JP6690347B2 - 光通信システム、送信局及び光通信方法 - Google Patents

光通信システム、送信局及び光通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6690347B2
JP6690347B2 JP2016061846A JP2016061846A JP6690347B2 JP 6690347 B2 JP6690347 B2 JP 6690347B2 JP 2016061846 A JP2016061846 A JP 2016061846A JP 2016061846 A JP2016061846 A JP 2016061846A JP 6690347 B2 JP6690347 B2 JP 6690347B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
optical
light
transmitter
transmitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016061846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017175532A (ja
Inventor
恭介 曽根
恭介 曽根
泰彦 青木
泰彦 青木
剛二 中川
剛二 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2016061846A priority Critical patent/JP6690347B2/ja
Priority to US15/445,169 priority patent/US10200132B2/en
Publication of JP2017175532A publication Critical patent/JP2017175532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6690347B2 publication Critical patent/JP6690347B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2575Radio-over-fibre, e.g. radio frequency signal modulated onto an optical carrier
    • H04B10/25752Optical arrangements for wireless networks
    • H04B10/25753Distribution optical network, e.g. between a base station and a plurality of remote units
    • H04B10/25754Star network topology
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/572Wavelength control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2575Radio-over-fibre, e.g. radio frequency signal modulated onto an optical carrier
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0278WDM optical network architectures
    • H04J14/0282WDM tree architectures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0005Switch and router aspects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0005Switch and router aspects
    • H04Q2011/0007Construction
    • H04Q2011/0009Construction using wavelength filters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

本明細書に記載する技術は、光通信システム、送信局及び光通信方法に関する。
光通信システムの一例として、パッシブオプティカルネットワーク(PON)システムがある。PONシステムの障害耐性(「可用性」と称してもよい。)を向上する目的で、OLT(Optical Line Terminal)に現用系及び予備系の光送受信モジュールが備えられることがある。
特開2015−84470号公報
OLTに現用系及び予備系の光送受信モジュールを備えると、OLTが複雑化したり大規模化し、また、コストも高くなり易い。
1つの側面では、本明細書に記載する技術は、簡易な構成により、光通信システムの可用性を向上することを目的の1つとする。
1つの側面において、光通信システムは、送信局に備えられる複数の送信局側光送信器の1つである光送信器と、複数の光受信器と、前記光送信器が送信した光を前記複数の光受信器へ分岐するスプリッタと、前記光送信器が送信する光の波長を第1の波長から、前記第1の波長の光と第2の波長の光との間の第3の波長に変更する制御を行なう波長制御部と、を備えてよい。前記光送信器は、前記第1の波長の光と、前記第3の波長の光と、を送信可能な可変波長光源を備えてよい。前記複数の光受信器のうちの第1の光受信器は、前記第1の波長と前記第3の波長とを含む第1透過帯域を有する第1光フィルタと、前記第1光フィルタを透過した光を受信する第1受信部と、を備えてよい。前記複数の光受信器のうちの第2の光受信器は、前記第2の波長と前記第3の波長とを含む第2透過帯域を有する第2光フィルタと、前記第2光フィルタを透過した光を受信する第2受信部と、を備えてよい。前記送信局は、前記複数の送信局側光送信器の各々が送信する波長の光を透過させて送出するスイッチと、前記スイッチにおいて、前記光送信器から送信される前記第2及び第3の波長の光を透過させ、前記波長制御部によって前記光送信器が送信する光の波長を変更する制御が行なわれると、前記スイッチにおいて、前記光送信器について透過させる光の波長を前記第3の波長に制限するスイッチ制御部と、を備えてよい。
1つの側面として、簡易な構成により、光通信システムの可用性を向上できる。
光通信システムにおける高密度セルの第1の例を示す図である。 図1に示された光通信システムにおける高密度セルの第2の例を示す図である。 光通信システムの構成例を示すブロック図である。 図3に示された光通信システムの送受信モジュールにおいて発生した障害を説明する図である。 実施形態の光通信システムの構成例を示すブロック図である。 図5に示された光通信システムにおける収容局側の光送信器及びONU側の光受信器の構成例をそれぞれ示すブロック図である。 図3に示された光通信システムのONU側の光受信器における光フィルタの透過帯域を例示する図である。 図6に示された実施形態の光通信システムのONU側の光受信器における光フィルタの透過帯域を例示する図である。 図5に示された光通信システムにおけるコントローラの機能的な構成例を示すブロック図である。 図5に示された光通信システムの送受信モジュールにおいて発生した障害を説明する図である。 図10に示された障害の対処動作の一例を説明する図である。 実施形態の光通信システムにおける障害対処動作を説明するフローチャートである。 図12に示された処理P4の詳細を説明するフローチャートである。 変形例の光通信システムの送受信モジュールにおいて発生した障害を説明する図である。 図14に示された障害の対処動作の第1の例を説明する図である。 図14に示された障害の対処動作の第2の例を説明する図である。 変形例の光通信システムにおけるトラフィック情報をテーブル形式で例示する図である。 変形例の光通信システムにおける波長情報をテーブル形式で例示する図である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。例えば、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の構成要素を含むことができる。以下、図中において、同一の符号を付した部分は特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を示す。
〔A〕実施形態
無線通信システムにおいて、無線基地局(以下、単に「基地局」と称することがある。)の本体から地理的に離れた位置に、複数の無線装置を配置して、基地局本体と複数の無線送受信器とを例えば光ファイバ伝送路によって接続することがある。
「無線装置」は、「RRH(Remote Radio Head)」と称されることがある。RRHは、例示的に、基地局本体が形成又は提供する無線エリア(カバレッジと称してもよい)よりも小さい無線エリアを形成又は提供することができる。無線エリアの一例は、「セル」である。
ここで、無線基地局本体と複数のRRHとを個別に光ファイバ伝送路で接続すると、RRHの数の増加に応じて、光ファイバ伝送路の数も増えるため、コスト面で効率的とはいえない。そこで、無線基地局本体と複数のRRHとの間の光接続に、PONシステムを適用することが検討されている。このようなPONシステムは、「モバイルフロントホールネットワーク」と称されてもよい。
例えば、無線基地局本体にOLTを接続し、個々のRRHにONU(Optical Network Unit)を接続し、OLTとONUとの間に光スプリッタを設ける。また、OLTと光スプリッタとは1本の光ファイバで接続し、光スプリッタに複数のONUを接続する。この場合、無線基地局とOLTとを備える局舎あるいは設備を「収容局」と称してよい。
近年のモバイルトラフィックの増加に伴い、RRHと収容局とを接続するモバイルフロントホールネットワーク等のアクセス領域におけるトラフィックも増加している。無線のセルラーシステムでは、密度が高いセル(「高密度セル」と称されてもよい。)における干渉を抑制するため、セル間協調伝送が行なわれることがある。なお、「高密度セル」は、単位面積あたりのセル60aの数が多いエリアに存在するセル60aであってよい。
セル間協調伝送は、CoMP(Coordinated Multi-Point)通信とも称される。CoMP通信では、2以上のRRHは、収容局(「送信局」と称されてもよい。)との間で、互いに異なる波長の光信号を送受信することがある。収容局は、CoMP通信に関わる2以上の基地局のそれぞれに対応する、2以上の光送受信モジュールを備えてよい。
収容局に備えられる2以上の送受信モジュールのうちのいずれかの送受信モジュールで障害が発生した場合には、障害が発生した光送受信モジュールに対応するRRHは、対応する波長の光を用いて収容局と通信できなくなるおそれがある。
その対策として、収容局に、現用系及び予備系の送受信モジュールを備えることが考えられるが、収容局の構成が複雑化したり大規模化し、また、コストも高くなり易い。
そこで、以下に説明する実施形態では、現用系及び予備系の別に光送受信モジュールを用意しなくても、耐障害性を向上可能な光通信システムの一例について説明する。
〔A−1〕システム構成例
図1は、光通信システム100aにおける高密度セルの第1の例を示す図である。図2は、図1に示した光通信システム100aにおける高密度セルの第2の例を示す図である。
光通信システム100aは、図1及び図2に示されるように、例示的に、収容局1a及び光スプリッタ5aを備える、PONトポロジーを用いた5G(第5世代)向けフロントホールであってよい。また、光通信システム100aには、例示的に、複数のセル60aが展開される。
なお、図1及び図2においては、光通信システム100aに展開される複数のセルのうち一部のセルに符号60aが図示され、その他のセルの符号の図示は省略されている。
セル60a内には、例示的に、図3等を用いてそれぞれ後述するONU6a及びRRH7aが設置されてよい。セル60aは、RRH7aによって無線通信が提供される領域、換言すればRRH7aが提供する無線エリアであってよい。
光スプリッタ5aは、収容局1aの出力ポート(不図示)から入力される信号光を分岐することが可能な光デバイスの一例である。光スプリッタ5aによって分岐された信号光は、複数のセル60aのそれぞれに属するONU6aに分配されてよい。
収容局1aは、例示的に、光スプリッタ5aを介して、各セル60aに属するONU6aと信号光の送受信を行なう。例えば、収容局1aは、BBU(Baseband Unit)41a、OLT20a及びコントローラ10a(図3等を用いて後述)を備えてよい。
BBU41aは、データ処理部の一例であり、例示的に、RRH7aとの間で送受信されるデータに対して処理を行なう。BBU41aは、C−BBU(Centralized-baseband unit)と称されてもよい。一例として、BBU41aでは、図示しないインタフェースを介して授受されるユーザデータ(例えばパケット)と、RRH7aとの間で通信するデータ(例えばベースバンド信号)との間の変換処理が行なわれてよい。なお、ユーザデータは、例えばバックホールネットワーク経由でモバイル通信のコア網との間で授受されてよい。例えば、変換処理には、送信するパケットに対して符号化や変調等を行ないベースバンド信号を取得する処理、及び、受信したベースバンド信号に対して復調や復号等を行ないパケットを取得する処理が含まれてよい。BBU41a及びRRH7aは、無線基地局の一例として位置づけられてもよい。
OLT20aは、収容局1a側の光回線終端装置の一例であり、例示的に、光回線(別言すれば、「光伝送路」)を介して、ONU6aとの間で信号光の送受信を行なう。なお、光伝送路としては、例えば光ファイバが挙げられる。
光通信システム100aにおいては、高密度セルにおける干渉を抑制するため、セル間協調伝送が行なわれてよい。CoMP通信方式を用いたセル間協調伝送を行なうことにより、高密度セルの柔軟な収容が可能となる。
光通信システム100aにおけるトラフィックの時間変動によってイベントや人の移動が発生すると、セル間協調伝送に利用されるRRH7aとBBU41aとの間の接続関係が変化する。
例えば、図1に示されるように、或る日には、斜線で示されたセル60aが高密度セルになりセル間協調伝送が行なわれる。一方、図2に示されるように、図1に示された日の翌日には、網掛けで示されたセル60aが高密度セルになりセル間協調伝送が行なわれる。
図3は、光通信システム100aの構成例を示すブロック図である。
光通信システム100aは、RRH7aとBBU41aとの間の接続関係を柔軟に変更できるように、例示的に、図3に示す構成を有してよい。
光通信システム100aは、例示的に、収容局1a、光スプリッタ5a、複数(図3に示される例では4つ)のONU6a及び複数(図3に示される例では4つ)のRRH7aを備える。複数のONU6aのそれぞれは、ONU#1、ONU#2、ONU#3又はONU#4と称されてもよい。また、複数のRRH7aのそれぞれは、RRH#1、RRH#2、RRH#3又はRRH#4と称されてもよい。
RRH7aは、無線送信ポイントの一例であり、例示的に、図1及び図2に示したセル60aに位置する無線端末(不図示)と無線通信を行なう。RRH7aは、ONU6aと接続され、ONU6aから取得したデータを無線信号に変換して無線端末へ送信してよい。また、RRH7aは、無線端末から受信する無線信号を変換して取得したデータをONU6aに入力してよい。
図3に示される例において、RRH#1〜#4は、ONU#1〜#4にそれぞれ接続される。また、RRH#1〜#4は、セル間協調伝送を行なってよい。
ONU6aは、RRH7a側の光回線終端装置の一例であり、例示的に、「Rx」と略記される光受信器61a、「Tx」と略記される光送信器62a、及び、光合分波器63aを備える。
光合分波器63aは、例示的に、光スプリッタ5aから光伝送路を介して入力された信号光を光伝送路内の光から分波して光受信器61aへ入力する。また、光合分波器63aは、光送信器62aから出力された信号光を光伝送路内の光に合波して光スプリッタ5aへ入力してよい。
光受信器61aは、例示的に、図示しない光フィルタを備えてよい。光受信器61aは、光フィルタを透過した所定波長(別言すれば、「固定波長」)の信号光を受信し、信号光から取得したデータをRRH7aに送信してよい。
図3に示される例において、ONU#1〜#4の光受信器61aは、波長λ1〜λ4の信号光をそれぞれ受信する。
光送信器62aは、例示的に、図示しない光源を備えてよい。光送信器62aは、光源によって発光される所定波長(別言すれば、「固定波長」)の光に対してRRH7aから入力されたデータに基づく送信処理を施して信号光を生成し、光合分波器63aに送信する。送信処理には、光変調処理が含まれてよい。
図3に示される例において、ONU#1〜#4の光送信器62aは、波長λ11〜λ14の信号光をそれぞれ送信する。
収容局1aは、例示的に、コントローラ10a、OLT20a及びBBUプール40aを備える。
BBUプール40aは、例示的に、複数(図3に示される例では4つ)のBBU41a(「BBU#1〜#4」と称されてもよい)を備える。
OLT20aは、例示的に、WSS(Wavelength Selective Switch;波長選択スイッチ)21a及び複数(図3に示される例では4つ)の光送受信モジュール22aを備える。
WSS21aは、複数の光送受信モジュール22aから入力される信号光を波長多重して光伝送路へ出力する一方、光スプリッタ5aから入力される信号光を波長単位でいずれかの光送受信モジュール22aに出力可能な光デバイスの一例である。WSS21aは、光送受信モジュール22aごとに、光送受信モジュール22aと接続されるポートを備えてよい。
光送受信モジュール22aは、例示的に、送信波長が可変の光送信器(可変Tx)221a及び光受信器(Rx)222aを備える。
複数の光送受信モジュール22aに1つずつ備えられる光送信器221aのそれぞれは、光送信器#1、光送信器#2、光送信器#3又は光送信器#4と称されてもよい。また、複数の光送受信モジュール22aに1つずつ備えられる光受信器222aのそれぞれは、光受信器#1、光受信器#2、光受信器#3又は光受信器#4と称されてもよい。
光送信器221aは、例示的に、図示しない可変波長光源(「チューナブル光源」と称してもよい。)を備えてよい。光送信器221aは、可変波長光源によって発光される任意の波長の光に対してBBU41aから入力されたデータに基づく送信処理を施して信号光を生成し、ONU6aに向けて送信する。光送信器221aによって送信される信号光の波長は、接続されるONU6aの光受信器61aが受信可能な波長帯域によって決定されてよい。
図3に示される例において、光送信器#1〜#4は、波長λ1〜λ4の信号光をONU#1〜#4の光受信器61aへそれぞれ送信する。
光受信器222aは、例示的に、接続されるONU6aの光送信器62aが送信する信号光の波長に応じて、任意の波長の信号光を受信し、信号光から取得したデータをBBU41aに出力してよい。
図3に示される例において、光受信器#1〜#4は、ONU#1〜#4の光送信器62aから波長λ11〜λ14の信号光をそれぞれ受信する。
コントローラ10aは、例示的に、WSS21a、各光送受信モジュール22a及び各BBU41aの動作を制御する。
図3に示される収容局1aは、BBU41aとOLT20aとの連携動作を行なうことにより、光通信システム100aの集中制御を実施することが可能であり、BBU41aとRRH7aとの間の接続関係の変更を制御することができる。
図4は、図3に示した光通信システム100aの光送受信モジュール22aにおいて発生した障害を説明する図である。
図4に示される例においては、収容局1aの光送信器#1及び光受信器#1を備える光送受信モジュール22aにおいて、故障等の障害が発生する(符号A1参照)。これにより、障害が発生した光送受信モジュール22aと通信を行なうONU#1は、収容局1aとの間で信号光の送受信ができなくなる。そして、ONU#1に接続されるRRH#1は、RRH#2〜#4とセル間協調伝送を実施できなくなる(符号A2参照)。
図5は、実施形態の光通信システム100の構成例を示すブロック図である。
実施形態の光通信システム100は、光送受信モジュール22において障害が発生しても各RRH7がセル間協調伝送を継続して実施できるように、例示的に、図5に示すような構成を有してよい。
光通信システム100は、例示的に、収容局1、光スプリッタ5、複数(図5に示される例では6つ)のONU6及び複数(図5に示される例では6つ)のRRH7を備える。
複数のONU6のそれぞれは、ONU#1、ONU#2、ONU#3、ONU#4、ONU#5又はONU#6と称されてもよい。また、複数のRRH7のそれぞれは、RRH#1、RRH#2、RRH#3、RRH#4、RRH#5又はRRH#6と称されてもよい。
収容局1と各ONU6との間の通信は、光伝送路を用いて、WDM(Wavelength Division Multiplexing)/TDM(Time Division Multiplexing) PON方式によって実施されてよい。収容局1は、1つの波長で複数のONU6を収容することが可能である。なお、WDMには波長密度の高いDWDM(Dense WDM)が含まれてもよい。
また、光通信システム100においては、CPRI(Common Public Radio Interface)信号をPONによって伝送するために、例えばCPRI over Ethernet(登録商標)技術が用いられてよい。
RRH7は、無線送信ポイントの一例であり、例示的に、RRH7が展開するセル(不図示)内に位置する無線端末(不図示)と無線通信を行なう。RRH7は、ONU6と接続され、ONU6から取得したデータを無線信号に変換して無線端末へ送信してよい。また、RRH7は、無線端末から受信する無線信号を変換して取得したデータをONU6に入力してよい。図5において、互いに接続されたONU6とRRH7との複数の組み合わせのそれぞれは、受信局の一例である。
図5に示される例において、RRH#1〜#6は、ONU#1〜#6にそれぞれ接続される。また、RRH#1〜#4は、セル間協調伝送を行なってよい。
ONU6は、RRH7側の光回線終端装置の一例であり、例示的に、光受信器(Rx)61、光送信器(Tx)62及び光合分波器63を備える。なお、ONU#5及び#6は、ONU#1〜#4のそれぞれと同様の構成を有しているため、図5においてその構成の図示は省略されている。
光合分波器63は、例示的に、光スプリッタ5aから光伝送路を介して入力された信号光を光伝送路内の光から分波して光受信器61へ入力する。また、光合分波器63は、光送信器62から出力された信号光を光伝送路内の光に合波して光スプリッタ5へ入力してよい。
光送信器62は、例示的に、図示しない光源を備えてよい。光送信器62は、光源によって発光される所定波長の光に対してRRH7aから入力されたデータに基づく送信処理を施して信号光を生成し、光合分波器63に送信する。送信処理には、光変調処理が含まれてよい。光送信器62は、「受信局側光送信器」と称されてもよい。
図5に示される例において、ONU#1〜#4の光送信器62は、波長λ11〜λ14の信号光をそれぞれ送信する。
光受信器61は、例示的に、所定の透過帯域を有するBPF(Band Pass Filter)611(図6を用いて後述)を備えてよい。光受信器61は、BPF611を透過した所定波長の信号光を受信し、信号光から取得したデータをRRH7に送信してよい。光受信器61は、「受信局側光受信器」と称されてもよい。
図5に示される例において、ONU#1〜#4の光受信器61は、波長λ1〜λ4の信号光をそれぞれ受信する。
図6は、図5に示した光通信システム100における収容局1側の光送信器221及びONU6側の光受信器61の構成例をそれぞれ示すブロック図である。なお、図6の(1)に示す光送信器221の構成例については後述する。
光受信器61は、図6の(2)に示されるように、例示的に、BPF611、PD(Photo Detector)612及び受信処理部613を備える。
BPF611は、第1及び第2光フィルタの一例であり、例示的に、光合分波器63から入力された信号光から所定波長の信号光を透過して、透過した信号光をPD612へ入力する。BPF611が透過する信号光の波長については、図8を用いて後述する。
PD612は、例示的に、BPF611を透過した信号光のパワーに応じた電気信号を生成して、生成した電気信号を受信処理部613へ入力する。
受信処理部613は、例示的に、収容局1側の光送信器221において実施された光信号の光変調の方式に応じて、PD612から入力された電気信号に対して復調等の種々の処理を実施する。そして、受信処理部613は、種々の処理を実施することによって取得したデータをRRH7へ入力してよい。
別言すれば、受信処理部613は、BPF611を透過した光を受信する第1及び第2受信部の一例として機能してよい。
図7は、図3に示された光通信システム100aのONU6a側の光受信器61aにおける光フィルタの透過帯域を例示する図である。
図3に示されたONU#1〜#3の光受信器61aのそれぞれが受信する信号光の波長λ1〜λ3は、図7に例示されるように、100GHz毎に設定される。すなわち、波長λ1と波長λ2とは100GHzの差を有してよく、波長λ2と波長λ3とは100GHzの差を有してよい。
光受信器61aの光フィルタは、波長多重信号光の波長間隔が100GHzの場合、透過帯域の中央の波長(例えば、λ1〜λ4のいずれか)を中心として、透過率が1dB低下する帯域幅が20GHz程度の透過特性を有してよい。また、この透過特性は、透過帯域の中央の波長(例えば、λ1〜λ4のいずれか)を中心として、透過率が20dB低下する帯域幅が150GHz程度であってよい。
なお、波長多重信号光の波長間隔が倍の200GHzの場合であっても、光受信器61aの光フィルタは、波長間隔が100GHzの場合と同様の透過帯域を有してよい。或いは、波長間隔が200GHzの場合、透過特性は、透過率が1dB低下する帯域幅が40GHz、透過率が20dB低下する帯域幅が300GHz、のように、波長間隔が100GHzのときの倍程度であってもよい。
図8は、図6の(2)に示された実施形態の光通信システム100のONU6側の光受信器61における光フィルタ(別言すれば、「BPF611」)の透過帯域を例示する図である。
図8に示されたONU#1〜#4の光受信器61のそれぞれが受信する信号光の波長λ1〜λ4は、図8に例示されるように、200GHz毎に設定される。すなわち、波長λ1と波長λ2とは200GHzの差を有してよく、波長λ2と波長λ3とは200GHzの差を有してよく、波長λ3と波長λ4とは200GHzの差を有してよい。
BPF611は、透過帯域の中央の波長(例えば、λ1〜λ4のいずれか)を中心として、300GHzの透過帯域、つまり短波長側と長波長側とのそれぞれに150GHzの透過帯域を有してよい。なお、BPF611の透過特性は、例えば、透過率が1dB低下する帯域幅が300GHz程度であってもよい。このように、各BPF611の透過帯域は、図3に示す光受信器61aの光フィルタよりも広い透過帯域を有してよい。なお、図8においては、説明のために、各BPF611について透過する信号光の最大パワーが異なる透過特性が示されているが、各BPF611が透過する光信号の最大パワーは同じであってよい。
ここで、波長多重信号光の波長間隔は200GHzであるため、BPF611の300GHzの透過帯域には、透過する信号光の波長(例えば、λ2)と、当該波長と隣り合う波長(例えば、λ1及びλ3)と、の間の波長が含まれてよい。一例として、図8に示すように、透過帯域には、透過する信号光の波長(例えば、λ1〜λ4のいずれか)とは100GHzの差を有する波長(例えば、λ1−2,λ2−3又はλ3−4)が含まれてよい。
換言すれば、図8に示される波長λ1−2,λ2−3及びλ3−4は、それぞれ、透過帯域の中心波長が隣り合う2つのBPF611の透過帯域に共通に含まれる。例えば、λ1−2は、波長λ1の信号光を透過するBPF611、及び波長λ2の信号光を透過するBPF611のそれぞれの透過帯域に含まれる。また、λ2−3は、波長λ2の信号光を透過するBPF611、及び波長λ3の信号光を透過するBPF611のそれぞれの透過帯域に含まれる。更に、λ3−4は、波長λ3の信号光を透過するBPF611、及び波長λの信号光を透過するBPF611のそれぞれの透過帯域に含まれる。波長λ1−2,λ2−3及びλ3−4のそれぞれは、後述するように、透過帯域の中心波長が隣り合う2つのBPF611を有する2つのONU6によって共用される波長であるため、共用波長と称されてよい。なお。「共用波長」は、「予備波長」と称されてもよい。
別言すれば、各BPF611は、隣り合う透過帯域を有するBPF611の中心波長の信号光を透過しないが、自身の透過帯域の中心波長と、隣り合う透過帯域を有するBPF611の中心波長と、の中間点に位置する波長の信号光を透過してよい。言い換えれば、各BPF611の透過帯域の一部は、隣り合うBPF611の透過帯域の一部と重なってよい。なお、透過帯域の中心波長は、「波長グリッド」又は「波長チャネル」と称されてもよい。
更に別言すれば、ONU#1〜#4のうちの1つのBPF611は、第1の波長と第3の波長とを含む第1透過帯域を有してよい。また、ONU#1〜#4のうちの他の1つのBPF611は、第2の波長と第3の波長とを含む第2透過帯域を有してよい。
これにより、ONU6は、接続していた光送信器221で障害が発生し、接続していた光送信器221から受信していた波長の信号光が受信できなくなった場合においても、共用波長の信号光の受信を継続することができる。
図5に戻り、光スプリッタ5は、収容局1の出力ポート(不図示)から収容局1との間の光伝送路を介して入力される信号光を分岐することが可能な光デバイスの一例である。光スプリッタ5によって分岐された信号光は、各ONU6との間の光伝送路を介して各ONU6に分配されてよい。また、光スプリッタ5は、各ONU6から光伝送路を介して入力された信号光を収容局1に向けて出力してよい。なお、各ONU6から収容局1への信号光は、例えば時分割多重方式により伝送されてよい。時分割多重方式の伝送により、複数のONU6からの信号光の衝突を回避できる。
収容局1は、送信局の一例であり、例示的に、コントローラ10、OLT20、電気SW(スイッチ)30及びBBUプール40を備える。
OLT20は、収容局1側の光回線終端装置の一例であり、例示的に、光回線(別言すれば、「光伝送路」)を介して、ONU6との間で信号光の送受信を行なう。OLT20は、例示的に、WSS21及び複数(図5に示される例では4つ)の光送受信モジュール22を備える。
WSS21は、複数の光送受信モジュール22から入力される信号光を波長多重して光伝送路へ出力する一方、光スプリッタ5から入力される信号光を波長単位でいずれかの光送受信モジュール22に出力可能な光デバイスの一例である。WSS21は、光送受信モジュール22と接続されるポートを備えてよい。WSS21は、単に「スイッチ」と称されてもよい。
光送受信モジュール22は、例示的に、送信波長が可変の光送信器(可変Tx)221及び光受信器(Rx)222を備える。
複数の光送受信モジュール22に1つずつ備えられる光送信器221のそれぞれは、光送信器#1、光送信器#2、光送信器#3又は光送信器#4と称されてもよい。また、複数の光送受信モジュール22に1つずつ備えられる光受信器222aのそれぞれは、光受信器#1、光受信器#2、光受信器#3又は光受信器#4と称されてもよい。
光送信器221は、送信局側光送信器の一例であり、図6の(1)に示すように、例示的に、可変波長光源2211,駆動部2212及び光変調器2213を備えてよい。可変波長光源2211は、任意の波長の光を発光する。駆動部2212は、可変波長光源2211によって発光される任意の波長の光について、BBU41から入力されたデータに基づく駆動制御を施して信号光を生成する。生成された信号光は、ONU6に向けて送信される。信号光の波長は、接続されるONU6の光受信器61が受信可能な波長帯域によって決定されてよい。
なお、駆動部2212は、駆動制御において、可変波長光源2211を制御する直接変調(図6の(1)の一点鎖線参照)を行なってよい。この場合、光変調器2213は不要である。或いは、駆動部2212は、可変波長光源2211からの光を変調する光変調器2213を制御する外部変調(図6の(1)の破線参照)を行なってもよい。光変調器2213としては、例えばマッハツェンダ型光変調器等が挙げられる。
例えば、光送信器221は、通信するONU6の光受信器61が受信可能な波長帯域の中心波長の信号光に加えて、当該波長と、隣り合う波長を送信する光送信器221の送信波長と、の中間点の波長である共用波長の信号光を送信可能であってよい。
図5に示される例において、光送信器#1〜#4は、波長λ1〜λ4の信号光をそれぞれ送信可能である。また、光送信器#1及び#2はともに共用波長λ1−2を送信可能であってよく、光送信器#2及び#3はともに共用波長λ2−3を送信可能であってよく、光送信器#3及び#4はともに共用波長λ3−4を送信可能であってよい。
別言すれば、光送信器221は、第1の波長の光と、第1の波長の光と第2の波長の光との間の第3の波長の光と、を送信可能である。
これにより、或る光送信器221で障害が発生した場合に、障害が発生した光送信器221の送信波長と隣り合う波長の信号光を送信する他の光送信器221によって、障害が発生した光送信器221と接続していたONU6に対する信号光の送信を継続できる。
例えば、RRH#1〜RRH#4がセル間協調伝送を行なっている場合、RRH#1は、障害により光送信器#1から協調伝送に係るデータを受け取れない場合でも、光送信器#2から協調伝送に係るデータを受け取ることができる。従って、光送信器#1で障害が発生した場合でも、RRH#1(及びRRH#2)は協調伝送に係るデータを光送信器#2から受信できるため、RRH#1は継続してセル間協調伝送を実施できる。換言すれば、簡易な構成により、光送信器221の可用性を高めることができる。
なお、セル間協調伝送において、複数のRRH7間で協調送信に係るデータとして同じデータを扱う方式には、JT(Joint Transmission)方式又はDPS(Dynamic Point Selection)方式がある。実施形態に係る光通信システム100では、例えば上述したRRH#1及びRRH#2を含む少なくとも2つのセルで、JT又はDPS方式のセル間協調伝送が実施可能である。
また、上述したRRH#1及びRRH#2の2つのセルと、他の1以上のセル(例えばRRH#3)との間では、他の方式、例えばCS/CB(Coordinated Scheduling / Coordinated Beam forming)方式のセル間協調伝送も実施可能である。
光受信器222は、送信局側光受信器の一例であり、例示的に、通信するONU6の光送信器62が送信する信号光の波長に応じて、任意の波長の信号光を受信し、信号光から取得したデータをBBU41に出力してよい。光受信器222の通信先のONU6の光送信器62が変更された場合には、光受信器222が受信する信号光の波長も変更されてよい。また、光受信器222の通信先のONU6の光送信器62が追加された場合には、光受信器222が受信する信号光の波長も追加されてよい。
これにより、光受信器222は、他の光受信器222で障害が発生した場合においても、障害が発生した光受信器222と通信をしていたONU6から送信される信号光を受信することができる。
図5に示される例において、光受信器#1〜#4は、ONU#1〜#4の光送信器62から波長λ11〜λ14の信号光をそれぞれ受信する。
BBUプール40は、例示的に、複数(図5に示される例では6つ)のBBU41(別言すれば、「BBU#1〜#6」)を備える。
BBU41は、データ処理部の一例であり、例示的に、RRH7との間で送受信されるデータに対する処理を行なう。BBU41は、C−BBUと称されてもよい。一例として、BBU41では、図示しないインタフェースを介して授受されるユーザデータ(例えばパケット)と、RRH7との間で通信するデータ(例えばベースバンド信号)との間の変換処理が行なわれてよい。例えば、変換処理には、送信するパケットに対して符号化や変調等を行ないベースバンド信号を取得する処理、及び、受信したベースバンド信号に対して復調や復号等を行ないパケットを取得する処理が含まれてよい。BBU41及びRRH7は、無線基地局の一例として位置づけられてもよい。
電気SW30は、接続する光送受信モジュール22とBBU41とを任意に切り替え可能なスイッチの一例である。
図5に示される例において、電気SW30は、光送信器#1及び光受信器#1を備える光送受信モジュール22とBBU#1とを接続する。また、電気SW30は、光送信器#2及び光受信器#2を備える光送受信モジュール22とBBU#2とを接続する。更に、電気SW30は、光送信器#3及び光受信器#3を備える光送受信モジュール22とBBU#3及び#5とを接続する。また、電気SW30は、光送信器#4及び光受信器#4を備える光送受信モジュール22とBBU#4及び#6とを接続する。なお、図5に示す光送受信モジュール22とBBU41との接続関係は、あくまで例示である。BBU41とBBU41の通信先のRRH7との関係の変化等に応じて、電気SW30による光送受信モジュール22とBBU41との接続状態は適宜変更されてよい。
コントローラ10は、例示的に、WSS21、各光送受信モジュール22、電気SW30及び各BBU41の動作を制御する。
図9は、図5に示された光通信システム100におけるコントローラ10の機能的な構成例を示すブロック図である。
コントローラ10は、図9に示されるように、例示的に、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12及び監視制御回路13を備える。
CPU11は、共通監視制御部111を備える。共通監視制御部111は、監視制御回路13からの情報及びメモリ12が記憶する情報に基づき、監視制御回路13を介して収容局1の監視及び制御を行なう。
監視制御回路13は、例示的に、CoMP監視制御部131、PON監視制御部132、BBU監視制御部133、電気SW監視制御部134、光送受信器監視制御部135及びWSS監視制御部136を備える。
CoMP監視制御部131は、例示的に、BBU41とRRH7との間における、CoMP通信方式によるセル間協調伝送の監視及び制御を行なう。
CoMP監視制御部131は、CPU11の共通監視制御部111からの通知によって、障害が発生した光送受信モジュール22と通信するRRH7の通信先の光送受信モジュール22が変更されることを認識してよい。
PON監視制御部132は、例示的に、OLT20とONU6との間における、PONによる通信の監視及び制御を行なう。
PON監視制御部132は、通信先の光送受信モジュール22が変更されるONU6に対してディスカバリプロセスを実施し、ONU6と変更後の通信先である光送受信モジュール22との論理的な接続を確立してよい。
また、PON監視制御部132は、ONU6から収容局1へ送信される信号光に対して、PONの時分割多重技術を用いた制御により、異なるONU6から同一の光送受信モジュール22に対する信号光の衝突を防いでよい。
BBU監視制御部133は、例示的に、各BBU41の監視及び制御を行なう。
電気SW監視制御部134は、電気SW30の監視及び制御を行なう。電気SW監視制御部134は、故障した光送受信モジュール22と接続されているBBU41の接続先を、故障した光送受信モジュール22と隣り合う波長を送信する光送受信モジュール22に変更するように、電気SW30の経路を変更してよい。
光送受信器監視制御部135は、波長制御部の一例であり、例示的に、光送受信モジュール22の監視及び制御を行なう。
光送受信器監視制御部135は、光送受信モジュール22のいずれかにおいて発生した故障等の障害を検出し、障害が発生した旨をCPU11の共通監視制御部111に通知してよい。
光送受信器監視制御部135は、共通監視制御部111による設定に応じて、障害が発生した光送受信モジュール22が送信する信号光の波長と隣り合う波長の信号光を送信する光送受信モジュール22を制御してよい。例えば、光送受信器監視制御部135は、共通監視制御部111によって選択された光送受信モジュール22が送信する信号光の波長を、共用波長に変更する制御を行なってよい。光送受信器監視制御部135による光送受信モジュール22の送信波長の制御は、可変波長光源2211が出力する光の波長を制御することにより行なわれてよい。
別言すれば、光送受信器監視制御部135は、光送信器221における第1の波長の光の送信状態を第3の波長の光の送信状態に変更する制御を行なってよい。
ここで、第3の波長は、第1の波長と第2の波長との間の波長であってよい。第1の波長は、光送信器221が送信する光の波長であってよい。第2の波長は、第1の波長の光を送信する光送信器221と隣り合う波長であってよい。第1の波長と第3の波長との差は、第3の波長と第2の波長との差と等しくてよい。すなわち、第3の波長は、第1の波長と第2の波長との中間の波長であってよい。
これにより、或る光送信器221で障害が発生した場合に、他の光送信器221に共用波長の信号光を送信させることができ、収容局1とONU6との通信を継続できる。従って、BBU41−RRH7のセル間協調伝送において、BBU41−RRH7の接続関係の変化に対応した、再構成可能な光アクセスネットワークシステムによれば、OLT20に予備の光送信器221を備えなくても、冗長手段を提供できる。
WSS監視制御部136は、スイッチ制御部の一例であり、例示的に、WSS21の監視及び制御を行なう。
WSS監視制御部136は、共通監視制御部111による設定に応じて、WSS21を透過する信号光の波長を制御してよい。例えば、WSS監視制御部136は、共用波長を送信するように制御される光送受信モジュール22と接続されているWSS21のポートの透過帯域が、共用波長を含むようにWSS21を制御してよい。また、WSS監視制御部136は、共用波長を送信する光送受信モジュール22と接続されているWSS21のポートの透過帯域が、障害の発生した光送受信モジュール22が受信していた信号光の波長を含むようにWSS21を制御してよい。
別言すれば、WSS監視制御部136は、WSS21に、光送信器221から送信される第1及び第3の波長の光を透過させる制御を行なってよい。そして、光送受信器監視制御部135によって光送信器221における送信状態を変更する制御が行なわれると、WSS監視制御部136は、WSS21に、光送信器221について透過させる光の波長を第3の波長に制限させる制御を行なってよい。すなわち、WSS監視制御部136は、WSS21に、光送信器221について第2の波長透過を抑止させる制御を行なってよい。
ここで、第3の波長は、第1の波長と第2の波長との間の波長であってよい。第1の波長は、光送信器221が送信する光の波長であってよい。第2の波長は、第1の波長の光を送信する光送信器221と隣り合う波長であってよい。第1の波長と第3の波長との差は、第3の波長と第2の波長との差と等しくてよい。すなわち、第3の波長は、第1の波長と第2の波長との中間の波長であってよい。
これにより、故障した光送信器221と接続されていたONU6の接続先が変更された場合においても、現用の下り信号波長で運用中のサービスを停止せずに、下りの共用波長を用いることで、収容局1とONU6との通信を継続できる。なお、「下り」とは、「収容局1からONU6へ向かう方向」を意味してよい。
メモリ12は、例示的に、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)の少なくとも一方を含む記憶装置である。メモリ12のROMには、BIOS(Basic Input/Output System)等のプログラムが書き込まれてよい。メモリ12のソフトウェアプログラムは、CPU11及び監視制御回路13に適宜に読み込まれて実行されてよい。また、メモリ12のRAMは、一次記録メモリあるいはワーキングメモリとして利用されてよい。
メモリ12の記憶領域の少なくとも一部は、トラフィック情報管理部121及び波長情報管理部122として用いられてよい。
トラフィック情報管理部121は、例示的に、図17を用いて後述されるトラフィック情報を記憶する。また、波長情報管理部122は、例示的に、図18を用いて後述される波長情報を記憶する。
CPU11は、例示的に、種々の制御や演算を行なう処理装置であり、メモリ12に格納されたOS(Operating System)やプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。すなわち、CPU11は、図9に示されるように、共通監視制御部111として機能してよい。
なお、共通監視制御部111としての機能を実現するためのプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供されてよい。そして、コンピュータ(本実施形態ではCPU11)は上述した記録媒体から図示しない読取装置を介してプログラムを読み取って内部記録装置または外部記録装置に転送し格納して用いてよい。また、プログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供してもよい。
なお、コンピュータ読取可能な記録媒体は、例えばフレキシブルディスク、CD、DVD、ブルーレイディスク、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等であってよい。CDは、CD−ROMやCD−R、CD−RW等であってよい。また、DVDは、DVD−ROMやDVD−RAM、DVD−R、DVD+R、DVD−RW、DVD+RW、HD DVD等であってよい。
共通監視制御部111としての機能を実現する際には、内部記憶装置(本実施形態ではメモリ12)に格納されたプログラムがコンピュータ(本実施形態ではCPU11)によって実行されてよい。また、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行してもよい。
共通監視制御部111は、光送受信器監視制御部135からの通知に基づいて障害が発生した光送受信モジュール22と通信していたONU6に接続しているRRH7を特定してよい。そして、共通監視制御部111は、特定したRRH7に関する情報をCoMP監視制御部131に通知してよい。
共通監視制御部111は、障害が発生した光送受信モジュール22が送信する信号光の波長と隣り合う波長を送信している光送受信モジュール22を、共用波長の信号光を送信する光送受信モジュール22として選択してよい。共通監視制御部111は、光送受信器監視制御部135に、選択した光送受信モジュール22が送信する信号光の波長を、共用波長に変更する制御を行なわせてよい。
共通監視制御部111は、WSS監視制御部136に、共用波長を送信する光送受信モジュール22と接続されているWSS21のポートの透過帯域が共用波長を含むように制御させてよい。また、共通監視制御部111は、WSS監視制御部136に、共用波長を送信する光送受信モジュール22と接続されているWSS21のポートの透過帯域が障害の発生した光送受信モジュール22が受信していた信号光の波長を含むように制御させてよい。
〔A−2〕動作例
上述の如く構成された実施形態の光通信システム100における障害対処動作を、図10及び図11を参照しながら、図12に示されるフローチャート(処理P1〜P7)に従って説明する。
光送信器#1及び光受信器#1を備える光送受信モジュール22が故障すると(図10の符号B1)、光送受信器監視制御部135は、光送信器#1及び光受信器#1を備える光送受信モジュール22の故障を検知してよい(図12の処理P1)。そして、光送受信器監視制御部135は、故障が発生した旨を共通監視制御部111へ通知してよい。
共通監視制御部111は、故障した光送受信モジュール22に対応するRRH#1を特定してよい(図12の処理P2)。別言すれば、共通監視制御部111は、故障した光送信器#1及び光受信器#1と通信を行なっているONU#1に接続されているRRH#1を特定し、RRH#1に関する情報をCoMP監視制御部131へ通知してよい。これにより、共通監視制御部111及びCoMP監視制御部131は、RRH#1によるセル間協調伝送が有効でないことを認識してよい(図10の符号B2)。
共通監視制御部111は、共用波長λ1−2を使用する光送信器221として、光送信器#2を選択してよい(図11の符号C1及び図12の処理P3)。別言すれば、共通監視制御部111は、共用波長λ1−2を送信する光送信器221として、故障した光送信器#1が送信していた信号光の波長λ1と隣り合う波長λ2の信号光を送信している光送信器#2を選択してよい。
共通監視制御部111は、WSS監視制御部136に、WSS21のポートの透過波長を変更する制御を行なわせてよい(図12の処理P4)。なお、処理P4の詳細については、図13に示されるフローチャートを用いて後述される。
PON監視制御部132は、故障した光送信器#1及び光受信器#1と通信をしていたONU#1のディスカバリプロセスを実行してよい(図12の処理P5)。これにより、ONU#1と、共用波長λ1−2を使用する光送信器#2及び光受信器#2との接続が確立されてよい。
電気SW監視制御部134は、故障した光送信器#1及び光受信器#1と接続されていたBBU#1の接続先を、共用波長λ1−2を使用する光送信器#2及び光受信器#2に変更してよい(図12の処理P6)。
そして、RRH#1は、故障した光送信器#1及び光受信器#1を使用しないセル間協調伝送を開始し(図12の処理P7)、処理は終了してよい。これにより、ONU#1の光受信器61及びONU#2の光受信器61は、ともに波長λ1−2の信号光を受信する(図11の符号C2及びC3参照)。なお、RRH#2〜RRH#4は、図12の処理P1〜P7の間もRRH#1を除いたセル間協調伝送を行なってよく、処理P7の完了によりRRH#1とともにセル間協調伝送を行なうことができる。
次に、図12に示された処理P4の詳細を、図11を参照しながら、図13に示されるフローチャート(処理P41〜P44)に従って説明する。
WSS監視制御部136は、光送信器#2及び光受信器#2を備える光送受信モジュール22と接続されているWSS21のポートの下り透過帯域を、共用波長λ1−2が透過できる帯域まで広げてよい(図13の処理P41)。換言すれば、WSS監視制御部136は、WSS21のポートの下り透過帯域を、現用の波長λ2を含む帯域から、共用波長λ1−2、及び、現用の波長λ2を含む帯域に広げてよい。なお、「下り透過帯域」は、「収容局1からONU6へ向かう方向の透過帯域」を意味してよい。
光送受信器監視制御部135は、光送信器#2が送信する信号光の波長λ2を、共用波長λ1−2まで徐々に変更してよい(図13の処理P42)。
WSS監視制御部136は、光送信器#2及び光受信器#2を備える光送受信モジュール22と接続されているWSS21のポートの下り透過帯域を、共用波長λ1−2の信号光に限って透過できる帯域まで狭めてよい(図13の処理P43)。換言すれば、WSS監視制御部136は、WSS21のポートの下り透過帯域を、共用波長λ1−2及び波長λ2を含む帯域から、共用波長λ1−2を含む帯域に狭めてよい。
WSS監視制御部136は、光送信器#2及び光受信器#2を備える光送受信モジュール22と接続されているWSS21のポートの上り透過帯域を、故障した光受信器#1が受信していた波長λ11の信号光が透過できる帯域まで広げてよい(図13の処理P44)。換言すれば、WSS監視制御部136は、WSS21のポートの上り透過帯域を、波長λ12を含む帯域から、波長λ11及び波長λ12を含む帯域に広げてよい。そして、処理は、終了してよい。なお、「上り透過帯域」は、「ONU6から収容局1へ向かう方向の透過帯域」を意味してよい。
〔B〕変形例
上述した実施形態においては、図10及び図11を用いて、各光送信器221のうちで送信する信号光の波長が最も小さい光送信器#1を備える光送受信モジュール22において障害が発生した例を説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、各光送信器221のうちで送信する信号光の波長が最も大きい光送信器#4を備える光送受信モジュール22において障害が発生した場合においても、上述した実施形態の光通信システム100を用いることができる。この場合には、光送信器#4が送信する信号光の波長λ4と隣り合う波長λ3を送信する光送信器#3が、共用波長λ3−4を送信する光送信器221として選択されてよい。
変形例の光通信システム100においては、隣り合う波長の信号光を送信する光送信器221が2つある光送信器#2を備える光送受信モジュール22において障害が発生した場合について説明する。
図14は、変形例の光通信システム100の光送受信モジュール22において発生した障害を説明する図である。
図14に示される例においては、収容局1の光送信器#2及び光受信器#2を備える光送受信モジュール22において、故障等の障害が発生する(符号D1参照)。これにより、障害が発生した光送受信モジュール22と通信を行なうONU#2は、収容局1との間で信号光の送受信ができなくなる。そして、ONU#2に接続されるRRH#2は、RRH#1,#3及び#4とセル間協調伝送を実施できなくなる(符号D2参照)。
この場合には、RRH#2を除いたRRH#1,#3及び#4がセル間協調伝送を行なうが、RRH#2が使用されないとスループットが大きく低下するモバイルユーザが生じるおそれがある。そこで、変形例の光通信システム100においては、RRH#2の復旧が行なわれてよい。
図15は、図14に示された障害の対処動作の第1の例を説明する図である。
共通監視制御部111は、共用波長λ1−2を使用する光送信器221として、光送信器#1を選択してよい。
WSS監視制御部136は、光送信器#1及び光受信器#1を備える光送受信モジュール22と接続されているWSS21のポートの下り透過帯域を、共用波長λ1−2が透過できる帯域まで広げてよい。なお、「下り透過帯域」は、「収容局1からONU6へ向かう方向の透過帯域」を意味してよい。
光送受信器監視制御部135は、光送信器#1が送信する信号光の波長λ1を、共用波長λ1−2まで徐々に変更してよい(符号E1参照)。これにより、ONU#1の光受信器61及びONU#2の光受信器61は、ともに波長λ1−2の信号光を受信する(符号E2及びE3参照)。
WSS監視制御部136は、光送信器#1及び光受信器#1を備える光送受信モジュール22と接続されているWSS21のポートの下り透過帯域を、共用波長λ1−2の信号光に限って透過できる帯域まで狭めてよい。
WSS監視制御部136は、光送信器#1及び光受信器#1を備える光送受信モジュール22と接続されているWSS21のポートの上り透過帯域を、故障した光受信器#2が受信していた波長λ12の信号光が透過できる帯域まで広げてよい。なお、「上り透過帯域」は、「ONU6から収容局1へ向かう方向の透過帯域」を意味してよい。
以上の動作により、RRH#1,#3及び#4は、通信が可能になったRRH#2をセル間協調伝送に加えて、故障した光送信器#2及び光受信器#2を使用しないセル間協調伝送を行なってよい。
図16は、図14に示された障害の対処動作の第2の例を説明する図である。
共通監視制御部111は、共用波長λ2−3を使用する光送信器221として、光送信器#3を選択してよい。
WSS監視制御部136は、光送信器#3及び光受信器#3を備える光送受信モジュール22と接続されているWSS21のポートの下り透過帯域を、共用波長λ2−3が透過できる帯域まで広げてよい。
光送受信器監視制御部135は、光送信器#3が送信する信号光の波長λ3を、共用波長λ2−3まで徐々に変更してよい(符号F1参照)。これにより、ONU#2の光受信器61及びONU#3の光受信器61は、ともに波長λ2−3の信号光を受信する(符号F2及びF3参照)。
WSS監視制御部136は、光送信器#3及び光受信器#3を備える光送受信モジュール22と接続されているWSS21のポートの下り透過帯域を、共用波長λ2−3の信号光に限って透過できる帯域まで狭めてよい。
WSS監視制御部136は、光送信器#3及び光受信器#3を備える光送受信モジュール22と接続されているWSS21のポートの上り透過帯域を、故障した光受信器#2が受信していた波長λ12の信号光が透過できる帯域まで広げてよい。
以上の動作により、RRH#1,#3及び#4は、通信が可能になったRRH#2をセル間協調伝送に加えて、故障した光送信器#2及び光受信器#2を使用しないセル間協調伝送を行なってよい。
なお、隣り合う波長を送信する光送信器221が2つある光送信器#3を備える光送受信モジュール22において障害が発生した場合には、共用波長を送信する光送信器221として、光送信器#2又は#4が選択されてよい。
共通監視制御部111は、接続されているONU6との間の通信状態に基づいて、共用波長を送信する光送信器221を選択してよい。
これにより、障害が発生した光送信器221が送信していた信号光の波長と隣り合う波長を送信する光送信器221が複数ある場合においても、共用波長を送信する光送信器221を適切に選択することができる。
一例として、共通監視制御部111は、共用波長を送信する光送信器221として、接続されているONU6との間のモバイルトラフィック量(別言すれば、「通信量」)が少ない光送信器221を選択してよい。また、共通監視制御部111は、共用波長を送信する光送信器221として、接続されているONU6の数が少ない光送信器221を選択してもよい。
これにより、複数の候補から共用波長を送信する光送信器221を選択する場合において、光通信システム100における負荷を分散することができる。
図17は、変形例の光通信システム100におけるトラフィック情報をテーブル形式で例示する図である。
トラフィック情報においては、各RRH7に対して、「接続ONU」、「ピークトラフィック(Gbps)」及び「使用トラフィック(Gbps)」が対応づけられてよい。
「接続ONU」は、例示的に、各RRH7に接続されているONU6を示す。図17に示される例において、RRH#1〜#6には、ONU#1〜#6がそれぞれ接続されている。
「ピークトラフィック(Gbps)」は、例示的に、或る期間における最大のモバイルトラフィック量を示す。図17に示される例において、RRH#1〜#6のピークトラフィックは、いずれも10Gbpsである。
「使用トラフィック(Gbps)」は、例示的に、或る時刻に使用されたモバイルトラフィック量を示す。図17に示される例において、RRH#1〜#4の使用トラフィックは3Gbpsであり、RRH#5及び#6の使用トラフィックは0.5Gbpsである。なお、「使用トラフィック(Gbps)」は、或る期間におけるトラフィック量の平均値であってもよい。
図18は、変形例の光通信システム100における波長情報をテーブル形式で例示する図である。
図18の(1)に示される波長情報は、図17に示されたトラフィック情報に基づいて作成されてよい。
図18の(1)に例示される波長情報は、各ONU6に対して、「割り当て下り波長」及び「使用帯域(Gbps)」が対応づけられている。
「割り当て下り波長」は、例示的に、収容局1から各ONU6に対して送信される信号光の波長を示す。図18の(1)に示される例において、ONU#1〜#6には、波長λ1,λ2,λ3,λ4,λ3及びλ4がそれぞれ対応づけられている。
「使用帯域(Gbps)」は、図18に示された「使用トラフィック(Gbps)」に対応し、例示的に、或る時刻において各ONU6との通信に使用された帯域を示す。図18の(1)に示される例において、ONU#1〜#4との通信における使用帯域は3Gbpsであり、ONU#5及び#6との通信における使用帯域は0.5Gbpsである。
図18の(2)に示される波長情報は、図17に示されたトラフィック情報及び図18の(1)に示された波長情報に基づいて作成されてよい。
図18の(2)に例示される波長情報は、各波長に対して、「接続ONU数」、「最大帯域(Gbps)」及び「使用帯域(Gbps)」が対応づけられている。
「接続ONU数」は、例示的に、各波長を使用して収容局1と接続されているONU6の数を示す。図18の(1)に示される例において、波長λ1及びλ2を使用して接続されているONU6の数はそれぞれ1つであり、波長λ3及びλ4を使用して接続されているONU6の数はそれぞれ2つである。
「最大帯域(Gbps)」は、図18に示された「ピークトラフィック(Gbps)」に対応し、例示的に、或る期間において各波長を使用した通信に使用された最大の帯域を示す。図18の(2)に示される例において、波長λ1〜λ4を使用した通信における最大帯域は、いずれも10Gbpsである。
「使用帯域(Gbps)」は、図18に示された「使用トラフィック(Gbps)」に対応し、例示的に、或る時刻において各波長を使用した通信に使用された(又は、或る期間の平均の)帯域を示す。図18の(2)に示される例において、波長λ1及びλ2を使用した通信における使用帯域は3Gbpsであり、波長λ3及びλ4を使用した通信における使用帯域は3.5Gbpsである。
共通監視制御部111は、故障した光送信器221が送信していた波長に隣り合う波長を送信している複数の光送信器221を、共用波長を送信する光送信器221の複数の候補として選択してよい。そして、共通監視制御部111は、選択した複数の候補のうち、使用帯域が最小の波長の信号光を送信する光送信器221を、共用波長を送信する光送信器221として選択してよい。
選択した複数の候補に使用帯域が最小の波長の信号光を送信している光送信器221が複数ある場合には、共通監視制御部111は、接続ONU数が最小の波長の信号光を送信している光送信器221を、共用波長を送信する光送信器221として選択してよい。
図18の(2)においては、故障した光送信器#2が送信していた信号光の波長λ2に隣り合う波長λ1及びλ3のうち、使用帯域が最小の波長λ1の信号光を送信する光送信器#1が、共用波長λ1−2を送信する光送信器221として選択されてよい。
〔C〕その他
開示の技術は上述した各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。各実施形態の各構成及び各処理は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
〔D〕付記
以上の実施形態及び変形例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
光送信器と、
複数の光受信器と、
前記光送信器が送信した光を前記複数の光受信器へ分岐するスプリッタと、を備え、
前記光送信器は、
第1の波長の光と、前記第1の波長の光と第2の波長の光との間の第3の波長の光と、を送信可能な可変波長光源を備え、
前記複数の光受信器のうちの第1の光受信器は、
前記第1の波長と前記第3の波長とを含む第1透過帯域を有する第1光フィルタと、
前記第1光フィルタを透過した光を受信する第1受信部と、を備え、
前記複数の光受信器のうちの第2の光受信器は、
前記第2の波長と前記第3の波長とを含む第2透過帯域を有する第2光フィルタと、
前記第2光フィルタを透過した光を受信する第2受信部と、を備えた、
光通信システム。
(付記2)
前記光送信器が送信する光の波長を前記第1の波長から前記第3の波長に変更する制御を行なう波長制御部を更に備える、
付記1に記載の光通信システム。
(付記3)
前記光送信器は、送信局に備えられる複数の送信局側光送信器の1つであり、
前記送信局は、
前記複数の送信局側光送信器の各々が送信する波長の光を透過させて送出するスイッチと、
前記スイッチにおいて、前記光送信器から送信される前記第1及び第3の波長の光を透過させ、
前記波長制御部によって前記光送信器が送信する光の波長を変更する制御が行なわれると、前記スイッチにおいて、前記光送信器について透過させる光の波長を前記第3の波長に制限する
スイッチ制御部と、
を更に備える、付記2に記載の光通信システム。
(付記4)
前記光送信器は、送信局に備えられる複数の送信局側光送信器の1つであり、
前記波長制御部は、前記第2の波長の短波長側に隣り合う波長の光を送信する送信局側光送信器、及び、前記第2の波長の長波長側に隣り合う波長の光を送信する送信局側光送信器を含む複数の候補と、前記複数の光受信器との間の通信状態とに基づき、前記複数の候補から前記光送信器を選択する、
付記2又は3に記載の光通信システム。
(付記5)
前記通信状態には、前記複数の候補の送信局側光送信器の各々と対応する光受信器との間の通信量が含まれる、
付記4に記載の光通信システム。
(付記6)
前記通信状態には、前記複数の候補の送信局側光送信器の各々が通信する光受信器の数が含まれる、
付記4に記載の光通信システム。
(付記7)
前記複数の光受信器は、複数の受信局に1つずつ備えられる光受信器であって、
前記光送信器は、送信局に備えられ、
前記複数の受信局の2つは、
第4の波長の光を前記送信局へ送信する第1の受信局側送信器と、
第5の波長の光を前記送信局へ送信する第2の受信局側送信器と、をそれぞれ備え、
前記送信局は、前記第1の受信局側送信器から送信された前記第4の波長の光と、前記第2の受信局側送信器から送信された前記第5の波長の光とを受信する送信局側受信器を更に備える、
付記1〜6のいずれか1項に記載の光通信システム。
(付記8)
前記第1受信部で受信処理した信号を無線送信する第1無線送信ポイントと、
前記第2受信部で受信処理した信号を無線送信する第2無線送信ポイントと、を更に備え、
前記第1及び第2無線送信ポイントは、互いに前記無線送信を協調して行なう、
付記1〜7のいずれか1項に記載の光通信システム。
(付記9)
受信した光を複数の光受信器へ分岐するスプリッタと接続される光送信器と、
前記光送信器が送信する光の波長を制御する波長制御部と、を備え、
前記光送信器は、
第1の波長の光と、前記第1の波長の光と第2の波長の光との間の第3の波長の光と、を送信可能な可変波長光源を備え、
前記波長制御部は、前記光送信器が送信する光の波長を前記第1の波長から前記第3の波長に変更する制御を行ない、
前記第1及び第3の光の波長は、前記複数の光受信器のうちの第1の光受信器によって受信可能であり、
前記第2及び第3の光の波長は、前記複数の光受信器のうちの第2の光受信器によって受信可能である、
送信局。
(付記10)
前記光送信器は、当該送信局に備えられる複数の送信局側光送信器の1つであり、
前記複数の送信局側光送信器の各々が送信する波長の光を透過させて送出するスイッチと、
前記スイッチにおいて、前記光送信器から送信される前記第1及び第3の波長の光を透過させ、前記波長制御部によって前記光送信器が送信する光の波長を変更する制御が行なわれると、前記スイッチにおいて、前記光送信器について透過させる光の波長を前記第3の波長に制限するスイッチ制御部と、
を更に備える、付記9に記載の送信局。
(付記11)
前記光送信器は、当該送信局に備えられる複数の送信局側光送信器の1つであり、
前記波長制御部は、前記第2の波長の短波長側に隣り合う波長の光を送信する送信局側光送信器、及び、前記第2の波長の長波長側に隣り合う波長の光を送信する送信局側光送信器を含む複数の候補と、前記複数の光受信器との間の通信状態とに基づき、前記複数の候補から前記光送信器を選択する、
付記9又は10に記載の送信局。
(付記12)
前記通信状態には、前記複数の候補の送信局側光送信器の各々と対応する光受信器との間の通信量が含まれる、
付記11に記載の送信局。
(付記13)
前記通信状態には、前記複数の候補の送信局側光送信器の各々が通信する光受信器の数が含まれる、
付記11に記載の送信局。
(付記14)
前記複数の光受信器は、複数の受信局に1つずつ備えられる光受信器であって、
前記複数の受信局の2つは、
第4の波長の光を前記送信局へ送信する第1の受信局側送信器と、
第5の波長の光を前記送信局へ送信する第2の受信局側送信器と、をそれぞれ備え、
当該送信局は、前記複数の受信局のいずれかに備えられる第1の受信局側送信器から送信された第4の波長の光と、前記複数の受信局のいずれかに備えられる第2の受信局側送信器から送信された第5の波長の光とを受信する送信局側受信器を更に備える、
付記9〜13のいずれか1項に記載の送信局。
(付記15)
光送信器から、第1の波長の光と、前記第1の波長の光と第2の波長の光との間の第3の波長の光と、を選択的に送信し、
前記送信された光をスプリッタにて複数の光受信器へ分岐し、
前記複数の光受信器のうちの第1の光受信器は、前記第1の波長と前記第3の波長とを含む第1透過帯域を有する第1光フィルタの透過光を受信し、
前記複数の光受信器のうちの第2の光受信器は、前記第2の波長と前記第3の波長とを含む第2透過帯域を有する第2光フィルタの透過光を受信する、
光通信方法。
(付記16)
前記光送信器が送信する光の波長を前記第1の波長から前記第3の波長に変更する制御を行なう、
付記15に記載の光通信方法。
(付記17)
前記光送信器は、送信局に備えられ、
前記送信局は、
前記光送信器から送信される前記第1及び第3の波長の光を透過させて送出し、前記光送信器が送信する光の波長を変更する制御が行なわれると、前記光送信器について透過させる光の波長を前記第3の波長に制限する、
付記16に記載の光通信方法。
(付記18)
前記光送信器は、送信局に備えられる複数の送信局側光送信器の1つであり、
前記第2の波長の短波長側に隣り合う波長の光を送信する送信局側光送信器、及び、前記第2の波長の長波長側に隣り合う波長の光を送信する送信局側光送信器を含む複数の候補と、前記複数の光受信器との間の通信状態とに基づき、前記複数の候補から前記光送信器を選択する、
付記16又は17に記載の光通信方法。
(付記19)
前記通信状態には、前記複数の候補の送信局側光送信器の各々と対応する光受信器との間の通信量が含まれる、
付記18に記載の光通信方法。
(付記20)
前記通信状態には、前記複数の候補の送信局側光送信器の各々が通信する光受信器の数が含まれる、
付記18に記載の光通信方法。
(付記21)
前記複数の光受信器は、複数の受信局に1つずつ備えられる光受信器であって、
前記光送信器は、送信局に備えられ、
前記複数の受信局の2つは、第4の波長及び第5の波長の光を前記送信局へそれぞれ送信し、
前記送信局は、前記送信された前記第4及び第5の波長の光を受信する、
付記15〜20のいずれか1項に記載の光通信方法。
100,100a :光通信システム
1,1a :収容局
10,10a :コントローラ
11 :CPU
12 :メモリ
13 :監視制御回路
111 :共通監視制御部
121 :トラフィック情報管理部
122 :波長情報管理部
131 :CoMP監視制御部
132 :PON監視制御部
133 :BBU監視制御部
134 :電気SW監視制御部
135 :光送受信器監視制御部
136 :WSS監視制御部
20,20a :OLT
21,21a :WSS
22,22a :光送受信モジュール
221,221a :光送信器
222,222a :光受信器
2211 :可変波長光源
2212 :駆動部
2213 :光変調器
30 :電気SW
40,40a :BBUプール
41,41a :BBU
5,5a :光スプリッタ
60a :セル
6,6a :ONU
61,61a :光受信器
62,62a :光送信器
63,63a :光合分波器
611 :BPF
612 :PD
613 :受信処理部
7,7a :RRH

Claims (8)

  1. 送信局に備えられる複数の送信局側光送信器の1つである光送信器と、
    複数の光受信器と、
    前記光送信器が送信した光を前記複数の光受信器へ分岐するスプリッタと、
    前記光送信器が送信する光の波長を第1の波長から、前記第1の波長の光と第2の波長の光との間の第3の波長に変更する制御を行なう波長制御部と、を備え、
    前記光送信器は、
    前記第1の波長の光と、前記第3の波長の光と、を送信可能な可変波長光源を備え、
    前記複数の光受信器のうちの第1の光受信器は、
    前記第1の波長と前記第3の波長とを含む第1透過帯域を有する第1光フィルタと、
    前記第1光フィルタを透過した光を受信する第1受信部と、を備え、
    前記複数の光受信器のうちの第2の光受信器は、
    前記第2の波長と前記第3の波長とを含む第2透過帯域を有する第2光フィルタと、
    前記第2光フィルタを透過した光を受信する第2受信部と、を備え
    前記送信局は、
    前記複数の送信局側光送信器の各々が送信する波長の光を透過させて送出するスイッチと、
    前記スイッチにおいて、前記光送信器から送信される前記第2及び第3の波長の光を透過させ、前記波長制御部によって前記光送信器が送信する光の波長を変更する制御が行なわれると、前記スイッチにおいて、前記光送信器について透過させる光の波長を前記第3の波長に制限するスイッチ制御部と、
    を備えた、光通信システム
  2. 前記波長制御部は、前記第2の波長の短波長側に隣り合う波長の光を送信する送信局側光送信器、及び、前記第2の波長の長波長側に隣り合う波長の光を送信する送信局側光送信器を含む複数の候補と、前記複数の光受信器との間の通信状態とに基づき、前記複数の候補から前記光送信器を選択する、
    請求項に記載の光通信システム。
  3. 前記通信状態には、前記複数の候補の送信局側光送信器の各々と対応する光受信器との間の通信量が含まれる、
    請求項に記載の光通信システム。
  4. 前記通信状態には、前記複数の候補の送信局側光送信器の各々が通信する光受信器の数が含まれる、
    請求項に記載の光通信システム。
  5. 前記複数の光受信器は、複数の受信局に1つずつ備えられる光受信器であって
    前記複数の受信局の2つは、
    第4の波長の光を前記送信局へ送信する第1の受信局側送信器と、
    第5の波長の光を前記送信局へ送信する第2の受信局側送信器と、をそれぞれ備え、
    前記送信局は、前記第1の受信局側送信器から送信された前記第4の波長の光と、前記第2の受信局側送信器から送信された前記第5の波長の光とを受信する送信局側受信器を更に備える、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の光通信システム。
  6. 前記第1受信部で受信処理した信号を無線送信する第1無線送信ポイントと、
    前記第2受信部で受信処理した信号を無線送信する第2無線送信ポイントと、を更に備え、
    前記第1及び第2無線送信ポイントは、互いに前記無線送信を協調して行なう、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の光通信システム。
  7. 複数の送信局側光送信器の1つであり、受信した光を複数の光受信器へ分岐するスプリッタと接続される光送信器と、
    前記光送信器が送信する光の波長を第1の波長から、前記第1の波長の光と第2の波長の光との間の第3の波長に変更する制御を行なう波長制御部と、
    前記複数の送信局側光送信器の各々が送信する波長の光を透過させて送出するスイッチと、
    前記スイッチにおいて、前記光送信器から送信される前記第2及び第3の波長の光を透過させ、前記波長制御部によって前記光送信器が送信する光の波長を変更する制御が行なわれると、前記スイッチにおいて、前記光送信器について透過させる光の波長を前記第3の波長に制限するスイッチ制御部と、
    を備え、
    前記光送信器は、
    前記第1の波長の光と、前記第3の波長の光と、を送信可能な可変波長光源を備え、
    前記第1及び第3の光の波長は、前記複数の光受信器のうちの第1の光受信器によって受信可能であり、
    前記第2及び第3の光の波長は、前記複数の光受信器のうちの第2の光受信器によって受信可能である、
    送信局。
  8. 送信局に備えられる複数の送信局側光送信器の1つである光送信器から、第1の波長の光と、前記第1の波長の光と第2の波長の光との間の第3の波長の光と、を選択的に送信し、
    前記送信された光をスプリッタにて複数の光受信器へ分岐し、
    前記光送信器が送信する光の波長を前記第1の波長から、前記第3の波長に変更する制御を行ない、
    前記複数の送信局側光送信器の各々が送信する波長の光を透過させて送出するスイッチにおいて、前記光送信器から送信される前記第2及び第3の波長の光を透過させ、前記光送信器が送信する光の波長を変更する制御が行なわれると、前記スイッチにおいて、前記光送信器について透過させる光の波長を前記第3の波長に制限し、
    前記複数の光受信器のうちの第1の光受信器は、前記第1の波長と前記第3の波長とを含む第1透過帯域を有する第1光フィルタの透過光を受信し、
    前記複数の光受信器のうちの第2の光受信器は、前記第2の波長と前記第3の波長とを含む第2透過帯域を有する第2光フィルタの透過光を受信する、
    光通信方法。
JP2016061846A 2016-03-25 2016-03-25 光通信システム、送信局及び光通信方法 Active JP6690347B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016061846A JP6690347B2 (ja) 2016-03-25 2016-03-25 光通信システム、送信局及び光通信方法
US15/445,169 US10200132B2 (en) 2016-03-25 2017-02-28 Optical communication system, transmission station, and method of optical communication

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016061846A JP6690347B2 (ja) 2016-03-25 2016-03-25 光通信システム、送信局及び光通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017175532A JP2017175532A (ja) 2017-09-28
JP6690347B2 true JP6690347B2 (ja) 2020-04-28

Family

ID=59896572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016061846A Active JP6690347B2 (ja) 2016-03-25 2016-03-25 光通信システム、送信局及び光通信方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10200132B2 (ja)
JP (1) JP6690347B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102165074B1 (ko) * 2015-05-14 2020-10-13 주식회사 쏠리드 파장분할 다중방식 수동형 광가입자망의 광신호 모니터링 장치
US10700805B2 (en) * 2016-05-06 2020-06-30 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and network node for communication over a bidirectional communication link
JP2019029953A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 富士通株式会社 伝送システム、伝送装置、及び伝送方法
US10447423B2 (en) * 2017-11-03 2019-10-15 The Boeing Company Bidirectional, multi-wavelength gigabit optical fiber network
US10368149B2 (en) * 2017-12-20 2019-07-30 Juniper Networks, Inc. Methods and apparatus for a colorless directionless and super-channel contentionless (CDsC) optical network architecture
CN111049865B (zh) * 2018-10-12 2023-05-02 中兴通讯股份有限公司 一种建链方法、装置和系统
CN110212979B (zh) * 2019-07-09 2020-09-11 国网浙江省电力有限公司信息通信分公司 一种光传输网络故障定位方法
CN113746551B (zh) * 2020-05-28 2023-03-28 中国电信股份有限公司 基于波分复用的前传系统

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2347570B (en) * 1999-03-03 2004-01-14 Fujitsu Ltd Optical networks
JP6219671B2 (ja) 2013-10-25 2017-10-25 日本電信電話株式会社 光加入者システム及び通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017175532A (ja) 2017-09-28
US20170279538A1 (en) 2017-09-28
US10200132B2 (en) 2019-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6690347B2 (ja) 光通信システム、送信局及び光通信方法
EP1813042B1 (en) Communications method, particularly for a mobile radio network
US9967033B2 (en) Flexible TWDM PON with load balancing and power saving
JP6094666B2 (ja) 光ネットワークシステムおよび光通信方法
JP5490517B2 (ja) 光通信システム、光通信方法およびolt
US8649683B2 (en) Light path characterization, traffic protection, and wavelength defragmentation
US9768906B2 (en) Optical transmission apparatus and wavelength control method
US9813185B2 (en) WDM single fiber ring protection
US20170155981A1 (en) Optical transmission device and optical transmission system
US20160352452A1 (en) Optical network controller and optical network control method
WO2012073419A1 (ja) 波長多重光伝送システム、送信装置および受信装置
JP5137906B2 (ja) 光アクセス網、光加入者装置および光アクセス網の通信設定方法
JP2021097409A (ja) 光トランシーバ及びその波長の自動設定方法
US10009095B2 (en) Protection switching across interconnecting node
KR20010037157A (ko) 부반송파 다중 방식 양방향 자기 치유 환형 광통신망
Kanungoe et al. A new protection scheme for a combined ring-star based hybrid WDM/TDM PON architecture
US10085077B2 (en) Optical switch for radio access network
Nooruzzaman et al. Filterless architecture for coherent undersea networks
JP5821644B2 (ja) 光信号中継装置、及び光通信ネットワークシステム
US20230208522A1 (en) Communication system and method, and related device
CN106936494A (zh) 一种无源光网络保护系统及其装置
EP3355535B1 (en) Method and apparatus for establishing interlayer link binding relationship
Nooruzzaman et al. Resource savings in gridless coherent submarine networks with filterless architectures
US9185474B2 (en) Wavelength path switching method, optical communication system, optical communication device, optical repeater, and network management device
US10873410B2 (en) Reception device and method of detecting supervisory control signal

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181112

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6690347

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150