JP2012109711A - 光伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ROADM環境下において、電気領域での予等化技術を用いることにより、波長分散補償と、光フィルタによる信号スペクトル狭窄化ペナルティの補償(スペクトル狭窄化補償)とを、同時に実現した光伝送システムを得る。
【解決手段】相互接続された複数のノードN1〜Nkと、複数のノードに接続された探索処理部1と、複数のノードを経由して通信を行う光伝送路2とからなり、複数のノードの各々は、所要の周波数帯域のみを通過させる光フィルタ6を備える。探索処理部1は、通信基準となるノードから通信相手先のノードまでの通過ノード数を保持する通過ノード数保持部3を有する。複数のノードの各々は、通過ノード数nに応じたタップ係数fを保持するタップ係数テーブル4と、通過ノード数nに応じて選択されたタップ係数fによりスペクトル狭窄化補償を行うスペクトル狭窄化補償部5とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、遠隔波長制御可能な波長多重化装置(ROADM)を適用した光伝送システムに関するものである。
従来から、光ネットワーク(光伝送路)での伝送劣化補償として、送信等化(予等化)や受信等化、または分散補償ファイバなど、様々な補償技術が検討されている。
その中でも、送信等化技術は、送信側での電気処理を行うことにより、雑音強調が発生することなく、良好な特性が得られる方式であることが知られている。
また、分散補償ファイバを用いた補償技術は、光伝送路(光ファイバケーブル)の設置コストおよび設置場所が問題となるが、予等化を用いることにより、分散補償ファイバの設置コストおよび設置場所を軽減することが可能となる。
図6は光通信等化技術を用いた従来の光伝送システム(たとえば、特許文献1参照)を示すブロック図である。
図6において、従来システムは、入力信号をデジタル変換するデジタルフィルタ15と、非線形補償器16と、レーザ光を出射するレーザ光源17と、電気光(E/O)変調器18と、光伝送路2と、光伝送路2の分散補償効果のパラメータである誤り率BER(Bit Error Rate)やアイ開口などの劣化情報を判定するパラメータ判定器19と、パラメータ判定器19からの劣化情報に基づきデジタルフィルタ15の補償係数を決定する補償係数調整器20と、光信号を電気信号に変換して出力する光電気(O/E)変換器21とを備えている。
図6の従来システムにおいては、電気信号に対して波長分散の逆特性を用いた等化(予等化または受信等化)が考慮されており、予等化は、デジタルフィルタ15により入力信号に作用されている。また、非線形補償器16を介した予等化信号(電気信号)は、電気光変調器18により光信号に変換されて送信され、受信側の光電気変換器21で受信される。
フィードバック受信側のパラメータ判定器19には、光伝送路2での劣化要因となる波長分散と予等化信号とが打ち消された信号が入力される。
また、デジタルフィルタ15においては、パラメータ判定器19および補償係数調整器20からのフィードバックに基づき等化調整を行うことにより、光伝送路2で生じる波長分散によるペナルティを改善している。
また、光フィルタによるスペクトル狭窄化ペナルティについては、10Gbps伝送での狭窄化補償実験が行われている。
スペクトル狭窄化補償は、以下の式(1)のように表される。
Figure 2012109711
式(1)において、E(t)は時間信号であり、右辺のF( )はフーリエ変換を示しており、F(E(t))は送信信号の周波数成分を示している。
さらに、送信信号の周波数成分F(E(t))に対し、Hfilter(f)の逆数を作用させることにより、光フィルタ通過後にフィルタの周波数特性を打ち消す技術も提案されている(たとえば、非特許文献1参照)。
非特許文献1においては、光フィルタによるペナルティ緩和が可能であることが示されている。
ところで、近年、情報通信量が増大傾向にある中、メトロエリアなどでの光通信の基盤となるROADM(Reconfigurable Optical Add Drop Multiplexer)においても、高速化および大容量化が望まれている。
ROADMは、複数のノードと各ノードを接続する光伝送路とから構成されており、光伝送路においては、送信信号の波長多重化が行われ、各ノードにおいては、波長多重化信号から波長分離するために光フィルタが用いられている。
高速化および大容量化を目的とした伝送レートの向上は、信号スペクトルの拡大を招き、光フィルタによる送信信号スペクトルの狭窄化が生じる。このとき、光フィルタによる狭窄化が、ROADMシステムにおける高速化および大容量化の実現を妨げる一要因となっている。
米国特許第7,382,984号公報、Fig.3
Y.Jiang,X.Tang,John C.Cartledge and K.Roberts,"Electronic Pre−Compensation of Narrow Optical Filtering for OOK, DPSK and DQPSK Modulation Formats",JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY,VOL.27,NO.16,Aug.2009.
従来の光伝送システムは、特許文献1に記載の光通信等化技術によれば、送信側または受信側において、通信中の劣化要因となる波長分散を等化することにより、伝送品質の向上を図っているものの、高速化および大容量化を目的とした劣化要因(光フィルタによるスペクトルの狭窄化)の補償までは提案されていないので、高速化および大容量化を実現することができないという課題があった。
また、非特許文献1に記載の信号スペクトルの狭窄化補償によれば、10Gbps伝送でのスペクトル狭窄化補償が可能であるものの、ROADMのような光フィルタの多段通過環境下における補償方法、および、波長分散とスペクトル狭窄化補償の同時補償については明記されていないので、ROADM環境下における高速化および大容量化を実現することができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ROADM環境下において、電気領域での予等化技術を用いることにより、波長分散補償と、光フィルタによる信号スペクトル狭窄化ペナルティの補償(スペクトル狭窄化補償)とを、同時に実現した光伝送システムを得ることを目的とする。
この発明に係る光伝送システムは、相互接続された複数のノードと、複数のノードに接続された探索処理部と、複数のノードを経由して通信を行う光伝送路とからなり、複数のノードの各々は、所要の周波数帯域のみを通過させる光フィルタを備えた光伝送システムにおいて、探索処理部は、通信基準となるノードから通信相手先のノードまでの通過ノード数を保持する通過ノード数保持部を有し、複数のノードの各々は、通過ノード数に応じたタップ係数を保持するタップ係数テーブルと、通過ノード数に応じて選択されたタップ係数によりスペクトル狭窄化補償を行うスペクトル狭窄化補償部とを有するものである。
この発明によれば、ROADM環境下において、波長分散補償と、光フィルタによる信号スペクトル狭窄化ペナルティの補償(スペクトル狭窄化補償)とを、同時に実現することができる。
この発明の実施の形態1に係る光伝送システムを示すブロック図である。 図1の光伝送システムによる通信状態を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による基本概念を概略的に示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態2による予等化用のタップ係数のメモリ配置を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による光伝送システムを示すブロック図である。 従来の光伝送システムを示すブロック図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る光伝送システムを示す構成図であり、複数のROADMノード(以下、単に「ノード」という)を適用した例を示している。
図1において、この発明の実施の形態1に係る光伝送システムは、リング状に接続された複数(k台)のノードN1〜Nkと、各ノードN1〜Nkに接続された探索処理部1と、各ノードN1〜Nkの相互間を接続する光ファイバからなる光伝送路2とにより構成されている。
すなわち、光伝送路2へのAdd/Drop/Through処理を行うノードN1〜Nkは、光伝送路2とともに、リング状の構造からなるROADMを構成している。
探索処理部1は、最適なタップ係数f(図3とともに後述する)を選択するための探索処理を行い、相互通信を行う2つのノード間の通過ノード数nを提供する。
図1においては、代表的に、ノードN1に探索処理部1が接続された状態を示し、ノードN1とノードN4との間で通信を行う場合を示している。この場合、通過ノード数nは「3」となる。
図2は図1の光伝送システムを詳細に示すブロック図であり、送信側のノードN1から受信側のノードN4への通信状態を示している。
図2において、探索処理部1は、通過ノード数nを保持する通過ノード数保持部3を備え、通過ノード数nをノードN1に入力する。
送信側のノードN1は、タップ係数テーブル4と、スペクトル狭窄化補償部5と、電気光変換器(E/O)13と、光フィルタ6とを備えている。タップ係数テーブル4、スペクトル狭窄化補償部5および電気光変換器13は、光送信機を構成している。
ノードN1とノードN4との間に位置するノードN2、N3は、それぞれ、信号を通過させる光フィルタ6を備えている。
受信側のノードN4は、光フィルタ6と、光電気変換器(O/E)14と、BER測定部10とを備えている。光電気変換器14およびBER測定部10は、光受信機を構成しており、BER測定部10は、誤り率BERを探索処理部1に入力する。
光フィルタ6は、各ノード内の構成要素(光分岐・挿入器と呼ばれる光学部品)であり、光伝送路2への各種処理を行う場合に必要となる。
具体的には、光フィルタ6は、光伝送路2と関連して3つの処理(ADD処理、DROP処理、THROUGH処理)を行う。
すなわち、光フィルタ6は、第1の処理「ADD処理」として、送信側のノードN1内の光送信機から、1つの波長の光信号を、光伝送路2内を伝送する波長多重光信号に挿入(波長多重)する。
また、光フィルタ6は、第2の処理「DROP処理」として、光伝送路2を伝送する波長多重光信号から、受信側のノードN4内の光受信機に対して、1つの波長の光信号を分岐(波長分離)し、第3の処理「THROUGH処理」として、光伝送路2から次に隣接する光伝送路2に波長多重光信号をそのまま通過させる。
図1、図2のように、ノードN1内の光送信機からノードN4内の光受信機への1つの波長の光信号による通信を考慮した場合には、送信側のノードN1が「ADD処理」を適用し、中間のノードN2、N3が「THROUGH処理」を適用し、受信側のノードN4が「DROP処理」を適用することになる。
このとき、1つの波長の光信号は、4つの光フィルタ6によりスペクトル狭窄化を受ける。
したがって、ノードN1内の光送信機に設けられたスペクトル狭窄化補償部5(デジタルフィルタ)は、あらかじめデジタル信号処理により、4つの光フィルタ6による光波形変化の逆特性を電気的に作り出し、電気光変換器13は、スペクトル狭窄化補償部5からの電気信号を光信号に変換する。
これにより、ノードN1からの送信信号(1つの波長の光信号)は、4つの光フィルタ6でスペクトル狭窄化を受け、ノードN4内の光受信機の光電気変換器14に入力される際に、きれいな光波形となる。
図3は探索処理部1とノードN1との関係の基本概念を概略的に示す機能ブロック図であり、図2の構成を簡略化して示している。
ここでは、図1内のノードN1の機能構成を示しているが、複数のノードN1〜Nkは、それぞれ同一構成を有するものとする。
図3において、探索処理部1は、通過ノード数nを保持する通過ノード数保持部3を備えている。また、ノードN1は、タップ係数テーブル4と、スペクトル狭窄化補償部5とを備えている。
タップ係数テーブル4は、探索処理部1内の通過ノード数保持部3からの通過ノード数nに応じてタップ係数fを設定する。
スペクトル狭窄化補償部5は、タップ係数fに応じて、各ノードの光フィルタにより狭窄化される信号を補償して、各ノードでは光伝送路2に送信する。
スペクトル狭窄化補償部5は、タップ係数fに応じて、各ノードの光フィルタ6により狭窄化される信号を補償してノードN4に送信する。
各ノードN1〜Nkは、光フィルタ6により光伝送路2上で波長多重されて伝送されている入力信号を分離した後に、Add/Drop/Through処理を行う。
このため、各ノードN1〜Nkへの入力信号は、複数の光フィルタ6を通過することになり、光フィルタ6を通過した入力信号は、信号スペクトルが狭窄化される。
このとき、信号スペクトル形状の変形は伝送特性劣化につながるので、各ノードN1〜Nkにおいてスペクトル狭窄化補償を適用し、送信側であらかじめスペクトルを持上げる処理が行われる。これにより、受信時に光フィルタ6での狭窄化ペナルティを緩和させることができる。
複数のノード間で通信を行う場合には、多段に光フィルタ6を通過することになり、スペクトル狭窄化補償量を、通過ノード数nに応じて、変更することが必要となる。
以上のように、この発明の実施の形態1(図1、図3)に係る光伝送システムは、リング状に相互接続された複数のノードN1〜Nkと、複数のノードN1〜Nkに接続された探索処理部1と、複数のノードN1〜Nkを経由して通信を行う光伝送路2とからなり、複数のノードN1〜Nkの各々は、所要の周波数帯域のみを通過させる光フィルタ6を備えている。
探索処理部1は、通信基準となるノードN1から通信相手先のノードN4までの通過ノード数n(=3)を保持する通過ノード数保持部3を有する。
また、複数のノードN1〜Nkの各々は、通過ノード数nに応じたタップ係数fを保持するタップ係数テーブル4と、通過ノード数nに応じて選択されたタップ係数fによりスペクトル狭窄化補償を行うスペクトル狭窄化補償部5とを有する。
スペクトル狭窄化補償部5は、光フィルタ6によるスペクトル狭窄化補償を適用すること、および、通過ノード数nに応じたタップ係数を用いて狭窄化補償量を調整することにより、ROADM環境下において、伝送ペナルティを改善することができる。
また、たとえば、図1内のノードN1とノードN4との間の通信開始時において、探索処理部1は、各ノードN1、N4(トランシーバ)に対して保持している通過ノード数n(=3)を通知することにより、各ノードN1、N4において、タップ係数テーブル4から通過ノード数n(=3)に応じた最適なタップ係数fを選択し、光フィルタ6による多段通過ペナルティを補償することができる。
すなわち、通過ノード数nを保持している探索処理部1を通じて、通過ノード数nを予等化トランシーバに送信することにより、探索を不要とし、狭窄化補償量の調整、および多段通過ペナルティの改善が可能となる。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1(図1、図3)では、具体的に言及しなかったが、狭窄化補償と同時に波長分散を補償するために、図4のタップ係数テーブル4Aを用いて、図5のように光伝送システムを構成することが望ましい。
図4はこの発明の実施の形態2による予等化用のタップ係数テーブル4Aのメモリ配置をイメージ的に示す説明図である。
また、図5はこの発明の実施の形態2に係る光伝送システムを示すブロック図であり、前述(図1、図3参照)と対応する構成については、前述と同一符号を付して、または符号の後に「A」を付して詳述を省略する。
図4において、タップ係数テーブル4Aを構成するメモリ内には、探索レーンごとのタップ係数f(D,n)の各データが格納されている。
タップ係数テーブル4Aは、予等化による補償対象である波長分散補償値Dと通過ノード数n(スペクトル狭窄化補償値)との2次元配列配置により構成されている。
図5において、この発明の実施の形態2に係る光伝送システムは、光伝送路2と、光伝送路2を介して接続されたノードNi、Njと、探索処理部1Aとを備えている。
なお、この発明の実施の形態2の全体的な概略構成は、図1および図3に示した通りである。
ここでは、ノードNiを送信機、ノードNjを受信機としており、ノードNiにおいては送信部のみの構成を示し、ノードNjにおいては受信部のみの構成を示し、他の構成は省略されている。
送信側のノードNi(送信機)は、タップ係数設定部11と、タップ係数テーブル4Aと、FIR(Finite Impulse Response)フィルタ12と、電気光変換器13(E/O)とを備えている。また、受信側のノードNj(受信機)は、光電気変換器14(O/E)と、BER測定部10とを備えている。
ノードNi(送信機)内で電気光変換を行う電気光変換器13は、光伝送路2を介して、ノードNj(受信機)内で光電気変換を行う光電気変換器14に接続されている。
BER測定部10は、光電気変換器14に接続されて、受信側での誤り率BERを計算し、探索処理部1Aに対して誤り率BERを示す情報を展開する。
タップ係数設定部11は、探索処理部1Aからの通過ノード数n(タップ係数指定)をトランシーバに反映させる。
ノードNiにおいて、タップ係数テーブル4Aは、図4に示した2次元配列データをメモリ内に有しており、通過ノード数nおよび波長分散補償値Dに応じて指定されたタップ係数f(D,n)をFIRフィルタ12に入力する。
FIRフィルタ12は、電気領域で予等化を実現するためのフィルタであり、前述のスペクトル狭窄化補償部5に対応する。
この発明の実施の形態2において、相互通信を行うノードNi、Nj(トランシーバ)は、それぞれ、予等化用のタップ係数テーブル4A(図4)を保持している。
また、この場合、予等化での補償対象が、波長分散とスペクトル狭窄化との両方であるので、これらを同時に補償することが求められる。
したがって、タップ係数テーブル4Aは、図4のように、各通過ノード数nに応じた波長分散補償値Dを保持しており、マトリクス状のタップ係数f(D,n)を有している。
タップ係数設定部11によるタップ係数f(D,n)の設定法として、スペクトル狭窄化補償の設定値は、探索処理部1Aから指定される通過ノード数nのみによって決定される。このことは、図4内の縦方向(スペクトル狭窄化補償値)のメモリ番号を指定することに対応する。
また、波長分散用のタップ係数f(D,n)の設定値として、探索処理部1Aが使用するタップ係数を指示する。これにより、送信側のノードNiにおいては、指定されたタップ係数が設定される。
一方、受信側において、BER測定部10は、誤り率BERを測定して探索処理部1Aに通知する。
探索処理部1Aは、最適タップ係数として、誤り率BERが最小になる波長分散用タップ係数設定値のタップ係数を選択する。このことは、図4内の横方向(波長分散補償値D)のメモリ番号を指定することに対応する。
なお、ここでは、受信側での品質監視の指標として、誤り率BERを用いたが、伝送品質が分かるものであれば、他の指標(Q値またはアイ開口など)で代替することが可能である。
以上のように、この発明の実施の形態2(図4、図5)によるタップ係数テーブル4Aは、通過ノード数nに応じたスペクトル狭窄化補償と、光伝送路2の分散値の波長分散補償とを同時に行うために、マトリクス状に構成されたタップ係数f(D,n)を保持している。
また、この発明の実施の形態2に係る光伝送システムは、受信側での誤り率BERを測定するBER測定部10と、通過ノード数nと波長分散補償用の波長分散補償値Dとに基づき、タップ係数テーブル4A内のタップ係数f(D,n)を選択するタップ係数設定部11と、を備えている。
探索処理部1Aは、誤り率BERを最小とするタップ係数を選択するための通過ノード数nおよび分散補償値Dをタップ係数設定部11に入力する。
複数のノードNi、Njの各々は、タップ係数テーブル4Aから選択されたタップ係数f(D,n)に基づき、送信側での予等化を行うFIRフィルタ12(スペクトル狭窄化補償部)を備えている。
このように、オペレーションシステム(受信側のBER測定部10、探索処理部1A)からの通過ノード数nを用いて送信側での予等化を行うことにより、ROADM環境下において、スペクトル狭窄化補償のタップを探索せずに済み、最適タップ調整時間を短縮することができる。
1、1A 探索処理部、2 光伝送路、3 通過ノード数保持部、4、4A タップ係数テーブル、5 スペクトル狭窄化補償部、6 光フィルタ、10 BER測定部、11 タップ係数設定部、12 FIRフィルタ(スペクトル狭窄化補償部)、13 電気光変換器、14 光電気変換器、D 波長分散補償値、f、f(D,n) タップ係数、n 通過ノード数、N1〜Nk、Ni、Nj ノード。

Claims (4)

  1. 相互接続された複数のノードと、前記複数のノードに接続された探索処理部と、前記複数のノードを経由して通信を行う光伝送路とからなり、前記複数のノードの各々は、所要の周波数帯域のみを通過させる光フィルタを備えた光伝送システムにおいて、
    前記探索処理部は、通信基準となるノードから通信相手先のノードまでの通過ノード数を保持する通過ノード数保持部を有し、
    前記複数のノードの各々は、
    前記通過ノード数に応じたタップ係数を保持するタップ係数テーブルと、
    前記通過ノード数に応じて選択されたタップ係数によりスペクトル狭窄化補償を行うスペクトル狭窄化補償部と、
    を有することを特徴とする光伝送システム。
  2. 前記タップ係数テーブルは、前記通過ノード数に応じたスペクトル狭窄化補償と、光伝送路の分散値の波長分散補償とを同時に行うために、マトリクス状に構成されたタップ係数を保持することを特徴とする請求項1に記載の光伝送システム。
  3. 受信側での誤り率を測定するBER測定部と、
    前記通過ノード数と前記波長分散補償用の波長分散補償値とに基づき、前記タップ係数テーブル内のタップ係数を選択するタップ係数設定部と、を備え、
    前記探索処理部は、前記誤り率を最小とするタップ係数を選択するための通過ノード数を前記タップ係数設定部に入力し、
    前記複数のノードの各々は、
    前記タップ係数テーブルから選択されたタップ係数に基づき、送信側での予等化を行うFIRフィルタを備えたことを特徴とする請求項2に記載の光伝送システム。
  4. 前記複数のノードは、リング状に接続されたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の光伝送システム。
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