JP2018050155A - 光伝送装置及びその設定方法 - Google Patents

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公夫 小澤
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Abstract

【課題】光伝送システムの設定作業を容易化するとともに作業の時間短縮を図る。【解決手段】光伝送装置は、第1の光信号に含まれる第1の光監視信号を受信し、受信された前記第1の光監視信号から設定情報を抽出して出力する第1の光監視手段と、前記第1の光監視信号が分離された前記第1の光信号に所定の処理を行って第2の光信号として出力するとともに、前記光監視手段から出力された前記設定情報に基づいて前記所定の処理の内容を設定する光処理手段と、を備える。【選択図】 図5

Description

本発明は、光伝送装置及びその設定方法に関し、特に、光伝送システムに含まれる光伝送装置の設定を容易に行うための技術に関する。
WDM光信号を用いた光伝送システムにおいて、ROADM装置やOXC装置により、光信号を電気信号に変えることなく光信号の経路を柔軟に切り替えることが可能となった。WDM光信号は、キャリア(搬送波)の波長(周波数)が異なる複数の光信号が多重された光信号である。また、WDMは、Wavelength Division Multiplexing、ROADMはReconfigurable Optical Add/Drop Multiplexing、OXCはOptical Cross Connectのそれぞれ略である。
ROADM装置やOXC装置には、サービス開通のために光信号の波長毎にパス設定が必要である。また、長距離伝送実現のために用いられる光信号毎のレベル調整機能(LEQ:レベルイコライズ制御)が光伝送システムの端局及び再生中継局に実装されることが多い。
WDM光信号の周波数配置の方式として、固定グリッド方式と可変グリッド方式(フレックスグリッド方式)とが知られている。固定グリッド方式では、WDM光信号に含まれる光信号のキャリアの中心周波数配置及び占有周波数幅は固定されていた。それに対し、フレックスグリッド方式では、光信号のキャリアの中心周波数配置及び占有周波数幅は可変である。
一方、通信事業者にとっては通信コストの削減が急務となっており、信号収容効率を向上できるフレックスグリッド技術の適用が求められている。さらに、フレックスグリッド適用装置の運用にあたっては、装置運用者の作業の簡略化も求められる。
本発明に関連して、特許文献1には、光通信ネットワークシステムにおける波長パスの設定手順が記載されている。
特開2007−259272号公報
近年、周波数帯域の空きスペースの有効利用により周波数利用効率を向上するため、フレックスグリッド方式に対応したキーデバイスの開発が進められている。そして、ROADM機能及びOXC機能を備える装置(以下、ROADM/OXC装置という。)においてもフレックスグリッド対応が進んでいる。
フレックスグリッド対応にあたっては、サービス開通のためのパス設定の際に、WDM光信号に含まれるキャリアの周波数単位で、信号種別、パス情報等の設定が必要となる。これらの設定を遠隔から実施するために、一般に、ネットワーク管理システム(NMS、Network Management System)が用いられる。NMSを用いることで、異なる局舎に設置された通信装置に対して装置運用者が遠隔から設定を行うことができる。NMSを用いた設定作業の際には、パス全体で一貫性をもった設定を通信装置毎に行う必要がある。特に、フレックスグリッド方式が適用された光伝送システムでは、信号毎に中心周波数や周波数帯域が異なるため、装置毎の設定が複雑であり、装置運用者の熟練を要するという課題がある。
(発明の目的)
本発明は、光伝送システムの設定作業を容易化するとともに作業の時間短縮を図ることが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の光伝送装置は、第1の光信号に含まれる第1の光監視信号を受信し、受信された第1の光監視信号から設定情報を抽出して出力する第1の光監視手段と、第1の光監視信号が分離された第1の光信号に所定の処理を行って第2の光信号として出力するとともに、第1の光監視手段から出力された設定情報に基づいて所定の処理の内容を設定する光処理手段と、を備える。
本発明の光伝送装置の設定方法は、第1の光信号に含まれる第1の光監視信号を受信し、受信された第1の光監視信号から設定情報を抽出して出力し、第1の光監視信号が分離された第1の光信号に所定の処理を行って第2の光信号として出力し、設定情報に基づいて所定の処理の内容を設定する、ことを特徴とする。
本発明は、光伝送システムの設定作業を容易化するとともに作業の時間短縮を図ることが可能な技術を提供する。
光伝送システム10の構成例を示すブロック図である。 光伝送システム10に固定グリッド方式が適用されている場合の設定の例を説明する図である。 光伝送システム10にフレックスグリッド方式が適用されている場合の設定の例を説明する図である。 図3の場合における装置運用者の操作手順の例を説明する図である。 フレックスグリッド方式が適用された光伝送システム10において、光監視信号を用いた設定の例を説明する図である。 図5の場合における装置運用者の操作手順の例を説明する図である。 光伝送システム20と、光監視信号を用いたその設定の例を説明する図である。 光伝送システム30と、光監視信号を用いたその設定の例を説明する図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の光伝送システム10の構成例を示すブロック図である。光伝送システム10は、NMS(Network Management System)1、監視ネットワーク(NW)2、WDM(Wavelength Division Multiplexing)光伝送装置100、200、300及び400を備える。NMS1は、例えばサーバを用いてWDM光伝送装置100、200、300及び400の監視及び制御を行うためのネットワーク管理装置である。監視ネットワーク2は、NMS1とWDM光伝送装置100、200、300及び400とを接続するネットワークであり、例えばIP(Internet Protocol)を用いたネットワークである。装置運用者は、NMS1を操作することで監視ネットワーク2を介してWDM光伝送装置100、200、300及び400の監視及び制御を行う。WDM光伝送装置100、200、300及び400は、この順序で縦続接続されている。
(WDM光伝送装置100)
WDM光伝送装置100は、WDM光信号の多重分離及び経路切り替え機能を有する。WDM光伝送装置100は、光伝送システム10におけるROADM/OXC部と呼ぶことができる。WDM光伝送装置100は、監視制御部(CONT)101と、光波長変換部(CONV)102と、光経路切替部(SW)103と、光レベルモニタ部(LEQ)104と、光増幅部(AMP)106と、光監視部(MON)107とを備える。
監視制御部101は、WDM光伝送装置100内の監視制御機能及び監視ネットワーク2とのインタフェースを有する、電気回路である。光波長変換部102は、ルータ等のユーザ装置から受信した、ユーザデータを含む光信号の波長を変換する。光経路切替部103は、光波長変換部102から出力された光信号の波長多重及びWDM光信号の経路切り替えを行う。光レベルモニタ部104は、光経路切替部103によって波長多重されたWDM光信号のレベルをキャリア波長毎にモニタして、そのレベルを制御する。光レベルモニタ部104として、光レベルイコライザを用いることができる。
光増幅部106は、光レベルモニタ部104から出力されたWDM光信号を増幅して伝送路へ出力する。光監視部107は、WDM光伝送装置100の監視制御情報を含む光監視信号を送信する。光監視信号は、光増幅部106から出力されるWDM光信号とは波長が重複しない光信号である。光監視信号は、光伝送システム10の内部で発生した警報や光伝送システム10に含まれる装置の制御信号の転送に用いられる。光監視信号は、光増幅部106から出力されるWDM光信号に重畳されて伝送される。WDM光伝送装置100は、光増幅部106から出力されるWDM光信号と光監視部107から出力される光監視信号とを例えば光合波器を用いて波長多重して伝送路へ出力する。光合波器は、波長が異なる複数の光信号を合波する光部品である。
(WDM光伝送装置200)
WDM光伝送装置200は光信号の再生中継機能を備える。WDM光伝送装置200は、監視制御部(CONT)201、光監視部(MON)207及び208、光増幅部(AMP)206、光レベルモニタ部(LEQ)204を備える。
監視制御部201は、WDM光伝送装置200内の監視制御機能及び監視ネットワーク2とのインタフェースを有する。光監視部208は、WDM光伝送装置100から光監視信号を受信する。光監視部208が受信する光監視信号は、WDM光伝送装置100が備える光監視部107が送信した光信号であり、WDM光伝送装置200の入力において、入力された光信号から光監視信号が分離される。光監視信号の分離には、光分波器を用いてもよい。光分波器は、入力されたWDM光信号を波長帯域毎に分離する光部品である。
光増幅部206は、光監視信号が分離された後のWDM光信号を増幅する。光レベルモニタ部204は、光増幅部206で増幅されたWDM光信号のレベルをキャリア波長単位でモニタするとともにそのレベルを制御する。光レベルモニタ部204として、光レベルイコライザを用いることができる。光監視部207は、WDM光伝送装置200の監視制御情報を含む光監視信号を送信する。光監視部207から出力される光監視信号は、光レベルモニタ部204から出力されるWDM光信号とは異なる波長の光信号である。WDM光伝送装置200は、光レベルモニタ部204から出力されるWDM光信号と光監視部207から出力される光監視信号とを例えば光合波器を用いて波長多重して伝送路へ出力する。
(WDM光伝送装置300)
WDM光伝送装置300は、光信号の多重分離及び経路切り替え機能を有するROADM/OXC装置である。WDM光伝送装置300は、監視制御部(CONT)301、光監視部(MON)307及び308、光増幅部(AMP)305及び306、光経路切替部(SW)303、光レベルモニタ部(LEQ)304、を備える。
監視制御部301は、WDM光伝送装置300内の監視制御機能及び監視ネットワーク2とのインタフェースを有する。光監視部308は、WDM光伝送装置200から光監視信号を受信する。光監視部308が受信する光監視信号は、WDM光伝送装置200が備える光監視部207が送信した光信号であり、WDM光伝送装置300の入力において、入力された光信号から分離される。光監視信号の分離には、光分波器を用いてもよい。
光増幅部305は、光監視信号が分離された後のWDM光信号を増幅する。光経路切替部303は、光増幅部305で増幅されたWDM光信号の多重分離及び経路切り替え(挿入分離又はスルー)を行う。本実施形態では、光経路切替部303は、入力される全ての信号を光レベルモニタ部304に出力する設定(スルー接続)である。光レベルモニタ部304は、光経路切替部303から出力されたWDM光信号のレベルをキャリア波長単位でモニタして、そのレベルを制御する。光レベルモニタ部304として、光レベルイコライザを用いることができる。光増幅部306は、光レベルモニタ部304から出力されたWDM光信号を増幅する。
光監視部307は、WDM光伝送装置300の監視制御情報を送信する。光監視部307から出力される光監視信号は、光増幅部306から出力される光信号とは異なる波長の光信号である。WDM光伝送装置300は、光増幅部306から出力されるWDM光信号と光監視部307から出力される光監視信号とを、例えば光合波器を用いて波長多重して、伝送路へ出力する。
(WDM光伝送装置400)
WDM光伝送装置400は、WDM光信号の多重分離及び経路切り替え機能を有するROADM/OXC装置である。WDM光伝送装置400は、監視制御部(CONT)401、光監視部(MON)408、光増幅部(AMP)405、光レベルモニタ部(LEQ)404、光経路切替部(SW)403、光波長変換部(CONV)409を備える。
監視制御部401は、WDM光伝送装置400内の監視制御機能及び監視ネットワーク2とのインタフェースを有する。光監視部408は、WDM光伝送装置300から監視制御情報を受信する。光監視部408が受信する光監視信号は、WDM光伝送装置300が備える光監視部307が送信した光信号であり、WDM光伝送装置400の入力において、入力されたWDM光信号から分離される。光監視信号の分離には、光分波器を用いてもよい。
光増幅部405は、光監視信号が分離された後のWDM光信号を増幅する。光レベルモニタ部404は、光増幅部405から出力されたWDM光信号のレベルをキャリア波長単位でモニタして、そのレベルを制御する。光レベルモニタ部404として、光レベルイコライザを用いることができる。光経路切替部403は、光レベルモニタ部404で増幅されたWDM光信号の分離及び経路切り替えを行う。光波長変換部409は、分離された光信号を波長変換してユーザ装置へ出力する。
(信号の流れの説明)
本実施形態では、光伝送システム10の外部にある他の伝送装置(例えばルータ)からの光信号がWDM光伝送装置100において光伝送システム10に挿入される。WDM光伝送装置100は、光伝送システム10に挿入された1つ以上の光信号を波長多重してWDM光信号を生成する。WDM光信号はWDM光伝送装置200及びWDM光伝送装置300を介して伝送され、WDM光伝送装置400において波長単位で分離される。分離された光信号は、WDM光伝送装置400から他の光伝送システムの伝送装置へ向けて出力される。WDM光伝送装置300は光経路切替部303を備えている。しかし、本実施形態では光経路切替部303はWDM光信号に対する挿入及び分離の操作を行うことなく通過させるように設定(スルー接続)される。ただし、WDM光伝送装置300にも光波長変換部を設けてWDM光伝送装置300の外部から光信号を挿入したり、光波長変換部を用いて光信号を分離したりすることも可能である。
本実施形態ではWDM光伝送装置100からWDM光伝送装置400の方向へのWDM光信号の伝搬についてのみ記載する。しかし、WDM光伝送装置400からWDM光伝送装置100への方向についても同様の構成が存在してもよい。例えば、後述する図7のように、WDM光伝送装置100とWDM光伝送装置400との間で双方向伝送を行うシステムを実現することも可能である。さらに、図面に記載されたWDM光伝送装置100、200、300及び400における各機能ブロックの接続構成や順序は一例であり、実施形態は図面の記載に限定されない。
(1.固定グリッド方式が適用されている場合の設定手順の例)
図2は、光伝送システム10に固定グリッド方式が適用されている場合の設定情報の流れの例を説明する図である。WDM光伝送装置100、WDM光伝送装置200、WDM光伝送装置300、WDM光伝送装置400にて運用される光信号の周波数配置は、例えば50GHz間隔に固定されている。ここで、WDM光伝送装置100からWDM光伝送装置400の方向に、中心周波数がAfである光信号As及び中心周波数がBfである光信号Bsを疎通させる場合の設定手順を以下に示す。図2において、装置運用者がNMS1において入力した設定情報は、一点鎖線の経路により各部に反映される。
装置運用者は、WDM光伝送装置100に対し、中心周波数Afの光信号Asを挿入する設定と、中心周波数Bfの光信号Bsを挿入する設定を行う。具体的には、装置運用者は、NMS1を操作し、監視ネットワーク2及び監視制御部101を介して、光波長変換部102に対して光信号Asを中心周波数Afで発光させる設定、及び、光信号Bsを中心周波数Bfで発光させる設定を行う。さらに、装置運用者は、光経路切替部103に対して、中心周波数Af及び中心周波数Bfの光信号が挿入され、波長多重されてWDM光伝送装置200に出力されるように設定する。
同様に、装置運用者は、WDM光伝送装置300に対し、中心周波数Afの光信号及び中心周波数Bfの光信号をスルーするように設定する。具体的には、装置運用者は、NMS1を操作し、監視ネットワーク2及び監視制御部301を介して、光経路切替部303を、中心周波数Afの光信号及び中心周波数Bfの光信号をスルーさせてWDM光伝送装置400へ出力するように設定する。
さらに、装置運用者はWDM光伝送装置400に対し、中心周波数Afの光信号及び中心周波数Bfの光信号の分離設定を行う。具体的には、装置運用者は、NMS1を操作し、監視ネットワーク2及び監視制御部401を介して、光経路切替部403を、中心周波数Afの光信号及び中心周波数Bfの光信号を分離して出力するように設定する。分離された光信号As及び光信号Bsを受信した光波長変換部409は、それぞれの光信号を他のユーザ装置と接続された伝送路に適合した周波数(波長)の光信号として出力する。
以上で固定グリッド方式が適用されている場合の設定が完了する。ここで、光信号As及び光信号Bsの長距離伝送による伝送品質維持のため、WDM光伝送装置100、200、300及び400においてレベル制御が必要となる場合がある。ここでは、光信号As及び光信号Bsの中心周波数、占有周波数帯域幅は既知の固定値である。このため、光レベルモニタ部104、204、304、404に対しては、波長や帯域幅の情報を設定したりその情報の変更を指示したりすることなくWDM光信号のレベル制御が可能である。
(2.フレックスグリッド方式が適用されている場合の設定手順の例)
図3は、光伝送システム10にフレックスグリッド方式が適用されている場合の設定の例を説明する図である。図4は、図3の場合における装置運用者の操作手順の例を説明する図である。フレックスグリッド方式が適用されている場合には、WDM光伝送装置100、200、300及び400を通過する光信号の周波数配置及び占有周波数帯域幅は可変であり、光信号毎に異なる場合がある。ここで、WDM光伝送装置100からWDM光伝送装置400の方向に、中心周波数がAf、占有周波数帯域幅がAwである光信号As、及び、中心周波数がBf、占有周波数帯域幅がBwである光信号Bsを疎通させる場合の設定手順の例を以下に示す。図3及び図4において、装置運用者がNMS1において入力した設定情報は一点鎖線の経路により各部に反映される。
装置運用者は、WDM光伝送装置100に対し、光信号As(中心周波数Af、占有周波数帯域幅Aw)を挿入する設定と、光信号Bs(中心周波数Bf、占有周波数帯域幅Bw)を挿入する設定を行う。具体的には、装置運用者は、NMS1を操作し、監視ネットワーク2及び監視制御部101を介して、光波長変換部102に対して光信号Asを中心周波数Af、占有周波数帯域幅Awで発光させる設定を行う。そして、装置運用者は、光信号Bsを中心周波数Bf、占有周波数帯域幅Bwで発光させる設定を行う。また、装置運用者は、光経路切替部103に対して、光信号As及び光信号Bsを挿入するように、中心周波数及び占有周波数帯域幅を設定する。さらに、光レベルモニタ部104に対しても光信号As及びBsのレベルモニタ及びレベル制御が可能なように、それぞれの中心周波数及び占有周波数帯域幅を設定する。この手順は、図4のS11〜S12に対応する。
同様に、装置運用者は、WDM光伝送装置200に対し、光信号Asと光信号Bsとを疎通させる設定を行う。具体的には、装置運用者は、NMS1を操作し、監視ネットワーク2及び監視制御部201を介して、光レベルモニタ部204に対して光信号As及びBsの中心周波数Af、Bfと占有周波数帯域幅Aw、Bwを設定する。その結果、光信号As及びBsのレベルモニタ及びレベル制御が可能となる。この手順は、図4のS21〜S22に対応する。
さらに、装置運用者は、WDM光伝送装置300に対し、信号Asと光信号Bsとをスルー接続させる設定を行う。具体的には、装置運用者は、NMS1を操作し、監視ネットワーク2及び監視制御部301を介して、光経路切替部303に対して光信号Asと光信号Bsとをスルー接続させる設定を行う。さらに、装置運用者は、光レベルモニタ部304に対しても、光信号As及びBsの中心周波数Af、Bfと占有周波数帯域幅Aw、Bwとを、光信号As及びBsのレベルモニタ及びレベル制御が可能となるように設定する。この手順は、図4のS31〜S32に対応する。
装置運用者は、WDM光伝送装置400に対しては、光信号Asと光信号Bsとを分離させる設定を行う。具体的には、装置運用者は、NMS1を操作し、監視ネットワーク2及び監視制御部401を介して、光レベルモニタ部404に対して光信号Asの中心周波数Afと占有周波数帯域幅Aw、光信号Bsの中心周波数Bfと占有周波数帯域幅Bwを設定する。さらに、装置運用者は、光経路切替部403に対しても、光信号Asと光信号Bsとが分離されて出力されるように、中心周波数Af及び中心周波数Bfの分離接続設定を行う。この手順は、図4のS41〜S42に対応する。以上で設定が完了する。
フレックスグリッド方式が適用された場合には、中心波長及び占有周波数帯域幅が一定ではない。このため、図3及び図4に示したように、WDM光伝送装置100、200、300及び400のそれぞれが備える各光レベルモニタ部104、204、304、404に対しても、中心波長及び占有周波数帯域幅に基づいて適切な設定を行う必要がある。このため、フレックスグリッド方式においては、固定グリッド方式と比較して、設定手順が煩雑となる。
一方、各光レベルモニタ部に対する中心波長及び占有周波数帯域幅の設定が行われない場合には、光信号に含まれるキャリアの中心波長や周波数帯域幅を光レベルモニタ部が知ることができない。その結果、各光レベルモニタ部は、光信号のレベル補正を期待された品質で行うことができない恐れがある。
(3.光監視信号を用いて設定する例)
図5は、フレックスグリッド方式が適用された光伝送システム10において、光監視信号を用いた設定の例を説明する図である。図6は、図5の場合における装置運用者の操作手順の例を説明する図である。図5では、WDM光伝送装置100からWDM光伝送装置400の方向に、中心周波数Af、占有周波数帯域幅Awを使用する光信号As及び中心周波数Bf、占有周波数帯域幅Bwを使用する光信号Bsを疎通させる場合について示す。図5及び図6において、装置運用者が設定する内容は一点鎖線の経路により各部に反映される。また、図5及び図6の破線は、後述する光監視信号を用いた各光レベルモニタ部への遠隔設定の経路を示す。
まず、光波長変換部102、光経路切替部103、303、403、光レベルモニタ部104に対しては、図3及び図4と同様の手順で光信号Asと光信号Bsとの経路設定がなされる。すなわち、装置運用者は、NMS1を操作し、監視ネットワーク2及び監視制御部101を介して、光波長変換部102、光経路切替部103、光レベルモニタ部104を設定する。さらに、装置運用者は、監視制御部101を介して、光監視部107に対して光信号Asの中心周波数Afと占有周波数帯域幅Aw、光信号Bsの中心周波数Bfと占有周波数帯域幅Bwを通知する(図6のS51〜S52)。光監視部107は、通知された設定の内容(設定情報)を光監視信号に含め、光監視部208へ送出する。
また、装置運用者は、NMS1を操作し、監視ネットワーク2及び監視制御部301を介して、光経路切替部303を設定する(図6のS61〜S62)。さらに、装置運用者は、NMS1を操作し、監視ネットワーク2及び監視制御部401を介して、光経路切替部403を設定する(図6のS71〜S72)。
次に、光レベルモニタ部104、204、304及び404に対しての設定手順を説明する。装置運用者はNMS1を操作し、監視ネットワーク2及び監視制御部101を介して、光レベルモニタ部104に光信号Asの中心周波数Afと占有周波数帯域幅Aw、光信号Bsの中心周波数Bfと占有周波数帯域幅Bwの設定を行う。なお、図6のS51〜S52には、この処理も含まれる。
WDM光伝送装置200では、光監視部208は、光監視部107から受信した光監視信号から、光信号Asの中心周波数Afと占有周波数帯域幅Aw、光信号Bsの中心周波数Bfと占有周波数帯域幅Bwを含む設定情報を抽出する。さらに、光監視部208は、抽出されたこれらの設定情報を、光レベルモニタ部204及び光監視部207に通知する。
光レベルモニタ部204は、光監視部208から通知された設定情報に基づいて、光信号Asの中心周波数Afと占有周波数帯域幅Aw、光信号Bsの中心周波数Bfと占有周波数帯域幅Bwの設定を行う(図6のS53)。
光監視部207は、光監視部208から通知された光信号の設定情報を、光監視信号に含めて、光監視部308へ送出する。なお、図5は、光監視部208が光レベルモニタ部204及び光監視部207に対して直接通信可能なインタフェースを有する場合を示す。しかし、光監視部208は、監視制御部201を介して光レベルモニタ部204及び光監視部207に光信号As及びBsの中心波長及び占有周波数帯域幅を通知してもよい。
WDM光伝送装置300では、光監視部308が光監視部207から受信した光監視信号から、光信号Asの中心周波数Afと占有周波数帯域幅Aw、光信号Bsの中心周波数Bfと占有周波数帯域幅Bwを含む設定情報を抽出する。さらに、光監視部208は、抽出されたこれらの設定情報を、光レベルモニタ部304及び光監視部307に通知する。
光レベルモニタ部304は、光監視部308から通知された設定情報に基づいて、光信号Asの中心周波数Afと占有周波数帯域幅Aw、光信号Bsの中心周波数Bfと占有周波数帯域幅Bwの設定を行う(図6のS54)。
光監視部307は、光監視部308から通知された光信号As及びBsの設定情報を、光監視信号に含めて、光監視部408へ送出する。なお、図4は、光監視部308が光レベルモニタ部304及び光監視部307に対して直接通信可能なインタフェースを有する場合を示す。しかし、光監視部308は、監視制御部301を介して光レベルモニタ部304及び光監視部307に光信号As及びBsの中心波長及び占有周波数帯域幅を通知することも可能である。
WDM光伝送装置400では、光監視部408が光監視部307から受信した光監視信号から、光信号Asの中心周波数Afと占有周波数帯域幅Aw、光信号Bsの中心周波数Bfと占有周波数帯域幅Bwを含む設定情報を抽出する。光監視部408は、抽出されたこれらの設定情報を、光レベルモニタ部404に通知する。光レベルモニタ部404は、光監視部408から通知された設定情報に基づいて、光信号Asの中心周波数Afと占有周波数帯域幅Aw、光信号Bsの中心周波数Bfと占有周波数帯域幅Bwの設定を行う(図6のS55)。WDM光伝送装置200及び300と同様に、光監視部408は、監視制御部401を介して光レベルモニタ部404に光信号As及びBsの波長及び占有周波数帯域幅を通知することも可能である。以上で設定が完了する。図6に示すように、光監視信号を用いることで、装置運用者は、図4と比較してより少ない手順で光レベルモニタ部104、204、304、404への設定を行うことができる。その理由は、各光レベルモニタ部への設定は、WDM光伝送装置100に対してのみ行えばよいからである。
図5及び図6で説明した光伝送システム10では、光レベルモニタ部への設定情報はWDM光伝送装置100からWDM光伝送装置200、300及び400へ光監視信号を用いて転送される。その結果、装置運用者は、NMS1からWDM光伝送装置100にのみ設定を行うことで、WDM光伝送装置100、200、300及び400が備える光レベルモニタ部104、204、304、404への設定を行うことができる。
その結果、第1の実施形態の光伝送システム10は、フレックスグリッド方式が適用された場合においても装置運用者による作業が削減できるため、光伝送システムの設定作業を容易化するとともに作業の時間短縮を図ることが可能となる。
(第2の実施形態)
図7は、光伝送システム20と、光監視信号を用いたその設定動作の例を説明する図である。図5で説明した光伝送システム10では、WDM光伝送装置100からWDM光伝送装置400の方向の設定のみを例に挙げて説明した。図7では、図5の構成が双方向通信に適用されている。すなわち、光伝送システム20は、WDM光伝送装置100からWDM光伝送装置400の方向の回線(以下、「上り回線」という。)、及び、WDM光伝送装置400からWDM光伝送装置100の方向の回線(以下、「下り回線」という。)を備える。図7において、図5と同様な要素には同一の参照符号を付した。また、下り回線の要素に対応する機能を持つ上り回線の要素には、同様の「SW」、「LEQ」等の略号を付した。
光伝送システム20においては、上り回線及び下り回線のそれぞれで、中心周波数Af、占有周波数帯域幅Awを使用する光信号As及び中心周波数Bf、占有周波数帯域幅Bwを使用する光信号Bsが共通に用いられるものとする。このような場合には、先に図5で説明した下り回線のWDM光伝送装置のための設定情報を、上り回線のWDM光伝送装置の各部に用いることができる。図7では、監視制御部101は、光経路切替部103及び113並びに光レベルモニタ部104及び114に、設定情報を通知する。同様に、光監視部208、308、408は、それぞれ、光レベルモニタ部204及び214、光レベルモニタ部304及び314、光レベルモニタ部404及び414に、設定情報を通知する。監視制御部301及び401も、それぞれ、光経路切替部303及び313、403及び413に設定情報を通知する。このような構成により、双方向伝送が行われる光伝送システム20においても、設定作業の容易化及び作業時間の短縮という効果が得られる。
(第3の実施形態)
図5の構成例においては、ROADM/OXC部の信号挿入箇所(WDM光伝送装置100の光波長変換部102)からROADM/OXC部の信号分離箇所(WDM光伝送装置400の光波長変換部409)までについて記載した。しかしながら、より簡単なシステム構成として、再生中継部の光レベルモニタ部に対してのみ、光監視信号を用いた設定を行う構成も考えられる。
図8は、光伝送システム30と、光監視信号を用いたその設定動作の例を説明する図である。光伝送システム30は、図5の光伝送システム10と比較して、WDM光伝送装置300に代えてWDM光伝送装置300Aを備える。WDM光伝送装置300Aは、WDM光伝送装置300と比較して、光経路切替部303を備えない点で相違する。すなわち、WDM光伝送装置300Aは、光伝送システム30においてはWDM光伝送装置200と同様の再生中継部である。
WDM光伝送装置100及び400のようなROADM/OXC部については、光経路切替部や光波長変換部に対して設定が必要である。しかし、再生中継部についてはそのような設定が不要である。また、遠地に設置される場合が多い再生中継局という性質上NMS1との直接のインタフェースを用意することが困難なケースが考えられる。そのため、送信側のROADM/OXC部が生成する光監視信号を用いて、再生中継局の光レベルモニタ部に対して設定を行う構成も考えられる。図8の例では、WDM光伝送装置200及び300Aが再生中継部として機能する。2台のROADM/OXC部(WDM光伝送装置100及び400)の間に設置される再生中継部が増加しても、それらの間で監視信号部を用いて光監視信号を転送することで、全ての再生中継部の光レベルモニタ部の設定を一括して行うことができる。
すなわち、第3の実施形態の光伝送システム30も、光伝送システムの設定作業を容易化するとともに作業の時間短縮を図ることが可能という効果を奏する。また、再生中継部が増えるほど、設定の容易化の効果が期待できる。
(第4の実施形態)
図5で説明した第1の実施形態の光伝送システム10の効果は、以下の第4の実施形態の光伝送装置によっても得られる。第4の実施形態の光伝送装置の構成は、図5のWDM光伝送装置200の構成要素のうち、光監視部208及び光レベルモニタ部204のみを備える構成に対応する。ここで、光レベルモニタ部204は、一般的に光処理部と表現できる。
第4の光伝送装置は、光監視部(光監視部208に対応)と、光処理部(光レベルモニタ部204に対応)とを備える。すなわち、光監視部は、第1の光信号に含まれる光監視信号を受信し、受信された光監視信号から設定情報を抽出して出力する。光処理部は、第1の光監視信号が分離された光信号に所定の処理を行って第2の光信号として出力するとともに、光監視部から出力された設定情報に基づいて所定の処理の内容を設定する。
このような構成を備える第4の実施形態の光伝送装置は、光監視信号に含まれる設定情報に基づいて光処理部の設定を行う。このため、装置運用者が光伝送装置の設定を直接行う必要がなく、例えば外部の装置から光監視信号を用いて転送された設定情報に基づいて光伝送装置の設定が行われる。すなわち、第4の実施形態の光伝送装置も、光伝送システムの設定作業を容易化するとともに作業の時間短縮を可能とする。
(その他の実施形態)
図5、図7及び図8で説明した光伝送システムでは、光監視信号を使用して、中心周波数と占有周波数帯域幅の情報を光レベルモニタ部に設定する。ここで、フレックスグリッド方式適用時に精度の高い光レベルモニタ及び制御を実現するためには、伝送する光信号の状態によって、何らかの補正情報を使用することが有効である場合もある。
このため、例えば、光信号の変調方式毎にレベルのモニタ値やレベルの制御パラメータを補正することが有効である場合には、変調方式を示す情報を中心周波数、占有周波数帯域幅の情報と共に転送してもよい。このような情報を併せて転送することで、より精度の高い光レベルモニタ及び制御が実現できる。
なお、本発明の実施形態は以下の付記のようにも記載されうるが、これらには限定されない。
(付記1)
第1の光信号に含まれる第1の光監視信号を受信し、受信された前記第1の光監視信号から設定情報を抽出して出力する第1の光監視手段と、
前記第1の光監視信号が分離された前記第1の光信号に所定の処理を行って第2の光信号として出力するとともに、前記第1の光監視手段から出力された前記設定情報に基づいて前記所定の処理の内容を設定する光処理手段と、
を備える光伝送装置。
(付記2)
前記第1及び第2の光信号はWDM光信号であり、前記光処理手段は前記WDM光信号に含まれるキャリアの振幅を前記キャリアの波長毎にモニタして制御するレベルイコライザである、付記1に記載された光伝送装置。
(付記3)
前記キャリアの中心周波数及び占有周波数帯域幅は、フレックスグリッド方式により規定される、付記2に記載された光伝送装置。
(付記4)
外部から受信した第3の光信号の波長を変換する波長変換手段、前記WDM光信号の経路切り替えを行う光経路切替手段、前記WDM光信号を増幅する光増幅手段、のうち少なくとも1つをさらに備える、付記2又は3に記載された光伝送装置。
(付記5)
前記第1の光監視手段から前記設定情報を取得し、第2の光監視信号として出力する第2の光監視手段をさらに備え、
前記第2の光信号と前記第2の光監視信号とが合波されて外部に出力される、
付記1乃至4のいずれか1項に記載された光伝送装置。
(付記6)
ネットワーク監視システムからの設定指示を受信し、受信した前記設定指示の内容を前記光伝送装置内に通知する監視制御手段をさらに備える、付記1乃至5のいずれか1項に記載された光伝送装置。
(付記7)
設定指示を生成するネットワーク監視装置と、
前記設定指示を転送するネットワークと、
前記ネットワークから前記設定指示を受信して、受信した前記設定指示の内容を装置内に通知する監視制御手段を備える、付記5に記載された光伝送装置と、
を備え、
前記複数の光伝送装置は縦続接続されている、光伝送システム。
(付記8)
第1の光信号に含まれる第1の光監視信号を受信し、
受信された前記第1の光監視信号から設定情報を抽出して出力し、
前記第1の光監視信号が分離された前記第1の光信号に所定の処理を行って第2の光信号として出力し、
前記設定情報に基づいて前記所定の処理の内容を設定する、
光伝送装置の設定方法。
(付記9)
前記第1及び第2の光信号はWDM光信号であり、前記所定の処理は前記WDM信号に含まれるキャリアの振幅を前記キャリアの波長毎にモニタして制御する処理である、付記8に記載された光伝送装置の設定方法。
(付記10)
前記WDM光信号のキャリアの中心周波数及び占有周波数帯域幅は、フレックスグリッド方式により規定される、付記9に記載された光伝送装置の設定方法。
(付記11)
外部から受信した第3の光信号の波長を変換する変換処理、
前記WDM光信号の経路切り替えを行う光経路切替処理、
前記WDM光信号を増幅する光増幅処理、
のうち少なくとも1つの処理をさらに含む、付記9又は10に記載された光伝送装置の設定方法。
(付記12)
さらに、
前記設定情報を第2の光監視信号として出力し、
前記第2の光信号と前記第2の光監視信号とを合波して外部に出力する、
付記8乃至11のいずれか1項に記載された光伝送装置の設定方法。
(付記13)
さらに、
ネットワーク監視システムからの設定指示を受信し、
受信した前記設定指示の内容を前記光伝送装置内に通知する、付記8乃至12のいずれか1項に記載された光伝送装置の設定方法。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、上述の実施形態では、光レベルモニタ部の設定情報を光監視信号を用いてWDM光伝送装置100から400の間で転送し、それぞれのWDM光伝送装置が備える光レベルモニタ部に対する個別の設定作業を不要とした。しかし、光監視信号によって転送される情報は、光レベルモニタ部の設定情報には限定されない。光監視信号は、WDM光伝送装置100から400のいずれかが備える光増幅器や光経路切替部などの、光レベルモニタ部以外の各部の設定情報を転送してもよい。設定情報を含む設定信号を受信した光監視部が当該設定情報をそれぞれのWDM光伝送装置の各部に転送することで、光レベルモニタ部以外の部位の設定を行うことができる。
また、それぞれの実施形態に記載された構成は、必ずしも互いに排他的なものではない。本発明の作用及び効果は、上述の実施形態の全部又は一部を組み合わせた構成によって実現されてもよい。
1 NMS
2 監視ネットワーク
10、20、30 光伝送システム
100、200、300、300A、400 WDM光伝送装置
101、201、301、401 監視制御部
102、119、409、412 光波長変換部
103、113、303、313、403、413 光経路切替部
104、114、204、214、304、314、404、414 光レベルモニタ部
106、116、206、216、305、306、315、316、405、416 光増幅部
107、118、207、208、217、218、307、308、317、318、408、417 光監視部

Claims (10)

  1. 第1の光信号に含まれる第1の光監視信号を受信し、受信された前記第1の光監視信号から設定情報を抽出して出力する第1の光監視手段と、
    前記第1の光監視信号が分離された前記第1の光信号に所定の処理を行って第2の光信号として出力するとともに、前記第1の光監視手段から出力された前記設定情報に基づいて前記所定の処理の内容を設定する光処理手段と、
    を備える光伝送装置。
  2. 前記第1及び第2の光信号はWDM(Wavelength Division Multiplexing)光信号であり、前記光処理手段は前記WDM光信号に含まれるキャリアの振幅を前記キャリアの波長毎にモニタして制御するレベルイコライザである、請求項1に記載された光伝送装置。
  3. 前記キャリアの中心周波数及び占有周波数帯域幅は、フレックスグリッド方式により規定される、請求項2に記載された光伝送装置。
  4. 外部から受信した第3の光信号の波長を変換する波長変換手段、前記WDM光信号の経路切り替えを行う光経路切替手段、前記WDM光信号を増幅する光増幅手段、のうち少なくとも1つをさらに備える、請求項2又は3に記載された光伝送装置。
  5. 前記第1の光監視手段から前記設定情報を取得し、第2の光監視信号として出力する第2の光監視手段をさらに備え、
    前記第2の光信号と前記第2の光監視信号とが合波されて外部に出力される、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載された光伝送装置。
  6. ネットワーク監視システムからの設定指示を受信し、受信した前記設定指示の内容を前記光伝送装置内に通知する監視制御手段をさらに備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載された光伝送装置。
  7. 設定指示を生成するネットワーク監視装置と、
    前記設定指示を転送するネットワークと、
    前記ネットワークから前記設定指示を受信して、受信した前記設定指示の内容を装置内に通知する監視制御手段を備える、請求項5に記載された光伝送装置と、
    を備え、
    前記光伝送装置は縦続接続されている、光伝送システム。
  8. 第1の光信号に含まれる第1の光監視信号を受信し、
    受信された前記第1の光監視信号から設定情報を抽出して出力し、
    前記第1の光監視信号が分離された前記第1の光信号に所定の処理を行って第2の光信号として出力し、
    前記設定情報に基づいて前記所定の処理の内容を設定する、
    光伝送装置の設定方法。
  9. さらに、
    前記設定情報を第2の光監視信号として出力し、
    前記第2の光信号と前記第2の光監視信号とを合波して外部に出力する、
    請求項8に記載された光伝送装置の設定方法。
  10. さらに、
    ネットワーク監視システムからの設定指示を受信し、
    受信した前記設定指示の内容を前記光伝送装置内に通知する、請求項8又は9に記載された光伝送装置の設定方法。
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