JP6099855B1 - 光中継装置、ネットワーク管理装置、光伝送システムおよび設定変更方法 - Google Patents

光中継装置、ネットワーク管理装置、光伝送システムおよび設定変更方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、複数の光中継装置により形成された光伝送ネットワーク、および光伝送ネットワークを管理するネットワーク管理装置を備えた光伝送システムの光中継装置(20)であって、特定波長の光信号を生成可能な光送信装置(23)と、波長単位での方路切り替えが可能な送信側波長選択スイッチ(24)と、光送信装置を制御する送信側補償制御部(21)と、を備え、送信側補償制御部は、光送信装置で生成される光信号が他の光中継装置を通過する際に発生する帯域制限の回数である帯域制限発生回数の情報をネットワーク管理装置から受信すると、受信した情報に基づき光送信装置の設定を変更して光信号の周波数を調整する。

Description

本発明は、波長多重された光信号を中継する光中継装置、ネットワーク管理装置、光伝送システムおよび設定変更方法に関する。
情報通信の大容量化は、波長多重光伝送システムにより実現されてきた。波長多重光伝送システムはWDM(Wavelength Division Multiplexing)システムとも呼ばれる。近年では、スマートフォンをはじめとした通信端末の高性能化および機器間通信拡大に伴い1台の端末が送受信する情報の容量が増大してきており、情報通信の更なる大容量化が求められている。また、通信経路および通信装置に対する信頼性の向上と帯域の有効利用とを実現することを目的として、需要に合わせてネットワーク構成を変更して最適化することが可能なネットワークの実現に対する要求が高まっている。これらの要求に対応するため、非特許文献1で規定されているフレキシブルグリッド(Flexible Grid)に対応した多方路WDMシステムが実用化されている。フレキシブルグリッドに対応した多方路WDMシステムでは、各波長の帯域幅を変更することが可能である。
また、多方路WDMシステムでは、ネットワークの運用中に信号の宛先変更および経路切り替えなどを実施する機能が求められている。例えば、障害が発生すると、障害発生箇所を経由しないように信号の伝送経路を切り替える必要がある。ネットワークにおける中継地点としての中継ノードは、信号のパワー損失などの補償、経路制御、信号の挿入および分岐を行う。この中継ノードには、波長単位すなわち周波数単位で方路を制御する機能が必要である。例えば、非特許文献2には、波長単位で方路を制御可能な波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)を備えて実現されたROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)が記載されている。波長選択スイッチは、波長とポートの関係を任意に変更でき、更に透過周波数帯域も任意に変更可能である。
ITU−T G.694.1 "Wavelength-Selective Switches for ROADM Applications",T.A.Strasser,Member,IEEE,and J.L.Wagener,IEEE JOURNAL OF SELECTED TOPICS IN QUANTUM ELECTRONICS,VOL.16,NO.5,SEPTEMBER/OCTOBER 2010.
フレキシブルグリッドに対応した多方路WDMシステムでは、一般的に、上記の波長選択スイッチを使用する。波長選択スイッチは透過周波数帯域ごとにポートを割り当てているため、ある信号とそれに隣接する信号とが別のポートに指定されている場合には、その信号間において急峻な透過スペクトル特性による信号の分離が必要となる。しかし、理想的な透過スペクトル特性とすることは難しく、透過周波数帯域の端部近傍において信号のスペクトル成分が削られてしまう帯域制限が発生する。この帯域制限が発生する現象はPBN(Pass-Band Narrowing)とも呼ばれる。PBNが発生すると、信号の誤り率が増加するなどの信号の品質劣化が生じる。信号は通過する中継ノードの数に応じた分だけPBNを受ける可能性があり、PBNによる信号の品質劣化は積み重なっていく。
PBNにより信号品質が劣化する問題の対策として、信号間にガードバンドを設けてPBNの影響を小さくすることが考えられる。しかし、ガードバンドを設けた場合、信号が存在しない周波数帯域が増大し、有限な周波数スペクトル資源を有効に使うことができなくなるため、最大伝送容量の低下または周波数利用効率の低下といった別の問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、伝送容量が低下するのを回避しつつ通信品質を向上させることが可能な光中継装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の光中継装置により形成された光伝送ネットワーク、および光伝送ネットワークを管理するネットワーク管理装置を備えた光伝送システムの光中継装置である。光中継装置は、特定波長の光信号を生成可能な光信号生成部と、波長単位での方路切り替えが可能な波長選択スイッチと、光信号生成部を制御する制御部と、を備える。制御部は、光信号生成部で生成される光信号が他の光中継装置を通過する際に発生する帯域制限の回数である帯域制限発生回数の情報をネットワーク管理装置から受信すると、受信した情報に基づき光信号生成部の設定を変更して光信号の周波数を調整する。
本発明にかかる光中継装置は、光伝送システムの伝送容量が低下するのを回避しつつ通信品質を向上させることができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる光伝送システムの一例を示す図 波長選択スイッチにおいて発生する帯域制限を説明するための図 波長選択スイッチの設定を変更した場合に発生する帯域制限を説明するための図 実施の形態1にかかる光伝送システムを構成するネットワーク管理装置および光中継装置の構成例を示す図 設定変更に伴いPBNの発生状況が変化する光信号および中継ノードを説明するための図 実施の形態1にかかるネットワーク管理装置の動作例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる送信側ノードの動作例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる送信側ノードが保持する送信補償用参照テーブルの一例を示す図 実施の形態1にかかる送信側ノードが実施する送信側補償の一例を示す図 実施の形態1にかかる光伝送システムの動作概要のSTEP[1]を示す図 実施の形態1にかかる光伝送システムの動作概要のSTEP[2]を示す図 実施の形態1にかかる光伝送システムの動作概要のSTEP[3]を示す図 実施の形態1にかかる光伝送システムの動作概要のSTEP[4]を示す図 実施の形態1にかかる光伝送システムの動作概要のSTEP[5]を示す図 実施の形態1にかかる光伝送システムの効果を説明するための図 実施の形態1にかかる光伝送システムを構成する各装置のハードウェア構成の一例を示す図 実施の形態2にかかる送信側ノードが実施する送信側補償の一例を示す図 実施の形態3にかかる送信側ノードが実施する送信側補償の一例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる光中継装置、ネットワーク管理装置、光伝送システムおよび設定変更方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる光伝送システムの一例を示す図である。実施の形態1にかかる光伝送システム100は、フレキシブルグリッドに対応した多方路WDMシステム(多方路波長多重伝送システム)であり、ネットワーク管理装置1と光中継装置であるノード2〜6とにより構成されている。図1では記載を省略しているがノード2〜6は波長選択スイッチ(WSS)を備えている。なお、ノードの数およびノード同士の接続関係は一例であり図1に示したものに限定されない。ノード2〜6は、光伝送路を介して1台以上の他のノードと接続されて光伝送ネットワークを形成している。具体的には、ノード2はノード3と接続され、ノード3はノード2、ノード4およびノード5と接続されている。ノード4はノード3およびノード6と接続され、ノード5はノード3およびノード6と接続されている。ノード6はノード4およびノード5と接続されている。また、ネットワーク管理装置1とノード2〜6のそれぞれとは図示を省略している制御用通信線を介して接続されている。
ネットワーク管理装置1は、光伝送ネットワークを管理する装置であり、光伝送ネットワークを形成しているノード2〜6の設定を変更する機能を有する。ノード2〜6は入力された光信号を予め決められた光伝送路へ出力する。光信号ごとの出力先はネットワーク管理装置1から指示される。
ここで、一般的な多方路WDMシステムに適用されている波長選択スイッチ(WSS)が光信号を処理する際に発生する帯域制限(PBN)について簡単に説明する。
図2は、WSSにおいて発生する帯域制限を説明するための図である。図2では、CH#1〜#4の4つの光信号が多重された状態でWSSに入力し、WSSにおいて、4つの光信号が2つに分けられて2つの方路に中継される場合の例を示している。図2に示した例において、WSSは、入力された4つ光信号をCH#1および#2と、CH#3および#4とに分け、異なる出力ポートから2つの方路へ出力している。この場合、各出力ポートの透過周波数帯域の端部に近い信号は帯域制限を受ける。具体的には、中継される前は隣り合った状態にあるCH#2の光信号およびCH#3の光信号が帯域制限を受けることになる。CH#2の光信号は高周波側(HF:Higher Frequency)が帯域制限を受け、CH#3の光信号は低周波側(LF:Lower Frequency)が帯域制限を受けることになる。なお、図2ではCH#2の光信号およびCH#3の光信号が帯域制限を受ける例を示したが、出力ポートの設定によっては、これらに加えて、CH#1の光信号の低周波側、CH#4の光信号の高周波側が帯域制限を受ける場合もある。
また、多方路WDMシステムの場合、ネットワークの運用中に各光信号の経路を変更することが可能であるが、経路を変更した場合には帯域制限が発生するノードおよび光信号が変化する場合がある。例えば、図2に示したWSSの設定を変更し、入力された4つの光信号をCH#1とCH#2〜CH#4とに分けて2つの方路へ中継するようにした場合には、帯域制限が発生する光信号が変化する。具体的には、経路変更前はCH#2の光信号の高周波側およびCH#3の光信号の低周波側において帯域制限が発生していたが、これらは経路変更後には発生しなくなり、代わりに、CH#1の光信号の高周波側およびCH#2の光信号の低周波側において帯域制限が発生するようになる(図3参照)。図3は、WSSの設定を変更した場合に発生する帯域制限を説明するための図である。
以上のように、WSSが入力された各周波数の光信号を2つ以上に分けて異なる出力ポートから出力する場合、異なる出力ポートから出力されることになった光信号のうち、最も低周波側の光信号および最も高周波側の光信号は帯域制限を受ける可能性がある。このような問題に対して、本実施の形態にかかる光伝送システムでは、光伝送ネットワークにおける経路設定が変更された場合、設定変更の影響を受けて帯域制限が発生するノードおよび光信号を特定し、特定した光信号を送信しているノードの設定を変更して帯域制限の影響を低減する。
図4は、実施の形態1にかかる光伝送システムを構成するネットワーク管理装置および光中継装置の構成例を示す図である。
図4に示した光伝送システム100は、図1に示したネットワーク管理装置1に対応するネットワーク管理装置10と、図1に示したノード2〜6に対応する光中継装置20および30−1〜30−nとを備える。nは2以上の整数とする。光中継装置20と光中継装置30−1〜30−nとは同じ装置であるが、図4では、説明の便宜上、別の符号を付けている。これは、本実施の形態では光中継装置20が光信号を送信するノードである送信ノードとして動作し、光中継装置30−1〜30−nが、ある方路から受けた光信号を他の光中継装置へ転送する中継ノードとして動作する場合の例を説明するためである。なお、送信側ノードである光中継装置20については、光信号の送信に必要な構成要素、すなわち送信側ノードとして動作するために必要な構成要素のみを記載している。また、中継ノードである光中継装置30−1〜30−nは、光信号の中継に必要な構成要素、すなわち中継ノードとして動作するために必要な構成要素のみを記載している。以下の説明では、便宜上、光中継装置20を送信側ノード20と記載し、光中継装置30−1〜30−nを中継ノード30−1〜30−nと記載する場合がある。なお、中継ノード30−1〜30−nを区別する必要が無い場合には、これらをまとめて中継ノード30と記載する。また、送信側ノード20および中継ノード30−1〜30−nをまとめて単に「ノード」と記載する場合もある。
ネットワーク管理装置10は、送信側ノード20および中継ノード30−1〜30−nにより形成された光伝送ネットワークの状態を監視および管理し、各ノードのノード設定を制御する。ノード設定とは、各ノードがどの波長の光信号をどの出力ポートへ出力するかなど、光信号の中継動作に関する設定である。光伝送システム全体で考えたときは、伝送される各光信号の伝送経路に関する設定ともいえる。中継ノード30は、光伝送ネットワークの中継地点に配置され、伝送路で生じるパワー損失などの補償、信号の経路制御、信号の挿入および分岐を行う。送信側ノード20は、光伝送ネットワークを形成しているノードのうち、ノード設定の変更の際に送信側補償を行う対象となるノードである。送信側補償とは、光伝送ネットワークにおいて発生するPBNを軽減するための処理である。送信側ノード20から送出される信号は、伝送路を伝搬し、いくつかの中継ノード30で中継され、伝送経路上の最後に位置しているノードにおいて分岐あるいは受信される。
ネットワーク管理装置10は、ノード設定変更要求受付部11、状態変化ノード算出部12、通常ノード制御部13、PBN発生ノード制御部14、PBN発生ノード通知部15およびPBN回数算出部16を備える。
ノード設定変更要求受付部11は、外部のネットワーク管理者などからノード設定変更の要求を受け付ける。ノード設定変更とは、各ノードの中継動作に関するパラメータ等の設定を変更することであり、ノードごとに、どの波長の光信号をどの出力ポートへ出力するのかの設定、どの波長の光信号をどの入力ポートで受信するのかの設定などを変更する。ノード設定変更の要求は、光伝送ネットワークにおける光信号の経路変更要求に相当する。ノード設定変更要求受付部11は、光伝送ネットワークにおける光信号の経路変更要求を受け付ける要求受付部である。
状態変化ノード算出部12は、PBNの発生状況が変化するノード、具体的には、ノード設定変更に伴いPBNが発生しない状態からPBNが発生する状態に変化するノードと、ノード設定変更に伴いPBNが発生する状態からPBNが発生しない状態に変化するノードとを算出する。状態変化ノード算出部12は、PBNの発生状況が変化したノードを光信号ごとに算出する。すなわち、状態変化ノード算出部12は、各光信号の伝送経路上に位置しているノードの中のどのノードでPBNの発生状況が変化するかを、ノード設定変更の内容に基づいて算出する。状態変化ノード算出部12は帯域制限発生回数算出部である。
通常ノード制御部13は、PBNが発生していないノードに対して設定変更の命令等を行う。PBN発生ノード制御部14は、PBNが発生しているノードに対して設定変更の命令等を行う。なお、図4に示した例では中継ノード30−1が通常ノード、中継ノード30−nがPBN発生ノードとなっており、中継ノード30−1に対しては通常ノード制御部13が変更命令を行い、中継ノード30−nに対してはPBN発生ノード制御部14が変更命令を行っている。通常ノード制御部13およびPBN発生ノード制御部14が設定変更部を構成する。
PBN発生ノード数通知部15は、状態変化ノード算出部12での算出結果を示すPBN発生ノード数を送信側ノード20へ通知する。PBN回数算出部16は、各ノードの設定が変更される毎に、信号単位でのPBNの発生回数を算出して保持する。PBN回数算出部16は、PBN発生ノード数通知部15がPBN発生ノード数を送信側ノード20へ通知する際に、保持している信号単位でのPBNの発生回数を送信側ノード20へ通知する。PBN発生ノード数通知部15およびPBN回数算出部16は情報送信部を構成する。
ネットワーク管理装置10の全体動作について説明する。ネットワーク管理装置10において、ノード設定変更要求受付部11は、ネットワークの管理者または保守事業者などから、ノード設定の変更要求として、各光信号の宛先および経路の設定または変更、ノードごとの各光信号の挿入および分岐の設定または変更、などを行うための入力情報を受け付ける。受け付けた入力情報はノード設定変更情報として状態変化ノード算出部12に渡される。
状態変化ノード算出部12は、ノード設定変更要求受付部11から受け取ったノード設定変更情報に基づいて、各中継ノードの設定変更に伴いPBNの発生状況が変化する光信号および中継ノードを算出する。設定変更に伴いPBNの発生状況が変化する光信号および中継ノードについて、図5を用いて説明する。図5は、設定変更に伴いPBNの発生状況が変化する光信号および中継ノードを説明するための図である。図5に示したケース、具体的には、周波数軸上で連続したCH#1〜CH#5の各光信号を中継する中継ノードにおいて、CH#1〜CH#2の光信号が第1の出力ポートを透過し、かつCH#3〜#5の光信号が第2の出力ポートを透過する状態(図5の上段に示した状態)から設定変更が行われ、CH#1〜CH#3の光信号が第1の出力ポートを透過し、かつCH#4〜#5の光信号が第2の出力ポートを透過する状態(図5の下段に示した状態)に変化するケースについて考える。このケースでは、設定変更に伴い、CH#2の光信号は透過周波数帯域の端部に最も近い光信号ではなくなり、CH#4の光信号は透過周波数帯域の端部に最も近い光信号となる。すなわち、設定変更に伴い、CH#2の光信号ではPBNが解消され、CH#4の光信号ではPBNが発生するようになる。よって、CH#2およびCH#4の光信号は「PBNの発生状況が変化する光信号」に該当する。また、CH#3の光信号については、設定変更前は第2の出力ポートの透過周波数帯域の低周波側の端部に最も近い光信号であったが、設定変更後は第1の出力ポートの透過周波数帯域の高周波側の端部に最も近い光信号になる。すなわち、設定変更に伴い、CH#3の光信号の低周波側ではPBNが解消され、高周波側ではPBNが発生するようになる。このCH#3の光信号も「PBNの発生状況が変化する光信号」に該当する。また、設定変更により、中継する光信号の中の少なくとも1つにおいてPBNの発生状況に変化を生じさせる中継ノード、すなわち、図5に示したような変化を生じさせる中継ノードが、「PBNの発生状況が変化する中継ノード」に該当する。
状態変化ノード算出部12は、さらに、PBNが新たに発生するPBN発生ノードと、PBNが新たに解消されるPBN解消ノードと、PBN発生ノードおよびPBN解消ノードのどちらにも該当しないがノード設定変更の対象である設定変更対象ノードとを算出し、信号単位での関連付けを行う。すなわち、状態変化ノード算出部12は、光信号ごとに、その伝送経路上に位置している各ノードが、PBN発生ノード、PBN解消ノードおよび設定変更対象ノードのどれに該当するのかを求める。ここで、PBNは信号の低周波(LF)側および高周波(HF)側のいずれでも発生しうるため、状態変化ノード算出部12は、LF側およびHF側の両方について、PBN発生状況の変化を算出する。なお、設定変更対象ノードとしては、例えば、CH#1〜CH#3の光信号を中継するノードが、CH#1〜CH#3の光信号を第1の出力ポートを透過させる設定から、CH#1〜CH#3の光信号を第2の出力ポートを透過させる設定に変更するノードが該当する。この例では、CH#1〜CH#3の光信号の出力先のポートを変更しているが、設定変更の前後では、透過周波数帯域の両端に近いCH#1およびCH#3の光信号でPBNが発生する状況、より詳細には、CH#1の光信号の低周波側およびCH#3の光信号の高周波側でPBNが発生する状況に変化はなく、PBNが新たに発生してもいないしPBNが解消されてもいない。状態変化ノード算出部12が算出した、PBN発生状況が変化する光信号および中継ノードの情報は、通常ノード制御部13、PBN発生ノード制御部14およびPBN発生ノード数通知部15に送られる。
通常ノード制御部13は、PBN発生状況が変化する光信号および中継ノードの情報を状態変化ノード算出部12から受け取ると、受け取った情報に基づいて、PBN発生ノード以外の中継ノードに対する制御命令を生成し、該当する中継ノードへ送信する。PBN発生ノード制御部14は、PBN発生状況が変化する光信号および中継ノードの情報を状態変化ノード算出部12から受け取ると、受け取った情報に基づいて、PBN発生ノードに対する制御命令を生成し、該当する中継ノードへ送信する。PBN発生ノード数通知部15は、PBN発生状況が変化する光信号および中継ノードの情報を状態変化ノード算出部12から受け取ると、受け取った情報を送信側ノード20へ送信する。PBN発生ノード数通知部15は、状態変化ノード算出部12から受け取った情報をそのまま、各送信側ノード20へ送信してもよいし、受け取った情報を解析して送信側ノード20毎に必要な情報に分類したうえで、各送信側ノード20へ送信するようにしてもよい。PBN発生ノード数通知部15は、例えば、受け取った情報の中からCH#1の光信号に関する情報を抽出し、CH#1の光信号を送信する送信側ノード20へ送信するようにしてもよい。
PBN回数算出部16は、光伝送ネットワーク内を伝送される各光信号が現時点で受けているPBNの回数を、LFとHFとに分けて、光信号単位で算出する。すなわち、PBN回数算出部16は、各光信号について、LF側でPBNが発生している回数とHF側でPBNが発生している回数とを算出する。PBN回数算出部16は、ノード設定変更の際に、中継ノードから更新完了通知を受信するごとに、LF側でPBNが発生している回数(以下、PBN発生回数(LF))とHF側でPBNが発生している回数(以下、PBN発生回数(HF))と光信号ごとに算出し、算出した、光信号ごとのPBN発生回数(LF)およびPBN発生回数(HF)を最新のPBN発生回数として保持する。各光信号のPBN発生回数(LF)は、対応する光信号のLF側で実際に発生しているPBNの数、すなわち光信号が伝送経路上で実際に受けているLF側のPBNの回数を示す。各光信号のPBN発生回数(HF)は、対応する光信号のHF側で実際に発生しているPBNの数、すなわち光信号が伝送経路上で実際に受けているHF側のPBNの回数を示す。なお、以下の説明ではPBN発生回数(LF)とPBN発生回数(HF)とをまとめて「PBN発生回数(LF/HF)」と称する場合がある。
送信側ノード20は、送信側補償制御部21、送信側補償更新完了通知部22、光送信装置23および送信側波長選択スイッチ(WSS)24を備える。送信側ノード20は、特定周波数の光信号を生成して光伝送路に送出する。
送信側補償制御部21は、光送信装置23および送信側波長選択スイッチ24を制御する制御部であり、ネットワーク管理装置10から受信した情報に基づいて、光送信装置23および送信側波長選択スイッチ24の少なくとも一方を制御し、送信側ノード20が送信する光信号の送信側補償を行う。送信側補償制御部21がネットワーク管理装置10から受信する情報は、光信号が他の光中継装置を通過する際に発生するPBNの回数の情報であり、この情報にはPBN発生回数(LF/HF)が含まれる。
送信側補償更新完了通知部22は、送信側補償制御部21が光送信装置23および送信側WSS24の少なくとも一方を制御することによる送信側補償が完了すると、送信側補償が完了したことをネットワーク管理装置10に通知する。
光送信装置23は、光信号を生成してネットワークへ送出するための装置であり、特定波長の光を生成可能な光源25を内部に含む。光源25は、搬送波周波数を調整可能であり、例えばレーザーダイオード(LD:Laser Diode)で実現される。光送信装置23は、特定波長の光信号を生成可能な光信号生成部である。WDMシステムでは、一般に複数の光送信装置が各ノードに設置され、各送信装置で生成された、異なる搬送周波数の複数の光信号がネットワークに送出される。図4では記載を省略しているが、送信側ノード20は光送信装置23を複数備えているものとする。複数の光送信装置23の各々で生成された光信号は送信側WSS24を通過し、それぞれの方路に送出される。
送信側WSS24は、光送信装置23で生成された光信号を、光信号ごとに決められた方路に送出する。
中継ノード30は、ノード設定変更制御部31、ノード設定変更完了通知部32および中継ノード側波長選択スイッチ(WSS)33を備える。中継ノード30は、波長多重された状態の光信号であるWDM光信号を他の中継ノード30または送信側ノード20から受け取り、受け取ったWDM光信号を他の中継ノード30へ中継する。中継ノード30は、WDM光信号を中継する際に、WDM光信号に対して光信号を加える処理である挿入処理、および、WDM光信号から一部または全ての光信号を抽出する処理である分岐処理、の一方または双方を実施することが可能である。
中継ノード側WSS33は、中継ノード30を通過する光信号の経路切替、中継ノード30を通過する光信号に対する光信号の挿入、中継ノード30を通過する光信号に含まれている光信号の一部または全てを分岐させるために用いられる。ここで、中継ノード側WSS33は、中継ノード30が接続される方路および中継ノード30が実現する機能に応じて、1つあるいは複数個用いられる。ノード設定変更制御部31は、ネットワーク管理装置10から受信したノード設定変更命令をもとに、中継ノード側WSS33の設定を変更する。ノード設定変更完了通知部32は、ノード設定変更制御部31による中継ノード側WSS33の設定変更が完了すると、中継ノード30側の設定変更が完了したことをネットワーク管理装置10に通知する。
つづいて、本発明の動作、具体的には、光信号の経路切替などに伴いPBNが新たに発生する前に、送信側ノード20があらかじめ送信側補償のための設定を更新し、PBNによる信号品質劣化を低減する動作について、図6〜図14を用いて説明する。
図6は、実施の形態1にかかるネットワーク管理装置10の動作例を示すフローチャートである。図6に示したように、ネットワーク管理装置10が実行する動作は常時ループのフローとなっており、ループ開始とループ終了の間の処理を繰り返す。
ネットワーク管理装置10は、動作を開始後、管理する中継ノードからノード設定変更完了の通知を受信したか否かを確認する(ステップS1)。なお、ネットワーク管理装置10は、動作を開始直後は送信側ノード20および各中継ノード30のいずれに対してもノード設定の変更命令を出していないため、ステップS1での判定結果は「No」となる。ノード設定変更完了の通知を受信していない場合(ステップS1:No)、ネットワーク管理装置10は、光信号の経路切替などを行う場合に生じるノード設定の変更要求があるかを確認する(ステップS3)。ステップS3では、ノード設定変更要求受付部11が、ネットワーク管理者などからノード設定変更の要求を受け付けたか否かを確認する。ノード設定の変更要求がない場合(ステップS3:No)、ステップS1に戻る。
ノード設定の変更要求がある場合(ステップS3:Yes)、ネットワーク管理装置10は、PBNの発生状況が変化する光信号および中継ノードを算出する(ステップS4)。ステップS4では、状態変化ノード算出部12が、上述した、各ノードの設定変更に伴いPBNの発生状況が変化する光信号および中継ノードを算出する。PBNの発生状況が変化する光信号の算出において、状態変化ノード算出部12は、各光信号のLF側およびHF側のそれぞれについて、PBNの発生状況を特定し、PBNが発生する中継ノードの数を示すPBN発生ノード数を算出する。LF側のPBN発生ノード数をPBN発生ノード数(LF)、HF側のPBN発生ノード数をPBN発生ノード数(HF)とする。各光信号のPBN発生ノード数(LF)は、ノード設定の変更を行うと対応する光信号のLF側で新たに発生するPBNの数、すなわち、現時点では発生していないがノード設定の変更完了に伴いLF側で発生するPBNの数を示す。各光信号のPBN発生ノード数(HF)は、ノード設定の変更を行うと対応する光信号のHF側で新たに発生するPBNの数、すなわち、現時点では発生していないがノード設定の変更完了に伴いHF側で発生するPBNの数を示す。以下の説明では、PBN発生ノード数(LF)とPBN発生ノード数(HF)とをまとめて「PBN発生ノード数(LF/HF)」と称する場合がある。
ネットワーク管理装置10は、ステップS4に続いて、PBN発生ノード以外の全てのノードに対してノード設定の変更命令を送信する(ステップS5)。このステップS5は、通常ノード制御部13が実行する。通常ノード制御部13は、ネットワーク管理者などから受け付けたノード設定変更要求の内容を示すノード設定変更情報を状態変化ノード算出部12から受け取り、ノード設定変更情報に基づいて、ノード設定の変更命令を生成する。
ネットワーク管理装置10は、ステップS5に続いて、PBNが発生する光信号の送信側ノードに対して、PBN発生ノード数(LF/HF)およびPBN発生回数(LF/HF)を送信する(ステップS6)。ステップS6で送信するPBN発生ノード数(LF/HF)は、ステップS4で状態変化ノード算出部12が算出したPBN発生ノード数(LF)およびPBN発生ノード数(HF)である。また、ステップS6で送信するPBN発生回数(LF/HF)は、PBN回数算出部16が算出して保持している光信号ごとのPBN発生回数(LF/HF)である。このステップS6では、PBN発生ノード数通知部15がPBN発生ノード数(LF/HF)を送信し、PBN回数算出部16がPBN発生回数(LF/HF)を送信する。なお、送信側ノードは、ステップS6でネットワーク管理装置10が送信したPBN発生ノード数(LF/HF)およびPBN発生回数(LF/HF)を受信した場合、受信した情報に基づいて送信側補償のための設定変更を行う。また、送信側ノードは、送信側補償のための設定変更が完了すると、その旨を示す通知をネットワーク管理装置10に対して行う。
ネットワーク管理装置10は、ステップS6に続いて、ステップS6でPBN発生ノード数(LF/HF)およびPBN発生回数(LF/HF)の送信先とした全ての送信側ノードから送信側補償のための設定の変更すなわち更新が完了した旨の通知を受けたか否かを確認する(ステップS7)。このステップS7において、ネットワーク管理装置10は、対象の送信側ノードの全てから送信側補償のための設定の更新が完了した旨の通知が一定時間内に行われたかどうかを確認し、一定時間が経過しても送信側補償のための設定の更新が完了した旨の通知を未受信の送信側ノードがある場合(ステップS7:No)、ステップS1に戻る。これにより、通知を受信するまではPBN発生ノードのノード設定変更は実施されない。ネットワーク管理装置10は、対象の送信側ノードの全てから送信側補償のための設定の更新が完了した旨の通知が一定時間内に行われた場合(ステップS7:Yes)、送信側補償のための設定更新が完了した送信側ノードから送信される光信号のPBN発生ノードに対してノード設定の更新命令を送信する(ステップS8)。このステップS8は、PBN発生ノード制御部14が実行する。ステップS8を実行した後はステップS1に戻る。その後、ステップS8でノード設定の変更命令を送信した相手先のPBN発生ノードからノード設定変更完了の通知を受信した場合(ステップS1:Yes)、ネットワーク管理装置10は、光信号単位でPBN発生ノード数(LF/HF)およびPBN発生回数(LF/HF)を更新するとともに、更新結果を対応する送信側ノードに送信する(ステップS2)。すなわち、ネットワーク管理装置10は、各光信号のPBN発生ノード数(LF/HF)およびPBN発生回数(LF/HF)を更新し、更新後の各光信号のPBN発生ノード数(LF/HF)およびPBN発生回数(LF/HF)を対応する送信側ノードに送信する。対応する送信側ノードとは、PBN発生ノード数(LF/HF)およびPBN発生回数(LF/HF)が更新された光信号を送信する送信側ノードである。このステップS2では、状態変化ノード算出部12が、保持しているPBN発生ノード数(LF/HF)を更新し、PBN回数算出部16が、保持しているPBN発生回数(LF/HF)を更新する。また、PBN発生ノード数通知部15が更新後のPBN発生ノード数(LF/HF)を対応する送信側ノードに送信し、PBN回数算出部16が更新後のPBN発生回数(LF/HF)を対応する送信側ノードに送信する。
図7は、実施の形態1にかかる送信側ノード20の動作例を示すフローチャートである。
送信側ノード20は、動作を開始すると、まず、過去にネットワーク管理装置10から受信して保持しておいたPBN発生回数(LF/HF)を使用して送信側補償を実施する(ステップS21)。送信側ノード20は、PBN発生回数(LF/HF)を送信補償用参照テーブルと比較し、送信する光信号の周波数を調整することにより送信側補償を行う。図8は、送信補償用参照テーブルの一例を示す図である。図8に示した送信補償用参照テーブルは、PBN発生数とこれに対応する調整量とを含んでいる。なお、PBN発生数は、PBN発生回数とPBN発生ノード数の加算結果に相当するが、ステップS21を実行する時点ではノード設定の変更が発生しておらずPBN発生ノードが0であるため、PBN発生回数(LF/HF)がPBN発生数に相当する。調整量とは調整対象の光信号の周波数に関わる調整量である。送信側ノード20においては、送信側補償制御部21が光送信装置23に対して光源25の発振周波数の変更を指示し、送信する光信号の周波数を調整する。このとき、送信側補償制御部21は、PBN発生回数(LF)およびPBN発生回数(HF)のそれぞれを送信補償用参照テーブルと比較し、送信する光信号の周波数を調整して送信側補償を行う。すなわち、送信側補償制御部21は、PBN発生回数(LF)に基づく送信側補償とPBN発生回数(HF)に基づく送信側補償とを行う。
図9を用いて送信側補償の例を説明する。図9は、実施の形態1にかかる送信側ノードが実施する送信側補償の一例を示す図である。図9は、送信側ノード20がCH#1の光信号およびCH#2の光信号を生成して送信する場合に、伝送経路上の中継ノード30において発生する低周波側(LF側)のPBNを補償する例を示している。図9は、送信側補償を行わない場合の動作例を上段に示し、送信側補償を行った場合の動作例を下段に示している。また、上段および下段において、送信側ノードから送信されるCH#1の光信号およびCH#2の光信号の状態を左側、伝送経路の途中にある中継ノードを通過するCH#1の光信号およびCH#2の光信号の状態を中央、受信側ノードが受信するときのCH#1の光信号およびCH#2の光信号の状態を右側に示している。
図9に示した例では、送信側ノード20がCH#1の光信号の周波数を高周波側にシフトさせることにより送信側補償を行っている。送信側補償を行わない場合、図9上段に示したように、CH#1の光信号は、中継ノードを通過する際に、低周波側でPBNが発生する。これに対して、下段に示したように、送信側補償を行い、CH#1の光信号の周波数を高周波側へ調整することでPBNを軽減できる。
なお、図9の例では、低周波側に発生しているPBNを補償するために光信号を高周波側にシフトさせているが、高周波側に発生しているPBNを補償する場合には、光信号を、PBN発生回数(HF)に応じた調整量だけ低周波側にシフトさせる。
送信側ノード20は、ステップS21に続いて、受信側ノード、すなわち光信号の伝送経路上の最後に位置するノードとの間で通信を開始する(ステップS22)。
次に、送信側ノード20は、ネットワーク管理装置10からPBN発生回数(LF/HF)およびPBN発生ノード数(LF/HF)を受信したか否かを確認する(ステップS23)。ステップS23では、図6に示したステップS6でネットワーク管理装置10から送信されるPBN発生回数(LF/HF)およびPBN発生ノード数(LF/HF)を受信したか否かを確認する。このステップS23は送信側補償制御部21が実行する。
送信側補償制御部21は、ネットワーク管理装置10からPBN発生回数(LF/HF)およびPBN発生ノード数(LF/HF)を受信しない場合(ステップS23:No)、ステップS23を繰り返す。ネットワーク管理装置10からPBN発生回数(LF/HF)およびPBN発生ノード数(LF/HF)を受信した場合(ステップS23:Yes)、送信側補償制御部21は、受信したPBN発生ノード数(LF/HF)とPBN発生回数(LF/HF)を加算し、加算結果に基づいて送信側補償の設定を更新する(ステップS24)。具体的には、送信側補償制御部21は、PBN発生ノード数(LF)とPBN発生回数(LF)とを加算してLF側PBN発生数を求め、また、PBN発生ノード数(HF)とPBN発生回数(HF)とを加算してHF側PBN発生数を求め、これらの加算結果(LF側PBN発生数,HF側PBN発生数)を用いて送信側補償を行う。なお、送信側ノードが2つ以上の光信号の送信元である場合、送信側補償制御部21は、光信号ごとに、PBN発生ノード数(LF)とPBN発生回数(LF)との加算、および、PBN発生ノード数(HF)とPBN発生回数(HF)との加算を行う。また、ある1つの信号について、LF側およびHF側の双方でPBNが発生している場合、送信側補償制御部21は、この信号のLF側PBN発生数と、HF側PBN発生数と、を用いて送信側補償を行う。すなわち、送信側補償制御部21は、LF側PBN発生数およびHF側PBN発生数のそれぞれを送信補償用参照テーブルと比較して、光信号の周波数の調整方向および調整量を決定する。調整方向は、LF側PBN発生数がHF側PBN発生数よりも多い場合は、LF側からHF側への方向となり、逆の場合は逆方向となる。LF側PBN発生数とHF側PBN発生数が同じ場合は調整を行わなくてもよい。なお、ステップS24では、ネットワーク管理装置10からPBN発生回数(LF/HF)およびPBN発生ノード数(LF/HF)を受信し、これらを送信側補償制御部21が加算することとしたが、ネットワーク管理装置10が加算処理を行い、加算結果(LF側PBN発生数およびHF側PBN発生数)を送信側ノード20の送信側補償制御部21へ送信するようにしてもよい。
次に、送信側ノード20は、送信側補償の更新が完了したか否かを確認する(ステップS25)。更新が完了していない場合(ステップS25:No)、ステップ23に戻る。更新が完了した場合(ステップS25:Yes)、送信側ノード20は、ネットワーク管理装置10に送信側補償設定の更新完了を通知し(ステップS26)、ステップS23に戻る。
図10〜図14は、実施の形態1にかかる光伝送システムの動作概要の一例を示す図である。図10〜図14に示した例は、信号が送信側ノードから送出され、中継ノード#A〜#Eを通過している様子を示している。図10〜図14において、「オペレータ入力」とはネットワークの管理者、保守業者などが信号の宛先などを入力して光伝送ネットワークにおける各光信号の伝送経路の設定を変更することを意味する。また、図10〜図14に示した例では、CH#1の光信号の低周波(LF)側に着目して、この光信号のLF側でのPBNの発生状況が変化するノードの数を算出し、送信側補償を行っている。LF側でのPBNの発生状況が変化するノードには、設定変更に伴い新たにLF側でPBNが発生するノードと、設定変更に伴いLF側でPBNが発生しなくなった(PBNが解消された)ノードと、が含まれる。
図10がSTEP[1]の動作を示し、図11がSTEP[1]に続くSTEP[2]の動作を示し、図12がSTEP[2]に続くSTEP[3]の動作を示し、図13がSTEP[3]に続くSTEP[4]の動作を示し、図14がSTEP[4]に続くSTEP[5]の動作を示している。
図10に示したSTEP[1]でオペレータ入力が行われる前のPBNの発生状況は、中継ノード#AのLF側でPBNが発生しており、その他の中継ノード#B〜#EのLF側ではPBNが発生していない状態である。この時のPBN発生回数(LF)は「1」である。この状態でオペレータ入力があると、ネットワーク管理装置は、オペレータ入力に伴いPBNの発生状況がどのように変化するかを計算する。図示した例では、ネットワーク管理装置は、CH#1の光信号のPBNの発生状況が変化し、中継ノード#AでのPBNが解消され、一方、中継ノード#Cおよび#DにおいてPBNが発生することを算出する。この結果、PBN発生ノード数(LF)が「+2」となる。
ネットワーク管理装置は、次に、図11のSTEP[2]に示したように、PBN発生ノード以外の中継ノードを対象として、ノード設定の変更命令を送信する。具体的には、ネットワーク管理装置は、中継ノード#Aおよび#Bに対してノード設定の変更命令を送信し、ノード設定の変更を指示し、さらに、送信側ノード1に対して、PBN発生回数(LF)およびPBN発生ノード数(LF)を通知する。なお、中継ノード#Eは、PBN発生ノードには該当しないがノード設定を変更する必要ないものに該当し、ネットワーク管理装置からノード設定の変更命令が送信されない。
中継ノード#Aおよび#Bは、ノード設定の変更命令を受けるとノード設定の変更を行い、これが完了すると、中継ノード#Aで発生していたLF側のPBNが解消される。その結果、PBNの発生状況は、中継ノード#A〜#EのLF側ではPBNが発生していない状態となる。なお、中継ノード#Cおよび#Dは新たにPBNが発生する中継ノード(PBN発生ノード)であるが、この時点では中継ノード#Cおよび#Dのノード設定変更が完了していないため、中継ノード#Cおよび#DのLF側でもPBNが発生していない。中継ノード#Aおよび#Bは、ノード設定の変更が完了すると、ノード設定の変更完了通知をネットワーク管理装置へ送信する。
また、送信側ノードは、PBN発生回数(LF)およびPBN発生ノード数(LF)の通知を受けると、PBN発生回数(LF)およびPBN発生ノード数(LF)に基づいて送信側補償を行う。図示した例では、送信側ノードはCH#1の光信号の周波数を高周波側に0.6GHzシフトさせている。送信側ノードは、送信側補償のための設定変更が終了すると、送信側補償の更新完了通知をネットワーク管理装置へ送信する。
ネットワーク管理装置10は、次に、図12のSTEP[3]に示したように、PBN発生ノード以外の中継ノードの全てからノード設定の変更完了通知を受けると、PBN発生回数(LF)を「0」に更新する。これは、ノード設定の変更完了により中継ノード#Aで発生していたPBNが解消されるためである。その後、ネットワーク管理装置10は、送信側ノードから送信側補償の更新完了通知を受けると、PBN発生ノードである中継ノード#Cおよび#Dに対して、ノード設定の変更命令を送信する。
中継ノード#Cおよび#Dは、ノード設定の変更命令を受けるとノード設定の変更を行い、これが完了すると、中継ノード#Cおよび#Dでは、CH#1の光信号のLF側でPBNが発生するようになる。その結果、PBNの発生状況は、中継ノード#A、#Bおよび#EのLF側ではPBNが発生していない状態、中継ノード#Cおよび#DのLF側ではPBNが発生している状態となる。中継ノード#Cおよび#Dは、ノード設定の変更が完了すると、ノード設定の変更完了通知をネットワーク管理装置へ送信する。
ここで、ネットワーク管理装置10がPBN発生ノードである中継ノード#Cおよび#Dに対してノード設定の変更命令を送信した後、これに対するノード設定の変更完了通知を受ける前に、オペレータ入力が再度行われるとする(図13のSTEP[4])。この場合、ネットワーク管理装置10は、上記のSTEP[1]と同様に、オペレータ入力に伴いPBNの発生状況がどのように変化するかを計算する。図示した例では、ネットワーク管理装置は、CH#1の光信号のPBNの発生状況が変化し、中継ノード#Cおよび#Dに加えて、中継ノード#EにおいてもPBNが発生することを算出する。この結果、PBN発生ノード数(LF)が「+3」となる。なお、この時点では、上記のSTEP[3]において中継ノード#Cおよび#Dに対して送信したノード設定の変更命令に対応する応答、具体的にはノード設定の変更完了通知を受けていない。そのため、PBN発生回数(LF)は更新されずに「0」のままとなる。
その後、ネットワーク管理装置10は、図14のSTEP[5]に示したように、中継ノード#Cおよび#Dからノード設定の変更完了通知を受けると、PBN発生ノード数(LF)を「+1」に更新するとともにPBN発生回数(LF)を「+2」に更新する。さらに、ネットワーク管理装置10は、送信側ノードに対して、PBN発生回数(LF)およびPBN発生ノード数(LF)を通知する。この通知を受けた送信側ノードは、PBN発生回数(LF)およびPBN発生ノード数(LF)に基づいて送信側補償を行う。図示した例では、送信側ノードはCH#1の光信号の周波数をデフォルト位置、すなわち送信側補償を行わない場合の周波数から高周波側に0.9GHzシフトさせている。送信側ノードは、送信側補償のための設定変更が終了すると、送信側補償の更新完了通知をネットワーク管理装置10へ送信する。
以上のように、ネットワーク管理装置は、オペレータ入力、具体的には、光伝送ネットワークの設定変更のためのノード設定変更情報が入力されると、入力された情報に基づいて、設定変更が必要な中継ノードに対する設定変更命令の送信を行う処理と、PBNの新規発生箇所および解消箇所、すなわち、PBNが新たに発生する中継ノードおよびPBNが解消される中継ノードを、光信号ごとに、LF側とHF側とに分けて算出し、算出結果(PBN発生ノード数(LF/HF)およびPBN発生回数(LF/HF))を送信側補償で使用する情報として、各光信号を生成して送信する中継ノードである送信側ノードの各々へ送信する処理と、を行う。設定変更命令の送信は、まず、PBNが発生する中継ノードであるPBN発生ノードに該当しない中継ノードへの送信を実施し、PBN発生ノードへの送信は、送信側ノードが送信側補償のための設定変更を完了した後に実施する。
本実施の形態にかかる光伝送システム100の効果について、実施の形態1にかかる光伝送システムの効果を説明するための図である図15を参照しながら説明する。図15は、図9に示した送信側補償を実施する場合のCH#1の信号品質の劣化量であるペナルティの例を示す図である。図15では、光源25の発振周波数(相対値)に対する信号品質のペナルティを相対値で示している。ペナルティとしては、隣接信号からの混信に起因するものと中継ノードでのPBNに起因するものとを考慮している。光源25の発振周波数を正の方向すなわち高周波側に移動させると、隣接信号からの混信起因のペナルティが主となる。一方、光源25の発振周波数を負の方向すなわち低周波側に移動させると、PBN起因のペナルティが主となる。ノード設定変更前はPBN発生回数(LF)が1であり、これに合わせて光源25の発振周波数が最適値の−1GHz付近に設定されている。この状態でノード設定変更を行い、LF側PBNが3に増大した場合には、PBN起因のペナルティが大きく増加することがわかる。一方、送信側補償をノード設定変更前に行う場合には、PBN発生回数(LF)が増大する前に光源25の発振周波数を−0.5GHz付近に調整することで、過大なペナルティの発生を防ぐことができる。
なお、本実施の形態にかかる光伝送システムでは、ネットワーク管理装置10がPBN発生回数(LF/HF)およびPBN発生ノード数(LF/HF)を算出し、送信側ノードへ通知することとしたが、送信側ノードが、自身が送信する光信号のPBN発生回数(LF/HF)およびPBN発生ノード数(LF/HF)を算出し、算出結果に応じた送信側補償の設定を行うようにしてもよい。この場合、ネットワーク管理装置10は、ノード設定の変更を指示する操作をネットワーク管理者などから受け付けると、受け付けた指示内容を示すノード設定変更情報を各送信側ノードへ送信する。
次に、光伝送システム100を構成する各装置のハードウェア構成について説明する。図16は、光伝送システム100を構成する各装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
ネットワーク管理装置10は、CPU(Central Processing Unit)、システムLSI(Large Scale Integration)などのプロセッサ201と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などで構成されるメモリ202と、入出力インタフェース203と、通信インタフェース204とにより実現することが可能である。プロセッサ201、メモリ202、入出力インタフェース203および通信インタフェース204はバス200に接続され、バス200を介してデータおよび制御情報などの受け渡しを相互に行うことが可能である。メモリ202には、各種データおよびプログラムなどが格納される。入出力インタフェース203は、信号の経路切替、挿入および分岐の設定などの入力情報の読み込みに使用する。通信インタフェース204は、制御信号線路230を介して、各光中継装置からの情報の受信、および各光中継装置への制御信号の送信に使用する。ネットワーク管理装置10は、メモリ202に格納されている、ネットワーク管理装置10として動作するためのプログラムをプロセッサ201が実行することにより実現される。
光中継装置20および30は、ネットワーク管理装置10を構成しているプロセッサ201、メモリ202、入出力インタフェース203および通信インタフェース204と同様のデバイスであるプロセッサ211、メモリ212、入出力インタフェース213および通信インタフェース214と、信号の挿入に用いる挿入用WSS215と、信号の分岐に用いる分岐用WSS217と、中継および経路切替に用いる中継用WSS216と、信号を送出する光送信装置218とにより実現することが可能である。これらのデバイスはバス210に接続され、バス210を介してデータおよび制御情報などの受け渡しを相互に行うことが可能である。入出力インタフェース213は、挿入用WSS215、分岐用WSS217および中継用WSS216への制御信号の送受信、光送信装置218への制御信号の送受信に使用する。通信インタフェース214は、制御信号線路230を介して、ネットワーク管理装置10との制御信号の送受信に使用する。光中継装置20および30は、メモリ212に格納されている、光中継装置20または30として動作するためのプログラムをプロセッサ211が実行することにより実現される。
実施の形態2.
実施の形態2にかかる光伝送システムの構成は実施の形態1にかかる光伝送システム100と同様である。また、実施の形態2にかかるネットワーク管理装置および光中継装置の構成は、それぞれ、実施の形態1にかかるネットワーク管理装置10および光中継装置20,30と同様である。本実施の形態では、実施の形態1と異なる点について説明する。
本実施の形態にかかる光伝送システムは、送信側ノードである光中継装置20が実施する送信側補償が実施の形態1にかかる光伝送システムと異なる。
図17は、実施の形態2にかかる光中継装置が送信側ノードである場合に実施する送信側補償の一例を示す図である。本実施の形態にかかる送信側ノード20は、送信側WSS24を使用して送信側補償を行う。具体的には、送信側ノード20において、制御部である送信側補償制御部21が、PBN発生ノード数(LF/HF)およびPBN発生回数(LF/HF)に基づいて、送信側WSS24の透過周波数帯域の設定を変更する。送信側ノード20の送信側補償制御部21は、光信号ごとに、PBN発生ノード数(LF)とPBN発生回数(LF)とを加算してLF側PBN発生数を求め、また、PBN発生ノード数(HF)とPBN発生回数(HF)とを加算してHF側PBN発生数を求め、LF側PBN発生数およびHF側PBN発生数のそれぞれを送信補償用参照テーブルと比較し、送信側WSS24の透過周波数帯域のスペクトル形状を決定する。送信側WSS24の透過周波数帯域のスペクトル形状は、送信側WSS24に周波数グリッド単位で与える減衰量を設定することである程度任意に制御できる。周波数グリッドは例えば12.5GHzである。図17に示すように、送信側WSS24として使用する波長選択スイッチでは、PBNが生じる周波数領域に対応する周波数グリッドの透過率が周囲の周波数グリッドの透過率よりも高くなるように減衰量を設定することにより、PBNの影響を低減できる。この際に、どれだけの減衰量を各周波数グリッドに与えるかは、LF側PBN発生数およびHF側PBN発生数に応じて変わる。本実施の形態にかかる送信側補償制御部21が送信側補償で使用する送信補償用参照テーブルは、PBN発生数とこれに対応する減衰量とを含んだ構成、すなわち、図8に示した送信補償用参照テーブルの調整量を減衰量とした構成とすればよい。
本実施の形態にかかる光伝送システムを構成する各装置のハードウェア構成は、実施の形態1にかかる光伝送システムを構成する各装置のハードウェア構成と同様である。
実施の形態2の効果について説明する。図17に示すように、信号がPBNを受ける周波数領域(周波数グリッド)を送信側WSS24の透過周波数帯域のスペクトル形状で補償(プリエンファシスともいう)することで、中継ノードで生じるPBNの度合いを低減でき、その結果、信号品質劣化を抑制できる。
なお、本実施の形態で説明した送信側補償に加えて、実施の形態1で説明した送信側補償、すなわち光源25の発振周波数を変更して光信号の周波数を調整する制御を併せて行うようにしてもよい。
実施の形態3.
実施の形態3にかかる光伝送システムの構成は実施の形態1にかかる光伝送システム100と同様である。また、実施の形態3にかかるネットワーク管理装置および光中継装置の構成は、それぞれ、実施の形態1にかかるネットワーク管理装置10および光中継装置20,30と同様である。本実施の形態では、実施の形態1と異なる点について説明する。
本実施の形態にかかる光伝送システムは、送信側ノードである光中継装置20が実施する送信側補償が実施の形態1,2にかかる光伝送システムと異なる。
本実施の形態にかかる送信側ノード20が実施する送信側補償では、複数の光送信装置23から出力される複数の光信号の周波数間隔を連携して調整する。光送信装置23が複数の光源を備え、複数の光信号を生成する構成において複数の光信号の周波数間隔を調整してもよい。送信側ノード20は、光信号単位での調整を行って送信側補償を実施するのではなく、単一の光送信装置23あるいは複数の光送信装置23から出力される異なる搬送周波数をもつサブキャリア(SC:Subcarrier)群で構成される一つの信号において、サブキャリア単位で周波数間隔を連携して調整するようにしてもよい。送信側ノード20の送信側補償制御部21は、光送信装置23の光源25の設定を変更してSC#1とSC#2の周波数間隔を調整する。なお、サブキャリア群で構成される信号はスーパーチャネルと呼ばれ、フレキシブルグリッドに対応した多方路WDMシステムへの適用報告が公知としてなされている。例えば、図18に示したように、SC#1の低周波側でPBNが生じる場合に、SC#1とSC#2の周波数間隔を狭くすることで、PBNの影響を低減することができる。周波数間隔の調整は、LF側PBN発生数およびHF側PBN発生数に応じた調整量で行う。実施の形態1,2と同様に、送信側補償制御部21は、送信補償用参照テーブルを使用して、周波数間隔の調整量を決定する。使用する送信補償用参照テーブルは、PBN発生数とこれに対応する調整量とを含んだ構成とすればよい。
本実施の形態にかかる光伝送システムを構成する各装置のハードウェア構成は、実施の形態1,2にかかる光伝送システムを構成する各装置のハードウェア構成と同様である。
実施の形態3の効果について説明する。実施の形態3にかかる光伝送システムでは、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。すなわち、PBNが新たに発生するノード(PBN発生ノード)の設定変更を行う前に、送信側ノードが光信号同士の周波数間隔、または、サブキャリア同士の周波数間隔の設定を変更して送信側補償を行うことにより、PBN発生ノードのノード設定変更時に過大なペナルティが発生するのを防止しつつ、システム全体としてPBNの影響を低減できる。
なお、本実施の形態で説明した送信側補償に加えて、実施の形態2で説明した送信側補償、すなわち送信側WSS24の透過周波数帯域の設定を変更してPBNを低減させる制御を併せて行うようにしてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,10 ネットワーク管理装置、2〜6 ノード、11 ノード設定変更要求受付部、12 状態変化ノード算出部、13 通常ノード制御部、14 PBN発生ノード制御部、15 PBN発生ノード数通知部、16 PBN回数算出部、20 光中継装置(送信側ノード)、30−1,30−n 光中継装置(中継ノード)、 21 送信側補償制御部、22 送信側補償更新完了通知部、23 光送信装置、24 送信側波長選択スイッチ(送信側WSS)、25 光源(LD)、31 ノード設定変更制御部、32 ノード設定変更完了通知部、33 中継ノード側波長選択スイッチ(中継ノード側WSS)、100 光伝送システム。

Claims (9)

  1. 複数の光中継装置により形成された光伝送ネットワーク、および前記光伝送ネットワークを管理するネットワーク管理装置を備えた光伝送システムの前記光中継装置であって、
    特定波長の光信号を生成可能な光信号生成部と、
    波長単位での方路切り替えが可能な波長選択スイッチと、
    前記光信号生成部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記光信号生成部で生成される光信号が他の光中継装置を通過する際に発生する帯域制限の回数である帯域制限発生回数の情報を前記ネットワーク管理装置から受信すると、受信した情報に基づき前記光信号生成部の設定を変更して前記光信号の周波数を調整する、
    ことを特徴とする光中継装置。
  2. 前記光信号生成部を複数備え、
    前記制御部は、前記複数の光信号生成部の中の2つ以上の光信号生成部の設定を前記受信した情報に基づいて変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光中継装置。
  3. 前記帯域制限発生回数は、対応する光信号の低周波側で発生する帯域制限の回数および高周波側で発生する帯域制限の回数を含み、
    前記制御部は、前記光信号生成部で生成される光信号の低周波側で発生する帯域制限の回数に基づいて前記光信号生成部の設定を変更する処理と、前記光信号生成部で生成される光信号の高周波側で発生する帯域制限の回数に基づいて前記光信号生成部の設定を変更する処理とを実行する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光中継装置。
  4. 複数の光中継装置により形成された光伝送ネットワーク、および前記光伝送ネットワークを管理するネットワーク管理装置を備えた光伝送システムの前記光中継装置であって、
    特定波長の光信号を生成可能な光信号生成部と、
    波長単位での方路切り替えが可能な波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチおよび前記光信号生成部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記光信号生成部で生成される光信号が他の光中継装置を通過する際に発生する帯域制限の回数である帯域制限発生回数の情報を前記ネットワーク管理装置から受信すると、受信した情報に基づき前記波長選択スイッチの透過周波数帯域の設定を変更して前記光信号の透過率を調整するとともに、前記光信号生成部の設定を変更して前記光信号の周波数を調整する
    ことを特徴とする光中継装置。
  5. 前記光伝送システムをフレキシブルグリッドに対応した多方路波長多重伝送システムとすることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の光中継装置。
  6. 特定波長の光信号の生成が可能な複数の光中継装置により形成された光伝送ネットワーク、および前記光伝送ネットワークを管理するネットワーク管理装置を備えた光伝送システムの前記ネットワーク管理装置であって、
    前記光伝送ネットワークにおける光信号の経路変更要求を受け付ける要求受付部と、
    前記経路変更要求に基づく設定変更の指示を前記光中継装置に対して行う設定変更部と、
    前記光信号が前記光中継装置を通過する際に発生する帯域制限の回数を前記経路変更要求に基づいて算出する帯域制限発生回数算出部と、
    前記帯域制限発生回数算出部が算出した前記帯域制限の回数を示す情報を、前記複数の光中継装置のうち、前記帯域制限の回数を示す情報に対応する光信号を生成する光中継装置へ送信する情報送信部と、
    を備え
    前記設定変更部は、前記要求受付部が前記経路変更要求を受け付けると、前記経路変更要求に基づく設定変更を実施しても前記帯域制限が発生しない光中継装置に対して設定変更を指示し、前記情報送信部が送信した情報に基づく設定変更の完了通知が当該情報を受信した光中継装置からなされた後に、前記経路変更要求に基づく設定変更を実施すると前記帯域制限が発生する光中継装置に対して設定変更を指示する、
    ことを特徴とするネットワーク管理装置。
  7. 光伝送ネットワークを形成する複数の光中継装置と、
    前記光伝送ネットワークを管理するネットワーク管理装置と、
    を備え、
    前記ネットワーク管理装置は、
    前記光伝送ネットワークにおける光信号の経路変更要求を受け付ける要求受付部と、
    前記経路変更要求に基づく設定変更の指示を前記光中継装置に対して行う設定変更部と、
    前記光信号が前記光中継装置を通過する際に発生する帯域制限の回数を前記経路変更要求に基づいて算出する帯域制限発生回数算出部と、
    前記帯域制限発生回数算出部が算出した前記帯域制限の回数を示す帯域制限発生回数情報を、前記複数の光中継装置のうち、前記帯域制限発生回数情報に対応する光信号を生成する光中継装置へ送信する情報送信部と、
    を備え、
    前記光中継装置は、
    特定波長の光信号を生成可能な光信号生成部と、
    波長単位での方路切り替えが可能な波長選択スイッチと、
    前記情報送信部から前記帯域制限発生回数情報を受信すると、受信した帯域制限発生回数情報に基づき前記光信号生成部の設定を変更して前記光信号の周波数を調整する制御部と、
    を備えることを特徴とする光伝送システム。
  8. 前記設定変更部は、前記要求受付部が前記経路変更要求を受け付けると、前記経路変更要求に基づく設定変更を実施しても前記帯域制限が発生しない光中継装置に対して設定変更を指示し、前記情報送信部が送信した帯域制限発生回数情報に基づく設定変更が当該帯域制限発生回数情報を受信した光中継装置で行われた後に、前記経路変更要求に基づく設定変更を実施すると前記帯域制限が発生する光中継装置に対して設定変更を指示する、
    ことを特徴とする請求項に記載の光伝送システム。
  9. 複数の光中継装置により形成された光伝送ネットワーク、および前記光伝送ネットワークを管理するネットワーク管理装置を備えた光伝送システムにおいて前記光中継装置の設定を変更するための設定変更方法であって、
    前記ネットワーク管理装置が、前記光伝送ネットワークにおける光信号の経路変更要求を受け付ける要求受付ステップと、
    前記ネットワーク管理装置が、前記光信号が前記光中継装置を通過する際に発生する帯域制限の回数を前記経路変更要求に基づいて算出する帯域制限発生回数算出ステップと、
    前記ネットワーク管理装置が、前記経路変更要求に基づく設定変更を実施しても前記帯域制限が発生しない光中継装置に対して、前記経路変更要求に基づく設定変更を指示する第1の指示ステップと、
    前記ネットワーク管理装置が、前記帯域制限発生回数算出ステップで算出した前記帯域制限の回数を示す帯域制限発生回数情報を、前記複数の光中継装置のうち、前記帯域制限発生回数情報に対応する光信号を生成する光中継装置へ送信する情報送信ステップと、
    前記複数の光中継装置のうち、前記帯域制限発生回数情報を受信した光中継装置が、生成する光信号の周波数を前記帯域制限発生回数情報に基づいて調整し、調整が完了すると調整完了を前記ネットワーク管理装置に通知する調整ステップと、
    前記ネットワーク管理装置が、前記調整完了の通知を受けた後に、前記経路変更要求に基づく設定変更を実施すると前記帯域制限が発生する光中継装置に対して、前記経路変更要求に基づく設定変更を指示する第2の指示ステップと、
    を含むことを特徴とする設定変更方法。
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