JP5507207B2 - 携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置 - Google Patents

携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置 Download PDF

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Description

本発明は携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置にかかるもので、とくに帯状のラベル連続体を装填して移送、印字および貼付けなどを行う携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置に関するものである。
従来の携帯式ラベル印字貼付け機においては、その印字器のゴムバンドなどに印字文字を彫り込み、この印字文字にインキローラーによりインキを付着させて、操作レバーなどの操作部を作業者が握って、ラベル連続体のラベル片に押し当てるようにしてスタンプ印字を行っている。
図3は、従来からの一般的な携帯式ラベル印字貼付け機1の側面図であって、携帯式ラベル印字貼付け機1は、左右(図3中、表裏)一対の側板2と、操作部3と、保持部4と、移送部5と、印字部6と、剥離部7と、貼付け部8と、底蓋9と、を有する。
左右一対の側板2は、帯状のラベル連続体10の幅より大きな間隔を互いの間にあけて配置している。
ラベル連続体10は、これをロール芯11にロール状に巻いた状態で保持部4から側板2の間に供給するもので、帯状の台紙12に複数枚のラベル片13を仮着したものである。
なお、ラベル連続体10には、移送部5により移送可能とする移送用丸パンチあるいは任意形状の移送用カット14を形成している。
操作部3は、側板2の一端(図3中、右端)に設けているもので、側板2と一体のハンドル15と、操作レバー16と、を有し、操作レバー16をレバー軸17のまわりに握持開放可能に取り付けるとともに、レバーバネ18により操作レバー16を常に開放状態(図3中、時計方向)に付勢している。
なお操作レバー16は、左右一対の側板2の間にその前方(図3中、右側方向)まで延びる一対のヨーク16Aを一体に有し、ヨーク16Aの先端部の間に印字部6の印字器23(後述)を取り付けている。
保持部4は、側板2の上部に設けるとともに、その保持軸19にロール芯11(ロール状のラベル連続体10)を片持ち式に保持する。
移送部5は、左右一対の側板2の間にこれを設けるとともに、操作部3の操作によって保持部4からラベル連続体10を印字部6、剥離部7および貼付け部8方向に移送するもので、移送用ローラー20を有する。
移送用ローラー20は、側板2にまたがって設けたローラー軸21のまわりにこれを回転可能に取り付けるとともに、ラベル連続体10が係合可能な係合ピン22をその周面に等角度間隔で突出形成して、その上部周面に位置する係合ピン22がラベル連続体10に係合し、下部周面に位置する係合ピン22が台紙12に係合可能としている。
なお、移送用ローラー20には、ワンウェイクラッチ(図示せず)を設けて、ラベル連続体10の移送方向のみに移送用ローラー20を回転可能としているとともに、操作レバー16に取り付けた移送用鈎(図示せず)を、操作レバー16の握持開放にともなって移送用ローラー20の側面の係脱突出部(図示せず)に係脱させることにより、ラベル片13のピッチずつ移送用ローラー20を回転可能としている。
印字部6は、ラベル連続体10のラベル片13に印字を行うもので、印字器23、印字受け台24と、インキローラー25と、ラベル押さえ部材26と、を有する。
印字器23は、ゴム材料によるエンドレス印字バンド27を複数列に並列させており、その印字文字28にインキローラー25によりインキを塗布可能である。
印字受け台24は、移送用ローラー20と同様にローラー軸21に揺動可能にこれを取り付ける。
インキローラー25は、ローラーアーム29の先端部にこれを回転可能に取り付けてある。
図4は、ハンドル15および操作レバー16を握持し、印字器23により印字受け台24上のラベル連続体10(ラベル片13)に印字する状態を示す側面図であって、印字器23におけるエンドレス印字バンド27の印字文字28を印字受け台24上のラベル連続体10に押し当てることにより、ラベル片13に印字可能である。
図5は、印字受け台24およびラベル押さえ部材26部分を下流側(剥離部7や貼付け部8側)から見た拡大説明図、図6は、ラベル押さえ部材26部分を印字受け台24方向に見た拡大説明図である。
とくに図5および図6に示すように、ラベル押さえ部材26は、ラベル連続体10の幅方向に横断する上流側ガイド部30および下流側ガイド部31と、これらを接続する左右一対の側方ガイド部32と、を有し、これら部分により囲まれるその中央部に中央開放部33を開放形成してある。
なおラベル押さえ部材26は、その一対の側方ガイド部32の部分で印字受け台24に対して所定の相対位置関係に位置するように側板2の内壁面にこれを固定している。
上流側ガイド部30によりラベル連続体10を移送用ローラー20方向から印字受け台24に向かって案内可能であるとともに、図5中、一部拡大して示したように、側方ガイド部32により印字受け台24上のラベル連続体10の左右両側端部10Aを印字受け台24との間(隙間G)で案内可能である。
すなわち、中央開放部33に印字器23を押し当てるように位置させてエンドレス印字バンド27の印字文字28(図6中、仮想線)により印字するとともに、側方ガイド部32によりラベル連続体10の左右両側端部10Aを印字受け台24との間で案内してラベル連続体10を印字受け台24から浮き上がらせず、その安定した移送も保証している。
剥離部7は、移送部5によるラベル連続体10の移送にともなってラベル連続体10の台紙11からラベル片13を剥離する。
印字受け台24の先端部に設けた剥離ピン34(図3)においてラベル連続体10の台紙12のみを転向させて移送用ローラー20の係合ピン22に係合させ後方側(下流側)に引くことにより、台紙12からラベル片13を剥離可能とする。
貼付け部8は、剥離部7において剥離されたラベル片13を被貼付け物(図示せず)に貼り付けるためのもので、側板2の先端下方部(図3中、左端下方部)に設けた底蓋9の底蓋軸35に回転可能に取り付けた貼付けローラー36を有する。
底蓋9は、側板2の底部を閉鎖可能とするもので、底蓋軸35のまわりに開閉可能に揺動し、ラベル連続体10の携帯式ラベル印字貼付け機1内への装填を可能としている。
なお、下流側ガイド部31は、剥離されたラベル片13をその下面側の傾斜ガイド面31A(図3)により、貼付けローラー36の下方側に案内位置させて、貼付けローラー36によるラベル片13の貼付操作を確実にする。
こうした構成の携帯式ラベル印字貼付け機1において、とくに図5および図6に示すように、ラベル押さえ部材26の中央開放部33内に印字器23の印字文字28が位置してラベル片13に印字する際に、印字受け台24と印字器23の印字文字28との平行度が正常に維持されていないと、印字文字28の印字圧が均等にならず、ラベル片13上への押印の一部がかすれてしまうという問題がある。
たとえば、図7は、ラベル片13への印字の一例を示す平面図であって、ラベル連続体10(ラベル片13)の移送方向右側後方部に位置する押印28Aがかすれ、印字むらが発生している。
このような問題は、ラベル片13のラベル連続体10の移送方向における長さが短い場合、あるいはラベル連続体10の幅方向に一列のみに印字文字28が並ぶ場合にはあまり顕現化しない。
しかしながら、ラベル片13が比較的大きい場合、あるいは図6に仮想線で示しているように、ラベル連続体10の移送方向に印字文字列が(たとえば二列などに)並んでその長さが長い場合などには、印字受け台24と印字器23の印字文字28との平行度が印字品質に大きな影響を及ぼす可能性があるという問題がある。
すなわち、印字器23と印字受け台24との間の平行度が崩れていると、とくにラベル片13のサイズが大きな場合には、たとえば図7の押印28Aのように、ラベル片13の隅部において印字のかすれやむらが発生しやすいという問題がある。
上述のような印字のかすれや印字むらを解消し、印字品質を安定させるためには、印字器23による印字インパクト時の印字圧を上げて印字文字28の潰れ代を増やす必要がある。
印字圧を上げるためには、印字受け台24を可能な限り印字器23側に接近させるように構成するか、印字器23自体を印字受け台24側に接近させるように構成する必要があるが、左右一対の側板2内における、印字受け台24、印字文字28(印字器23)およびラベル押さえ部材26などの相対的な位置が相互に関係していて、実際には、各部品間の間隔を任意に調整することが困難であるという問題がある。
とくに、印字受け台24は、移送用ローラー20のローラー軸21に揺動可能にこれを取り付けるため、ローラー軸21との間にわずかな間隙を必要とする。
印字文字28(印字器23)は、レバー軸17に握持操作可能に取り付けた操作レバー16のヨーク16Aにこれを取り付けているため、ヨーク16Aを介して間接的にレバー軸17との間にわずかな間隙を必要とする。
ラベル押さえ部材26は、印字受け台24との間にラベル連続体10の左右両側端部10Aを移送案内するための隙間Gを確保した上で印字受け台24の位置を設定しなければならないため、印字受け台24とラベル押さえ部材26との間の隙間Gを必要最小限にしたところにしかその位置を設定することができないという問題がある。
要するに、印字受け台24(スタンプ台あるいはプラテン)の部分は、ラベル片13の下方部にあって印字押圧力を受けるものであるが、この印字受け台24の印字器23(印字文字28)に対する平行度ないし平面度やねじれ度などの部品精度およびこれら部品の組立て精度などによって印字品質を所定レベルに維持することが困難な場合があるという問題がある。
とくに、携帯式ラベル印字貼付け機1の組立て後に、印字受け台24における印字圧を調整することが困難であるという問題がある。
さらに、剥離部7(剥離ピン34)における台紙12の転向によりラベル片13が剥離されるのはラベル片13自体の剛性によるものであるが、ラベル片13の剥離性能を向上させるとともに、ラベル連続体10の移送の安定性を確保することが要請されている。
特開昭58−90032号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、印字器によるラベル連続体への印字圧を簡単に調整可能な携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置を提供することを課題とする。
また本発明は、印字器、印字受け台やラベル押さえ部材などの主要な部品の相対的位置関係を特別変更することなく、印字圧を増強するように調整可能とした携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置を提供することを課題とする。
また本発明は、ラベルサイズが大きな場合に印字圧の調整を行うことができるようにした携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置を提供することを課題とする。
また本発明は、ラベル連続体の移送および剥離の安定性を確保可能な携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置を提供することを課題とする。
また本発明は、印字品質および移送性能を所定レベルに維持することができる携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、従来は印字受け台およびラベル押さえ部材との間においてラベル連続体が平らなままで移送印字されている構成であるためラベル連続体の移送案内および印字圧の確保が困難であること、したがって、印字器による押印を実現する印字受け台の印字受け面のみを印字器方向に接近させてラベル連続体をわずかに湾曲させた状態で移送し、印字インパクト時には印字圧を増強して印字文字の潰れ代を確保するとともにラベル連続体は平らになるようにすることに着目したもので、帯状の台紙に複数枚のラベル片を仮着したラベル連続体を移送する移送部と、印字器および印字受け台を有し、さらにこの印字受け台上の上記ラベル連続体の左右両側端部を上記印字受け台との間で案内可能であるとともにその中央開放部に上記印字器を上記ラベル連続体に押し当てるように位置させることができるラベル押さえ部材を備えていて、上記印字受け台上に上記移送部により移送されてくる上記ラベル連続体の上記ラベル片に上記印字器を押し当てることにより印字をおこなう印字部と、上記移送部による上記ラベル連続体の移送にともなって上記ラベル連続体の上記台紙から上記ラベル片を剥離する剥離部と、この剥離部において剥離された上記ラベル片を被貼付け物に貼り付けるための貼付け部と、を有する携帯式ラベル印字貼付け機の印字圧調整装置であって、上記印字部の上記印字受け台の上面に位置している印字受け面上記中央開放部のラベル連続体の幅方向における長さよりも短い長さだけの幅を有し、上記ラベル押さえ部材における上記中央開放部の方向に突出させ、前記ラベル押さえ部材と前記印字受け台との間に移送される前記ラベル連続体を前記印字器の方向にわずかに凸状に変形可能であることを特徴とする携帯式ラベル印字貼付け機の印字圧調整装置である。
上記印字受け面は、上記印字器による上記ラベル連続体への印字圧を調整可能であることができる。
上記印字受け台は、上記ラベル押さえ部材との間に上記ラベル連続体の上記左右両側端部を位置させてこれを案内するラベル側端部案内面を有し、このラベル側端部案内面は、上記印字受け面が上記ラベル押さえ部材における上記中央開放部の方向に突出している段差分だけ低くこれを形成することができる。
上記印字受け面は、上記印字受け台と同じ材料から構成するとともに上記印字受け台に貼り付け可能としている緩衝材の表面にこれを形成することができる。
上記印字受け面は、上記印字受け台より柔らかい材料から構成するとともに上記印字受け台に貼り付け可能としている緩衝材の表面にこれを形成することができる。
上記印字受け面は、上記ラベル押さえ部材が上記印字受け台との間に上記ラベル連続体を案内可能であるようにこれを突出していることができる。
本発明による携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置においては、印字部の印字受け台の上面に形成する印字受け面を、ラベル押さえ部材における中央開放部の方向に突出させるようにしたので、従来からの各主要な部品の寸法ないし相対的な位置関係を変更することなく、印字器による印字受け台上のラベル連続体(ラベル片)への印字圧を所定レベルに調整し、印字品質を向上させるとともに、ラベル連続体の移送にあたっても印字受け台とラベル押さえ部材との間に必要なスペース(間隙G)を確保し、さらに剥離部における剥離性も向上することができる。
本発明の第1の実施例による携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置40の、印字受け台41およびラベル押さえ部材26部分を下流側(剥離部7や貼付け部8側)から見た拡大説明図である。 本発明の第2の実施例による携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置50の、印字受け台24およびラベル押さえ部材26部分を下流側(剥離部7や貼付け部8側)から見た拡大説明図である。 従来からの一般的な携帯式ラベル印字貼付け機1の側面図である。 同、ハンドル15および操作レバー16を握持し、印字器23により印字受け台24上のラベル連続体10(ラベル片13)に印字する状態を示す側面図である。 同、印字受け台24およびラベル押さえ部材26部分を下流側(剥離部7や貼付け部8側)から見た拡大説明図である。 同、ラベル押さえ部材26部分を印字受け台24方向に見た拡大説明図である。 同、ラベル片13への印字の一例を示す平面図である。
本発明は、ラベル押さえ部材の中央開放部における印字受け台の印字受け面を印字器方向に突出形成するようにしたので、印字圧を増強して、ラベル連続体の印字品質および移送性能さらに剥離性能を安定化することができる携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置を実現した。
つぎに本発明の第1の実施例による携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置40を図1にもとづき説明する。ただし、図3ないし図7と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
印字圧調整装置40は、基本的には、図3および図4に示した携帯式ラベル印字貼付け機1にこれを装備することができるもので、とくに図5および図6に示した構成と異なる部分について以下説明する。
図1は、図3および図4に示した携帯式ラベル印字貼付け機1における印字圧調整装置40の、図5と同様に印字受け台41およびラベル押さえ部材26部分を下流側(剥離部7や貼付け部8側)から見た拡大説明図である。
印字圧調整装置40においては、前記印字受け台24に相当する印字受け台41の上面に形成する印字受け面42を、ラベル押さえ部材26における中央開放部33の方向に、中央開放部33よりわずかに縮小した面積かつ均一な厚さに、言わば平面的に台状に突出させている。すなわち印字受け面42は、中央開放部33のラベル連続体10の幅方向における長さW1(幅)よりわずかに短い長さW2だけの幅を有する。
印字受け台41は、印字受け台24と同様に、移送ローラー20のローラー軸21(図3)に揺動可能にこれを取り付ける。
換言すれば印字受け台41は、ラベル押さえ部材26の左右一対の側方ガイド部32との間にラベル連続体10の左右両側端部10Aを位置させてこれを案内するラベル側端部案内面43を有し、このラベル側端部案内面43は、印字受け面42がラベル押さえ部材26における中央開放部33の方向に突出している段差D分だけ低くこれを形成している。
この印字受け面42は、印字器23が押し当てられる従来の印字受け台24より印字文字28側にその厚さ分(段差D分)だけ接近しているため、印字器23(印字文字28)によるラベル連続体10への印字圧を増強して、所定の印字圧レベルに調整可能である。
また図1中において仮想線で示すように、印字受け面42の上面を移送されてくるラベル連続体10は、段差D分だけ低い位置にあるラベル側端部案内面43の部分にその左右両側端部10Aが案内されるとともに、その下面が印字受け面42の稜縁部に接触することになるため、ラベル押さえ部材26と印字受け台41との間に移送されるラベル連続体10は印字器23の方向にわずかに凸状に変形されることになる。
すなわち、印字受け台41の印字受け面42は、ラベル押さえ部材26が印字受け台41との間にラベル連続体10を案内可能であるようにこれを突出形成することにより、ラベル連続体10をわずかに湾曲させることができる。
こうした構成の印字圧調整装置40において、とくに図1の拡大部分に示すように、ラベル連続体10はその左右両側端部10Aをラベル押さえ部材26における側方ガイド部32の下方ガイド面32Aと印字受け台41のラベル側端部案内面43との間に位置するように案内されるとともに、その左右両側端部10Aから中央部は、ラベル押さえ部材26の中央開放部33に位置して、図1に示すように印字器23方向に凸状に湾曲して案内される。
さらに印字受け面42は、印字受け台41のラベル側端部案内面43から段差D分だけ、図1中、上方に位置しているので、印字器23によるラベル連続体10の印字圧を所定レベルに増強することができ、印字文字28による押印にかすれやむらをなくし、印字品質の向上を図ることができる。
またラベル連続体10は、印字受け面42上において上方に凸状に変形した状態で移送案内されるので、移送方向に対してその剛性を増し、剥離部7における台紙12の転向に際してラベル片13の剛性が増すことになって剥離性能が安定するとともに、ラベル連続体1の底面が印字受け面42に接触する部分が少なくなって摩擦が軽減され、移送性能も安定する。
上述のような作用効果を有する印字受け面42を形成した印字受け台41について、段差Dを調節することにより、印字圧を所望の範囲に確保することができる。
なお、このような印字受け台41を複数個準備しておくことにより、必要に応じて印字圧を調整した印字圧調整装置40ないし携帯式ラベル印字貼付け機1を組み立てることができる。
図2は、本発明の第2の実施例による携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置50の、図1と同様の、印字受け台24およびラベル押さえ部材26部分を下流側(剥離部7や貼付け部8側)から見た拡大説明図であって、印字圧調整装置50においては、前記印字受け台24において、ラベル押さえ部材26の中央開放部33に臨む位置に均一な厚さ(段差Dに相当)の緩衝材51を貼り付けている。
緩衝材51の印字受け面52は、第1の実施例における印字受け面42(図1)と同様に、中央開放部33のラベル連続体10の幅方向における長さW1(幅)よりわずかに短い長さW2だけの幅を有する。
さらに、緩衝材51の印字受け面52は、印字受け台24のラベル側端部案内面43から段差D分だけ、図2中、上方に位置していることになる。
なお、緩衝材の材料としては、合成樹脂材あるいはゴム材など任意の材料を採用可能であり、印字受け台24と同じ材料あるいは印字受け台24より柔らかい弾性材料から構成することができ、印字受け台24にこれを貼り付け可能とする。
こうした構成の印字圧調整装置50においても、印字圧調整装置40(図1)と同様に、ラベル連続体10はその左右両側端部10Aをラベル押さえ部材26における側方ガイド部32の下方ガイド面32Aと印字受け台24のラベル側端部案内面43との間に位置するように案内されるとともに、その左右両側端部10Aから中央部は、ラベル押さえ部材26の中央開放部33に位置して、図2に示すように印字器23方向に凸状に湾曲して案内される。
さらに印字受け面52は、印字受け台24のラベル側端部案内面43から段差D分だけ、図2中、上方に位置しているので、印字器23によるラベル連続体10の印字圧を所定レベルに増強することができ、印字文字28による押印にかすれやむらをなくし、印字品質の向上を図ることができる。
またラベル連続体10は、印字受け面52上において上方に凸状に変形した状態で移送案内されるので、移送方向に対してその剛性を増し、剥離部7における台紙12の転向に際してラベル片13の剛性が増すことになるとともに、印字受け面52上における移送時の抵抗も低減し、剥離性能とともに移送性能も安定する。
かくして、緩衝材51付きの印字受け台24により、所望の印字圧となる高さまでその印字受け面52を印字器23側に上げることができ、印字圧を所望の範囲に確保して、印字品質、移送性能および剥離性能を安定化することができる。
また、印字受け台24上に緩衝材51を貼り付けるだけの構成でよいので、簡単な構成であるとともに、各種の厚さ(段差D)および弾性を有する材料による緩衝材51を準備しておくことにより、印字器23ないしこれを固定している操作レバー16や、ローラー軸21に取り付けている印字受け台24、さらには側板2の内壁面に固定しているラベル押さえ部材26などの主要な部品を取り替えることなく、簡単な作業で携帯式ラベル印字貼付け機1に応じて印字圧を適宜調整することができるとともに、ラベル連続体10がラベル押さえ部材26の中央開放部33においてわずかに湾曲するように変形するので、剥離部7におけるラベル片13の剥離性能も安定化させることができる。
1 携帯式ラベル印字貼付け機(図1、図2)
2 左右一対の側板
3 操作部
4 保持部
5 移送部
6 印字部
7 剥離部
8 貼付け部
9 底蓋
10 ラベル連続体
10A ラベル連続体10の左右両側端部(図1、図2、図5、図6)
11 ロール芯
12 帯状の台紙
13 ラベル片
14 移送用カット
15 ハンドル
16 操作レバー
16A 操作レバー16の一対のヨーク
17 レバー軸
18 レバーバネ
19 保持軸
20 移送用ローラー
21 ローラー軸
22 係合ピン
23 印字器
24 印字受け台
25 インキローラー
26 ラベル押さえ部材
27 エンドレス印字バンド
28 エンドレス印字バンド27の印字文字
28A 印字文字28によるラベル片13上のかすれた押印(図7)
29 ローラーアーム
30 ラベル押さえ部材26の上流側ガイド部
31 ラベル押さえ部材26の下流側ガイド部
31A 下流側ガイド部31の傾斜ガイド面(図4)
32 ラベル押さえ部材26の側方ガイド部
32A 側方ガイド部32の下方ガイド面
33 ラベル押さえ部材26の中央開放部
34 剥離ピン
35 底蓋軸
36 貼付けローラー
40 携帯式ラベル印字貼付け機1における印字圧調整装置(第1の実施例、図1)
41 印字受け台
42 印字受け台41の印字受け面
43 印字受け台41のラベル側端部案内面
50 携帯式ラベル印字貼付け機1における印字圧調整装置(第2の実施例、図2)
51 緩衝材
52 緩衝材51の印字受け面
G ラベル押さえ部材26の側方ガイド部32と印字受け台24、41との間の隙間(図1、図5)
D 印字受け台24のラベル側端部案内面43と印字受け面42、51との間の段差(図1、図2)
W1 中央開放部33のラベル連続体10の幅方向における長さ(幅、図1、図2)
W2 印字受け面42、52のラベル連続体10の幅方向における長さ(幅、図1、図2、W2<W1)

Claims (6)

  1. 帯状の台紙に複数枚のラベル片を仮着したラベル連続体を移送する移送部と、
    印字器および印字受け台を有し、さらにこの印字受け台上の前記ラベル連続体の左右両側端部を前記印字受け台との間で案内可能であるとともにその中央開放部に前記印字器を前記ラベル連続体に押し当てるように位置させることができるラベル押さえ部材を備えていて、前記印字受け台上に前記移送部により移送されてくる前記ラベル連続体の前記ラベル片に前記印字器を押し当てることにより印字をおこなう印字部と、
    前記移送部による前記ラベル連続体の移送にともなって前記ラベル連続体の前記台紙から前記ラベル片を剥離する剥離部と、
    この剥離部において剥離された前記ラベル片を被貼付け物に貼り付けるための貼付け部と、を有する携帯式ラベル印字貼付け機の印字圧調整装置であって、
    前記印字部の前記印字受け台の上面に位置している印字受け面前記中央開放部のラベル連続体の幅方向における長さよりも短い長さだけの幅を有し、前記ラベル押さえ部材における前記中央開放部の方向に突出させ、前記ラベル押さえ部材と前記印字受け台との間に移送される前記ラベル連続体を前記印字器の方向にわずかに凸状に変形可能であることを特徴とする携帯式ラベル印字貼付け機の印字圧調整装置。
  2. 前記印字受け面は、前記印字器による前記ラベル連続体への印字圧を調整可能であることを特徴とする請求項1記載の携帯式ラベル印字貼付け機の印字圧調整装置。
  3. 前記印字受け台は、前記ラベル押さえ部材との間に前記ラベル連続体の前記左右両側端部を位置させてこれを案内するラベル側端部案内面を有し、
    このラベル側端部案内面は、前記印字受け面が前記ラベル押さえ部材における前記中央開放部の方向に突出している段差分だけ低くこれを形成することを特徴とする請求項1あるいは2記載の携帯式ラベル印字貼付け機の印字圧調整装置。
  4. 前記印字受け面は、前記印字受け台と同じ材料から構成するとともに前記印字受け台に貼り付け可能としている緩衝材の表面にこれを形成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯式ラベル印字貼付け機の印字圧調整装置。
  5. 前記印字受け面は、前記印字受け台より柔らかい材料から構成するとともに前記印字受け台に貼り付け可能としている緩衝材の表面にこれを形成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯式ラベル印字貼付け機の印字圧調整装置。
  6. 前記印字受け面は、前記ラベル押さえ部材が前記印字受け台との間に前記ラベル連続体を案内可能であるようにこれを突出していることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の携帯式ラベル印字貼付け機における印字圧調整装置。
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