JP2012123862A - 半導体装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部電圧生成回路が発生するノイズがセンシティブな回路ブロックに与える影響を低減する。
【解決手段】電源ラインVLに内部電圧V0を供給する内部電圧生成回路1,2を複数個並列に接続し、付加回路3に含まれる複数の回路ブロックのうち、ノイズの影響を受けやすい回路ブロックが動作中ではない場合は、内部電圧V0の低下に応答して全ての内部電圧生成回路1,2を活性化させ、ノイズの影響を受けやすい回路ブロックが動作中である場合は、内部電圧V0が低下しても内部電圧生成回路2のみを活性化させ、内部電圧生成回路1を活性化させない。これにより、内部電圧生成回路の動作に伴う負荷回路3へのノイズの影響を低減させる。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置及びその制御方法に関し、特に、内部電圧を生成する内部電圧生成回路を備えた半導体装置及びその制御方法に関する。
例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体装置には、外部から供給される外部電圧とは異なる内部電圧に基づいて動作する回路が含まれていることがある。このような半導体装置においては、半導体装置に供給される外部電圧に基づいて内部電圧を生成し、半導体装置内の負荷回路へ供給する内部電圧生成回路が設けられる(特許文献1,2参照)。
特許文献1には、複数の内部電圧生成回路を電源ラインに並列接続した半導体装置が記載されている。これら内部電圧生成回路は、内部電圧の低下に応答して動作を開始するため、その動作タイミングは他の回路ブロックの動作とは非同期となる。このため、内部電圧生成回路の動作によって他の回路ブロックが非同期のノイズを受ける可能性がある。このような問題を解決すべく、特許文献2には、ノイズを発生させにくい内部電圧生成回路を備えた半導体装置が記載されている。
特開平9−320268号公報 特開平11−25673号公報
しかしながら、本発明者らによる研究によれば、内部電圧生成回路が発生するノイズは、当該内部電圧を使用する回路ブロック(第1の負荷回路)のみならず、当該内部電圧とは異なる電圧を使用する回路ブロック(第2の負荷回路)に対しても影響を与えることが明らかとなった。内部電圧生成回路が発生するノイズは、半導体基板自身、接地電位を有する接地ライン、内部電圧生成回路及び第2の負荷回路に電源として供給する第1の電源ライン等を介して、影響を与える。したがって、内部電圧生成回路の制御は、当該内部電圧とは異なる電圧を使用する回路ブロックの動作タイミングを考慮して行うことが望ましいと考えられる。
本発明の一側面による半導体装置は、第1及び第2の電源ラインと、前記第1の電源ラインにそれぞれ第1の電圧を供給する複数の内部電圧生成回路と、前記第1の電圧と基準電圧とを比較し、前記第1の電圧が前記基準電圧未満であれば第1の論理、前記基準電圧以上であれば第2の論理を示す比較信号を生成する比較回路と、前記第1の電圧によって動作する第1の負荷回路と、前記第2の電源ラインから供給される第2の電圧によって動作する第2の負荷回路と、前記第2の負荷回路が動作している状態を第3の論理、動作していない状態を第4の論理として示す制御信号を生成する制御回路と、を備え、前記複数の内部電圧生成回路は、前記比較信号が第1の論理及び前記制御信号が第4の論理である場合に活性化され、且つ、前記比較信号が第1の論理及び前記制御信号が第3の論理である場合、若しくは前記比較信号が第2の論理である場合に非活性化される第1の内部電圧生成回路と、前記比較信号が第1の論理である場合には前記制御信号の論理にかかわらず活性化され、且つ、前記比較信号が第2の論理である場合に非活性化される第2の内部電圧生成回路と、を含む、ことを特徴とする。
本発明の他の側面による半導体装置は、それぞれが生成した電圧を第1の電源ラインに共通に供給する複数の内部電圧生成回路と、前記電源ラインから供給される高電位側の電圧によって動作する第1の負荷回路と、第2の電源ラインから供給される高電位側の電圧によって動作する複数の第2の負荷回路と、前記第1の電源ラインの電位と基準電位とを比較する比較回路と、前記第1の負荷回路及び前記複数の第2の負荷回路、並びに前記複数の内部電圧生成回路を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記前記第1の負荷回路が活性であり且つ前記複数の第2の負荷回路の少なくとも一部である第3の負荷回路が非動作状態であることを示す第1の動作状態及び前記第1の負荷回路が活性であり且つ前記第3の負荷回路が動作状態であることを示す第2の動作状態のいずれであるか否かを示す制御信号を生成し、前記複数の内部電圧生成回路に供給し、前記複数の内部電圧生成回路は、前記制御信号が第1の動作状態を示す時、前記比較回路が示す比較結果に対応して前記複数の内部電圧生成回路のすべてを活性化し、前記制御信号が第2の動作状態を示す時、前記比較回路が示す比較結果に対応して前記複数の内部電圧生成回路の一部の内部電圧生成回路を活性化し、残りの内部電圧生成回路を活性化させない。
本発明による半導体装置の制御方法は、半導体装置の外部から供給されるアクティブコマンドに応答してワード線を活性化し、前記活性化された前記ワード線に関連するメモリセルのデータをセンシングし、前記外部から供給されるリードコマンドに応答して前記センシングされたデータをリードデータとして外部に出力し、前記アクティブコマンドまたは前記リードコマンドから前記リードデータの出力が終了するまでの少なくとも一部の期間において、前記ワード線に供給する電圧を生成する内部電圧生成回路の電流供給能力を制限する、ことを特徴とする。
本発明によれば、ノイズの影響を受けやすい回路ブロックが動作中である場合、内部電圧生成回路の電流供給能力が制限されることから、当該回路ブロックに対するノイズの影響を低減することが可能となる。
本発明の原理を説明するための模式図である。 本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の構成を示すブロック図である。 電源回路100に含まれる回路ブロックのうち、内部電圧VPPを生成する昇圧回路100aを抜き出して示すブロック図である。 内部電圧生成回路110の回路図である。 オシレータ信号の波形図である。 リードステート信号STATEの発生タイミングを説明するためのタイミング図である。 第2の実施形態による昇圧回路101aのブロック図である。 本発明のDLL回路200の構成を示すブロック図である。 モード切り替え回路230の回路図である。 モード切り替え回路230の動作を説明するためのタイミング図である。
本発明の課題を解決する技術思想(コンセプト)の代表的な一例は、以下に示される。但し、本願の請求内容はこの技術思想に限られず、本願の請求項に記載の内容であることは言うまでもない。すなわち、本発明は、半導体装置内の負荷回路へ電源を供給するために半導体装置内に設けられ、半導体装置の外部から供給される電源電圧から内部電圧を生成する複数の内部電圧生成回路と、それらの出力ノードに共通に接続された第1の電源ラインに接続し、第1の電源ラインから供給される内部電圧を電源として使用する複数の第1の負荷回路と、その他の電源から供給される第2の電源ラインから供給される電圧を電源として使用する複数の第2の負荷回路と、を備え、複数の第1又は複数の第2の負荷回路のうち、ノイズの影響を受けやすい負荷回路が動作中ではない場合は、内部電圧が所定電圧から低下したことに対応して全ての内部電圧生成回路を活性化させ、ノイズの影響を受けやすい負荷回路が動作中である場合は、内部電圧が所定電圧から低下しても一部の内部電圧生成回路のみを活性化させることを技術思想とする。これにより、複数の内部電圧生成回路の動作に伴う負荷回路へのノイズの影響を低減させることが可能となる。
図1は、本発明の原理を説明するための模式図である。
本発明による半導体装置は、電源ラインVLに並列接続された内部電圧生成回路1,2と、電源ラインVLから供給される内部電圧V0で動作する負荷回路3a及びその他の電圧V1〜Vnで動作する各種の回路ブロック3bを含む負荷回路3と、負荷回路3及び内部電圧生成回路1,2を制御する制御回路4と、内部電圧V0を不図示の基準電圧(Vref)と比較する比較回路5と、を備えている。その他の電圧V1〜Vnは、例えば、半導体装置の外部から供給される外部電圧VDD、外部電圧VDDから降圧した電位を生成する降圧回路(不図示)が出力する降圧電圧VPERI,VARY、接地電位よりも低い電位を生成する負電圧発生回路(不図示)が出力する負電圧VNEGなどを含む。尚、接地電位(VSS)は、省略している。負荷回路3は、これら電圧V0〜Vnを電源として動作する各種の回路ブロック3a及び3bを含んでいる。負荷回路3に含まれる一部の回路ブロックはノイズの影響を受けやすいセンシティブな回路ブロックであり、制御回路4は、センシティブな回路ブロックを含めて回路ブロック3を複数の制御信号によって制御する。制御回路4は、センシティブな回路ブロックを動作させる期間中に、検出信号S1を活性化させる。
また、電源ラインVLには比較回路5が接続されている。比較回路5は、電源ラインVL上の内部電圧V0が所望のレベル以上であるか否かを判定する回路であり、電源ラインVL上の内部電圧V0が所望のレベルを下回っている場合には検出信号S2を活性化させる。検出信号S2は内部電圧生成回路2に供給されるとともに、ANDゲート回路6を介して内部電圧生成回路1に供給される。ANDゲート回路6には制御回路4から出力される検出信号S1も供給されている。
かかる構成により、内部電圧生成回路1は検出信号S1,S2の両方が活性化した場合に内部電圧V0の生成動作を行い、内部電圧生成回路2は検出信号S1に関わらず検出信号S2が活性化した場合に内部電圧V0の生成動作を行う。これにより、電源ラインVLの内部電圧V0が所望のレベルを下回った場合であっても、センシティブな回路ブロックが動作中である場合には、制御回路4によって内部電圧生成回路1の動作が禁止されることから、多数の内部電圧生成回路が並列に動作することによるノイズの増大を防止できる。また、内部電圧生成回路1の動作が禁止されても、電源ラインVL上の内部電圧V0は内部電圧生成回路2によって供給されることから、内部電圧V0を所望のレベルまで上昇させることが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図2は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の構成を示すブロック図である。
本実施形態による半導体装置10はDRAMであり、図2に示すようにメモリセルアレイ11を備えている。メモリセルアレイ11には、互いに交差する複数のワード線WLと複数のビット線BLが設けられており、それらの交点に複数のメモリセルMCが配置されている。ワード線WLの選択はロウデコーダ12によって行われ、ビット線BLの選択はカラムデコーダ13によって行われる。ビット線BLは、センス回路14内の対応するセンスアンプSAにそれぞれ接続されており、カラムデコーダ13により選択されたビット線BLがセンスアンプSAを介してアンプ回路15に接続される。アンプ回路15は、外部とのデータ通信を担うポートであるデータ入出力回路16に接続する。ロウデコーダ12は、負荷回路3a(図1)であり、カラムデコーダ13、センスアンプSA、アンプ回路15、アクセス制御回路20、DLL回路200及びデータ入出力回路16は、負荷回路3b(図1)である。
ロウデコーダ12及びカラムデコーダ13の動作は、アクセス制御回路20によって制御される。アクセス制御回路20は、アドレス端子21、コマンド端子22及びクロック端子23を介してそれぞれ外部から供給されるアドレス信号ADD、コマンド信号CMD及びクロック信号CKを受け、これらの信号ADD,CMD,CKに基づいてロウデコーダ12、カラムデコーダ13、センスアンプSA、アンプ回路15及びデータ入出力回路16の動作を制御する。本明細書においては、アンプ回路15及びデータ入出力回路16からなる回路ブロックを「データ出力回路」と呼ぶことがある。尚、後述する実施形態の変形例においては、「データ出力回路」は、センスアンプSAも含む。
具体的には、コマンド信号CMDがアクティブ動作(アクティブコマンド)を示している場合には、アドレス信号ADDはロウデコーダ12に供給される。これに応答して、ロウデコーダ12はアドレス信号ADDが示すワード線WLを選択し、これにより、対応するメモリセルMCがそれぞれビット線BLに接続される。更に、コマンド信号CMDがアクティブ動作(アクティブコマンド)を示している場合には、センスアンプSAは、ビット線BLの電圧を増幅し、対応するメモリセルMCの情報を増幅する。また、コマンド信号CMDが、アクティブコマンドが供給された後、リード動作(リードコマンド)又はライト動作(ライトコマンド)を示している場合には、アドレス信号ADDはカラムデコーダ13に供給される。これに応答して、カラムデコーダ13はアドレス信号ADDが示すビット線BLをアンプ回路15に接続する。したがって、コマンド信号CMDがリード動作を示している場合には、センスアンプSAを介してメモリセルアレイ11から読み出されたリードデータDQがアンプ回路15を介してデータ入出力回路16に供給される。一方、コマンド信号CMDがライト動作を示している場合には、データ入出力回路16を介して供給されたライトデータDQがアンプ回路15及びセンスアンプSAを介してメモリセルMCに書き込まれる。また、コマンド信号CMDがリフレッシュ動作(リフレッシュコマンド)を示している場合には、ロウデコーダ12にはアドレス信号ADDに代えて不図示のリフレッシュアドレスが供給される。これに応答して、ロウデコーダ12はリフレッシュアドレスが示すワード線WLを選択し、これにより、対応するメモリセルMCがそれぞれビット線BLに接続される。センスアンプSAは、ビット線BLの電圧を増幅し、対応するメモリセルMCの情報を増幅する。リフレッシュコマンドは、カラムデコーダ13を動作させない。つまり、アクティブコマンドと、リードコマンドまたはライトコマンドは、それらで1つのセットコマンドであり、リフレッシュコマンドは、リードコマンドまたはライトコマンドが付随しない、単独なコマンドである。
データ入出力回路16は、データ入出力端子17を介してリードデータDQの出力及びライトデータDQの入力を行う回路である。データ入出力回路16によるリードデータDQの出力動作は、出力用クロック信号LCLKに同期して行われる。出力用クロック信号LCLKは、DLL回路200によって生成される信号であり、外部から供給されるクロック信号CKに対して位相制御された信号である。
これら各回路ブロックは、それぞれ所定の内部電圧を動作電源として使用する。内部電源は、図2に示す電源回路100によって生成される。電源回路100は、電源端子31,32を介してそれぞれ半導体装置10の外部から供給される外部電位VDD及び接地電位VSSに基づいて内部電圧VPP,VPERI,VARYなどを生成する。尚、本明細書においてVDD,VPP,VPERI,VARYとは、当該電位のレベルを示すほか、接地電位VSSに対する電位差(電圧)をも示す。例えば、「VDD」とは、外部電位VDDの電位レベルそのものを指すほか、接地電位VSSに対する電位差(電圧)をも示す。VPP,VPERI,VARYについても同様である。本実施形態では、
VPP>VDD>VPERI≒VARY
である。電源回路100に含まれる昇圧回路100aは、外部電圧VDDを昇圧することにより内部電圧VPPを生成する回路であり、電源回路100に含まれる降圧回路100bは、外部電圧VDDを降圧することにより内部電圧VPERIを生成する回路である。電源回路100に含まれるその他の降圧回路(不図示)は、外部電圧VDDを降圧することにより内部電圧VARYを生成する回路である。VPP,VPERI,VARYの電圧は、VDDの電位変動によらず、それぞれ所定の電圧を維持する。
内部電圧VPPは、少なくともロウデコーダ12において用いられる電圧である。よって、ロウデコーダ12は、昇圧回路100aの負荷回路である。内部電圧VPPは、その他の回路(不図示)にもその電圧VPPを供給している。その他の回路も、昇圧回路100aの負荷回路である。ロウデコーダ12は、アドレス信号ADDに基づき選択したワード線WLをVPPレベルに駆動し、これによりメモリセルMCに含まれるセルトランジスタをオン(電気的に導通させることを意味する)させる。内部電圧VARYは、センス回路14において用いられる電圧である。センス回路14が活性化すると、ビット線対の一方をVARYレベル、他方をVSSレベルに駆動することにより、読み出されたリードデータの増幅を行う。内部電圧VPERIは、対応する電源ラインVPERILを介してアクセス制御回路20などの大部分の周辺回路に供給され、これら周辺回路の動作電圧として用いられる。これら周辺回路の動作電圧としてVDDよりも電圧の低い内部電圧VPERIを用いることにより、周辺回路の低消費電力化が図られている。VARYが供給される回路においても同様である。尚、VPERI=VARYであるか、VPERI≒VARYであるかは、それぞれ対応する複数の回路が求められる目標に応じて適宜設定される。
図3は、電源回路100に含まれる回路ブロックのうち、内部電圧VPPを生成する昇圧回路100aを抜き出して示すブロック図である。
図3に示すように、電源回路100内の昇圧回路100aは、外部電圧VDDから内部電圧VPPを生成しこれを電源ラインVPPLに供給する6つの内部電圧生成回路110〜113,120,121を備えている。このうち、内部電圧生成回路110〜113は電流供給能力が内部電圧生成回路120,121よりも相対的に高い回路であり、半導体装置10がアクティブ状態である場合に活性化され、半導体装置10がスタンバイ状態である場合には非活性化される。これに対し、内部電圧生成回路120,121は電流供給能力が内部電圧生成回路110〜113よりも相対的に低い回路であり、半導体装置10がアクティブ状態であるか否かに係わらず外部電圧VDDが供給されているスタンバイ状態において、常時活性化される。したがって、内部電圧生成回路120,121の電流供給能力としては、半導体装置10がスタンバイ状態である場合に電源ラインVPPLの電圧VPPを所望の値に維持可能な最小限の能力(最小な電流供給能力)に設計される。
内部電圧生成回路110〜113は、半導体装置10がアクティブ状態である場合において、電源ラインVPPLの負荷(消費電流)が最大となった場合であっても、電圧VPPを所望の値に維持可能な能力、または、低下した電圧VPPを所望のレベルに所定の時間(リカバリタイム)で復帰させることが可能な能力に設計される。電源ラインVPPLの負荷が最大となるのは、例えば、複数のリフレッシュコマンド(リフレッシュ動作)が時系列に連続的に発行されるケースである。また、1回のリフレッシュコマンドが発行されると、アクティブ動作(アクティブコマンド)において活性化されるワード線の数よりも多くの本数のワード線が短期間に活性化されるため、内部電圧VPPを供給する電源ラインVPPLの負荷(消費電流)は最大となる。例えば、1回のアクティブコマンドに関連するロウデコーダ12が活性化させるワード線の数をNとすると、1回のリフレッシュコマンドに関連するロウデコーダ12が活性化させるワード線の数は、2Nまたは3Nである。つまり、1回のリフレッシュコマンドに関連するロウデコーダ12(負荷回路)の消費電流(=電源ラインVPPLの負荷(消費電流))が、1回のアクティブコマンドに関連するロウデコーダ12(負荷回路)の消費電流(=電源ラインVPPLの負荷(消費電流))よりも大きい場合である。これらのことは、少なくともリフレッシュコマンドが供給されない、またはリフレッシュコマンドが連続して供給されない限り、内部電圧生成回路110〜113の電流供給能力には充分な余裕があることを意味する。言い換えれば、アクティブコマンドに対応するアクティブ状態においては、電源ラインVPPLの電圧を2つの内部電圧生成回路110,111のみによって所望のレベル(基準電圧Vref)に所定の時間(リカバリタイム)で復帰させることが可能である。リフレッシュコマンドが供給された場合、またはリフレッシュコマンドが連続して供給された場合においては、内部電圧生成回路110,111のみによっては所定の時間で復帰させることは出来ず、内部電圧生成回路110〜113によって所望のレベルに所定の時間で復帰させることが可能である。
内部電圧生成回路110〜113は、発振回路130から供給される周期的なオシレータ信号OSC1,OSC2に同期した動作を行う。発振回路130は奇数段のインバータが循環接続された構成を有しており、比較回路140から供給される検出信号S1がハイレベルに活性化した場合に発振動作を行い、オシレータ信号OSC1,OSC2を出力する。これに対し、検出信号S1がローレベルに非活性化している場合には発振動作を停止させる。
オシレータ信号OSC1は内部電圧生成回路110にそのまま供給されるとともに、インバータ160を介して反転されたオシレータ信号OSC1と位相が180°異なるオシレータ信号OSC1Bが内部電圧生成回路111に供給される。一方、オシレータ信号OSC2は、制御回路150を介してオシレータ信号OSC3に変換され、これがそのまま内部電圧生成回路113に供給されるとともに、インバータ161を介して反転されたオシレータ信号OSC3と位相が180°異なるオシレータ信号OSC3Bが内部電圧生成回路112に供給される。オシレータ信号OSC1,OSC2は発振回路130内の互いに異なるタップから取り出されており、それらの位相は互いに90°異なっている。内部電圧生成回路112及び113の第2グループが停止されるとき、第1グループである内部電圧生成回路110及び111が、互いに180度の位相を有することは、ノイズの分散に好適である。
比較回路140は、電源ラインVPPL上の内部電圧VPPが所望のレベル以上であるか否かを判定する回路であり、内部電圧VPPを分圧する抵抗回路141と、抵抗回路141の出力電圧と基準電圧Vrefとを比較するコンパレータ142とを備えている。基準電圧Vrefのレベルは、内部電圧VPPのレベルが所望のレベルである場合に抵抗回路141から得られる出力電圧と等しく設定される。これにより、電源ラインVPPL上の内部電圧VPPが所望のレベルを下回っている場合には、検出信号S1はハイレベルに活性化され、発振回路130が活性化する。
制御回路150は、オシレータ信号OSC2とリードステート信号STATEを受ける論理ゲート回路からなる。リードステート信号STATEは、図2に示したアクセス制御回路20から供給されるリード動作(リードコマンド)に関連する信号であり、少なくともデータ出力回路(アンプ回路15及びデータ入出力回路16)が動作している期間においてハイレベルに活性化する信号である。リードステート信号STATEがハイレベルに活性化すると、制御回路150に含まれるインバータ151によってNANDゲート回路152の出力がハイレベルに固定されることから、周期的なオシレータ信号OSC2が供給された場合であっても、内部電圧生成回路112,113には周期的なオシレータ信号OSC3は供給されなくなる。これに対し、内部電圧生成回路110,111にはリードステート信号STATEにかかわらずオシレータ信号OSC1がそのまま供給される。尚、リードステート信号STATEは、リード動作(リードコマンド)に関連するだけでなく、実施形態の変形例として、アクティブ動作(アクティブコマンド)に関連させてもよいことは、言うまでもない。前述の様に、アクティブ動作(アクティブコマンド)は、電源ラインVPPLの負荷(消費電流)が最大となることはない、からである。
内部電圧生成回路120,121に対して設けられた発振回路130a及び比較回路140aは、上述した発振回路130及び比較回路140と基本的に同じ回路構成を有している。これにより、電源ラインVPPL上の内部電圧VPPが所望のレベルを下回っている場合、発振回路130aは周期的なオシレータ信号OSC4を生成する。オシレータ信号OSC4は内部電圧生成回路120にそのまま供給されるとともに、インバータ162を介して反転されたオシレータ信号OSC4Bが内部電圧生成回路121に供給される。このため、内部電圧生成回路120,121は180°異なる位相で動作する。
図4は、内部電圧生成回路110の回路図である。
内部電圧生成回路110はいわゆる昇圧ポンプ回路であり、オシレータ信号OSC1が入力されるインバータ170,171と、キャパシタC1,C2と、トランジスタN1,N2を備えている。キャパシタC1は、インバータ170の出力ノードと、インバータ171の高位側電源ノードとの間に接続されている。インバータ171の高位側電源ノードには、トランジスタN1を介して外部電圧VDDが供給される。また、キャパシタC2は、インバータ171の出力ノードと内部電圧生成回路110の出力ノードである電源ラインVPPLとの間に接続されている。電源ラインVPPLには、トランジスタN2を介して外部電圧VDDが供給される。
かかる構成により、オシレータ信号OSC1がハイレベルである期間においては、インバータ170,171の出力はローレベルとなり、トランジスタN1,N2はオンすることから、キャパシタC1,C2の両端はVDDに充電された状態となる。そして、オシレータ信号OSCがローレベルに変化すると、インバータ170,171の出力はハイレベルとなるため、キャパシタC1,C2に充電されている電荷がポンピングされ、昇圧された電圧が電源ラインVPPLに供給される。上記の動作をオシレータ信号OSC1に同期して繰り返すことにより、電源ラインVPPL上の電圧が上昇する。
他の内部電圧生成回路111〜113,120,121についても、オシレータ信号OSC1に代えてそれぞれ対応するオシレータ信号が供給される他は、図4に示した内部電圧生成回路110と同じ回路構成を有している。
図5は、オシレータ信号の波形図である。
図5に示すように、オシレータ信号OSC1とオシレータ信号OSC1Bの位相は180°異なっており、オシレータ信号OSC3とオシレータ信号OSC3Bの位相も180°異なっている。さらに、オシレータ信号OSC1とオシレータ信号OSC3の位相は90°異なっている。したがって、オシレータ信号OSC1,OSC1B,OSC3,OSC3Bの位相は互いに90°ずつ相違している。そして、これらオシレータ信号OSC1,OSC1B,OSC3B,OSC3は、それぞれ内部電圧生成回路110〜113に供給されることから、内部電圧生成回路110〜113は互いに90°異なる位相でポンピング動作を行うことになる。このように各内部電圧生成回路110〜113の動作の位相をずらすことにより、ポンピング動作に伴って発生するノイズが低減される。
図6は、リードステート信号STATEの発生タイミングを説明するためのタイミング図である。
図6に示すように、まず外部からアクティブコマンドACTが発行されると、図1に示すアクセス制御回路20はアクティブ信号IACTを活性化させる。アクティブ信号IACTはロウデコーダ12を活性化させる信号である。したがって、アクティブ信号IACTが活性化すると、ワード線WLが立ち上がるまでの期間において電源ラインVPPLの負荷(消費電流量)が大きくなる。
次に、外部からリードコマンドREADが発行されると、アクセス制御回路20はリード信号R0を生成する。リード信号R0はアクセス制御回路20の内部における内部信号であり、カラムデコーダ13などには供給されない。リード信号R0はアクセス制御回路20に含まれるALカウンタ20aによって遅延され、アディティブレイテンシが経過した後、リード信号R1として出力される。アディティブレイテンシとは、半導体装置10を制御するコントローラ(不図示)が、アクティブコマンドACTから規定のレイテンシ後にリードコマンドREADを発行する本来のタイミングよりも先行して発行されるリードコマンドの発行タイミングを示す値である。したがって、リード信号R1が活性化するタイミングは、リードコマンドREADの本来の発行タイミングである。リード信号R1はカラムデコーダ13に供給され、カラムデコーダ13はこれに同期して複数のセンスアンプSAからカラムアドレスに従ったセンスアンプSAの選択を行う。選択されたセンスアンプSAのデータは、アンプ回路15に転送される。
リード信号R1はアクセス制御回路20に含まれるCLカウンタ20bによって更に遅延され、CASレイテンシが経過した後、リード信号R2として出力される。CASレイテンシとは、コントローラが発行するリードコマンドの本来の発行タイミングから最初のリードデータDQが出力されるまでの時間を示す値である。リード信号R2はデータ入出力回路16に供給され、データ入出力回路16はこれに同期してリードデータDQの出力を開始する。
リード信号R2はアクセス制御回路20に含まれるBLカウンタ20cによってさらに遅延され、バースト出力時間が経過した後、リード信号R3が生成される。バースト出力時間とは、最初のリードデータDQの出力が開始されてから最後のリードデータDQが出力されるまでの時間を示す値である。
以上の時間軸において、リード信号R1が活性化してからリード信号R3が活性化するまでの期間がリード期間であり、この期間においてリードステート信号STATEが活性化する。リード期間においては「データ出力回路」を構成するアンプ回路15及びデータ入出力回路16からなる回路ブロックがノイズの影響を受けやすく、回路ブロックがノイズを受けると回路ブロックから出力されるリードデータDQの信号品質を劣化させるおそれがある。例えば、アンプ回路15は、それ自身がセンシティブな微小電位をセンシングする回路であり、データ入出力回路16は、DLL回路200(図2)が出力する出力用クロック信号LCLKによってスキューやジッタを許さない高速なデータを転送する回路である。尚、前述の実施形態の変形例で説明したリードステート信号STATEをアクティブ動作(アクティブコマンド)に関連させる場合においても、センスアンプSAが受けるノイズを低減できる、ことは言うまでもない。前述の様に、リフレッシュ動作(リフレッシュコマンド)時には電源ラインVPPLの負荷(消費電流)が最大となり、内部電圧生成回路110〜113が動作する場合があるが、リフレッシュ動作時のワード線WLからセンスアンプSAの動作までの時間をアクティブ状態(アクティブコマンド)時のワード線WLからセンスアンプSAの動作までの時間よりも長い時間に設定すれば、リフレッシュ動作時のセンスアンプSAの入力ノード電位はアクティブ動作時のセンスアンプSAの入力ノード電位よりも高い電位が得られるので、内部電圧生成回路110〜113が動作するノイズをリフレッシュ動作時のセンスアンプSAが受けても、誤動作を抑止できる。
本実施形態においては、このようなリード期間においてリードステート信号STATEを活性化させ、制御回路150(図3)によってオシレータ信号OSC2を遮断している。その結果、リード動作中(または、アクティブ動作中)に電源ラインVPPLの電圧が所望のレベル(基準電圧Vref)より低下した場合であっても、内部電圧生成回路110〜113のうち2つの内部電圧生成回路110,111だけがポンピング動作を行い、残りの内部電圧生成回路112,113については動作が禁止されることから、昇圧回路100aが発生するノイズを抑制できる。しかも、リード期間(または、アクティブ動作中)においては、電源ラインVPPLの負荷(消費電流量)がリフレッシュコマンド時の電源ラインVPPLの負荷(消費電流量)よりも小さいことから、2つの内部電圧生成回路112,113の動作を停止させても、電源ラインVPPLの電圧を2つの内部電圧生成回路110,111のみによって所望のレベル(基準電圧Vref)に所定の時間で復帰させることが可能である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図7は、第2の実施形態による昇圧回路101aのブロック図である。
図7に示すように、本実施形態は、検出信号S1の信号パスに論理回路180が挿入されている点において図3に示した第1の実施形態と相違している。その他の点については図3に示した第1の実施形態と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
論理回路180は、停止信号STOPを受けるANDゲート回路からなる。このため、停止信号STOPがローレベルである期間は検出信号S1が遮断され、発振回路130の動作が停止される。つまり、比較回路140によって電源ラインVPPL上の内部電圧VPPが所望のレベルを下回ったことが検出された場合であっても、内部電圧VPPの昇圧動作は行われない。但し、電流供給能力の小さい内部電圧生成回路120,121の動作は継続される。停止信号STOPは、DLL回路200に関連する信号である。以下、停止信号STOPが生成されるDLL回路200について説明する。
図8は、DLL回路200の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、DLL回路200は、ディレイライン(遅延回路)210、位相制御回路220及びモード切り替え回路230を含んでいる。
ディレイライン210は、半導体装置10の外部から供給されるクロック信号CK(外部同期信号)を遅延させることによって出力用クロック信号LCLK(内部同期信号)を生成し、データ入出力回路16(図2)の供給する回路であり、その遅延量は位相制御回路220によって調整される。特に限定されるものではないが、ディレイライン210には、相対的に粗い調整ピッチでクロック信号CKを遅延させるコースディレイラインと、相対的に細かい調整ピッチでクロック信号CKを遅延させるファインディレイラインとが含まれていることが好ましい。
位相制御回路220は、クロック信号CK及び出力用クロック信号LCLKを受け、これらに基づいてディレイライン210の遅延量を調整することによって、出力用クロック信号LCLKの位相を調整する回路ブロックである。図8に示すように、位相制御回路220には、レプリカ回路221、位相判定回路222、カウンタ制御回路223、カウンタ回路224及び分周回路225が含まれている。
レプリカ回路221は、データ入出力回路16に含まれる出力バッファと実質的に同一の回路構成を有しており、出力用クロック信号LCLKに同期してフィードバッククロック信号fbCLKを出力する。これにより、フィードバッククロック信号fbCLKの位相は、リードデータDQの位相と正確に一致することになる。但し、レプリカ回路221を構成するトランジスタのサイズとしては、出力バッファを構成するトランジスタのサイズと同一である必要はなく、インピーダンスが実質的に同じである限り、シュリンクしたトランジスタを用いても構わない。
フィードバッククロック信号fbCLK及びクロック信号CKは、位相判定回路222に供給される。位相判定回路222は、クロック信号CKとフィードバッククロック信号fbCLKとの位相差を検出する回路である。上述の通り、フィードバッククロック信号fbCLKの位相はリードデータDQの位相と一致するよう、ディレイライン210によって調整されるが、電圧や温度などディレイライン210の遅延量に影響を与えるパラメータの変動や、外部クロック信号CK自体の周波数変動などによって、両者の位相は刻々と変化する。位相判定回路222はこのような変化を検出し、クロック信号CKに対してフィードバッククロック信号fbCLKの位相が進んでいるか或いは遅れているかを判定する。判定はクロック信号CKの毎周期ごとに行われ、その結果は位相判定信号PDとしてカウンタ制御回路223に供給される。
カウンタ制御回路223は、位相判定信号PDに基づいてアップダウン信号U/Dを生成する回路であり、アップダウン信号U/Dの更新はサンプリングクロック信号SYNCLK1に同期して行われる。ここで、サンプリングクロック信号SYNCLK1は、分周回路225によって生成される信号である。分周回路225は、クロック信号CKを分周することによって、クロック信号CK(外部同期信号)の周波数よりも低い周波数であるサンプリングクロック信号SYNCLK1,2を生成する回路である。特に限定されるものではないが、分周数は16又は32に設定することができる。したがって、例えば、分周回路225がクロック信号CKを16分周する場合には、クロック信号CKの16サイクルごとにサンプリングクロック信号SYNCLK1,2が活性化することになる。この場合、サンプリング周期は16クロックサイクルとなる。
カウンタ制御回路223によって生成されるアップダウン信号U/Dは、カウンタ回路224に供給される。カウンタ回路224は、アップダウン信号U/Dに基づいてカウントアップ又はカウントダウンする回路であり、カウントアップ又はカウントダウンは、サンプリングクロック信号SYNCLK1に対して位相の遅れたサンプリングクロック信号SYNCLK2に同期して行われる。カウンタ回路224のカウント値COUNTはディレイライン210に供給され、これによってディレイライン210の遅延量が定められる。
以上の構成を有する位相制御回路220は、サンプリングクロック信号SYNCLK2に同期してディレイライン210の遅延量を変化させる第1の動作モードと、ディレイライン210の遅延量を固定させる第2の動作モードを有している。つまり、第1の動作モードにおいては出力用クロック信号LCLKの位相制御動作が行われ、第2の動作モードにおいては出力用クロック信号LCLKの位相が固定される。
位相制御回路220が第2の動作モードに遷移すると、各回路ブロック221〜225の動作が停止し、位相制御回路220は電力をほとんど消費しない状態となる。但し、第2の動作モードに遷移した場合であってもカウンタ回路224のカウント値がリセットされることはなく、第2の動作モードに遷移した時点におけるカウント値が保持される。つまり、ディレイライン210の遅延量は、第2の動作モードに遷移する直前の遅延量に固定される。したがって、少なくともカウンタ回路224についてはそれへの電力供給を遮断してはならない。その他の回路ブロック(レプリカ回路221、位相判定回路222、カウンタ制御回路223及び分周回路225)については、第2の動作モードに遷移した場合、それらへの電力供給を遮断しても構わない。但し、第2の動作モードから第1の動作モードへ速やかに遷移(復帰)するためには、電力供給を遮断するのではなく、入力信号の変化によってスイッチングを行わない状態、つまり、それらの論理が固定された状態とすることが好ましい。
位相制御回路220の動作モードは、モード切り替え回路230より供給される停止信号STOPによって選択される。具体的には、位相制御回路220は、停止信号STOPが非活性状態(ローレベル)である場合は第1の動作モードとなり、停止信号STOPが活性状態(ハイレベル)である場合は第2の動作モードとなる。
図8に示すように、モード切り替え回路230には、カウンタ制御回路223の出力であるアップダウン信号U/Dと、アクセス制御回路20の出力であるリフレッシュ信号REFBが供給されており、これらに基づいて停止信号STOPを生成する。以下詳細に説明するように、本実施形態では、モード切り替え回路230がディザー判定回路によって構成されている。ディザー判定回路とは、アップダウン信号U/Dの変化パターンを監視することによって、DLLロックを検出する回路である。ここで「DLLロック」とは、クロック信号CKとフィードバッククロック信号fbCLKの位相がほぼ一致している状態を指す。
図9はモード切り替え回路(ディザー判定回路)230の回路図であり、図10はその動作を説明するためのタイミング図である。
図9に示すように、本実施形態におけるモード切り替え回路230は、リフレッシュ信号REFBをラッチするラッチ回路231,232と、これらラッチ回路231,232の出力DT0,DT1を受けるANDゲート233と、リフレッシュ信号REFBに基づいてワンショットパルスOPを生成するワンショットパルス生成回路234とを含んでいる。
リフレッシュ信号REFBはローアクティブな信号であり、通常時はハイレベルに固定されている。そして、外部からリフレッシュコマンドが発行されると、アクセス制御回路20によってリフレッシュ信号REFBが所定時間ローレベルへ変化する。そして、ロウデコーダ12及びセンス回路14を用いたリフレッシュ動作が完了すると、リフレッシュ信号REFBはハイレベルに戻る。尚、外部から半導体装置へ発行されるリフレッシュコマンドとしては、オートリフレッシュコマンドが挙げられる。
リフレッシュ信号REFBが非活性化、つまり、ローレベルからハイレベルに変化すると、図10に示すように、ワンショットパルス生成回路234によってワンショットパルスOPが生成される。ワンショットパルスOPが発生すると、ラッチ回路231,232はリセットされ、その出力DT0,DT1はいずれもローレベルとなる。このため、リフレッシュ動作の完了直後においては、ANDゲート233の出力である停止信号STOPは必ずローレベルとなる。上述の通り、停止信号STOPがローレベルである場合には、位相制御回路220は第1の動作モードが選択される。つまり、サンプリングクロック信号SYNCLK2に同期した出力用クロック信号LCLKの位相制御動作が行われる。
また、ラッチ回路231のクロック入力端にはアップダウン信号U/Dが供給されており、ラッチ回路232のクロック入力端には反転されたアップダウン信号U/Dが供給されている。このため、アップダウン信号U/Dが1回変化すると、ラッチ回路231,232のいずれか一方にハイレベルがラッチされ、アップダウン信号U/Dがもう1回変化すると、ラッチ回路231,232の他方にもハイレベルがラッチされる。つまり、アップダウン信号U/Dが2回変化した場合(つまり、ディザー判定により位相調整の作業により位相がほぼゼロに達した状態を示すDLLロックが検出された場合)にラッチ回路231,232の出力DT0,DT1の両方がハイレベルとなり、その結果、ANDゲート233の出力である停止信号STOPがハイレベルに変化する。上述の通り、停止信号STOPがハイレベルである場合には、位相制御回路220は第2の動作モードが選択される。つまり、出力用クロック信号LCLKの位相が固定される。これが、ディザー判定回路のディザープロセスである。アップダウン信号U/Dは、ディザー信号ともいえる。
アップダウン信号U/Dが2回変化するケースとしては、アップ判定、ダウン判定、アップ判定の順に変化するケース(U/D/U)と、ダウン判定、アップ判定、ダウン判定の順に変化するケース(D/U/D)が挙げられる。いずれのケースも、クロック信号CKとフィードバッククロック信号fbCLKの位相がほぼ一致している場合に出現するパターンであり、DLLロックした場合に現れる特徴である。
これにより、図10に示すように、ディザー判定によりDLLロックが検出される度に第1の動作モードから第2の動作モードに遷移し、リフレッシュ信号REFBが活性化する度に第2の動作モードから第1の動作モードに遷移することになる。つまり、位相制御動作がトリガ信号(リフレッシュ信号REFB)により間欠的に行われることになり、位相制御回路220における消費電力が低減される。
ここで、位相制御回路220が第2の動作モードに遷移すると、位相制御動作が停止することから、出力用クロック信号LCLKがクロック信号CKに正しく追従しないおそれがある。しかしながら、本実施形態では、所定の頻度で活性化されるリフレッシュ信号REFBをトリガ信号として第1の動作モードに復帰させていることから、位相制御動作の停止による位相のズレはほとんど生じない。具体的には、オートリフレッシュコマンドの発行頻度はμsecオーダーであることから、このような短期間で顕著な位相のズレが生じることは稀であり、位相制御動作の間欠的な停止によってリードデータの出力品質が低下することはない。むしろ、位相制御動作を停止させている間は、出力用クロック信号LCLKにジッタが発生しないことから、リードデータの出力品質が高められる場合もある。
また、本実施形態では、オートリフレッシュコマンドが所定の頻度で活性化される点に着目し、これを第2の動作モードから第1の動作モードに遷移するトリガ信号として利用していることから、位相制御回路220を第1の動作モードに遷移させるための特別な回路を付加する必要もない。
さらに、本実施形態では、停止信号STOPが電源回路100に供給され、これにより位相制御回路220が第1の動作モードである場合には内部電圧生成回路110〜113によるポンピング動作が全て停止される。これにより、内部電圧生成回路110〜113のポンピング動作によって生じるノイズ、位相制御回路220のが位相判定動作に影響を与えることがなくなる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態は、図3において、リードステート信号STATEに代えて、停止信号STOPの反転信号が、インバータ151のゲート電極に供給される。これにより、位相制御部が活性化している時は、比較回路140に係わらず内部電圧生成回路112及び内部電圧生成回路113は動作しない。位相制御部が活性化しない時は、比較回路140に従って内部電圧生成回路112及び内部電圧生成回路113が動作する。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態は、図3において、リードステート信号STATEに加えて、停止信号STOPが、NANDゲート回路152の第3のゲート電極に供給される。これにより、リード期間及び位相制御部が活性化している時は、比較回路140に係わらず内部電圧生成回路112及び内部電圧生成回路113は動作しない。リード期間以外及び位相制御部が活性化しない時は、比較回路140に従って内部電圧生成回路112及び内部電圧生成回路113が動作する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
本願の技術思想は、正電圧及び負電圧を生成する内部電圧生成回路に適用できる。また、ポンピング作用を伴うか否かにおいて、限定されない。更に、図面で開示した各回路ブロック内の回路形式、その他の制御信号を生成する回路は、実施例が開示する回路形式限られない。
本発明の半導体装置の技術思想は、SRAMなどの揮発性メモリや不揮発性メモリにも適用でき、更にメモリ以外にも様々な半導体装置に適用することができる。例えば、CPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Product)、メモリ(Memory)等の半導体装置全般に、本発明を適用することができる。このような本発明が適用された半導体装置の製品形態としては、例えば、SOC(システムオンチップ)、MCP(マルチチップパッケージ)やPOP(パッケージオンパッケージ)などが挙げられる。これらの任意の製品形態、パッケージ形態を有する半導体装置に対して本発明を適用することができる。
また、トランジスタとして電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor; FET)を用いる場合には、MOS(Metal Oxide Semiconductor)以外にもMIS(Metal-Insulator Semiconductor)、TFT(Thin Film Transistor)等の様々なFETを用いることができる。更に、装置内の一部にバイポーラ型トランジスタを有しても良い。
更に、NMOSトランジスタ(N型チャネルMOSトランジスタ)は、第1導電型のトランジスタ、PMOSトランジスタ(P型チャネルMOSトランジスタ)は、第2導電型のトランジスタの代表例である。
また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
以下、本発明のその他の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
それぞれが生成した電圧を第1の電源ラインに共通に供給する複数の内部電圧生成回路と、
前記電源ラインから供給される高電位側の電圧によって動作する第1の負荷回路と、
第2の電源ラインから供給される高電位側の電圧によって動作する複数の第2の負荷回路と、
前記第1の電源ラインの電位と基準電位とを比較する比較回路と、
前記第1の負荷回路及び前記複数の第2の負荷回路、並びに前記複数の内部電圧生成回路を制御する制御回路と、を備え、
前記制御回路は、
前記前記第1の負荷回路が活性であり且つ前記複数の第2の負荷回路の少なくとも一部である第3の負荷回路が非動作状態であることを示す第1の動作状態及び前記第1の負荷回路が活性であり且つ前記第3の負荷回路が動作状態であることを示す第2の動作状態のいずれであるか否かを示す制御信号を生成し、前記複数の内部電圧生成回路に供給し、
前記複数の内部電圧生成回路は、
前記制御信号が第1の動作状態を示す時、前記比較回路が示す比較結果に対応して前記複数の内部電圧生成回路のすべてを活性化し、
前記制御信号が第2の動作状態を示す時、前記比較回路が示す比較結果に対応して前記複数の内部電圧生成回路の一部の内部電圧生成回路を活性化し、残りの内部電圧生成回路を活性化させない、半導体装置。
(付記2)
前記第3の負荷回路は、メモリセルアレイから読み出したデータを出力するデータ出力回路を含み、
前記第1の動作状態は、前記データ出力回路が非活性状態であり、
前記第2の動作状態は、前記データ出力回路が活性状態である、付記1の半導体装置。
(付記3)
前記データ出力回路は、第4の負荷回路及び第5の負荷回路を含み、
前記制御回路は、
前記半導体装置の外部からリフレッシュコマンド、アクティブコマンド及びリードコマンドが供給され、
前記リフレッシュコマンドに対応して、前記第1の動作状態として、前記第1及び第4の負荷回路を活性させ且つ前記第5の負荷回路を非活性させ、
前記アクティブコマンド及びリードコマンドに対応して、前記第2の動作状態として、前記第1、第4及び第5の負荷回路を活性させる、付記2の半導体装置。
(付記4)
前記第3の負荷回路は、前記半導体装置の外部から供給される外部同期信号と内部同期信号の位相を比較する位相比較回路を含み、
前記第1の動作状態は、前記位相比較回路が非動作状態であり、
前記第2の動作状態は、前記位相比較回路が動作状態である、付記1の半導体装置。
(付記5)
前記半導体装置は、前記位相比較回路と、前記外部同期信号を遅延させることにより前記内部同期信号を生成する遅延回路と、前記位相比較回路による比較結果に基づいて前記遅延回路の遅延量を制御する位相制御回路とを含むDLL回路を含み、
前記第1の動作状態は、前記遅延回路が動作状態であり、且つ、前記位相制御回路が非動作状態であり、
前記第2の動作状態は、前記遅延回路が動作状態であり、且つ、前記位相制御回路が動作状態である、付記4の半導体装置。
(付記6)
更に、前記比較回路の出力によって制御される発振回路を備え、
前記複数の内部電圧生成回路は、それぞれキャパシタを含むチャージポンプを含み、前記発振回路から供給される周期的なオシレータ信号によってそれぞれのチャージポンプがポンピング動作を行い、
前記制御回路は、前記制御信号と前記オシレータ信号がそれぞれの入力ノードに供給され、出力ノードの信号が前記残りの内部電圧生成回路へ供給される論理回路を含む、付記1の半導体装置。
1,2 内部電圧生成回路
3 負荷回路
3a 内部電圧生成回路の生成電圧が電源として供給される回路ブロック
3b その他の電圧が電源として供給される回路ブロック
4 制御回路
5 比較回路
6 ANDゲート回路
10 半導体装置
11 メモリセルアレイ
12 ロウデコーダ
13 カラムデコーダ
14 センス回路
15 アンプ回路
16 データ入出力回路
17 データ入出力端子
20 アクセス制御回路
20a ALカウンタ
20b CLカウンタ
20c BLカウンタ
21 アドレス端子
22 コマンド端子
23 クロック端子
31,32 電源端子
100 電源回路
100a,101a 昇圧回路
100b 降圧回路
110〜113,120,121 内部電圧生成回路
130,130a 発振回路
140,140a 比較回路
141 抵抗回路
142 コンパレータ
150 制御回路
151 インバータ
152 NANDゲート回路
160〜162,170,171 インバータ
180 論理回路
200 DLL回路
210 ディレイライン
220 位相制御回路
221 レプリカ回路
222 位相判定回路
223 カウンタ制御回路
224 カウンタ回路
225 分周回路
230 モード切り替え回路
231,232 ラッチ回路
233 ANDゲート回路
234 ワンショットパルス生成回路
VL,VPERIL,VPPL 電源ライン

Claims (20)

  1. 第1及び第2の電源ラインと、
    前記第1の電源ラインにそれぞれ第1の電圧を供給する複数の内部電圧生成回路と、
    前記第1の電圧と基準電圧とを比較し、前記第1の電圧が前記基準電圧未満であれば第1の論理、前記基準電圧以上であれば第2の論理を示す比較信号を生成する比較回路と、
    前記第1の電圧によって動作する第1の負荷回路と、
    前記第2の電源ラインから供給される第2の電圧によって動作する第2の負荷回路と、
    前記第2の負荷回路が動作している状態を第3の論理、動作していない状態を第4の論理として示す制御信号を生成する制御回路と、を備え、
    前記複数の内部電圧生成回路は、
    前記比較信号が第1の論理及び前記制御信号が第4の論理である場合に活性化され、且つ、前記比較信号が第1の論理及び前記制御信号が第3の論理である場合、若しくは前記比較信号が第2の論理である場合に非活性化される第1の内部電圧生成回路と、
    前記比較信号が第1の論理である場合には前記制御信号の論理にかかわらず活性化され、且つ、前記比較信号が第2の論理である場合に非活性化される第2の内部電圧生成回路と、を含む、ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2の負荷回路は、メモリセルアレイから読み出したデータを出力するデータ出力回路を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記データ出力回路は、第3の負荷回路及び第4の負荷回路を含み、
    前記制御回路は、更に、
    前記半導体装置の外部からリフレッシュコマンド、アクティブコマンド及びリードコマンドが供給され、
    前記リフレッシュコマンドに対応して、前記第1及び第3の負荷回路を活性させ且つ前記第4の負荷回路を非活性させ、
    前記アクティブコマンド及びリードコマンドに対応して、前記第1、第3及び第4の負荷回路を活性させる、請求項2の半導体装置。
  4. 前記第2の負荷回路は、前記半導体装置の外部から供給される外部同期信号と内部同期信号の位相を比較する位相比較回路を含む、請求項1の半導体装置。
  5. 前記第2の負荷回路は、更に、前記半導体装置の外部から供給される外部同期信号と内部同期信号を比較する位相比較回路を含む、請求項2または3の半導体装置。
  6. 前記第2の負荷回路は、更に、前記位相比較回路と、前記外部同期信号を遅延させることにより前記内部同期信号を生成する遅延回路と、前記位相比較回路による比較結果に基づいて前記遅延回路の遅延量を制御する位相制御回路とを含むDLL回路を含み、
    前記第3の論理は、前記遅延回路が動作している状態、且つ、前記位相制御回路が動作していない状態を示し
    前記第4の論理は、前記遅延回路が動作している状態、且つ、前記位相制御回路が動作している状態を示す、請求項4の半導体装置。
  7. 前記第2の負荷回路は、更に、前記位相比較回路と、前記外部同期信号を遅延させることにより前記内部同期信号を生成する遅延回路と、前記位相比較回路による比較結果に基づいて前記遅延回路の遅延量を制御する位相制御回路とを含むDLL回路を含み、
    前記第3の論理は、前記遅延回路が動作している状態、且つ、前記位相制御回路が動作していない状態を示し
    前記第4の論理は、前記遅延回路が動作している状態、且つ、前記位相制御回路が動作している状態を示す、請求項5の半導体装置。
  8. 更に、前記比較回路の出力によって制御される発振回路を備え、
    前記複数の内部電圧生成回路は、それぞれキャパシタを含むチャージポンプを含み、前記発振回路から供給される周期的なオシレータ信号によってそれぞれのチャージポンプがポンピング動作を行い、
    前記制御回路は、更に、前記制御信号と前記オシレータ信号がそれぞれの入力ノードに供給され、出力ノードの信号が前記残りの内部電圧生成回路へ供給される論理回路を含む、請求項1の半導体装置。
  9. 前記第1の負荷回路は、ワード線を駆動するワードドライバを含む、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記第1の内部電圧生成回路を複数備え、前記複数の第1の内部電圧生成回路は互いに異なる位相で動作し、
    前記第2の内部電圧生成回路を複数備え、前記複数の第2の内部電圧生成回路は互いに異なる位相で動作する、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. 前記複数の第1の内部電圧生成回路及び前記複数の第2の内部電圧生成回路は互いに異なる位相で動作する、ことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記半導体装置は、更に、前記比較信号及び前記制御信号にかかわらず活性化され、前記第1の電源ラインに前記第1の電圧を供給する第3の内部電圧生成回路を備える、ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の半導体装置。
  13. 前記第3の内部電圧生成回路の電流供給能力は、前記第1及び第2の内部電圧生成回路の電流供給能力よりも小さい、ことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置。
  14. 前記第1及び第2の内部電圧生成回路の電流供給能力は互いに等しい、ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の半導体装置。
  15. 前記第1の電源ラインから供給される電圧は、前記第2の電源ラインから供給される電圧よりも高い、ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の半導体装置。
  16. 前記半導体装置は、更に、前記半導体装置の外部から供給される外部電源電圧を降圧し、前記第2の電源ラインに供給する降圧回路を備え、
    前記複数の内部電圧生成回路は、前記外部電源電圧を昇圧し、前記第1の電源ラインに供給する、ことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置。
  17. 半導体装置の外部から供給されるアクティブコマンドに応答してワード線を活性化し、
    前記活性化された前記ワード線に関連するメモリセルのデータをセンシングし、
    前記外部から供給されるリードコマンドに応答して前記センシングされたデータをリードデータとして外部に出力し、
    前記アクティブコマンドまたは前記リードコマンドから前記リードデータの出力が終了するまでの少なくとも一部の期間において、前記ワード線に供給する電圧を生成する内部電圧生成回路の電流供給能力を制限する、ことを特徴とする半導体装置の制御方法。
  18. 更に、前記外部から供給される外部同期信号を遅延して内部同期信号を生成し、
    前記外部同期信号と前記内部同期信号の位相を比較し、
    前記比較の結果に基づいて前記遅延の量を制御し、
    前記少なくとも一部の期間に代えて、前記位相を比較する期間において、前記ワード線に供給する電圧を生成する内部電圧生成回路の電流供給能力を制限する、ことを特徴とする請求項17の半導体装置の制御方法。
  19. 更に、前記外部から供給される外部同期信号を遅延して内部同期信号を生成し、
    前記外部同期信号と前記内部同期信号の位相を比較し、
    前記比較の結果に基づいて前記遅延の量を制御し、
    前記位相を比較する期間において、前記ワード線に供給する電圧を生成する内部電圧生成回路の電流供給能力を制限する、ことを特徴とする請求項17の半導体装置の制御方法。
  20. 更に、半導体装置の外部から供給されるリフレッシュコマンドに応答してワード線を活性化し、
    前記リフレッシュコマンドに関連して活性化された前記ワード線に関連するメモリセルのデータをセンシングし、
    前記リフレッシュコマンドに関連して前記センシングされたデータをリードデータとして外部に出力せず、
    前記リフレッシュコマンドから前記リフレッシュコマンドに関連するセンシングまでの期間において、前記ワード線に供給する電圧を生成する内部電圧生成回路の電流供給能力を制限しない、ことを特徴とする請求項17または19の半導体装置の制御方法。
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