JP2012116763A - Cgrp応答性促進剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】細胞のCGRP応答性を促進することができる素材の提供。
【解決手段】ニンジン又はその抽出物を有効成分とする細胞のCGRP応答性促進剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、CGRP(calcitonin gene-related peptide)応答性促進剤に関する。
皮膚には、皮膚表面に平行な3層の血管床からなる血管網が形成されている。皮膚循環の第1の機能は体温調節であり、寒冷刺激や温熱刺激が与えられたとき皮膚血管は収縮又は拡張・弛緩して皮膚循環の血流を変化させ、体熱放散を抑制又は促進することで体温を維持する。皮膚循環はまた、全身の血流配分の調節という面においても重要な役割をもっており、中枢や末梢の温熱受容器からの情報以外に、圧、容量又は化学受容器からの情報や運動によって引き起こされた血管運動反射によっても影響を受ける。
皮膚循環は加齢による変化を受ける。加齢に伴い、皮膚血管網の構造や、血流量が変化すること、及び寒冷刺激や温熱刺激に対する血流変化の幅が低減することが知られている。結果として、加齢とともに皮膚の血行が悪化し、それによってさらに皮膚の代謝が低下するという問題が起こり得る。
皮膚循環は、交感神経系を介した全身性メカニズムと、局所的調節因子による局所性メカニズムとの二元的調節を受けている。局所性メカニズムの1つは軸策反射である。これは、刺激により皮膚の感覚神経内で発生したインパルスが、中枢に向けて伝導される途中で他の分枝に逆行性に伝わり、その神経終末から神経ペプチドを放出させ、皮膚血管を拡張させる現象である。このとき放出される神経ペプチドは、substance P(SP)やcalcitonin gene-related peptide(CGRP)である。
CGRPは37個のアミノ酸からなる神経ペプチドであり、カルシトニン遺伝子の組織特異的な選択的スプライシングにより生合成される。CGRPは、中枢神経系および末梢感覚神経系に広く分布し、特異的な受容体を介してその作用を発揮する。CGRPと血流との関係はよく知られており、ラットにおいてCGRPの投与で皮膚血流が増加すること(非特許文献1)、CGRPノックアウトマウスの血圧が高くなること(非特許文献2)、CGRP中和抗体を投与したラットは皮膚血流が減少すること(非特許文献3)、末梢血管の過剰収縮に起因すると考えられているレイノー病の患者では、手指のCGRP含有神経が欠如していること(非特許文献4)、レイノー病患者にCGRPを静注することにより腕の皮膚血流量が上昇すること(非特許文献5)等が知られている。
CGRPの生理作用は、血管拡張作用の他に、炎症におけるサブスタンスPの調節、血管透過性亢進、神経筋接合部のニコチン様受容体の調節、糖新生の抑制と糖分解の促進、膵臓酵素の分泌促進、胃酸分泌抑制、心拍促進、神経活動の調節、カルシウム代謝調節、骨形成促進、インスリン分泌、体温上昇、摂食量低下など多岐にわたる。また、プロスタグランジンの合成を介した抗炎症作用、虚血再環流障害に対するプレコンディショニング、ならびに子宮筋層や子宮、胎盤に受容体が発現していることから妊娠・分娩への関与が知られている。
上記の生理作用から、CGRPの治療用途としては、血行促進、創傷治癒の促進、および高血圧、心不全、虚血再環流による肝障害、腎不全、消化管潰瘍、敗血症、骨粗鬆症、不整脈、くも膜下出血、肺性高血圧、遅延型過敏症、妊娠中毒症、早期分娩等が挙げられている。また、CGRP受容体アンタゴニストの用途として、偏頭痛、知覚過敏等の治療が挙げられる。実際、多くのCGRP受容体アンタゴニスト化合物が抗偏頭痛薬として開発されている。
また、CGRPと歯周病との関連性も知られている。非特許文献6には、炎症時にCGRPを発現している感覚神経が多数進入すること、CGRPはマクロファージにおけるH22産生抑制や抗原提示抑制、リンパ球の分裂抑制を介して抗炎症を示すことが報告されている。また、ヒト歯髄細胞の増殖促進活性があること、BMP−2の発現促進を介した象牙質形成が期待されることから,歯髄形成に関与していることが報告されている(非特許文献7、8)。さらに、骨吸収抑制作用があること(非特許文献9)から、CGRPあるいはCGRP応答性促進剤の治療用途として、歯周病も挙げられる。
CGRPに対する皮膚循環の応答性を促進又は抑制することができる物質は、上記加齢による皮膚循環の変化の改善や、上記疾患や症状の予防又は治療のために有用である。これまで、CGRP応答性を抑制することができる物質としては、CGRP受容体拮抗剤、抗CGRP抗体、アヤメ属水抽出物(特許文献1)が知られている。しかし、CGRP応答性を促進又は抑制することができ、皮膚循環の調節又は各種疾患の改善に有用なさらなる物質の開発が望まれる。
特許第3093154号
Nature, 1988, 335:164-167 Hypertension, 2000, 35:470-475 Br J Pharmacol, 2008, 155:1093-1103 Lancet, 1990, 336:1530-1533 Lancet, 1989, 2(8676):1354-1357 Neuropeptides in Dental Pulp, 2008, 34(7):773-788 J Dent Res, 1995, 74:1066-1071 J Endod, 1997, 23:485-489 Calcif Tissue Int, 1987, 40:149-154
本発明は、ニンジン又はその抽出物を有効成分とする細胞のCGRP応答性促進剤の提供に関する。
本発明者らは、細胞のCGRP応答性を促進することができる素材について検討したところ、ニンジンエキスによりCGRP応答性が促進されることを見出した。
すなわち、本発明は以下を提供する。
(1)ニンジン又はその抽出物を有効成分とする細胞のCGRP応答性促進剤。
(2)細胞が血管平滑筋細胞である、(1)の促進剤。
(3)抽出物が水抽出物又はエタノール水溶液抽出物である、(1)又は(2)の促進剤。
(4)ニンジン又はその抽出物を有効成分とする歯周病の予防及び/又は改善剤。
(5)細胞のCGRP応答性を促進する方法であって、CGRP受容体を有し且つCGRP応答性を促進させたい細胞を、ニンジン又はその抽出物の存在下で培養する工程を含む方法。
(6)細胞が血管平滑筋細胞である、(5)の方法。
(7)抽出物が水抽出物又はエタノール水溶液抽出物である、(5)又は(6)の方法。
本発明によれば、細胞のCGRP応答性を促進することができるCGRP応答性促進剤が提供される。当該CGRP応答性促進剤は、加齢等による皮膚循環の変化の改善や、歯周病等のCGRPに関連する各種疾患や症状の予防又は治療のために有用である。
ニンジンエキスによるHCASMCのCGRP応答性促進。N=3。**:0.5nM CGRPのみ添加したウェルの[cAMP]iに対するDunnettによる有意差検定で、p < 0.01。 種々のニンジンエキス添加条件下でのHCASMCのCGRP応答性促進。N=3、**:0.5nM CGRPのみ添加したウェル(条件1)の[cAMP]iに対するDunnettによる有意差検定で、p<0.01。
本明細書において、「非治療的」とは、医療行為、すなわち治療による人体への処置行為を含まない概念である。
本明細書において、「改善」とは、疾患又は症状の好転、疾患又は症状の悪化の防止又は遅延、あるいは疾患又は症状の進行の逆転、防止又は遅延をいう。
本明細書において、「予防」とは、個体における疾患若しくは症状の発症の防止又は遅延、あるいは個体の疾患若しくは症状の発症の危険性を低下させることをいう。
本明細書において、「細胞のCGRP応答性促進」とは、CGRPにより惹起される細胞の活動を促進することをいう。CGRPが細胞のCGRP受容体に結合すると、Gタンパク質を介してアデニレートシクラーゼの活性化を経て細胞内cAMPの増加が生じる。それにより、例えば血管平滑筋細胞では、プロテインキナーゼA活性化を介してK+チャネルが開口する。あるいは、血管内皮細胞においては、プロテインキナーゼA活性化を介してeNOSが活性化され、NOの産生が促進される。さらに、産生されたNOは血管平滑筋細胞に作用し、NOを介した細胞内cGMP活性化を経て、K+チャネルが開口する。
本発明による細胞のCGRP応答性促進剤は、CGRPにより惹起される細胞におけるこれらの一連のプロセスを促進し得る。例えば、本発明のCGRP応答性促進剤の作用としては、CGRPとその受容体との結合の促進、Gタンパク質活性の増強、アデニレートシクラーゼ活性の増強、細胞内cAMPの増加、プロテインキナーゼA活性の増強、NO産生又はcGMP活性の増強、及びK+チャネル開口促進等が挙げられる。好ましくは、「細胞のCGRP応答性」は、CGRPにより引き起こされる細胞内cAMPの増加の程度を指標として決定され得る。従って、本発明のCGRP応答性促進剤は、好ましくは、CGRPにより惹起される細胞内cAMPの増加を促進する。
本発明においてCGRP応答性を促進する「細胞」は、CGRP受容体を発現する細胞又はCGRP受容体を有する細胞であれば特に限定されない。好ましくは、細胞としては、血管平滑筋細胞,血管内皮細胞,繊維芽細胞,骨芽細胞,エナメル芽細胞,象牙質芽細胞が挙げられ、より好ましくは血管平滑筋細胞及び血管内皮細胞が挙げられる。
あるいは、当該「細胞」は、上記で挙げた細胞の細胞片または細胞分画物であってもよく、上記で挙げた細胞を含む組織又は上記で挙げた細胞に由来する培養物であってもよい。
本明細書において、「ニンジン」とは、ウコギ科トチバニンジン属のPanax ginsengを指し、「ニンジン抽出物」とは、ニンジンから得られた抽出物を意味する。抽出物は、ニンジンの任意の部位、例えば全草、葉、茎、芽、花、蕾、木質部、樹皮、地衣体、根、根茎、仮球茎、球茎、塊茎、種子、果実、菌核若しくは樹脂等、又はそれらの組み合わせからの抽出物であればよいが、このうち根からの抽出物が好ましい。上記部位は、そのまま抽出工程に付されてもよく、又は粉砕、切断若しくは乾燥された後に抽出工程に付されてもよい。
上記抽出物としては、市販されているものを利用してもよく、又は常法により得られる各種溶剤抽出物、又はその希釈液、その濃縮液、その乾燥末、ペースト若しくはその活性炭処理したものであってもよい。一例として、本発明におけるニンジン抽出物は、ニンジンを室温若しくは加温下にて抽出するか、又はソックスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出することにより得ることができる。
抽出のための溶剤には、極性溶剤、非極性溶剤のいずれをも使用することができる。溶剤の具体例としては、例えば、水;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;プロピレングリコール、ブチレングリコール等の多価アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の鎖状及び環状エーテル類;ポリエチレングリコール等のポリエーテル類;スクワラン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等の炭化水素類;トルエン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;及び超臨界二酸化炭素;ピリジン類;油脂、ワックス等その他オイル類等の有機溶剤;ならびにこれらの混合物が挙げられる。好適には、水、アルコール類及びその水溶液が挙げられ、アルコール類としてはエタノールが好ましい。より好ましい溶剤は、水及びエタノール水溶液である。
アルコール類と水との配合割合(容量比)としては、0.001〜100:99.999〜0が好ましく、5〜95:95〜5がより好ましく、20〜80:80〜20がさらに好ましく、30〜70:70〜30がさらにより好ましく、40〜60:60〜40がなお好ましい。エタノール水溶液の場合、エタノール類濃度が40〜60容量%であることが好ましい。
溶剤の使用量としては、ニンジン(乾燥質量換算)1gに対して1〜100mLが好ましい。抽出条件は、充分な抽出が行える条件であれば特に限定されないが、抽出時間としては、3分間〜30日間が好ましく、60分間〜14日間がより好ましく、抽出温度は、0℃〜溶媒沸点が好ましく、5〜70℃がより好ましい。通常、低温なら長時間、高温なら短時間の抽出を行う。
抽出物を得る抽出手段は、具体的には、固液抽出、液液抽出、浸漬、煎出、浸出、還流抽出、超音波抽出、マイクロ波抽出、攪拌等の手段を用いることができる。
抽出条件の例として、15〜25℃で7日間〜14日間、約70℃で5時間、等が挙げられる。
また、抽出時間を短縮する場合には、攪拌を伴う固液抽出が望ましい。この固液抽出の好適な条件の一例としては、40〜100℃(好ましくは50〜70℃)下、100〜1000rpmで30〜300分間の攪拌が挙げられる。
抽出物の酸化を防止するため、煮沸脱気や窒素ガス等の不活性ガスを通気して溶存酸素を除去しつつ、いわゆる非酸化的雰囲気下で抽出する手段を併用してもよい。
後記実施例に示すように、ニンジン又はその抽出物は、細胞のCGRP応答性を有意に促進する作用を有する。従って、ニンジン又はその抽出物は、細胞のCGRP応答性促進剤として有用である。また、ニンジン又はその抽出物は、当該CGRP応答性促進作用を介して、皮膚循環の改善効果を発揮することができ、結果として、皮膚代謝改善、血行促進、創傷治癒の促進、あるいは高血圧、心不全、虚血再環流による肝障害、腎不全、消化管潰瘍、敗血症、骨粗鬆症、不整脈、くも膜下出血、肺性高血圧、遅延型過敏症、歯周病、妊娠中毒症、早期分娩等の疾患の予防及び/又は改善のために有用である。
すなわち、ニンジン又はその抽出物は、細胞のCGRP応答性促進のために使用することができる。あるいは、ニンジン又はその抽出物は、皮膚循環の改善又は皮膚代謝改善のため、血行促進のため、創傷治癒の促進のために使用することができる。またあるいは、ニンジン又はその抽出物は、高血圧、心不全、虚血再環流による肝障害、腎不全、消化管潰瘍、敗血症、骨粗鬆症、不整脈、くも膜下出血、肺性高血圧、遅延型過敏症、歯周病、妊娠中毒症、早期分娩等の疾患の予防及び/又は改善のために使用することができる。好ましくは、上記疾患は歯周病である。当該使用は、ヒト若しくは非ヒト動物、又はそれらに由来する組織、器官、細胞における使用であり得、また治療的使用であっても非治療的使用であってもよい。
従って、一態様として、本発明は、ニンジン又はその抽出物を有効成分として含有する細胞のCGRP応答性促進剤を提供する。当該CGRP応答性促進剤は、細胞のCGRP応答性促進のため、皮膚循環の改善又は皮膚代謝改善のため、血行促進のため、創傷治癒の促進のため、あるいは高血圧、心不全、虚血再環流による肝障害、腎不全、消化管潰瘍、敗血症、骨粗鬆症、不整脈、くも膜下出血、肺性高血圧、遅延型過敏症、歯周病、妊娠中毒症、早期分娩等の疾患の予防及び/又は改善のために使用することができる。一実施形態として、本発明のCGRP応答性促進剤は、本質的にニンジン又はその抽出物から構成される。好ましくは、上記疾患は歯周病である。
別の態様として、本発明は、ニンジン又はその抽出物を有効成分として含有する皮膚循環改善剤を提供する。また別の態様として、本発明は、ニンジン又はその抽出物を有効成分として含有する皮膚代謝改善剤を提供する。好ましくは、当該皮膚代謝改善剤は、加齢等による皮膚代謝低下の改善剤である。一実施形態として、これらの剤は、本質的にニンジン又はその抽出物から構成される。
また別の態様として、本発明は、ニンジン又はその抽出物を有効成分として含有する血行促進剤を提供する。また別の態様として、本発明は、ニンジン又はその抽出物を有効成分として含有する創傷治癒促進剤を提供する。さらに別の態様として、本発明は、ニンジン又はその抽出物を有効成分として含有する高血圧、心不全、虚血再環流による肝障害、腎不全、消化管潰瘍、敗血症、骨粗鬆症、不整脈、くも膜下出血、肺性高血圧、遅延型過敏症、歯周病、妊娠中毒症、早期分娩等の疾患の予防及び/又は改善剤を提供する。好ましい態様として、本発明は、ニンジン又はその抽出物を有効成分として含有する歯周病の予防及び/又は改善剤を提供する。一実施形態として、これらの剤は、本質的にニンジン又はその抽出物から構成される。
ニンジン又はその抽出物は、細胞のCGRP応答性促進のための、皮膚循環の改善又は皮膚代謝改善のための、血行促進のための、創傷治癒の促進のための、あるいは高血圧、心不全、虚血再環流による肝障害、腎不全、消化管潰瘍、敗血症、骨粗鬆症、不整脈、くも膜下出血、肺性高血圧、遅延型過敏症、歯周病、妊娠中毒症、早期分娩等の疾患の予防及び/又は改善のための組成物、医薬、医薬部外品、化粧料、飲食品等の製造のために使用することができる。当該組成物、医薬、医薬部外品、化粧料、飲食品等もまた、本発明の範囲内である。
上記組成物、医薬、医薬部外品、化粧料、飲食品等は、ヒト又は非ヒト動物用として製造され、又は使用され得る。ニンジン若しくはその抽出物又は本発明のCGRP応答性促進剤は、当該組成物、医薬、医薬部外品、化粧料、飲食品等に配合され、細胞のCGRP応答性促進のため、皮膚循環の改善又は皮膚代謝改善のため、血行促進のため、創傷治癒の促進のため、あるいは高血圧、心不全、虚血再環流による肝障害、腎不全、消化管潰瘍、敗血症、骨粗鬆症、不整脈、くも膜下出血、肺性高血圧、遅延型過敏症、歯周病、妊娠中毒症、早期分娩等の疾患の予防及び/又は改善のための有効成分であり得る。
上記医薬又は医薬部外品は、ニンジン若しくはその抽出物又は本発明のCGRP応答性促進剤を有効成分として含有する。当該医薬又は医薬部外品は、任意の投与形態で投与され得る。投与は経口でも非経口でもよい。経口投与のための剤型としては、例えば、錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤のような固形投薬形態、ならびにエリキシロール、シロップおよび懸濁液のような液体投薬形態が挙げられ、非経口投与のための剤型としては、注射、輸液、経皮、経粘膜、経鼻、経腸、吸入、坐剤、ボーラス、貼布剤等が挙げられる。
好ましくは、上記医薬又は医薬部外品は、ニンジン若しくはその抽出物又は本発明のCGRP応答性促進剤を有効成分として含有する、歯磨剤、マウスウォッシュ、マウススプレー、口腔洗浄剤、口腔用の軟膏、クリームや塗布剤等の口腔用組成物であり得る。
上記医薬又は医薬部外品は、ニンジン若しくはその抽出物又は本発明のCGRP応答性促進剤を単独で含有していてもよく、又は薬学的に許容される担体と組み合わせて含有していてもよい。斯かる担体としては、例えば、賦形剤、被膜剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、滑沢剤、希釈剤、浸透圧調整剤、pH調整剤、分散剤、乳化剤、防腐剤、安定剤、酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、保湿剤、増粘剤、滑沢剤、活性増強剤、抗炎症剤、殺菌剤、香料、矯味剤、矯臭剤等が挙げられる。また、当該医薬や医薬部外品は、ニンジン又はその抽出物のCGRP応答性促進作用が失われない限り、他の有効成分や薬理成分を含有していてもよい。
上記医薬又は医薬部外品は、ニンジン若しくはその抽出物又は本発明のCGRP応答性促進剤から、あるいは必要に応じて上記担体及び/又は他の有効成分や薬理成分を組みあわせて、常法により製造することができる。当該医薬又は医薬部外品におけるニンジン若しくはその抽出物の含有量は、乾燥重量として、0.00001〜100質量%とするのが好ましく、0.00002〜100質量%とするのがより好ましく、0.00005〜100質量%とするのがさらに好ましく、0.0001〜100質量%とするのがさらにより好ましく、0.001〜100重量%とするのがなお好ましい。
上記飲食品は、ニンジン若しくはその抽出物又は本発明のCGRP応答性促進剤を有効成分として含有する。当該飲食品は、CGRP応答性促進や、歯周病予防及び/又は改善をコンセプトとし、必要に応じてその旨を表示した飲食品、機能性食品、病者用食品、特定保健用食品とすることができる。
上記食品の形態としては、パン類、ケーキ類、麺類、菓子類、ゼリー類、冷凍食品、アイスクリーム類、乳製品、スープ類、食用油、調味料等の各種食品の他、上述した経口投与製剤と同様の形態(錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ等)、ならびに家畜用飼料、ペットフード等が挙げられ、飲料の形態としては、例えば、果汁飲料、炭酸飲料、茶系飲料、ニアウオーター、スポーツ飲料、乳飲料、アルコール飲料、清涼飲料等が挙げられる。また、飲料は、容器に充填した容器詰飲料とすることができる。
好ましい形態として、本発明の飲食品は、歯周病予防及び/又は改善をコンセプトトとしたガム、飴、タブレット、飲料、ペット用ガム等であり得る。
上記種々の形態の飲食品を調製するには、ニンジン若しくはその抽出物又は本発明のCGRP応答性促進剤を単独で、又は他の飲食品材料や、溶剤、軟化剤、油、乳化剤、防腐剤、香科、安定剤、着色剤、酸化防止剤、保湿剤、増粘剤等を適宜組み合わせて用いることが可能である。
上記飲食品等におけるニンジン若しくはその抽出物の含有量は、乾燥重量として、0.00001〜100質量%とするのが好ましく、0.00002〜75質量%とするのがより好ましく、0.00005〜50質量%とするのがさらに好ましく、0.0001〜30質量%とするのがさらにより好ましく、0.0005〜20重量%とするのがなお好ましい。
上記化粧料は、ニンジン若しくはその抽出物又は本発明のCGRP応答性促進剤を有効成分として含有する。当該化粧料は、ニンジン若しくはその抽出物又は本発明のCGRP応答性促進剤を単独で含有していてもよく、又は化粧料として許容される担体と組み合わせて含有していてもよい。斯かる担体としては、例えば、賦形剤、被膜剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、滑沢剤、希釈剤、浸透圧調整剤、pH調整剤、分散剤、乳化剤、防腐剤、安定剤、酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、保湿剤、増粘剤、滑沢剤、活性増強剤、抗炎症剤、殺菌剤、香料、矯味剤、矯臭剤等が挙げられる。また、当該化粧料は、ニンジン又はその抽出物のCGRP応答性促進作用が失われない限り、他の有効成分や化粧成分、例えば、保湿剤、美白剤、紫外線保護剤、細胞賦活剤、洗浄剤、角質溶解剤、メークアップ成分(例えば、化粧下地、ファンデーション、おしろい、パウダー、チーク、口紅、アイメーク、アイブロウ、マスカラ、その他)等を含有していてもよい。化粧料とする場合の形態としては、クリーム、乳液、ローション、懸濁液、ジェル、パウダー、パック、シート、パッチ、スティック、ケーキ等、化粧料に使用され得る任意の形態が挙げられる。
上記化粧料は、ニンジン若しくはその抽出物又は本発明のCGRP応答性促進剤から、あるいは必要に応じて上記担体及び/又は他の有効成分や化粧成分を組みあわせて、常法により製造することができる。当該化粧料におけるニンジン若しくはその抽出物の含有量は、乾燥重量として、0.00001〜100質量%とするのが好ましく、0.00002〜50質量%とするのがより好ましく、0.005〜30質量%とするのがさらに好ましく、0.0001〜20質量%とするのがさらにより好ましく、0.001〜10重量%とするのがなお好ましい。
また本発明は、細胞のCGRP応答性を促進する方法を提供する。当該方法は、CGRP受容体を有し且つCGRP応答性を促進させたい細胞に、ニンジン又はその抽出物を添加する工程を含むことを特徴とする。細胞が細胞培養物の場合、添加されるニンジン又はその抽出物の濃度は、乾燥重量として、0.00001〜2%(w/v)であり、好ましくは0.0001〜1%(w/v)であり、より好ましくは0.0003〜0.8%(w/v)である。ニンジン又はその抽出物を添加するタイミングは、CGRP刺激以前および/あるいはCGRP刺激時であればよい。
ニンジン若しくはその抽出物又は本発明のCGRP応答性促進剤は、CGRP応答性促進のため、皮膚循環の改善又は皮膚代謝改善のため、血行促進のため、創傷治癒の促進のため、あるいは高血圧、心不全、虚血再環流による肝障害、腎不全、消化管潰瘍、敗血症、骨粗鬆症、不整脈、くも膜下出血、肺性高血圧、遅延型過敏症、歯周病、妊娠中毒症、早期分娩等の疾患の予防及び/又は改善のため、それらを必要とする対象に有効量で投与され得る。
一態様において、当該投与は、健康促進又は美容目的での皮膚循環の改善、皮膚代謝改善、又は血行促進を企図して、非治療的に行われる。
投与の対象としては、皮膚循環の改善若しくは皮膚代謝改善を必要とする動物、好ましくは加齢等による皮膚代謝の低下を改善する必要のある動物が挙げられる。あるいは、投与の対象としては、血行促進又は創傷治癒の促進を必要とする動物、ならびに高血圧、心不全、虚血再環流による肝障害、腎不全、消化管潰瘍、敗血症、骨粗鬆症、不整脈、くも膜下出血、肺性高血圧、遅延型過敏症、歯周病、妊娠中毒症、早期分娩等の疾患に罹患している動物、その疑いのある動物、又はその危険性の高い動物が挙げられる。好ましくは、歯周病に罹患している動物、その疑いのある動物、又はその危険性の高い動物が投与の対象として挙げられる。動物は、好ましくはヒト又は非ヒト哺乳動物であり、より好ましくはヒトである。
あるいは、投与対象は、動物由来の組織、器官、細胞、又はそれらの分画物であり得る。当該組織、器官、細胞、又はそれらの分画物は、CGRP受容体を発現するか又はCGRP受容体を有する、天然由来又は生物学的若しくは生物工学的に改変された組織、器官、細胞、又はそれらの分画物である。
好ましい投与量は、対象の種、体重、性別、年齢、状態又はその他の要因に従って変動し得る。投与の用量、経路、間隔、及び摂取の量や間隔は、当業者によって適宜決定され得る。例えば、ヒトに経口投与する場合、投与量は、ニンジン原生薬換算として、成人1人当たり、10μg〜6000mg/日とすることが好ましく、100μg〜3000mg/日がより好ましく、1000μg〜2000mg/日がさらに好ましく、10000μg〜1000mg/日がなお好ましい。
以下、実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。
製造例1
チョウセンニンジンPanax ginsengの根(中国産)100gに50%エタノール水溶液1000mLを加え、室温で7日間浸漬抽出した後、ろ過してニンジンエキス840mLを得た(蒸発残分2.8 w/v%)。
実施例1
ニンジンエキスによる細胞のCGRP応答性促進効果を調べた。
(1)方法
1.細胞培養
正常ヒト冠状動脈平滑筋細胞(HCASMC;クラボウ社、細胞lot# 625723)を増殖用培地(基礎培地HuMedia-SB2 500mlにFBS 25ml、hEGF 0.5ml、hFGF-B 0.5ml、インスリン 0.5ml、抗菌剤 0.5mlを添加したもの;クラボウ社)で培養した。継代には0.025%トリプシン/0.01%EDTAを用いた。
2.細胞の調製
正常ヒト冠状動脈平滑筋細胞を4000個/cm2の密度で増殖用培地を用いて48ウェルプレートに播種し、翌日分化用培地(基礎培地HuMedia-SB2 500mlにFBS 5ml、ヘパリン 0.5ml、抗菌剤 0.5mlを添加したもの;クラボウ社)に交換した。培地を1日おきに交換して7日間培養した。最後の2日間は表1記載の濃度のニンジンエキス(一丸ファルコス株式会社 シンホングギニシン LV、エキス分2.8 w/v%)を含む分化培地にて培養し、CGRP応答性の測定に供した。
3.CGRP応答性の測定
細胞を、ホスホジエステラーゼ阻害剤(PDI)IBMX(3-Isobutyl-1-methylxanthine、500μM;シグマ社)及びRo-20-1724(100μM;和光純薬工業株式会社)、所定の濃度のニンジンエキスを含む基礎培地(Humedia-SB2;クラボウ社)で2回洗浄し、さらに同培地を200μl添加して37℃にて60分間培養し、細胞内に阻害剤を浸透させた。培地を除去して表1記載の濃度のニンジンエキス、0.5nM CGRP、ホスホジエステラーゼ阻害剤を含む基礎培地を添加し、15分間37℃にて培養した。反応の停止は、cAMP測定EIAキット(cAMP EIA (non-acetylation);GEヘルスケアバイオサイエンス株式会社)に付属の細胞溶解液を添加することにより行い、取扱説明書に記載の方法に従って細胞内cAMP濃度([cAMP]i)を測定した。ニンジンエキスのCGRP応答性促進能は、0.5nM CGRPのみで刺激したときの[cAMP]iを基準(コントロール)とし、これに対する百分率をImprove Indexとして表した。
(2)結果
CGRP応答性の測定結果を図1に示す。Improve Index 100% は、893.5 fmol/wellの[cAMP]iに相当する。ニンジンエキスの濃度に従ってImprove Indexが増加した。
実施例2
ニンジンエキスの添加条件を様々に変更して細胞のCGRP応答性を調べた。
(1)方法
実施例1と同様の条件でHCASMC(クラボウ社、細胞lot# 625723)を調製した。分化培地での培養の最後の2日間は、表1に記載の条件下にて培養し、その後、実施例1と同様の方法で細胞のCGRP応答性を測定した。
(2)結果
CGRP応答性の測定結果を図2に示す。Improve Index 100% は、893.5 fmol/wellの[cAMP]iに相当する。分化培地での培養の最後の2日間〜CGRP刺激時にニンジンエキスを添加することにより、Improve Indexは増加した(条件2〜4)。一方、CGRP非存在下ではImprove Indexは有意に低かった(条件5)ことから、ニンジンエキスによる作用は、CGRPを代替するもの(例えば、CGRP受容体アゴニスト)ではなく、CGRPとその受容体との結合により惹起される一連の応答を促進するものであることが示された。
Figure 2012116763

Claims (7)

  1. ニンジン又はその抽出物を有効成分とする細胞のCGRP応答性促進剤。
  2. 細胞が血管平滑筋細胞である、請求項1記載の促進剤。
  3. 抽出物が水抽出物又はエタノール水溶液抽出物である、請求項1又は2記載の促進剤。
  4. ニンジン又はその抽出物を有効成分とする歯周病の予防及び/又は改善剤。
  5. 細胞のCGRP応答性を促進する方法であって、CGRP受容体を有し且つCGRP応答性を促進させたい細胞を、ニンジン又はその抽出物の存在下で培養する工程を含む方法。
  6. 細胞が血管平滑筋細胞である、請求項5記載の方法。
  7. 抽出物が水抽出物又はエタノール水溶液抽出物である、請求項5又は6記載の方法。
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