JP2015070421A - 光伝送装置、光伝送システムおよび光伝送方法 - Google Patents

光伝送装置、光伝送システムおよび光伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】長距離の監視制御信号の伝送に対応できる通信回線を提供する光伝送装置を提供する。
【解決手段】送信監視制御信号とAdd信号群とを合波し、合波信号を出力する合波手段と、波長選択スイッチ機能により合波信号を選択的に切り替えて送信WDM信号を作成し、送信WDM信号を伝送ラインに出力するクロスコネクト手段と、外部からの制御情報に基づいて、少なくとも送信監視制御信号を含み、送信監視制御信号を除く信号の一部または全部を含まない送信WDM信号を作成する信号制限をクロスコネクト手段に指示する監視制御手段を備えることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、長距離の監視制御信号の伝送に対応できる通信回線を提供する光伝送装置、光伝送システムおよび光伝送方法に関する。
近年、リッチコンテンツへの需要が高まるにともない、通信ネットワークが取り扱う通信トラフィックは急激に増大している。通信ネットワークを構成する光ファイバー伝送ネットワークの大容量化とその整備が通信トラフィックの増大を支えている。その中でも、WDM(Wavelength Division Multiplexing )技術は、光ファイバーによる情報伝送量を飛躍的に増大させることに貢献している。WDM通信を担うWDM通信装置間の伝送距離は、都市内を結ぶ短距離ネットワークから都市間や主要都市間を結ぶ長距離ネットワークまで多様である。
クライアントが伝送しようとする情報(ユーザデータ)がのった信号は主信号と呼ばれる。主信号は、WDM通信装置によって伝送される。一方、WDM通信装置間の通信には、OSC(Optical Supervisory Channel)信号が用いられる。OSC信号は、主信号とは別の波長帯を使って伝送されることが多い。すなわち、OSC信号は、通常、Out−band伝送される。
OSC信号は、通信装置間で通信される信号で、主信号の通信に関わる情報や、主信号を伝送する伝送路や通信装置の状態を示す監視情報を含むもので、監視制御信号とも呼ばれる。主信号の通信に関わる情報には、例えば、主信号に含まれる波長数や、伝送する経路情報などが含まれる。また、監視情報には、伝送路の回線品質情報や、回線障害の発生、復旧を伝える情報などが含まれる。
長距離ネットワークに対応するWDM通信装置は、主信号光を増幅するだけでなく、OSC信号光も増幅する必要がある。このことは、コスト増の要因となる、OSC信号光用の光増幅器を備える必要があることを意味する。
通信ノード間で発生するケーブルの切断などによって、切断個所から高い出力レベルのレーザー光が放出されることを防止するために、各通信ノードには、ITU−T勧告G.664(非特許文献1)で勧告されているAPR(Automatic Power Reduction)機能を安全対策として備えることが要請されている。そのため、各通信ノードは、下流の通信ノードからの入力断(LOS:Loss of Signal)アラームに基づいて、下流方向の伝送路への光信号の出力レベルを低下させるために光増幅器の増幅動作を停止する「APR機能」を備えている。「APR機能」とは、伝送路への光信号の出力レベルを安全なレベルに低下させる機能である。
特許文献1には、光ファイバー伝送ネットワークにおいて、各通信ノード間を結ぶOSC回線を多重化してARP機能を提供する方式が開示されている。特許文献1の技術は、OSC信号をOut−band伝送するOSC回線を多ルートで構成する技術である。すなわち、特許文献1の技術は、主信号回線に備えられた双方向のOSC回線を多重化する技術である。また、特許文献1には、OSC回線をリング状とする構成や、主信号回線とは別に各通信ノード間を結ぶ他のネットワークを併用してOSC信号を伝送する構成が開示されている。
特許文献2には、光ノード装置間の伝送距離が短いため、光増幅器を備えていない光ノード装置において、APR機能を提供する技術が開示されている。特許文献2の技術は、OSC信号をOut−band伝送し、可変光減衰器によって主信号光を減衰させる技術である。
特開2012−186636号公報(第7−11、図1) 特開2004−297790号公報(第5−8頁、図3、4)
「ITU−T勧告G.664第三版」2006年3月
特許文献1の技術は、OSC回線を多ルートで構成することによって、OSC回線の耐障害性を強化するものである。しかし、特許文献1の技術は、長距離伝送に対応するためにはOSC信号光用の光増幅器の増設が必要である。したがって、特許文献1の技術には、OSC信号光用の光増幅器を設けるためのコストアップが発生するという問題がある。
特許文献2の技術は、主信号に光増幅器を備えない短距離光ファイバー伝送ネットワークの通信ノードにおいて、OSC信号をOut−band伝送し、主信号光の強度レベルを可変光減衰器などにより一括して減衰させることでARP機能を実現する技術である。したがって、特許文献2の技術は、主信号もOSC信号も長距離伝送できない。そのため、特許文献2の技術は、長距離伝送に対応するには、主信号光とOSC信号光をそれぞれ増幅する光増幅器を備える必要がある。したがって、特許文献2の技術には、OSC信号光用に光増幅器を設けるためのコストアップが発生するという問題がある。
本発明の目的は、上記の状況に鑑みてなされたもので、OSC信号の長距離伝送に対応できる光伝送装置、光伝送システムおよび光伝送方法を提供することにある。
本発明の光伝送装置は、送信監視制御信号とAdd信号群とを合波し、合波信号を出力する合波手段と、波長選択スイッチ機能により合波信号を選択的に切り替えて送信WDM信号を作成し、送信WDM信号を伝送ラインに出力するクロスコネクト手段と、外部からの制御情報に基づいて、少なくとも送信監視制御信号を含み、送信監視制御信号を除く信号の一部または全部を含まない送信WDM信号を作成する信号制限をクロスコネクト手段に指示する監視制御手段を備えることを特徴とする。
本発明の光伝送システムは、第1の送信監視制御信号と第1のAdd信号群とを合波し、第1の合波信号を出力する合波手段と、外部からWDM信号を入力し、波長選択スイッチ機能により第1の合波信号を選択的に切り替えて第1の送信WDM信号を作成し、第1の送信WDM信号を第1の伝送ラインから外部へ出力する第1のクロスコネクト手段と、 外部からの制御情報に基づいて、少なくとも第1の送信監視制御信号を含み、第1の送信監視制御信号を除く信号の一部または全部を含まない第1の送信WDM信号を作成する信号制限を第1のクロスコネクト手段に指示する監視制御手段を備える第1の光伝送装置と、 第2の送信監視制御信号と第2のAdd信号群とを合波し、第2の合波信号を出力する合波手段と、第1の送信WDM信号を第1の受信WDM信号として第1の伝送ラインから入力し、波長選択スイッチ機能により第2の合波信号を選択的に切り替えて第2の送信WDM信号を作成し、第2の送信WDM信号を第2の受信WDM信号として第2の伝送ラインから第1の光伝送装置へ入力する第2のクロスコネクト手段と、外部からの制御情報に基づいて、少なくとも第2の送信監視制御信号を含み、第2の送信監視制御信号を除く信号の一部または全部を含まない第2の送信WDM信号を作成する信号制限を第2のクロスコネクト手段に指示する監視制御手段を備える第2の光伝送装置を備えることを特徴とする
本発明の光伝送方式は、送信監視制御信号とAdd信号群とを合波し、合波信号を出力し、波長選択スイッチ機能により合波信号を選択的に切り替えて送信WDM信号を作成し、送信WDM信号を伝送ラインに出力し、外部からの制御情報に基づいて、少なくとも送信監視制御信号を含み、送信監視制御信号を除く信号の一部または全部を含まない送信WDM信号を作成させる信号制限をクロスコネクト手段に指示することを特徴とする。
本発明によれば、監視制御信号の長距離伝送に対応することができる。
本発明の第1の実施形態の光伝送装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の光伝送装置の最小構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の光伝送装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態の光ファイバー伝送システムを例示するシステム図である。 本発明の第3の実施形態の光伝送装置の動作例を示すブロック図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態の光伝送装置1の構成例を示すブロック図である。図1を参照して、本実施形態の光伝送装置1の構成について説明する。
光伝送装置1は、合波手段10とクロスコネクト手段11と監視制御手段12を備える。合波手段10は、複数のAdd信号とOSC信号とを合波し、合波信号を出力する。監視制御手段12は、外部からの制御情報に基づいて、クロスコネクト手段11に制御信号を出力する。クロスコネクト手段11は、出力信号の切り替えを行うための「波長選択スイッチ機能」を備える。「波長選択スイッチ機能」とは、波長分割多重された入力信号を波長単位で選択的に所定の方路にスイッチングする機能である。そして、クロスコネクト手段11は、監視制御手段12からの制御信号に基づいて、合波手段10からの合波信号と伝送路から入力されたWDM入力信号とを波長単位で選択的に切り替え、WDM出力信号として伝送路へ出力する。
図1を参照して、第1の実施形態の光伝送装置1の動作について説明する。West方向から伝送されてきたWDM入力信号は、クロスコネクト手段11に入力される。合波手段10は、複数のAdd信号とOSC信号から合波信号を作成し、クロスコネクト手段11に入力する。クロスコネクト手段11は、入力されたWDM入力信号と合波信号とを波長選択スイッチ機能を用いて選択的に切り替えてWDM出力信号を作成する。そして、作成されたWDM出力信号は、クロスコネクト手段11からEast方向の伝送路に出力される。
なお、本発明では、伝送路の方向を示すために、West方向とEast方向との表現を便宜的に使用する。しかし、本発明は、West方向やEast方向などの同レベル内での通信のみでなく、上位の伝送装置と下位の伝送装置との間の通信にも適用可能である。
このとき、外部からの制御情報に基づいて、監視制御手段12は、クロスコネクト手段11の制御を行う。具体的には、監視制御手段12は、外部からの制御情報に基づいて、クロスコネクト手段11の波長選択スイッチ機能によりOSC信号以外の信号を除いてWDM出力信号を作成させる信号制限を起動する。この制御により、監視制御手段12は、クロスコネクト手段11から出力されるWDM出力信号には実質的にはOSC信号のみが含まれるように、WDM出力信号の出力レベルを低下させることができる。
すなわち、外部からの制御情報にEast方向の下流で発生した回線断を検知したことを知らせるアラーム情報が含まれていれば、監視制御手段12は、WDM出力信号の出力レベルを低下させる制御信号をクロスコネクト手段11に出力する。クロスコネクト手段11は、その制御信号に基づいて、WDM出力信号の出力レベルを低下させる。光伝送装置1は、外部からの制御情報に基づいてAPR動作を行う。
また、外部からの制御情報に基づいて、監視制御手段12は、クロスコネクト手段11に上述の信号制限を解除させる。すなわち、外部からの制御情報に上述の回線断が復旧したことを知らせる情報が含まれていれば、監視制御手段12は、WDM出力信号の出力レベルの低下を解除する制御信号をクロスコネクト手段11に出力する。クロスコネクト手段11は、その制御信号に基づいて、OSC信号以外の信号の除去を解除したWDM出力信号を作成して、出力する。そのため、WDM出力信号の出力レベルは復旧される。光伝送装置1は、外部からの制御情報に基づいてAPR動作を解除する。
このように、監視制御手段12は、外部からの制御情報に基づいて、クロスコネクト手段11によるWDM出力信号の作成を制御し、WDM出力信号の出力レベルを低下させることができる。監視制御手段12は、WDM出力信号の出力レベルを低下させることで、APR機能を実現する。なお、APR機能動作時においても、クロスコネクト手段11は、OSC信号の出力を維持する。
図1に示した構成は、光伝送装置の間が短距離の場合の構成を示したものである。そのため、図1では、光伝送装置1は、クロスコネクト手段11の前段と後段に光増幅器を備えていない。光伝送装置1を長距離伝送に対応させるためには、WDM入力信号の伝送路での減衰を補償する光増幅器とWDM出力信号を増幅して伝送路に出力する光増幅器がクロスコネクト手段11の前段と後段に設けられる。
しかし、光伝送装置1では、OSC信号がWDM出力信号に合波されて伝送されるので、OSC信号光用に光増幅器を設ける必要はない。したがって、光伝送装置1の長距離伝送対応では、OSC信号光用の光増幅器によるコストアップは発生しない。
以上、本実施形態の光伝送装置は、OSC信号の長距離伝送に対応することができる。
なお、本実施形態では、クロスコネクト手段11は、WDM入力信号と分波信号とからWDM出力信号を作成すると説明したが、WDM出力信号は分波信号のみから作成してもよい。すなわち、中継するためのWDM入力信号のない端局としての光伝送装置にも、本実施形態は適用することができる。
図2に本実施形態の最小構成の光伝送装置2のブロック図を示す。光伝送装置2は、図1で説明したクロスコネクト手段11が変更されていること以外は、図1と同一の構成を備える。図1と同一の構成要素には、同一の名称、同一の番号を付記して説明を省略し、相違点のみを説明する。
相違点は、光伝送装置2のクロスコネクト手段13が、WDM入力信号は使用せず、分波手段10からの分波信号からWDM出力信号を作成することである。それ以外は、光伝送装置2は、前述の光伝送装置1と同様の動作を行う。
したがって、光伝送装置2は、光伝送装置1と同様に、OSC信号の長距離伝送に対応することができる。光伝送装置2が長距離伝送に対応するためには、OSC信号光用の光増幅器を必要としないので、OSC信号光用の光増幅器によるコストアップは発生しない。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について説明する。図3は、本実施形態の光伝送装置3の構成例を示すブロック図である。図3を参照して、本実施形態の光伝送装置3の構成と動作について説明する。
光伝送装置3は、図1で説明したクロスコネクト手段11が変更され、光増幅器21、23と分波手段24、監視通信手段25が追加されている以外は、図1と同一の構成を備える。図1と同一の構成要素には、同一の名称、同一の番号を付記して説明を省略する。
光増幅器21および23は、WDM入力信号およびWDM出力信号をそれぞれ増幅する。West方向からのWDM入力信号は、光増幅器21に入力されて増幅される。また、クロスコネクト手段22で作成されたWDM出力信号は、光増幅器23に入力されて増幅されて、East方向の伝送路に出力される。
クロスコネクト手段22は、光増幅器21で増幅されたWDM入力信号を入力し、波長選択スイッチ機能によって分波信号を分波し、分波手段24に出力する。また、クロスコネクト手段22は、合波手段10で合波された合波信号を入力する。クロスコネクト手段22は、光増幅器21で増幅されたWDM入力信号から波長選択スイッチ機能によって分波信号を分波したあとのWDM中継信号と入力された合波信号とを波長単位で選択的に切り替えてWDM出力信号を作成し、後段の光増幅器23に入力する。光増幅器23は、入力されたWDM出力信号を増幅して、East方向の伝送路に出力する。
分波手段24は、クロスコネクト手段22からの分波信号から、複数のDrop信号とOSC信号を分波する。分波されたOSC信号は、West方向から伝送された信号として監視通信手段25に入力される。合波手段10は、複数のAdd信号と監視通信手段25から出力されたEast方向へのOSC信号を合波し、合波信号としてクロスコネクト手段22に出力する。
監視通信手段25は、監視制御手段12の制御に基づいて監視制御に関わる信号の作成と送受信を行う。監視通信手段25は、West方向からのOSC信号と他の方向からのOSC信号を受信して、監視制御手段12に制御情報として伝える。また、監視通信手段25は、監視制御手段12からの監視制御情報に基づいて、East方向へのOSC信号を作成し、送信する。
監視制御手段12は、監視通信手段25からの制御情報に基づいて、クロスコネクト手段22の制御を行う。具体的には、監視制御手段12は、監視通信手段25からの制御情報に基づいて、クロスコネクト手段22の波長選択スイッチ機能により合波信号に含まれるEast方向へのOSC信号以外の信号を除いてWDM出力信号を作成させる信号制限を起動する。この制御により、監視制御手段12は、クロスコネクト手段22から出力されるWDM出力信号にはEast方向へのOSC信号のみが含まれるようにして、WDM出力信号の出力レベルを低下させる。光伝送装置3は、監視通信手段25からの制御情報に基づいてAPR動作を行う。
また、監視通信手段25からの制御情報に基づいて、監視制御手段12は、クロスコネクト手段22にWDM出力信号の出力レベルを低下させる上述の信号制限を解除させる。すなわち、監視制御手段12は、監視通信手段25からの制御情報に基づいて、クロスコネクト手段22の波長選択スイッチ機能によるEast方向へのOSC信号以外の信号の除外を解除させて、本来のWDM出力信号の作成をクロスコネクト手段22に行わせる。これによって、WDM出力信号の出力レベルは本来の出力レベルに戻される。光伝送装置3は、監視通信手段25からの制御情報に基づいてAPR動作を解除する。
このように、監視制御手段12は、監視通信手段25の制御情報に基づいて、クロスコネクト手段22によるWDM出力信号の作成を制御し、WDM出力信号の出力レベルを低下させることができる。監視制御手段12は、WDM出力信号の出力レベルを低下させることで、APR機能を実現する。APR機能動作時においても、クロスコネクト手段22は、OSC信号の出力を維持する。
以上、本実施形態の光伝送装置は、第1の実施形態と同様に、OSC信号の長距離伝送に対応することができる。さらに、本実施形態の光伝送装置3は、伝送路に対して光増幅器を備えているので、長距離伝送することができる。
なお、光伝送装置3は、OSC信号光用の光増幅器を備える必要がないので、OSC信号光用の光増幅器によるコストアップは発生しない。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について説明する。図4は、本実施形態の光伝送装置4によるシステム構成例を示すシステム図である。図5は、本実施形態の光伝送装置4の構成例を示すブロック図である。
図4を参照して、本実施形態の光伝送装置4によるシステム構成について説明する。図4のシステムでは、複数の光伝送装置4がネットワークで接続されている。光伝送装置4#n(nは1以上の整数)、光伝送装置4#n+1、光伝送装置4#n+2は、それぞれが伝送路AのWDM信号と伝送路BのWDM信号の伝送を行うとともに、それぞれ所定の波長の信号の分離と追加を行なう。伝送路Aは、West方向からEast方向にWDM信号が伝送される。伝送路Bは、East方向からWest方向にWDM信号が伝送される。
図5は、図4で示した隣り合う2台の光伝送装置4のブロック図である。図5を参照して、光伝送装置4の構成について説明する。
光伝送装置4#nは、合波部110、合波部111と、分波部150、分波部151と、監視通信部130、監視通信部131とクロスコネクト部120、クロスコネクト部160と、光増幅部170、光増幅器171、光増幅器172、光増幅器173と監視制御部140を備える。
光伝送装置4#n+1は、合波部210、合波部211と、分波部250、分波部251と、監視通信部230、監視通信部231とクロスコネクト部220、クロスコネクト部260と、光増幅部270、光増幅器271、光増幅器272、光増幅器273と監視制御部240を備える。
このように、光伝送装置4#n+1は、光伝送装置4#nと同じ光伝送装置4なので、ここでは、光伝送装置4#nの構成のみを説明し、光伝送装置4#n+1の説明を省略する。
光増幅器170は、伝送路AのWest方向から入力されたWDM入力信号を増幅し、クロスコネクト部120に入力する。クロスコネクト部120は、光増幅器170から入力されたWDM入力信号から所定の波長の信号を分波し、分波された分波信号を分波部150に出力する。また、クロスコネクト部120は、入力されたWDM入力信号から分波信号を分波した後のWDM中継信号と合波部110からの合波信号とを波長単位で選択的に切り替えてWDM出力信号を作成し、後段の光増幅器171に入力する。光増幅器171は、クロスコネクト部120から入力されたWDM出力信号を増幅して、伝送路AのEast方向に出力する。
分波部150は、クロスコネクト部120からの分波信号から複数のDrop信号とWest方向からのOSC信号に分波する。West方向からのOSC信号は、監視通信部131に入力される。合波部110は、監視通信部130からEast方向へのOSC信号と複数のAdd信号を合波し、合波信号としてクロスコネクト部120に出力する。
光増幅器172は、伝送路BのEast方向から入力されたWDM入力信号を増幅し、クロスコネクト部160に入力する。クロスコネクト部160は、光増幅器172から入力されたWDM入力信号から所定の波長の信号を分波し、分波された分波信号を分波部151に出力する。また、クロスコネクト部160は、入力されたWDM入力信号から分波信号を分波した後のWDM中継信号と合波部111からの合波信号とを波長単位で選択的に切り替えてWDM出力信号を作成し、後段の光増幅器173に入力する。光増幅器173は、クロスコネクト部160から入力されたWDM出力信号を増幅して、伝送路BのWest方向に出力する。
分波部151は、クロスコネクト部160からの分波信号から複数のDrop信号とEast方向からのOSC信号に分波する。East方向からのOSC信号は、監視通信部130に入力される。合波部111は、監視通信部131からWest方向へのOSC信号と複数のAdd信号を合波し、合波信号としてクロスコネクト部160に出力する。
監視通信部130は、伝送路BのEast方向からのOSC信号を分波部151から受信して監視制御部140に制御情報として伝える。そして、監視通信部130は、監視制御部140からの監視制御情報に基づいて伝送路AのEast方向へのOSC信号を作成し、合波部110に送信する。
監視通信部131は、伝送路AのWest方向からのOSC信号を分波部150から受信して監視制御部140に制御情報として伝える。そして、監視通信部131は、監視制御部140からの監視制御情報に基づいて伝送路BのWest方向へのOSC信号を作成し、合波部111に送信する。
監視制御部140は、監視通信部130および131からの制御情報に基づいて、クロスコネクト部120および160と、光増幅器171および173の制御を行う。
図5を参照して、本実施形態の光伝送装置4の動作について説明する。図5では、伝送路AのEast方向に向かう伝送路(光伝送装置4#nと光伝送装置4#n+1の間)で伝送路断が発生したときの光伝送装置4の動作について説明する。なお、図5に示したS1からS5は、次のステップS1からS5に対応する。
ステップS1:伝送路Aにおいて伝送路の切断が発生する。
ステップS2:伝送路Aの切断個所の下流にあたる光伝送装置#n+1の監視通信部231は、WDM信号に含まれる伝送路AのWest方向からのOSC信号が途絶えたことを検知する。
ステップS3:監視通信部231は、監視制御部240に、伝送路AのWest方向からのOSC信号の途絶を検知したことを制御情報として伝える。
ステップS4:監視通信部231からの制御情報に基づいて、監視制御部240は、伝送路Aに障害が発生したと判断する。そして、監視制御部240は、その判断結果に基づいて、伝送路BのWest方向へのOSC信号により、隣接する光伝送装置4#nの監視制御部140に伝送路AのEast方向へのWDM出力信号に対するAPR動作を要求する。
ステップS5:光伝送装置4#nの監視制御部140は、伝送路BのWest方向へのWDM入力信号に含まれる監視制御部240からのOSC信号により、APR動作の要求を受信する。そして、APR動作の要求に基づいて、監視制御部140は、伝送路Aのクロスコネクト部120に、監視通信部130からのEast方向へのOSC信号以外の信号を除いたWDM出力信号を作成させる信号制限を行わせる。これにより、クロスコネクト部120から光増幅器171に入力されるWDM出力信号の出力レベルは低下される。すなわち、光増幅器171に入力されるWDM出力信号光の出力レベルが低下されるので、光増幅器171から伝送路に出力される出力レベルは安全を確保できる出力レベルに低下される。
このようにして、ステップS1で発生した伝送路Aの切断は、隣接する光伝送装置4#n+1にて検知される。そして、光伝送装置4#n+1がAPR動作の要求を光伝送装置4#nに送信して、光伝送装置4#nはAPR動作を行う。
なお、ステップS1で発生した切断が修復されれば、監視通信部231は、監視通信部130からのEast方向への出力が維持されているOSC信号を再度受信することができる。監視通信部231は、光伝送装置4#nから伝送路Aを経由してOSC信号を再度受信したことを制御情報として監視制御部240に伝える。そして、監視通信部231からその制御情報を受けて、監視制御部240は、伝送路Aの切断が修復されたと判断する。その判断結果に基づいて、監視制御部240は、監視制御部140へのAPR動作の要求を解除する。監視制御部140は、APR動作の要求の解除を受信して、伝送路Aのクロスコネクト部120に上述の信号制限を解除させる。
したがって、伝送路Aの切断の修復により、伝送路AのEast方向へのWDM出力信号の作成は、自律的に復旧される。すなわち、伝送路AのEast方向へのWDM出力信号の出力レベルは本来の出力レベルに戻される。光伝送装置4#nのAPR動作は、自律的に解除される。
以上、本実施形態の光伝送装置は、第1の実施形態および第2の実施形態と同様に、OSC信号の長距離伝送に対応することができる。さらに、本実施形態の光伝送装置4は、長距離伝送に対応し、かつ対向する伝送路のOSC信号を使用した伝送路の障害発生と修復の検知に基づいて、上述の信号制限の起動と解除を自律的に行うことができる。
なお、本実施形態では、監視通信部がOSC信号の途絶を検知して監視制御部に伝送路の障害発生を知らせると説明したが、伝送路の障害発生の検知はOSC信号の途絶の検知には限定されない。例えば、伝送路からのWDM入力信号を受信して増幅する光増幅器が、WDM入力信号の信号断を検知して監視通信部に知らせてもよい。また、クロスコネクト部または分波部がWDM入力信号に含まれる主信号とOSC信号をそれぞれモニタリングする手段を備え、そのモニタリング結果を監視制御部に知らせてもよい。
また、上述のステップで説明した動作は、本実施形態の動作例として例示したものであり、本発明は、上述のステップで説明した動作に限定されない。
なお、本願発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本願発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更、変形して実施することが出来る。
1、2、3、4、4#n、4#n+1、4#n+2 光伝送装置
10 合波手段
11、13、22 クロスコネクト手段
12 監視制御手段
21、23 光増幅器
24 分波手段
25 監視通信手段
110、111、210、211 合波部
120、160、220、260 クロスコネクト部
130、131、230、231 監視通信部
140、240 監視制御部
150、151、250、251 分波部
170、171、172、173、270、271、272、273 光増幅器

Claims (7)

  1. 送信監視制御信号とAdd信号群とを合波し、合波信号を出力する合波手段と、
    波長選択スイッチ機能により前記合波信号を選択的に切り替えて送信WDM信号を作成し、前記送信WDM信号を伝送ラインに出力するクロスコネクト手段と、
    外部からの制御情報に基づいて、少なくとも前記送信監視制御信号を含み、前記送信監視制御信号を除く信号の一部または全部を含まない前記送信WDM信号を作成する信号制限を前記クロスコネクト手段に指示する監視制御手段と
    を備えることを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記送信WDM信号を増幅する第1の光増幅器をさらに備え、
    前記監視制御手段は、前記制御情報に基づいて前記クロスコネクト手段と前記第1の光増幅器を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記クロスコネクト手段は、前記合波信号および外部からの受信WDM信号を用いて前記送信WDM信号を作成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光伝送装置。
  4. 前記受信WDM信号を増幅する第2の光増幅器と、
    前記増幅された前記受信WDM信号から前記クロスコネクト手段により分波された分波信号から、Drop信号群と受信監視制御信号を分波する分波手段と、
    前記受信監視制御信号を少なくとも含む入力信号に基づいて、前記制御情報を作成して前記監視制御手段に送信し、前記監視制御手段からの監視制御情報に基づいて前記送信監視制御信号を出力する監視通信手段をさらに備え、
    前記クロスコネクト手段は、前記監視制御手段からの制御信号によって所定の分波信号を分波する機能をさらに備え、
    前記監視制御手段は、前記制御情報に基づいて前記クロスコネクト手段と前記第2の光増幅器を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の光伝送装置。
  5. 前記監視制御手段は、前記制御情報に前記伝送ラインに関わる伝送路の障害を検知したことを知らせるアラーム情報が含まれているとき、前記クロスコネクト手段に前記信号制限を指示し、
    前記制御情報に前記伝送ラインに関わる伝送路の障害の復旧を検知したことを知らせる情報が含まれているとき、前記クロスコネクト手段に前記信号制限の解除を指示する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  6. 第1の送信監視制御信号と第1のAdd信号群とを合波し、第1の合波信号を出力する合波手段と、
    外部からWDM信号を入力し、波長選択スイッチ機能により前記第1の合波信号を選択的に切り替えて第1の送信WDM信号を作成し、前記第1の送信WDM信号を第1の伝送ラインから外部へ出力する第1のクロスコネクト手段と、
    外部からの制御情報に基づいて、少なくとも前記第1の送信監視制御信号を含み、前記第1の送信監視制御信号を除く信号の一部または全部を含まない前記第1の送信WDM信号を作成する信号制限を前記第1のクロスコネクト手段に指示する監視制御手段を備える第1の光伝送装置と、
    第2の送信監視制御信号と第2のAdd信号群とを合波し、第2の合波信号を出力する合波手段と、
    前記第1の送信WDM信号を第1の受信WDM信号として前記第1の伝送ラインから入力し、波長選択スイッチ機能により前記第2の合波信号を選択的に切り替えて第2の送信WDM信号を作成し、前記第2の送信WDM信号を第2の受信WDM信号として第2の伝送ラインから前記第1の光伝送装置へ入力する第2のクロスコネクト手段と、
    外部からの制御情報に基づいて、少なくとも前記第2の送信監視制御信号を含み、前記第2の送信監視制御信号を除く信号の一部または全部を含まない前記第2の送信WDM信号を作成する信号制限を前記第2のクロスコネクト手段に指示する監視制御手段を備える第2の光伝送装置とを備える
    ことを特徴とする光伝送システム。
  7. 送信監視制御信号とAdd信号群とを合波して合波信号を出力し、
    波長選択スイッチ機能により前記合波信号を選択的に切り替えて送信WDM信号を作成して、前記送信WDM信号を伝送ラインに出力し、
    外部からの制御情報に基づいて、少なくとも前記送信監視制御信号を含み、前記送信監視制御信号を除く信号の一部または全部を含まない前記送信WDM信号を作成させる信号制限を前記クロスコネクト手段に指示する
    ことを特徴とする光伝送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023042345A1 (ja) * 2021-09-16 2023-03-23 日本電信電話株式会社 光通信システム、管理制御装置及び制御信号伝送方法

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