JP2012124606A - 防水ボックス及び携帯機器 - Google Patents

防水ボックス及び携帯機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2012124606A
JP2012124606A JP2010271906A JP2010271906A JP2012124606A JP 2012124606 A JP2012124606 A JP 2012124606A JP 2010271906 A JP2010271906 A JP 2010271906A JP 2010271906 A JP2010271906 A JP 2010271906A JP 2012124606 A JP2012124606 A JP 2012124606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
waterproof box
portable device
vibration signal
mobile phone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2010271906A
Other languages
English (en)
Inventor
Naotake Takahashi
尚武 高橋
Yasuhiro Sasaki
康弘 佐々木
Hiroshi Sakai
浩 酒井
Nobuhiro Kawashima
信弘 川嶋
Junichi Kadokura
淳一 門倉
Tatsuya Takegawa
達也 竹川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2010271906A priority Critical patent/JP2012124606A/ja
Publication of JP2012124606A publication Critical patent/JP2012124606A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】携帯機器が水中で被水するのを抑制すると共に水中で携帯機器を用いた通信を行ったり水中で携帯機器と対象物との距離測定を行う。
【解決手段】防水ボックス20は、携帯電話10を収納する筺体部22と、携帯電話10のバイブレータ13からの振動が最も強く伝播される部位と筺体部22とに接触するように設けられる振動伝達部26と、携帯電話10の振動センサ14と筺体部22とに接触するように設けられる振動伝達部28と、を備える。これにより、携帯電話10のバイブレータ13からの振動信号を防水ボックス20を介して水中に伝送することができ、外部から防水ボックス20に作用する振動信号を振動センサ14で検知して携帯電話10に受信させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、防水ボックス及び携帯機器に関し、詳しくは、携帯機器を防水する防水ボックス及びこの防水ボックスに収納可能な携帯機器に関する。
従来、この種の携帯機器として、携帯電話やノート型パーソナルコンピュータ,PDA(Personal Digital Assistant)など携帯性をもつ小型な電子機器が盛んに利用されている。こうした携帯機器としては、カメラ機能を具備するものが提案されており、昨今、レジャーなどで撮影するのを目的として、場所などの条件を問わずにカメラ機能を用いて被写体を撮影できる携帯機器が求められている。こうした要望に対して、携帯電話を収納して携帯電話が被水するのを抑制し、水中においても被写体を撮影可能とする防水箱が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、この種の防水箱としては、折りたたみ可能な携帯電話を収納可能とし、携帯電話のバイブレータによる振動に伴って防水箱が振動することにより、利用者が携帯電話の振動を認識しやすくするものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−269191号公報 特開2004−16360号公報
しかしながら、前段の防水箱では、水中で撮影するときに、水に光が吸収されたり、一般に防水箱と水との屈折率が異なるために防水箱で光が反射されたりして携帯電話のカメラに十分な光量が採取されない場合がある。この場合、特に、カメラに採取される光を用いて被写体物に自動で焦点を合わせるオートフォーカス機能を有するものでは、このオートフォーカス機能を用いることができなくなってしまう。また、後段の防水箱では、利用者は、水中で携帯電話の振動を認識することができても、携帯電話を使用するには大気中で防水箱から携帯電話を取り出して使用する必要がある。さらに、携帯電話から発せられる電磁波は水に吸収されやすいために、これらの防水箱に携帯機器を収納しても、水中で電磁波を用いて通信を行なうことは困難である。
本発明は、携帯機器が水中で被水するのを抑制すると共に水中で携帯機器を用いた通信を行うことや水中で携帯機器と対象物との距離測定を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る防水ボックスは、
携帯機器を収納して該携帯機器が被水するのを抑制する防水ボックスであって、
前記携帯機器を収納する筺体部と、
前記携帯機器が前記筺体部に収納されたときに該携帯機器の所定の部位と該筺体部とに接触する振動伝達部と、を有し、
水中において、前記携帯機器から発せられる所定の振動信号を前記振動伝達部を介して前記筺体部から外部に伝送するように形成されてなる、
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る防水ボックスは、
携帯機器を収納して該携帯機器が被水するのを抑制する防水ボックスであって、
前記携帯機器を収納する筺体部と、
前記携帯機器が前記筺体部に収納されたときに該携帯機器の所定の部位と該筺体部とに接触する振動伝達部と、を有し、
水中において、外部から前記筺体部に作用する所定の振動信号を前記振動伝達部を介して前記携帯機器に伝播させ、該携帯機器が前記所定の振動信号に基づく信号を検知するように形成されてなる、
ことを特徴とする。
さらに、上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る携帯機器は、
本発明の第1または第2の観点に係る防水ボックスに収納可能な携帯機器であって、
振動信号を発信するアクチュエータと、
振動信号を検知する振動センサと、を有し、
前記防水ボックスに収納されているときに、水中で前記アクチュエータの駆動により前記防水ボックスを介して外部に振動信号を伝送すると共に水中で外部から前記防水ボックスに振動信号が作用したときに該作用した振動信号を該防水ボックスを介して前記振動センサで検知する、
ことを特徴とする。
本発明の防水ボックス及び携帯機器によれば、携帯機器が水中で被水するのを抑制すると共に水中で携帯機器を用いた通信を行うことができる。また、こうした水中での通信機能を用いることによって水中で携帯機器と対象物との距離測定を行うことができる。
本発明の一実施形態としての防水ボックス及び携帯電話の外観を例示する外観側面図である。 防水ボックス及び携帯電話を図1中A−A面から見たAA視図である。 実施形態の携帯電話の外観を正面から見た一例を示す正面図である。 実施形態の携帯電話の外観を背面から見た一例を示す背面図である。 実施形態の防水ボックスに収納された携帯電話の水中での通信動作原理を模式的に示す模式図である。 本発明の水中ボックスに収納された携帯電話を用いて水中で被写体物を撮影するときの様子の一例を模式的に示す模式図である。 本発明の防水ボックスに収納された携帯電話を用いて水中から水上の通信対象と通信するときの様子の一例を模式的に示す模式図である。 実施形態の防水ボックスに収納された携帯電話を複数用いて水中で通信を行なう際の様子の一例を模式的に示す模式図である。 変形例の振動伝達部の外観の一例を示す外観図である。 変形例の振動伝達部の外観の一例を示す外観図である。 変形例の振動伝達部の外観の一例を示す外観図である。 変形例の振動伝達部の外観の一例を示す外観図である。 変形例の振動伝達部の外観の一例を示す外観図である。 変形例の防水ボックス及び携帯電話の外観を例示する外観側面図である。
以下、本発明の実施形態に係る防水ボックス及び携帯電話を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての防水ボックス20及び携帯電話10の外観を例示する外観側面図であり、図2は、防水ボックス20及び携帯電話10を図1中A−A面から見たAA視図である。なお、図1および図2では、携帯電話10が防水ボックス20に収納された状態の様子を示している。
携帯電話10は、携帯電話網を通じて電波による無線通信が可能な携帯機器として構成されている。図3に、実施形態の携帯電話10の外観を正面から見た一例を示し、図4に、実施形態の携帯電話10の外観を背面から見た一例を示す。携帯電話10は、図示するように、受話口で話された音声を集音するマイクロホン11と、送話口を介して音声を外部に出力するスピーカ12と、振動によって利用者に着信などを知らせるバイブレータ13と、外部からの振動情報を受信する振動センサ14と、画像を撮影するCCDカメラ15と、テンキー等を含む操作ボタン16と、各種画像を表示するディスプレイ17と、各種データを保存するメモリ18と、携帯電話全体の制御を司るコントローラ19と、を備える。実施形態の携帯電話10では、図3および図4に示すように、マイクロホン11やスピーカ12,操作ボタン16,ディスプレイ17は、それぞれ携帯電話10の正面に設けられ、振動センサ14やCCDカメラ15は、それぞれ携帯電話10の背面に設けられている。また、実施形態の携帯電話10では、バイブレータ13は、携帯電話10の略中心に位置し、携帯電話10の背面略中心(図4中、破線で囲まれた部位)に最も強く振動を発生させる。
防水ボックス20は、携帯電話10を収納して携帯電話10が被水するのを抑制する防水箱として形成され、図1および図2に示すように、携帯電話10を収納して内部に水が侵入するのを抑制する筺体部22と、筺体部22内部に携帯電話10が支持されるよう携帯電話10を支持する支持部24と、筺体部22内部に設けられた振動伝達部26,28と、から構成される。
筺体部22や支持部24は、防水性や剛性が優れた部材として例えばポリカーボネートなどにより形成され、携帯電話10が収納されて支持されるようにその大きさや形状が携帯電話10の形状に合わせて形成されている。実施形態の筺体部22は、図1に示すように、防水ボックス20に携帯電話10が収納されたときに携帯電話10の背面が位置する面(図1中、右側面)が比較的薄肉(例えば、1.0mmなど)に形成され、その他の面が比較的厚肉(例えば、2.0mmなど)に形成されている。なお、筺体部22には、携帯電話10を出し入れ可能なように、図示しない入出口や、携帯電話10が収納されたときに入出口を塞ぐ図示しない蓋部を有する。この入出口や蓋部としては種々の態様のものとしてもよく、その部位も種々の場所に設けられるものとして構わなく、入出口や蓋部については本発明の中核をなさないため、これ以上の説明は省略する。
振動伝達部26,28は、振動を効率よく伝達可能な部材として例えばシリコンゴム(例えば、1000kg/mの密度のものなど)などを金型に射出成形することにより形成され、図1に示すように、防水ボックス20に携帯電話10が収納されたときに携帯電話10の背面が位置する面(図1中、右側面)で筺体部22に機械的に接触するように設けられている。振動伝達部26,28は、図1および図2に示すように、それぞれ略直方体形状(例えば、筺体部22に接する面を底面としたときに、底面10mm×10mm,高さ15mmの寸法など)に形成されている。振動伝達部26は、携帯電話10のバイブレータ13の振動が最も強く発せられる部位(図2および図4中、波線に囲まれた部位)に接触するように位置が定められて筺体部22内面に取り付けられ、振動伝達部28は、振動センサ14に接触するように位置が定められて筺体部22内面に取り付けられている。
次に、こうして構成された実施形態の防水ボックス20に収納された携帯電話10の水中での通信動作原理を説明し、その後、実施形態の防水ボックス20に収納された携帯電話10の使用例について説明する。図5に、実施形態の防水ボックス20に収納された携帯電話10の水中での通信動作原理を模式的に示す。実施形態の防水ボックス20および携帯電話10では、バイブレータ13から振動信号を発したときに、振動信号が振動伝達部26を曲屈振動させ、この振動伝達部26の曲屈振動が筺体部22を振動させ、筺体部22から水中に振動が伝播し、送信音波として情報を水中に伝送することができる。また、防水ボックス20外部から筺体部22に音波などの振動信号が作用したときには、同様に、作用した振動信号が振動伝達部28を通じて携帯電話10に作用し、携帯電話10は、振動信号を振動センサ14で検知することにより、情報を受信することができる。このように、実施形態の防水ボックス20に収納された携帯電話10では、水中で振動信号を送受信することができ、外部と通信を行なうことができる。ここで、防水ボックス20の筺体部22は、上述したように、振動伝達部26,28が設けられている面(図1や図5中、右側面)が比較的薄肉に形成されるものとしたから、バイブレータ13から発せられた振動を効率よく水中に伝播させることができると共に外部から筺体部22に作用する振動を効率よく振動センサ14に検知させることができる。また、筺体部22のその他の面は比較的厚肉に形成され、筺体部22や支持部24は、振動伝達部26,28に比して剛性の高い材質で形成されるものとしたから、携帯電話10を筺体部22内部に強固に支持することができると共に水圧による防水ボックス20の変形を抑制することができ、防水ボックス20の変形によって水中に伝送される振動信号が変化したり不要なノイズが含まれてしまうのを抑制することができる。
図6に、本発明の水中ボックス20に収納された携帯電話10を用いて水中で被写体物Fを撮影するときの様子の一例を模式的に示す。なお、図6や後述の図7および図8では、見やすさを考慮して防水ボックス20の図示を省略している。実施形態の防水ボックス20に収納された携帯電話10では、水中で被写体物Fを撮影するときに、図5および図6に示すように、バイブレータ13から振動を発生させて振動伝達部26を通じて筺体部22から被写体物Fに向けて振動信号(音波)を伝送する。この振動信号は、被写体物Fを反射して筺体部22に作用し、振動伝達部28を通じて振動センサ14で検知される。このバイブレータ13から伝送した振動信号が反射されて振動センサ14で検知されるまでの時間を携帯電話10の図示しないタイマによって計時することにより、計時した時間に基づいて携帯電話10と被写体物Fとの距離を測定することができる。こうして携帯電話10と被写体物Fとの距離測定を行なった後には、測定した距離を焦点として設定し、被写体物FをCCDカメラ15で撮影することができる。これにより、CCDカメラ15に採取される光量が十分でないときにも、被写体物Fに自動で焦点を合わせるオートフォーカス機能を実現することができる。こうした距離測定は、CCDカメラ15のオートフォーカス機能に用いるほかに、例えば、携帯電話10を利用する利用者と同行者との距離や、利用者と岩などの障害物との距離測定に用いるものとしてもよい。
図7に、本発明の防水ボックス20に収納された携帯電話10を用いて水中から水上の通信対象Sと通信するときの様子の一例を模式的に示す。実施形態の防水ボックス20に収納された携帯電話10では、図5および図7に示すように、バイブレータ13から振動信号を発生させることにより、振動伝達部26を通じて筺体部22から水中に振動信号を伝播させることができ、例えば船などの水上の通信対象Sに振動信号を伝送することができる。また、水上の通信対象Sから振動信号が発せられたときには、水中に伝播された振動信号を筺体部22や振動伝達部28を通じて振動センサ14で検知ことにより、携帯電話10は、通信対象Sからの振動信号を受信することができる。このときの通信としては、例えば、アナログ振幅変調方式を用いて携帯電話10と通信対象Sとで文字情報をやりとりすることが考えられる。なお、やりとりする情報としては、文字情報だけでなく、位置情報や画像情報など種々の情報が考えられ、通信方法としては、アナログ振幅変調方式だけでなく、アナログ方式、デジタル方式、振幅変調、周波数変調など種々の方法を用いることが考えられる。
図8に、実施形態の防水ボックス20に収納された携帯電話10を複数用いて水中で通信を行なう際の様子の一例を模式的に示す。なお、図8では、説明の都合上、2台の携帯電話のうちの一方に「A」を加えて符号を付している。実施形態の防水ボックス20に収納された携帯電話10では、図5および図8に示すように、バイブレータ13から振動信号を発生させることにより、振動伝達部26を通じて筺体部22から水中に振動信号を発することができ、携帯電話10から発せられた振動信号が防水ボックス20Aの筺体部に伝播すると、伝播した信号が振動伝達部28Aを通じて振動センサ14Aで検知されて携帯電話10Aに振動信号が伝送される。また、同様に、防水ボックス20Aに収納された携帯電話10Aから振動信号が水中に発せられたときには、発せられた振動信号を防水ボックス20を介して振動センサ14で検知することにより、携帯電話10に振動信号が受信される。この場合の通信としても、上述したように、種々の情報を種々の通信方法によってやりとりすることが考えられる。また、こうした通信としては、防水ボックス20に収納された携帯電話10を3台以上用いて互いに通信を行なうものとしたり、防水ボックス20に収納された携帯電話10と水中に設けられた通信対象との間で通信を行なうものとしてもよい。
以上説明した実施形態の防水ボックス20に収納された携帯電話10では、防水ボックス20が、携帯電話10を収納する筺体部22と、携帯電話10のバイブレータ13や振動センサ14に接触する振動伝達部26,28と、備えるから、バイブレータ13から発せられた振動信号を振動伝達部26を介して筺体部22から水中に伝播させることができ、外部に振動信号を伝送することができる。また、外部から振動信号が筺体部22に作用したときには、作用した振動信号を振動伝達部28を通じて振動センサ14で検知することによって外部からの振動信号を受信することができる。さらに、対象物に対して振動信号を伝送すると共に伝送した振動信号が対象物を反射して戻ってくるのを受信し、振動信号を伝送してから反射されて戻ってくるまでに要した時間を計時することにより、防水ボックス20に収納された携帯電話10から対象物までの距離を測定することができる。
実施形態の防水ボックス20では、振動伝達部26は、略直方体形状に形成されるものとしたが、携帯電話10から発せられる振動を筺体部22に伝播させるものであればよく、略直方体形状以外の形状に形成されるものとしても構わない。図9から図13に、変形例の振動伝達部の外観の一例を示す。変形例の振動伝達部126は、図9に示すように、略直方体形状の2つの側面に凹部(スリット)を有し、H字型の側面を有する形状(例えば、図9中、Wa1,Wa2=10mm、Wa3=15mm、Wa4=5mm、Wa5=6mmなど)に形成されている。この変形例の振動伝達部126を用いた場合には、バイブレータ13を200Hzで振動させたときに、略直方体形状の振動伝達部を用いたときに比して約1.5倍の振幅の振動信号が筺体部22から発せられた。また、変形例の振動伝達部226では、図10に示すように、略直方体形状の1つの側面に凹部(スリット)を有し、コの字型の側面を有する形状(例えば、図10中、Wb1,Wb2=10mm、Wb3=15mm、Wb4=5mm、Wb5=4mmなど)に形成されている。この変形例の振動伝達部226を用いた場合には、バイブレータ13を200Hzで振動させたときに、略直方体形状の振動伝達部を用いた場合に比して約2.5倍の振幅の振動信号が筺体部22から発せられた。さらに、振動伝達部としては、図11〜図13に示すように、中空(図11〜図13中破線部)に形成されるものとしてもよい。ここで、変形例の振動伝達部326では、図11に示すように、外観が略直方体形状に形成されると共に中心に略直方体形状の空隙が設けられるように形成され、変形例の振動伝達部426では、図12に示すように、外観が略直方体形状に形成されると共に中心に変形例の振動伝達部126と同様の形状の空隙が設けられるように形成され、変形例の振動伝達部526では、図13に示すように、外観が略直方体形状に形成されると共に中心に変形例の振動伝達部226と同様の形状の空隙が設けられるように形成されている。このように形成された振動伝達部326,426,526についてもバイブレータ13からの振動を筺体部22に好適に伝播させるものと考えられる。なお、振動伝達部28としては、筺体部22に作用する振動信号を携帯電話10に伝播させるものであれば略直方体形状以外の形状のものとしてもよく、振動センサ26と同様に、振動伝達部28を図9〜図13に示す形状に形成することにより、外部から筺体部22に作用する振動信号を好適に伝播させて振動センサ14に検知させることができることはいうまでもない。なお、振動伝達部26,28が曲屈振動して効率よく筺体部22と携帯電話10との間で振動信号を伝播させるには、携帯電話10および防水ボックス20の音響インピーダンス整合が重要となる。この観点では、振動伝達部26の材料として300〜2000kg/mの密度のものが好ましい。
実施形態の防水ボックス20では、筺体部22は、略直方体形状の筺状に形成されるものとしたが、図14に示すように、振動伝達部26,28が設けられた面(図14中、右側面)が外部に向かって凸となる曲面状に形成されるものとしても構わない。こうすれば、振動伝達部26,28が設けられた面が平面に形成されている場合に比して、携帯電話10のバイブレータ13から発せられる振動信号をより指向性をもって水中に伝送することができる。
実施形態では、防水ボックス20は、防水ボックス20に携帯電話10が収納されたときに携帯電話10の背面が位置する面が比較的薄肉に形成され、その他の面が比較的厚肉に形成されるものとしたが、筺体部22全体が一様な厚さに形成されるものとしたり、一面のうちの一部だけが薄肉に形成されてもよい。
実施形態では、携帯電話10は、振動信号を発するのにバイブレータ13を用いるものとしたが、これに代えて又は加えて、スピーカ12から振動信号を発して防水ボックス20から振動信号を伝送するものとしても構わない。この場合、防水ボックス20の振動伝達部26は、スピーカ12と接する位置または近接する位置に設けられることが好ましい。
実施形態では、携帯電話10は、外部から防水ボックス20に作用する振動信号を振動センサ14で検知するものとしたが、これに代えて又は加えて、外部から防水ボックス20に作用する振動信号をマイクロホン11で検知するものとしても構わない。この場合、防水ボックス20の振動伝達部28がマイクロホン11と接する位置または近接する位置に設けられることが好ましい。
実施形態では、防水ボックス20は、筺体部22と支持部24とを有するものとしたが、筺体部22と支持部24とは1つの部材として形成されるものとしても構わない。
実施形態の防水ボックス20に収納された携帯電話10では、携帯電話10と被写体物Fとの距離を測定することができたり、水上の通信対象Sと通信を行なうことができたり、防水ボックス20に収納された携帯電話10を複数用いて互いに通信することができるものとして説明したが、水中で携帯電話10から防水ボックス20を介して振動信号を伝送することができるものであったり、水中で外部から防水ボックス20に作用した振動信号を携帯電話10で受信することができるものであればよく、これらのうちのいずれかの機能を有さないものとしても構わない。
実施形態では、携帯機器として、携帯電話10を用いて説明したが、防水ボックス20に収納されて水中で防水ボックス20を介して外部に振動信号を伝送したり、防水ボックス20を介して外部から振動信号を受信したりすることができる携帯機器であればよく、ノート型パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)、カメラなどを携帯機器として本発明を適用しても構わない。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)携帯機器を収納して該携帯機器が被水するのを抑制する防水ボックスであって、
前記携帯機器を収納する筺体部と、
前記携帯機器が前記筺体部に収納されたときに該携帯機器の所定の部位と該筺体部とに接触する振動伝達部と、を有し、
水中において、前記携帯機器から発せられる所定の振動信号を前記振動伝達部を介して前記筺体部から外部に伝送するように形成されてなる、
ことを特徴とする防水ボックス。
(付記2)前記振動伝達部は、前記携帯機器の所定の部位として、該携帯機器が前記所定の振動信号を発するためのアクチュエータに接触するよう設けられてなる、
ことを特徴とする付記1に記載の防水ボックス。
(付記3)携帯機器を収納して該携帯機器が被水するのを抑制する防水ボックスであって、
前記携帯機器を収納する筺体部と、
前記携帯機器が前記筺体部に収納されたときに該携帯機器の所定の部位と該筺体部とに接触する振動伝達部と、を有し、
水中において、外部から前記筺体部に作用する所定の振動信号を前記振動伝達部を介して前記携帯機器に伝播させ、該携帯機器が前記所定の振動信号に基づく信号を検知するように形成されてなる、
ことを特徴とする防水ボックス。
(付記4)前記振動伝達部は、前記携帯機器の所定の部位として、該携帯機器が前記所定の振動信号に基づく信号を検知するためのセンサに接触するよう設けられてなる、
ことを特徴とする付記3に記載の防水ボックス。
(付記5)前記筺体部は、前記携帯機器を少なくとも2カ所以上で支持する、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1つに記載の防水ボックス。
(付記6)前記筺体部は、前記携帯機器を支持する少なくとも2つ以上の支持部を有する、
ことを特徴とする付記5に記載の防水ボックス。
(付記7)前記筺体部は、前記振動伝達部が設けられた面が外側に凸となる曲面形状に形成されてなる、
ことを特徴とする付記1乃至6のいずれか1つに記載の防水ボックス。
(付記8)前記振動伝達部は、曲屈振動によって前記筺体部と前記携帯機器との振動を伝播させるものであり、該曲屈振動の励振を助長するスリット又は空隙が形成されてなる、
ことを特徴とする付記1乃至7のいずれか1つに記載の防水ボックス。
(付記9)付記1乃至8のいずれか1つに記載の防水ボックスに収納可能な携帯機器であって、
振動信号を発信するアクチュエータと、
振動信号を検知する振動センサと、を有し、
前記防水ボックスに収納されているときに、水中で前記アクチュエータの駆動により前記防水ボックスを介して外部に振動信号を伝送すると共に水中で外部から前記防水ボックスに振動信号が作用したときに該作用した振動信号を該防水ボックスを介して前記振動センサで検知する、
ことを特徴とする携帯機器。
(付記10)前記防水ボックスに収納されているときに、水中で、前記アクチュエータの駆動により前記防水ボックスを介して対象物に振動信号を送信し、該送信した振動信号が該対象物を反射して該防水ボックスに作用するのを前記振動センサで検知し、前記振動信号を送信してから該送信した振動信号が反射されて検知されるまでの時間を計時することにより前記対象物との距離を測定する、
ことを特徴とする付記9記載の携帯機器。
10 携帯電話
11 マイクロホン
12 スピーカ
13 バイブレータ
14 振動センサ
15 CCDカメラ
16 操作ボタン
17 ディスプレイ
18 メモリ
19 コントローラ
20,120 防水ボックス
22,122 筺体部
24 支持部
26,28,126,226,326,426,526 振動伝達部

Claims (10)

  1. 携帯機器を収納して該携帯機器が被水するのを抑制する防水ボックスであって、
    前記携帯機器を収納する筺体部と、
    前記携帯機器が前記筺体部に収納されたときに該携帯機器の所定の部位と該筺体部とに接触する振動伝達部と、を有し、
    水中において、前記携帯機器から発せられる所定の振動信号を前記振動伝達部を介して前記筺体部から外部に伝送するように形成されてなる、
    ことを特徴とする防水ボックス。
  2. 前記振動伝達部は、前記携帯機器の所定の部位として、該携帯機器が前記所定の振動信号を発するためのアクチュエータに接触するよう設けられてなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の防水ボックス。
  3. 携帯機器を収納して該携帯機器が被水するのを抑制する防水ボックスであって、
    前記携帯機器を収納する筺体部と、
    前記携帯機器が前記筺体部に収納されたときに該携帯機器の所定の部位と該筺体部とに接触する振動伝達部と、を有し、
    水中において、外部から前記筺体部に作用する所定の振動信号を前記振動伝達部を介して前記携帯機器に伝播させ、該携帯機器が前記所定の振動信号に基づく信号を検知するように形成されてなる、
    ことを特徴とする防水ボックス。
  4. 前記振動伝達部は、前記携帯機器の所定の部位として、該携帯機器が前記所定の振動信号に基づく信号を検知するためのセンサに接触するよう設けられてなる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の防水ボックス。
  5. 前記筺体部は、前記携帯機器を少なくとも2カ所以上で支持する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の防水ボックス。
  6. 前記筺体部は、前記携帯機器を支持する少なくとも2つ以上の支持部を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の防水ボックス。
  7. 前記筺体部は、前記振動伝達部が設けられた面が外側に凸となる曲面形状に形成されてなる、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の防水ボックス。
  8. 前記振動伝達部は、曲屈振動によって前記筺体部と前記携帯機器との振動を伝播させるものであり、該曲屈振動の励振を助長するスリット又は空隙が形成されてなる、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の防水ボックス。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の防水ボックスに収納可能な携帯機器であって、
    振動信号を発信するアクチュエータと、
    振動信号を検知する振動センサと、を有し、
    前記防水ボックスに収納されているときに、水中で前記アクチュエータの駆動により前記防水ボックスを介して外部に振動信号を伝送すると共に水中で外部から前記防水ボックスに振動信号が作用したときに該作用した振動信号を該防水ボックスを介して前記振動センサで検知する、
    ことを特徴とする携帯機器。
  10. 前記防水ボックスに収納されているときに、水中で、前記アクチュエータの駆動により前記防水ボックスを介して対象物に振動信号を送信し、該送信した振動信号が該対象物を反射して該防水ボックスに作用するのを前記振動センサで検知し、前記振動信号を送信してから該送信した振動信号が反射されて検知されるまでの時間を計時することにより前記対象物との距離を測定する、
    ことを特徴とする請求項9記載の携帯機器。
JP2010271906A 2010-12-06 2010-12-06 防水ボックス及び携帯機器 Ceased JP2012124606A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010271906A JP2012124606A (ja) 2010-12-06 2010-12-06 防水ボックス及び携帯機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010271906A JP2012124606A (ja) 2010-12-06 2010-12-06 防水ボックス及び携帯機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012124606A true JP2012124606A (ja) 2012-06-28

Family

ID=46505626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010271906A Ceased JP2012124606A (ja) 2010-12-06 2010-12-06 防水ボックス及び携帯機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012124606A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016028313A (ja) * 2014-07-11 2016-02-25 株式会社Mrsホールディングズ 変換電子機器、逆変換電子機器、プログラム、および情報通信システム
JP2017121074A (ja) * 2014-07-11 2017-07-06 株式会社Mrsホールディングズ 変換電子機器、逆変換電子機器、プログラム、および情報通信システム
JP2018205552A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 株式会社荏原製作所 撮影装置および撮影システム
JP2022529364A (ja) * 2019-04-24 2022-06-21 維沃移動通信有限公司 端末機器
CN115325165A (zh) * 2022-10-17 2022-11-11 南京数智微传感科技有限公司 一种用于水下测量力传感器的防水控制系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000125916A (ja) * 1998-08-21 2000-05-09 Koei:Kk 携帯用電話機などの収納用防水ケ―ス
JP2004016360A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Akihiko Maruko 携帯電話機用防水ケース
JP2005077323A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Nec Corp 携帯電話端末,浴槽水位通報システムおよび浴槽水位通報方法
JP2005269191A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Hebaroido Kk カメラ付携帯電話用水中ケース
JP2010273173A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Sony Corp 携帯装置、その制御方法およびプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000125916A (ja) * 1998-08-21 2000-05-09 Koei:Kk 携帯用電話機などの収納用防水ケ―ス
JP2004016360A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Akihiko Maruko 携帯電話機用防水ケース
JP2005077323A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Nec Corp 携帯電話端末,浴槽水位通報システムおよび浴槽水位通報方法
JP2005269191A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Hebaroido Kk カメラ付携帯電話用水中ケース
JP2010273173A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Sony Corp 携帯装置、その制御方法およびプログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016028313A (ja) * 2014-07-11 2016-02-25 株式会社Mrsホールディングズ 変換電子機器、逆変換電子機器、プログラム、および情報通信システム
JP2017121074A (ja) * 2014-07-11 2017-07-06 株式会社Mrsホールディングズ 変換電子機器、逆変換電子機器、プログラム、および情報通信システム
US10306416B2 (en) 2014-07-11 2019-05-28 Mrs Holdings Co., Ltd. Electronic converter, reverse electronic converter, program and information communication system
JP2018205552A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 株式会社荏原製作所 撮影装置および撮影システム
JP2022529364A (ja) * 2019-04-24 2022-06-21 維沃移動通信有限公司 端末機器
US11838722B2 (en) 2019-04-24 2023-12-05 Vivo Mobile Communication Co., Ltd. Terminal device
CN115325165A (zh) * 2022-10-17 2022-11-11 南京数智微传感科技有限公司 一种用于水下测量力传感器的防水控制系统
CN115325165B (zh) * 2022-10-17 2023-01-24 南京数智微传感科技有限公司 一种用于水下测量力传感器的防水控制系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1894330B1 (en) System for detecting a sound originating from a voice of a user using an interferometer.
JP5969817B2 (ja) 電子機器
JP2012124606A (ja) 防水ボックス及び携帯機器
JP5949557B2 (ja) 電子機器
EP1775988A1 (en) Speaker system, mobile terminal device, and electronic device
CN101133627A (zh) 音频输出设备、报警输出控制方法及其控制程序
JP5831452B2 (ja) 携帯端末装置
JPWO2006075440A1 (ja) 圧電アクチュエータおよび電子機器
CN106546970B (zh) 移动设备的超声波校准方法及装置
CN108958697A (zh) 屏幕发声控制方法、装置以及电子装置
JP2013150160A (ja) 携帯端末
JP2012029096A (ja) 音声出力装置
WO2012060046A1 (ja) 電子機器
JP2014082631A (ja) 携帯電子機器
JP2008182296A (ja) 携帯端末装置
JPWO2012060044A1 (ja) 電子機器
JP3950825B2 (ja) 携帯電話装置並びにそのユーザインタフェース
JP5609384B2 (ja) 携帯端末装置
JP2012034122A (ja) 携帯端末装置
JP2012034123A (ja) 携帯端末装置
JP2012029094A (ja) 携帯端末装置
JP2007208858A (ja) 携帯型電子機器
JP5900986B2 (ja) 電子機器
JP2010087891A (ja) 収音装置および携帯電話機
JP2013183315A (ja) ハンズフリー通話装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140730

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20140919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150128

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150616

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20151027