JP2012117125A - 粉末焼結体の製造方法および製造装置 - Google Patents

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実 森山
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Abstract

【課題】セラミックスおよび金属などの粉末焼結体の製造に際し、振動を十分かつ効率的に与えることで緻密な焼結体を低い温度で短時間に能率よく製造する。
【解決手段】本発明の粉末焼結体の製造方法は、粉末材料を加熱しつつ加圧して焼結する粉末焼結体の製造方法において、超音波振動子より発した超音波振動の音響エネルギーを、該超音波振動の共振状態を維持しながら、前記粉末材料との接触部が最大振幅になるように型に直接加えつつ前記粉末材料を加熱・加圧することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、セラミックスおよび金属などの粉末材料を、型を用いて加熱しつつ加圧して作製する(加圧焼結法による)焼結体の製造において、加圧焼結と同時に超音波を付加し、焼結の促進を図る焼結体の製造方法および装置に関する。
セラミックスおよび金属粉末の焼結においては、加圧焼結(ホットプレス焼結)、放電プラズマ焼結、マイクロ波焼結、熱間等方圧焼結(HIP、Hot Iso-static Pressing)などが工業的に使用され、緻密化が図られている。これらの方法は、粉末を室温で型成形後、大気中、雰囲気中または真空中で加熱し一定温度で保持し焼結する従来の熱エネルギー付与のみによる焼結法(まとめて無加圧焼結と呼ぶが、個別に常圧焼結、雰囲気焼結、真空焼結と呼ぶこともある)と比較して、加圧焼結は熱と圧力(ひずみ)エネルギー、放電プラズマ焼結は熱と圧力とプラズマエネルギー、マイクロ波焼結は熱と電磁波エネルギーを同時に付与しながら粉末の焼結促進を図るものである。
しかしながら、上述の方法で、加圧焼結は無加圧焼結と比較すると焼結時間の短縮化、焼結温度の低温化および緻密化が可能となったが、一連の焼結工程にまだかなりの焼結時間がかかること、放電プラズマ焼結やマイクロ波焼結は焼結時間の短縮化がかなり図られたが大電力が必要となり装置が大型・複雑化し装置全体がかなり高価となること、熱間等方圧焼結は、予備焼結または真空封入など適切な前処理工程が必要となることなどの課題があった。
熱エネルギーを付与した状態で、型または容器内で圧力とともに音波や振動エネルギーを加えながら焼結の促進を図る従来技術の方法には、特許文献1に開示されているように、複雑な形状の型成形時に粉体材料に20〜100Hzの低周波振動を加えて粉末充填密度の均一化を図る方法、特許文献2に開示されているように、冷間等方圧成形(CIP)ならびに熱間等方圧成形(HIP)時に、圧力容器の内部または外部にセットした出力5〜20W程度の超音波発振装置(周波数不明)を設け、欠陥発生や空孔の形成を抑制する方法がある。
特開2002−97502号公報 特開2006−334976号公報
しかしながら、上記の従来の方法は、超音波エネルギーを共振現象の利用によって大きなパワーを粉末に与えるものではなく、複雑形状の型成形を行う場合における粉末充填密度の均一化を達成するための低周波振動の付与、CIPおよびHIP処理を行う場合の水またはガス圧力媒体を介しての小電力の音響エネルギー付与による欠陥抑制である。したがって、上記の振動エネルギーを印加する焼結方法では、いずれも十分な振動エネルギーを効率的に焼結体に与えることができないという問題点がある。
本発明は従来の問題点に鑑み創案されたもので、その目的とするところは、型を用いて熱と圧力エネルギーを与えながら行う加圧焼結を基本とし、そこに第3のエネルギーとして超音波の音響エネルギーを同時に与えることによりセラミックスおよび金属などの粉末の焼結を促進するものである。特に、振動を十分かつ効率的に与えることで、緻密な焼結体を低い温度で短時間に能率よく製造できる方法及び装置を実現するものである。また、焼結時において超音波の音響エネルギーを単純な装置構成で安価に付与できる製造方法および装置を提供するものである。
斯かる実情に鑑み、本発明の粉末焼結体の製造方法は、セラミックスおよび金属などの粉末の焼結に際し、型を用いて焼結する加圧焼結(ホットプレス焼結)時に、超音波振動の音響エネルギーを粉末部が最大振幅となるように共振状態を維持しながら高能率に与え、粉体間の焼結を促進し、短時間またはより低い温度で緻密な焼結体を能率よく製造することにより、上記の課題の解決を図ろうとするものである。即ち、加圧焼結において、超音波振動子から発する振動エネルギーを粉末に与え、温度、圧力、超音波振動を同時に付与することで、粉体間の流動、再配列や拡散を活発化し、焼結を促進する。
本発明に係るセラミックスおよび金属などの粉末焼結法(粉末焼結体の製造方法)は、基本構造は加圧焼結装置による方法を基本とするが、粉末を詰めた型にプレスにより第1の加圧軸(例えば上加圧軸)を通して加圧力を第1の型(上型)に与えた状態で、第2の加圧軸(例えば下加圧軸)の一端にランジュバン型超音波振動子などの各種の超音波振動子を取り付け、この振動子より発生した超音波エネルギーを超音波伝播部分である第2の加圧軸および第2の型を介して型内の焼結用粉末に能率良く付与する構造を特徴とする。能率よく付与するために、超音波の共振現象を利用して定在波を作成し、波の最大振幅部位置と型内の粉末部位置(粉末材料との接触部)を常に一致させる構造とすることが好ましい。このようにすると、単純な構造でありながらセラミックスおよび金属などの粉末の緻密な焼結体が安定した品質で短時間に能率よく安価に作製可能になるなどの効果がある。
本発明の粉末焼結体の製造方法は、粉末材料を加熱しつつ加圧して焼結する粉末焼結体の製造方法において、超音波振動子より発した超音波振動の音響エネルギーを、該超音波振動の共振状態を維持しながら、前記粉末材料との接触部が最大振幅になるように型に直接加えつつ前記粉末材料を加熱・加圧することを特徴とする。この発明によれば、超音波振動の共振状態を維持しながら最大振幅となる位置で型に振動を付与することにより、超音波振動のエネルギーを効率的に持続して粉末に加えることができるため、短時間またはより低い温度で緻密な焼結体を能率よく製造することができる。
ここで、前記超音波振動の周波数が10kHz〜50kHzの範囲内であることが好ましい。この周波数領域の振動を付与することにより、特にセラミックスや金属の粉末焼結体について十分な効果が得られる。ここで、50kHzを越えると入手できる振動子の許容入力電力も小さくなるので、出力できる振動強度が制限される。ただし、上記の周波数範囲内でも、周波数が20kHz未満では可聴帯域となり騒音などの面で望ましくないので、20−50kHzの範囲内がより望ましい。なお、本明細書では、少なくとも10kHz以上の音波は超音波振動に該当するものとする。
また、前記粉末材料を両側から挟圧するための第1の加圧軸と第2の加圧軸とを有し、前記第1の加圧軸と前記第2の加圧軸の中間部に設けられた被支持部との間に加圧力を加えつつ、前記第2の加圧軸の端部に超音波を印加することが好ましい。これによれば、第2の加圧軸の端部に超音波を与えることで超音波を第2の加圧軸を介して効率的に型に伝達させることができる。さらに、第2の加圧軸の中間部に被支持部を設けて上記加圧力を受け止めたり加えたりする構造とすることで、第2の加圧軸の端部に超音波を容易に印加することができるとともに、超音波の伝搬を妨げにくい支持構造とすることができる。その上、型から見て超音波振動子を被支持部よりも遠方に配置できるため、超音波振動子への熱の伝搬を低減し、熱劣化などを防止できる。この場合に、第1の加圧軸に加圧力を加えるとともに第2の加圧軸の端部に超音波を印加することで、加圧力と超音波を別々の軸に与える構造となるため装置構成をさらに簡易に構成できる。なお、上記中間部とは第2の加圧軸の両端部以外の部分を言う。
本発明において、共振周波数は各部の加熱や加圧によって変化するので、前記粉末材料の加熱及び加圧前に前記超音波振動の周波数を初期設定する第1のステップと、前記粉末材料を加熱及び加圧した状態で前記周波数を調整して共振状態に近づける第2のステップと、を有することが好ましい。この場合に、上記第1のステップでは、加熱や加圧前において共振状態が得られるように(例えば、前記接触部に前記超音波振動の腹が位置し、前記被支持部に前記超音波振動の節が位置するように)初期設定を行うことが望ましい。
次に、本発明の粉末焼結体の製造装置は、粉末材料を加熱しつつ加圧して焼結する粉末焼結体の製造装置において、前記粉末材料を両側から加圧するための相互に対向する第1の型および第2の型と、前記粉末材料を加熱する加熱手段と、前記第1の型に接続される第1の加圧軸と、前記第2の型に接続され被支持部を中間部に備えた第2の加圧軸と、前記第1の加圧軸と前記被支持部の間に加圧力を加える加圧手段と、前記第2の加圧軸の端部に接続された超音波振動子と、を具備することを特徴とする。
ここで、前記第1の加圧軸は前記第1の型から上方に伸び、前記第2の加圧軸は前記第2の型から下方に伸びることが好ましい。このように第1の加圧軸を上軸にし、第2の加圧軸を下軸にすると、超音波振動子が加熱部(ヒータ、加熱対象となる型、粉末材料など)よりも下方に配置されるので、加熱部の温度の影響を受けにくくなるため、温度上昇による劣化や不具合の発生を抑制することができる。また、このようにすると、被支持部を支持台等により下方より支持するだけでよいなど、装置全体の支持構造を簡易に構成できる。なお、第1の型と第1の加圧軸、或いは、第2の型と第2の加圧軸は、いずれも、一体に構成されていてもよく、別体に構成されたものでもよい。
超音波加振型焼結装置の主要部を表す概念図である。 製作した超音波加振型装置全体を示す構造図である。 ヒータ加熱部内部の詳細を示す構造図である。 下型と下加圧軸の共振状態(定在波発生状態)を示す図である。粉末と接する下型の上端面が、超音波振動の最大振幅(腹)となるように周波数設定する。下加圧軸固定端(下端面)は、振動の振幅がゼロ(節)となる位置に設け、この固定端下端面に接する支持台で油圧シリンダからの加圧力を支える構造とする。 実施例において、Ti粉末に対する焼結温度の影響を示す表4の結果を表す図である。 実施例において、Ni粉末に対する焼結温度の影響を示す表5の結果を表す図である。 実施例において、Ni粉末に対する焼結時間の影響を示す表6の結果を表す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面などに基づいて説明する。なお、第1の加圧軸は上加圧軸、第1の型は上型、第2の加圧軸は下加圧軸、第2の型は下型に対応させて記述しているが、第1の加圧軸が下加圧軸に対応させるなどこれらの対応関係は逆であっても構わない。超音波振動子の温度上昇を防ぐため、振動子を取り付ける第2の加圧軸が下加圧軸に対応させる方が、熱伝導を抑える上でやや有利である。
上記の目的を達成するために、種々検討した結果、以下の構造とした。型内の焼結用粉末に超音波エネルギーを能率よく付与することに際し、熱に弱い超音波振動子(圧電振動子)の温度上昇を防ぐため、粉末を加熱するヒータより離れた部分に振動子位置を取り付ける必要がある。振動子を例えば下加圧軸の一端(型に接する端面と反対側の端面で、本装置の場合下端面)に超音波振動子を止めネジで介して取付け、振動子から発生した超音波振動を下加圧軸と下型材料の中を伝播させ、その音響エネルギーを型に収容された粉末に共振状態(粉末部が最大振幅となる定在波状態)で付与する構造とする。これにより型内の粉末に超音波振動が能率よく加わり、焼結中に粉末に流動と再配列、粉末充填密度の向上、粉末同士の摩擦、粉末接触部の応力発生、表面酸化層の除去、欠陥の消滅、拡散の活発化など複数の因子が同時に働くと推定されることにより、大きな焼結の促進があることが確認された。そこで、超音波加振をセラミックスおよび金属粉末の代表的な焼結プロセスへの適用について検討し、その具体的な手法を提供するに至ったものである。
本実施形態は、以下の装置構成とする。図1に、装置全体を表す概念図を示す。焼結用粉末6を加圧成形するための型として製品形状に応じた側面型7、上型5、下型8を用意する。上型(第1の型に相当)を加圧するための上加圧軸1、下型を加圧するための下加圧軸9をセットする。上加圧軸1は、上下方向 (中心軸方向)に可動とし、開口部を下方に向けた姿勢のガス雰囲気カップ3をはさんで上型5に後述する油圧シリンダからのプレス加圧力を伝える構造とする。下加圧軸9のもう一方の端部(下端面)には超音波振動子11を止めネジなどを介して取り付け、超音波振動(縦波)が下加圧軸9と下型8に効率よく伝わるように、これら部品間も止めネジなどを介して強く締め付ける。下加圧軸9の途中には下加圧軸固定端10を環状の突起部として設け、この突起部の下端面(被支持部に相当する。)を下加圧軸支持台16で支持して下加圧軸9にかかる上方向からのプレス加圧力を支える。また、超音波振動子11は、ヒータ4からの熱伝導により温度上昇が生じると圧電性が弱くなったり消滅したりするので、ヒータより離れたなるべく温度の低い位置とする。型(側面型7、上型5および下型8)周囲部分は、焼結用粉末6および型などの酸化を防ぐため、ガス雰囲気カップ3を設け、その内部に下方より導入したスパイラル状の雰囲気導入ガス管12を収容し、その上端にあるガス導入管吐出口からアルゴンなどの不活性雰囲気ガス、並びに/或いは、窒素や一酸化炭素など非酸化性雰囲気ガスが導入可能な構造とする。ヒータ4は、焼結用粉末6や型を焼結設定温度まで加熱し一定温度に保持する機能を持つ。円筒形状のヒータは半円筒形状に2つ割りできる構造のもの、また、円板形状の断熱材のふた部分も半円形状に2つ割りできる構造のものが使い易い。
上記で、超音波の材料(下加圧軸9と下型8)中の伝播波長λは、材料のヤング率Eと嵩密度ρから求めることができる。平面波と仮定できる場合、波長λは、E/ρ値の平方根の値となる。
超音波振動子11は、パワー密度が大きく大きなエネルギーを発生できるボルト締めランジュバン型振動子を用いることが好ましい。本実施例では、外径25mm、固有周波数27.9kHz、静電容量2300pF、最大入力電力100Wのランジュバン型圧電セラミックス振動子を用いた。超音波振動子駆動電源は、発振周波数可変とし、振動子のインピーダンスとマッチングをとる必要がある。
上記装置においては、上加圧軸1とガス雰囲気カップ3とは連結されていなく、カップの上から上型5にプレス加圧力をかける構造となっている。ガス雰囲気カップ3は、簡略にガス雰囲気を得る方法として採用したものであるが、カップ形状を用いず円筒形状としてその中にガスを流す方式とし、上加圧軸1と上型5を連結した構造、あるいは、連結せずに上加圧軸1が上型5を直接押す構造であっても、同じ機能を有する。
図2に、作製した装置全体の構造図を示す。図3に、図2の中のヒータ加熱部13部分の詳細構造図を示す。図2に示すように、プレス加圧力を与えるため高剛性のフレーム14を設け、フレーム上部に油圧シリンダ15を取り付けた構造とする。油圧シリンダを用いずに、ネジを利用して機械的に上下可動な軸構造としてもよい。また、下加圧軸9の途中に下加圧軸固定端10を突出させて突起部として設け、この突起部の下面を下加圧軸支持台16で支える構造とする。下加圧軸固定端10と下加圧軸支持台16は固定してもよいが、単に当接した状態で支持するように構成することで、粉末材料の供給や焼結品の取り出し、装置の分解や部品の交換などの取り扱いが容易になる。図4に示すように、下加圧軸固定端10の下面位置は、超音波振動子11から発した超音波振動の振幅がゼロとなる節の位置に設ける。節位置は、超音波の材料中の伝播波長λから求め、超音波供給の端面からλ/4値の奇数倍の長さの位置とする。即ち、振動子取付位置と下加圧軸固定端10の下面位置の間の長さAは、A=nλ/4、(n:奇数)に設計する。一方、振動子取付位置と粉末材料との接触部の長さをBとし、下加圧軸固定端10の下面位置と粉末材料との接触部との間の長さをB−A=mλ/4(m:奇数)に設計すると、A/B=n/(n+m)(n,mはいずれも奇数)が成立する。このとき、振動子取付位置から粉末材料との接触部までの長さはB=(n+m)λ/4となりn+mは必ず偶数となるので、k=(n+m)/2とすれば、B=kλ/2(kは自然数)であるから、粉末材料との接触部が超音波振動の最大振幅位置(腹)に設定される。
図3に示すように、ヒータ加熱部内部は、焼結用粉末6を詰めた型(上型5、側面型7、下型8)を収め、粉末や型の酸化を防ぐため周囲をガス雰囲気カップで覆い、カップ内を不活性ガスで満たすように、スパイラル状のガス導入管が設けられている。スパイラル状にすることによって、ガスが上部吐出口まで到達する間に加熱され、焼結温度の安定化を図ることができる。
[実施手順]
本実施形態においては、加熱前に、実際に用いる粉末と型を用いて室温で超音波加振しない状態で予備成形を行い、その後、超音波を付与しながら本焼結を行うことが好ましい。なお、予備成形時に超音波を加えても支障は生じない。
[予備成形]
焼結用粉末、焼結助剤粉末などを、電子天秤などを用いて所定量計量する。合金粉末の場合、あらかじめ所定の割合で計量し、混合機などで十分混合しておく、あるいは、粉末同士仮焼して合金の結晶構造(状態図に示される合金として熱的に安定な構造)とし、その後粉砕して十分細かく処理しておく。顆粒化した粉末も用いることができる。
最初、加熱前に、断熱材(上)2、ヒータ4とガス雰囲気カップ3およびガス導入管12を外し、上加圧軸1を上方向にスライドしておく。予備成形のため、側面型7と下型8の間に厚さ数mmの金属板スぺーサを挿入し、側面型を下型よりあらかじめ浮かしておく。側面型7と下型8で構成される円筒形状の型(内径約φ30mm)内に焼結用粉末を詰め、上型5を被せる。
上記の粉末を詰めた型に対して、粉末充填密度を高め、かつ安定にプレス動作を行うため、室温大気下、超音波加振しないで予備成形を行う。予備成形は、油圧シリンダ15により上加圧軸1を下方向にスライドして加圧力を上型5に加える。予備成形条件は、最初例えば約10MPa程度(内径30mmの円筒型に対して全圧7.07kN)を短時間(5秒程度)加え、続けて加圧力をゼロに戻し、先程挿入した金属板スぺーサを取り除く。次に、例えば成型圧20MPa(内径30mmの円筒型に対して全圧14.13kN)を加え、焼結用粉末に対して上下方向から両押しとした状態で1分程度保持し、予備成形する。予備成形後、上加圧軸1を上方向にスライドして加圧力を除き、ガス導入管12とガス雰囲気カップ3を取り付ける。加熱した場合、その途中で加圧軸の熱膨張により加圧力が発生するのを防ぐため、上加圧軸1と雰囲気カップ3間に適当な間隔の隙間を設けておく。
[本焼結]
上記のガス導入管12、ガス雰囲気カップ3が取り付けてある状態で、さらにヒータ4および断熱材(上)2をセットし、ガス導入管12より型周囲に流量1?/min程度の高純度アルゴンガスを流して不活性雰囲気とする。次に、プログラム温度調節計を用いてヒータへの電力制御を行いながら、焼結用粉末を焼結温度まで加熱開始する。焼結温度に達したら上加圧軸1を下方向に速度約1 mm/min程度でスライドしてガス雰囲気カップ3の上から加圧力を加え、本加圧(本焼結)を行う。以上で熱と圧力のエネルギーの付与を行ったことになる。本加圧条件は、例えば圧力40MPaとし、加圧継続時間は原則として焼結継続時間と同じで本実施例では10分を標準とした。加圧力は、焼結の進行とともに粉末の体積収縮を伴うため低下するが、上加圧軸1を下方向にスライドして常に一定加圧力を維持するように調節する。
超音波の音響エネルギー付与は、原則として、本焼結(本加圧)を行っている間、継続して行う。即ち、本加圧設定圧力(40MPa)に達すると同時に超音波振動子に電力を与えて超音波を発生し、焼結継続時間まで継続して連続波を付与し続ける。この間、超音波振動子から発した超音波は、常に焼結用粉末部分が波の最大振幅で振動を維持するように制御する。即ち、図4に示すように、下型8と下加圧軸9の合計長さBが振動子より発する波の波長λに対して、B=kλ/2(kは整数)、即ち、半波長λ/2の整数倍となる共振状態を維持するように(振動子から発する超音波の最大振幅(腹)が焼結用粉末部分に常に位置するように)、振動子の発生周波数fを変化させる。なお、温度変化や加圧力の変化により共振状態からずれることがあるので、振動子の印加電圧波形のオシロスコープなどによるモニタリング、または、振動子印加電力のモニタリングなどを参考に、振動子に加える電源(電力)周波数の設定を行う。一般的には、共振状態を判定可能な変数(例えば振動強度を表す変数)を検出可能な回路、特に電圧や電力などの電気的変数を検出する検出回路と、上記発生周波数を変更可能な周波数変更回路とを備えた振動子制御手段(制御回路)を用い、検出回路による電圧や電力等の検出状態に応じて周波数変更回路を介して振動子の発生周波数fを調整する。振動子制御手段の構成としては、自動的に共振周波数を捜し、追従する方式が最も好ましいが、周波数の変動幅は小さいので、前記モニタリング程度の検出状況に応じた手動調節でも十分である。
具体的には、加熱及び加圧する前に、予め共振状態が得られるように振動子制御手段(制御回路)により振動子の発生周波数fを初期設定しておき(第1のステップ)、その後、加熱及び加圧を行ってから、振動子の発生周波数fを調整し、共振状態が得られるようにする(第2のステップ)。上記第1のステップでは、最大振幅(腹)が焼結用粉末部分との接触部(接触面)に位置し、振幅が0となる節が下加圧軸固定端10の下面位置にあるように発生周波数fを設定しておくことが好ましい。上記第1のステップ及び第2のステップを実施する場合には、上述のような共振周波数の自動追尾機能付の振動子制御手段を用いた場合も含まれる。
粉末は、熱エネルギー、加圧エネルギー(ひずみエネルギー)、音響(振動)エネルギーを同時に受け、粉末の流動、充填密度が高まる方向への再配列、拡散速度の向上などの推定される因子により焼結が促進し、緻密な焼結体が得られる。
焼結設定温度で一定時間、熱エネルギー、加圧エネルギー(ひずみエネルギー)、音響(振動)エネルギーを掛けた後、まずヒータ電源および超音波電源の供給を止め、次に上加圧軸1をゆっくり上方向にスライドして加圧力を除き、自然冷却する。雰囲気ガスは、焼結用粉末の酸化開始温度以下の適当な温度に達するまで流し続ける(通常約100℃まで温度が低下したらガスを停止する)。この後、ガス雰囲気カップ3、ガス導入管12を外し、さらに型(側面型7と上型5)より粉末焼結体を取り出す。
以上の記載内容に即して、純粋なTi、Ni、Cu金属粉末を例として超音波加振効果の有無を検証した。表1に実験に用いた焼結用粉末の特性を示す。チタン粉末は大阪チタニウムテクノロジーズ製TMP-350、ニッケル粉末はニューメタルス エンド ケミカルス製TYPE123、銅粉末はエプソンアトミックス社製PF-7F D50)を用いた。表2に、実施例条件を示す。実験により得られた粉末焼結体の特性結果については、焼結条件に対応して相対密度値を代表としてまとめた。焼結体の相対密度(相対密度は焼結体の嵩密度/材料の理論密度で示される)が緻密化の程度を示す最大の指標であり、機械的および電気的特性に与える影響も大きいためである。
[実施例1]
粉末の種類の影響を検証するため、金属粉末の代表としてTi、Ni、Cuを選定し、それぞれの粉末に対し20MPaで予備加圧成形を実施後、Ar雰囲気中800℃で10分間、圧力40MPaで約33〜34kHzの共振周波数で超音波を付加し、焼結体を作製した。結果を表3に示す。いずれの粉末も超音波加振を行った場合は、行わない場合と比較して緻密化し、相対密度は、Ti粉末では約7.4%、Ni粉末では約25.7%、Cu粉末では約1.0%向上した。Ni粉末の向上が大きく、Cu粉末の向上は小さかったが、融点や結晶構造、自己拡散係数などが深く関わっている影響と推定される。
[実施例2]
焼結温度の影響を検証するため、Ti粉末に対し20MPaで予備加圧成形を実施後、Ar雰囲気中600〜900℃で10分間、圧力40MPaで約32〜34kHzの共振周波数で超音波を付加し、焼結体を作製した。結果を表4および図5に示す。焼結温度が高いほど相対密度は向上しているが、800℃以上で焼結すれば90%以上の相対密度が得られた。
[実施例3]
相対密度の大きな向上が見られたNi粉末に対し、焼結温度の影響を検証した。20MPaで予備加圧成形を実施後、Ar雰囲気中600〜900℃で10分間、圧力40MPaで約33〜35kHzの共振周波数で超音波を付加し、焼結体を作製した。結果を表5および図6に示す。焼結温度が高いほど相対密度は向上しているが、800℃で超音波を無加振で焼結した場合の相対密度62.4%は、ほぼ600℃で超音波を加振した相対密度64.8%と同程度であり、超音波加振により焼結温度の低温化が可能となった。
[実施例4]
相対密度の大きな向上が見られたNi粉末に対し、焼結時間の影響を検証した。20MPaで予備加圧成形を実施後、Ar雰囲気中800℃で2〜10分間、圧力40MPaで約33〜34kHzの共振周波数で超音波を付加し、焼結体を作製した。結果を表6および図7に示す。800℃で2分間超音波加振した場合の相対密度78.2%は、800℃で10分間超音波を加振しないで焼結した場合の相対密度62.4%より15.8%も高く、超音波加振により短時間の焼結が可能となった。
以上に示すように超音波加振しない場合と比較して、超音波加振すると低い焼結温度や短時間で緻密な焼結体を作製することが可能となり、省エネルギー化が図られ、環境にもやさしい優れた方法であると言える。様々な金属粉末やセラミックス粉末に対して、広く適用が可能と判断できる。
本実施形態に係る焼結方法を、例えば、炭化珪素、アルミナなどの各種セラミックス粉末、ニッケル、チタン、鉄、ステンレス、銅、黄銅などの各種金属粉末の焼結時において適用すれば、欠陥の少ない、緻密なセラミックスおよび金属粉末の焼結体が低い焼結温度で短時間に安定した品質で作製可能になる。しかも、焼結装置は、加熱と加圧機能を備えた装置(ホットプレス装置)を基本構成とし、これに付加して粉末を充填した型に超音波を共振状態を維持しながら焼結時間中連続して供給する超音波振動子と振動子に電力を供給する超音波電源装置で構成できる。装置費用は安価である。また、装置構造によっては現在使用している加圧装置に後付けで組み込むことも可能である。操業コストも安く済む。安定で高品質な焼結製品を供給できる。超音波を加振した場合の焼結体の相対密度は、超音波を加振しない同一条件で作製した場合と比較して、材料によっては10%以上の向上が可能である。
尚、本発明の粉末焼結体の製造方法及び製造装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 上加圧軸(第1の加圧軸)、2 断熱材(上)、3 ガス雰囲気カップ、4 ヒータ(2つ割り構造)、5 上型(第1の型)、6 焼結用粉末、7 側面型(円筒型)、8 下型(第2の型)、9 下加圧軸(第2の加圧軸)、10 下加圧軸固定端(突起部)、11 超音波振動子、12 ガス導入管、13 ヒータ加熱部、14 フレーム、15 油圧シリンダ、16 下加圧軸支持台、17 断熱材(下)、

Claims (6)

  1. 粉末材料を加熱しつつ加圧して焼結する粉末焼結体の製造方法において、
    超音波振動子より発した超音波振動の音響エネルギーを、該超音波振動の共振状態を維持しながら、前記粉末材料との接触部が最大振幅になるように型に直接加えつつ前記粉末材料を加熱・加圧することを特徴とする粉末焼結体の製造方法。
  2. 前記超音波振動の周波数が10kHz〜50kHzの範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の粉末焼結体の製造方法。
  3. 前記粉末材料を両側から挟圧するための第1の加圧軸と第2の加圧軸とを有し、前記第1の加圧軸と前記第2の加圧軸の中間部に設けられた被支持部との間に加圧力を加えつつ、前記第2の加圧軸の端部に超音波を印加することを特徴とする請求項1又は2に記載の粉末焼結体の製造方法。
  4. 前記粉末材料の加熱及び加圧前に前記超音波振動の周波数を初期設定する第1のステップと、
    前記粉末材料を加熱及び加圧した状態で前記周波数を調整して共振状態に近づける第2のステップと、
    を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の粉末焼結体の製造方法。
  5. 粉末材料を加熱しつつ加圧して焼結する粉末焼結体の製造装置において、
    前記粉末材料を両側から加圧するための相互に対向する第1の型および第2の型と、
    前記粉末材料を加熱する加熱手段と、
    前記第1の型に接続される第1の加圧軸と、
    前記第2の型に接続され被支持部が中間部に設けられた第2の加圧軸と、
    前記第1の加圧軸と前記被支持部の間に加圧力を加える加圧手段と、
    前記第2の加圧軸の端部に接続された超音波振動子と、
    を具備することを特徴とする粉末焼結体の製造装置。
  6. 前記第1の加圧軸は前記第1の型から上方に伸び、前記第2の加圧軸は前記第2の型から下方に伸びることを特徴とする請求項5に記載の粉末焼結体の製造装置。
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