JP2012117333A - 通水ブロック用接続具並びに通水ブロックの連結方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】連結した通水ブロック同士が変位しても破損の不安がない上、通水ブロック同士を屈曲状態にして連結接続することも可能な通水ブロック用接続具並びにこの通水ブロック用接続具を用いた通水ブロックの連結方法を提供すること。
【解決手段】管状の接続具本体4の両側部を通水ブロック1の通水路2の端部2Aに挿入可能な挿入部8に構成し、この挿入部8の外周面に通水路2の内面に密着する止水用突起9を設け、この止水用突起9は、挿入部8の外周面の周方向に長さを有する形状に形成すると共に、挿入部8の挿入方向に間隔を置いて複数並設状態に設け、この止水用突起9は、硬質ゴムなどの柔軟性を有する素材で構成する。
【選択図】図1
【解決手段】管状の接続具本体4の両側部を通水ブロック1の通水路2の端部2Aに挿入可能な挿入部8に構成し、この挿入部8の外周面に通水路2の内面に密着する止水用突起9を設け、この止水用突起9は、挿入部8の外周面の周方向に長さを有する形状に形成すると共に、挿入部8の挿入方向に間隔を置いて複数並設状態に設け、この止水用突起9は、硬質ゴムなどの柔軟性を有する素材で構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば消雪ブロックなどの通水路を備えた通水ブロックの通水路同士を接続するための通水ブロック用接続具並びにこの通水ブロック用接続具を用いた通水ブロックの連結方法に関するものである。
通水可能な通水路を備えた通水ブロックとしては、例えば、散水ノズルに水などを供給する通水管を具備した消雪ブロックがある。
また、この種の消雪ブロックの連結構造は、消雪ブロックの両端の突き合せ面の一方に、通水管の一側端部を延長突出させて挿入管部を形成し、他方に、この挿入管部を挿入接続可能な接続管部を形成した構成として、複数の消雪ブロックを縦列した上でこの挿入管部と接続管部とをオス・メス接続して連結する構造(例えば、特許文献1参照。)や、複数縦列した消雪ブロックの両端の突き合せ面間に別部品のジョイント管を架設状態に挿入取付することで各通水管同士を接続して連結する構造(例えば、特許文献2参照。)が知られている。
上記のような管のオス・メス接続構造やジョイント管を用いる通水ブロックの接続構造は、管材が鋼製であるため、接続した通水ブロック同士が、例えば地盤の変動や繰り返し荷重を受けることによって変位すると、挿入管部やジョイント管や通水ブロックに応力が集中していずれかに破損を生じる懸念がある。
本発明は、このような従来の通水ブロックの連結構造の問題点に注目し、これを解決しようとするもので、接続した通水ブロック同士が変位しても破損の不安がなく、また、接続する通水ブロック同士を多少屈曲させながら接続することも可能となり、また通水ブロックの通水路の端部への接続作業性にも優れた通水ブロック用接続具並びにこの通水ブロック用接続具を用いた通水ブロックの連結方法を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
通水路2を有する通水ブロック1の両端の突き合わせ面3同士を突き合わせて複数の通水ブロック1を連結する際に、この突き合わせ面3に臨設する前記各通水路2の端部2A同士を通水状態に接続する通水ブロック接続具であって、管状の接続具本体4の両側部を前記通水ブロック1の通水路2の端部2Aに挿入可能な挿入部8に構成し、この挿入部8の外周面に前記通水路2の内面に密着する止水用突起9を設け、この止水用突起9は、挿入部8の外周面の周方向に長さを有する形状に形成すると共に、挿入部8の挿入方向に間隔を置いて複数並設状態に設け、この止水用突起9は、硬質ゴムなどの柔軟性を有する素材で構成したことを特徴とする通水ブロック接続具に係るものである。
また、管状の前記接続具本体4は、硬質ゴムなどの柔軟性を有する素材で構成して、前記止水用突起9を一体形成したことを特徴とする請求項1記載の通水ブロック接続具に係るものである。
また、前記接続具本体4は、内部に管状の剛性芯材10を備えたことを特徴とする請求項2記載の通水ブロック用接続具に係るものである。
また、前記止水用突起9は、前記挿入部8の外周面の全周に設けると共に、この止水用突起9の外径寸法を、前記通水ブロック1の通水路2の内径寸法より大きく設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通水ブロック用接続具に係るものである。
また、前記止水用突起9は、前記挿入部8の挿入基端側に向かって傾斜する形状に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通水ブロック用接続具に係るものである。
また、前記止水用突起9は、前記挿入部8の挿入先端側に位置するものより、挿入基端側に位置するものの方が外方へ大きく突出する形状に形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の通水ブロック用接続具に係るものである。
また、少なくとも一側の前記挿入部8の挿入先端部の外周面に、この挿入部8の外周面の周方向に長さを有する補助突起20を設けると共に、この補助突起20の外径寸法を前記通水ブロック1の通水路2の内径より小さく設定して、挿入部8の中心と通水路2の中心とを略一致させてこの挿入部8を通水路2の端部2Aに真っ直ぐ挿入すると、前記補助突起20が通水路2の内面に接触しないように構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の通水ブロック用接続具に係るものである。
また、前記挿入部8は、その挿入方向の長さ寸法を5cm以下に設定したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の通水ブロック用接続具に係るものである。
また、通水路2を有する通水ブロック1の両端の突き合わせ面3同士を突き合わせて複数の通水ブロック1を連結すると共に、複数の通水ブロック1の突き合わせ面3に臨設する前記通水路2の端部2A同士を通水状態に接続する通水ブロック1の連結方法において、連結する一方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aに、前記請求項1〜8のいずれか1項に記載の通水ブロック用接続具の接続具本体4の一側の挿入部8を挿入し、この一方の通水ブロック1をこの一方の通水ブロック1に隣接設置させた他方の通水ブロック1に対して接近移動させるか、若しくは一方の通水ブロック1に隣接設置させた他方の通水ブロック1を一方の通水ブロック1に対して接近移動させることで、前記接続具本体4の他側の挿入部8を他方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aに挿入して一方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aと他方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aとを通水状態に接続することを特徴とする通水ブロックの連結方法に係るものである。
また、前記通水ブロック1は、前記突き合わせ面3付近の側面部に接続用突起11を設けたものを採用し、連結する一方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aに前記接続具本体4の一側の挿入部8を挿入した後、一方の通水ブロック1と間隔を置いた隣接状態にして他方の通水ブロック1を設置するか、若しくは一方の通水ブロック1と間隔を置いた隣接状態にして他方の通水ブロック1を設置した後、一方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aに前記接続具本体4の一側の挿入部8を挿入し、前記接続用突起11に着脱自在に掛止可能な複数の第一掛止溝14を有する引き寄せ部材13と、この引き寄せ部材13と回動自在に連結され、一端部に前記接続用突起11に着脱自在に掛止可能な第二掛止溝16を有し、他端部に操作ハンドル17を有する操作部材15とから成る引き寄せ具12の前記第一掛止溝14を、前記隣接設置した一方若しくは他方の通水ブロック1の接続用突起11に掛止すると共に、前記第二掛止溝16を他方若しくは一方の通水ブロック1の接続用突起11に掛止し、この第二掛止溝16を掛止した接続用突起11を回動支点として前記操作ハンドル17を回動操作することにより、一方若しくは他方の通水ブロック1に対し他方若しくは一方の通水ブロック1を引き寄せて、接続具本体4の他側の前記挿入部8を他方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aに挿入して一方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aと他方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aとを通水状態に接続し、接続完了後前記引き寄せ具12を接続用突起11から取り外し、一方の通水ブロック1の接続用突起11と他方の通水ブロック1の接続用突起11とに、両端部に前記接続用突起11に係止する係止溝19を有する接続部材18のこの各係止溝19を係止することで、一方の通水ブロック1と他方の通水ブロック1とを接続部材18を介して連結することを特徴とする請求項9記載の通水ブロックの連結方法に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、連結する双方の通水ブロックの通水路同士を確実に接続できると共に、挿入部の外周面に設けた止水用突起が通水路の内面に密着して漏水防止状態を良好に維持でき、また、止水用突起を硬質ゴムなどの柔軟性を有する素材で構成したから、挿入部を通水路に対して挿入し易く、手作業でも容易に通水ブロックに挿入でき、しかもこの止水用突起は、連結した通水ブロック同士に変位が生じても、柔軟に変形してこの変位を吸収するので、本発明品や通水ブロックに破損を生じにくく、更に止水用突起の柔軟性を利用して、カーブや起伏に対応した通水ブロックの連結状況を簡易に実現できる上、複数の止水用突起が挿入部の挿入方向に間隔を置いて並設しているため、一部の止水用突起が変形しすぎたり破損したりして通水路の内面とに隙間を生じても他の止水用突起によって止水性が良好に維持されることとなるなど、極めて実用性に優れた画期的な通水ブロック用接続具並びに通水ブロックの連結方法となる。
また、請求項2記載の発明においては、複数の止水用突起を備えた管状の接続具本体を樹脂成形などにより容易に一体成形して実現可能となり、しかも接続具本体自身も柔軟性を有するために、接続した通水ブロック同士の変位の吸収や、屈曲状態での通水ブロックの連結が一層良好に行われる極めて実用性に優れた通水ブロック用接続具となる。
また、請求項3記載の発明においては、接続具本体が剛性芯材で補強されて必要以上に弾性変形することが防止されるので、接続具本体の通水面積を良好に確保でき、更に止水用突起と通水路の内面との距離が常に適切に維持されて確実に漏水を防止できるなど、一層実用性に優れた通水ブロック用接続具となる。
また、請求項4記載の発明においては、止水用突起が通水路の内面全周に密着して極めて良好な漏水防止効果を発揮する一層実用性に優れた通水ブロック用接続具となる。
また、請求項5記載の発明においては、挿入部の通水路端部への挿入作業を、止水用突起を傷めることなく容易に且つ通水路に対し真っ直ぐに挿入することができる上、挿入部を挿入してしまえば、止水用突起がかえりの機能を発揮して簡単に抜けてしまうことがないなど、一層実用性に優れた通水ブロック用接続具となる。
また、請求項6記載の発明においては、挿入部を通水路に対して容易に挿入できる構成でありながら、挿入部を通水路に深く挿入することによって極めて良好な漏水防止作用を発揮できる一層実用性に優れた通水ブロック用接続具となる。
また、請求項7記載の発明においては、作業者が手作業で一側の挿入部を通水路の端部に挿入する際に、補助突起の通水路の内面への接触状況を確認でき、これによりブレたり偏心したりしたままで挿入部を挿入してしまうことを可及的に防止できる一層実用性に優れた通水ブロック用接続具となる。
また、請求項8記載の発明においては、従来の接続管構造に比して挿入部の挿入長が著しく短いため、この挿入部の通水路への挿入作業が非常に容易に行われることとなり、しかも、連結した通水ブロック同士が変位した場合にこの変位に追従し易く、地盤の変動などにも対しても強い接続構造を実現できると共に、カーブなどの屈曲状態の連結にも柔軟に対応できるなど、一層実用性に優れた通水ブロック用接続具となる。
また、請求項10記載の発明においては、引き寄せ具を用いて作業者が一人でも容易に且つ安全に通水ブロックの通水路の接続作業を行うことができ、従来の接続構造での接続作業のようにクレーンなどの施工機械を使用しての作業を要しないために、施工機械で他の作業を並行して行うことができて作業の一層の効率化が図れるなど、極めて実用性に優れた通水ブロックの連結方法となる。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
通水ブロック1の通水路2の端部2Aに、本発明品の接続具本体4の一側の挿入部8を挿入することで、この通水ブロック1に本発明品を接続する。
続いて、この本発明品を接続した一方の通水ブロック1を、この一方の通水ブロック1に隣接設置させた他方の通水ブロック1に対して接近移動させるか、若しくは一方の通水ブロック1に隣接設置させた他方の通水ブロック1を、一方の通水ブロック1に対して接近移動させることで、前記接続具本体4の他側の挿入部8を他方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aに挿入して一方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aと他方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aとを本発明品を介して通水状態に接続する。
すると、各通水ブロック1の通水路2に挿入された挿入部8には、外周面に止水用突起9が設けられていてこの止水用突起9が前記通水路2の内面に密着することとなり、これにより各通水路2間は漏水防止状態となるので、本発明品を介して一方の通水ブロック1の通水路2から他方の通水ブロック1の通水路2へ、若しくは他方の通水ブロック1の通水路2から一方の通水ブロック1の通水路2へと通水が良好に行われる。
また、硬質ゴムなどの柔軟性を有する素材で構成した止水用突起9は、通水路2の内面に強く圧接することなく、適度に変形して摩擦抵抗を生じにくいので、通水路2に対して挿入し易く、手作業でも容易に通水ブロック1(の通水路2)に挿着可能である。
また、柔軟性を有する止水用突起9は、例えば地盤の変動や通水ブロック1に繰り返し荷重を受けることなどによって接続した通水ブロック1同士が変位しても、柔軟に変形してこの変位を吸収することになる。従って、本発明品や通水ブロック1にこの変位時の応力が集中しにくく、破損を生じにくい。
更に、この止水用突起9の柔軟性を利用して、接続する通水ブロック1同士を多少屈曲させた状態で接続することも可能となり、カーブや起伏に対応した多様な接続状況を実現できる。また、このような接続状況において、万一一部の止水用突起9が変形しすぎたり破損したりして通水路2の内面とに隙間を生じても、挿入部8の挿入方向に間隔を置いて並設している複数の止水用突起9のどれかが内面との密着状態を維持するので、止水性が良好に維持されることになる。
ところで、背景技術の項で示した従来のオス・メス接続構造やジョイント管を用いる接続構造は、いずれも、一方の消雪ブロック(通水ブロック)に対して他方の消雪ブロックを横移動させて挿入管部若しくはジョイント管を挿入接続する。
しかしながら、この接続作業は、先に据え付けた一方の消雪ブロックに対して、後から据え付けする他方の消雪ブロックをクレーンなどの施工機械で吊り上げて、できるだけ水平に保って横移動させながら管同士の位置合せと挿入接続とを行うのであるが、この際、一方の消雪ブロックに対して他方の消雪ブロックを水平にしすぎるとブロック底面を設置面に引きずってしまうし、かといって他方の消雪ブロックを傾かせすぎると管同士が接続しづらかったり管が損傷してしまったりする場合があるため、慎重を要する非常に厄介な作業であった。
また、管の接続を行う作業者と、施工機械で吊り上げた消雪ブロックを先に据え付けた消雪ブロックの方向に移動させる作業者とが離れているため、ブロックを移動させる作業者には管の接続状況がわからず、作業者同士のコミュニケーションが上手くいかないと、管の接続を行う作業者がブロックの突き合わせ面間に手を挟んでしまう危険性もあった。
また、この接続作業中は、クレーンなどの施工機械を占有してしまうため、施工機械を用いて行う他の作業が行えなくなり、作業効率に無駄が生じていた。
この点、例えば、前記通水ブロック1は、前記突き合わせ面3付近の側面部に接続用突起11を設けたものを採用し、連結する一方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aに前記接続具本体4の一側の挿入部8を挿入した後、一方の通水ブロック1と間隔を置いた隣接状態にして他方の通水ブロック1を設置するか、若しくは一方の通水ブロック1と間隔を置いた隣接状態にして他方の通水ブロック1を設置した後、一方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aに前記接続具本体4の一側の挿入部8を挿入し、前記接続用突起11に着脱自在に掛止可能な複数の第一掛止溝14を有する引き寄せ部材13と、この引き寄せ部材13の基端部と回動自在に連結され、一端部に前記接続用突起11に着脱自在に掛止可能な第二掛止溝16を有し、他端部に操作ハンドル17を有する操作部材15とから成る引き寄せ具12の前記第一掛止溝14を、前記隣接設置した一方若しくは他方の通水ブロック1の接続用突起11に掛止すると共に、前記第二掛止溝16を他方若しくは一方の通水ブロック1の接続用突起11に掛止し、この第二掛止溝16を掛止した接続用突起11を回動支点として前記操作ハンドル17を回動操作することにより、一方若しくは他方の通水ブロック1に対し他方若しくは一方の通水ブロック1を引き寄せて、接続具本体4の他側の前記挿入部8を他方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aに挿入して一方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aと他方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aとを通水状態に接続し、接続完了後前記引き寄せ具12を接続用突起11から取り外し、一方の通水ブロック1の接続用突起11と他方の通水ブロック1の接続用突起11とに、両端部に前記接続用突起11に係止する係止溝19を有する接続部材18のこの各係止溝19を係止することで、一方の通水ブロック1と他方の通水ブロック1とを接続部材18を介して連結する通水ブロックの連結方法を採用すれば、作業者が引き寄せ具12を操作して、一方の通水ブロック1と他方の通水ブロック1の突き合わせ面3付近で本発明品と他側の挿入部8と他方の通水ブロック1の通水路2の端部2Aとの接続状況を確認しながら接続作業を行うことが可能となる。
従って、この連結方法によれば、作業者がたとえ一人でも容易に接続作業を行うことができ、通水ブロック1の突き合わせ面3間に手を挟んでしまうようなこともなく、しかもこの接続作業にクレーンなどの施工機械を使用する必要がないために、施工機械で他の作業を並行して行うことができて効率の良い施工作業が実現することになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
図面の通水ブロック1は、道路などに設けた長溝内に複数縦列状態に並べて設置する道路埋込型のコンクリート製消雪ブロック1(以下、消雪ブロック1と称す。)を示している。
この消雪ブロック1について更に詳しく説明すると、詳しく図示していないが、横方向に細長い角形体であって、その上面には長手方向に間隔を置いて図示省略の散水ノズルを複数並設状態に具備し、長手方向の両端部には鉛直面状の突き合せ面3を具備した形状である。
また、この消雪ブロック1は、前記各散水ノズルに地下水などを供給するための円管(丸管)状の通水路2をこの消雪ブロック1の長手方向に沿って埋設状態に設けて、この通水路2の両端部2Aが前記各突き合せ面3に臨設(開口)する構成としているが、この通水路2は管などを消雪ブロック1内に埋め込んで形成するのではなく、通水路2を有する形状にコンクリートで一体成形した消雪ブロック1を示している。
また、この消雪ブロック1は、前記突き合わせ面3付近の両側の側面部に接続用突起11としてのボルト11を突設している。
尚、後述する本実施例の通水ブロック接続具は、管などを埋め込んで通水路2を形成した通水ブロック1に対しても使用可能であるし、通水路2を有する他の通水ブロック1(例えば、歩車道境界型と称される長手方向の側面部に散水ノズルを具備した消雪ブロック1など)にも使用可能である。
本実施例は、前記消雪ブロック1の両端の突き合わせ面3同士を突き合わせて複数の消雪ブロック1を連結する際に、この突き合わせ面3に臨設する前記各通水路2の端部2A同士を通水状態に接続する通水ブロック接続具であって、管状の接続具本体4の中間部の外周面に、連結する一方の前記消雪ブロック1と他方の消雪ブロック1の突き合わせ面3間に介在して各突き合わせ面3間に目地材5配設用の小間隙6を形成する介在用突起7を突設すると共に、この接続具本体4の両側部を前記消雪ブロック1の通水路2の端部2Aに挿入可能な挿入部8に構成し、この挿入部8の外周面に前記通水路2の内面に密着する止水用突起9を設けている。
具体的には、接続具本体4は、前記通水路2の径よりやや径小な円管(丸管)形状体に構成すると共に、管長さ方向の長さ寸法を10cm程度(好ましくは9.6cm程度)に設定構成している。
また、図1,図2に示すように、接続具本体4の中間部の外周面には、この外周面全周から接続具本体4の管長さ方向と直交する外方へ円板状に突出する突出部を設けて、この円板状突出部を前記介在用突起7とし、この円板状の介在用突起7の一側板面が前記一方の通水ブロック1の突き合わせ面3に面接当接し、他側板面が前記他方の通水ブロック1の突き合わせ面3に面接当接する構成としている。
また、この介在用突起7は、接続具本体4の管長さ方向に沿った厚み寸法(板厚寸法)をこの種の消雪ブロック1の目地材5の厚み寸法と略同等の1cm程度に設定し、従って、連結する一方の前記消雪ブロック1と他方の消雪ブロック1の突き合わせ面3間にこの介在用突起7を介在することにより、各突き合わせ面3間に目地材5配設用の小間隙6(1cm程度)が形成される構成としている(図9参照。)。
また、この介在用突起7は、硬質ゴムなどの柔軟性を有する素材で構成して、この介在用突起7が消雪ブロック1同士の突き合わせ面3を突き合わせ連結した際の衝撃を吸収できると共に、消雪ブロック1同士の位置が多少変位して屈曲状態となっても、この介在用突起7が柔軟に変形して変位を吸収できる構成としている。
また、接続具本体4の両側部の挿入部8は、管長さ方向の長さ寸法を5cm程度(好ましくは4.3cm程度)に設定している。即ち、本実施例の挿入部8は、通水路2への挿入長を5cm程度(更に好ましくは4.3cm程度)に設定している。
従って、背景技術の項で示した従来のオス・メス接続構造やジョイント管を用いる接続構造にあっては、通水路への挿入長が10〜15cm程もあったが、この従来構造に比して本実施例の挿入部8の挿入長は5cm程度(好ましくは5cm以下)と著しく短いため、挿入部8の通水路2の端部2Aへの挿入作業が非常に容易に行われ、人力でもこの作業を造作なく行うことができ、また、従来のジョイント管などと比べると、挿入部8の挿入長が短いがために、連結した通水ブロック1同士が変位した場合にこの変位に追従し易くなり、よって地震などの地盤の変動に対して強い接続構造となると共に、カーブなどの施工にも柔軟に対応できることになる構成としている。
また、本実施例では、この各挿入部8に外周面に、この外周面の周方向に長さを有する形状の前記止水用突起9を、挿入部8の挿入方向(接続具本体4の管長さ方向)に間隔を置いて複数並設状態に設けている。
また、この各止水用突起9は、硬質ゴムなどの柔軟性を有する素材で構成すると共に、その外径寸法を前記通水ブロック1の通水路2の内径寸法より大きく設定して、挿入部8を通水路2に挿入すると、この複数の通水用突起9が挿入部8の挿入基端側に倒れつつ通水路2の内面に確実に圧接密着して高い漏水防止作用を発揮する構成としている(図4,図11参照。)。
更に詳しくは、止水用突起9は、図1に示すように前記挿入部8の外周面の全周にリング状に突設する形状に形成すると共に、このリング状の止水用突起9を、挿入部8の挿入方向に間隔を置いた五箇所に並設状態に設けている(各挿入部8に夫々五個ずつ止水用突起9を設けている。)。
従って、止水用突起9が通水路2の内面の全周に密着して高い漏水防止作用を発揮することとなり、更に、カーブや起伏に対応した屈曲連結状況において一部の止水用突起9が変形しすぎたり破損したりして通水路2の内面とに隙間を生じても、挿入部8の挿入方向に間隔を置いて並設する複数の止水用突起9のいずれかによって止水性が確保されることになる構成としている。
また、この各止水用突起9は、図2に示すように、前記挿入部8の挿入基端側に向かって傾斜する形状に形成すると共に、挿入部8の挿入先端側に位置するものより、挿入基端側に位置するものの方が外方へ大きく突出する形状に形成している。
更に詳しくは、各止水用突起9は、その突出先端側が先細りつつ挿入部8の挿入基端側に傾斜して先端部が側面視で鋭角形となる形状であって、挿入部8の最も挿入先端側に位置する止水用突起9の外方への突出度が最も小さく(外径が小さく)、この最も挿入先端側に位置するものから挿入基端側に位置するものほど徐々に外方への突出度が大きくなる形状に形成している。
また、本実施例では、各挿入部8の形状も、その挿入先端部より挿入基端側にいくにつれて徐々に厚みが増して外方へいく形状に形成している。
従って、このように挿入部8も止水用突起9も挿入先端側の外径を小さくして、しかも止水用突起9を挿入部8の挿入基端側に向かって傾斜する形状に形成したことにより、この止水用突起9付の挿入部8が通水路2の内面に摩擦しにくく、挿入部8が消雪ブロック1の通水路2の端部2Aに真っ直ぐに挿入し易く、且つ止水用突起9の通水路2内面への摩擦が少ないことで挿入時に止水用突起9を傷めにくい構成としている。
また、このように挿入し易い構成でありながら、挿入後は、挿入部8の挿入基端側に傾斜したまま通水路2の内面に密着している止水用突起9が抜け止め用のかえりとして機能するので、挿脱方向への強い摩擦抵抗が得られてこの挿入部8(接続具本体4)が通水路2の端部2Aから抜けにくくなる構成としている。
また、本実施例では、一側の挿入部8の先端部に、この一側挿入部8が最初に挿入すべき側の挿入部8であることを作業者に報知すると共に、前記通水路2の端部2Aへの挿入操作を補助する補助突起20を設けている。
具体的には、補助突起20は、柔軟性を有する素材(本実施例では硬質ゴム)で構成すると共に、挿入部8の外周面の周方向に長さを有する形状に形成している。
また、この補助突起20は、一側の挿入部8の先端部の外周面全周にリング状に突設した構成とすると共に、その外径寸法を前記通水路2の内径よりやや小さい外径寸法に設定している。即ち、この補助突起20は、通水路2の中心と一側の挿入部8の中心とを略一致させるようにしてこの一側の挿入部8を通水路2の端部2Aに真っ直ぐ挿入すれば、通水路2の内面に当たらない構成としている。
この補助突起20は、作業者が手作業で一側の挿入部8を通水路2の端部2Aに挿入する際に、ブレたり偏心したりしたままで挿入されることを防止するためのもので、上記したように、通水路2の中心とこの一側の挿入部8の中心とを略一致させるようにして一側の挿入部8を通水路2の端部2Aに挿入できれば、通水路2の内面に当たらないので上手く挿入できたことの確認になり、一方、この補助突起20が通水路2の端部2Aや端部2A周囲の突き合わせ面3に当たると、通水路2に対して接続具本体4が傾いてしまうが、このことを作業者が認識することで作業者に接続具本体4(の一側の挿入部8)を真っ直ぐに通水路2に挿入しようという意識(注意)を喚起させることになり、結果として良好な挿入状況が得られる構成としている。
本実施例では、管状の前記接続具本体4は、柔軟性を有する素材(本実施例では硬質ゴム製)で構成して、前記介在用突起7と前記止水用突起9と前記補助突起20を一体成形している。
従って、接続具本体4自身も柔軟性を有する構成とし、これにより接続した消雪ブロック1同士が変位したり、接続する消雪ブロック1同士を多少屈曲させながら接続するような場合には、介在用突起7や止水用突起9だけでなくこの接続具本体4も柔軟に変形して良好に対応可能となる構成としている。
また、本実施例の接続具本体4は、内部に管状の剛性芯材10を具備している。
具体的には、剛性芯材10は、ステンレス鋼製の管材を採用している。この剛性芯材10は接続具本体4の骨組みとなるもので、この剛性芯材10の外表面を全て硬質ゴムで被覆することで管状の接続具本体4を構成している。即ち、本実施例の接続具本体4は、管状の剛性芯材10の外被として硬質ゴムが表出する構成としている(図2参照。)。
また、本実施例では、硬質ゴム製の接続具本体4を成形する際に剛性芯材10をインサート成形することで、内部に剛性芯材10を具備する接続具本体4を構成している。
この剛性芯材10は、接続具本体4が必要以上に変形することを防止するためのもので、これによりこの接続具本体4の通水面積が縮小してしまうような不都合を生じず、通水性を常に良好に確保できると共に、挿入部8(止水用突起9)の外周面と通水路2の内面との距離が常に適正に保持されて止水性(漏水防止)も良好に確保できる構成としている。
次に、本実施例の施工手順を説明する。
尚、本実施例では、連結する消雪ブロック1同士の引き寄せに引き寄せ具12を使用した場合を示している。
ここで、図5に基づいて本実施例の引き寄せ具12を説明すると、前記接続用突起11に着脱自在に掛止可能な複数の第一掛止溝14を有する引き寄せ部材13と、この引き寄せ部材13と回動自在に連結され、一端部に前記接続用突起11に着脱自在に掛止可能な第二掛止溝16を有し、他端部に操作ハンドル17を有する操作部材15とから成るものである。
具体的には、引き寄せ部材13は、横長の長尺な金属板材で構成し、この引き寄せ部材13の長手方向の一側縁部(図面下側の縁部)に、この一側縁部の複数箇所を溝状に切欠することでこの引き寄せ部材13の長手方向の先端部から基端側に至る範囲に、前記消雪ブロック1の前記接続用突起11(ボルト)に上方から着脱自在に掛止可能な前記第一掛止溝14を複数(図面では五箇所)設けている。
また、操作部材15は、短めな縦長の金属板21の上端部に縦長の細長い棒材17を付設することで、前記引き寄せ部材13よりもはるかに全長が長い縦長の部材に構成し、下側の金属板21の下端縁に、この下端縁を溝状に切欠することで前記消雪ブロック1の前記接続用突起11に上方から着脱自在に掛止可能な前記第二掛止溝16を設け、この金属板21の上端部に付設した前記棒材17を前記操作ハンドル17としている。
そして、前記引き寄せ部材13の基端部を、前記操作部材15の金属板21の中ほどに回動自在に枢着した構成としている。
先ず、例えば、消雪ブロック1をクレーンなどで吊り上げて移動させて設置場所の所定位置に設置する。
次いで、この消雪ブロック1の通水路2の端部2Aに前記接続具本体4の一側の挿入部8(前記補助突起20を設けた側の挿入部8)を挿入して、この一側の挿入部8に面する前記介在用突起7の一側板面を消雪ブロック1の突き合わせ面3に面接当接させる(図1,図3,図4参照。)。
次いで、この最初に設置した図面右側の消雪ブロック1(一方の消雪ブロック1)の隣(図面左側)に、別の消雪ブロック1(他方の消雪ブロック1)を、その突き合わせ面3が最初に設置した一方の消雪ブロック1の接続具本体4の他側の挿入部8との間に間隔を介在するようにして設置する。
次いで、この隣り合わせに設置した一方の消雪ブロック1の前記接続用突起11に前記引き寄せ具12の第二掛止溝16を掛止すると共に、他方の消雪ブロック1の前記接続用突起11に引き寄せ具12の複数の第一掛止溝14のうちの適当なものを掛止することで、前記操作ハンドル17が他方の消雪ブロック1側に傾いた状態となるようにする(図6参照。)。尚、この引き寄せ具12を二個使用して隣り合わせに設置した消雪ブロック1の両側に夫々掛止すると、この二個の引き寄せ具12を使用して消雪ブロック1を安定的に引き寄せできるので望ましい。また、第一掛止溝14と第二掛止溝16は、上記と逆の位置関係で接続用突起11に掛止しても良い。
次いで、例えば、作業者が第二掛止溝16が接続用突起11に掛止された方の消雪ブロック1の上面に載り、引き寄せ具12の操作ハンドル17の上側を把持して手前側(一方の消雪ブロック1側)に引っ張るように回動操作する。すると、第二掛止溝16が支点、操作ハンドル17が力点、第一掛止溝14(引き寄せ部材13)が作用点となるテコの原理により、一方の消雪ブロック1に対し他方の消雪ブロック1が引き寄せられる(図7参照。)。
一回の引き寄せ操作で接続具本体4の他側の挿入部8が他方の消雪ブロック1の通水路2の端部2Aに挿入接続されなかった場合には、第一掛止溝14の接続用突起11への掛止場所を変更して再度引き寄せ操作を行う(図8,図9参照。)。
そして、図10に示すように、他側の挿入部8が他方の消雪ブロック1の通水路2の端部2Aに挿入して一方の消雪ブロック1の通水路2と他方の消雪ブロック1の通水路2を接続すると共に、一方の消雪ブロック1と他方の消雪ブロック1の突き合わせ面3間の間隔が目地間隔(1cm程度の小間隙6)となったら(円板状の介在用突起7の一側板面が前記一方の通水ブロック1の突き合わせ面3に面接当接し、他側板面が前記他方の通水ブロック1の突き合わせ面3に面接当接したら)、第一掛止溝14と第二掛止溝16を接続用突起11から掛脱して引き寄せ具12を取り外す。図中符号5は、小間隙6に配設した目地材である。
次いで、横長帯状の金属板であって、この金属板の長手方向の両端部に前記接続用突起11に係止する係止溝19を切欠形成した接続部材18を使用し、この接続部材18の両端部の係止溝19を一方の消雪ブロック1の接続用突起11と他方の消雪ブロック1の接続用突起11とに係止することで、一方の通水ブロック1と他方の通水ブロック1とを接続部材18を介して連結する(図11参照。)。
この作業を繰り返して、所望の消雪設備(通水設備)を完成させる。
尚、本実施例では、複数の消雪ブロック1をストレートな縦列状態に連結した場合を示したが、接続具本体4の柔軟性(弾性変形)を利用して消雪ブロック1同士をカーブ(屈曲)させて縦列状態に連結することもできるし、設置場所の起伏等に応じて上下方向に屈曲させて縦列状態に連結することもできる。また、連結した消雪ブロック1同士が地震などの影響で変位しても、接続具本体4が弾性変形することによってこの変位が吸収されることになる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 通水ブロック
2 通水路
2A 端部
3 突き合わせ面
4 接続具本体
8 挿入部
9 止水用突起
10 剛性芯材
11 接続用突起
12 引き寄せ具
13 引き寄せ部材
14 第一掛止溝
15 操作部材
16 第二掛止溝
17 操作ハンドル
18 接続部材
19 係止溝
20 補助突起
2 通水路
2A 端部
3 突き合わせ面
4 接続具本体
8 挿入部
9 止水用突起
10 剛性芯材
11 接続用突起
12 引き寄せ具
13 引き寄せ部材
14 第一掛止溝
15 操作部材
16 第二掛止溝
17 操作ハンドル
18 接続部材
19 係止溝
20 補助突起
Claims (10)
- 通水路を有する通水ブロックの両端の突き合わせ面同士を突き合わせて複数の通水ブロックを連結する際に、この突き合わせ面に臨設する前記各通水路の端部同士を通水状態に接続する通水ブロック接続具であって、管状の接続具本体の両側部を前記通水ブロックの通水路の端部に挿入可能な挿入部に構成し、この挿入部の外周面に前記通水路の内面に密着する止水用突起を設け、この止水用突起は、挿入部の外周面の周方向に長さを有する形状に形成すると共に、挿入部の挿入方向に間隔を置いて複数並設状態に設け、この止水用突起は、硬質ゴムなどの柔軟性を有する素材で構成したことを特徴とする通水ブロック接続具。
- 管状の前記接続具本体は、硬質ゴムなどの柔軟性を有する素材で構成して、前記止水用突起を一体形成したことを特徴とする請求項1記載の通水ブロック接続具。
- 前記接続具本体は、内部に管状の剛性芯材を備えたことを特徴とする請求項2記載の通水ブロック用接続具。
- 前記止水用突起は、前記挿入部の外周面の全周に設けると共に、この止水用突起の外径寸法を、前記通水ブロックの通水路の内径寸法より大きく設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通水ブロック用接続具。
- 前記止水用突起は、前記挿入部の挿入基端側に向かって傾斜する形状に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通水ブロック用接続具。
- 前記止水用突起は、前記挿入部の挿入先端側に位置するものより、挿入基端側に位置するものの方が外方へ大きく突出する形状に形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の通水ブロック用接続具。
- 少なくとも一側の前記挿入部の挿入先端部の外周面に、この挿入部の外周面の周方向に長さを有する補助突起を設けると共に、この補助突起の外径寸法を前記通水ブロックの通水路の内径より小さく設定して、挿入部の中心と通水路の中心とを略一致させてこの挿入部を通水路の端部に真っ直ぐ挿入すると、前記補助突起が通水路の内面に接触しないように構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の通水ブロック用接続具。
- 前記挿入部は、その挿入方向の長さ寸法を5cm以下に設定したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の通水ブロック用接続具。
- 通水路を有する通水ブロックの両端の突き合わせ面同士を突き合わせて複数の通水ブロックを連結すると共に、複数の通水ブロックの突き合わせ面に臨設する前記通水路の端部同士を通水状態に接続する通水ブロックの連結方法において、連結する一方の通水ブロックの通水路の端部に、前記請求項1〜8のいずれか1項に記載の通水ブロック用接続具の接続具本体の一側の挿入部を挿入し、この一方の通水ブロックをこの一方の通水ブロックに隣接設置させた他方の通水ブロックに対して接近移動させるか、若しくは一方の通水ブロックに隣接設置させた他方の通水ブロックを一方の通水ブロックに対して接近移動させることで、前記接続具本体の他側の挿入部を他方の通水ブロックの通水路の端部に挿入して一方の通水ブロックの通水路の端部と他方の通水ブロックの通水路の端部とを通水状態に接続することを特徴とする通水ブロックの連結方法。
- 前記通水ブロックは、前記突き合わせ面付近の側面部に接続用突起を設けたものを採用し、連結する一方の通水ブロックの通水路の端部に前記接続具本体の一側の挿入部を挿入した後、一方の通水ブロックと間隔を置いた隣接状態にして他方の通水ブロックを設置するか、若しくは一方の通水ブロックと間隔を置いた隣接状態にして他方の通水ブロックを設置した後、一方の通水ブロックの通水路の端部に前記接続具本体の一側の挿入部を挿入し、前記接続用突起に着脱自在に掛止可能な複数の第一掛止溝を有する引き寄せ部材と、この引き寄せ部材と回動自在に連結され、一端部に前記接続用突起に着脱自在に掛止可能な第二掛止溝を有し、他端部に操作ハンドルを有する操作部材とから成る引き寄せ具の前記第一掛止溝を、前記隣接設置した一方若しくは他方の通水ブロックの接続用突起に掛止すると共に、前記第二掛止溝を他方若しくは一方の通水ブロックの接続用突起に掛止し、この第二掛止溝を掛止した接続用突起を回動支点として前記操作ハンドルを回動操作することにより、一方若しくは他方の通水ブロックに対し他方若しくは一方の通水ブロックを引き寄せて、接続具本体の他側の前記挿入部を他方の通水ブロックの通水路の端部に挿入して一方の通水ブロックの通水路の端部と他方の通水ブロックの通水路の端部とを通水状態に接続し、接続完了後前記引き寄せ具を接続用突起から取り外し、一方の通水ブロックの接続用突起と他方の通水ブロックの接続用突起とに、両端部に前記接続用突起に係止する係止溝を有する接続部材のこの各係止溝を係止することで、一方の通水ブロックと他方の通水ブロックとを接続部材を介して連結することを特徴とする請求項9記載の通水ブロックの連結方法。
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