JP2016138064A - Trpv4活性化剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】TRPV4(Transient receptor potential cation channel subfamily V member 4)活性化剤、並びにTRPV4活性化剤の効能を生かし、またその投与の手段としての、低血圧の予防又は改善剤及び自律神経調整剤を提供する。【解決手段】マンゴスチン(Garciniamangostana)抽出物を有効成分とする、TRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤。【選択図】なし

Description

本発明は、TRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤に関する。
TRPV4(Transient receptor potential cation channel subfamily V member 4)は、温度感受性TRPチャネルを構成するタンパク質の1つである。TRPV4は、腎、肺、膀胱、心臓、皮膚、脳、消化管など幅広い組織で発現しており、異なった幅広い生理的役割を果たしていると考えられている。
例えば、TRPV4の活性化を介して交感神経活動の亢進が起こり、血圧が上昇することが知られている(非特許文献1参照)。したがって、TRPV4を活性化することにより、交感神経活動の過剰な低下を防止して自律神経乱れを改善することができ、ひいては低血圧も予防又は改善できると考えられる。
これまでに、サルスベリ(Lagerstroemia indica)抽出物、ガンビール(Uncaria gambir)などの縮物抽出物や、カプサイシン、メンソール、アリルイソチオシアネート、シンナムアルデヒド、及びアイシリンなどの化合物に、TRPV4の活性化作用があることが知られている(特許文献1及び2参照)。
一方、マンゴスチン抽出物は、ストレスによる肌荒れの予防改善剤などに用いることができることが報告されている(特許文献3参照)。しかし、マンゴスチン抽出物がTRPV4の活性化作用を有することや、低血圧の予防又は改善及び自律神経の調整に有用であることは知られていない。
特開2011−93830号公報 特開2006−199647号公報 特開2004−339113号公報
J.McHugh et al.,Hypertension,2010,vol.55,p.1438-1443
本発明は、TRPV4を活性化する、TRPV4活性化剤の提供を課題とする。
また本発明は、TRPV4活性化剤の効能を生かし、またその投与の手段としての、低血圧の予防又は改善剤及び自律神経調整剤の提供を課題とする。
本発明者等は上記課題に鑑み、TRPV4を活性化する素材について鋭意検討を行った。その結果、マンゴスチン抽出物が、TRPV4の活性化作用を有することを見出した。さらにこの抽出物が、低血圧の予防又は改善、及び自律神経の調整に有用であることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成されたものである。
本発明は、マンゴスチン抽出物を有効成分とする、TRPV4活性化剤に関する。
また本発明は、マンゴスチン抽出物を有効成分とする、低血圧の予防又は改善剤に関する。
さらに本発明は、マンゴスチン抽出物を有効成分とする、自律神経調整剤に関する。
本発明のTRPV4活性化剤は、TRPV4を効果的に活性化することができる。
また本発明の低血圧の予防又は改善剤は、TRPV4チャネルを活性化して、低血圧を予防又は改善することができる。
さらに本発明の自律神経調整剤は、TRPV4チャネルを活性化して、自律神経を調整することができる。
本明細書において「TRPV4」とは、「Transient receptor potential cation channel subfamily V member 4」を意味する。そしてこのTRPV4は、ヒトにおいてTRPV4遺伝子によってコードされているタンパク質である。
前述のようにTRPV4の生理的役割の1つとして、TRPV4の活性化を介して交感神経活動の亢進が起こり、血圧が上昇することが知られている。したがって、TRPV4を活性化することにより、交感神経活動の過剰な低下を防止して自律神経乱れを改善することができ、ひいては低血圧も予防又は改善することができる。
ここで、「TRPV4の活性化」とは、受容体であるTRPV4を活性化することを指す。具体的には、TRPV4が本来的に有する作用、例えばイオン流束の調節能(例えば、細胞外から細胞内へのカルシウムイオン、ナトリウムイオンなどの陽イオンの輸送能など)、膜電位の調節能(例えば、電流の発生能など)を活性化することを意味する。
本明細書における「低血圧」とは一般的に、正常範囲を下回っている状態を指す。具体的には、最高血圧(収縮期血圧)が100mmHg未満の状態を指す。
また、本明細書における「自律神経の調整」とは、交感神経と副交感神経とのバランスを整えることを指す。具体的には、交感神経活動の過剰な低下を防止することを指す。
本明細書において「予防」とは、個体における疾患若しくは症状の発症の防止若しくは遅延、又は個体の疾患若しくは症状の発症の危険性を低下させることをいう。
また、本明細書において「改善」とは、疾患、症状若しくは状態の好転、疾患、症状若しくは状態の悪化の防止若しくは遅延、又は疾患、症状若しくは状態の進行の逆転、防止若しくは遅延をいう。
さらに本明細書において「非治療的」とは、医療行為、すなわち治療による人体への処置行為を含まない概念である。
本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤は、マンゴスチン抽出物を有効成分とする。また、マンゴスチン抽出物を適用することで、TRPV4を活性化すること、低血圧を予防又は改善すること、及び自律神経を調整することができる。
マンゴスチンは、フクギ科(Clusiaceae)フクギ属(Garcinia)の植物である。
マンゴスチン抽出物の製造には、マンゴスチン任意の部分が使用可能であり、根、塊根、根茎、幹、枝、茎、葉(葉身、葉柄等)、樹皮、樹液、樹脂、花(花弁、子房等)、果実(成熟果実、未熟果実等)、果皮、種子等を用いることができる。また、これらの部位を複数組み合わせて用いてもよい。なかでも、本発明に用いるマンゴスチン抽出物は、マンゴスチンの果皮の抽出物であることが好ましい。
本発明に用いるマンゴスチン抽出物は、植物抽出等に用いられる通常の抽出方法により得ることができる。抽出方法は適宜設定することができ、上記植物を常温又は加温下にて抽出するか又はソックスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出することにより得ることが好ましい。
マンゴスチン抽出物の調製には、マンゴスチンをそのまま又は乾燥粉砕して用いることができる。また、マンゴスチンの水蒸気蒸留物又は圧搾物を用いることもでき、これらは精油等より精製したものを用いることもでき、また市販品を利用することもできる。マンゴスチン、又はその水蒸気蒸留物若しくは圧搾物は、いずれかを単独で、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
マンゴスチンの抽出物の調製に用いる抽出溶媒は適宜選択することができ、植物成分の抽出に通常用いられるもの、例えば水;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、1,4-ブチレングリコール、2,3-ブチレングリコール等の多価アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の鎖状及び環状エーテル類;ポリエチレングリコール等のポリエーテル類;ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等の炭化水素類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;ピリジン類;超臨界二酸化炭素;油脂、ワックス、その他オイル等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、水、エタノール、又はエタノール水溶液が好ましく、エタノール水溶液がより好ましく、エタノール水溶液がさらに好ましい。また、抽出に際して酸やアルカリなどを添加し、抽出溶媒のpHを調整してもよい。
抽出条件も通常の条件を適用でき、例えばマンゴスチンを0℃以上(好ましくは4℃以上)100℃以下(好ましくは80℃以下、より好ましくは40℃以下)で1分以上(好ましくは1時間以上、より好ましくは1日以上)50日以下(好ましくは30日以下)浸漬又は加熱還流すればよい。抽出効率を上げる為、併せて攪拌を行ったり、溶媒中でホモジナイズ処理を行ってもよい。用いる抽出溶媒の量は、マンゴスチン重量(乾燥物換算)に対して1倍量以上(好ましくは5倍量以上)100倍量以下(好ましくは50倍量以下、より好ましくは40倍量以下)である。
本発明において、マンゴスチン抽出物をそのまま用いてもよいし、さらに適当な分離手段、例えばゲル濾過、クロマトグラフィー、精密蒸留等により活性の高い画分を分画して用いることもできる。また、得られたマンゴスチン抽出物を希釈、濃縮又は凍結乾燥した後、粉末又はペースト状に調製して用いることもできる。また、前記方法により得られた抽出物を、前記抽出溶媒とは異なる溶媒で転溶して用いることもできる。
本発明において抽出物とは、前記のような抽出方法で得られた各種溶剤抽出液、その希釈液、その濃縮液、その精製画分、その乾燥末又はその転溶液を含むものである。
後述の実施例で実証するように、マンゴスチン抽出物は、TRPV4を活性化する。具体的には、TRPV4遺伝子による形質転換細胞(TRPV4発現細胞)とマンゴスチン抽出物とを接触させた場合、細胞内への陽イオン量の流入を促進するという、TRPV4の活性化作用を有する。したがってマンゴスチン抽出物は、TRPV4の活性化に有用である。
本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤の形態は適宜選択することができる。例えば、前記有効成分単体を本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤として用いてもよい。あるいは、前記有効成分と、薬学的に許容される担体とを含む本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤を医薬組成物として使用してもよい。あるいは、本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、又は自律神経調整剤を化粧料組成物に含有させてもよい。
医薬組成物を調製する場合は、通常、前記有効成分と好ましくは薬学的に許容される担体を含む製剤として調製する。薬学的に許容される担体とは、一般的に、前記有効成分とは反応しない、不活性の、無毒の、固体又は液体の、増量剤、希釈剤又はカプセル化材料等をいい、例えば、水、エタノール、ポリオール類(例えば、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、及びポリエチレングリコール等)、適切なそれらの混合物、植物性油などの溶媒又は分散媒体などが挙げられる。
医薬組成物は、経口により、非経口により、例えば、口腔内に、皮膚に、皮下に、粘膜に、静脈内に、動脈内に、筋肉内に、腹腔内に、膣内に、肺に、脳内に、眼に、又は鼻腔内に投与される。経口投与製剤としては、錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、カプセル剤、チュアブル剤、ペレット剤、シロップ剤、液剤、懸濁剤及び吸入剤などが挙げられる。非経口投与製剤としては、坐剤、保持型浣腸剤、点滴剤、点眼剤、点鼻剤、ペッサリー剤、注射剤、口腔洗浄剤、並びに軟膏、クリーム剤、ローション、ゲル剤、制御放出パッチ剤及び貼付剤などの皮膚外用剤などが挙げられる。医薬組成物は、徐放性皮下インプラントの形態で、又は標的送達系(例えば、モノクローナル抗体、ベクター送達、イオン注入、ポリマーマトリックス、リポソーム及びミクロスフェア)の形態で、非経口で投与してもよい。
医薬組成物はさらに医薬分野において慣用の添加剤を含んでいてもよい。そのような添加剤には、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、抗酸化剤、着色剤、矯味剤などがあり、必要に応じて使用できる。長時間作用できるように徐放化するためには、既知の遅延剤等でコーティングすることもできる。賦形剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、寒天、軽質無水ケイ酸、ゼラチン、結晶セルロース、ソルビトール、タルク、デキストリン、デンプン、乳糖、白糖、ブドウ糖、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム、リン酸水素カルシウム等が使用できる。結合剤としては、例えば、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、エチルセルロース、カゼインナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、寒天、精製水、ゼラチン、デンプン、トラガント、乳糖等が挙げられる。崩壊剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、結晶セルロース、デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ等が挙げられる。滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、硬化油、ショ糖脂肪酸エステル、ロウ類等が挙げられる。抗酸化剤としては、トコフェロール、没食子酸エステル、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、アスコルビン酸等が挙げられる。必要に応じてその他の添加剤や薬剤、例えば制酸剤(炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、沈降炭酸カルシウム、合成ヒドロタルサイト等)、胃粘膜保護剤(合成ケイ酸アルミニウム、スクラルファート、銅クロロフィリンナトリウム等)を加えてもよい。
化粧料組成物を調製する場合、その形態は適宜選択することができ、溶液、乳液、粉末、水−油二層系、水−油−粉末三層系、ゲル、タブレット等の固形、エアゾール、ミスト、カプセル及びシート等任意の形態とすることができる。また、化粧料組成物の製品形態も任意であり、例えば、洗顔料、メーク落とし、化粧水、美容液、パック、乳液、クリーム及びサンスクリーン等のスキンケア化粧料、ファンデーション、化粧下地、口紅、アイシャドー、アイライナー、マスカラ、アイブロー、頬紅及びネイルエナメル等のメイクアップ化粧料、ヘアシャンプー、ヘアリンス、整髪料、染毛料及び育毛剤等の毛髪化粧料、石鹸、ボディソープ、デオドラント化粧料及び浴用剤等のボディ洗浄料、歯磨剤及び洗口剤等の口腔化粧料、香水等の芳香化粧料等が挙げられる。また、この化粧料は、日本の薬事法上、化粧品及び医薬部外品のどちらに属しても良い。
化粧料組成物は、化粧品、医薬部外品及び医薬品等に慣用される他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて配合し、常法により製造することができる。
その他の化粧料組成物に配合可能な成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等)、消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等)、美白剤(例えば、アスコルビン酸及びその誘導体、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等)、各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等)、血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等)、抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等)、抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)及び殺菌剤(例えば、トリクロサン、塩化セチルピリジニウム、チモール類、塩化ベンザルコニウム等)等が挙げられる。
前記医薬組成物及び化粧料組成物は、口腔用組成物、外用組成物、内服組成物などの形態で適用することができる。
本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤は、食料、飲料、飼料、ペットフードに添加したり配合して使用することができる。あるいは、TRPV4活性の阻害により治療、予防又は改善しうる疾患又は状態の治療、予防又は改善等をコンセプトとしてその旨を表示した飲食品、すなわち、健康食品、機能性食品、病者用食品及び特定保健用食品などに添加したり配合して使用することができる。前記の、健康食品、機能性食品、病者用食品、特定保健用食品は、具体的には、細粒剤、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、シロップ剤、液剤、流動食等の各種製剤形態として使用することができる。製剤形態の食品は、医薬製剤と同様に製造することができ、前記有効成分と、食品として許容できる担体、例えば適当な賦形剤(例えば、でん粉、加工でん粉、乳糖、ブドウ糖、水等)等とを混合した後、慣用の手段を用いて製造することができる。さらに、スープ類、ジュース類、乳飲料、茶飲料、コーヒー飲料、ココア飲料、ゼリー状飲料、スポーツ飲料、ダイエット飲料などの液状食品組成物、プリン、ヨーグルトなどの半固形食品組成物、パン類、うどんなどの麺類、クッキー、チョコレート、キャンディ、ガム、せんべいなどの菓子類、ふりかけ、バター、ジャムなどのスプレッド類等に、本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、又は自律神経調整剤を添加したり配合して、食品組成物を製造することができる。
本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤における前記有効成分の含有量は適宜決定できる。
例えば、本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤の総量中、前記有効成分の含有量は0.00001質量%以上が好ましく、0.0001質量%以上がより好ましく、2質量%以下が好ましく、0.2質量%以下がより好ましく、0.00001〜2質量%が好ましく、0.0001〜0.2質量%がより好ましい。
本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤の投与又は摂取対象は、好ましくは温血脊椎動物であり、より好ましくは哺乳動物である。本明細書において哺乳動物は、例えば、ヒト、並びにサル、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、ネコ、ウシ、ウマ、ブタなどの非ヒト哺乳動物が挙げられる。本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤は、ヒトへの投与に好適である。
本発明に用いる前記抽出物、並びに本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤は、低血圧又は自律神経の調整を所望する対象者に好ましく適用することができる。また、本発明に用いる前記抽出物、並びに本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤は、低血圧又は自律神経の乱れが惹起された条件下で好ましく適用することができる。さらに、本発明に用いる前記抽出物、並びに本発明のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、及び自律神経調整剤は、経口投与するのが好ましい。
本発明のTRPV4活性阻害方法、低血圧の予防又は改善方法、及び自律神経の調整方法において、投与又は摂取することで適用する前記有効成分の有効量は、個体の状態、体重、性別、年齢、素材の活性、投与又は摂取経路、投与又は摂取スケジュール、製剤形態又はその他の要因により適宜決定することができる。例えば、前記有効成分の有効量は、1日あたり、体重1kgあたり、好ましくは0.1mg以上、より好ましくは0.5mg以上、好ましくは20mg以下、より好ましくは5mg以下、又は好ましくは0.1〜20mg、より好ましくは0.5〜5mgである。なお前記有効成分は、1日1回〜数回に分け、又は任意の期間及び間隔で摂取・投与され得る。
また、前記有効成分の投与又は摂取は、全身への投与又は摂取でもよいし、局所への投与又は摂取でもよい。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下のTRPV4活性化剤、低血圧の予防又は改善剤、自律神経調整剤、使用、及び方法を開示する。
<1>マンゴスチン抽出物を有効成分とする、TRPV4活性化剤、低血圧の予防若しくは改善剤、又は自律神経調整剤。
<2>前記TRPV4が、ヒト由来のTRPV4である、前記<1>項に記載のTRPV4活性化剤。
<3>TRPV4を活性化することで低血圧を予防若しくは改善、又は自律神経を調整する、前記<1>項に記載の低血圧の予防若しくは改善剤、又は自律神経調整剤。
<4>前記マンゴスチン抽出物がマンゴスチンの果皮の抽出物である、前記<1>〜<3>のいずれか1項に記載のTRPV4活性化剤、低血圧の予防若しくは改善剤、又は自律神経調整剤。
<5>前記マンゴスチン抽出物が、エタノール水溶液を抽出溶媒としてマンゴスチンを抽出して得られた、前記<1>〜<4>のいずれか1項に記載のTRPV4活性化剤、低血圧の予防若しくは改善剤、又は自律神経調整剤。
<6>前記TRPV4活性化剤、低血圧の予防若しくは改善剤、又は自律神経調整剤の総量中、前記有効成分の含有量が、0.00001質量%以上、好ましくは0.0001質量%以上、であり、2質量%以下、好ましくは0.2質量%以下、である、前記<1>〜<5>のいずれか1項に記載のTRPV4活性化剤、低血圧の予防若しくは改善剤、又は自律神経調整剤。
<7>TRPV4活性化剤、低血圧の予防若しくは改善剤、又は自律神経調整剤としての、マンゴスチン抽出物の使用。
<8>TRPV4活性化剤、低血圧の予防若しくは改善剤、又は自律神経調整剤の製造のための、マンゴスチン抽出物の使用。
<9>マンゴスチン抽出物を、TRPV4活性化剤、低血圧の予防若しくは改善剤、又は自律神経調整剤として使用する方法。
<10>マンゴスチン抽出物を適用する、TRPV4活性化方法、低血圧の予防若しくは改善方法、又は自律神経の調整方法。
<11>前記TRPV4が、ヒト由来のTRPV4である、前記<7>〜<10>のいずれか1項に記載の使用又は方法。
<12>TRPV4を活性化することで低血圧を予防若しくは改善、又は自律神経を調整する、前記<7>〜<11>のいずれか1項に記載の使用又は方法。
<13>マンゴスチン抽出物を低血圧の予防若しくは改善、又は自律神経の調整を所望するヒトに適用する、前記<7>〜<12>のいずれか1項に記載の方法。
<14>低血圧又は自律神経の乱れが惹起された条件下で適用する、前記<7>〜<13>のいずれか1項に記載の方法。
<15>前記マンゴスチン抽出物がマンゴスチンの果皮の抽出物である、前記<7>〜<14>のいずれか1項に記載の使用又は方法。
<16>前記マンゴスチン抽出物が、エタノール水溶液を抽出溶媒としてマンゴスチンを抽出して得られた、前記<7>〜<15>のいずれか1項に記載の使用又は方法。
<17>前記TRPV4活性化剤、低血圧の予防若しくは改善剤、又は自律神経調整剤の総量中、マンゴスチン抽出物の含有量が、0.00001質量%以上、好ましくは0.0001質量%以上、であり、2質量%以下、好ましくは0.2質量%以下、である、前記<7>〜<16>のいずれか1項に記載の使用又は方法。
<18>TRPV4活性化方法、低血圧の予防若しくは改善方法、又は自律神経の調整方法のために用いる、マンゴスチン抽出物。
<19>TRPV4活性化薬、低血圧の予防若しくは改善薬、又は自律神経調整薬の製造のための、マンゴスチン抽出物の使用。
<20>TRPV4の活性化、低血圧の予防若しくは改善、又は自律神経の調整の非治療的な処置方法のために用いる、マンゴスチン抽出物の使用。
<21>前記TRPV4が、ヒト由来のTRPV4である、前記<18>〜<20>のいずれか1項に記載の抽出物又は使用。
<22>TRPV4を活性化することで低血圧を予防若しくは改善、又は自律神経を調整する、前記<18>〜<21>のいずれか1項に記載の抽出物又は使用。
<23>マンゴスチン抽出物を低血圧の予防若しくは改善、又は自律神経の調整を所望するヒトに適用する、前記<18>〜<22>のいずれか1項に記載の抽出物又は使用。
<24>マンゴスチン抽出物を低血圧又は自律神経の乱れが惹起された条件下で適用する、前記<18>〜<23>のいずれか1項に記載の抽出物又は使用。
<25>マンゴスチン抽出物を医薬組成物又は化粧料組成物の形態で適用する、前記<18>〜<24>のいずれか1項に記載の抽出物又は使用。
<26>マンゴスチン抽出物を食品、飲料、又は飼料の形態で適用する、前記<18>〜<24>のいずれか1項に記載の抽出物又は使用。
<27>前記マンゴスチン抽出物がマンゴスチンの果皮の抽出物である、前記<18>〜<26>のいずれか1項に記載の使用又は方法。
<28>前記マンゴスチン抽出物が、エタノール水溶液を抽出溶媒としてマンゴスチンを抽出して得られた、前記<18>〜<27>のいずれか1項に記載の使用又は方法。
<29>マンゴスチン抽出物の含有量が、0.00001質量%以上、好ましくは0.0001質量%以上、であり、2質量%以下、好ましくは0.2質量%以下、である、前記<18>〜<28>のいずれか1項に記載の使用。
<30>マンゴスチン抽出物を有効量適用する、非治療的なTRPV4活性化方法、非治療的な低血圧の予防若しくは改善方法、又は非治療的な自律神経の調整方法。
<31>前記TRPV4が、ヒト由来のTRPV4である、前記<30>項に記載の方法。
<32>TRPV4を活性化することで低血圧を予防若しくは改善、又は自律神経を調整する、前記<30>又は<31>項に記載の方法。
<33>マンゴスチン抽出物を低血圧の予防若しくは改善、又は自律神経の調整を所望するヒトに適用する、前記<30>〜<32>のいずれか1項に記載の方法。
<34>低血圧又は自律神経の乱れが惹起された条件下で適用する、前記<30>〜<33>のいずれか1項に記載の方法。
<35>前記マンゴスチン抽出物がマンゴスチンの果皮の抽出物である、前記<30>〜<34>のいずれか1項に記載の方法。
<36>前記マンゴスチン抽出物が、エタノール水溶液を抽出溶媒としてマンゴスチンを抽出して得られた、前記<30>〜<35>のいずれか1項に記載の方法。
<37>マンゴスチン抽出物の有効量が、1日あたり、体重1kgあたり、0.1mg以上、好ましくは0.5mg以上、であり、20mg以下、好ましくは5mg以下、である、前記<30>〜<36>のいずれか1項に記載の方法。
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
試験例1 ヒトTRPV4遺伝子発現ベクターの作製
ヒト十二指腸由来細胞株(Hutu-80細胞、American Type Culture Collectionより購入)から抽出したtotalRNAを逆転写して得られたcDNAを鋳型にして、公開されているヒトTRPV4遺伝子配列を参考に合成した、下記に示す塩基配列で表されるオリゴヌクレオチドからなるプライマーセットを用いて、下記の条件下でポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行った。
<プライマーセット>
フォワードプライマー;5’-CACCATGGCGGATTCCAGCGAAGGCCC-3’(配列番号1)
リバースプライマー;5’-CTAGAGCGGGGCGTCATCAGTCC-3’(配列番号2)
<PCR条件>
a)PCR溶液組成
cDNA(Template) 15μL
5×PrimeStar GXL Buffer 10μL
dNTPs mixture(2.5mM) 4μL
PrimeStar GXL DNA Polymerase(タカラバイオ) 1μL
Forward Primer(10μM) 1μL
Reverse Primer(10μM) 1μL
Water 18μL
b)温度とサイクル条件
95℃ 2min

98℃ 10sec 33cycles
70℃ 2min
得られたPCR産物をHigh Pure PCR Product Purification Kit(商品名、ロッシュ社製)用いて精製した。精製したPCR産物と、pcDNA3.1 Directional TOPO Expression Kit(商品名、インビトロジェン社製)を用いて、ヒトTRPV4遺伝子発現ベクターを作製した。
試験例2 ヒトTRPV4発現細胞の作製
10%牛胎児血清を含むDMEM/F12培地(インビトロジェン社製)を用いて、HEK293細胞(American Type Culture Collectionより購入)の培養を行った。HEK293細胞をT-25細胞培養用フラスコに2×105cells/Flaskで播種した。培養3日後、試験例1で作製したヒトTRPV4遺伝子発現ベクター(3μg)をTransIT-293(Mirus社製)を用いて細胞にトランスフェクションし1日培養した。これとは別に、対照としてLacZ発現ベクター(3μg)をTransIT-293(Mirus)を用いて細胞にトランスフェクションし1日培養した。Detachin(Genlantis社製)で細胞をはがし、96well Optical bottom plate(Nunc社製)に10%牛胎児血清を含むDMEM/F12培地で1.66×104cells/90μL/wellの細胞密度で播き、さらに1日培養した。
実施例1 細胞内Ca2+流入活性の測定
細胞内Ca2+流入活性の測定はCalcium Kit II-fluo 4(商品名、DOJINDO社製)を用いて行った。Fluo4-AMを含有したLoading bufferを試験例2で作製した細胞に90μL/well添加し、37℃で1時間インキュベートした。その後、37℃で蛍光プレートリーダーFDSS3000(商品名、浜松ホトニクス社製)を用いて蛍光強度(励起波長:488nm、蛍光波長:524nm)を2秒毎に測定した。測定開始30秒後にTRPV4作動薬であるGSK1016790A(Sigma社製、10nM(終濃度1nM))と、TRPV4特異的阻害薬であるHC067047(Sigma社製、100μM(終濃度10μM))、及び下記に示す検体溶液(終濃度の10倍濃度)を20μL/well添加し、300秒まで2秒毎に蛍光強度変化を測定した。
<検体>
GSK1016790A(Sigma社製、TRPV4作動薬)及びHC067047(Sigma社製、TRPV4特異的阻害薬)をジメチルスルオキシド(DMSO、DOJINDO社製)で溶解し、使用した。
マンゴスチン抽出物:マンゴスチン(製品名:マンゴスチンα20、マンゴスチンの果皮のエタノール抽出物、日本新薬社製)を溶媒(エタノール特級、和光純薬工業社製)で溶解し、使用した。
比較例として用いたローズマリー(Rosmarinus officinalis)抽出物: RM-21Bベース(三菱化学フーズ社製)を99.5v/v%エタノール水で溶解したものを用いた。
比較例として用いたセイヨウネズ(Juniperus communis)抽出物:ジュニパーベリー(Juniper berry、新和物産より入手)40gに50%エタノール水溶液 400mlを加え、室温、静置条件下で15日間抽出を行い、その後ろ過することにより調製した。
比較例として用いたオレンジピール抽出物:オレンジピール(ビター)(栃本天海堂より入手)10gに50%エタノール水溶液 100mlを加え、室温、静置条件下で7日間抽出を行い、その後ろ過することにより得た。
<検定方法・結果>
TRPV4活性は測定開始後50〜200秒で評価した。
検体のTRPV4活性は、蛍光プレートリーダーFDSS3000から得られる蛍光強度(F)を検体添加前の蛍光強度(F0)で除算した強度比(F/F0)により算出した。
その結果を表1に示す。
Figure 2016138064
表1に示すように、マンゴスチン抽出物を添加することで、濃度依存的にTRPV4を活性化した。一方、ローズマリー抽出物、セイヨウネズ抽出物及びオレンジピールを添加しても、TRPV4の活性化は確認することができなかった。
以上のように、マンゴスチン抽出物を適用することにより、TRPV4が濃度依存的に活性化される。これは、マンゴスチン抽出物が、TRPV4の活性化に有効であることを示している。さらに、TRPV4の活性化作用を有するマンゴスチン抽出物は、低血圧の予防又は改善、及び自律神経の調整に有効であることを示している。

Claims (6)

  1. マンゴスチン(Garcinia mangostana)抽出物を有効成分とする、TRPV4活性化剤。
  2. マンゴスチン(Garcinia mangostana)抽出物を有効成分とする、低血圧の予防又は改善剤。
  3. マンゴスチン(Garcinia mangostana)抽出物を有効成分とする、自律神経調整剤。
  4. マンゴスチン(Garcinia mangostana)抽出物を有効量適用する、非治療的なTRPV4活性化方法。
  5. マンゴスチン(Garcinia mangostana)抽出物を有効量適用する、非治療的な低血圧の予防又は改善方法。
  6. マンゴスチン(Garcinia mangostana)抽出物を有効量適用する、非治療的な自律神経の調整方法。



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