JP2018050155A - 光伝送装置及びその設定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、光伝送システムの設定作業を容易化するとともに作業の時間短縮を図ることが可能な技術を提供することを目的とする。
図1は、本発明の第1の実施形態の光伝送システム10の構成例を示すブロック図である。光伝送システム10は、NMS(Network Management System)1、監視ネットワーク(NW)2、WDM(Wavelength Division Multiplexing)光伝送装置100、200、300及び400を備える。NMS1は、例えばサーバを用いてWDM光伝送装置100、200、300及び400の監視及び制御を行うためのネットワーク管理装置である。監視ネットワーク2は、NMS1とWDM光伝送装置100、200、300及び400とを接続するネットワークであり、例えばIP(Internet Protocol)を用いたネットワークである。装置運用者は、NMS1を操作することで監視ネットワーク2を介してWDM光伝送装置100、200、300及び400の監視及び制御を行う。WDM光伝送装置100、200、300及び400は、この順序で縦続接続されている。
WDM光伝送装置100は、WDM光信号の多重分離及び経路切り替え機能を有する。WDM光伝送装置100は、光伝送システム10におけるROADM/OXC部と呼ぶことができる。WDM光伝送装置100は、監視制御部(CONT)101と、光波長変換部(CONV)102と、光経路切替部(SW)103と、光レベルモニタ部(LEQ)104と、光増幅部(AMP)106と、光監視部(MON)107とを備える。
WDM光伝送装置200は光信号の再生中継機能を備える。WDM光伝送装置200は、監視制御部(CONT)201、光監視部(MON)207及び208、光増幅部(AMP)206、光レベルモニタ部(LEQ)204を備える。
WDM光伝送装置300は、光信号の多重分離及び経路切り替え機能を有するROADM/OXC装置である。WDM光伝送装置300は、監視制御部(CONT)301、光監視部(MON)307及び308、光増幅部(AMP)305及び306、光経路切替部(SW)303、光レベルモニタ部(LEQ)304、を備える。
WDM光伝送装置400は、WDM光信号の多重分離及び経路切り替え機能を有するROADM/OXC装置である。WDM光伝送装置400は、監視制御部(CONT)401、光監視部(MON)408、光増幅部(AMP)405、光レベルモニタ部(LEQ)404、光経路切替部(SW)403、光波長変換部(CONV)409を備える。
本実施形態では、光伝送システム10の外部にある他の伝送装置(例えばルータ)からの光信号がWDM光伝送装置100において光伝送システム10に挿入される。WDM光伝送装置100は、光伝送システム10に挿入された1つ以上の光信号を波長多重してWDM光信号を生成する。WDM光信号はWDM光伝送装置200及びWDM光伝送装置300を介して伝送され、WDM光伝送装置400において波長単位で分離される。分離された光信号は、WDM光伝送装置400から他の光伝送システムの伝送装置へ向けて出力される。WDM光伝送装置300は光経路切替部303を備えている。しかし、本実施形態では光経路切替部303はWDM光信号に対する挿入及び分離の操作を行うことなく通過させるように設定(スルー接続)される。ただし、WDM光伝送装置300にも光波長変換部を設けてWDM光伝送装置300の外部から光信号を挿入したり、光波長変換部を用いて光信号を分離したりすることも可能である。
図2は、光伝送システム10に固定グリッド方式が適用されている場合の設定情報の流れの例を説明する図である。WDM光伝送装置100、WDM光伝送装置200、WDM光伝送装置300、WDM光伝送装置400にて運用される光信号の周波数配置は、例えば50GHz間隔に固定されている。ここで、WDM光伝送装置100からWDM光伝送装置400の方向に、中心周波数がAfである光信号As及び中心周波数がBfである光信号Bsを疎通させる場合の設定手順を以下に示す。図2において、装置運用者がNMS1において入力した設定情報は、一点鎖線の経路により各部に反映される。
図3は、光伝送システム10にフレックスグリッド方式が適用されている場合の設定の例を説明する図である。図4は、図3の場合における装置運用者の操作手順の例を説明する図である。フレックスグリッド方式が適用されている場合には、WDM光伝送装置100、200、300及び400を通過する光信号の周波数配置及び占有周波数帯域幅は可変であり、光信号毎に異なる場合がある。ここで、WDM光伝送装置100からWDM光伝送装置400の方向に、中心周波数がAf、占有周波数帯域幅がAwである光信号As、及び、中心周波数がBf、占有周波数帯域幅がBwである光信号Bsを疎通させる場合の設定手順の例を以下に示す。図3及び図4において、装置運用者がNMS1において入力した設定情報は一点鎖線の経路により各部に反映される。
図5は、フレックスグリッド方式が適用された光伝送システム10において、光監視信号を用いた設定の例を説明する図である。図6は、図5の場合における装置運用者の操作手順の例を説明する図である。図5では、WDM光伝送装置100からWDM光伝送装置400の方向に、中心周波数Af、占有周波数帯域幅Awを使用する光信号As及び中心周波数Bf、占有周波数帯域幅Bwを使用する光信号Bsを疎通させる場合について示す。図5及び図6において、装置運用者が設定する内容は一点鎖線の経路により各部に反映される。また、図5及び図6の破線は、後述する光監視信号を用いた各光レベルモニタ部への遠隔設定の経路を示す。
図7は、光伝送システム20と、光監視信号を用いたその設定動作の例を説明する図である。図5で説明した光伝送システム10では、WDM光伝送装置100からWDM光伝送装置400の方向の設定のみを例に挙げて説明した。図7では、図5の構成が双方向通信に適用されている。すなわち、光伝送システム20は、WDM光伝送装置100からWDM光伝送装置400の方向の回線(以下、「上り回線」という。)、及び、WDM光伝送装置400からWDM光伝送装置100の方向の回線(以下、「下り回線」という。)を備える。図7において、図5と同様な要素には同一の参照符号を付した。また、下り回線の要素に対応する機能を持つ上り回線の要素には、同様の「SW」、「LEQ」等の略号を付した。
図5の構成例においては、ROADM/OXC部の信号挿入箇所(WDM光伝送装置100の光波長変換部102)からROADM/OXC部の信号分離箇所(WDM光伝送装置400の光波長変換部409)までについて記載した。しかしながら、より簡単なシステム構成として、再生中継部の光レベルモニタ部に対してのみ、光監視信号を用いた設定を行う構成も考えられる。
図5で説明した第1の実施形態の光伝送システム10の効果は、以下の第4の実施形態の光伝送装置によっても得られる。第4の実施形態の光伝送装置の構成は、図5のWDM光伝送装置200の構成要素のうち、光監視部208及び光レベルモニタ部204のみを備える構成に対応する。ここで、光レベルモニタ部204は、一般的に光処理部と表現できる。
図5、図7及び図8で説明した光伝送システムでは、光監視信号を使用して、中心周波数と占有周波数帯域幅の情報を光レベルモニタ部に設定する。ここで、フレックスグリッド方式適用時に精度の高い光レベルモニタ及び制御を実現するためには、伝送する光信号の状態によって、何らかの補正情報を使用することが有効である場合もある。
第1の光信号に含まれる第1の光監視信号を受信し、受信された前記第1の光監視信号から設定情報を抽出して出力する第1の光監視手段と、
前記第1の光監視信号が分離された前記第1の光信号に所定の処理を行って第2の光信号として出力するとともに、前記第1の光監視手段から出力された前記設定情報に基づいて前記所定の処理の内容を設定する光処理手段と、
を備える光伝送装置。
前記第1及び第2の光信号はWDM光信号であり、前記光処理手段は前記WDM光信号に含まれるキャリアの振幅を前記キャリアの波長毎にモニタして制御するレベルイコライザである、付記1に記載された光伝送装置。
前記キャリアの中心周波数及び占有周波数帯域幅は、フレックスグリッド方式により規定される、付記2に記載された光伝送装置。
外部から受信した第3の光信号の波長を変換する波長変換手段、前記WDM光信号の経路切り替えを行う光経路切替手段、前記WDM光信号を増幅する光増幅手段、のうち少なくとも1つをさらに備える、付記2又は3に記載された光伝送装置。
前記第1の光監視手段から前記設定情報を取得し、第2の光監視信号として出力する第2の光監視手段をさらに備え、
前記第2の光信号と前記第2の光監視信号とが合波されて外部に出力される、
付記1乃至4のいずれか1項に記載された光伝送装置。
ネットワーク監視システムからの設定指示を受信し、受信した前記設定指示の内容を前記光伝送装置内に通知する監視制御手段をさらに備える、付記1乃至5のいずれか1項に記載された光伝送装置。
設定指示を生成するネットワーク監視装置と、
前記設定指示を転送するネットワークと、
前記ネットワークから前記設定指示を受信して、受信した前記設定指示の内容を装置内に通知する監視制御手段を備える、付記5に記載された光伝送装置と、
を備え、
前記複数の光伝送装置は縦続接続されている、光伝送システム。
第1の光信号に含まれる第1の光監視信号を受信し、
受信された前記第1の光監視信号から設定情報を抽出して出力し、
前記第1の光監視信号が分離された前記第1の光信号に所定の処理を行って第2の光信号として出力し、
前記設定情報に基づいて前記所定の処理の内容を設定する、
光伝送装置の設定方法。
前記第1及び第2の光信号はWDM光信号であり、前記所定の処理は前記WDM信号に含まれるキャリアの振幅を前記キャリアの波長毎にモニタして制御する処理である、付記8に記載された光伝送装置の設定方法。
前記WDM光信号のキャリアの中心周波数及び占有周波数帯域幅は、フレックスグリッド方式により規定される、付記9に記載された光伝送装置の設定方法。
外部から受信した第3の光信号の波長を変換する変換処理、
前記WDM光信号の経路切り替えを行う光経路切替処理、
前記WDM光信号を増幅する光増幅処理、
のうち少なくとも1つの処理をさらに含む、付記9又は10に記載された光伝送装置の設定方法。
さらに、
前記設定情報を第2の光監視信号として出力し、
前記第2の光信号と前記第2の光監視信号とを合波して外部に出力する、
付記8乃至11のいずれか1項に記載された光伝送装置の設定方法。
さらに、
ネットワーク監視システムからの設定指示を受信し、
受信した前記設定指示の内容を前記光伝送装置内に通知する、付記8乃至12のいずれか1項に記載された光伝送装置の設定方法。
2 監視ネットワーク
10、20、30 光伝送システム
100、200、300、300A、400 WDM光伝送装置
101、201、301、401 監視制御部
102、119、409、412 光波長変換部
103、113、303、313、403、413 光経路切替部
104、114、204、214、304、314、404、414 光レベルモニタ部
106、116、206、216、305、306、315、316、405、416 光増幅部
107、118、207、208、217、218、307、308、317、318、408、417 光監視部
Claims (10)
- 第1の光信号に含まれる第1の光監視信号を受信し、受信された前記第1の光監視信号から設定情報を抽出して出力する第1の光監視手段と、
前記第1の光監視信号が分離された前記第1の光信号に所定の処理を行って第2の光信号として出力するとともに、前記第1の光監視手段から出力された前記設定情報に基づいて前記所定の処理の内容を設定する光処理手段と、
を備える光伝送装置。 - 前記第1及び第2の光信号はWDM(Wavelength Division Multiplexing)光信号であり、前記光処理手段は前記WDM光信号に含まれるキャリアの振幅を前記キャリアの波長毎にモニタして制御するレベルイコライザである、請求項1に記載された光伝送装置。
- 前記キャリアの中心周波数及び占有周波数帯域幅は、フレックスグリッド方式により規定される、請求項2に記載された光伝送装置。
- 外部から受信した第3の光信号の波長を変換する波長変換手段、前記WDM光信号の経路切り替えを行う光経路切替手段、前記WDM光信号を増幅する光増幅手段、のうち少なくとも1つをさらに備える、請求項2又は3に記載された光伝送装置。
- 前記第1の光監視手段から前記設定情報を取得し、第2の光監視信号として出力する第2の光監視手段をさらに備え、
前記第2の光信号と前記第2の光監視信号とが合波されて外部に出力される、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載された光伝送装置。 - ネットワーク監視システムからの設定指示を受信し、受信した前記設定指示の内容を前記光伝送装置内に通知する監視制御手段をさらに備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載された光伝送装置。
- 設定指示を生成するネットワーク監視装置と、
前記設定指示を転送するネットワークと、
前記ネットワークから前記設定指示を受信して、受信した前記設定指示の内容を装置内に通知する監視制御手段を備える、請求項5に記載された光伝送装置と、
を備え、
前記光伝送装置は縦続接続されている、光伝送システム。 - 第1の光信号に含まれる第1の光監視信号を受信し、
受信された前記第1の光監視信号から設定情報を抽出して出力し、
前記第1の光監視信号が分離された前記第1の光信号に所定の処理を行って第2の光信号として出力し、
前記設定情報に基づいて前記所定の処理の内容を設定する、
光伝送装置の設定方法。 - さらに、
前記設定情報を第2の光監視信号として出力し、
前記第2の光信号と前記第2の光監視信号とを合波して外部に出力する、
請求項8に記載された光伝送装置の設定方法。 - さらに、
ネットワーク監視システムからの設定指示を受信し、
受信した前記設定指示の内容を前記光伝送装置内に通知する、請求項8又は9に記載された光伝送装置の設定方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023199399A1 (ja) * | 2022-04-12 | 2023-10-19 | 日本電信電話株式会社 | 通信制御装置及び通信制御方法 |
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JP2006033542A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Fujitsu Ltd | 波長多重光伝送システム |
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JP2015204467A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-16 | 三菱電機株式会社 | 通信装置、光伝送システムおよび光伝送装置 |
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