JP2012125518A - 内視鏡洗浄消毒装置 - Google Patents

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章生 小川
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Abstract

【課題】構成要素の駆動音の抑制を実現することができる構成を有する内視鏡洗浄消毒装置を提供する。
【解決手段】内視鏡を洗浄または消毒する構成要素であって、音を発生する第1構成要素91と、構成要素であって、音を発生する第2構成要素92と、第1構成要素91が発する音を検知する検知部93と、検知部93により検知された音の位相を確認する位相確認部72と、位相確認部72による位相の確認結果に基づいて、第1構成要素91が発する音の位相とは逆の位相を有する音を第2構成要素92から発生させて互いに音を打ち消し合うよう第2構成要素92を駆動制御する消音部73と、を具備することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡を洗浄または消毒するとともに音を発生する構成要素を具備する内視鏡洗浄消毒装置に関する。
内視鏡洗浄消毒装置は、内視鏡の使用後直ぐに洗浄消毒を行うため、内視鏡を用いて検査を行う検査室や、検査室の近傍にて設置されている場合が多い。しかしながら、検査室または検査室の近傍で内視鏡洗浄消毒装置を作動させると、内視鏡洗浄消毒装置内に設けられた内視鏡洗浄消毒装置の構成要素の駆動音により内視鏡の使用者が不快に感じる場合があった。
このような事情に鑑み、構成要素から発生される駆動音の消音を図るため、内視鏡洗浄消毒装置の外装を気密に構成することが考えられる。ところが、内視鏡洗浄消毒装置は、内部に複数の電子部品が設けられていることから、各電子部品から発生する熱を装置外へと排出しなければならないため、内視鏡洗浄消毒装置の外装を気密に構成することは難しい。
また、音源に、防振ゴムを装着したり、外装を厚くしたりすることにより、駆動音の消音を図ることも考えられるが、この場合、製造コストが増大する他、内視鏡洗浄消毒装置の重量が増えてしまうといった問題があった。
このような問題に鑑み、既知のアクティブ消音構造を用いて構成要素から発生される駆動音の消音を図る構成が周知である。
アクティブ消音構造の一例としては、例えば特許文献1に、ポンプが発する音の位相とは逆の位相の音を消音スピーカから発生させて、互いに音を打ち消し合うことにより、ポンプの駆動音を消音する構成が開示されている。
特開平6−264484号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成においては、ポンプ音を消音するために、消音スピーカを別途用いなければならないことから、やはり製造コストが増大してしまうといった問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、構成要素の駆動音の抑制を実現することができる構成を有する内視鏡洗浄消毒装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の一態様における内視鏡洗浄消毒装置は、内視鏡を洗浄または消毒する構成要素であって、音を発生する第1構成要素と、前記構成要素であって、音を発生する第2構成要素と、前記第1構成要素が発する音を検知する検知部と、前記検知部により検知された前記音の位相を確認する位相確認部と、前記位相確認部による前記位相の確認結果に基づいて、前記第1構成要素が発する前記音の位相とは逆の位相を有する音を前記第2構成要素から発生させて互いに音を打ち消し合うよう前記第2構成要素を駆動制御する消音部と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、構成要素の駆動音の抑制を実現することができる構成を有する内視鏡洗浄消毒装置を提供することができる。
本実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置の内部の構成を、本実施の形態に係わる主要部に着目して概略的に示す図 図1の第1構成要素の音の波形に、該音の波形とは逆位相の音の波形を加えて消音する様子を概略的に示す図 図1の第1構成要素及び第2構成要素をポンプから構成した例を示す内視鏡洗浄消毒装置の図 図1の第1構成要素及び第2構成要素を超音波振動子から構成した例を示す内視鏡洗浄消毒装置の図 内視鏡洗浄消毒装置の外観の一例を示す斜視図 内視鏡洗浄消毒装置の内部構成の一例を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置の内部の構成を、本実施の形態に係わる主要部に着目して概略的に示す図、図2は、図1の第1構成要素の音の波形に、該音の波形とは逆位相の音の波形を加えて消音する様子を概略的に示す図であり、(a)は、図1の第1構成要素の音の波形を概略的に示す図であり、(b)は、(a)とは逆位相の第2構成要素の音の波形を概略的に示す図であり、(c)は、消音状態における音の波形を概略的に示す図である。
また、図3は、図1の第1構成要素及び第2構成要素をポンプから構成した例を示す内視鏡洗浄消毒装置の図、図4は、図1の第1構成要素及び第2構成要素を超音波振動子から構成した例を示す内視鏡洗浄消毒装置の図である。
図1に示すように、内視鏡洗浄消毒装置1の内部には、内視鏡200(図6参照)を洗浄または消毒する構成要素であって、音を発生する第1構成要素91が設けられているとともに、内視鏡200(図6参照)を洗浄または消毒する構成要素であって、音を発生する第2構成要素92が設けられている。
尚、第1構成要素91、第2構成要素92としては、通常、内視鏡洗浄消毒装置1内に設けられている駆動音を発生するものであるとともに同時に動作するものが良く、例えば、図3に示すように、ポンプから構成されていたり、図4に示すように、超音波振動子から構成されていたりしても良い。
図3に示すように、第1構成要素91、第2構成要素92がポンプから構成されている場合は、第1構成要素91を構成するポンプAの一例としては、内視鏡洗浄消毒装置1の洗浄消毒槽4(図6参照)に流体を供給する既知の第1流体供給ポンプ19が挙げられる。また、第2構成要素92を構成するポンプBとしては、例えば洗浄消毒槽4に配置された内視鏡200の管路内に流体を供給する既知の第2流体供給ポンプ26が挙げられる。
尚、勿論、上述とは逆に、第1構成要素91を構成するポンプAが、第2流体供給ポンプ26であって、第2構成要素92を構成するポンプBが、第1流体供給ポンプ19であっても構わない。
また、ポンプA、ポンプBは、内視鏡洗浄消毒装置1内に設けられた他のポンプ、例えば洗浄消毒槽4に洗浄剤を供給する洗剤用ポンプ40(図6参照)や、洗浄消毒槽4に配置された内視鏡200の管路内にアルコールを供給するアルコール供給ポンプ42(図6参照)や、洗浄消毒槽4に配置された内視鏡200の管路内に気体を供給するエアポンプ45や、洗浄消毒槽4内の液体を内視鏡洗浄消毒装置1外に排出する排水ポンプ60(図6参照)や、消毒液を洗浄消毒槽4に供給する薬液ポンプ65(図6参照)等の他のポンプであっても構わない。
また、図4に示すように、第1構成要素91、第2構成要素92が、既知の超音波洗浄の際、洗浄消毒槽4に超音波を付与する洗浄消毒槽4の底面に設けられた複数の超音波振動子52から構成されている場合は、第1構成要素91を構成する超音波振動子Aとしては、複数の超音波振動子52の内、いずれか1つの超音波振動子52aが挙げられ、第2構成要素92を構成する超音波振動子Bとしては、超音波振動子52aとは異なるいずれか1つの超音波振動子52bが挙げられる。
尚、超音波振動子Aは、複数の超音波振動子52の内、いくつか複数の超音波振動子から構成されていても構わないし、超音波振動子Bは、複数の超音波振動子52の内、残りの複数の超音波振動子から構成されていても構わない。即ち、複数の超音波振動子を1グループとしたものを、超音波振動子A、Bとしても構わない。
図1に戻って、内視鏡洗浄消毒装置1の内部には、第1構成要素91が発する音を検知する検知部93が設けられているとともに、第2構成要素92が発する音を検知する検知部94が設けられている。
また、検知部93、94としては、マイクロフォンが一例として挙げられるが、各構成要素91、92が発する音を検知できるものであれば、どのようなものであっても構わない。例えば、音を電気信号に変えて検知するものなどが挙げられる。
また、内視鏡洗浄消毒装置1の内部には、制御部70が設けられている。制御部70は、位相確認部72と、消音部73と、出力部A74と、出力部B75とから主要部が構成されている。
位相確認部72は、検知部93によって検知された第1構成要素91の音における音波の位相を確認する。尚、位相確認部72によって確認される第1構成要素91が発する音の波形としては、図2(a)に示すような時間tにおける波形が挙げられる。
また、位相確認部72は、検知部94によって検知された第2構成要素92の音における音波の波形の位相も確認する。
消音部73は、位相確認部72による第1構成要素91及び第2構成要素92が発する各音の位相の確認結果に基づいて、図2(b)の波形に示すように第1構成要素91が発する音の位相とは逆の位相の波形を有する音を第2構成要素92から発生させて、図2(c)の波形に示すように互いに音を打ち消し合うよう第2構成要素92を駆動するものである。
具体的には、消音部73は、第1構成要素91と第2構成要素92との音の位相を比較し、第1構成要素91が発する音の位相とは逆の位相を有する音が第2構成要素92から発生するよう、出力部B75を介して、第2構成要素92への出力調整を、電圧や電流等を制御してパルス制御を行うことにより行う。
尚、勿論、消音部73は、位相確認部72による第1構成要素91及び第2構成要素92が発する各音の位相の確認結果に基づいて、図2(b)の波形に示すように第2構成要素92が発する音の位相とは逆の位相を有する音を第1構成要素91から発生させて、図2(c)の波形に示すように互いに音を打ち消し合うよう第1構成要素91を駆動しても良い。
具体的には、消音部73は、第1構成要素91と第2構成要素92との音の位相を比較し、第2構成要素92が発する音の位相とは逆の位相を有する音が第1構成要素91から発生するよう、出力部A74を介して、第1構成要素91への出力調整を、電圧や電流等を制御してパルス制御を行うことにより行うものである。
尚、消音を行うためには、第1構成要素91がポンプから構成されている場合は、第2構成要素92もポンプから構成されている必要があり、第1構成要素91が超音波振動子から構成されている場合は、第2構成要素92も超音波振動子から構成されている必要がある。即ち、第1構成要素91と第2構成要素92とは同じ種類の部材から構成されている必要がある。また、本実施の形態において、消音とは、図2(c)の波形に示すように、完全に音が消えるわけではなく、限りなく消音に近い音量まで低減されるとの意である。
これは、仮に、第1構成要素91がポンプから構成され、第2構成要素92が超音波振動子から構成されていると、アクティブ消音を行う際、ポンプと超音波振動子とでは、そもそも駆動音の周波数が異なるため、消音部73の駆動制御では、一方の構成要素の音を消す逆位相の音を他方の構成要素から出すことはできないためである。
次に、本実施の形態の作用について説明する。尚、以下においては、第1構成要素91の音における音波から位相を検知して、第2構成要素92から第1構成要素91が発する音の位相とは逆の位相を有する音を発生させる場合を例に挙げて説明する。
図3に示すように、第1構成要素91、第2構成要素92がポンプから構成され、ポンプAが第1流体供給ポンプ19から構成され、ポンプBが第2流体供給ポンプ26から構成されている場合には、内視鏡洗浄消毒装置1を用いた内視鏡200の洗浄消毒中には、工程時間の短縮を図るため、両ポンプ19、26が同時に駆動される。この際、両ポンプ19、26からは、駆動音が発生する。
両ポンプ19、26の消音を行う場合は、先ず、図3に示すように、検知部93によって、図2(a)に示すような第1流体供給ポンプ19の音が検知され、また、検知部94によって、第2流体供給ポンプ26の音が検知され、位相確認部72により、検知部93によって検知された第1流体供給ポンプ19の音の位相が確認されるとともに、検知部94によって検知された第2流体供給ポンプ26の音の位相が確認される。
次いで、消音部73によって、第1流体供給ポンプ19と第2流体供給ポンプ26との音の位相が比較され、第1流体供給ポンプ19が発する音の位相とは逆の位相を有する音が第2流体供給ポンプ26から発生するよう、出力部B75を介して、第2流体供給ポンプ26への出力調整が、電圧や電流等を制御してパルス制御を行うことにより行われる。
その結果、第2流体供給ポンプ26からは、図2(b)の波形に示すような第1流体供給ポンプ19の音の位相とは逆位相の音が発生することにより、図2(c)の波形に示すように、両ポンプ19、26の音は互いに打ち消されて消音される。即ち、各ポンプ19、26を用いたアクティブ消音により消音される。
また、以上のことは、第1構成要素91、第2構成要素92が、ポンプ19、26以外の他のポンプから構成されている場合であっても同様である。
また、図4に示すように、第1構成要素91、第2構成要素92が超音波振動子から構成され、超音波振動子Aが超音波振動子52aから構成され、超音波振動子Bが超音波振動子52bから構成されている場合であって、洗浄消毒槽4の洗浄液中に浸漬された内視鏡200に対して超音波洗浄を行う場合には、両超音波振動子52a、52bが同時に駆動される。この際、両超音波振動子52a、52bからは、駆動音が発生する。
両超音波振動子52a、52bの消音を行う場合は、図4に示すように、検知部93によって、図2(a)に示すような超音波振動子52aの音が検知され、また、検知部94によって、超音波振動子52bの音が検知され、位相確認部72により、検知部93によって検知された超音波振動子52aの音の位相が確認されるとともに、検知部94によって検知された超音波振動子52bの音の位相が確認される。
次いで、消音部73によって、超音波振動子52aと超音波振動子52bとの音の位相が比較され、超音波振動子52aが発する音の位相とは逆の位相を有する音が超音波振動子52bから発生するよう、出力部B75を介して、超音波振動子52bへの出力調整が、電圧や電流等を制御してパルス制御を行うことにより行われる。
その結果、超音波振動子52bからは、図2(b)の波形に示すような超音波振動子52aの音の位相とは逆位相の音が発生することにより、図2(c)の波形に示すように、両超音波振動子52a、52bの音は互いに打ち消されて消音される。即ち、各超音波振動子52a、52bを用いたアクティブ消音により消音される。
尚、以上のことは、第1構成要素91に、第2構成要素92とは逆位相の音を発生させて消音を行う場合であっても同様である。
このように、本実施の形態においては、内視鏡洗浄消毒装置1内の第1構成要素91の音を検知して、第1構成要素91と同時に駆動する第2構成要素92から第1構成要素91の音の位相とは逆位相を有する音を発生させて、構成要素91、92から発生された音を互いに打ち消すことにより消音を行うと示した。
また、第1構成要素91と第2構成要素92とは、通常、内視鏡洗浄消毒装置1内に設けられている、ポンプや超音波振動子等の駆動音を発生するものであると示した。
このことによれば、通常、内視鏡洗浄消毒装置1内に設けられている同時に駆動する同じ駆動音を発生するもの同士で、互いの駆動音を消音することができることから、従来のアクティブ消音に用いられている構造のように、内視鏡洗浄消毒装置1内に新たな消音装置を設ける必要がない。
よって、検知部93、94と、位相確認部72、消音部73、出力部A74、出力部B75を有する制御部70とを設けるのみで、構成要素の駆動音の抑制を実現することができる構成を有する内視鏡洗浄消毒装置1を提供することができる。
尚、本実施の形態においては、第1構成要素91、第2構成要素92には、ポンプや超音波振動子を例に挙げて示したが、同じ物同士であって、同時に駆動した際、駆動音を発するものであれば、内視鏡洗浄消毒装置1内の他の部材であっても構わないことは勿論である。
また、本実施の形態においては、2つの構成要素の消音を示したが、これに限らず、第3構成要素、第4構成要素と、3つ以上の構成要素の消音に、本実施の形態を適用しても構わない。
具体的には、第1構成要素の音を、上述したように第2構成要素の音で消音するとともに、第3構成要素の音を、本実施の形態と同様に第4構成要素の音で消音する等、消音に用いる構成要素の組み合わせは、多数考えられる。
また、第1流体供給ポンプの音を第2流体供給ポンプの音によって消音すると同時に、超音波振動子同士の音を消音したり、他の上述したポンプ同士の音を消音しても構わないし、第1流体供給ポンプまたは第2流体供給ポンプの音を、上述した他のポンプの音によって消音しても構わない。
尚、以下、上述した内視鏡洗浄消毒装置1の構成の一例を、図5、図6を用いて示す。図5は、内視鏡洗浄消毒装置の外観の一例を示す斜視図、図6は、内視鏡洗浄消毒装置の内部構成の一例を示す図である。
図5に示すように、内視鏡洗浄消毒装置1は、装置本体2と、その上部に、例えば図示しない蝶番を介して開閉自在に接続されたトップカバー3とにより主要部が構成されている。
また、トップカバー3が、装置本体2に閉じられている状態では、装置本体2とトップカバー3とは、装置本体2及びトップカバー3の互いに対向する位置に配設された、例えばラッチ8により固定される構成となっている。
装置本体2の操作者が近接する、図5中の前面であって、図5中における左半部の上部に、洗剤/アルコールトレー11が、装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。
洗剤/アルコールトレー11には、内視鏡を洗浄する際に用いられる洗浄剤が貯留された洗剤タンク11aと、洗浄消毒後の内視鏡を乾燥する際に用いられるアルコールが貯留されたアルコールタンク11bとが収納されており、洗剤/アルコールトレー11が引き出し自在なことにより、各タンク11a、11bに、所定に液体が補充できるようになっている。
尚、洗剤/アルコールトレー11には、2つの窓部11mが設けられており、該窓部11mにより、各タンク11a、11bに注入されている洗浄剤及びアルコールの残量が操作者によって確認できるようになっている。この洗浄剤は、図示しない給水フィルタにより濾過処理がされた水道水により所定の濃度に希釈される濃縮洗剤である。
また、装置本体2の前面であって、図5中における右半部の上部に、薬液ボトル100の挿入部80が設けられている。挿入部80には、2つの薬液ボトル101、102からなる薬液ボトル100が挿入可能となっている。
さらに、装置本体2の前面であって、挿入部80の上部に、洗浄消毒時間の表示や、消毒液を加温するための指示釦等が配設されたサブ操作パネル13が配設されている。
また、装置本体2の下部に、装置本体2の上部に閉じられているトップカバー3を、操作者の踏み込み操作により、装置本体2の上方に開くためのペダルスイッチ14が配設されている。
また、装置本体2の上面において、例えば操作者が近接する前面側の端部寄りに、装置本体2の洗浄、消毒動作スタートスイッチ、及び洗浄、消毒モード選択スイッチ等の設定スイッチ類が配設されたメイン操作パネル25が設けられている。
また、装置本体2の上面であって、操作者が近接する前面とは反対となる背面側に、装置本体2に水道水を供給するための、水道蛇口に接続された給水ホース(いずれも図示されず)が接続される給水ホース接続口31が配設されている。尚、給水ホース接続口31に、水道水を濾過するメッシュフィルタが配設されていてもよい。
よって、図6に示すように、内視鏡洗浄消毒装置1は、給水ホース接続口31に、給水ホース31aの一端が接続され、この給水ホース31aの他端が外部の水道蛇口5に接続されることにより、水道水が供給される構成を有している。
図6に示すように、給水ホース接続口31は、給水管路9の一端と連通している。この給水管路9は、他端が三方電磁弁10に接続されており、管路の中途において、給水ホース接続口31側から順に、給水電磁弁15と、逆止弁16と、給水フィルタ17とが介装されている。
尚、給水フィルタ17は、定期的に交換できるように、カートリッジタイプの濾過フィルタとして構成されている。給水フィルタ17は、通過する水道水の異物、雑菌等を除去する。
三方電磁弁10は、流液管路18の一端と接続されており、給水循環ノズル24に対する給水管路9と流液管路18との連通を内部の弁によって切り替える。つまり、給水循環ノズル24は、三方電磁弁10の切り替え動作により、給水管路9と流液管路18とのいずれか一方と連通する。また、流液管路18の他端側には、液体のみを移送することができる、液体の移送能力に優れた非自吸式のポンプである第1流体供給ポンプ19が介装されている。
洗浄消毒槽4に配設された循環口56は、循環管路20の一端に接続されている。循環管路20の他端は、流液管路18の他端及びチャンネル管路21の一端と連通するように、2つに分岐している。チャンネル管路21の他端は、各送気送水/鉗子口用ポート33に連通している。また、図示しないが、チャンネル管路21の他端は、図示しない鉗子起上用ポートにも連通している。
チャンネル管路21は、管路の中途において、一端側から順に、第2流体供給ポンプ26、チャンネルブロック27、チャンネル電磁弁28がそれぞれ介装されている。チャンネルブロック27とチャンネル電磁弁28の間におけるチャンネル管路21には、洗浄ケース6と一端が接続しているケース用管路30の他端が接続されている。このケース用管路30には、リリーフ弁36が介装されている。尚、第2流体供給ポンプ26は、液体と気体とをどちらも、非自吸式ポンプよりも高圧で移送することができる自吸式のポンプから構成されている。
洗剤ノズル22は、洗浄剤管路39の一端と接続されており、洗浄剤管路39の他端は、洗剤タンク11aに接続されている。この洗浄剤管路39には、その中途に、洗浄剤を洗剤タンク11aから洗浄消毒槽4まで持ち上げるため高圧の自吸式のポンプから構成された洗剤用ポンプ40が介装されている。
アルコールタンク11bは、アルコール管路41の一端と接続されており、このアルコール管路41はチャンネル管路21と所定に連通するように、チャンネルブロック27に接続されている。
このアルコール管路41には、アルコールをアルコールタンク11bから洗浄消毒槽4まで持ち上げるため高圧の自吸式のポンプから構成されたアルコール供給ポンプ42と、電磁弁43とが介装されている。
また、チャンネルブロック27には、気体を移送することができる自吸式ポンプから構成されたエアポンプ45からの空気を供給するためのエア管路44の一端が所定にチャンネル管路21と連通するように接続されている。このエア管路44は、他端がエアポンプ45に接続されており、エア管路44の中途位置には、逆止弁47と、定期的に交換されるエアフィルタ46とが介装されている。
洗浄消毒槽4の第1の排水口55には、弁の切り替え動作により、外部へ洗浄液等を排出したり、薬液タンク58に消毒液を回収したりするための開閉自在な切替弁57が配設されている。
切替弁57は、外部排水口へ接続される不図示の排水ホースと一端が接続されて連通する排水管路59の他端と接続されており、この排水管路59には、非自吸式のポンプから構成された排水ポンプ60が介装されている。また、切替弁57は、薬液回収管路61の一端と接続され、この薬液回収管路61の他端は薬液タンク58に接続されている。
薬液タンク58は、上述したように、薬液ボトル100から薬液、例えば消毒液が供給されるように、薬液供給管路62の一端とも接続されている。この薬液供給管路62の他端は、カセットトレー12に所定に接続されている。
また、薬液タンク58内には、一端に吸引フィルタ63が設けられた薬液管路64の前記一端部分が所定に収容されている。この薬液管路64は、他端が消毒液ノズル23に接続されており、中途位置に、消毒液を薬液タンク58から洗浄消毒槽4まで持ち上げるため高圧の自吸式のポンプから構成された薬液ポンプ65が介装されている。
尚、洗浄消毒槽4の底面50tの下部には、上述したように、例えば2つの超音波振動子52と、ヒータ53とが配設されている。また、ヒータ53の温度調節のため、洗浄消毒槽4の底面50tの略中央には、温度検知センサ53aが設けられている。
このヒータ53は、洗浄消毒槽4内に貯留され、装置内を循環する消毒液を所定の温度に加温するためのものである。尚、消毒液には、その消毒効果が最も期待できる適正温度がある。この適正温度である前記所定の温度までヒータ53によって加温された消毒液は、内視鏡及び装置本体2内の各管路を有効的に消毒することができる。
また、温度検知センサ53aは、洗浄消毒槽4内に貯留され、装置内を循環する消毒液の液温を検知し、その検知結果を制御部70へと伝達する。そして、制御部70は、温度検知センサ53aからの検知結果に基づいて、前記消毒液を前記所定の温度に保つように、ヒータ53を駆動、停止する制御を行う。
また、内視鏡洗浄消毒装置1の内部には、外部のACコンセントから電力が供給される電源71と、この電源71と電気的に接続される制御部70が設けられている。この制御部70は、メイン操作パネル25及びサブ操作パネル13からの各種信号が供給され、上述した各ポンプ、各電磁弁などを駆動制御する。
特に、制御部70は、少なくとも給水管路9内に対して、循環管路20、チャンネル管路21を介して、既知の水抜き、消毒、濯ぎを行うととともに、洗浄消毒槽4内の少なくとも水道水と消毒液とのいずれかを、薬液回収管路61を介して薬液タンク58に回収するか排水管路59を介して外部排水口から排水するかのいずれかを行う給水管路消毒プログラムを備えており、該給水管路消毒プログラムに応じて、各弁及び各ポンプに対し既知の駆動制御を行う。
また、制御部70は、内視鏡洗浄消毒装置1内の全管路内を消毒する全管路消毒プログラムや、ポート33にチューブを介して接続された内視鏡の内視鏡管路を洗浄消毒する内視鏡洗浄消毒プログラムも具備している。
1…内視鏡洗浄消毒装置
2…装置本体
3…トップカバー
4…洗浄消毒槽
5…水道蛇口
6…洗浄ケース
8…ラッチ
9…給水管路
10…三方電磁弁
11…アルコールトレー
11a…洗剤タンク
11b…アルコールタンク
11m…窓部
12…カセットトレー
13…サブ操作パネル
14…ペダルスイッチ
15…給水電磁弁
16…逆止弁
17…給水フィルタ
18…流液管路
19…第1流体供給ポンプ(ポンプA)(第1構成要素)
20…循環管路
21…チャンネル管路
22…洗剤ノズル
23…消毒液ノズル
24…給水循環ノズル
25…メイン操作パネル
26…第2流体供給ポンプ(ポンプB)(第2構成要素)
27…チャンネルブロック
28…チャンネル電磁弁
30…ケース用管路
31…給水ホース接続口
31a…給水ホース
33…鉗子口用ポート
36…リリーフ弁
39…洗浄剤管路
40…洗剤用ポンプ
41…アルコール管路
42…アルコール供給ポンプ
43…電磁弁
44…エア管路
45…エアポンプ
46…エアフィルタ
47…逆止弁
50t…底面
52…超音波振動子
52…超音波振動子(超音波振動子A)(第1構成要素)
52b…超音波振動子(超音波振動子B)(第2構成要素)
53…ヒータ
53a…温度検知センサ
55…排水口
56…循環口
57…切替弁
58…薬液タンク
59…排水管路
60…排水ポンプ
61…薬液回収管路
62…薬液供給管路
63…吸引フィルタ
64…薬液管路
65…薬液ポンプ
70…制御部
71…電源
72…位相確認部
73…消音部
74…出力部A
75…出力部B
80…挿入部
91…第1構成要素
92…第2構成要素
93…検知部
94…検知部
100…薬液ボトル
101…薬液ボトル
102…薬液ボトル
200…内視鏡

Claims (4)

  1. 内視鏡を洗浄または消毒する構成要素であって、音を発生する第1構成要素と、
    前記構成要素であって、音を発生する第2構成要素と、
    前記第1構成要素が発する音を検知する検知部と、
    前記検知部により検知された前記音の位相を確認する位相確認部と、
    前記位相確認部による前記位相の確認結果に基づいて、前記第1構成要素が発する前記音の位相とは逆の位相を有する音を前記第2構成要素から発生させて互いに音を打ち消し合うよう前記第2構成要素を駆動制御する消音部と、
    を具備することを特徴とする内視鏡洗浄消毒装置。
  2. 前記第1構成要素及び前記第2構成要素は、ポンプであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  3. 前記内視鏡が配置自在な洗浄消毒槽と、
    前記洗浄消毒槽に流体を供給する第1流体供給ポンプと、
    前記洗浄消毒槽に配置された前記内視鏡の管路内に流体を供給する第2流体供給ポンプと、
    をさらに具備し、
    前記第1構成要素は、前記第1流体供給ポンプと前記第2流体供給ポンプとのいずれかであり、
    前記第2構成要素は、前記第1構成要素が前記第1流体供給ポンプのときは、前記第2流体供給ポンプであり、前記第1構成要素が前記第2流体供給ポンプのときは、前記第1流体供給ポンプであることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  4. 前記内視鏡が配置自在な洗浄消毒槽と、
    前記洗浄消毒槽に超音波を付与する複数の超音波振動子と、
    をさらに具備し、
    前記第1構成要素及び前記第2構成要素は、それぞれ異なる前記超音波振動子であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
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