JP2012119222A - コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタカバーをコネクタから外れにくくする。
【解決手段】コネクタカバー50に、係止孔55を備えた係止片54が設けられ、コネクタ本体10Aに、コネクタカバー50が装着状態にあるとき係止孔55に係合する係止突起15がレバー20の近傍に設けられており、レバー20は、嵌合前待機位置および嵌合時操作位置の両位置で、装着状態にあるコネクタカバー50の係止片54を覆い、係止孔55が係止突起15から外れる方向の係止片54の変位を規制する。
【選択図】図3

Description

本発明は、レバー式コネクタにコネクタカバーを装着したコネクタ装置に関するものである。
コネクタの後部にコネクタカバーを装着したコネクタ装置が、例えば、特許文献1などにおいて知られている。この場合のコネクタカバーは、主に、コネクタの後部に取り付けられており、コネクタの後部から引き出された複数の電線を保護するようになっている。
上記のコネクタカバーは、二つの半割部品に分割されており、コネクタの後部を覆うようにして半割部品同士が接合されることで、コネクタに取り付けられるようになっている。そして、半割部品同士は、一方に形成された係止片の係止孔に他方に形成された係止突起を係合させることで接合されるようになっている。
特開平10−27645号公報
ところで、従来のコネクタ装置においては、電線に引っ張り力などが作用したり、外力が作用したりした場合に、コネクタからコネクタカバーが外れてしまうことがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コネクタカバーにコネクタから外れる方向の力がかかった場合にも、外れにくくすることのできるコネクタ装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 後部から電線が引き出されると共に前方から相手側コネクタが嵌合されるコネクタ本体と、
前記コネクタ本体に取り付けられ、該コネクタ本体と相手側コネクタとを嵌合する際または嵌合を解除する際に、回動操作されることで前記コネクタ本体と相手側コネクタとの嵌合及び嵌合解除を行うレバーと、
前記コネクタ本体の後部に装着され、前記コネクタ本体の後部から引き出された前記電線を所定の方向へ導出する電線導出部を有するコネクタカバーと、
を備え、
前記レバーが、前記コネクタ本体と相手側コネクタとを嵌合する前に待機する嵌合前待機位置と、前記コネクタ本体と相手側コネクタとを嵌合したときに位置する嵌合時操作位置との間で回動可能とされ、前記コネクタ本体を相手側コネクタと嵌合する際に、前記コネクタ本体と相手側コネクタとが初期嵌合された状態で前記嵌合前待機位置から嵌合時操作位置まで回動操作されることで、前記コネクタ本体と相手側コネクタとを本嵌合させ、また、その本嵌合の状態から、前記嵌合時操作位置から嵌合前待機位置まで逆方向に回動操作されることで、前記コネクタ本体と相手側コネクタとの本嵌合を解除するものとして構成されたコネクタ装置であって、
前記コネクタカバーには、係止孔を備えた係止片が設けられ、
前記コネクタ本体には、前記コネクタカバーが装着状態にあるとき前記係止孔に係合する係止突起が前記レバーの近傍に設けられており、
前記レバーは、前記嵌合前待機位置及び前記嵌合時操作位置の両位置で、前記装着状態にある前記コネクタカバーの前記係止片を覆い、前記係止孔が前記係止突起から外れる方向の前記係止片の変位を規制することを特徴とするコネクタ装置。
(2) 前記コネクタカバーには、前記電線導出部に対し近接する近接側と離間する離間側とにそれぞれ前記係止片が設けられており、
前記レバーは、前記嵌合前待機位置及び前記嵌合時操作位置の両位置で、前記近接側の前記係止片の前記変位を規制することを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ装置。
(3) 前記レバーは、支点が前記電線導出部に近接する側に配置されていることを特徴とする上記(2)に記載のコネクタ装置。
上記(1)の構成のコネクタ装置によれば、レバーは、嵌合前待機位置及び嵌合時操作位置の両位置で、装着状態にあるコネクタカバーの係止片を覆って、係止孔がコネクタ本体の係止突起から外れる方向の係止片の変位を規制することになる。従って、コネクタカバーにコネクタから外れる方向の力がかかっても、係止片の係止孔が係止突起から外れにくくすることができる。しかも、コネクタ本体と相手側コネクタとの嵌合及び嵌合解除を行うレバーを用いて係止片の変位を規制するため、構造を簡素化でき、コストを低減することができる。
上記(2)の構成のコネクタ装置によれば、コネクタカバーの電線導出部に力が加わると、電線導出部の離間側で係合する係止片の係止孔及び係止突起を支点として、電線導出部の近接側の係止片に係止孔が係止突起から外れる方向の変位が生じることになるため、レバーが、嵌合前待機位置及び嵌合時操作位置の両位置で、外れる方向の変位が生じる、電線導出部の近接側の係止片の変位を規制することにより、効果的に、コネクタカバーの外れを規制することができる。
上記(3)の構成のコネクタ装置によれば、レバーは、支点が電線導出部に近接する側に配置されているため、回動時に変位量が小さいレバーの支点側に、外れる方向の変位が生じる、電線導出部の近接側の係止片を配置することができる。従って、効果的に外れを規制するレバーの規制部位自体の、回動による変位量を抑えることができるため、干渉等、他の部位への影響を抑えることができる。
本発明によれば、コネクタカバーにカバー外れ方向の力がかかった場合にも、コネクタカバーを外れないように確実に保持しておくことができる。
本発明の実施形態のコネクタ装置の組み立て前の状態を示す斜視図である。 同コネクタ装置の組み立て後、レバーが嵌合前待機位置にある状態を示す斜視図である。 同コネクタ装置の組み立て後、レバーが嵌合時操作位置にある状態を示す平面図である。 同コネクタ装置の組み立て後、レバーが嵌合時操作位置にある状態を示す斜視図である。 (a)は図3のVa−Va矢視断面図、(b)は図5(a)のVb部の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は実施形態のコネクタ装置の組み立て前の状態を示す斜視図、図2は同コネクタ装置の組み立て後、レバーが嵌合前待機位置にある状態を示す斜視図、図3は同コネクタ装置の組み立て後、レバーが嵌合時操作位置にある状態を示す平面図、図4は同コネクタ装置の組み立て後、レバーが嵌合時操作位置にある状態を示す斜視図、図5(a)は図3のVa−Va矢視断面図、図5(b)は図5(a)のVb部の拡大図である。
このコネクタ装置1は、図1及び図2に示すように、レバー式コネクタ10の後部にコネクタカバー50を装着したものである。レバー式コネクタ10は、コネクタハウジング11の内部に後方から複数の電線付き端子(図示略)を挿入して構成したコネクタ本体10Aと、コネクタ本体10Aの外側に回動操作可能に取り付けられたレバー20とから構成されている。
コネクタ本体10Aは、図3に示すように、前方から相手側コネクタ100が嵌合されるものであり、コネクタハウジング11の後部12(図1参照)から電線(図示略)が引き出されている。レバー20は、コネクタハウジング11の外部に取り付けられており、コネクタ本体10Aと相手側コネクタ100とを嵌合する際または嵌合を解除する際に、回動操作されることで、コネクタ本体10Aと相手側コネクタ100との嵌合及び嵌合解除を、てこの作用により小さい力で容易に行えるようにする。
レバー20は、図1及び図2に示すように、コネクタ本体10Aと相手側コネクタ100を嵌合する前に待機する嵌合前待機位置と、図3及び図4に示すように、コネクタ本体10Aと相手側コネクタ100とを嵌合したときに位置する嵌合時操作位置との間で回動可能とされている。そして、コネクタ本体10Aを相手側コネクタ100と嵌合する際に、コネクタ本体10Aと相手側コネクタ100とを初期嵌合させた状態で、レバー20を図2に示す嵌合前待機位置から図3及び図4に示す嵌合時操作位置まで矢印A(図2参照)のように回動操作することで、コネクタ本体10Aと相手側コネクタ100とを本嵌合させることができ、また、その本嵌合の状態から、レバー20を図3及び図4に示す嵌合時操作位置から図2に示す嵌合前待機位置まで逆方向に回動操作することで、コネクタ本体10Aと相手側コネクタ100との本嵌合を解除することができるようになっている。
一方、コネクタカバー50は、前部に、コネクタ本体10Aのコネクタハウジング11の後部に嵌まる多数の切欠付きの筒状部51を有すると共に、後部に袋状の覆い壁52を有し、覆い壁52の一方の側部に、コネクタ本体10Aの後部から引き出された電線を側方に向けて導出する電線導出部53を有している。従って、コネクタ本体10Aの後部にコネクタカバー50を装着することによって、電線導出部53で、コネクタ本体10Aの後部から引き出された電線を所定の方向へ導出することになり、電線の取り回し方向を規制する。電線導出部53は、前方に開口する断面コ字状をなしている。
図1に示すように、レバー20の近傍となるコネクタハウジング11の後部12の上下外面には、コネクタカバー50の電線導出部53に対し近接する近接側と離間する離間側とに複数の係止突起15が設けられている。また、コネクタカバー50の切欠付き筒状部51には、基端側に係止孔55を備え先端側の上下方向内側にガイド溝56を備える可撓性を有した舌片状の係止片54が、コネクタハウジング11の係止突起15にそれぞれ対応して、電線導出部53に対し近接する近接側と離間する離間側とに突設されている。
そして、コネクタカバー50をコネクタ本体10Aに取り付ける際に、係止片54の先端側のガイド溝56内で係止突起15が摺動し、ガイド溝56の係止孔55側の末端が係止片54に乗り上げることで係止片54が上下方向の外側に撓み、その後、係止孔55が係止突起15と位置が合うことで係止片54が弾性で戻ることにより、係止孔55と係止突起15とが互いに係合するようになっている。このようにして、図2に示すようにコネクタカバー50が装着状態にあるとき、コネクタ本体10Aの係止突起15が、コネクタカバー50の係止片54の係止孔55に係合する。
また、装着状態にあるコネクタカバー50をコネクタ本体10Aから取り外す際には、係止孔55のガイド溝56側の先端が係止突起15に乗り上げることで係止片54が上下方向の外側に撓み、その後、係止突起15がガイド溝56と位置が合うことで係止片54が弾性で戻ることにより、係止孔55と係止突起15とが係合解除されるようになっている。
ところで、レバー20は、電線の取り回し方向に応じて、コネクタ本体10Aに対し、図示のような正面から見て左側(第1の向き)と、その反対側の図示略の右側(第2の向き)とに択一的に取り付け可能とされている。同様に、コネクタカバー50も、レバー20を図示の左側(第1の向き)に取り付けたとき、電線導出部53を右側に向けた姿勢でコネクタ本体10Aに取り付けられ、レバー20を図示略の右側(第2の向き)に取り付けたとき、電線導出部53を左側に向けた姿勢でコネクタ本体10Aに取り付けられるようになっている。
つまり、レバー20とコネクタカバー50は、左側と右側に選択的に取り付け可能となっており、いずれの場合も、左右方向において、レバー20の支点(図示略)側に近接するように、コネクタカバー50の電線導出部53が配置されるようになっている。
レバー20は、コネクタハウジング11の上下壁に沿って配される板状の一対のアーム22と、これら一対のアーム22の一端間を連結する操作部23とからなる断面コ字型のもので、一対のアーム22上の操作部23とは反対側に設定された支点を中心としてコネクタハウジング11に回動自在に装着され、図示の向き(左側)に取り付けられたとき、操作部23がコネクタハウジング11の左側部に位置し、図示の向きと逆向き(右側)に取り付けられたとき、操作部23がコネクタハウジング11の右側部に位置するようになっている。
コネクタハウジング11の左側部及び右側部には、レバー20を左側に取り付けた状態でレバー20を嵌合時操作位置に回動させたとき、レバー20の操作部23の内面に設けたロック突起(図示略)と係合して、レバー20を嵌合時操作位置に係止する左側のレバー係止部(図示略)、及び、レバー20を反対の右側に取り付けた状態でレバー20を嵌合時操作位置に回動させたとき、レバー20の操作部23の内面に設けたロック突起と係合して、レバー20を嵌合時操作位置に係止する右側のレバー係止部13がそれぞれ設けられている。
一対のアーム22には、それぞれの操作部23とは反対側つまり支点側の後部に、後方に円弧状をなして膨出する膨出部24が形成されている。膨出部24は支点付近を中心とする円弧状をなしており、コネクタ本体10Aの後部12との間に、コネクタカバー50の電線導出部53に近接する近接側の係止片54を挿入可能な隙間を有している。
しかも、膨出部24は、レバー20が図2に示す嵌合前待機位置および図3及び図4に示す嵌合時操作位置を含むいずれの回動位置にあっても、常に、レバー20の支点に近接する側の係止突起15に係合した係止片54に対し、この係止片54を上下方向の外側から覆うようになっている。
これにより、レバー20は、嵌合前待機位置および嵌合時操作位置の両位置で、コネクタ本体10Aに対し装着状態にあるコネクタカバー50の、電線導出部53に対し近接する近接側の係止片54を図5に示すように覆い、その係止孔55が係止突起15から外れる方向の変位を規制する。
また、一対のアーム22は、図2に示すように、それぞれの操作部23側の後部が、レバー20が嵌合前待機位置にあれば、レバー20の操作部23側の係止突起15に係合した係止片54に対し、この係止片54を上下方向の外側から覆うようになっている。
これにより、レバー20は、嵌合前待機位置にあるとき、コネクタ本体10Aに対し装着状態にあるコネクタカバー50の、電線導出部53に対し離間する離間側の係止片54を覆い、その係止孔55が係止突起15から外れる方向の変位を規制する。
なお、レバー20は、図3及び図4に示すように、嵌合時操作位置にあるとき、一対のアーム22が、コネクタカバー50の電線導出部53の離間側の係止片54を覆うことはなく、その係止孔55が係止突起15から外れる方向の変位を規制することはない。
言い換えれば、レバー20の一対のアーム22は、図2に示すように、レバー20が嵌合前待機位置にあるとき、コネクタカバー50側のすべての係止片54を覆うことで、係止片54の撓みを規制する撓み規制部として機能するようになっている。また、この撓み規制部として機能する一対のアーム22は、レバー20が嵌合時操作位置に向けて回動されても、円弧状の膨出部24が支点側の係止片54を覆う位置上で回転する。
そして、最終的に、図3乃至図5に示すように、レバー20が嵌合時操作位置まで回動されたときであっても、係止片54を覆うことで、その係止片54の撓みを規制する撓み規制部として機能し続ける。
他方、この撓み規制部として機能する一対のアーム22は、レバー20が嵌合時操作位置に向けて回動されるに従い、その操作部23側が、操作部23側の係止片54を覆う位置から前方に移動する。そして、最終的に、図3及び図4に示すように、レバー20が嵌合時操作位置まで回動されたときには、電線導出部53の離間側の係止片54を完全に露出させることで、その係止片54の撓みを完全に自由とするようになっている。
次にコネクタ装置1の組み立て手順及び相手側コネクタと嵌合するまでの手順を説明する。なお、以下に説明する組み立て手順は一例であるので、その他の手順で組み立てることも可能である。
まず、図1及び図2に示すように、予めレバー20が組み付けられたコネクタ本体10Aのコネクタハウジング11の後部12にコネクタカバー50を装着する。即ち、コネクタカバー50の係止片54に設けた係止孔55をコネクタハウジング11側の係止突起15に係合させる。コネクタカバー50をコネクタ本体10Aのハウジング11に装着する向きは、レバー20が図示例のように左側に取り付けられているときは、右側に電線導出部53が位置するように設定し、レバー20が逆に右側に取り付けられているときは、左側に電線導出部53が位置するように設定する。
上記のコネクタカバー50のコネクタ本体10Aへの装着時に、レバー20を電線導出部53の離間側の係止片54の撓みを邪魔しない位置に一時的に動かしておくことになり、その結果、電線導出部53の離間側の係止片54はそのままで係止孔55が係止突起15に係合することになる。他方、このとき、電線導出部53の近接側の係止片54については、膨出部24と多少干渉するため、必要により手で押さえて変形させながらレバー20の膨出部24とコネクタ本体10Aとの間に挿入し、係止孔55を係止突起15に係合させることになる。
このようなコネクタ嵌合前の段階では、図2に示すように、嵌合前待機位置にあるレバー20のアーム22が、コネクタカバー50のすべての係止片54を覆う位置にあるので、すべての係止片54の撓みを規制することができる。従って、係止孔55と係止突起15の係合が外れるのを阻止することができ、コネクタカバー50の不用意な外れを抑制することができる。
次に、コネクタ装置1を相手側コネクタ100と嵌合させる場合は、相手側コネクタ100のハウジングとコネクタ装置1のコネクタ本体10Aのハウジング11を初期嵌合させた状態で、レバー20を矢印A方向(図2参照)に回動操作して嵌合時操作位置に位置させる。そうすると、レバー20の作用により、コネクタ本体10Aと相手側コネクタ100を本嵌合させることができる。本嵌合が成立した段階では、レバー20のロック突起がレバー係止部に係合し、レバー20がその位置に保持される。
このようにして、嵌合時操作位置に位置した状態でも、レバー20は、電線導出部53の近接側の係止片54を膨出部24で覆って、その係止孔55が係止突起15から外れる方向の変位を規制する。
ここで、電線からコネクタカバー50の電線導出部53に、図4に矢印Dで示すように、主に開口側以外の方向に力が加わることになる。このような力が加わると、切欠付き筒状部51は、切欠が形成されているが故に開き、これに追従して、電線導出部53の近接側の係止片54に、電線導出部53の離間側の係止片54を支点として、係止孔55が係止突起15から外れる方向の変位が生じることになる。
しかし、レバー20が、嵌合時操作位置にあっても、外れる方向の変位が生じる電線導出部53の近接側の係止片54の変位をレバー20の膨出部24で規制することにより、効果的に、コネクタカバー50のコネクタ10からの外れが規制される。
また、このような嵌合状態からコネクタ1、100の嵌合を解除する場合は、レバー20を逆向きに回動操作する。そうすると、レバー20の働きによって、コネクタ本体10Aが相手側コネクタ100から離れる方向に移動して本嵌合が解除される。
以上説明したように、本コネクタ装置1によれば、レバー20は、嵌合前待機位置及び嵌合時操作位置の両位置で、装着状態にあるコネクタカバー50の係止片54を覆って、係止孔55がコネクタ本体10Aの係止突起15から外れる方向の係止片54の変位を規制することになる。
従って、コネクタカバー50にコネクタ10から外れる方向の力がかかっても、係止片54の係止孔55が係止突起15から外れにくくすることができ、コネクタカバー50を外れないように確実に保持しておくことができる。
しかも、コネクタ本体10Aと相手側コネクタ100との嵌合及び嵌合解除を行うレバー20を用いて係止片54の変位を規制するため、構造を簡素化でき、コストを低減することができる。
また、コネクタカバー50の電線導出部53に力が加わると、電線導出部53の離間側の係止片54を支点として、電線導出部53の近接側の係止片54に係止孔55が係止突起15から外れる方向の変位が生じることになる。
しかし、レバー20が、嵌合前待機位置及び嵌合時操作位置の両位置で、外れる方向の変位が生じる電線導出部53の近接側の係止片54の変位を規制することにより、効果的に、コネクタカバー50の外れを規制することができる。
加えて、レバー20は、回動中心である支点が電線導出部53に近接する側に配置されているため、回動時に変位量が小さいレバー20の支点側に、外れる方向の変位が生じる電線導出部53の近接側の係止片54を配置することができる。従って、効果的に外れを規制するレバー20の規制部位である膨出部24自体の回動による変位量を抑えることができるため、干渉等、他の部位への影響を抑えることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
1 コネクタ装置
10 レバー式コネクタ
10A コネクタ本体
12 後部
15 係止突起
20 レバー
22 アーム
24 膨出部
50 コネクタカバー
53 電線導出部
54 係止片
55 係止孔
100 相手側コネクタ

Claims (3)

  1. 後部から電線が引き出されると共に前方から相手側コネクタが嵌合されるコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体に取り付けられ、該コネクタ本体と相手側コネクタとを嵌合する際または嵌合を解除する際に、回動操作されることで前記コネクタ本体と相手側コネクタとの嵌合及び嵌合解除を行うレバーと、
    前記コネクタ本体の後部に装着され、前記コネクタ本体の後部から引き出された前記電線を所定の方向へ導出する電線導出部を有するコネクタカバーと、
    を備え、
    前記レバーが、前記コネクタ本体と相手側コネクタとを嵌合する前に待機する嵌合前待機位置と、前記コネクタ本体と相手側コネクタとを嵌合したときに位置する嵌合時操作位置との間で回動可能とされ、前記コネクタ本体を相手側コネクタと嵌合する際に、前記コネクタ本体と相手側コネクタとが初期嵌合された状態で前記嵌合前待機位置から嵌合時操作位置まで回動操作されることで、前記コネクタ本体と相手側コネクタとを本嵌合させ、また、その本嵌合の状態から、前記嵌合時操作位置から嵌合前待機位置まで逆方向に回動操作されることで、前記コネクタ本体と相手側コネクタとの本嵌合を解除するものとして構成されたコネクタ装置であって、
    前記コネクタカバーには、係止孔を備えた係止片が設けられ、
    前記コネクタ本体には、前記コネクタカバーが装着状態にあるとき前記係止孔に係合する係止突起が前記レバーの近傍に設けられており、
    前記レバーは、前記嵌合前待機位置および前記嵌合時操作位置の両位置で、前記装着状態にある前記コネクタカバーの前記係止片を覆い、前記係止孔が前記係止突起から外れる方向の前記係止片の変位を規制することを特徴とするコネクタ装置。
  2. 前記コネクタカバーには、前記電線導出部に対し近接する近接側と離間する離間側とにそれぞれ前記係止片が設けられており、
    前記レバーは、前記嵌合前待機位置および前記嵌合時操作位置の両位置で、前記近接側の前記係止片の前記変位を規制することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
  3. 前記レバーは、支点が前記電線導出部に近接する側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ装置。
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