JP2012126818A - 被覆ゴム組成物とそれを用いた免震・制震装置 - Google Patents

被覆ゴム組成物とそれを用いた免震・制震装置 Download PDF

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Abstract

【課題】特に大変形状態での耐オゾン性に優れる上、ゴム強度や伸び、あるいは減衰性能等にも優れた新規な被覆ゴム組成物と、それを用いた免震・制震装置とを提供する。
【解決手段】被覆ゴム組成物は、ゴム分として、ハロゲン化ブチルゴム、およびエチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴムの2種のゴムを併用し、かつ表面処理炭酸カルシウムを配合した。免震・制震装置1は、例えばジエン系高減衰ゴムからなるゴム部材4の露出した表面を、前記被覆ゴム組成物からなる被覆ゴム層5で被覆した。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば免震および/または制震用のゴム部材等の耐候性を向上するべく、前記ゴム部材等の露出した表面を被覆する被覆ゴム層を形成するための被覆ゴム組成物と、前記ゴム部材の露出した表面を、前記被覆ゴム層で被覆してなる免震・制震装置に関するものである。
ビルや橋げた等の構造物の免震または制震に用いる免震・制震装置としては、例えば鋼板等からなる一対のフランジと、前記フランジ間に介在させた、高減衰ゴムからなるゴム部材とを備えたもの等が知られている。前記一対のブランジとゴム部材とは、加硫接着等によって互いに一体化される。
前記免震・制震装置は、一対のフランジのうちの一方を構造物の下の基礎に、他方を構造物に固定した状態で、前記構造物に組み込まれる。
地震が発生して基礎側のフランジが振動すると、両フランジ間のゴム部材が大変形して、前記振動が構造物側に伝えられるのを抑制する。またゴム部材の減衰作用により、構造物の振動が早期に減衰される。その結果、構造物が免震・制震される。
前記ゴム部材を形成する高減衰ゴムとしては、ジエン系のゴムが一般的に用いられる。しかしジエン系高減衰ゴムは耐候性が十分でなく経年劣化しやすいため、単独での使用は難しい。
経年劣化を抑制するため、ゴム部材4の、前記一対のフランジと接しない表面(外周面)を、耐候性を有する被覆ゴム層によって被覆するのが一般的である。前記被覆ゴム層を形成するゴムとしては、耐候性のあるエチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム(EPDM)や、ガスバリア性のあるブチルゴム(IIR)等が挙げられる。
しかしEPDMは伸びが小さいため、ゴム部材の大変形に十分に追従できない場合がある。また、ゴム部材の減衰性能の助けとするため、被覆ゴム層にも、ある程度の減衰性能を有していることが求められるが、EPDMは減衰性能が低いため殆ど助けとはならない。
一方、ブチルゴムはガスバリア性に優れ、伸びが大きい上、減衰性能も良好であるが、オゾン劣化しやすいという問題がある。
橋げた等の巨大構造物に組み込む免震・制震装置には、夏冬の伸縮により常に大きな変形が加わる可能性もあり、被覆ゴム層には、大変形状態での耐オゾン性が要求される。
自動車等のゴムタイヤの分野でも、こうした被覆ゴム層については様々に検討されている(例えば特許文献1〜6等)。
しかしゴムタイヤの分野において求められるのはせいぜい20〜40%程度の伸長時の耐オゾン性である。これに対し免震・制震装置では、前記ゴムタイヤとは比べ物にならない50%伸長という大変形状態での耐オゾン性が求められる。
また免震・制震装置用の被覆ゴム層についても、その組成が種々検討されている(例えば特許文献7、8等)。
特開平9−272306号公報 特開2000−72939号公報 特開2007−246640号公報 特開2008−111070号公報 特開2010−168472号公報 特開2010−168490号公報 特開2004−34396号公報 特開2005−82643号公報
基本的には、ガスバリア性に優れるとともに減衰性能に優れたブチルゴム、あるいはハロゲン化ブチルゴムに、これらのゴムよりも耐オゾン性に優れたEPDMを配合する、というのがこれまでの技術的な流れである。
しかし単に両者を配合するだけでは、特に50%伸長という大変形状態での耐オゾン性に優れた被覆ゴム層を形成することはできない。EPDMの量を増加させれば、被覆ゴム層の耐オゾン性は向上するものの、ゴム強度が低下する。また減衰性能も低下する。
本発明の目的は、特に大変形状態での耐オゾン性に優れる上、ゴム強度や伸び、あるいは減衰性能等にも優れた被覆ゴム層を形成しうる新規な被覆ゴム組成物と、それを用いた免震・制震装置とを提供することにある。
前記課題を解決するために、発明者は、まずゴム分としては、ブチルゴムよりもさらに減衰性能に優れたハロゲン化ブチルゴムと、耐オゾン性に優れたEPDMの2種を併用することとし、前記EPDMの量を増加させずに、50%伸長という大変形状態での耐オゾン性を確保するため、被覆ゴム組成物に第3の成分を配合することを検討した。
その結果、前記第3の成分として、ロジン酸等で表面処理した表面処理炭酸カルシウムを使用すると、オゾンのゴム分への影響を軽減して被覆ゴム層の耐オゾン性を向上できることを見出した。この原因としては、配合した表面処理炭酸カルシウムが、被覆ゴム層中でオゾンクラックの成長を阻害するために機能することが考えられる。
したがって本発明は、ゴム分として、ハロゲン化ブチルゴム、およびエチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム(EPDM)の2種のゴムを併用し、かつ表面処理炭酸カルシウムを配合したことを特徴とする被覆ゴム組成物である。
前記被覆ゴム組成物において、表面処理炭酸カルシウムとしては、前記の機能に優れた、ロジン酸、および脂肪酸からなる群より選ばれた少なくとも1種で表面処理した炭酸カルシウムが挙げられる。
またEPDMとしては、特に耐オゾン性に優れた、共役ジエン成分としてエチリデンノルボルネンを用いたEPDMが好ましい。
前記ゴム分は、EPDMを、ゴム分の総量100質量部中に10質量部以上、40質量部以下の範囲で配合しているのが好ましい。
EPDMの割合が前記範囲未満では、当該EPDMを用いることによる、被覆ゴム層の耐オゾン性を向上する効果が十分に得られないおそれがある。
また前記範囲を超える場合には、相対的にハロゲン化ブチルゴムの割合が少なくなるため、被覆ゴム層のガスバリア性やゴム強度、伸び、減衰性能等が低下するおそれがある。
前記被覆ゴム組成物は、表面処理炭酸カルシウムを、ゴム分の総量100質量部に対して20質量部以上、100質量部以下の範囲で配合しているのが好ましい。
表面処理炭酸カルシウムの割合が前記範囲未満では、当該表面処理炭酸カルシウムを配合することによる効果が不十分となって、被覆ゴム層の耐オゾン性が低下するおそれがある。
また前記範囲を超える場合には、相対的にゴム分の割合が少なくなるため、被覆ゴム層のゴム強度や伸び、減衰性能等が低下するおそれがある。
前記被覆ゴム組成物は、ゴム分を補強して、被覆ゴム層のゴム強度や伸び、減衰性能等をさらに向上することを考慮すると、かかる補強効果に優れた、窒素吸着比表面積が20m/g以上、100m/g以下のカーボンを、ゴム分の総量100質量部に対して20質量部以上、80質量部以下の範囲で配合しているのが好ましい。
本発明の被覆ゴム組成物は、先に説明したように高減衰ゴムからなるゴム部材を被覆する被覆ゴム層を形成するために好適に用いることができる。
特に、耐候性が十分でなく経年劣化しやすいジエン系高減衰ゴム等の高減衰ゴムからなるゴム部材を備えた免震・制震装置において前記ゴム部材を被覆して、大変形状態での耐オゾン性に優れる上、ゴム強度や伸び、あるいは減衰性能等にも優れることが求められる被覆ゴム層を形成するための材料として、前記本発明の被覆ゴム組成物を用いるのが好ましい。
したがって本発明は、前記ジエン系高減衰ゴム等の高減衰ゴムからなるゴム部材を備え、前記ゴム部材の露出した表面を、前記本発明の被覆ゴム組成物からなる被覆ゴム層で被覆してなることを特徴とする免震・制震装置である。
本発明によれば、前記本発明の被複ゴム組成物からなる被覆ゴム層の機能により、前記ゴム部材を備えた免震・制震装置に良好な減衰性能を付与しながら、前記ゴム部材の耐久性を飛躍的に向上することができる。
本発明によれば、特に大変形状態での耐オゾン性に優れる上、ゴム強度や伸び、あるいは減衰性能等にも優れた被覆ゴム層を形成しうる新規な被覆ゴム組成物と、それを用いた免震・制震装置とを提供することができる。
本発明の免震・制震装置の、実施の形態の一例を示す一部切欠き斜視図である。
〈被覆ゴム組成物〉
本発明の被覆ゴム組成物は、ゴム分として、ハロゲン化ブチルゴム、およびEPDMの2種のゴムを併用し、かつ表面処理炭酸カルシウムを配合したことを特徴とするものである。
前記のうちハロゲン化ブチルゴムとしては、イソブチレンと少量の他のモノマーとの共重合体であるブチルゴムをハロゲン化させたものが挙げられる。
前記他のモノマーとしては、一般に、1つの分子中に炭素−炭素二重結合を1つまたは2つ有する炭化水素が挙げられる。前記他のモノマーとしては、例えばエチレン、プロペン、ブテン、ヘキセン、スチレン、アルキルスチレン(4−メチルスチレンなど)、イソプレン、ブタジエン等の1種または2種以上が挙げられる。特にイソプレンが一般的である。
前記共重合体におけるイソブチレンの含量は、これに限定されないが、例えば80〜99モル%程度、特に90〜99モル%程度であるのが好ましい。
ハロゲン化は、前記他のモノマー単位に対してなされる。例えばイソブチレン−イソプレン共重合体の塩素化物はイソブチレン−クロロイソプレン共重合体である。
ハロゲン化ブチルゴム中のハロゲン含量は、これに限定されないが、例えば0.5〜1.5モル%程度、特に0.75〜1.2モル%程度であるのが好ましい。
ハロゲン化ブチルゴムとしては、例えば塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム等の1種または2種以上が挙げられる。中でも臭素化ブチルゴムが好ましい。
前記臭素化ブチルゴムを用いることで、例えば後述するように本発明の被覆ゴム組成物からなる被覆ゴム層と、内部のゴム部材とを同時に加硫して免震・制震装置を製造する際に、前記ゴム部材と被覆ゴム層の加硫速度を良好にマッチングさせることができる。また廃棄の際に、前記臭素化ブチルゴムは分別する必要がないという利点もある。
EPDMとしては、エチレン、プロピレン、および共役ジエンを共重合させた共重合ゴムがいずれも使用可能である。特に共役ジエン成分としてエチリデンノルボルネンを用いた共重合ゴム、すなわちエチレン・プロピレン・エチリデンノルボルネン共重合ゴムが、耐オゾン性に優れるため好適に使用される。
EPDMにおける各成分の含量は、これに限定されないが、プロピレンを残量として、エチレンが40〜70モル%程度、特に50〜70モル%程度、ジエンが3〜11%程度、特に3.5〜10.5%程度であるのが好ましい。
本発明の被覆ゴム組成物には、前記2種のゴムによる先に説明した機能を阻害しない範囲で、さらに他のゴムを配合することもできる。前記他のゴムとしては、例えばハロゲン化していないブチルゴムが挙げられる。また天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエン共重合ゴム、アクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴム、クロロプレンゴム等のジエン系ゴム等を配合してもよい。
ただし本発明においては、特に大変形状態での耐オゾン性に優れる上、ゴム強度や伸び、あるいは減衰性能等にも優れた被覆ゴム層を形成するために、ゴム分として、ハロゲン化ブチルゴム(2種以上のハロゲン化ブチルゴムを併用する場合を含む)とEPDM(2種以上のEPDMを併用する場合を含む)の2種のみを併用するのが好ましい。
前記2種のゴムのみを併用したゴム分の総量100質量部中のEPDMの割合は、10質量部以上、特に15質量部以上であるのが好ましく、40質量部以下、特に30質量部以下であるのが好ましい。
EPDMの割合が前記範囲未満では、当該EPDMを用いることによる、被覆ゴム層の耐オゾン性を向上する効果が十分に得られないおそれがある。
また前記範囲を超える場合には、相対的にハロゲン化ブチルゴムの割合が少なくなるため、被覆ゴム層のガスバリア性やゴム強度、伸び、減衰性能等が低下するおそれがある。
表面処理炭酸カルシウムとしては、例えば合成炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム等の炭酸カルシウムを、例えば脂肪酸、4級アンモニウム塩、ロジン酸、およびリグニン酸等の1種または2種以上で表面処理した炭酸カルシウムの1種または2種以上が挙げられる。
特にロジン酸、および脂肪酸からなる群より選ばれた少なくとも1種で表面処理した表面処理炭酸カルシウムが、被覆ゴム層中でオゾンクラックの成長を阻害して被覆ゴム層の耐オゾン性を向上する機能に優れるため好ましい。
前記表面処理炭酸カルシウムの割合は、ゴム分の総量100質量部に対して20質量部以上、特に40質量部以上であるのが好ましく、100質量部以下、特に60質量部以下であるのが好ましい。
表面処理炭酸カルシウムの割合が前記範囲未満では、当該表面処理炭酸カルシウムを配合することによる効果が不十分となって、被覆ゴム層の耐オゾン性が低下するおそれがある。
また前記範囲を超える場合には、相対的にゴム分の割合が少なくなるため、被覆ゴム層のゴム強度や伸び、減衰性能等が低下するおそれがある。
本発明の被覆ゴム組成物は、ゴム分を補強して、被覆ゴム層のゴム強度や伸び、減衰性能等をさらに向上することを考慮すると、補強材としてのカーボンを配合しているのが好ましい。前記カーボンとしては、前記補強効果に優れた、窒素吸着比表面積が20m/g以上、100m/g以下のカーボンが好ましい。
前記カーボンの割合は、ゴム分の総量100質量部に対して20質量部以上、特に40質量部以上であるのが好ましく、80質量部以下、特に70質量部以下であるのが好ましい。
カーボンの割合が前記範囲未満では、当該カーボンを配合することによる補強効果が十分に得られないおそれがある。また前記範囲を超える場合には、相対的にゴム分の割合が少なくなるため、被覆ゴム層の伸びや減衰性能等が低下するおそれがある。
なおカーボンの割合は、使用するカーボンの、補強効果のパラメータである窒素吸着比表面積に応じて、前記範囲内で適宜設定することができる。すなわち窒素吸着比表面積が小さいカーボンほど多めに、逆に窒素吸着比表面積が大きいカーボンほど少なめに、それぞれ割合を設定することができる。
本発明の被覆ゴム組成物には、ゴム分を加硫させるための加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤等を配合することができる。
このうち加硫剤としては、例えば硫黄系加硫剤等が挙げられる。また硫黄系加硫剤としては、硫黄、および有機含硫黄系加硫剤(分子中に硫黄を有する有機化合物)からなる群より選ばれた少なくとも1種が挙げられる。
前記のうち硫黄の割合は、ゴム分の総量100質量部に対して1質量部以上であるのが好ましく、3質量部以下であるのが好ましい。
加硫促進剤としては、硫黄系加硫剤による加硫反応を促進しうる種々の加硫促進剤が使用可能であり、例えば2-メルカプトベンゾチアゾール(M)、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド(DM)、テトラメチルチウラムモノスルフィド(TS)、テトラメチルチウラムジスルフィド(TT)、およびテトラエチルチウラムジスルフィド(TET)等の1種または2種以上が挙げられる。
加硫促進剤の割合は、その種類および組み合わせ等に応じて適宜設定できる。
加硫促進助剤としては、例えば酸化亜鉛(亜鉛華)等の金属酸化物や、ステアリン酸、オレイン酸、綿実脂肪酸等の脂肪酸などの1種または2種以上が挙げられる。
前記加硫促進剤の割合は、ゴム分の総量100質量部に対して1質量部以上、3質量部以下であるのが好ましい。
本発明の被覆ゴム組成物には、さらに必要に応じて加工助剤、レジン、充填剤、老化防止剤、酸化防止剤、スコーチ防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔料、難燃剤、中和剤、および気泡防止剤等の1種または2種以上を配合してもよい。
前記のうち加工助剤としては、例えばジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレジルホスフェート等の各種可塑剤;プロセスオイル等の軟化剤;あるいはワックス等の1種または2種以上が挙げられる。
充填剤としては、例えばシリカ、クレー、タルク、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、未処理の炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム等の1種または2種以上が挙げられる。
前記本発明の被覆ゴム組成物は、特に大変形状態での耐オゾン性に優れる上、ゴム強度や伸び、あるいは減衰性能等にも優れることが求められる、免震または制震用のゴム部材を被覆する被覆ゴム層を形成するために用いるのが好ましい。
〈免震・制震装置〉
図1は、本発明の免震・制震装置の、実施の形態の一例を示す一部切欠き斜視図である。図1を参照して、この例の免震・制震装置1は、例えば鋼板等からなる一対のフランジ2、3と、前記フランジ2、3間に介在させた、例えばジエン系高減衰ゴム等の高減衰ゴムからなるゴム部材4とを備えている。
前記のうちフランジ2、3は、それぞれ平面形状が矩形の平板状に形成されている。またゴム部材4は、前記フランジ2、3よりも小さい矩形で、かつ厚肉の平板状に形成されている。
前記フランジ2、3とゴム部材4とは、それぞれの4辺が互いに平行で、かつゴム部材4の全周に亘ってフランジ2、3を外方に突出させた状態で、例えば加硫接着等によって互いに一体化されている。
またゴム部材4の、フランジ2、3と接しない表面(外周面)は、その全面に亘って、前記本発明の被覆ゴム組成物からなる被覆ゴム層5によって被覆されて、外気から遮断されている。
前記被覆ゴム層5は、例えば加硫接着等によって、ゴム部材4、およびフランジ2、3と一体化されている。これにより、特にジエン系高減衰ゴムからなるゴム部材4が経年劣化するのを確実に防止することができる。
免震・制震装置1は、具体的には、例えば下記の手順で製造される。
すなわち、一対のフランジ2、3間に加硫前のゴム部材4をセットする。また、前記ゴム部材4の、フランジ2、3と接しない表面(外周面)を、本発明の被覆ゴム組成物からなる加硫前の被覆ゴム層5によって被覆する。前記各部間には、必要に応じて加硫接着剤を介在させてもよい。
そのあと全体を加硫処理すると、ゴム部材4、および被覆ゴム層5が加硫されるとともに、フランジ2、3、ゴム部材4、および被覆ゴム層5が互いに加硫接着により一体化されて免震・制震装置1が製造される。
なお本発明の免震・制震装置の構成は、図1の例のものには限定されない。例えばゴム部材4は厚肉の円板状等に形成してもよい。またゴム部材4は、高減衰ゴムからなるゴム層と、鋼板等からなる拘束層とを交互に積層した多層構造に形成してもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を施すことができる。
〈実施例1〉
臭素化ブチルゴム〔エクソンモービルケミカル社(Exxon Mobil Chemical)のエクソンブロモブチル2255〕80質量部と、EPDM〔住友化学(株)のエスプレン(登録商標)505A、エチレン・プロピレン・エチリデンノルボルネン共重合ゴム、エチレン含量50モル%、ジエン(エチリデンノルボルネン)含量9.5モル%〕20質量部とを配合してゴム分とした。前記ゴム分の総量100質量部中のEPDMの割合は20質量部であった。
前記ゴム分100質量部に、表面処理炭酸カルシウム〔白石カルシウム(株)の白艶華(登録商標)DD、合成炭酸カルシウムをロジン酸で表面処理したもの〕50質量部、カーボン〔三菱化学(株)のダイアブラック(登録商標)H、カーボンブラックHAF、窒素吸着比表面積:79m/g〕50質量部、および軟化剤〔出光興産(株)のダイアナ(登録商標)プロセスオイルPW−90〕13質量部と、表1に示す各成分とを配合し、密閉式混練機で混練して被覆ゴム組成物を調製した。
Figure 2012126818
表1中の各成分は下記のとおり。
レジン:スケネクタディ インターナショナル社(Schenectady International Inc.)のSP−1068
酸化マグネシウム:充填剤、協和化学工業(株)のマグサラット(登録商標)150ST
5%オイル処理粉末硫黄:加硫剤、鶴見化学工業(株)
チアゾール系加硫促進剤:ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド、大内新興化学工業(株)のノクセラー(登録商標)DM
亜鉛華:酸化亜鉛2種、加硫促進助剤、三井金属鉱業(株)
ステアリン酸:加硫促進助剤、日油(株)の「つばき」
〈実施例2〉
カーボンとして、窒素吸着比表面積が27m/gであるカーボンブラックGPF〔三菱化学(株)のダイアブラックG〕65質量部を配合したこと以外は実施例1と同様にして被覆ゴム組成物を調製した。
〈実施例3〉
カーボンブラックHAF〔前出のダイアブラックH、窒素吸着比表面積:79m/g〕の量を60質量部としたこと以外は実施例1と同様にして被覆ゴム組成物を調製した。
〈実施例4〉
表面処理炭酸カルシウムとして、合成炭酸カルシウムを脂肪酸で表面処理したもの〔白石カルシウム(株)の白艶華CC〕50質量部を配合したこと以外は実施例1と同様にして被覆ゴム組成物を調製した。
〈実施例5〉
臭素化ブチルゴムの量を90質量部、EPDMの量を10質量部としたこと以外は実施例1と同様にして被覆ゴム組成物を調製した。
〈実施例6〉
臭素化ブチルゴムの量を60質量部、EPDMの量を40質量部としたこと以外は実施例1と同様にして被覆ゴム組成物を調製した。
〈実施例7〉
表面処理炭酸カルシウム〔前出の白石カルシウム(株)の白艶華DD〕の量を20質量部としたこと以外は実施例1と同様にして被覆ゴム組成物を調製した。
〈実施例8〉
表面処理炭酸カルシウム〔前出の白石カルシウム(株)の白艶華DD〕の量を100質量部としたこと以外は実施例1と同様にして被覆ゴム組成物を調製した。
〈比較例1〉
ゴム分として、臭素化ブチルゴム〔前出のエクソンブロモブチル2255〕のみを用い、前記臭素化ブチルゴム100質量部に、カーボンブラックGPF〔前出のダイアブラックG、窒素吸着比表面積:27m/g〕65質量部、および軟化剤〔前出のダイアナプロセスオイルPW−90〕13質量部と、前記表1に示す各成分とを配合し、密閉式混練機で混練して被覆ゴム組成物を調製した。
〈比較例2〉
ゴム分として、臭素化ブチルゴム〔前出のエクソンブロモブチル2255〕90質量部と、EPDM〔前出のエスプレン505A〕10質量部とを配合したこと以外は比較例1と同様にして被覆ゴム組成物を調製した。
〈比較例3〉
ゴム分として、臭素化ブチルゴム〔前出のエクソンブロモブチル2255〕80質量部と、EPDM〔前出のエスプレン505A〕20質量部とを配合したこと以外は比較例1と同様にして被覆ゴム組成物を調製した。
〈比較例4〉
ゴム分として、臭素化ブチルゴム〔前出のエクソンブロモブチル2255〕70質量部と、EPDM〔前出のエスプレン505A〕30質量部とを配合したこと以外は比較例1と同様にして被覆ゴム組成物を調製した。
〈比較例5〉
ゴム分として、臭素化ブチルゴム〔前出のエクソンブロモブチル2255〕のみを用い、前記臭素化ブチルゴム100質量部に、カーボンブラックHAF〔前出のダイアブラックH、窒素吸着比表面積:79m/g〕50質量部、表面処理炭酸カルシウム〔前出の白艶華DD〕50質量部、および軟化剤〔前出のダイアナプロセスオイルPW−90〕13質量部と、前記表1に示す各成分とを配合し、密閉式混練機で混練して被覆ゴム組成物を調製した。
〈比較例6〉
表面処理炭酸カルシウムに代えて、未処理の重質炭酸カルシウム〔白石カルシウム(株)のBF-300〕50質量部を配合したこと以外は実施例1と同様にして被覆ゴム組成物を調製した。
〈比較例7〉
さらにアリルアミン系老化防止剤〔N−フェニル−N′−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン、住友化学(株)のアンチゲン(登録商標)6C〕2.00質量部を加えたこと以外は比較例1と同様にして被覆ゴム組成物を調製した。
〈比較例8〉
さらにパラフィンワックス〔日本精蝋(株)のオゾエース(登録商標)0355〕2.00質量部を加えたこと以外は比較例1と同様にして被覆ゴム組成物を調製した。
〈耐オゾン性試験〉
実施例、比較例で調製した被覆ゴム組成物を用いて、日本工業規格JIS K6259−1993「加硫ゴムのオゾン劣化試験方法」に規定された試験片を作製し、同規格に規定された静的オゾン劣化試験を実施した。試験条件は下記のとおりとした。
(試験条件)
オゾン濃度:50pphm
試験温度:40℃
伸長率:20%、50%
試験時間:96時間
そして試験片が、同規格に規定された「(亀裂)なし」、および「A-1」から「C−5」までのいずれの状態に相当するかを判定して耐オゾン性を評価した。
〈引張特性試験〉
実施例、比較例で調製した被覆ゴム組成物を用いて、日本工業規格JIS K6251−1993「加硫ゴムの引張試験方法」に規定された試験片を作製し、同規格に規定された試験方法に則って下記の条件で引張試験した。
(試験条件)
試験温度:20℃
試験速度:300mm/min
そして引張強さT(MPa)、および切断時伸びE(%)を求めて、引張特性を評価した。
以上の結果を表2〜表5に示す。
Figure 2012126818
Figure 2012126818
Figure 2012126818
Figure 2012126818
表4の比較例1〜4の結果より、ゴム分として臭素化ブチルゴムとEPDMとを併用するとともにEPDMの量を多くするほど、耐オゾン性は向上するものの引張特性が低下してしまい、前記両特性にともに優れた被覆ゴム層を形成できないことが判った。
また表5の比較例5、7、8の結果より、ゴム分として臭素化ブチルゴムのみを使用した系では、表面処理炭酸カルシウムを配合したり、老化防止剤を配合したりしても被覆ゴム層の耐オゾン性を向上できないことが判った。
さらに比較例6の結果より、ゴム分として臭素化ブチルゴムとEPDMとを併用した系に、表面処理していない未処理の炭酸カルシウムを配合しても、被覆ゴム層の耐オゾン性を向上できないことが判った。
これに対し、表2、表3の実施例1〜8の結果より、ゴム分として臭素化ブチルゴムとEPDMとを併用するとともに、表面処理炭酸カルシウムを配合することで、耐オゾン性と引張特性の両特性にともに優れた被覆ゴム層を形成できることが判った。
またEPDMの量は、ゴム分の総量100質量部中の10質量部以上、40質量部以下であるのが好ましいこと、表面処理炭酸カルシウムの量は、ゴム分の総量100質量部に対して20質量部以上、100質量部以下であるのが好ましいことも判った。
1 免震・制震装置
2、3 フランジ
4 ゴム部材
5 被覆ゴム層

Claims (8)

  1. ゴム分として、ハロゲン化ブチルゴム、およびエチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴムの2種のゴムを併用し、かつ表面処理炭酸カルシウムを配合したことを特徴とする被覆ゴム組成物。
  2. 前記表面処理炭酸カルシウムは、ロジン酸、および脂肪酸からなる群より選ばれた少なくとも1種で表面処理した炭酸カルシウムである請求項1に記載の被覆ゴム組成物。
  3. 前記エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴムは、共役ジエン成分としてエチリデンノルボルネンを用いた共重合ゴムである請求項1また2に記載の被覆ゴム組成物。
  4. 前記ゴム分は、エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴムを、ゴム分の総量100質量部中に10質量部以上、40質量部以下の範囲で配合した請求項1ないし3のいずれか1項に記載の被覆ゴム組成物。
  5. 前記表面処理炭酸カルシウムを、ゴム分の総量100質量部に対して20質量部以上、100質量部以下の範囲で配合した請求項1ないし4のいずれか1項に記載の被覆ゴム組成物。
  6. さらに、窒素吸着比表面積が20m/g以上、100m/g以下のカーボンを、ゴム分の総量100質量部に対して20質量部以上、80質量部以下の範囲で配合した請求項1ないし5のいずれか1項に記載の被覆ゴム組成物。
  7. 高減衰ゴムからなるゴム部材を備え、前記ゴム部材の露出した表面を、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の被覆ゴム組成物からなる被覆ゴム層で被覆してなることを特徴とする免震・制震装置。
  8. 前記高減衰ゴムは、ジエン系高減衰ゴムである請求項7に記載の免震・制震装置。
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