JP2009189429A - 医療用装置 - Google Patents

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Keiichi Tsuchida
啓一 土田
Shinji Yamashita
真司 山下
Tomoya Takahashi
智也 高橋
Atsushi Shimada
篤 島田
Kyosuke Mizuno
恭輔 水野
Takesuke Yabe
雄亮 矢部
Mutsumi Oshima
睦巳 大島
Seiki Toriyama
誠記 鳥山
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Abstract

【課題】各ファンの回転に伴って発せられる騒音を抑制しつつ熱源体を冷却することが可能な医療用装置を提供する。
【解決手段】本発明の医療用装置は、筐体内部の熱源体から発せられる熱を外部へ排出する第1のファン及び第2のファンと、第1のファン及び第2のファンの回転に伴って発せられる音を音声信号として出力する集音部と、第1のファンの回転数及び位相と、第2のファンにおける回転数及び位相とを各々検出する回転状態検出部と、集音部から出力される音声信号と、第1のファンの回転数及び位相と、第2のファンの回転数及び位相とに基づき、第1のファン及び第2のファンにおいて、回転数を同一とし、かつ、回転位相差を180度とする制御を行う回転状態制御部と、第1のファン及び第2のファンの回転数及び回転位相差を回転状態制御部の制御に応じたものとして同期させる位相同期部と、を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、医療用装置に関し、特に、内視鏡とともに用いられる医療用装置に関するものである。
内視鏡は、工業分野及び医療分野等において従来広く用いられている。特に、医療分野における内視鏡は、生体内の各種器官に対する観察等を行う際に主に用いられている。
また、内視鏡による観察等を行う際には、検査対象となる部位を照明するために、該内視鏡に設けられたライトガイド等に対して照明光を供給する光源装置が併せて用いられる。
一般的に、光源装置は、ランプ及び電源ユニット等の熱源体を筐体内に有して構成されている。また、光源装置の安定駆動を考慮した場合、筐体内に存在する熱源体を各々冷却可能な構成が必須となっている。そして、光源装置の筐体内に存在する熱源体を各々冷却可能な装置としては、例えば特許文献1に記載されているような、ファンを具備する冷却装置が挙げられる。
特開2001−068881号公報
しかし、医療分野の内視鏡に照明光を供給する光源装置に対して特許文献1に記載の構成を適用した場合、各ファンの回転により生じる騒音により、例えば、内視鏡を操作する医師と、該内視鏡の被験者である患者との間の会話に支障をきたしてしまう、という問題点が生じる。そして、特許文献1においては、各ファンの回転により生じる騒音を抑制するための方法に関する言及がなされておらず、前述した問題点に準ずる課題が生じている。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、各ファンの回転に伴って発せられる騒音を抑制しつつ熱源体を冷却することが可能な医療用装置を提供することを目的としている。
本発明における医療用装置は、内視鏡とともに用いられる医療用装置であって、 前記医療用装置は、筐体内部に存在する1または複数の熱源体から発せられる熱を外部へ排出する第1のファン及び第2のファンと、前記第1のファン及び前記第2のファンの回転に伴って発せられる音を集音し、音声信号として出力する集音部と、前記第1のファンの回転数及び位相と、前記第2のファンの回転数及び位相とを各々検出する回転状態検出部と、前記集音部から出力される前記音声信号と、前記第1のファンの回転数及び位相と、前記第2のファンの回転数及び位相とに基づき、該音声信号の振幅を最小にするための制御として、前記第1のファン及び前記第2のファンの回転数を同一とし、かつ、前記第1のファン及び前記第2のファンにおける回転位相差を180度とする制御を行う回転状態制御部と、前記第1のファン及び前記第2のファンの回転数及び回転位相差を前記回転状態制御部の制御に応じたものとして同期させる位相同期部と、を具備することを特徴とする。
本発明における医療用装置によると、各ファンの回転に伴って発せられる騒音を抑制しつつ熱源体を冷却することが可能である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1から図8は、本発明の実施形態に係るものである。図1は、本発明の実施形態に係る医療用装置が用いられる内視鏡システムの要部の構成の一例を示す図である。図2は、本実施形態に係る医療用装置としての光源装置の構成の一例を示す図である。図3は、図2の光源装置におけるファン制御部の詳細な構成の一例を示す図である。図4は、本実施形態に係る光源装置の構成の、図2とは異なる例を示す図である。図5は、図4の光源装置におけるファン制御部の詳細な構成の一例を示す図である。図6は、本実施形態に係る光源装置の構成の、図2及び図4とは異なる例を示す図である。図7は、図6の光源装置におけるファン制御部の詳細な構成の一例を示す図である。図8は、本実施形態に係る光源装置の構成の、図2、図4及び図6とは異なる例を示す図である。
内視鏡システム1は、図1に示すように、体腔内に存在する被写体の像を撮像し、撮像信号として出力する内視鏡2と、内視鏡2の撮像対象となる被写体を照明するための照明光を内視鏡2へ供給する光源装置3と、CPU等により構成されるビデオプロセッサ4と、モニタ5と、ユーザの操作に応じた各種指示を指示信号としてビデオプロセッサ4へ出力可能な、例えばキーボード等により構成される入力装置6と、を要部として有している。
内視鏡2は、光源装置3から供給される照明光を撮像対象となる被写体へ導くための、図示しないライトガイドを内蔵している。
ビデオプロセッサ4は、内視鏡2から出力される撮像信号に対して所定の処理を施し、映像信号として出力するとともに、入力装置6から出力される指示信号に基づく制御等を内視鏡システム1の各部に対して行う。
モニタ5は、ビデオプロセッサ4から出力される映像信号に基づき、内視鏡2により撮像された被写体の像を画像表示する。
本実施形態に係る医療用装置としての光源装置3は、図2に示すように、例えばキセノンランプ等により構成されるランプ31と、ランプ31の光路上に配置されるとともに、ランプ31において発せられた光のうち、(自身の)絞り量に応じた光量の光を通過させる絞り装置32と、ビデオプロセッサ4の制御に応じて絞り装置32の絞り量を調整する調光部33と、光源装置3の前面側に配置されるとともに、絞り装置32を通過した光を集光しつつ外部へ出射する集光レンズ34と、を筐体内部に有している。
絞り装置32は、調光部33の制御に応じて図示しないモータを駆動させることにより、自身の絞り量を変化させることが可能な構成を有している。
そして、前述した光源装置3の構成により、ランプ31において発せられた光は、絞り装置32及び調光部33により光量が調整され、集光レンズ34により集光された後、内視鏡2に内蔵された図示しないライトガイド等を介し、該内視鏡2の先端部から撮像対象となる被写体に対して出射される。
また、光源装置3は、図2に示すように、電源部35と、ファン36a及び36bと、集音部37a及び37bと、ファン制御部38と、を筐体内部にさらに有している。
電源部35は、商用電源等から入力されるAC電源をDC電源に変換し、該DC電源を光源装置3の各部に対して供給する。
ファン36aは、光源装置3の背面側に配置されるとともに、主にランプ31の駆動時に発せられる熱を外部へ排出可能な構成を有している。また、ファン36aは、ファン制御部38の制御に応じて自身の回転数を変化させることが可能な構成を有している。さらに、ファン36aは、駆動時において、自身の回転状態(回転数及び位相)をファン制御部38へ出力する。なお、ファン36aの排熱効率の向上の目的において、任意の空力的検討がなされた形状のイグナイタカバーが光源装置3のランプ31に取り付けられるものであっても良い。
ファン36bは、光源装置3の背面側に配置されるとともに、主に電源部35の駆動時に発せられる熱を外部へ排出可能な構成を有している。また、ファン36bは、ファン制御部38の制御に応じて自身の回転数を変化させることが可能な構成を有している。さらに、ファン36bは、駆動時において、自身の回転状態(回転数及び位相)をファン制御部38へ出力する。
マイクロホン等により構成される集音部37aは、光源装置3の背面側、かつ、ファン36aの近傍に配置されている。そして、集音部37aは、主にファン36aの回転に伴って発せられる音を集音し、第1の音声信号としてファン制御部38へ出力する。
マイクロホン等により構成される集音部37bは、光源装置3の背面側、かつ、ファン36bの近傍に配置されている。そして、集音部37bは、主にファン36bの回転に伴って発せられる音を集音し、第2の音声信号としてファン制御部38へ出力する。
ファン制御部38は、図3に示すように、増幅部381a及び381bと、ローパスフィルタ382a及び382bと、A/D変換部383a及び383bと、比較部384と、位相差調整部385と、同期調整部386と、位相同期部387a及び387bと、を有して構成されている。
アンプ等により構成される増幅部381aは、集音部37aから出力される第1の音声信号を増幅し、ローパスフィルタ382aに対して出力する。
アンプ等により構成される増幅部381bは、集音部37bから出力される第2の音声信号を増幅し、ローパスフィルタ382bに対して出力する。
ローパスフィルタ382aは、低周波数帯のみを通過させるフィルタリング処理を第1の音声信号に対して施すことにより、集音部37aに入力された音声成分のうち、例えば人間の話し声等の高周波成分を除去するとともに、ファン36aの回転に伴って発せられる音の基本周波数に相当する周波数成分を抽出する処理を行う。そして、ローパスフィルタ382aは、前述した処理が施された状態の第1の音声信号を、A/D変換部383aに対して出力する。
ローパスフィルタ382bは、低周波数帯のみを通過させるフィルタリング処理を第2の音声信号に対して施すことにより、集音部37bに入力された音声成分のうち、例えば人間の話し声等の高周波成分を除去するとともに、ファン36bの回転に伴って発せられる音の基本周波数に相当する周波数成分を抽出する処理を行う。そして、ローパスフィルタ382bは、前述した処理が施された状態の第2の音声信号を、A/D変換部383bに対して出力する。
A/D変換部383aは、ローパスフィルタ382aから出力される第1の音声信号をデジタル信号に変換しつつ比較部384へ出力する。
A/D変換部383bは、ローパスフィルタ382bから出力される第2の音声信号をデジタル信号に変換しつつ比較部384へ出力する。
比較部384は、A/D変換部383aから出力される第1の音声信号、または、/D変換部383bから出力される第2の音声信号のうちのいずれか一方の位相を反転させつつ、第1の音声信号と第2の音声信号との間の位相のずれを検出する。そして、比較部384は、検出した位相のずれを音声位相差信号として位相差調整部385へ出力する。
回転状態検出部としての機能を有する位相差調整部385は、ファン36aの回転状態(回転数及び位相)を検出するとともに、該回転状態及び比較部384から出力される音声位相差信号に基づき、ファン36aとファン36bとの回転位相差が180度になり、かつ、ファン36aとファン36bとの回転数が同一の回転数になるように設定を行う。そして、位相差調整部385は、設定した回転位相差及び回転数を位相差調整信号として同期調整部386へ出力する。
回転状態検出部としての機能を有する同期調整部386は、ファン36bの回転状態(回転数及び位相)を検出するとともに、該回転状態及び位相差調整部385から出力される位相差調整信号に基づき、第1の音声信号及び第2の音声信号の振幅を最小にするための制御として、ファン36aとファン36bとを同一の回転数により回転させるための制御を位相同期部387a及び387bに対して行う。また、同期調整部386は、ファン36bの回転状態(回転数及び位相)を検出するとともに、第1の音声信号及び第2の音声信号の振幅を最小にするための制御として、該回転状態及び位相差調整部385から出力される位相差調整信号に基づき、ファン36bに対するファン36aの回転位相差を180度とするための制御を位相同期部387aに対して行う。
すなわち、光源装置3における回転状態制御部は、比較部384と、位相差調整部385と、同期調整部386とを有して構成されている。
位相同期部387aは、ファン36aの回転状態を監視しつつ、ファン36aの回転数、及び、ファン36bに対するファン36aの回転位相差を同期調整部386の制御に応じたものとして同期させるための動作を行う。
位相同期部387bは、ファン36bの回転状態を監視しつつ、ファン36bの回転数を同期調整部386の制御に応じたものとして同期させるための動作を行う。
次に、光源装置3の作用についての説明を行う。
図示しないスイッチ等がオンされると、電源部35から光源装置3の各部へ電源が供給され、該各部が駆動する。
そして、集音部37aは、ファン36aの回転に伴って発生する音を集音し、第1の音声信号として増幅部381aへ出力する。また、集音部37bは、ファン36bの回転に伴って発生する音を集音し、第2の音声信号として増幅部381bへ出力する。
集音部37aから出力された第1の音声信号は、増幅部381aにより増幅され、ローパスフィルタ382aによりフィルタリング処理が施され、A/D変換部383aによりデジタル化された後、比較部384に入力される。また、集音部37bから出力された第2の音声信号は、増幅部381bにより増幅され、ローパスフィルタ382bによりフィルタリング処理が施され、A/D変換部383bによりデジタル化された後、比較部384に入力される。
ところで、ファン36a及び36bの回転に伴って発せられる音の基本周波数は、各ファンの回転数と、各ファンが有する羽根の枚数との積に略等しい値をとるものとして定められる。具体的には、例えば、ファン36a及び36bが双方とも60回転/秒の回転数として回転しており、かつ、ファン36a及び36bが双方とも4枚の羽根を有するものとして構成されている場合、ファン36a及び36bの回転に伴って発せられる音の基本周波数は、いずれも240Hzとなる。すなわち、ローパスフィルタ382a(382b)は、第1の音声信号(第2の音声信号)に対してフィルタリング処理を施すことにより、前述した内容に準ずる基本周波数(所定の周波数)の周波数成分を抽出する。
A/D変換部383aから出力された第1の音声信号、及び、A/D変換部383bから出力された第2の音声信号は、比較部384及び位相差調整部385を介することにより、位相差調整信号として変換された状態として同期調整部386に入力される。
同期調整部386は、ファン36bの回転状態(回転数及び位相)を検出するとともに、該回転状態及び位相差調整部385から出力される位相差調整信号に基づき、第1の音声信号及び第2の音声信号の振幅を最小にするための制御として、ファン36aとファン36bとを同一の回転数により回転させるための制御を位相同期部387a及び387bに対して行う。また、同期調整部386は、ファン36bの回転状態(回転数及び位相)を検出するとともに、該回転状態及び位相差調整部385から出力される位相差調整信号に基づき、第1の音声信号及び第2の音声信号の振幅を最小にするための制御として、ファン36bに対するファン36aの回転位相差を180度とするための制御を位相同期部387aに対して行う。
そして、前述した制御が同期調整部386において行われることにより、ファン36aの回転に伴って発せられる音と、ファン36bの回転に伴って発せられる音とが互いに打ち消し合い、ファン36a及び36bの回転に伴う騒音が抑制される。
すなわち、光源装置3は、前述した構成及び作用により、ファン36a及び36bの回転に伴って発せられる騒音を抑制しつつ、熱源体としてのランプ31及び電源部35を冷却することができる、という効果を有する。
なお、光源装置3は、2つの集音部37a及び37bを有して構成されるものに限らず、例えば図4に示すように、1つの集音部37cを有する光源装置3Aとして構成されるものであっても良い。
光源装置3Aは、図4に示すように、光源装置3における集音部37a及び37bの代わりに集音部37cを具備し、かつ、光源装置3におけるファン制御部38の代わりにファン制御部38Aを具備した構成と略同様の構成を有している。
マイクロホン等により構成される集音部37cは、光源装置3の背面側、かつ、ファン36aとファン36bとの略中間の位置に配置されている。そして、集音部37cは、ファン36a及び36bの回転に伴って発せられる音を集音し、音声信号としてファン制御部38Aへ出力する。
ファン制御部38Aは、図5に示すように、増幅部381と、ローパスフィルタ382と、A/D変換部383と、位相差調整部385と、同期調整部386と、位相同期部387と、を有して構成されている。
アンプ等により構成される増幅部381は、集音部37cから出力される音声信号を増幅し、ローパスフィルタ382に対して出力する。
ローパスフィルタ382は、低周波数帯のみを通過させるフィルタリング処理を音声信号に対して施すことにより、集音部37cに入力された音声成分のうち、例えば人間の話し声等の高周波成分を除去するとともに、ファン36a及びファン36bの回転に伴って発せられる音の基本周波数に相当する周波数成分を各々抽出する処理を行う。そして、ローパスフィルタ382は、前述した処理が施された状態の音声信号を、A/D変換部383に対して出力する。
A/D変換部383は、ローパスフィルタ382から出力される音声信号をデジタル信号に変換しつつ位相差調整部385へ出力する。
位相差調整部385は、ファン36bの回転状態(回転数及び位相)を検出するとともに、該回転状態とA/D変換部383から出力される音声信号とに基づき、該音声信号の振幅が最小となるようにファン36aとファン36bとの回転位相差を(例えば180度に)設定するとともに、ファン36aとファン36bとの回転数が同一の回転数になるように設定を行う。そして、位相差調整部385は、設定した回転位相差及び回転数を位相差調整信号として同期調整部386へ出力する。
同期調整部386は、位相差調整部385から出力される位相差調整信号に基づき、音声信号の振幅を最小にするための制御として、ファン36aの回転数をファン36bの回転数に合わせて回転させるための制御を位相同期部387に対して行う。また、同期調整部386は、回転状態及び位相差調整部385から出力される位相差調整信号に基づき、ファン36bに対するファン36aの回転位相差を180度とするための制御を位相同期部387に対して行う。
すなわち、光源装置3Aにおける回転状態制御部は、位相差調整部385と、同期調整部386とを有して構成されている。
位相同期部387は、ファン36aの回転状態を監視しつつ、ファン36aの回転数、及び、ファン36bに対するファン36aの回転位相差を同期調整部386の制御に応じたものとして同期させるための動作を行う。
次に、光源装置3Aの作用についての説明を行う。
図示しないスイッチ等がオンされると、電源部35から光源装置3Aの各部へ電源が供給され、該各部が駆動する。
そして、集音部37cは、ファン36a及び36bの回転に伴って発生する音を集音し、音声信号として増幅部381へ出力する。
集音部37cから出力された音声信号は、増幅部381により増幅され、ローパスフィルタ382によりフィルタリング処理が施され、A/D変換部383によりデジタル化された後、位相差調整部385に入力される。
位相差調整部385は、ファン36bの回転状態(回転数及び位相)を検出するとともに、該回転状態とA/D変換部383から出力される音声信号とに基づき、該音声信号の振幅が最小となるようにファン36aとファン36bとの回転位相差を(例えば180度に)設定するとともに、ファン36aとファン36bとの回転数が同一の回転数になるように設定を行う。そして、位相差調整部385は、設定した回転位相差及び回転数を位相差調整信号として同期調整部386へ出力する。
同期調整部386は、位相差調整部385から出力される位相差調整信号に基づき、ファン36aの回転数をファン36bの回転数に合わせて回転させるための制御を位相同期部387に対して行う。また、同期調整部386は、回転状態及び位相差調整部385から出力される位相差調整信号に基づき、ファン36bに対するファン36aの回転位相差を180度とするための制御を位相同期部387に対して行う。
位相同期部387は、ファン36aの回転状態を監視しつつ、ファン36aの回転数、及び、ファン36bに対するファン36aの回転位相差を同期調整部386の制御に応じたものとして同期させるための動作を行う。
すなわち、ファン制御部38Aが有する位相差調整部385、同期調整部386及び位相同期部387においては、他からの制御を受けることなく回転し続けるファン36bの回転状態を参照しつつ、ファン36a及び36bの回転に伴って発せられる音(の振幅)が最小となるように、ファン36aの回転状態を制御するための動作が行われている。そして、このような動作により、ファン36a及び36bの回転に伴う騒音が抑制される。
すなわち、光源装置3Aは、光源装置3と略同等の効果を、(光源装置3に比べて)簡易な構成により実現することができる。
なお、光源装置3は、図2に示す構成のものに限らず、例えば図6に示すように、1つの集音部37cと、スピーカー39とを有する光源装置3Bとして構成されるものであっても良い。
光源装置3Bは、図6に示すように、光源装置3における集音部37a及び37bの代わりに集音部37cを具備し、光源装置3におけるファン制御部38の代わりにファン制御部38Bを具備し、かつ、光源装置3にスピーカー39をさらに加えて構成されたものである。
光源装置3Bにおける集音部37cの構成及び作用は、光源装置3Aにおけるものと略同様であるため、再度の詳細な説明は省略する。
発音部としての機能を有するスピーカー39は、ファン制御部38Bから出力される音声信号に応じた音を適宜発する。また、スピーカー39は、自らが発する音とファン36a及び36bの回転に伴って発せられる音とが干渉しないように、ファン36a及び36bが設けられた位置から離れた位置である、例えば光源装置3の前面側に配置されている。
ファン制御部38Bは、図7に示すように、増幅部381と、ローパスフィルタ382と、A/D変換部383と、位相差調整部385と、同期調整部386と、位相同期部387と、位相反転部388と、音量調整部389と、を有して構成されている。
すなわち、光源装置3Bにおける回転状態制御部は、位相差調整部385と、同期調整部386とを有して構成されている。
位相反転部388は、増幅部381により増幅された音声信号の位相を反転しつつ音量調整部389へ出力する。
音量調整部389は、位相反転部388から出力される音声信号の音量(振幅)を調整しつスピーカー39へ出力する。
なお、ファン制御部38Bが有する増幅部381、ローパスフィルタ382、A/D変換部383、位相差調整部385、同期調整部386、及び位相同期部387の各部の構成及び作用は、光源装置3Aにおける該各部の構成及び作用と略同一である。そのため、前記各部についての再度の詳細な説明は、省略するものとする。
光源装置3Bは、前述した構成を有することにより、集音部37cにおいて集音される音の位相を反転させた他の音をスピーカー39から発することができる。
すなわち、前述した構成を有する光源装置3Bは、光源装置3における効果に加え、例えば、ファン36a及び36bの回転に伴って発生する音の音量が比較的大きく、位相差調整部385及び同期調整部386の動作(制御)によっても打ち消すことができない成分が残った場合であっても、該成分の位相を反転した他の音をスピーカー39から発生させることにより該成分を除去することができる、という効果を有する。
ところで、光源装置内には、例えば、絞りまたは回転フィルタ等を駆動させるためのモータというような、駆動音を伴いつつ駆動する装置が設けられている場合がある。それ故、本実施形態の光源装置3は、装置内部において発生する駆動音を考慮しつつファン36a及び36bの制御を行うことが可能な、例えば図8に示すような光源装置3Cとして構成されるものであっても良い。
光源装置3Cは、図8に示すように、光源装置3に動作監視部40をさらに加えて構成されたものである。
動作監視部40は、絞り装置32の動作状態を監視しつつ、絞り装置32が駆動している最中において、絞り装置32が駆動する直前のファン36a及び36bの回転状態を維持させるための制御をファン制御部38に対して行う。
なお、光源装置3Cが有するランプ31、絞り装置32、調光部33、集光レンズ34、電源部35、ファン36a及び36b、集音部37a及び37b、及びファン制御部38の各部の構成及び作用は、光源装置3における該各部の構成及び作用と略同一である。そのため、前記各部についての再度の詳細な説明は、省略するものとする。
そして、前述した構成を有する光源装置3Cは、光源装置3における効果に加え、例えば、絞り装置32の駆動に伴って駆動音が発生した場合であっても、該駆動音による影響を最小限にしつつファン36a及び36bの制御を行うことができる、という効果をさらに有する。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
本発明の実施形態に係る医療用装置が用いられる内視鏡システムの要部の構成の一例を示す図。 本実施形態に係る医療用装置としての光源装置の構成の一例を示す図。 図2の光源装置におけるファン制御部の詳細な構成の一例を示す図。 本実施形態に係る光源装置の構成の、図2とは異なる例を示す図。 図4の光源装置におけるファン制御部の詳細な構成の一例を示す図。 本実施形態に係る光源装置の構成の、図2及び図4とは異なる例を示す図。 図6の光源装置におけるファン制御部の詳細な構成の一例を示す図。 本実施形態に係る光源装置の構成の、図2、図4及び図6とは異なる例を示す図。
符号の説明
1・・・内視鏡システム
2・・・内視鏡
3,3A,3B,3C・・・光源装置
4・・・ビデオプロセッサ
5・・・モニタ
6・・・入力装置
31・・・ランプ
32・・・絞り装置
33・・・調光部
34・・・集光レンズ
35・・・電源部
36a,36b・・・ファン
37a,37b,37c・・・集音部
38,38A,38B・・・ファン制御部
39・・・スピーカー
40・・・動作監視部

Claims (5)

  1. 内視鏡とともに用いられる医療用装置であって、
    前記医療用装置は、
    筐体内部に存在する1または複数の熱源体から発せられる熱を外部へ排出する第1のファン及び第2のファンと、
    前記第1のファン及び前記第2のファンの回転に伴って発せられる音を集音し、音声信号として出力する集音部と、
    前記第1のファンの回転数及び位相と、前記第2のファンの回転数及び位相とを各々検出する回転状態検出部と、
    前記集音部から出力される前記音声信号と、前記第1のファンの回転数及び位相と、前記第2のファンの回転数及び位相とに基づき、該音声信号の振幅を最小にするための制御として、前記第1のファン及び前記第2のファンの回転数を同一とし、かつ、前記第1のファン及び前記第2のファンにおける回転位相差を180度とする制御を行う回転状態制御部と、
    前記第1のファン及び前記第2のファンの回転数及び回転位相差を前記回転状態制御部の制御に応じたものとして同期させる位相同期部と、
    を具備することを特徴とする医療用装置。
  2. 前記集音部は、前記第1のファンの近傍に配置されるとともに、前記第1のファンの回転に伴って発せられる音を第1の音声信号として出力する第1のマイクロホンと、前記第2のファンの近傍に配置されるとともに、前記第2のファンの回転に伴って発せられる音を第2の音声信号として出力する第2のマイクロホンと、を有し、
    前記回転状態制御部は、前記第1の音声信号と前記第2の音声信号との間の位相のずれを検出するとともに、該位相のずれと、前記第1のファンの回転数及び位相と、前記第2のファンの回転数及び位相とに基づき、前記第1のファン及び前記第2のファンの回転数を同一とし、かつ、前記第1のファン及び前記第2のファンにおける回転位相差を180度とする制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の医療用装置。
  3. 前記集音部は、前記第1のファンと前記第2のファンとの略中間の位置に配置されているとともに、前記第1のファン及び前記第2のファンの回転に伴って発せられる音を音声信号として出力するマイクロホンを有して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の医療用装置。
  4. 前記集音部から出力される音声信号の位相を反転しつつ出力する位相反転部と、
    前記記位相反転部から出力される音声信号の振幅を調整しつつ出力する音量調整部と、
    前記音量調整部から出力される音声信号に応じた音を発する発音部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項3に記載の医療用装置。
  5. 前記筐体内において駆動音を伴いつつ駆動する装置の駆動状態を監視するとともに、該装置が駆動している最中において、該装置が駆動する直前の前記第1のファン及び前記第2のファンの回転状態を維持させる動作監視部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の医療用装置。
JP2008030777A 2008-02-12 2008-02-12 医療用装置 Pending JP2009189429A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012019941A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡光源装置
JP2012125518A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡洗浄消毒装置
CN114165881A (zh) * 2021-12-08 2022-03-11 江苏中科睿赛污染控制工程有限公司 一种新风机及其降噪方法

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