JP2012123605A - ドキュメント情報表示制御装置、ドキュメント情報表示方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

ドキュメント情報表示制御装置、ドキュメント情報表示方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のページからなるドキュメントであってもユーザがドキュメントの確認を従来よりも行いやすくする。
【解決手段】パーソナルコンピュータ2は、複数のページからなるドキュメントを印刷装置によって印刷しまたはこのドキュメントの印刷物に対してフィニッシャによって仕上げの処理を施す際の、この印刷物の全体について起こる可能性がある事情である全体事情および各ページそれぞれについて起こる可能性がある事情である個別事情を検知する。そして、警告メッセージ領域53に、検知した全体事情を示す全体事情情報および検知した個別事情を示す個別事情情報を表示させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ドキュメントの印刷物をプレビューする装置および方法などに関する。
近年、ドキュメントを印刷した印刷物の仕上がりの状態を表す画像を表示する技術が普及している。このような表示は、一般に「プレビュー」と呼ばれている。
ユーザは、ドキュメントを用紙に印刷する前にプレビューを行うことによって、印刷物の不具合を予め知ることができる。これにより、用紙の無駄遣いを減らすことができる。
プレビューに関する技術として、次のような技術が提案されている。印刷プレビュー表示部によって印刷プレビューの表示時、印刷条件取得部によって印刷データの印刷条件を取得し、印刷先印刷装置情報取得部によって使用者が指定した印刷装置から装置情報を取得すると、印刷可否判定部が上記印刷条件と上記装置情報とに基づいて上記指定した印刷装置において上記印刷データに基づく印刷が可能か否かを判定し、印刷可否判定結果表示部が表示部の印刷プレビュー画面に印刷可否判定結果として、印刷可能なときは印刷可情報を、印刷不可能なときは印刷否情報と原因を表示する(特許文献1)。
さらに、次のような技術も提案されている。操作者が印刷ミスを犯しやすい設定(ミス設定)を予め登録しておき、印刷時に、そのときの印刷設定とミス設定を比較し、ミス設定に該当する場合には操作者に対して警告を促す(特許文献2)。
特開2006−155465号公報 特開2007−058428号公報
しかし、従来のプレビューの技術では、ドキュメントが複数のページからなる場合は、ユーザは、不具合の有無などを1ページずつ確認しなければならない。よって、ページ数が多ければ多いほど、ユーザにとって面倒である。
本発明は、このような問題点に鑑み、複数のページからなるドキュメントであってもユーザがドキュメントの確認を従来よりも行いやすくすることを、目的とする。
本発明の一形態に係るドキュメント情報表示制御装置は、複数のページからなるドキュメントを印刷装置によって印刷しまたは当該ドキュメントの印刷物に対してフィニッシャによって当該仕上げの処理を施す際の、当該印刷物の全体について起こる可能性がある事情である全体事情および当該各ページそれぞれについて起こる可能性がある事情である個別事情を検知する、検知手段と、前記検知手段によって検知された前記全体事情を示す全体事情情報および前記個別事情を示す個別事情情報を同一の画面の中に配置してディスプレイに表示させる事情情報表示制御手段と、を有する。
好ましくは、前記各ページのサムネイル画像を前記同一の画面に配置して前記ディスプレイに表示させるサムネイル画像表示制御手段、を有する。
または、前記事情情報表示制御手段は、前記各全体事情情報および前記各個別事情情報をリストの形態で表示させる。または、前記各全体事情情報を前記各個別事情情報よりも上位に表示させる。または、前記事情情報表示制御手段は、前記各個別事情情報を、番号が小さいページに係るものであるほど上位に表示させる。
または、前記ページの印刷面の状態を表わす画像であるプレビュー画像を前記同一の画面に配置して前記ディスプレイに表示させるプレビュー画像表示制御手段と、前記プレビュー画像よりも小さい、前記各ページの画像であるサムネイル画像を、前記同一の画面に配置して、前記ディスプレイに表示させる、サムネイル画像表示手段と、カーソルを、前記サムネイル画像のうちのいずれかに合わせて前記ディスプレイに表示させる、カーソル表示制御手段と、を有し、前記全体事情情報および前記個別事情情報のうちのいずれかが選択された場合に、前記カーソル表示制御手段は、当該選択された全体事情情報または個別事情情報に係る前記ページの前記サムネイル画像に前記カーソルを合わせて表示させ、前記プレビュー画像表示制御手段は、前記選択された全体事情情報または個別事情情報に係る前記ページの前記プレビュー画像を表示させる。
または、前記各ページのサムネイル画像を、前記同一の画面に配置して、前記ディスプレイに表示させる、サムネイル画像表示手段と、カーソルを、ユーザの操作に応じて前記サムネイル画像のうちのいずれかに合わせて前記ディスプレイに表示させる、カーソル表示制御手段と、を有し、前記事情情報表示制御手段は、前記カーソルの移動に伴って、当該カーソルに新たに合う前記サムネイル画像に係る前記ページの前記個別事情情報を優先的に表示させる。
または、前記事情情報表示制御手段は、前記ページのうちの前記ユーザが選択したページについては前記個別事情情報を表示させず残りのページの前記個別事情情報を表示させる。
または、前記検知手段は、前記全体事情として、前記印刷物のステープル綴じができない第一の事情、前記印刷物にパンチ穴を開けることができない第二の事情、前記印刷物に折り仕上げを施せない第三の事情のうちの少なくとも1つを検知する。または、前記ページの前記個別事情として、当該ページの画像を印刷するのに使用する用紙の面積に対する、当該ページに含まれるオブジェクト以外の部分の面積の割合が、所定の割合以上になる第四の事情、当該ページの画像が用紙からはみ出す第五の事情、当該ページに含まれる文字のサイズが第一のサイズを超える第六の事情、および当該文字のサイズが第二のサイズ未満になる第七の事情のうちの少なくとも1つを検知する。
または、前記全体事情情報および前記個別事情情報のうちのいずれかが選択された場合に、当該選択された全体事情情報または個別事情情報に関するさらに詳細な情報として原因または対策に関する詳細情報を前記ディスプレイに表示させる、詳細情報表示制御手段、を有する。
本発明によると、複数のページからなるドキュメントであってもユーザがドキュメントの確認を従来よりも行いやすくすることができる。
ネットワークシステムの全体的な構成の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 パーソナルコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。 パーソナルコンピュータの機能的構成の例を示す図である。 印刷プレビューウィンドウの例を示す図である。 警告データの構成の例を示す図である。 ヘッダ部に格納されるデータの例を示す図である。 ページ警告データ部に格納されるデータの例を示す図である。 警告メッセージ領域の例を示す図である。 警告ダイアログの例を示す図である。 警告メッセージ領域の遷移の例を示す図である。 カーソルの移動の例を説明するための図である。 カーソルの移動の例を説明するための図である。 印刷プレビューウィンドウを表示する際の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 警告表示処理の流れの例を説明するフローチャートである。 印刷プレビューウィンドウ5の表示後の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 リスト処理の流れの例を説明するフローチャートである。
図1は、ネットワークシステム100の全体的な構成の例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、パーソナルコンピュータ2のハードウェア構成の例を示す図である。図4は、パーソナルコンピュータ2の機能的構成の例を示す図である。
図1に示すように、ネットワークシステム100は、1台または複数台の画像形成装置1および1台または複数台のパーソナルコンピュータ2などによって構成される。
画像形成装置1は、一般に複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれる装置であって、コピー、ネットワークプリンティング(PCプリント)、ファックス、およびスキャナなどの機能を集約した装置である。
画像形成装置1は、LAN(Local Area Network)、公衆回線、またはインターネットなどの通信回線を介してパーソナルコンピュータ2などの装置と画像データのやり取りを行うことができる。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、大容量記憶装置10d、スキャナ10e、印刷装置10f、ネットワークインタフェース10g、タッチパネルディスプレイ10h、モデム10i、およびフィニッシャ10jのほか制御用の回路などによって構成される。
ネットワークインタフェース10gは、通信回線を介してパーソナルコンピュータなどの他の装置と通信を行うためのNIC(Network Interface Card)である。
タッチパネルディスプレイ10hは、ユーザに対してメッセージまたは指示を与えるための画面、ユーザが処理の指令および条件を入力するための画面、およびCPU10aの処理の結果を示す画面などを表示する。また、ユーザが指で触れた位置を検知し、検知結果を示す信号をCPU10aに送信する。
スキャナ10eは、用紙に記されている写真、文字、絵、図表などの画像を読み取って画像データを生成する装置である。
モデム10iは、固定電話網を介して他のファックス端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りするための装置である。
印刷装置10fは、スキャナ10eによって読み取られた画像のほか、パーソナルコンピュータ2またはファックス端末などから受信した画像データに示される画像を印刷する。
フィニッシャ10jは、印刷装置10fによって画像が印刷された印刷物に対して仕上げの処理を行う。本実施形態では、ステープルで印刷物を綴じる処理、パンチ穴を開ける処理、および2つ折りまたは3つ折りなどの折り仕上げを施す処理などを行う。
ROM10cまたは大容量記憶装置10dには、オペレーティングシステムおよびミドルウェアなどのソフトウェアがインストールされている。ソフトウェアを構成するモジュールは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。大容量記憶装置10dとして、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
パーソナルコンピュータ2は、図3に示すように、CPU20a、RAM20b、ROM20c、大容量記憶装置20d、キーボード20e、ポインティングデバイス20f、液晶ディスプレイ20g、およびネットワークインタフェース20hなどによって構成される。
キーボード20eおよびポインティングデバイス20fは、ユーザが指令およびデータをパーソナルコンピュータ2に対して入力するための装置である。ポインティングデバイス20fとして、マウスまたはトラックパッドなどが用いられる。
液晶ディスプレイ20gには、画像形成装置1のタッチパネルディスプレイ10hと同様、種々の画面が表示される。本実施形態では、特に、印刷プレビューウィンドウ5(図5参照)が画面の1つとして表示される。
ROM20cまたは大容量記憶装置20dには、図4に示すように、ワープロソフト、表計算ソフト、または描画ソフトなどのアプリケーション2APのほか、プリンタドライバ2DRがインストールされている。アプリケーション2APおよびプリンタドライバ2DRは、必要に応じてRAM20bにロードされ、CPU20aによって実行される。大容量記憶装置20dとして、HDDまたはSDDなどが用いられる。
プリンタドライバ2DRには、ウィンドウ表示部201、プレビュー画像等生成部202、プレビュー画像等記憶部203、プレビュー表示部204、サムネイル表示部205、警告検知部211、警告情報記憶部212、警告リスト表示部213、警告ダイアログ表示部214、サムネイル制御部231、印刷設定部241、および印刷実行部242などを実現するためのモジュールが含まれている。
プリンタドライバ2DRは、画像形成装置1を制御するためのプログラムであって、特に、画像形成装置1で印刷を行うための印刷データを生成したり、この印刷データおよびコマンドなどを画像形成装置1へ送信したりするためのプログラムである。さらに、プリンタドライバ2DRによると、ユーザは、画像形成装置1によって用紙に印刷される画像の仕上がりの状態を、画面で確認することができる。仕上がりの状態を表示することは、一般に、「プレビュー」と呼ばれる。また、仕上がりの状態を示す画面は、一般に「プレビュー画面」と呼ばれる。
図5は、印刷プレビューウィンドウ5の例を示す図である。図6は、警告データ42の構成の例を示す図である。図7は、ヘッダ部42Aに格納されるデータの例を示す図である。図8は、ページ警告データ部42Bに格納されるデータの例を示す図である。図9は、警告メッセージ領域53の例を示す図である。図10は、警告ダイアログ5Wの例を示す図である。図11は、警告メッセージ領域53の遷移の例を示す図である。図12および図13は、カーソル6Sの移動の例を説明するための図である。
次に、図4に示すパーソナルコンピュータ2の各部を順次説明する。
ユーザは、印刷対象のドキュメントの画像データをパーソナルコンピュータ2に用意しておく。ユーザは、この画像データを、アプリケーション2APで書類を作成することによって用意すればよい。または、ユーザは、インターネット上のサーバからWEBページのデータをダウンロードし、このデータを画像データとして用いることもできる。
そして、ユーザは、所定のコマンドをパーソナルコンピュータ2に入力する。すると、プリンタドライバ2DRが起動する。以下、複数のページからなるドキュメント6が印刷の対象である場合を例に、説明する。ユーザは、ページごとに、印刷に使用する用紙のサイズを決めることができる。
ウィンドウ表示部201は、印刷プレビューウィンドウ5を液晶ディスプレイ20gに表示させる。
印刷プレビューウィンドウ5には、図5に示すように、プレビュー画像領域51、サムネイル画像領域52、および警告メッセージ領域53が設けられている。さらに、印刷プレビューウィンドウ5には、拡大縮小操作バー5A、ページ移動操作バー5B、印刷設定ボタン5C、ページ削除ボタン5D、削除取消ボタン5E、および印刷コマンドボタン5Fが配置されている。
印刷設定部241は、ドキュメント6の印刷に関する設定の内容を示す設定データを、例えば次のように生成する。
ユーザが印刷設定ボタン5Cをクリックすると、印刷設定部241は、印刷設定ダイアログを液晶ディスプレイ20gに表示させる。ここで、ユーザは、種々の事項に関する設定の内容を入力する。例えば、ステープル仕上げ、パンチ穴仕上げ、および折り仕上げなど、フィニッシャ10jによる印刷物の仕上げの有無を入力する。または、片面印刷、両面印刷、Nin1印刷(N−up印刷)など、用紙の面へのページの配置を入力する。または、使用する用紙のサイズを入力する。または、カラー印刷かモノクロ印刷かを入力する。または、印刷を行うとともにドキュメント6の画像データをHDDに保存するか否かを、入力する。
そして、印刷設定部241は、ユーザが入力した内容を受け付け、その内容を示す設定データ41を生成する。
プレビュー画像等生成部202は、設定データ41に基づいてドキュメント6の各ページのプレビュー画像6Aおよびサムネイル画像6Bを生成する。
「プレビュー画像6A」は、画像形成装置1によって用紙にページの画像を印刷した場合の印刷物の仕上がりの状態を示す画像である。「サムネイル画像6B」は、ページの画像を親指くらいの大きさに縮小したものである。
プレビュー画像等記憶部203には、プレビュー画像等生成部202によって生成された、各ページのプレビュー画像6Aおよびサムネイル画像6Bが、画像データとして記憶される。
プレビュー表示部204は、プレビュー画像等記憶部203に記憶されている画像データに基づいて、任意のページのプレビュー画像6Aをプレビュー画像領域51に表示させる。
プレビュー表示部204は、印刷プレビューウィンドウ5が表示された当初は、デフォルトのページ(例えば、1ページ目)のプレビュー画像6Aを表示させる。そして、ユーザがページ移動操作バー5Bを操作すると、その操作の内容に応じて、別のページのプレビュー画像6Aを表示させる。なお、後述するページ警告データ部42B(図8参照)の「表示」の値が「しない」であるページについては、プレビュー画像6Aの表示を行わない。
サムネイル表示部205は、プレビュー画像等記憶部203に記憶されている画像データに基づいて、M個のページのサムネイル画像6Bをサムネイル画像領域52に表示させる。なお、Mは、2以上の整数であり、本実施形態においては、16である。ドキュメント6のページ数がM以下である場合は、すべてのページのサムネイル画像6Bがサムネイル画像領域52に表示される。本実施形態では、ドキュメント6のページ数がMよりも多い場合を例に説明する。
サムネイル表示部205は、印刷プレビューウィンドウ5が表示された当初は、例えば1ページ目からMページ目までのサムネイル画像6Bを表示させる。そして、ユーザがサムネイル画像領域52の下部にあるスクロールバーを操作すると、その操作内容に応じて、別のページのサムネイル画像6Bを表示させる。
また、サムネイル画像領域52のいずれか1つのサムネイル画像6Bに、カーソル6Sが配置されている。サムネイル制御部231は、カーソル6Sを表示させる。そして、ユーザがクリックしたサムネイル画像6Bへ移動させる。
警告検知部211は、ドキュメント6を印刷した際に生じると考えられる不具合をはじめとする、ユーザに知らせるべき事情(状態、現象)を検知(予測、推理)する。これらの事情は、ドキュメント6全体に関する事情と、個々のページに関する事情とに大別することができる。
警告検知部211は、ドキュメント6全体に関する事情として、例えば、印刷物のステープル綴じができない、印刷物にパンチ穴を開けられない、および印刷物に折り仕上げ(2つ折り、3つ折りなど)を施せないなど、印刷物の仕上げに関する事情を検知する。そのほか、用紙を供給できない、印刷物を排出できない、ドキュメント6を描画できない、およびHDDへ保存できない、などの事情を検知(予測、推理)する。
ステープル綴じができないことは、ドキュメント6の印刷物の枚数が所定の枚数α1以上であるか否かを設定データ41に基づいてチェックすることによって、検知することができる。つまり、警告検知部211は、所定の枚数α1以上であれば、ステープル綴じができないと、検知する。
例えば、ドキュメント6のページ数が60ページであり、所定の枚数α1が25枚であり、片面印刷および2in1印刷が設定データ41に示される場合は、1部の印刷物の枚数は30枚なので、25枚以内に収まらない。よって、警告検知部211は、ステープル綴じができないことを検知する。
なお、ステープル綴じができないことの検知は、ステープル仕上げが必要であると設定データ41に示される場合にのみ、行ってもよい。後述する折り仕上げ、パンチ穴仕上げ、およびHDDへの保存についても、同様である。
折り仕上げを施せないことも同様に、ドキュメント6の印刷物の枚数が所定の枚数α2以上であるか否かを設定データ41に基づいてチェックすることによって、検知することができる。
パンチ穴を開けられないことは、用紙のサイズによって検知することができる。警告検知部211は、設定データ41に示される用紙のサイズが所定のサイズ(例えば、葉書サイズ)以下である場合は、印刷物にパンチ穴を開けられないと、検知する。
用紙を供給できないことは、ドキュメント6の印刷物の枚数と、給紙トレイに残っている、ドキュメント6の印刷に使用するサイズの用紙の枚数とを、比較することによって検知することができる。警告検知部211は、前者が後者未満であれば、用紙を供給できないと、検知する。ドキュメント6の印刷物の枚数および印刷に使用する用紙のサイズは、設定データ41より求められる。
印刷物を排出できないことは、ビンに溜まっている印刷物の枚数が所定の枚数α3以上であるか否かを検知することによって、検知することができる。警告検知部211は、この枚数が所定の枚数α3以上であれば、印刷物を排出することができないと、検知する。
ドキュメント6を描画できないことは、トナーの残量に基づいて検知することができる。警告検知部211は、トナーの残量が所定の量未満であれば、ドキュメント6を描画することができないと、検知する。
HDDへの保存ができないことは、ドキュメント6の画像データのサイズと保存先のHDDの空き容量とを比較することによって検知することができる。警告検知部211は、前者が後者を超えている場合は、HDDへの保存ができないと、検知する。
また、警告検知部211は、ドキュメント6の個々のページに関する事情として、例えば、余白率が大きい、画像が用紙からはみ出す、文字が小さい、文字が大きい、用紙がない、トナーの消費が多い、モノクロである、使用メモリが多い、または使用メモリが少ない、などの事情を検知(予測、推理)する。このように、ドキュメント6の個々のページに関する事情は、不具合に関するものだけに限られない。
ここで、これらの事情の検知の方法の例を、Xページ目に関する事情を検知する場合を例に、説明する。
余白率が大きいことは、次のように検知することができる。警告検知部211は、Xページ目の印刷に使用する用紙に対する、Xページ目に含まれるオブジェクト以外の部分の面積の合計の割合を、余白率として算出する。そして、余白率が所定の割合以上であれば、余白率が大きいことを、検知する。なお、オブジェクトの部分は、オブジェクトを囲む矩形の部分であってもよい。
画像が用紙からはみ出すことは、例えば次のような方法で検知することができる。画像形成装置1へ与える印刷データには、通常、クリップ(Clip)命令のコードが記載されている。クリップ命令は、印刷の対象を、指定した境界で切り抜くためのコマンドである。したがって、この印刷データには、画像形成装置1による印刷が可能な領域(以下、「印刷可能領域」と記載する。)が切り抜かれるようにクリップ命令が記載されている。
警告検知部211は、ドキュメント6の印刷データをアプリケーション2APから取得し、この印刷データからクリップ命令のコードおよびこのコードとともに用いられるパラメータを取り除く。
さらに、警告検知部211は、この印刷データに基づいて、Xページ目のビットマップを生成する。そして、ビットマップが印刷可能領域からはみ出すか否かをチェックし、はみ出す場合は、画像が用紙からはみ出すことを検知する。
文字が小さいことは、Xページ目の中の文字の中からサイズが所定のサイズβ1未満である文字を検索することによって、検知することができる。警告検知部211は、このような文字を検索することができたら、文字が小さいことを検知する。
同様に、文字が大きいことは、Xページ目の中の文字の中からサイズが所定のサイズβ2以上である文字を検索することによって、検知することができる。警告検知部211は、このような文字を検索することができたら、文字が大きいことを検知する。
用紙がないことは、Xページ目の印刷に使用するサイズの用紙が給紙トレイに残っているか否かをチェックすることによって、検知することができる。警告検知部211は、このような用紙が給紙トレイに残っていなければ、用紙がないことを検知する。
トナーの消費が多いことは、Xページ目に含まれるオブジェクトの画素数の合計を算出することによって、検知することができる。警告検知部211は、その合計が所定の数以上であれば、トナーの消費が多いことを検知する。
モノクロであることは、次のように検知する。警告検知部211は、Xページ目のオブジェクトの画素の色をチェックする。そして、カラー印刷が設定データ41に設定されているにも関わらず、Xページ目のいずれのオブジェクトも黒の画素しかない場合は、モノクロであると、検知する。
使用メモリが多いこと、および、使用メモリが少ないことは、Xページ目の画像データのサイズに基づいて検知することができる。警告検知部211は、このサイズが所定のサイズβ3以上であれば、使用メモリが多いと、検知する。このサイズが所定のサイズβ4未満であれば、使用メモリが少ないと、検知する。
警告検知部211は、以上のような方法で事情を検知すると、これらの事情を示す警告データ42を生成する。警告データ42は、警告情報記憶部212に記憶される。
警告データ42は、図6に示すように、ヘッダ部42Aおよびページ警告データ部42Bによって構成される。ページ警告データ部42Bは、警告検知部211によって何らかの事情が検知されたページの分だけ、生成される。例えば、20ページの事情が検知された場合は、20ページ分のページ警告データ部42Bが生成される。以下、警告検知部211によって何らかの事情が検知されたページを「要警告ページ」と記載する。
ヘッダ部42Aには、図7のように、警告検知部211によって検知された、ドキュメント6全体に関する事情が主に示される。
「ドキュメント番号」には、ドキュメント6を他のドキュメントと識別するための識別情報が示される。
「仕上げ警告タイプ」には、印刷物の仕上げの不具合に関する事情が示される。仕上げ警告タイプとして、次の値が示される。ステープル綴じができないと検知された場合は、「ステープル」が示される。パンチ穴を開けられないと検知された場合は「パンチ穴」が示される。折り仕上げが施せないと検知された場合は「折り」が示される。
「その他警告タイプ」には、印刷物の仕上げの不具合に関する事情以外の事情であって、警告検知部211が検知した事情が示される。
「ページ警告数」には、警告検知部211によって何らかの事情が検知されたページの総数が示される。
上述の通り、要警告ページには1つずつページ警告データ部42Bが与えられる。「ページ警告データ位置」には、これらのページ警告データ部42Bそれぞれの、警告データ42における位置が示される。
ページ警告データ部42Bには、図8のように、要警告ページに関する事情が示される。
「ページ番号」には、その要警告ページのページ番号が示される。「表示」には、その要警告ページをプレビューするか否かが示される。デフォルトでは、「する」が示される。「警告タイプ」には、その要警告ページについて警告検知部211によって検知された事情が示される。
警告リスト表示部213は、警告データ42に示される内容を警告メッセージ領域53に次のように表示させる。
警告メッセージ領域53は、図9に示すように、ドキュメント警告領域531およびページ警告領域532に分かれている。警告リスト表示部213は、警告データ42のヘッダ部42Aの「仕上げ警告タイプ」および「その他警告タイプ」にそれぞれ示される値に係る警告を1つずつドキュメント警告領域531の1行に表示させる。
さらに、警告リスト表示部213は、警告データ42の中から、「表示」に「する」と示されるページ警告データ部42Bのみを選出する。そして、選出した各ページ警告データ部42Bの「警告タイプ」に示される値に係る警告を1つずつ、「ページ番号」に示される値とともにページ警告領域532の1行に、ページ番号順に表示させる。したがって、ページ警告データ部42B(図8参照)の「表示」の値が「しない」であるページの警告は表示されない。
このように、警告メッセージ領域53には、リストの形式で、ドキュメント6の全体に関する事情が最上位に表示され、個々のページに関する事情がページ番号順に表示される。
なお、ドキュメント6全体に関する内容をドキュメント警告領域531に表示しきれない場合は、警告リスト表示部213は、一部だけを表示させる。そして、スクロールバーが操作されると、スクロールさせながら残りの内容を順次、表示させる。個々のページに関する内容についても、同様である。
また、サムネイル表示部205は、要警告ページのサムネイル画像6Bに、警告がある旨を示す警告アイコン6Jを付す。警告アイコン6Jとして、エクスクラメーションマークのアイコンが用いられる。
サムネイル制御部231は、サムネイル画像6Bの表示に関する種々の制御を行う。これについては、後に順次、説明する。
警告ダイアログ表示部214は、ドキュメント警告領域531またはページ警告領域532のいずれかの行が選択されると、その行に示される警告の詳細を示す警告ダイアログ5Wを印刷プレビューウィンドウ5の上に表示させる。
警告ダイアログ5Wには、図10のように、選択された行に示される警告に係る機能の名前(機能名)、その機能の不具合の原因、現在の設定のまま処理を実行した場合の結果、およびその不具合の解決方法(対策)などが示される。なお、警告ダイアログ5Wに示す内容は、警告ごとに予めデータベースなどに登録しておけばよい。
警告ダイアログ5Wの右上の閉じるボタンが押されると、警告ダイアログ表示部214は、警告ダイアログ5Wを閉じる。
ユーザは、警告メッセージ領域53または警告ダイアログ5Wに表示される内容を参照し、ドキュメント6全体または個々のページの印刷に関する設定の内容をやり直すことができる。設定の操作および処理は、前に説明した通りである。または、ユーザは、ドキュメント6の内容を修正し、プリンタドライバ2DRの起動から操作をやり直してもよい。
また、ユーザは、不具合のあるページを印刷の対象から除外することもできる。この場合は、ユーザは、そのページを、そのページのサムネイル画像6Bにカーソル6Sを移動させることによって、選択する。すると、警告リスト表示部213は、そのページの事情をページ警告領域532に表示させる。そして、ユーザは、ページ削除ボタン5Dをクリックするなどして削除コマンドを入力する。
すると、警告情報記憶部212は、そのページのページ警告データ部42Bの「表示」の値を「する」から「しない」へ書き換える。
書換えに伴い、サムネイル制御部231、警告リスト表示部213、およびプレビュー表示部204は次のように印刷プレビューウィンドウ5のオブジェクトを制御する。
サムネイル制御部231は、そのページのサムネイル画像6Bに、表示の対象から除外されている旨を示す削除アイコン6Kを付す。削除アイコン6Kとして、例えば、「×」のマークのアイコンを付す。この際に、そのページのサムネイル画像6Bに先に付していた警告アイコン6Jの表示は、中止する。
警告リスト表示部213は、警告メッセージ領域53へのそのページの警告の表示を中止する。よって、例えば、そのページが8ページ目である場合は、警告メッセージ領域53は、図11(A)から図11(B)のように遷移する。
プレビュー表示部204は、ページ移動操作バー5Bが操作されることによってそのページの順番が回ってきても、そのページのプレビュー画像6Aを表示させずにスキップし、前または後ろのページのプレビュー画像6Aを表示させる。
ユーザは、印刷の対象から除外したページを、再び印刷の対象に含めることができる。この場合は、ユーザは、そのページを、そのページのサムネイル画像6Bをクリックするなどして選択する。そして、削除取消ボタン5EをクリックするなどしてUndoコマンドを入力する。
すると、警告情報記憶部212は、そのページのページ警告データ部42Bの「表示」の値を「しない」から「する」へ書き換える。
書換えに伴い、サムネイル制御部231、警告リスト表示部213、およびプレビュー表示部204は次のように印刷プレビューウィンドウ5のオブジェクトを制御する。
サムネイル制御部231は、そのページのサムネイル画像6Bに付していた削除アイコン6Kを削除し、その代わりに警告アイコン6Jを再び付す。
警告リスト表示部213は、警告メッセージ領域53へのそのページの警告の表示を再開する。
プレビュー表示部204は、ページ移動操作バー5Bが操作されることによってそのページの順番が回ってきたら、スキップすることなくそのページのプレビュー画像6Aを表示させる。
印刷実行部242は、印刷コマンドボタン5Fがクリックされると、ページ警告データ部42Bの「表示」の値が「しない」であるページを除いてドキュメント6を印刷するための印刷データ43を生成し、印刷の指令と共に画像形成装置1へ送信する。なお、印刷データ43の生成の際に、設定データ41に示される設定の内容を反映する。または、設定データ41をも、印刷データ43とともに画像形成装置1へ送信してもよい。
また、ページ警告領域532のいずれかの行が選択されると、サムネイル制御部231は、その行に対応するページのサムネイル画像6Bへカーソル6Sを移動させる。例えば、図12(A)のように1ページ目のサムネイル画像6Bにカーソル6Sが配置されているときに、図13(B)のように2ページ目の警告を示す行が選択された場合は、サムネイル制御部231は、図13(A)のように2ページ目のサムネイル画像6Bへカーソル6Sを移動させる。なお、選択された行の表示の形態を、他の行の表示の形態と異なるようにしてもよい。例えば、選択された行の背景の色をグレーに変更する。また、同じページに係る行が複数ある場合は、選択された行だけでなく、同じページに係る残りの行についても、形態を変えてもよい。
そのほか、プレビュー表示部204は、選択された行に対応するページのプレビュー画像6Aをプレビュー画像領域51に表示させる。
図14は、印刷プレビューウィンドウ5を表示する際の処理の流れの例を説明するフローチャートである。図15は、警告表示処理の流れの例を説明するフローチャートである。図16は、印刷プレビューウィンドウ5の表示後の処理の流れの例を説明するフローチャートである。図17は、リスト処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、パーソナルコンピュータ2におけるプレビューに関する全体的な処理の流れを、図14などに示すフローチャートを参照しながら説明する。
パーソナルコンピュータ2は、ドキュメント6の1ページ目のプレビュー画像6A(図5参照)を生成し(図14の#701)、記憶する(#702)。そして、このプレビュー画像6Aをプレビュー画像領域51に表示する(#703)。
プレビュー画像6Aの生成等の処理と前後してまたは並行して、パーソナルコンピュータ2は、1ページ目のサムネイル画像6Bを生成し(#704)、記憶する(#705)。そして、このサムネイル画像6Bをサムネイル画像領域52に表示する(#706)。
プレビュー画像6Aの生成等の処理およびサムネイル画像6Bの生成等の処理と前後してまたは並行して、パーソナルコンピュータ2は、ユーザに警告すべき1ページ目の事情を検知する(#707)。そして、何らかの事情を検知した場合は(#708でYes)、その内容等を示すページ警告データ部42B(図8参照)を生成する(#709)。
パーソナルコンピュータ2は、2ページ目以降についても同様に、プレビュー画像6Aおよびサムネイル画像6Bの生成等を行い(#701〜#706)、警告すべき事情の検知等を行う(#707〜#709)。ただし、プレビュー画像領域51に表示できるプレビュー画像6Aの個数およびサムネイル画像領域52に表示できるサムネイル画像6Bの個数は、限りがある。よって、既に他のページのプレビュー画像6Aをプレビュー画像領域51に表示している場合はステップ#703をスキップする。また、既に他のページのサムネイル画像6Bでサムネイル画像領域52が一杯である場合も同様に、ステップ#706をスキップする。
すべてのページについて上述の処理が終わったら(#710でYes)、パーソナルコンピュータ2は、ドキュメント6全体についての、ユーザに警告すべき事情を検知し(#711)、ヘッダ部42A(図7参照)を生成する(#712)。そして、ヘッダ部42Aおよびページ警告データ部42Bを用いて警告データ42(図6参照)を生成する(#713)。
さらに、パーソナルコンピュータ2は、警告表示処理を行うモジュールをコールする(#714)。
図15において、パーソナルコンピュータ2は、警告データ42を読み出し(#721)、警告データ42の内容の解析を開始する(#722)。
警告データ42にドキュメント6全体についての事情が示される場合は(#723でYes)、パーソナルコンピュータ2は、それぞれの事情を警告するメッセージをドキュメント警告領域531(図9参照)を表示する(#724)。
また、警告データ42に個々のページについての事情が示される場合は(#725でYes)、パーソナルコンピュータ2は、それぞれの事情を警告するメッセージをページ番号順にページ警告領域532(図9参照)に表示する(#726)。ページ警告領域532への表示が終わったら(#727でYes)、パーソナルコンピュータ2は、警告表示処理を終了する。
さらに、パーソナルコンピュータ2は、ユーザの操作に応じて、図16および図17に示す手順で処理を実行する。
パーソナルコンピュータ2は、操作の内容を受け付けると(図16の#731)、その操作の内容を記憶する(#732)。
その操作が印刷の対象からページを除外しまたは印刷の対象にページを追加する操作である場合は(#733でYes)、パーソナルコンピュータ2は、ユーザが指定したページの番号を記憶する(#734)。
パーソナルコンピュータ2は、ユーザが指定したページの番号と、事情が検知された各ページの番号(つまり、各ページ警告データ部42Bに示されるページ番号)とを照合する(#735)。そして、ユーザが指定したページの番号と事情が検知されたいずれかのページの番号とが一致する場合は(#736でYes)、ユーザが指定したページのページ警告データ部42Bの「表示」の値を次のように更新する。ユーザがページ削除ボタン5Dをクリックしていれば(#737でYes)、「する」から「しない」へ変更する(#738)。一方、ユーザが削除取消ボタン5Eをクリックしていれば(#737でNo)、「しない」から「する」へ変更する(#739)。
そして、パーソナルコンピュータ2は、警告メッセージ領域53のリストおよびサムネイル画像6Bに付すアイコンを更新する(#740)。
または、ユーザの操作が警告メッセージ領域53のリストのいずれかの行の選択である場合は(#741でYes)、サムネイルの制御の処理のモジュールまたは警告ダイアログ5Wの表示の処理のモジュールをコールする(#742)。
図17において、パーソナルコンピュータ2は、警告データ42を読み出す(#751)。
ドキュメント警告領域531の中からいずれかの行が選択された場合は(#752でYes)、パーソナルコンピュータ2は、その行に係る警告のメッセージを生成し(#753)、そのメッセージを示す警告ダイアログ5W(図10参照)を表示する(#754)。
一方、ページ警告領域532の中からいずれかの行が選択された場合は(#752でNo)、パーソナルコンピュータ2は、選択された行に係るページのページ番号を取得(特定)する(#755)。そして、そのページのサムネイル画像6Bへカーソル6Sを移動させるとともに(#756)、そのページのプレビュー画像6Aをプレビュー画像領域51に表示する(#757)。
本実施形態によると、複数のページからなるドキュメントであってもユーザがドキュメントの確認を従来よりも行いやすくすることができる。
本実施形態では、MFPのような多機能な画像形成装置で印刷等を行う際のドキュメントに生じる事情の検知(予測)を行ったが、本発明は、いわゆる印刷専用機(例えば、パーソナルコンピュータにUSBケーブルまたはBluetoothなどで接続するプリンタ)で印刷等を行う際のドキュメントに生じる事情についても同様に、検知することができる。
本実施形態では、印刷プレビューウィンドウ5の表示つまりプレビューをパーソナルコンピュータ2が行ったが、画像形成装置1が行ってもよい。この場合は、図4に示すウィンドウ表示部201、プレビュー画像等生成部202、プレビュー画像等記憶部203、プレビュー表示部204、サムネイル表示部205、警告検知部211、警告情報記憶部212、警告リスト表示部213、警告ダイアログ表示部214、サムネイル制御部231、警告情報記憶部232、警告表示部233、および印刷設定部241を実現するモジュールを画像形成装置1に設ければよい。そして、印刷プレビューウィンドウ5を、液晶ディスプレイ20gの代わりにタッチパネルディスプレイ10hに表示すればよい。
その他、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データの構成、印刷プレビューウィンドウ5の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置
10f 印刷装置
10j フィニッシャ
2 パーソナルコンピュータ(ドキュメント情報表示制御装置)
20g 液晶ディスプレイ
204 プレビュー表示部(プレビュー画像表示制御手段)
205 サムネイル表示部(サムネイル画像表示制御手段)
211 警告検知部(検知手段)
213 警告リスト表示部(事情情報表示制御手段)
214 警告ダイアログ表示部(詳細情報表示制御手段)
231 サムネイル制御部(カーソル表示制御手段)
5 印刷プレビューウィンドウ
5W 警告ダイアログ
6A プレビュー画像
6B サムネイル画像
6S カーソル

Claims (13)

  1. 複数のページからなるドキュメントを印刷装置によって印刷しまたは当該ドキュメントの印刷物に対してフィニッシャによって仕上げの処理を施す際の、当該印刷物の全体について起こる可能性がある事情である全体事情および当該各ページそれぞれについて起こる可能性がある事情である個別事情を検知する、検知手段と、
    前記検知手段によって検知された前記全体事情を示す全体事情情報および前記個別事情を示す個別事情情報を同一の画面の中に配置してディスプレイに表示させる事情情報表示制御手段と、
    を有することを特徴とするドキュメント情報表示制御装置。
  2. 前記各ページのサムネイル画像を前記同一の画面に配置して前記ディスプレイに表示させるサムネイル画像表示制御手段、を有する、
    請求項1に記載のドキュメント情報表示制御装置。
  3. 前記事情情報表示制御手段は、前記各全体事情情報および前記各個別事情情報をリストの形態で表示させる、
    請求項1または請求項2に記載のドキュメント情報表示制御装置。
  4. 前記事情情報表示制御手段は、前記各全体事情情報を前記各個別事情情報よりも上位に表示させる、
    請求項3に記載のドキュメント情報表示制御装置。
  5. 前記事情情報表示制御手段は、前記各個別事情情報を、番号が小さいページに係るものであるほど上位に表示させる、
    請求項3または請求項4に記載のドキュメント情報表示制御装置。
  6. 前記ページの印刷面の状態を表わす画像であるプレビュー画像を前記同一の画面に配置して前記ディスプレイに表示させるプレビュー画像表示制御手段と、
    前記プレビュー画像よりも小さい、前記各ページの画像であるサムネイル画像を、前記同一の画面に配置して、前記ディスプレイに表示させる、サムネイル画像表示制御手段と、
    カーソルを、前記サムネイル画像のうちのいずれかに合わせて前記ディスプレイに表示させる、カーソル表示制御手段と、
    を有し、
    前記全体事情情報および前記個別事情情報のうちのいずれかが選択された場合に、前記カーソル表示制御手段は、当該選択された全体事情情報または個別事情情報に係る前記ページの前記サムネイル画像に前記カーソルを合わせて表示させ、
    前記プレビュー画像表示制御手段は、前記選択された全体事情情報または個別事情情報に係る前記ページの前記プレビュー画像を表示させる、
    請求項1記載のドキュメント情報表示制御装置。
  7. 前記各ページのサムネイル画像を、前記同一の画面に配置して、前記ディスプレイに表示させる、サムネイル画像表示制御手段と、
    カーソルを、ユーザの操作に応じて前記サムネイル画像のうちのいずれかに合わせて前記ディスプレイに表示させる、カーソル表示制御手段と、を有し、
    前記事情情報表示制御手段は、前記カーソルの移動に伴って、当該カーソルに新たに合う前記サムネイル画像に係る前記ページの前記個別事情情報を優先的に表示させる、
    請求項1記載のドキュメント情報表示制御装置。
  8. 前記事情情報表示制御手段は、前記ページのうちの前記ユーザが選択したページについては前記個別事情情報を表示させず残りのページの前記個別事情情報を表示させる、
    請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のドキュメント情報表示制御装置。
  9. 前記検知手段は、前記全体事情として、前記印刷物のステープル綴じができない第一の事情、前記印刷物にパンチ穴を開けることができない第二の事情、前記印刷物に折り仕上げを施せない第三の事情のうちの少なくとも1つを検知する、
    請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のドキュメント情報表示制御装置。
  10. 前記検知手段は、前記ページの前記個別事情として、当該ページの画像を印刷するのに使用する用紙の面積に対する、当該ページに含まれるオブジェクト以外の部分の面積の割合が、所定の割合以上になる第四の事情、当該ページの画像が用紙からはみ出す第五の事情、当該ページに含まれる文字のサイズが第一のサイズを超える第六の事情、および当該文字のサイズが第二のサイズ未満になる第七の事情のうちの少なくとも1つを検知する、
    請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のドキュメント情報表示制御装置。
  11. 前記全体事情情報および前記個別事情情報のうちのいずれかが選択された場合に、当該選択された全体事情情報または個別事情情報に関するさらに詳細な情報として原因または対策に関する詳細情報を前記ディスプレイに表示させる、詳細情報表示制御手段、を有する、
    請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のドキュメント情報表示制御装置。
  12. コンピュータに、
    複数のページからなるドキュメントを印刷装置によって印刷しまたは当該ドキュメントの印刷物に対してフィニッシャによって仕上げの処理を施す際の、当該印刷物の全体について起こる可能性がある事情である全体事情および当該各ページそれぞれについて起こる可能性がある事情である個別事情を検知する処理と、
    検知した前記全体事情を示す全体事情情報および前記個別事情を示す個別事情情報を同一の画面の中に配置してディスプレイに表示させる処理と、
    を実行させることを特徴とするドキュメント情報表示方法。
  13. ディスプレイを制御するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    複数のページからなるドキュメントを印刷装置によって印刷しまたは当該ドキュメントの印刷物に対してフィニッシャによって仕上げの処理を施す際の、当該印刷物の全体について起こる可能性がある事情である全体事情および当該各ページそれぞれについて起こる可能性がある事情である個別事情を検知する処理と、
    検知した前記全体事情を示す全体事情情報および前記個別事情を示す個別事情情報を同一の画面の中に配置してディスプレイに表示させる処理と、を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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