JP2012106349A - 印字機のインキ塗布装置およびインキ塗布方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印字ヘッドの活字面に塗布されるインキのムラなどを均一化ないし平準化し、ラベル連続帯その他の印字用紙上への印字のムラや滲みを回避可能であって、簡単な構成で印字品質を均一化可能な印字機のインキ塗布装置およびインキ塗布方法を提供すること。
【解決手段】印字バンドの活字面に転写塗布された状態のインキをブレードやブラシなどのインキ均一化部材33によってインキを均一に伸ばし広げて均一化することに着目し、アーム軸19に取り付けて印字ヘッドに接近および離反可能なローラーアーム20を有し、インキローラー7を取り付けたローラーアーム20には、インキローラー7の長さ方向にわたって延びるとともに印字ヘッドの活字面に接触可能なインキ均一化部材33を設けていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は印字機のインキ塗布装置およびインキ塗布方法にかかるもので、とくに印字のムラや滲みを防止可能とした印字機のインキ塗布装置およびインキ塗布方法に関するものである。
従来から、印字機のインキ塗布装置としては、インキローラーにインキを含浸しておくとともに、印字ヘッドの活字面(印版表面)をこのインキローラーが転動することによってインキを活字面に転写するように構成されており、さらにこのインキを印字用紙に転写して印字を行うものである。
印字機として携帯式ラベル印字貼付け機1を例にとって図6ないし図8にもとづき概説する。
図6は、携帯式ラベル印字貼付け機1の概略側面図であって、携帯式ラベル印字貼付け機1は、携帯可能な貼付け機本体2(印字機本体)と、ラベル連続体3(印字用紙)のラベル保持ケース4と、ラベル移送ローラー5と、印字ヘッド6と、インキローラー7と、プラテン8と、転向ピン9と、貼付けローラー10と、を有する。
貼付け機本体2は、これと一体形成したグリップ11を有し、グリップ11と協働する操作レバー12をレバー軸13のまわりに回動操作可能に取り付けてあり、レバー付勢スプリング14により、図示の握持開放状態に操作レバー12を付勢している。
携帯式ラベル印字貼付け機1の使用者は、レバー付勢スプリング14の付勢力に抗してグリップ11および操作レバー12を握持および開放することにより、インキローラー7による印字ヘッド6へのインキ塗布よび印字ヘッド6によるラベル連続体3への印字を行うとともに、ラベル移送ローラー5によるラベル連続体3を移送する。
ラベル連続体3は、図6中にその一部を拡大して示しているように、帯状の台紙15に複数枚のラベル片16を仮着したもので、ラベル保持ケース4からラベル移送ローラー5の方向に繰り出されるように装填されて、プラテン8上におけるラベル片16への印字ののち、転向ピン9において台紙15のみをラベル移送ローラー5の方向に転向させ、ラベル片16を台紙15から剥離して貼付けローラー10により所望の物品にラベル片16を貼り付け可能としている。
ラベル移送ローラー5は、任意の連結機構(図示せず)によりこれを操作レバー12と連結し、移送方向に所定ピッチで回転してラベル連続体3を移送する。
図7(1)は、印字ヘッド6の底部の要部拡大正面図であって、印字ヘッド6は、操作レバー12の先端部にこれを取り付けてあり、図7(1)に示すように、任意の列数(図示の例では五列)の印字バンド17をそれぞれ回転可能に設けて、数字や記号などを型取った任意の活字を各列において選択可能としてあり、選択した活字18の活字面18Aをインキローラー7の方向に露出している。
インキローラー7は、インキを含浸しており、印字ヘッド6がラベル連続体3に向かって移動してゆくにともなって活字面18Aに転動し、インキを塗布可能とする。
すなわち、貼付け機本体2の図6中左上方端部にはアーム軸19を取り付け、このアーム軸19には、印字ヘッド6に接近および離反可能に揺動する左右一対のローラーアーム20を取り付ける。
図8は、インキローラー7およびローラーアーム20の斜視図であって、インキローラー7は、ローラーアーム20の先端部にこれを回転可能に取り付け、印字ヘッド6の稼働に応じてアーム軸19のまわりにローラーアーム20が揺動するにともなって印字ヘッド6の活字面18Aに転動可能である。
なおアーム軸19には、ローラー付勢スプリング21を設けて、ローラーアーム20およびインキローラー7を印字ヘッド6の印字バンド17の方向に常時付勢可能としている。
プラテン8は、この上面に移送されてきたラベル連続体3に印字ヘッド6(活字18)により押し当ててラベル片16への印字を可能とする。
こうした構成の携帯式ラベル印字貼付け機1において、操作レバー12を操作することにより印字ヘッド6がプラテン8上のラベル連続体3に対して下降および上昇して印字動作を行う。
すなわち、レバー付勢スプリング14の付勢力に抗してグリップ11および操作レバー12を握持することにより、印字ヘッド6が左右一対のローラーアーム20の間においてプラテン8の方向に揺動し、ローラー付勢スプリング21の付勢力に抗してインキローラー7を押し下げながら、インキローラー7のインキを印字バンド17における活字18の活字面18Aに塗布し、この活字面18Aがラベル連続体3のラベル片16の表面に押し付けられることにより印字が行われる。
しかしながら、上述のような印字工程では、インキローラー7から活字面18Aに転写されたインキがそのままラベル片16に転写されることになるので、活字面18Aの面上でインキの塗布状態に偏りやムラさらにはインキ不足あるいはインキ過多があると、インキローラー7からラベル片16にインキを転写する際に、そのまま印字の偏りやムラあるいはカスレや滲みが現れてしまうという問題がある。
図7(2)は、ラベル片16上への印字(たとえば、五列の数字「12345」の印字)の状態の一例を示す説明図であって、数字「1」の上部や数字「2」の下部に印字欠け部22があること、あるいは数字「4」の下部や数字「5」の上部に印字膨出部23があること、を示している。もちろん、こうした印字欠け部22や印字膨出部23以外にも印字の濃淡などのムラ、あるいはカスレや滲みが発生する可能性がある。
活字面18Aの面上でインキの偏りやムラなどが発生する原因としては、インキローラー7はスポンジ状であるためその表面にムラができていること、したがって、インキローラー7から活字面18Aに転写される際にインキ塗布の過不足などのムラが発生しやすいこと、さらには、活字面18Aへのインキの塗布状態、印字ヘッド6における印字バンド17の隣どうしの組立て誤差、アーム軸19におけるインキローラー7やローラーアーム20の組立て誤差、あるいは印字ヘッド6とインキローラー7との相対的位置関係が相互に平行状態を維持して稼働するために正しく規制されているか否か、などがあげられ、結果的に、印字品質としても適正レベルを得ることが困難な場合があると考えられる。
特開昭57−163593号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、印字ヘッドの活字面に塗布されるインキのムラなどを均一化ないし平準化可能な印字機のインキ塗布装置およびインキ塗布方法を提供することを課題とする。
また本発明は、ラベル連続帯その他の印字用紙上への印字のムラや滲みを回避可能な印字機のインキ塗布装置およびインキ塗布方法を提供することを課題とする。
また本発明は、印字品質を均一化可能な印字機のインキ塗布装置およびインキ塗布方法を提供することを課題とする。
また本発明は、簡単な構成でインキ塗布状態の均一化が可能な印字機のインキ塗布装置およびインキ塗布方法を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、印字バンドの活字面に転写塗布された状態のインキをブレードやブラシなどのインキ均一化部材によってインキを均一に伸ばし広げて均一化することに着目したもので、第一の発明は、印字機本体と、この印字機本体に装填した印字用紙に印字する印字ヘッドと、この印字ヘッドの活字面にインキを塗布するインキローラーと、を有する印字機のインキ塗布装置であって、上記印字機本体に取り付けたアーム軸と、このアーム軸に取り付けて上記印字ヘッドに接近および離反可能なローラーアームと、を有し、上記インキローラーは、このローラーアームにこれを取り付け、このローラーアームには、上記インキローラーの長さ方向にわたって延びるとともに上記印字ヘッドの上記活字面に接触可能なインキ均一化部材を設けていることを特徴とする印字機のインキ塗布装置である。
第二の発明は、印字機本体と、この印字機本体に装填した印字用紙に印字する印字ヘッドと、この印字ヘッドの活字面にインキを塗布するインキローラーと、を有する印字機のインキ塗布方法であって、上記印字機本体に設けたアーム軸にローラーアームを取り付けて、上記印字ヘッドに接近および離反可能とし、上記インキローラーは、このローラーアームにこれを取り付け、このローラーアームに、上記インキローラーの長さ方向にわたって延びるとともに上記印字ヘッドの上記活字面に接触可能なインキ均一化部材を設け、このインキ均一化部材は、上記インキローラーが上記印字ヘッドの上記活字面に接触したのち上記活字面に接触可能として、上記印字ヘッドの上記活字面に塗布された上記インキを上記活字面において均一にすることを特徴とする印字機のインキ塗布方法である。
上記インキ均一化部材は、板状のブレードであることができる。このブレードは、柔らかく弾力性がある薄板状であることが望ましい。
上記インキ均一化部材は、幅広のブラシであることができる。このブラシは、柔らかい毛状素材を密に植設したものであることが望ましい。
上記インキ均一化部材は、上記印字ヘッドの上記活字面に塗布された上記インキを上記活字面において均一にすることができる。
上記インキ均一化部材は、上記インキローラーが上記印字ヘッドの上記活字面に接触したのち、上記活字面に接触可能であることができる。
上記インキ均一化部材は、上記ローラーアームが上記印字ヘッドに対して揺動するその離反方向において、上記インキローラーより後方側にこれを位置させていることができる。
上記インキ均一化部材は、上記印字ヘッドにおいて複数列に設けた上記活字面のその列方向に延びていることができる。
上記ローラーアームは、上記インキ均一化部材を取り付け可能な取付け板をその先端部に有することができる。
本発明による印字機のインキ塗布装置およびインキ塗布方法においては、活字面に転写塗布された状態のインキをブレードやブラシなどのインキ均一化部材によってインキをなでるように均一に伸ばし広げて平準化するようにしたので、インキの各種ムラや滲みを低減し、良好な印字を得ることができる。
とくに第一の発明の印字機のインキ塗布装置によれば、インキローラーの長さ方向にわたって延びるとともに印字ヘッドの活字面に接触可能なインキ均一化部材を設けたので、インキローラーが印字ヘッドの活字面に接触してインキを塗布した状態で、このインキ均一化部材が活字面に接触し、活字面上のインキを均一に押し延ばして広げるので、活字面上のインキを均一の厚さとし、印字用紙へのインキ転写による印字を各種ムラや滲みのない良好なものとすることができる。
とくに第二の発明の印字機のインキ塗布方法によれば、インキローラーが印字ヘッドの活字面に接触したのちインキ均一化部材が活字面に接触可能とし、印字ヘッドの活字面に塗布されたインキを活字面において均一にするように塗布することができる。
本発明の実施例によるインキ塗布装置31を備えた携帯式ラベル印字貼付け機30(印字機)の概略側面図である。 同、本発明の実施例によるインキ塗布装置31の斜視図である。 同、ラベル片16上への印字(たとえば、五列の数字「12345」の印字)の状態の一例を示す説明図である。 同、グリップ11および操作レバー12を握持して印字ヘッド6をインキローラー7を押し除けながらプラテン8方向に往動する工程(1)、(2)、(3)、(4)を順次示す要部概略側面図である。 同、グリップ11および操作レバー12を開放してレバー付勢スプリング14の付勢力により、印字ヘッド6が原状位置(図5中上方)に復動する工程(1)、(2)、(3)、(4)を順次示す要部概略側面図である。 従来の携帯式ラベル印字貼付け機1の概略側面図である。 同、図7(1)は、印字ヘッド6の底部の要部拡大正面図、図7(2)は、ラベル片16上への印字(たとえば、五列の数字「12345」の印字)の状態の一例を示す説明図である。 同、インキローラー7およびローラーアーム20の斜視図である。
本発明は、インキローラーによる活字面へのインキの塗布状態をブレードやブラシなどのインキ均一化部材により均一化するようにしたので、良好な印字を確保可能な印字機のインキ塗布装置およびインキ塗布方法を実現した。
つぎに本発明の実施例による印字機のインキ塗布装置およびインキ塗布方法を図1ないし図5にもとづき説明する。ただし、図6ないし図8と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、携帯式ラベル印字貼付け機30(印字機)の概略側面図であって、携帯式ラベル印字貼付け機30は、前述した従来の携帯式ラベル印字貼付け機1(図6)と同様に、携帯可能な貼付け機本体2(印字機本体)、ラベル連続体3(印字用紙)のラベル保持ケース4、ラベル移送ローラー5、印字ヘッド6、インキローラー7、プラテン8、転向ピン9および貼付けローラー10などを有するとともに、当該実施例によるインキ塗布装置31を備えている。ただし図1には、従来の携帯式ラベル印字貼付け機1とは異なる当該インキ塗布装置31のみを描いている。
すなわち図2は、インキ塗布装置31の斜視図であって、インキ塗布装置31は、一方のローラーアーム20の先端部に一体かつ片持ち式に、さらにインキローラー7の軸方向に平行に形成した取付け板32と、印字ヘッド6方向に突出するように取付け板32に取り付けているインキ均一化部材33と、を有する。
インキ均一化部材33は、インキローラー7の長さ方向に、すなわち、印字ヘッド6において複数列に設けた活字面18Aのその列方向にわたって延びるとともに、その前方面33Aおよび後方面33Bが、アーム軸19のまわりにおけるインキローラー7の揺動にともなって、いずれか一方が印字ヘッド6の活字面18Aに接触可能なようにローラーアーム20にこれを設けている。
ただし、インキ均一化部材33は、ローラーアーム20が印字ヘッド6に対して揺動するその離反方向において、インキローラー7より後方側にこれを位置させている。
したがって、印字ヘッド6がプラテン8の方向に下降してインキローラー7が印字ヘッド6の活字面18Aに接触してインキを塗布したのち、インキ均一化部材33(前方面33A)が活字面18Aに接触通過可能であって、活字面18Aに塗布されたインキを活字面18Aにおいて均一化可能である。さらにまた、印字ヘッド8がプラテン8上のラベル連続体3の表面から離反するように上昇してゆく際には、インキ均一化部材33(後方面33B)が活字面18Aに接触通過したのち、インキローラー7が印字ヘッド7の下方部を復動可能である(図4、図5にもとづき後述)。
図示の例では、インキ均一化部材33は、インキが染み込まないゴム材その他の弾性を有する柔らかい薄板状のブレードであるが、活字面18Aに塗布されたインキを均一化可能であれば、その他、同じく弾性的な柔らかい幅広のブラシなど、任意の部材を採用可能である。
図3は、図7(2)と同様に、ラベル片16上への印字(たとえば、五列の数字「12345」の印字)の状態の一例を示す説明図であるが、図7(2)とは異なって、インキ均一化部材33を採用したインキ塗布装置31によって、前記印字欠け部22や印字膨出部23がなく、いずれの数字「1」、「2」、「3」、「4」、「5」にもムラや滲みがなく良好な印字品質を得られている。
こうした構成のインキ塗布装置31の動作について、図4および図5にもとづき説明する。
図4は、前記グリップ11および操作レバー12を握持して印字ヘッド6をインキローラー7を押し除けながらプラテン8方向に往動する工程(1)、(2)、(3)、(4)を順次示す要部概略側面図であって、図4(1)は、グリップ11および操作レバー12を開放している状態を示し、インキローラー7が活字面18Aに接触しているが、インキ均一化部材33は活字面18Aにまだ接触していない。
図4(2)は、ローラー付勢スプリング21の付勢力に抗してグリップ11および操作レバー12を握持し始めた状態を示し、印字ヘッド6がラベル連続体3に向かって移動してゆくにともなって、インキローラー7は印字ヘッド6の活字面18Aに転動してインキを転写してゆくとともに、インキ均一化部材33(とくにその前方面33Aの先端部分)が活字面18Aに接触し始める。
図4(3)は、グリップ11および操作レバー12をさらに握持し始めた状態を示し、インキローラー7が印字ヘッド6の活字面18Aに接触したのち印字ヘッド6から離反してゆくとともに、活字面18Aに接触し始めたインキ均一化部材33が、たわみながら活字面18Aに弾性的に接触してこれをなでるように移動してゆくので、活字面18Aに塗布されたインキを活字面18Aにおいて均一にする。
図4(4)は、グリップ11および操作レバー12を最後まで握持した状態を示し、インキローラー7およびインキ均一化部材33はともに、印字ヘッド6から離反し、インキ均一化部材33は原状に復帰し、印字ヘッド6がプラテン8上のラベル連続体3(ラベル片16)に押印して印字を行う。
インキ均一化部材33の前方面33Aのインキ均一化機能により、活字面18A上のインキが上述のように均一化されているので、上記印字はラベル片16上に均一に行われる結果、各種のムラや滲みのない良好な印字品質を得ることができる。
つぎに図5は、グリップ11および操作レバー12を開放してレバー付勢スプリング14の付勢力により、印字ヘッド6が原状位置(図5中上方)に復動する工程(1)、(2)、(3)、(4)を順次示す要部概略側面図であって、図5(1)は、図4(4)と事実上同一の状態を示すものであるが、グリップ11および操作レバー12を開放している状態を示し、インキローラー7およびインキ均一化部材33は印字ヘッド6の底面に復帰する方向(図3に図示の状態)に復動し始める。
図5(2)は、印字ヘッド6が復動し始めてインキ均一化部材33(とくにその後方面33Bの先端部分)が活字面18Aに再度弾性的に接触し始める状態を示し、インキローラー7は、印字ヘッド6がラベル連続体3から離反してゆくにともなって印字ヘッド6の底面に接近し、一方インキ均一化部材33が印字ヘッド6の活字面18Aに接近してゆく。
図5(3)は、印字ヘッド6がさらに復動している状態を示しており、インキ均一化部材33が活字面18Aに接触している。
インキ均一化部材33は、たわみながら活字面18Aに弾性的に接触して、この活字面18Aをなでて清掃するように移動してゆく。
すなわち、プラテン8上のラベル片16に所定印字圧で接触押印して上昇した印字ヘッド6の活字面18Aには、ラベル片16上の紙粉や紙繊維その他の小さなゴミなどが付着していることがあり、このゴミがつぎの押印時に印字品質に影響を及ぼす可能性があるが、インキ均一化部材33の後方面33Bによる活字面18Aの接触清掃機能によりこれらのゴミが取り除かれ、良好かつ適正な印字品質を保持することができる。
図5(4)は、印字ヘッド6およびインキローラー7さらにインキ均一化部材33が完全に原状に復帰した状態を示し、インキ均一化部材33は印字ヘッド6から離反したその原状に復帰し、インキローラー7はつぎのインキ塗布の動作のために印字ヘッド6の底面で待機する。
かくして、印字ヘッド6がラベル連続体3などの印字用紙への接離移動にともなって、すなわち、印字ヘッド6およびインキローラー7の相互動作にともなって活字面18Aにインキが塗布されるとともに、その塗布ののちにインキ均一化部材33が活字面18Aを弾性的に接触離反するので、活字面18A上のインキを均一に引き延ばして活字面18A上のインキがラベル片16上に均一に転写されることを保証するとともに、活字面18Aの清掃も可能であって、携帯式あるいは固定式にかかわらずこの種の印字機について良好な印字性能を確保することができる。
1 携帯式ラベル印字貼付け機(従来の印字機、図6)
2 貼付け機本体(印字機本体)
3 ラベル連続体(印字用紙)
4 ラベル保持ケース
5 ラベル移送ローラー
6 印字ヘッド
7 インキローラー
8 プラテン
9 転向ピン
10 貼付けローラー
11 グリップ
12 操作レバー
13 レバー軸
14 レバー付勢スプリング
15 台紙
16 ラベル片
17 印字バンド
18 活字
18A 活字18の活字面
19 アーム軸
20 ローラーアーム
21 ローラー付勢スプリング
22 印字欠け部(図7(2))
23 印字膨出部
30 携帯式ラベル印字貼付け機(図1)
31 携帯式ラベル印字貼付け機(印字機)のインキ塗布装置31(実施例、図1、図2)
32 取付け板
33 インキ均一化部材
33A インキ均一化部材33の前方面
33B インキ均一化部材33の後方面

Claims (9)

  1. 印字機本体と、
    この印字機本体に装填した印字用紙に印字する印字ヘッドと、
    この印字ヘッドの活字面にインキを塗布するインキローラーと、を有する印字機のインキ塗布装置であって、
    前記印字機本体に取り付けたアーム軸と、
    このアーム軸に取り付けて前記印字ヘッドに接近および離反可能なローラーアームと、を有し、
    前記インキローラーは、このローラーアームにこれを取り付け、
    このローラーアームには、前記インキローラーの長さ方向にわたって延びるとともに前記印字ヘッドの前記活字面に接触可能なインキ均一化部材を設けていることを特徴とする印字機のインキ塗布装置。
  2. 前記インキ均一化部材は、板状のブレードであることを特徴とする請求項1記載の印字機のインキ塗布装置。
  3. 前記インキ均一化部材は、幅広のブラシであることを特徴とする請求項1記載の印字機のインキ塗布装置。
  4. 前記インキ均一化部材は、前記印字ヘッドの前記活字面に塗布された前記インキを前記活字面において均一にすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の印字機のインキ塗布装置。
  5. 前記インキ均一化部材は、前記インキローラーが前記印字ヘッドの前記活字面に接触したのち、前記活字面に接触可能であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の印字機のインキ塗布装置。
  6. 前記インキ均一化部材は、前記ローラーアームが前記印字ヘッドに対して揺動するその離反方向において、前記インキローラーより後方側にこれを位置させていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の印字機のインキ塗布装置。
  7. 前記インキ均一化部材は、前記印字ヘッドにおいて複数列に設けた前記活字面のその列方向に延びていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の印字機のインキ塗布装置。
  8. 前記ローラーアームは、前記インキ均一化部材を取り付け可能な取付け板をその先端部に有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の印字機のインキ塗布装置。
  9. 印字機本体と、
    この印字機本体に装填した印字用紙に印字する印字ヘッドと、
    この印字ヘッドの活字面にインキを塗布するインキローラーと、を有する印字機のインキ塗布方法であって、
    前記印字機本体に設けたアーム軸にローラーアームを取り付けて、前記印字ヘッドに接近および離反可能とし、
    前記インキローラーは、このローラーアームにこれを取り付け、
    このローラーアームに、前記インキローラーの長さ方向にわたって延びるとともに前記印字ヘッドの前記活字面に接触可能なインキ均一化部材を設け、
    このインキ均一化部材は、前記インキローラーが前記印字ヘッドの前記活字面に接触したのち前記活字面に接触可能として、前記印字ヘッドの前記活字面に塗布された前記インキを前記活字面において均一にすることを特徴とする印字機のインキ塗布方法。
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