JPS5928194B2 - ハンドラベラ−等におけるインキ供給装置の着脱機構 - Google Patents

ハンドラベラ−等におけるインキ供給装置の着脱機構

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JPS5928194B2
JPS5928194B2 JP51105836A JP10583676A JPS5928194B2 JP S5928194 B2 JPS5928194 B2 JP S5928194B2 JP 51105836 A JP51105836 A JP 51105836A JP 10583676 A JP10583676 A JP 10583676A JP S5928194 B2 JPS5928194 B2 JP S5928194B2
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roller
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Sato Kenkyusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、携帯式ラベル印刷貼付機(以下〕・ントラベ
ラーという)等において、インキ強制ルみ比し方式にて
ラベルに印刷を行えるインキ供給装置におけるインキロ
ーラの着脱機構に関する。
従来、ハンドラベラーや値札印刷取付は機等において、
たとえば2色印刷を行っている一般的な方式を、本出願
人による特許第664072号ラベル貼付機を例にして
説明すると、バンドレバーの操作によって上下に回動す
るヨークに、2個(一対)の印字器が固定されており、
かつそれらの印字器の前後位置に、異色のインキが含滲
された2個のインキローラを、それぞれ別個に回転自在
に保持する一対の回動アームが、ハンドラベラーの機枠
に回動可能にかつスプリングで弾発されて、枢着された
構成になっている。
そして、バンドレバーの握り締め操作によってヨークが
下降する際に、上記スプリングにより弾発されている回
動アームに枢着された前後それぞれのインキローラを、
前後それぞれの印字器の下縁が押し退けながら下降する
ために、前部のインキローラは前部の印字器の下端に位
置する活字面を、後部のインキローラは後部の印字器の
活字面をそれぞれ転動してインキを塗布する。
さらにバンドレバーを握り締めてヨークを下降させると
、それぞれの印字器の活字面がラベルに当接して、2色
の印刷が行われるようになっている。
しかし、前後のインキローラを保持する回動アームが、
前後にそれぞれ別体となっていることから、後部インキ
ローラ用の回動アームを、ハンドラベラーの機枠内部の
ほぼ中央部に取付けざるを得なくなっているために、ハ
ンドラベラーが相当大型になり、かつ後部インキローラ
を交換する時に、その回動アームの着脱がやりに(くて
、使用しづらかった。
また、特許公開昭50−第16500号「手持ラベル貼
付機」においては、ハンドラベラーノ前部に異色の2個
のインキローラを枢着したホルダーが保持体に取付けら
れ、その保持体を介してインキローラをスプリングで活
字面を押圧してインキを塗布するように構成されていて
、インキローラホルダーの着脱はやり易くできていた。
しかしこれ等は、いづれもインキ強制しみ出し方式を採
用していないので、次に述べるような問題点があった。
(1)スプリングの付勢力によってインキローラを活字
面に押圧接触させているので、経時変化によってスプリ
ングの付勢力が弱まってくると、インキローラの活字面
への押圧力が弱まって、インキの塗布状態が不良となり
、ラベルへの印刷が不鮮明になった。
特に鮮明な印刷を必要としている商店名印刷用のハンド
ラベラーにおいテハ、致命的な欠点になっていた。
(2)スプリングの付勢力が弱まると、活字がインキロ
ーラの表面内に喰い込まなくなって(るために、インキ
ローラの中心部に含滲させられているインキが表面にし
み出してこな(なり、その結果インキローラ表面付近の
インキしか利用し得ないために、少数枚のラベルにしか
印刷できないで、甚だ不経済であった。
(3)バンドレバーを瞬間的に速く握り締めた場合にを
ζ反動によってインキローラが活字面に接触しないこと
があったり、または極めて弱くしか接触しないことがあ
って、ラベルに印刷が行われなかったり、あるいは2色
の印刷に濃淡差が生じ易かった。
また、本出願人による特許願昭51−第 23724号(特開昭52−108212号)[ラベル
印刷貼付機等におけるインキ供給装置」においては、イ
ンキ強制しみ出し方式による異色の2個のインキローラ
が配設されて、ラベルに2色印刷ができるようになって
いる。
しかし、次に述べるような欠陥のある構造のために、イ
ンキローラの着脱が困難で、実際に使用することはでき
なかった。
(1)インキローラ組立体に取付けられた前部インキロ
ーラ枠体両側の係止溝に、それぞれ別個に回動自在にな
っていて、かつガイドコロを有する左右一対の保持片(
部材)をインキローラ組立体に嵌入させて取付け、イン
キローラの交換を行うことは、極めて困難である。
(両保持片を連結して一体になるような架橋部材を設け
ると、この架橋部材が前部インキローラと衝突してしま
うために両保持片を一体化することによって、インキロ
ーラ組立体の着脱を容易にするように改良することは不
可能になっている。
)(2)後部インキローラ枠体にガイドコロが取付けら
れているので、このガイドローラのみをあらかじめ、後
部ガイド溝にセットしておいた後に、インキローラ組立
体を保持片へ取付け、その後に後部インキローラ枠体を
組立体に取付けることは困難である。
(3)インキローラ組立体を構成している前部インキロ
ーラ用枠体ホルダーと後部ホルダーとが、ピンで枢着さ
れて相互に回動自在になっているので、回動する保持片
に取付けることが、一層困難になっている。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであ
って、その目的とするところは (1)現在性われている慣習として、店名表示の色と価
格表示の色とが異なっていることと、一回のラベルの注
文巻数が非常に少ないこととの両者のために、自己の商
店名をラベルに印刷できないという不満を強いられてい
る小規模商店に、実用的な商店名印刷可能のハンドラベ
ラーを提供することにある。
(2)一体になった箱型の保持体内に、回動しかつ位置
決めできるホルダーを介して前部インキローラを保持す
ると共に、後部インキローラを直接に保持できて、一体
になった箱型のインキローラ組立体を、着脱線に平行に
位置決めされた着脱溝と着脱突起とを配設して、容易に
挿入でき、かつ弾発摺動する一対の摘みによって係止で
きるようにすることによって、インキローラを簡単に交
換できるようにすることにある。
(3)保持体に枢着され、かつ上方へ弾発されると共に
規制面によって、その前部ガイドコロが、回動アームと
保持体との枢着軸と、保持体の後部ガイドコロとの中心
を結んだ着脱線上に、着脱部材のガイドコロが位置決め
されるように枢着して、組立体を保持体に着脱するのを
容易、確実にすることにある。
(4)着脱部材のガイドコロをガイド溝に案内させるこ
とによって、前後の印字器の活字面にそれぞれのインキ
ローラが接触し押圧する力を、常に強制的に一定かつ適
度に規制させて、インキローラの中心部に含滲されてい
るインキを、強制的に表面にしみ出させ、インキの供給
量を適度に均一化して、その結果、長時間に渉って多数
枚のラベルに濃淡差が発生していない高精度の印刷を、
常に持続して施し得るようにすることにある。
(5)一対のインキローラを一体の組立体に保持させる
ことによって、従来方式による前後の回動アームとイン
キローラとによって大きく占拠さ・れていたスペースを
節約して、手の小さい女子でも使用し易いように、ハン
ドラベラー自体を小型、軽量化することにある。
これ等の目的を達成できるような、ノ・ンドラベラー等
におけるインキ供給装置の着脱機構を提供することにあ
る。
以下本発明を図示した実施例に基づいて詳細に説明する
第1図は、本発明の着脱機構を備えたインキ供給装置8
が装着された・・ンドラベラーの全体を示したもので、
1,1は間隔を置いて設けられた機枠で、その後方(図
において右側)にはグリップ2が一体に形成されている
この機枠1,1間には支点軸3によりバンドレバー4が
枢着されており、そのバンドレバー4の前部は二叉状を
したヨーク5,5をなしている。
ヨーク5の先端部には、2個の印字器5a、5bかもな
る印刷装置7が固定されている。
前記グリップ2の内部にはスプリング掛はピン60が設
げである。
また61は前記バンドレバー4の一端に穿設されたスプ
リング掛は孔で、この孔61と前記スプリング掛はピン
印との間に駆動スプリング62が張設されており、その
収縮作用によってヨーク5とノ・ンドレバー4とを、支
点軸3を支点として常に時計方向に付勢している。
インキ供給装置8は、第6図及び第7図に示した如く、
大別すると、2個のインキローラ9,10を保持するイ
ンキローラ組立体11と、この組立体11が着脱自在に
取付けられる保持体12及び着脱部材57,57と、回
動アーム13とから構成されている。
上記のインキローラ9,10の各インキ含滲体80.8
1には、たとえば黒と赤のようにそれぞれ異色のインキ
が含滲されている。
第6図に詳細に示すように、インキローラ組立体11に
おいて前部インキローラ9は、その両端に突出している
軸端部15,15が、カートリッジ枠体14の脚部16
.16に穿設された取付孔に嵌入されて、該カートリッ
ジ枠体14に回転自在に取付けられている。
このカートリッジ枠体14は口状に形成されていて、前
記脚部16,16の上端には一対の着脱突起17.17
が、また連繋部の外面には口状係止部18がそれぞれ形
成されている。
19は、このカーリッジ枠体14が着脱自在に取付けら
れる「ヨ」字形に形成されたホルダーであって、その外
側脚部20,20には透孔21゜21が穿設されている
と共に、該脚部20,20の外面にはその透孔21.2
1と一致する孔22゜22を有する係合環23.23が
一体に取付けられている。
また、連繋部49の外面には、前記カートリッジ枠体1
4の口状係止部18と係合可能な係合凸部24が形成さ
れている。
さらにまた、中央脚部44の先端と下端とには、はぼ半
円状の係合凹部45,46がそれぞれ形成されている。
次に、後部インキローラ10も前部インキローラ9と全
(同様に、じ状のカートリッジ枠体25に回転自在に取
付けられている。
該カートリッジ枠体25には、その脚部の下端に一対の
着脱突起26.26が、また連繋部の外面に口状係止部
27がそれぞれ形成されている。
28は、前記ホルダー19及びカートリッジ枠体25が
取付けられる箱型の組立本体で、その側壁29.29に
は、前方(第6図において左手前側)から順に矩形孔3
0 、30、円孔31.31、及び上方に開口している
切欠32,32が、それぞれ形成されている。
また後壁の外面には、前記カートリッジ枠体25の口状
係止部27と係合可能な係合凸部33が一体に形成され
ている。
43は可撓片であって、その一端47が組立本体28の
前端に固定されていると共に、他端には位置決め突起4
8が形成されている。
該位置決め突起48は、前記固定端47を支点として、
その可撓性によって上下方向に揺動し得るようになって
いる。
34a 、34bは一対の摘みであって、鍔35゜35
を中心として外側に角柱部35.35内側に円筒部37
a 、37bがそれぞれ形成されていると共に、前記鍔
35,35の後方延長部38,38の外面には、係止棒
39,39が突設されている。
前記角柱部36.36の外面にはすべり止めの凹凸面4
0.40が形成されており、また前記円筒部37aは3
7bよりも大径に形成されていて、円筒部37aの内孔
41aの内部に、円筒部37bが嵌入できるようになっ
ている。
以上の各部材は次のように組立てられて、インキローラ
組立体11を構成する。
すなわち、摘み34a 、34bの円筒部37a 、3
7bの各内孔41aと41bとにわたって、コイルスプ
リング42を挿入した後に、大径の内孔41aに小径の
円筒部37bを押入して、各摘み34aと34bとを接
近させる。
これを組立本体28の側壁29と29との間に位置させ
てから、その側壁29゜290内側より前記コイルスプ
リング420弾発力をもって、組立体11の矩形孔30
,30に摘み34a 、34bの角柱部36,36を、
円孔31゜31に係止棒39,39を、それぞれ挿通さ
せる。
なおその際において、該円孔31,31には、前記ホル
ダー19の係合環23.23が予め嵌入されてあり、し
たがって係止棒39,39はホルダー19の透孔21,
21と、係合環23,23の孔22,22とを貫通して
先端が外側へ突出する。
次いで、ホルダー19を前記係止棒39,39を支点軸
として反時計方向に回動させて、連繋部49を上方に位
置させると共に、中央脚部44の前端の係合凹部45を
前記可撓片43の位置決め突起48に係合させてホルダ
ー19の位置を固定する。
そしてその連繋部49外面の係合凸部24に、前部イン
キローラ9が取付けであるカートリッジ枠体14のコ状
係止部18を、側方から摺動°させて係合一体化する。
次に組立本体28後端の係合凸部33に、後部インキロ
ーラ10が取付けであるカートリッジ枠体25の口状係
止部27を摺動、係合させて、インキローラ組立体11
の組立てを完了する。
なお、前記ホルダー19にカートリッジ枠体14を取付
けた後は、該ホルダー19、カートリッジ枠体14、及
び前部インキローラ9の3者が一体になったままの状態
で時計方向に回動させて、この3者を組立本体28内に
ほぼ水平状態に収納する。
その際、ホルダー19の中央脚部44下端の係合凹部4
6が前記可撓片43の位置決め突起48に係合すること
によって、前記3者は水平状態に保持されると共に、前
部インキロー29が組立本体28の底面に接触するため
に回転不能になることを防止している。
すなわち、位置決め突起48の裏面と組立本体28の底
面との間には、大きな間隙が設けられている。
次に、保持体12の構成を説明する。
この保持体12は1」状に形成されており、その側板5
0゜50の後部は内側に屈曲していて、その突出した内
側面には水平方向に着脱溝51.51が凹設されている
と共に、外側面の後端には取付軸52゜52によってガ
イドコロ53.53が回転自在に取付けられている。
このガイドコロ53の中心は、後部インキローラ10の
中心と同心になっている。
上記側板50,50の前部外面には矩形状の凹所54,
54が形成されていると共に、この凹所54後端の側板
50,50には、上方に開口した切欠部55,55が形
成されている。
また、凹所54.54内の前部には係合孔71.71が
穿設されていて、この係合孔71.71と一致する位置
に環状の枢着軸56.56が取付けられており、この軸
56.56に着脱部材57,5γが、その前端に設げら
れた枢着孔84,84を介して回動可能に枢着されてい
る。
該着脱部材57,57の前記枢着孔84,84の下方に
は、細長い弾性片58.58が一体に形成されておって
、その先端を凹所54,54の底−而59,59に当接
させて、着脱部材57.57を上方へ弾発回動させてい
るが、しかして前端の規制面85が、保持体12前部の
背面に形成された規制面86.86に当接することによ
って、水平状態に規制され位置決めされている。
さらに、着脱部材57,57の後部は肉厚に形成されて
いて、その内側へ突出した部分の内面には、水平方向に
着脱溝63.63が設けられている。
また、外面の後端には軸64.64によってガイドコロ
65.65が回転自在に取付けられていて、このガイド
コロ65の中心は、平常においては、回動アーム13と
保持体12との枢着軸56の中心と、後部ガイドコロ5
3の中心とを結んだ着脱線X−X上に位置決めされてい
る。
さらにこのガイドコロ65の中心は、前部インキローラ
9の中心に位置決めされている。
第1図に示すように回動アーム13は、その上端が、前
記ヨーク5,5の先端部に枢着されていると共に、下端
は前記保持体12前部の枢着軸56゜56に枢着されて
いる。
回動アーム130両側面に凹設されているガイド溝68
,68には、機枠1.1の内壁面に固定されているガイ
ドピン67゜67を嵌入して、該ガイドピン67.67
がガイド溝68内を摺動するようになっている。
次に後述する順序を経ながら、回動アーム13に回動可
能に取付けられた保持体12に、前記インキローラ組立
体11を取付ける。
最初に第5図に示すように、グリップ2とバンドレバー
4とを最後まで完全に握り締めて、保持体12が直立し
て、機枠1の前端から一部分突出した状態にする。
この場合に、着脱部材57のガイドコロ65の中心は、
着脱線X−X上に位置している。
すなわち、着脱部材57の着脱溝63と、保持体120
着脱溝51とは、いづれも着脱溝X−Xと平行になって
いる。
次に第6図に示されている組立体11の摘み34a 、
34bの凹凸面40.40を指で挟持すると、該摘み3
4a 、34bはコイルスプリング42を圧縮し乍ら互
に接近するから、その接近に伴って、組立本体28の側
壁29,29外面から突出していた係止棒39,39の
先端が孔22゜220内部に引っ込んで、側壁29.2
9は平面状になる。
この状態の組立体11を、第5図において保持体12の
上方開口部69(第6図において前方開口部69)から
後部インキローラ10を下方に向けて(第6図において
後方に向けて)挿入する。
その際に、カートリッジ枠体25に設けである着脱突起
26.26を後部の着脱溝51,51に、またカートリ
ッジ枠体14の着脱突起17.17を着脱部材57,5
7の着脱溝63.63に、それぞれ嵌入させて、着脱突
起17.17の先端が着脱溝63,63のストップ面7
0.70に突き当って停止するまで、組立体11を保持
体12の下部方向(第6図において後部方向)へ押し込
んだ後に、摘みの凹凸面40.40から指を離すと、コ
イルスプリング420弾発力によって摘み34a。
34bは、元の位置に復帰する。
したがって、摘み34a 、34bと一体の係止棒39
,39も外壁29,29の外面から突出して、ちょうど
その位置に穿設されである保持体12の係合孔71.7
1に係合し、インキローラ組立体11と保持体12とは
係止、結合して、インキローラ9,10は保持体12に
取付けられる。
なお、第1図〜第5図及び第8図に示したように、機枠
1,1の内壁面の所定位置には、前部ガイド溝72.7
2と後部ガイド溝73.73とが凹設されている。
名ガイド溝72,73はそれぞれ前方(図において左方
)に向って下り傾斜に形成されており、前部ガイド溝7
2の前端部は上り傾斜になっていて、その上端に後方へ
の戻り部74が設けである。
また、後部ガイド溝73の前端部はほぼ水平になってい
る。
前記前部ガイド溝72.72には、前記した着脱部材5
7.57に取付けであるガイドコロ65゜65が、また
後部ガイド溝73.73には、保持体12に取付けであ
るガイドコロ53.53がそれぞれ係合しており、イン
キ供給装置8の前後進に伴って、各ガイドコロ65.5
3が各ガイド溝“72.73内を転動するようになって
いる。
なお、第1図において、75はロール状ラベル連続体7
6を回転自在に保持する保持装置、77は該ローラ状ラ
ベル連続体76から繰り出されるテープ状ラベル連続体
78を、プラテン79上に送る移送装置である。
次に本発明に係るインキ供給装置における着脱機構80
作用を説明する。
まず第1図の状態にあるグリップ2とバンドレバー4と
を握り締めて、バンドレバー4を上方(反時計方向)へ
回動させると、第2図に示したようにヨーク5は、支点
軸3を支点として反時計方向に(下方に)回動するから
、回動アーム13は軸66を支点軸として時計方向に回
動する。
但し、この際、回動アーム13は、機枠1の内壁に突設
されているガイドピン67にガイド溝68が規制され乍
ら案内されつつ回動する。
そのため、該回動アーム13に枢着されている保持体1
2に取付けられたインキローラ組立体11は、回動アー
ム13の回動と共に前進する。
そして、前部及び後部インキローラ9,10は、保持体
12に取付げられているガイドコロ53゜53が後部ガ
イド溝73.73に、また着脱部材57.57に取付け
られているガイドコロ65゜65が、前部ガイド溝72
.72にそれぞれ案内されて前進するから、印刷装置7
の活字7a 、7b面に規制された一定の圧力をかげ乍
も転勤する。
その際、ガイドコロ65の中心は、着脱線X−Xより下
方に位置させられる。
前部インキローラ9はガイドコロ65と同心になるよう
に構成されているから、同様に着脱線X−Xより下部に
位置し乍も、活字7aに一定の圧力をかける。
着脱線X−Xよりインキローラ9(ガイドコロ65)が
下方に位置しなければならない理由は、支点軸3と活字
7aとの距離が、支点軸3と活字7bとの距離よりも太
きいために、活字7aが活字7bよりも第1図の位置か
ら大きく下降するためである。
前部インキローラ9が枢着軸56.39を支点として下
方へ回動できるように、切欠部55と32とが設げられ
ている。
このような構成なので、各インキローラ9,10は、活
字7a 、?b面に対して接近し過ぎることも、あるい
は離れ過ぎることもな(、常に適度の圧力をもって活字
7a、7b面を押圧するので、各インキローラ9,10
のスポンジ状のインキ含滲体80,81の表面は、活字
7a、7b面面によって強制的に凹こまされながら転動
する。
そして、そのインキ含滲体so、siに生じた凹み代の
復元時に起きるポンプ状の作用によって、インキ含滲体
so、siの中心部に含滲されているインキを、各イン
キローラ9,10の外周面に自動的に滲み出させるので
、活字7a、7b面へのインキの塗布が十分かつ均一化
されて行われる。
ハンドレバー4を更に握り締めて回動させると、インキ
供給装置8は第3図に示すように前進して、ハンドラベ
ラーの前部に移動して、前上方へ傾斜する。
この際第2図と同様に、ガイドコロ65の中心は着脱1
線X−Xより前下方に位置する。
この運動においてインキローラ10用のガイドコロ53
゜53が、下り傾斜状に凹設されている後部ガイド溝7
3に案内されて転動するために、最初の位置より下方に
位置した低い場所を移動させられるので、後部インキロ
ーラ10は前部の印字器6aの活字7a面に絶対に接触
することなしに通過することができる。
次いでハンドレバー4を、第4図に示すように更に握り
締めると、インキ供給装置8は前進すると共に上方へ移
動して、はぼ起立状態に近(なる。
この際ガイドコロ65の中心は着脱線X−Xに復帰し、
かつ後部インキローラ10は後部ガイド溝73の前端に
到達する。
次いでハンドレバー4を握り切ると、第5図に示す如く
ヨーク5がさらに下降することによって、前部ガイド溝
72の上端に達していたガイドコロ65は、該溝72の
戻り部74に突入する。
その際ガイドコロ65の中心は、着脱線X−X上に位置
している。
前述した如く、この第5図のハンドレバー4を握り切っ
た状態において、インキローラ組立体11の着脱が行わ
れる。
すなわち、この状態においてはじめて、摘み34a 、
34bの凹凸面40が、機枠1の外部に突出して挟持で
きる状態になる。
ラベル82の連続した使用によって、インキローラ9又
は10のインキを使い果した場合には、インキローラ組
立体11の一対の摘み34a。
34bの凹凸面40.40を指で挟持して圧縮し、次い
で着脱線X−Xに沿って、上方へ引っ張ると、位置決め
していた係止棒39,39が摘み34a。
34bと共に側壁29.29の内側に引っ込まされてい
るために、各着脱突起17,17及び26゜26を、各
着脱溝63,63及び51,51内を着脱線X−Xに沿
って摺動させ得るから、インキローラ組立体11を保持
体12から引き出して取り外すことができる。
そして、前部インキローラ9の交換の場合には、着脱突
起17.17を指で摘んでインキローラ9、カートリッ
ジ枠体14、及びホルダー19が一体になったものを回
動させて起立させ、可撓片43の位置決め突起48と、
ホルダー19の中央脚部44に設けられた前部係合凹部
45とを係合させる。
その後に、カートリッジ枠体14を側方へ摺動させて、
その口状係止部18とホルダー19の係合凸部24との
係合を外して、この使い果したインキローラ9の取付い
たカートリッジ枠体14を廃棄する。
そして改めて、新しいインキローラ9の取付いている所
のカートリッジ枠体14を、前記したようにホルダー1
9に取付ければよい。
また、後部インキローラ10の交換の場合には、先づカ
ートリッジ枠体25を側方に摺動させて、組立本体28
の係合凸部33から取外した後に、新しいインキローラ
10の取付いている別のカートリッジ枠体25を組立本
体28に取付ければよい。
このハンドレバー4の握り締めによって、インキ供給装
置8全体が時計方向に回動すると共に、印字装置7の活
字7a 、?b面がプラテン79上に載置されているテ
ープ状ラベル連続体78の1枚になったラベル82に当
接して印刷を行なう。
次に、握っているバンドレバー4を釈放すると、駆動ス
プリング62の収縮力によってヨーク5は時計方向へ上
動するから、これに伴って前記回動アーム13が前述し
た握り締め操作時における作動とは反対の方向へ作動す
ることによって、ガイドコロ65及び53がガイド溝7
2及び73に沿って転動させられるのに伴って、インキ
ロー−y組立体11は図において右方へ後退し、順序と
して第4図、第3図、第2図の状態を経てインキを活字
面7a、7bに塗布してから後に、第1図の元の状態に
復帰する。
一方、この釈放操作の間に前記移送装置77が作動して
、テープ状ラベル連続体78を送ると共に、印刷済みの
1枚になったラベル82を台紙から剥離させて、貼着子
83の下方に送り出すようになっている。
なお前述の実施例において、ガイドコロ65及び530
案内手段として、ガイド溝72及び73を示したが、こ
れに限定されるものではな(、ガイドレールその他の適
宜の案内手段を用いることが可能であることは、改めて
説明するまでもない。
更にこの着脱装置は、2色印刷のインキ供給装置のみに
限定されるものではなく、1色印刷で同色2個のインキ
ローラを備えたインキ供給装置にも、利用できることは
勿論である。
以上説明したように、本発明のインキ供給装置における
着脱機構によれば、 (1)インキローラを保持する組立体を簡単に着脱でき
る他、それぞれのインキローラをも容易に着脱できるの
で、インキローラの交換を極めて容易かつ迅速に行なう
ことができる。
(2)インキローラのインキ含滲体が、常に規制された
一定の圧力をもって別個の活字面にそれぞれ当接し、そ
の後も相互に重複することなく別個に転動させられるの
で、活字面に塗布されるインキ量を常にそれぞれ一定に
することができるから、ラベルに高精度の印刷を行なう
ことができる。
(3)それぞれのインキ含滲体の表面部だけではな(、
中心部のインキをもほとんど無駄なく使用しつくすこと
ができ、その結果、従来より遥かに多数枚のラベルに印
刷をすることができるから、極めて経済的である。
(4)一対のインキローラが、一体化された組立体に保
持されているために、従来の方式に比べてスペースをと
らないから、ハンドラベラー等を小型化できる。
(5)高速度でバンドレバーを把握、釈放しても、ラベ
ルへのインキの印刷濃淡差を最小限にくい止めることが
できる。
等の利点を有している。
以上のような見地から本発明は、 (1)今日布、ラベルの註文巻数が非常に少量であった
ことから、商店名をラベルに印刷できないで不自由し続
けて来た小規模商店に向けて、商店名と価格表示とを2
色印刷できるハンドラベラーに特に好適である。
(2)特に高精度の印刷を必要とされている光学読取り
用のバーコードやOCR文字等の情報を、ラベルに印刷
するハンドラベラーにも利用できる。
【図面の簡単な説明】 図は本発明の一実施例を示したものであって、第1図は
、手前側の機枠を取外して着脱線上にガイドコロの中心
が位置している状態を示したハンドラベラー全体の側面
図、第2図は、バンドレバーを操作してインキローラが
活字面と接触して、着脱線上にガイドコロの中心が位置
していない状態を示す簡略側面図、第3図は、インキロ
ーラが活字面を通過して、着脱線上にガイドコロの中心
が位置していない状態を示す簡略側面図、第4図は、バ
ンドレバーをさらに操作してインキローラが前方へ移動
して、着脱線上にガイドコロが位置する状態を示す簡略
側面図、第5図は、バンドレバーを握り切って着脱線上
にガイドコロが位置し、かつ摘みが機枠外に突出してイ
ンキローラ組立体を着脱できる状態を示す簡略側面図、
第6図は、インキ供給装置の部品を分解した状態、及び
それらを組立てた状態の斜視図、第7図を東インキロー
ラ組立体を保持体に取付けた状態の斜視図、第8図A、
Bは、インキローラのインキ塗布状態を示す図であって
、Aは前部インキローラ部分の、Bは後部インキローラ
部分の縦断面図である。 図中、1・・・・・・機枠、5a 、 5b・・・・・
・印字器、7・・・・・・印刷装置、7a 、7b・・
・・・・活字、8・・・・・・インキ供給装置、9,1
0・・・・・・インキローラ、11・・・・・・組立体
、12・・・・・・保持体、14 、25・・・・・・
枠体、17.26・・・・・・着脱突起、51.63・
・・・・・着脱溝、53.65・・・・・・ガイドコロ
、56・・・・・・枢着軸、57・・・・・・着脱部材
、72,73・・・・・・ガイド溝、85゜86・・・
・・・規制面、X−X・・・・・・着脱線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 印刷装置の活字面に、インキローラを転動させてイ
    ンキを塗布した後、この活字面をラベル表面に当接させ
    て印刷を行ない、かつこのラベルを被貼付物に貼付する
    ようにしたラベル印刷貼付機等において、 インキをそれぞれ別個の活字面に塗布できるような、少
    (とも2個の印字器を有する印刷装置と、インキが含滲
    された少くとも2個のインキローラを保持する組立体と
    、 上記組立体が着脱自在に取付けられ、かつ手動操作によ
    ってインキ塗布の方向に移動させられる保持体と、 前記それぞれのインキローラを活字面に当接するように
    案内する、機枠の内壁面に形成された案内手段と、 かもなり、 前記組立体には、各インキローラを回転自在に保持する
    枠体が着脱自在に取付けられ、かつこれらの枠体の少な
    くとも1つの枠体に、前記保持体に形成された着脱溝に
    係止すると共に、該枠体の着脱用の摘みをも兼ねた係止
    突起を、設けたことを特徴とするハンドラベラー等にお
    けるインキ供給装置の着脱機構。
JP51105836A 1976-06-06 1976-09-06 ハンドラベラ−等におけるインキ供給装置の着脱機構 Expired JPS5928194B2 (ja)

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DE (1) DE2740126A1 (ja)
FR (1) FR2363447A1 (ja)
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FR2363447A1 (fr) 1978-03-31
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NL7709810A (nl) 1978-03-08
DE2740126A1 (de) 1978-03-09
GB1583569A (en) 1981-01-28
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AU501945B2 (en) 1979-07-05

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