可能な高さであれば、仕切り部80の高さを高くできる。そこで、本実施例では、第1トナー収容部81のトナーの大部分が、その流動性に応じた安息角の傾斜よりも下方になる高さまで、仕切り部80の高さを高くしている。また、この高さを、図8(a)に示すように、空のサブホッパ48に新たなトナーボトル32をセットし際に、トナーボトル32から通常落下するトナー量を第1トナー収容部81内で収容し、第2トナー収容部82に移動させない高さとしている。このように仕切り部80を構成することで、各回転体の回転が停止した後の第2トナー収容部82へのトナーの移動量を、従来の構成や図9に記載の構成よりも大幅に少なくできる。
ここで、各回転体の回転が停止した後の第2トナー収容部82へのトナー移動について、分かり易く図11を用いて本実施例の構成と図9に記載の構成について説明する。本実施例の構成では、図11(a)に示すように、トナーの流動性に対応した安息角をΘとすると、仕切り部80の上端面における第2トナー収容部82側の端部を基点とた傾斜を直線で表すと、図中の直線RL1となる。各回転体の回転が停止した後は、この直線RL1よりも上方のトナー崩れるようにして流れ、その一部が仕切り部80を乗り越えて移動することとなる。しかし、本実施例の構成では仕切り部80の高さを、第1トナー収容部81側のトナーの上面の大部分が、直線RL1よりも下方になる高さまで、仕切り部80の高さを高くしている。このため、直線RL1よりも高い部分のトナーT1が崩れて第2トナー収容部82側へ移動するトナー量を、後述する図9に記載の構成よりも大幅に少なくできる。
一方、図9に記載の構成では、図11(b)に示すように、トナーの流動性に対応した安息角をΘとすると、仕切り部80の上端面における第2トナー収容部82側の端部を基点とた傾斜を直線で表すと、図中の直線RL2となる。各回転体の回転が停止した後は、この直線RL2よりも上方のトナーが仕切り部80を乗り越えて移動することとなる。しかし、図9に記載の構成では仕切り部80の高さが不十分で、第1トナー収容部81側の直線RL2よりも上方となるトナーT2が多くなる。このため、直線RL2よりも高い部分のトナーT2が崩れて、第2トナー収容部82側へ移動するトナー量が多くなる。なお、仕切り部80の高さが不十分であるため、第2トナー収容部82に収容されているトナーT3において、トナー排出口79にの最下部よりも高い位置に収容されるトナーも本実施例の構成よりも多くなっている。また、図10(a)に示すように、空のサブホッパ48に新たなトナーボトル32をセットし際には、トナーボトル32から通常落下するトナー量を第1トナー収容部81内では収容しきれず、第2トナー収容部82に移動してしまう。
また、各回転部材が停止した後の、第2トナー収容部82におけるトナー排出口79を形成するトナー搬送パイプ43内へのトナーの移動も、トナー排出口79の最下部を基点とする流動性に応じた安息角の傾斜よりも上方のトナーが崩れるようにして流れることにより生じる。そして、各回転部材が停止した後の第2トナー収容部82へのトナーの移動量が、少なくなった分だけ、各回転部材が停止した際に第2トナー収容部82に収容されていたトナー上に、新たに積載されるトナーの量も少なくなる。新たに積載されるトナーの量が少なくなるので、各回転部材が停止した後のトナー排出口79の最下部を基点とした安息角の傾斜よりも上方のトナーも少なくなる。
したがって、図9に記載の構成のようにサブポッパ48やトナー搬送パイプ43内の各回転部材が停止した後も、流動性が過度に上昇した大量のトナーが第2トナー収容部82から、トナー搬送パイプ43や現像装置5に流れ込むことを抑制できる。よって、初期流れ込みの発生を回避し、ベタ流れ込みの発生を抑制して、現像装置5に安定したトナー補給が行なえる。また、トナーの流れ込みの抑制を、第1回転部材71の回転中心高さよりも高い仕切り部80を設けて、第2トナー収容部82へのトナーの移動を第1回転部材71の回転により順次搬送するという簡単な構成で可能としている。
また、第1トナー収容部81の第2トナー収容部82から離れた側の側壁には、トナー検知センサ60を、そのセンサ検知面61の中心高さが、第1トナー収容部81の第1第1回転部材71の回転中心高さと同じになるように設けている。ここで、本実施例のトナー補給装置40では、サブホッパ48内に所定量以上トナーを満たした状態とし、現像装置5の濃度検知センサ56の検知結果に基づく制御部57の制御によりトナーをサブホッパ48から現像装置5に補給している。そして、同時にサブホッパ48内のトナー減少分をトナーボトル32からサブホッパ48へ供給している。しかし、現像装置5へのトナー補給を繰り返し、トナーボトル32内のトナーが枯渇すると、サブホッパ48内にはトナーが供給されなくなる。そこで本実施例では、センサ検知面61の中心高さ近傍までトナーが減少してトナー無し信号を検知した際にトナーニアエンドと判定し、このトナーニアエンドの判定から予め実験等で求めた所定時間経過後にトナーエンドと判定している。そして、トナーニアエンドと判定した際には、操作パネル(不図示)にトナーニアエンドの表示をしたり、警告音を鳴らしたりして使用者へ通知する。また、トナーエンドと判定した際には、画像形成動作を停止し、操作パネルにトナーエンドの表示をしたり、警告音を鳴らしたりして使用者へ通知する。ここで、本実施例では、トナー検知センサ60Mとしては、圧電式である(株)TDK社製の圧電振動方式トナーレベルセンサを用いている。
また、第1トナー収容部81に設けた回転部材である第1回転部材71は、その回転軸である第1回転軸73Mの断面の一部を切り欠くようにして形成した面に、板状弾性部材であるパドル74を接合している。また、パドル74の先端が第1トナー収容部81の円弧状の底部の内面に届かないとトナーを全て搬送することができない。このため、パドル74の先端を第1トナー収容部81の底部の内壁面に届くように構成している。そして、パドル74の回動により、第1トナー収容部81に供給されたトナーが撹拌されるとともに、その一部が第2トナー収容部82に搬送される。これらのことで、第1トナー収容部81から第2トナー収容部82へのトナー搬送及びトナーの攪拌を適切かつ効果的に行うことができるようになるため、現像装置5への安定したトナー搬送が可能となり、現像装置5内のトナー濃度を正常に保ち、適切な画像濃度の画像を現像させることが容易になった。そして、このパドル74には、第1回転部材71に平行な開口を形成しており、トナーの攪拌を最小限にし、かつ、パドル74の回動で生じるセンサ検知面61近傍の空間をトナーで埋めることができる。ここで、本実施例では、パドル74として0.1mmの東レ(株)社製のPETフィルムであるルミラーを使用しているが、所望の弾性力、耐摩耗性等の条件を満たす材質のものであれば、ルミラーに限られるものではなく他のフィルム状の弾性部材でも良い。
また、サブホッパ48からトナー搬送パイプ43にトナーを移動させる際に、螺旋状のスクリュ77で行うことにより、断面積の小さいトナー搬送パイプ43でも十分な搬送力を持ってトナーを移動させることが可能となった。このことで、現像装置5への安定したトナー搬送が可能となり、現像装置5内のトナー濃度を正常に保ち、適切な画像濃度の画像を現像させることができるようになった。
次に、本実施例の効果を確認するために行った、図7に記載の本実施例のサブホッパと、比較例として図9に記載したサブホッパとの、初期流れ込み及びベタ流れ込みとの比較実験について説明する。まず、比較実験を行なった際の、実験条件について、図8(b)及び図10(b)を用いて説明する。
共通事項)
・トナー収容部の奥行き(図6におけるDの長さ):26.0mm
・第1回転軸73の径:φ=6.0mm
・第2回転軸76の径:φ=2.0mm
・スクリュ77の最外径:φ=7.0mm
・トナー排出口79の内径:φ=7.3mm
・第2回転部材72の回転中心から第2トナー収容部82の円弧状の底部までの半径(r2):6.0mm
・パドル74の厚さ:0.1mm
・第1回転部材71の回転中心からパドル74への垂線とパドル74との交点からパドル74の先端までの長さ(以下、パドル74の足の長さという):第1回転部材71の回転中心から第1トナー収容部81の円弧状の底部までの半径(r1)+1.0mm
・第1回転部材71の回転中心からパドル74への垂線とパドル74との交点との距離(t):1.6mm
・第2回転部材72の回転中心から第1トナー収容部81から離れた側の鉛直な内壁面までの距離(b1):6.0mm
・第1回転部材71の単位時間当たりの回連数:440rpm
・第2回転部材72の単位時間当たりの回連数:538rpm
・第1トナー収容部81への単位時間当たりのトナーの供給量:0.30〜0.50g/s
・単位時間当たりのトナー補給量の目標値:0.42g/s
図7で示す本実施例の構成に関する実験条件)
・第1回転部材71の回転中心から第1トナー収容部81の円弧状の底部までの半径(r1):13.4mm
・第1回転部材71と第2回転部材72の回転中心間の水平距離(b2):21.1mm
・第1回転部材71の回転中心からトナー検知センサ60を設けた側の垂直な内壁面までの水平距離(b3):11.4mm
・第2回転部材72の回転中心から仕切り部80の上端部における近い側の端部までの水平距離(b4):5.8mm
・仕切り部80の上端部の幅(b5):3.0mm
・第1回転部材71の回転中心から仕切り部80の上端部における近い側の端部までの水平距離(b6):12.5mm
・仕切り部80の上端部から第2回転部材72の回転中心までの垂直高さ(h1):1.5mm
・第1回転部材71と第2回転部材72の回転中心間の鉛直距離(h2):6.0mm
・第2回転部材72の回転中心からサブホッパ48の内壁上端までの鉛直距離(h3):13.0mm
図9で示す比較例の構成に関する実験条件)
・第1回転部材71の回転中心から第1トナー収容部81の円弧状の底部までの半径(r1):12.4mm
・第1回転部材71と第2回転部材72の回転中心間の水平距離(b2):18.0mm
・第1回転部材71の回転中心からトナー検知センサ60を設けた側の垂直な内壁面までの水平距離(b3):11.5mm
・第2回転部材72の回転中心から仕切り部80の上端部における近い側の端部までの水平距離(b4):6.0mm
・仕切り部80の上端部の幅(b5):3.1mm
・第1回転部材71の回転中心から仕切り部80の上端部における近い側の端部までの水平距離(b6):9.0mm
・仕切り部80の上端部から第2回転部材72の回転中心までの垂直高さ(h1):±0.0mm
・第1回転部材71と第2回転部材72の回転中心間の鉛直距離(h2):8.7mm
・第1回転部材71の回転中心からサブホッパ48の内壁上端までの鉛直距離(h4):9.8mm
上述したような条件で、比較実験を行なったところ、発明者の評価では、図9で示す比較例の構成では初期流れ込みが1〜4g程度(測定回数10回、平均2.12g)発生した。これに対し、図9で示す比較例と略同容量のトナーを収容可能である図7で示す本実施例の構成では10回の測定で初期流れ込みが発生することはなかった。また、ベタ流れ込みに対しても、図9で示す比較例の構成では、画像形成動作を行う時間に対するトナー補給動作を行う時間の割合が50%を越えると発生し、単位時間当たりの補給量が最大2.5倍にも達した。これに対して、図7で示す本実施例の構成では、画像形成動作を行う時間に対するトナー補給動作を行う時間の割合が80%でも発生することはなかった。このような比較実験の評価結果から、本実施例のサブホッパ48の構成が、トナー流れ込み現象に対して大きな抑制効果があることが確認できた。
なお、上述した本実施例では、サブホッパ48内に第1トナー収容部81と第2トナー収容部82との2つのトナー収容部を設けた構成について説明したが、本発明は、3箇所以上のトナー収容部を設けた構成に適用しても良い。
(実施例2)
次に、本実施形態に係るサブホッパ48の第2の実施例である実施例2について、図を用いて説明する。本実施例と上述した実施例1とは、次の点のみが異なる。本実施例のサブホッパ48では、仕切り部80の上端部の高さをトナー搬送方向下流側の第2トナー収容部82に設けた第2回転部材72の回転中心の高さよりも高く設定することを規定している点のみ異なる。したがって、他の共通する構成、作用効果については、適宜省略して説明する。図12は、本実施例のサブポッパの断面の各部の寸法図、図13は、仕切り高さとサブホッパ残量との関係を示すグラフ、図14は、トナーカートリッジ残量とトナー補給能力の関係を示すグラフである。
図12に示すように、本実施例のサブホッパ48では、仕切り部80の上端部の高さを、第2トナー収容部82に設けた第2回転部材72の回転中心の高さよりもh1だけ高く設定した。この仕切り部80の上端部の第2回転部材72の回転中心に対する高さh1が逆に低い場合、次のような不具合が生じることが考えられる。トナーボトル32のトナーがなくなった場合(トナーエンド時)、第2トナー収容部82から第1トナー収容部81にトナーが落下することで逆流し、サブホッパ48内のトナーを有効に消費することができなくなることが考えられる。そこで、本実施例では、仕切り部80の上端部の高さをトナー搬送方向下流側の第2トナー収容部82に設けた第2回転部材72の回転中心の高さよりも高く設定することとした。
次に、本実施例の効果を確認するために行った、本実施例のサブホッパ48の仕切り部80の上端部の高さとサブホッパ内のトナー残量に関する実験と、トナーボトル32内のトナー残量とトナー補給能力に関する実験とについて説明する。これらの実験における条件は、実施例1で行なった図7に記載の構成に関する実験と基本的には同様であるが、仕切り部80の上端部を高くすることに起因して変化した鉛直方向と水平方向の各部の寸法と、その他異なる構成について説明する。ここで、各軸部材の径等、実施例1で行なった図7に関する実験の条件と同一な構成については、適宜省略して説明する。
図12で示す本実施例の構成に関する実験条件)
・第2回転部材72の回転中心から第1トナー収容部81から離れた側の鉛直な内壁面までの距離(b1):6.0mm
・第1回転部材71と第2回転部材72の回転中心間の水平距離(b2):21.1mm
・第1回転部材71の回転中心からトナー検知センサ60を設けた側の垂直な内壁面までの水平距離(b3):11.4mm
・第2回転部材72の回転中心から仕切り部80の上端部における近い側の端部までの水平距離(b4):6.0mm
・仕切り部80の上端部の幅(b5):2.8mm
・第1回転部材71の回転中心から仕切り部80の上端部における近い側の端部までの水平距離(b6):12.5mm
・第2回転部材72の回転中心から仕切り部80の上端部までの垂直高さ(h1):1.4mm
・第1回転部材71と第2回転部材72の回転中心間の鉛直距離(h2):6.0mm
・第2回転部材72の回転中心からサブホッパ48の内壁上端までの鉛直距離(h3):13.0mm
・第1回転部材71の単位時間当たりの回連数:440rpm
・第2回転部材72の単位時間当たりの回連数:538rpm
・第1トナー収容部81への単位時間当たりのトナーの供給量:0.30〜0.50g/s
・単位時間当たりのトナー補給量の目標値:0.42g/s
図13で示すように、仕切り部80の上端部の高さが第2回転部材72の回転中心高さよりも、高くなるとサブホッパ48内に残るトナー残量がほとんどなくなり、サブホッパ48内のトナーを現像装置5に全て搬送できることがわかる。その結果、トナー検知センサ60によるトナーニアエンド判定からトナーエンド判定までの時間を長くすることが可能になり、このプリンタ100の使用者の利便性を増すことにつながる。
図14には、トナーカートリッジ残量(g)に対するサブホッパ48から現像装置5へのトナー補給能力(g/s)を、第2回転部材72の回転中心から仕切り部80の上端部までの垂直高さ「h」が、−2、0、2mmの各値に対応した結果を示している。トナーボトル32内のトナー残量が約20.0g以上ある場合には、各「h」の高さとも、トナー補給能力は略一定である。しかし、トナー残量が減るにつれ、トナー補給能力に差異が生じてくる。
具体的には、「h=−2」の高さでは、トナー残量が20.0gを下回るあたりからトナー補給能力が低下し始める。また、「h=0」では、トナー残量が約15.0gを下回るあたりからトナー補給能力が低下し始める。そして、「h=2」では、トナー残量が約10.0gを下回るあたりからトナー補給能力が低下し始め、最もトナー残量が少なくなるまで、略一定のトナー補給能力を発揮することができた。
この結果から、トナーボトル32内のトナー残量が低下する時に、第2回転部材72の回転中心から仕切り部80の上端部までの垂直高さ「h」が、サブホッパ48から現像装置5へのトナー補給能力に対しても影響を与えることが分かる。このことから、トナー補給能力の基づいたトナーエンドを行う際に、「h」を高くしてトナー補給能力が一定な範囲を広げることができると、適切で効率的なトナーエンドの判定が行なえることが可能であることが分かった。
これらの結果から、仕切り部80の上端部の高さは少なくとも第2トナー収容部82の第2回転部材72の回転中心よりは高い位置に配置することで、トナーボトル32のトナーエンド判定までを、「h」が低い場合に比べてより、適切で効率的なトナーエンド判定を可能にできることを確認できた。
(実施例3)
次に、本実施形態に係るサブホッパ48の第3の実施例である実施例3について、図を用いて説明する。本実施例と上述した実施例1、2とは、次の点のみが異なる。本実施例のサブホッパ48では、パドル74の足の長さを、仕切り部80の上端部を基点として規定している点のみ異なる。したがって、他の共通する構成、作用効果については、適宜省略して説明する。図15は、本実施例のサブポッパのハドル長さの説明図、図16は、サブポッパのパドル74の足の長さとトナーの補給量のばらつきを示した表である。
第1トナー収容部81の第1回転部材71に設けるパドル74の足の長さと、サブホッパ48から現像装置5へのトナー補給の安定性との間には密接な関連性が存在し、パドル74の足の長さが短いとトナー補給能力が減少する場合があることが確認されている。これは第2トナー収容部82におけるトナー量にばらつきが生じ、一時的なトナー枯渇が生じてしまうことによって、トナー搬送パイプ43内に空洞が生じた結果であることが分かっている。
そこで、本実施例では、図15に示すように、パドル74の足の長さ(X)を、仕切り部80の上端部における第1トナー収容部81側の端部にパドル74の先端が接する際のパドル74の足の長さ(X)よりも長く設定することとした。このようにパドル74の足の長さを設定することで、サブホッパ48から現像装置5へのトナー補給のばらつきを抑えて、安定したトナー補給を行うことが可能となり、適切な画像濃度の画像を現像させることができるようできる。
次に、本実施例の効果を確認するために行った、本実施例のサブホッパ48のパドル74の足の長さとサブホッパ内の単位時間当りのトナー補給量に関する実験について説明する。この実験における条件は、実施例2で行なった図12に記載の構成に関する実験と基本的には同様であるので、その他異なる構成について説明する。ここで、各軸部材の径等、実施例2で行なった図12に関する実験の条件と同一な構成については、適宜省略して説明する。
図15で示す本実施例の構成に関する実験条件)
・パドル74の厚さ:0.1mm
・パドル74の足の長さ(X):13.2mm
・パドル74の足の長さ(X):12.0、13.0、13.5、14.0、14.5、15.0mmの各値で計測
・各計測時にトナーボトル32に収容したトナー量:50.0g
・第1回転部材71の単位時間当たりの回連数:440rpm
・第2回転部材72の単位時間当たりの回連数:538rpm
・第1トナー収容部81への単位時間当たりのトナーの供給量:0.30〜0.50g/s
・単位時間当たりのトナー補給量の目標値:0.42g/s
上述した条件で、トナーがトナー排出口79から排出(補給)されている時間と、トナー排出後のトナーボトル32内に残ったトナー残量の計測を、各パドル74の足の長さ毎に5回行った。そして、各パドル74の足の長さ毎の、単位時間当りのトナー補給量(排出量)の「最大値」、「最小値」、「平均値」、及び「標準偏差」を求め、図16の表に記載した。ここで、単位時間当りのトナー補給量の目標値は0.42g/sであるが、画像形成に最も悪影響を与える単位時間当りのトナー補給量の減少、つまり「最小値」に注目した。そこで、発明者は、単位時間当りのトナー補給量の許容範囲を±20パーセントと規定し、「最小値」が0.34以上を適正範囲として評価することとした。
図16に記載した結果から、「最小値」が0.34以上であった、パドル74の足の長さ(X)は、パドル74の足の長さは、13.5、14.0、14.5、15.0mmの各パドル74の足の長さであった。この評価結果から、パドル74の足の長さは、少なくとも仕切り先端部に届く必要があることが確認できた。
(実施例4)
次に、本実施形態に係るサブホッパ48の第4の実施例である実施例4について、図を用いて説明する。本実施例と上述した実施例1〜3とは、次の点のみが異なる。本実施例のサブホッパ48では、トナー検知センサ60を、仕切り部80の上端部の高さよりも高い位置に配置している点のみ異なる。したがって、他の共通する構成、作用効果については、適宜省略して説明する。図17は、本実施例のサブポッパ48のトナー検知センサの配置の説明図である。
ここで図5で示すようにな、第1トナー収容部81の側壁面に圧電式のトナー検知センサ60を配置して、このセンサ出力によりトナーボトル32内のトナー有無を判断する方式は、既に実用化されている。従来の構成では、上述した実施例1〜3の各図に示すように、第1トナー収容部81に設けた第1回転部材71の回転中心高さとトナー検知センサ60のセンサ検知面61の中心高さを同一の高さにする場合が多い。しかし、本実施形態のサブポッパ48のように小型化したサブホッパでは、トナー検知センサ60でトナーニアエンドを検知した後、トナーエンドとなるまでの時間が短くなってしまい、使用者の利便性を損なってしまうことが考えられる。
そこで、本実施例では、図17に示すように、トナー検知センサ60の配置を、そのセンサ検知面61の中心高さが、仕切り部80の上端部の高さよりも高くなるように配置することとした。このことで、第1トナー収容部81内にトナーがなくなった際に、トナーボトル32内にトナーがないことをより早く判定できるようになるため、トナーニアエンド判定からトナーエンド判定までの時間を長くすることが可能になり、画像形成装置の使用者の利便性を高めることができる。
以上、本実施形態に係るプリンタ100のトナー補給装置40では、第1トナー収容部81の第1回転部材71の回転中心高さよりも、高い仕切り部80を設けているので、各回転部材を停止した後に第2トナー収容部82に移動するトナーの量を、従来の構成や仕切り部等の高さが不十分な構成よりも抑制できる。これは、次の理由による。各回転部材が停止した後の、第1トナー収容部81から第2トナー収容部82へのトナーの移動は、仕切り部80の上端部を基点とする流動性に応じた安息角の傾斜よりも上方のトナーが崩れるようにして流れることにより生じる。したがって、従来の構成や仕切り部等の高さが不十分な構成よりも仕切り部80の高さを高くした分だけ、仕切り部80を乗り越えて移動する上流側のトナーの量を抑制できるためである。さらに、第1回転部材71の回転によりトナーを第2トナー収容部82に順次搬送するので、第1回転部材71の回転により搬送可能な高さであれば、仕切り部80の高さを高くできる。したがって、第1トナー収容部81のトナーの大部分が、その流動性に応じた安息角の傾斜よりも下方になる高さまで、仕切り部80の高さを高くすることもできる。このように仕切り部80を構成して、各回転体の回転が停止した後の第2トナー収容部82へのトナーの移動量を、従来の構成や仕切り部等の高さが不十分な構成よりも大幅に少なくできる。また、各回転部材が停止した後の、第2トナー収容部82とトナー搬送パイプ43でのトナーの移動も、トナー排出口79を基点とする流動性に応じた安息角の傾斜よりも上方のトナーが崩れるようにして流れることにより生じる。そして、各回転部材が停止した後の第2トナー収容部82へのトナーの移動量が、少なくなった分だけ、各回転部材が停止した際に第2トナー収容部82に収容されていたトナー上に、新たに積載されるトナーの量も少なくなる。新たに積載されるトナーの量が少なくなるので、各回転部材が停止した後の第2トナー収容部82とトナー搬送パイプ43のトナー排出口79を基点とした安息角の傾斜よりも上方のトナーも少なくなる。したがって、従来の構成や仕切り部等の高さが不十分な構成のように各トナー収容部やトナー搬送パイプ43内の各回転部材が停止した後も、流動性が過度に上昇した大量のトナーが第1トナー収容部81から、トナー搬送パイプ43に流れ込むことを抑制できる。よって、初期流れ込みやベタ流れ込みの発生を抑制して、現像装置5に安定したトナー補給が行なえる。また、上述したトナーの流れ込みの抑制を、第1回転部材71の回転中心高さよりも高い仕切り部80を設けて、下流側の第2トナー収容部82へのトナーの移動を第1回転部材71の回転により順次搬送するという簡単な構成で可能としている。よって、簡単な構成で、初期流れ込みやベタ流れ込みの発生を抑制して、現像装置5に安定したトナー補給が行なえるトナー補給装置40を提供することができる。
また、本実施形態に係るプリンタ100のトナー補給装置40では、第1トナー収容部81と第2トナー収容部82の間に配置した仕切り部80の高さを第2トナー収容部82の第2回転部材72の回転中心高さよりも高くすることで、トナーボトル32のトナーエンド時のサブホッパ48内トナー残量をほぼなくすことができるようになり、トナーニアエンドからトナーエンドの間隔を長くし、プリンタ100の使用者の利便性を高めることができるようになった。
また、本実施形態に係るプリンタ100のトナー補給装置40では、第1トナー収容部81が有する板状弾性部材であるパドル74の先端を仕切り部80の上端部における第1トナー収容部81の端部に届く長さにすることによって、サブホッパ48から現像装置5へのトナーばらつきを抑えて、安定したトナー補給を行うことが可能となり、適切な画像濃度の画像を現像させることができるようになった。
また、本実施形態に係るプリンタ100のトナー補給装置40では、サブホッパ48内のトナー有無を判定する圧電センサであるトナー検知センサ60の位置を仕切り部80の上端部よりも高い位置に配置することで、トナーボトル32内のトナーがなくなったことをより早く判定することができるようになるため、トナーニアエンドからトナーエンドの間隔を長くし、プリンタ100の使用者の利便性を高めることができるようになった。
また、本実施形態に係るプリンタ100のトナー補給装置40では、サブホッパ48からトナー搬送パイプ43にトナーを移動させる際に、螺旋状のスクリュ77を設けた第2回転軸76で行うことにより、断面積の小さいトナー搬送パイプ43でも十分な搬送力を持ってトナーを移動させることが可能となる。このことで、現像装置5への安定したトナー搬送が可能となり、現像装置5内のトナー濃度を正常に保ち、適切な画像濃度の画像を現像させることができるようになった。
また、本実施形態に係るプリンタ100のトナー補給装置40では、トナー搬送パイプ43内のトナー搬送において、トナー搬送コイル78を用いることでトナー搬送パイプ43が曲がっていてもトナー搬送が可能となり、サブホッパ48と現像装置5の位置関係の制約がなくなることで、プリンタ100の小型化に大きく寄与するこができる。
また、本実施形態の画像形成装置であるプリンタ100では、上述したいずれか一のトナー補給装置40を備えることで、備えたトナー補給装置40と同様な作用効果を奏することができる。
1 感光体
5 現像装置
6 プロセスカートリッジ
7 露光装置
15 中間転写ユニット
20 定着装置
31 トナーボトルベース
32 トナーボトル
33 ボトル本体
40 トナー補給装置
43 トナー搬送パイプ
48 サブホッパ
60 トナー検知センサ
71 第1回転部材
72 第2回転部材
73 第1回転軸
74 パドル
77 スクリュ
78 トナー搬送コイル
79 トナー排出口
80 仕切り部
81 第1トナー収容部
82 第2トナー収容部
100 プリンタ
特許第4006215号公報 特開2010−032988号公報

Claims (7)

  1. トナー収納容器から供給されたトナーを一旦貯蔵するトナー貯蔵部を備え、潜像担持体上に形成された潜像をトナー像として可視像化する現像装置に、該トナー貯蔵部に貯蔵したトナーを補給するトナー補給装置において、
    上記トナー貯蔵部は、回転駆動されることでトナーを搬送する回転部材を有した複数のトナー収容部を、トナー搬送方向上流側から下流側へと並行して設けており、
    トナー搬送方向上流側のトナー収容部が有する回転部材の回転中心の高さよりも、トナー搬送方向下流側のトナー収容部が有する回転部材の回転中心の高さが高く、
    トナー搬送方向最下流に設けられたトナー収容部を除く各トナー収容部の回転部材は、トナー搬送方向下流側の隣接するトナー収容部へのトナーの搬送を、回動することで行う板状弾性部材を有し、
    隣り合う各トナー収容部の間には、その上方を乗り越えて搬送されるトナーが通過できる開口を形成するように、隣り合う両トナー収容部の底部の円弧状内壁面から立ち上がる、トナー搬送方向上流側の回転部材の回転中心の高さよりも、その上端部の高さが高い仕切り部が設けられ、
    トナー搬送方向最上流に設けられたトナー収容部内に供給されたトナーは、トナー搬送方向下流側の各トナー収容部へ、板状弾性部材を有した各回転部材の回転により順次搬送されることを特徴とするトナー補給装置。
  2. 請求項1に記載のトナー補給装置において、
    仕切り部の上端部の高さは、隣り合うトナー搬送方向下流側のトナー収容部の回転部材の回転中心よりも高いことを特徴とするトナー補給装置。
  3. 請求項1、又は2に記載のトナー補給装置において、
    板状弾性部材が設けられた回転部材の回転中心から離れた側の該板状弾性部材の先端部から、該回転部材の回転中心までの長さは、
    上記板状弾性部材が変形していない状態で、上記回転部材の回転中心から該記回転部材のトナー搬送方向下流側の仕切り部の近い側の上端部までの長さよりも長いことを特徴とするトナー補給装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一に記載のトナー補給装置において、
    トナー搬送方向最上流に設けられたトナー収容部の壁面には、該トナー収容部内に収容したトナー量を検知する圧電式センサを設けており、
    上記圧電式センサの検知面の中心高さが、隣りのトナー収容部との間に設けられた仕切り部の上端部の高さよりも高いことを特徴とするトナー補給装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一に記載のトナー補給装置において、
    トナー搬送方向最下流のトナー収容部の回転部材に、螺旋状のスクリュが設けられていることを特徴とするトナー補給装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一に記載のトナー補給装置において、
    トナー搬送方向最下流のトナー収容部から、現像装置までトナーを搬送するトナー搬送経路内に、回転することでトナーを搬送する螺旋状のコイルを設けているをことを特徴とするトナー補給装置。
  7. 現像装置にトナーを撹拌・搬送して補給するトナー補給装置として、請求項1乃至6のいずれか一に記載のトナー補給装置を備えたことを有することを特徴とする画像形成装置。
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