JP2012126533A - ワイヤ巻き取り式昇降搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制動手段Sが、固定側パッド31と、移動側パッド32を支柱並び方向に沿って移動させるように揺動自在な揺動体33と、その揺動体33に作用する作用部34rを支柱並び方向に沿って移動させることにより、移動側パッド32を固定側パッド31に接近させて両パッド31,32にて昇降用ワイヤを挟み付ける制動状態にすべく揺動体33を揺動させる揺動駆動手段34とを備えて構成されたワイヤ巻き取り式昇降搬送装置であって、揺動体33が、その先端33Tと基端33Bとが並ぶ方向である長手方向の中間部にて揺動自在に支持され、揺動駆動手段34が、作用部34rを揺動体33の基端部33hに作用させるように設けられている。
【選択図】図7
Description
そして、昇降台を上昇又は下降させるべく作動させているモータを非常停止させて、昇降台の上昇又は下降を非常停止させるときに、制動手段を制動状態に作動させて、案内体と巻取りドラムとの間で、固定側パッドと移動側パッドにより昇降用ワイヤのドラム側垂下部分を挟み付けることにより、巻取りドラムにおける昇降用ワイヤの巻き状態が乱れて、乱巻き状態になるのを防止する構成となっている。
即ち、モータの非常停止に伴って巻取りドラムの回転が非常停止して、昇降用ワイヤの巻取りが非常停止しても、昇降台には上方向きの慣性力が働くので、昇降台が停止するのに多少の遅れが生じる。
すると、停止状態の巻取りドラムに対して、巻取り方向に昇降用ワイヤが送り込まれて昇降用ワイヤが弛むので、乱巻き状態になり易い。
そこで、モータの非常停止に伴って制動手段を制動状態に作動させて、固定側パッドと移動側パッドとにより昇降用ワイヤのドラム側垂下部分を挟み付けることにより、昇降用ワイヤの弛みを抑制して、乱巻き状態になるのを防止するのである。
そして、作用部を突出させて揺動体の先端部を押すことにより、移動側及び固定側の両パッドにて昇降用ワイヤを挟み付けるべく揺動体を揺動させるように構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
第1特徴構成は、前記揺動体が、その先端と基端とが並ぶ方向である長手方向の中間部にて揺動自在に支持され、
前記揺動駆動手段が、前記作用部を前記揺動体の基端部に作用させるように設けられている点にある。
この場合、揺動駆動手段を、支柱並び方向において揺動体の先端部よりもドラム側支柱の側に寄せて設けることができるので、揺動駆動手段が支柱並び方向において揺動体の先端部よりもドラム側支柱の側とは反対側に突出するのを抑制することが可能である。
又、作用部を突出させることにより作動状態にする形態の揺動駆動手段を用いる場合は、揺動駆動手段を揺動体の基端部よりもドラム側支柱の側に設けることになり、この場合は、勿論、揺動駆動手段が支柱並び方向において揺動体の先端部よりもドラム側支柱の側とは反対側に突出しない状態となる。
従って、支柱並び方向での長さが短縮されてコンパクト化が図られたワイヤ巻き取り式昇降搬送装置を提供することができるようになった。
前記揺動駆動手段が、前記揺動体の基端部よりも前記ドラム側支柱の側に設けられて、前記作用部を突出させて前記揺動体の基端部を押すことにより、前記両パッドにて前記昇降用ワイヤを挟み付けるべく前記揺動体を揺動させるように構成されている点にある。
従って、支柱並び方向での長さを極力短縮することができるので、ワイヤ巻き取り式昇降搬送装置のコンパクト化を効果的に図ることができる。
前記揺動体が、前記長手方向を上下方向に向けた姿勢で、前記支柱並び方向に直交する横方向である横幅方向の軸心周りで揺動自在に設けられ、
前記揺動体の基端側に、前記ドラム側支柱よりも前記横幅方向に突出する操作部が備えられ、
前記揺動駆動手段が、前記作用部にて前記揺動体の操作部を押し付け可能な状態で、前記ドラム側支柱における前記横幅方向の側方に設けられている点にある。
そして、揺動体をその長手方向が上下方向に向く姿勢で設けることにより、揺動体が横幅方向においてドラム側支柱から突出するのを抑制することができる。
又、揺動駆動手段をドラム側支柱における横幅方向の側方に設けることにより、ワイヤ巻き取り式昇降搬送装置における支柱並び方向での長さをより一層短縮することができ、しかも、揺動駆動手段のメンテナンス作業を行い易いようにすることができる。
従って、メンテナンス作業を行い易いようにしながら、ワイヤ巻き取り式昇降搬送装置をより一層コンパクト化することができる。
前記制御手段が、前記揺動体における前記ドラム側支柱の側とは反対側の側方に設けられている点にある。
尚、作用部を引っ込ませることにより作動状態にする形態の揺動駆動手段を用いる場合は、制御手段を揺動駆動手段よりも下方に設けることにより、制御手段を揺動駆動手段に規制されることなく揺動体側に寄せて設けることができるので、ワイヤ巻き取り式昇降搬送装置における支柱並び方向での長さが長くなるのを防止することができる。
このような場合、左右一対の物品収納棚の間隔を狭くして、自動倉庫のコンパクト化を図ることが望まれ、その要望に対応するために、制御手段を支柱並び方向においてドラム側支柱の外側に設けることにより、ワイヤ巻き取り式昇降搬送装置における横幅を狭くすることになる。
そこで、このような制御手段の配置形態を採用することにより横幅を狭くしたワイヤ巻き取り式昇降搬送装置において、本発明を適用することにより、支柱並び方向での長さを短縮してより一層コンパクト化を図ることができる。
図1及び図2に示すように、バケット状の容器等の物品を収納する複数の収納部1を縦横に並べて備える左右一対の物品収納棚Bが設けられ、それら一対の物品収納棚Bの間の作業通路Eを移動するスタッカークレーンAが設けられ、物品収納棚Bへ収納するする物品を外部から搬入する物品入庫部Da、及び、物品収納棚Bから取り出された物品を外部に搬出するための物品出庫部Dbが、一対の物品収納棚Bの夫々の横側部に隣接する箇所に振り分け設置され、そして、スタッカークレーンAによって、収納部1に収納された物品を物品出庫部Dbに取り出す出庫作業及び物品入庫部Daに搬入された物品を収納部1に収納する入庫作業を行う自動倉庫が構成されている。
従って、スタッカークレーンAは、走行レール2とガイドレール7にて案内される状態で作業通路Eを走行して、上述の入庫作業や出庫作業を行うように構成されている。
そして、以下の説明で、一対の支柱5をその配設位置を特定して記載する場合、駆動車輪9の存在側に配設されているものを前方側支柱5Fと記載し、遊転車輪12の存在側に配設されているものを後方側支柱5Rと記載する。
尚、以下の記載においては、スタッカークレーンAの前後方向を、車体前後方向と簡略して記載し、また、スタッカークレーンAの横幅方向を、車体横幅方向と簡略して記載する。
この2台のフォーク装置Fの設置間隔は、図2に示すように、物品収納棚Bにおける収納部1が車体前後方向に相当する棚横幅方向に並ぶ間隔と同じであり、2台のフォーク装置Fによって、棚横幅方向に並ぶ2つの収納部1に対して同時に移載作業を行えるようになっている。
この制御装置Hは、昇降台4を上昇させるべく作動させている昇降用モータ17を非常停止させるときに、制動手段Sを前記制動状態に作動させるように構成されている。
ちなみに、昇降用モータ17は、無励磁作動型の電磁ブレーキ付であり、その回転を停止させるべく通電を断つと、同時に電磁ブレーキが作動するように構成されている。
図3及び図4に示すように、前方側支柱5Fの上端部の左側の側部には、案内体15として、第1案内体15A及び第2案内体15Bが、第2案内体15Bが第1案内体15Aの前方で且つ下方側に隣接して並ぶ形態で設けられている。
そして、前方側の昇降用ワイヤ14Fは、昇降台4から上方に向けて伸びたのちに、第1案内体15A及び第2案内体15Bにて、前方側支柱5Fの前面に沿って下方に向かうように案内されて、前方側支柱5Fの下端側部分の前方側箇所に位置する巻取りドラム16に巻き取られるようになっている。
そして、後方側の昇降用ワイヤ14Rは、昇降台4から上方に向けて伸びたのちに、先ず、第3案内体15Cにて車体前方側に向かうように案内され、次に、第4案内体15Dにて、前方側支柱5Fの前面に沿って下方に向かうように案内されて、上述した巻取りドラム16に巻き取られるようになっている。
従って、巻取りドラム16が昇降用モータ17にて正逆に駆動回転されて、一対の昇降用ワイヤ14の巻取りドラム16からの繰り出しや巻取りドラム16への巻き取りが行われることにより、昇降台4が昇降されるように構成されている。
又、昇降台4の車体後方側の端部には、後方側支柱5Rの両横側面に接当する横位置規制用輪体21、及び、後方側支柱5Aの車体前方側に相当する面に接当する前後位置規制用輪体22が設けられている。
従って、昇降台4は、車体横幅方向や車体前後方向での位置が規制されるように、前後一対の支柱5にて案内される状態で、前後の一対の支柱5に沿って昇降されるように構成されている。
尚、駆動車輪支持枠23には、上述したガイド輪10が支持され、また、遊転車輪支持枠24には、上述したガイド輪13が支持されている。
前方側支柱5Fは、ボルト(図示省略)によって、前方側の副枠部分25F及び駆動車輪支持枠23に固定され、後方側支柱5Rは、ボルト(図示省略)によって、後方側の副枠部分25R及び遊転車輪支持枠24に、固定されている。
ちなみに、前方側支柱5F及び後方側支柱5Rは、角筒状に形成されている。
つまり、巻取りドラム16及び昇降用モータ17が、一対の支柱5のうちの前方側支柱5Fの下端部分に位置することになる。
そして、一対の昇降用ワイヤ4夫々のドラム側垂下部分14dが、車体横幅方向に間隔を隔てて並ぶ形態で、一対の支柱5のうちの前方側支柱5F(巻取りドラム16が位置する側のドラム側支柱に相当する)よりも車体前後方向(支柱並び方向に相当する)で外方側に配置されていることになる。
又、図9は、制御装置Hが内部に設けられた制御ボックス39(詳細は後述)を省略した状態での要部の正面図であり、図10は、制御ボックス39を省略した状態での要部の横断平面図である。
前方側支柱5Fの前面よりもやや幅広の部分を備える台枠35が、前方側支柱5Fの前面部にボルト固定されている。
更に、その台枠35の上端側の広幅部分には、一対の揺動支持アーム部35aが、車体横幅方向両端側に振り分けられて、前方に突出する状態で一体的に備えられている。
固定側パッド31は、台枠35の幅と略同幅の長さを有する長尺状に形成され、その固定側パッド31が、台枠35の前面の下端に、その幅方向に沿わせてボルト固定されている。ちなみに、固定側パッド31にはボルト挿通用の座ぐり孔が設けられて、固定側パッド31がボルト固定された状態で、ボルトの頭が突出しない構成となっている。
更に、揺動体33の先端側部分33tにおける基端33B側の端部には、一対の軸支部33aが、車体横幅方向両端に振り分けられて、前方に突出する状態で一体的に備えられている。
移動側パッド32は、固定側パッド31と同形状の長尺状に形成され、その移動側パッド32が、揺動体33の先端側部分33tにおける後面の先端に、その幅方向に沿わせてボルト固定されている。ちなみに、移動側パッド32にも、固定側パッド31と同様にボルト挿通用の座ぐり孔が設けられて、移動側パッド32がボルト固定された状態で、ボルトの頭が突出しない構成となっている。
つまり、揺動体33が、一対の軸支用ボルト36を支軸として、車体前後方向に揺動自在に設けられていることになる。
又、揺動体33の基端33B側に、前方側支柱5Fよりも車体横幅方向に突出する操作部33hが備えられていることになる。この揺動体33の操作部33hが、制動用ソレノイド34のロッド34rが作用する箇所である揺動体33の基端部33hに相当する。
制動用ソレノイド34が、そのロッド34rの突出方向が車体前後方向の前方を向く姿勢でソレノイド取付板38における前方側支柱5Fの側方への突出部分に取り付けられている。
この制動用ソレノイド34は、通電して励磁するとロッド34rが突出し(図8参照)、通電を断って消磁するとロッド34rが引込む(図7参照)構成である。
そして、図8に示すように、制動用ソレノイド34に通電して、ロッド34rを突出させて揺動体33の操作部33hを車体前後方向の前方側に押すことにより、一対のコイルバネ37の付勢力に抗して揺動体33をその先端33Tが車体前後方向の後方側に移動するように車体横幅方向の軸心P周りで揺動させて、移動側パッド32を固定側パッド31に接近させて両パッド31,32にて一対の昇降用ワイヤ14を挟み付けるように構成されている。
つまり、制動用ソレノイド34に通電することにより、制動手段Sが、固定側及び移動側の両パッド31,32にて一対の昇降用ワイヤ14を挟み付ける制動状態に作動される構成となっている。
更に、制動用ソレノイド34が、ロッド34rにて揺動体33の操作部33hを押し付け可能な状態で、前方側支柱5Fにおける車体横幅方向の側方に設けられていることになる。
以下、この制御装置Hにおける昇降用モータ17及び制動用ソレノイド34の制御動作について、説明を加える。
尚、制御装置Hにおける昇降用モータ17の制御動作は公知であるので、昇降台4の昇降を停止させるときの制御動作について説明して、その他の制御動作の説明は省略する。
そして、制御装置Hは、通常の制御状態において、昇降台4が目的位置よりも所定距離手前に達すると、巻取りドラム16の回転速度を高速から低速に減速すべく昇降用モータ17を作動させ、昇降台4が目的位置に達すると、昇降用モータ17への通電を断つ。
すると、電磁ブレーキが作動して昇降用モータ17の回転が停止して、巻取りドラム16の回転が停止し、それによって、巻取りドラム16による巻取り繰り出し作用が停止して、昇降台4が停止する。
すると、電磁ブレーキが作動して昇降用モータ17の回転が非常停止し、それに伴って巻取りドラム16の回転が非常停止し、並びに、制動用ソレノイド34のロッド34rが突出して揺動体33の操作部33hが押されることにより、一対のコイルバネ37の付勢力に抗して、先端33Tが車体前後方向の後方側に移動する側に揺動体33が軸心P周りで揺動して、固定側及び移動側の両パッド31,32にて一対の昇降用ワイヤ14が挟み付けられて制動される。
尚、制動用ソレノイド34に通電して制動手段Sを制動状態に切り換えるタイミングは、昇降用モータ17への通電を断つのと同時でも良いし、昇降用モータ17への通電を断った後、予め設定した遅延時間が経過した後でも良い。
ちなみに、非常停止指令は、人為操作式の非常停止ボタン(図示省略)が操作されることに基づいて、あるいは、昇降台4の異常動作等を検知する異常検知用センサ(図示省略)が検知作動することに基づいて指令される。
すると、停止状態の巻取りドラム16の側に昇降用ワイヤ14が送り込まれることになるが、固定側及び移動側の両パッド31,32にて一対の昇降用ワイヤ14が挟み付けられて制動されるので、停止状態の巻取りドラム16に昇降用ワイヤ14が送り込まれるのが防止されることになり、乱巻き状態になるのを防止することができる。
しかも、揺動体33、制動用ソレノイド34及び制御装置Hの配置形態としては、上述の如き配置形態、即ち、揺動体33が、その長手方向を上下方向に向けた姿勢で車体横幅方向の軸心P周りで揺動自在に設けられ、制動用ソレノイド34が前方側支柱5Fにおける車体横幅方向の側方に設けられ、並びに、制御装置Hが、揺動体33の前方に設けられている配置形態となっている。
このような配置形態にすることにより、左右一対の物品収納棚Bの間隔を狭くして自動倉庫のコンパクト化を図るために、車体横幅を狭くするという目的で、制御装置Hを揺動体33の前方に設けたスタッカークレーンAにおいて、車体横幅を狭くする状態を維持しながら、車体前後方向での長さを短縮することができるようになり、コンパクト化を効果的に図ることができる。
次に別実施形態を説明する。
(イ) 揺動駆動手段として、通電によりロッドを引っ込ませる形態の制動用ソレノイドを用いて、この制動用ソレノイドを、揺動体33の基端部33hよりも前方側支柱5Fとは反対側に設けて、ロッドを引っ込ませて揺動体33の基端部33hを引っ張ることにより、固定側及び移動側の両パッド31,32にて昇降用ワイヤ14を挟み付けるべく揺動体33を揺動させるように構成しても良い。
但し、この場合、制御装置Hを内部に設けた制御ボックス39を制動用ソレノイドよりも下方に設けることにより、ワイヤ巻き取り式昇降搬送装置における車体前後方向での長さが長くなるのを防止する。
5 支柱
5F ドラム側支柱
14 昇降用ワイヤ
14d ドラム側垂下部分
15 案内体
16 巻取りドラム
17 モータ
31 固定側パッド
32 移動側パッド
33 揺動体
33h 基端部、操作部
33B 基端
33T 先端
34 揺動駆動手段
34r 作用部
C 移動経路
H 制御手段
P 軸心
S 制動手段
Claims (4)
- 昇降台を互いの間で昇降自在に支持する一対の支柱と、
前記支柱の上端側に設けられた案内体にて前記一対の支柱の並び方向に沿う方向である支柱並び方向の両側に垂下された状態で、一端に前記昇降台が吊り下げられた昇降用ワイヤと、
その昇降用ワイヤの他端側を巻き取る巻取りドラムと、
その巻取りドラムを回転駆動するモータと、
前記案内体と前記巻取りドラムとの間で、前記昇降用ワイヤにおける前記巻取りドラム側の垂下部分であるドラム側垂下部分を挟み付けて制動する制動状態に作動可能な制動手段と、
前記昇降台を上昇又は下降させるべく作動させている前記モータを非常停止させるときに、前記制動手段を前記制動状態に作動させる制御手段とが設けられ、
前記昇降用ワイヤのドラム側垂下部分が、前記一対の支柱のうちの前記巻取りドラムが位置する側のドラム側支柱よりも前記支柱並び方向で外方側に配置され、
前記制動手段が、前記昇降用ワイヤのドラム側垂下部分の移動経路における前記ドラム側支柱の側の側方に固定状に設けられた固定側パッドと、移動側パッドを前記移動経路における前記ドラム側支柱の側とは反対側の側方にて前記固定側パッドと対向させた状態で先端に支持し且つ前記移動側パッドを前記支柱並び方向に沿って移動させるように揺動自在な揺動体と、その揺動体に作用する作用部を前記支柱並び方向に沿って移動させることにより、前記移動側パッドを前記固定側パッドに接近させて両パッドにて前記昇降用ワイヤを挟み付ける前記制動状態にすべく前記揺動体を揺動させる揺動駆動手段とを備えて構成されたワイヤ巻き取り式昇降搬送装置であって、
前記揺動体が、その先端と基端とが並ぶ方向である長手方向の中間部にて揺動自在に支持され、
前記揺動駆動手段が、前記作用部を前記揺動体の基端部に作用させるように設けられているワイヤ巻き取り式昇降搬送装置。 - 前記揺動駆動手段が、前記揺動体の基端部よりも前記ドラム側支柱の側に設けられて、前記作用部を突出させて前記揺動体の基端部を押すことにより、前記両パッドにて前記昇降用ワイヤを挟み付けるべく前記揺動体を揺動させるように構成されている請求項1に記載のワイヤ巻き取り式昇降搬送装置。
- 前記揺動体が、前記長手方向を上下方向に向けた姿勢で、前記支柱並び方向に直交する横方向である横幅方向の軸心周りで揺動自在に設けられ、
前記揺動体の基端側に、前記ドラム側支柱よりも前記横幅方向に突出する操作部が備えられ、
前記揺動駆動手段が、前記作用部にて前記揺動体の操作部を押し付け可能な状態で、前記ドラム側支柱における前記横幅方向の側方に設けられている請求項1又は2に記載のワイヤ巻き取り式昇降搬送装置。 - 前記制御手段が、前記揺動体における前記ドラム側支柱の側とは反対側の側方に設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤ巻き取り式昇降搬送装置。
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