JP2012106144A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン Download PDF

Info

Publication number
JP2012106144A
JP2012106144A JP2012059184A JP2012059184A JP2012106144A JP 2012106144 A JP2012106144 A JP 2012106144A JP 2012059184 A JP2012059184 A JP 2012059184A JP 2012059184 A JP2012059184 A JP 2012059184A JP 2012106144 A JP2012106144 A JP 2012106144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combination
gaming state
game
replay
winning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012059184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5213196B2 (ja
Inventor
Tomohiko Ito
智彦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Original Assignee
Sammy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2012059184A priority Critical patent/JP5213196B2/ja
Publication of JP2012106144A publication Critical patent/JP2012106144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5213196B2 publication Critical patent/JP5213196B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】出玉率の異なる複数の遊技状態を設けるとともに、これらの複数の遊技状態を行き来させることで、遊技が単調になることを防止する。
【解決手段】第1遊技状態において小役4に当選し、「7」−「BAR」−「7」が有効ラインに停止したときは第1遊技状態を維持し、「RP」−「ベル」−「ベル」が有効ラインに停止したときは、第1遊技状態よりも出玉率の低い第2遊技状態に移行する。第2遊技状態では、「RP」−「RP」−「ベル」に係るリプレイ2、「ベル」−「RP」−「ベル」に係るリプレイ3を含めて役の抽選を行う。第2遊技状態において、「RP」−「RP」−「ベル」が有効ラインに停止したときは、第1遊技状態よりも出玉率の高い第3遊技状態に移行する。一方、第2遊技状態において「ベル」−「RP」−「ベル」が有効ラインに停止したときは、第1遊技状態よりも出玉率の低い第4遊技状態に移行する。
【選択図】図6

Description

本発明は、出玉率が異なる複数の遊技状態を移行させるようにしたスロットマシンに関するものである。
従来のスロットマシンにおいて、特別遊技の終了後にRT遊技を所定遊技回数だけ行うスロットマシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。このRT遊技は、リプレイの当選確率が高く設定されていることで、通常遊技よりも出玉率が高く設定されているので、メダルを増加させつつ遊技を行うことができるか、又はメダルを通常遊技時よりも減らすことなく遊技を行うことができる。
特許第3792993号公報
しかし、前述の従来の技術において、RT遊技の遊技回数は、予め定められているので、RT遊技に移行した後は、RT遊技が終了するまで単に遊技を消化するだけとなり、遊技が単調になるという問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、出玉率の異なる複数の遊技状態を設けるとともに、これらの複数の遊技状態を行き来させることで、遊技が単調になることを防止することである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。なお、かっこ書きで、以下の実施形態において対応する構成を示す。
請求項1の発明は、複数種類の図柄を表示した複数のリールと、役の抽選を行う役抽選手段と、前記リールを停止させるときに遊技者によって操作されるストップスイッチと、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記リールを停止制御するリール制御手段と、複数の遊技状態の移行を制御する遊技状態制御手段とを備え、前記遊技状態として、所定の条件を満たしたときに移行する第1遊技状態と、前記第1遊技状態から移行する遊技状態であって、出玉率が前記第1遊技状態よりも低く設定された第2遊技状態と、前記第2遊技状態から移行する遊技状態であって、出玉率が前記第1遊技状態よりも高く設定された第3遊技状態と、前記第2遊技状態から移行する遊技状態であって、出玉率が前記第3遊技状態よりも低く設定された第4遊技状態とを備え、前記第1遊技状態では、前記役抽選手段は、特定役A(小役4)を含めて役の抽選を行い、前記リール制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役Aに当選したときは、前記特定役Aに対応する図柄の組合せX1(「7」−「BAR」−「7」)を有効ラインに停止させるように制御するとともに、前記図柄の組合せX1を有効ラインに停止させることができないときは、図柄の組合せX2(「RP」−「ベル」−「ベル」)を有効ラインに停止させるように制御し、前記遊技状態制御手段は、前記第1遊技状態において前記役抽選手段で前記特定役Aに当選した場合に、前記図柄の組合せX1が有効ラインに停止したときは前記第1遊技状態を維持するように制御するとともに、前記図柄の組合せX2が有効ラインに停止したときは前記第2遊技状態に移行するように制御し、前記役抽選手段は、前記第2遊技状態では、図柄の組合せX3(「RP」−「RP」−「ベル」)に係る役(リプレイ2)、及び図柄の組合せX4(「ベル」−「RP」−「ベル」)に係る役(リプレイ3)を含めて役の抽選を行い、前記遊技状態制御手段は、前記第2遊技状態において、前記図柄の組合せX3に係る役に当選し、前記図柄の組合せX3が有効ラインに停止したときは、前記第3遊技状態に移行するように制御し、前記第2遊技状態において、前記図柄の組合せX4に係る役に当選し、前記図柄の組合せX4が有効ラインに停止したときは、前記第4遊技状態に移行するように制御し、前記第3遊技状態又は前記第4遊技状態において、それぞれ遊技状態の移行条件を満たしたときは、前記第1遊技状態に移行するように制御することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選手段は、前記第1遊技状態、前記第2遊技状態、前記第3遊技状態、及び前記第4遊技状態において、それぞれ、遊技者に再遊技を行わせるためのリプレイを含めて役の抽選を行い、前記第1遊技状態、前記第2遊技状態、前記第3遊技状態、及び前記第4遊技状態ごとに前記リプレイの当選確率が異なることで、出玉率が異なるように設定されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記第3遊技状態は、出玉率が1を超えるように設定されており、前記第4遊技状態は、出玉率が1を下回るように設定されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記第1遊技状態において、前記役抽選手段で前記特定役Aに当選した場合に、無作為に前記ストップスイッチが操作されたときは、前記図柄の組合せX1が有効ラインに停止する確率よりも、前記図柄の組合せX2が有効ラインに停止する確率の方が高くなるように設定されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選手段は、前記第2遊技状態では、特定役B及び特定役Cが重複当選するように役の抽選を行い、前記特定役Bに対応する図柄の組合せは、前記図柄の組合せX3であり、前記特定役Cに対応する図柄の組合せは、前記図柄の組合せX4であり、前記役抽選手段で前記特定役B及び前記特定役Cに重複当選したときは、前記図柄の組合せX3が有効ラインに停止するための前記ストップスイッチの操作順番Y1と、前記図柄の組合せX4が有効ラインに停止するための前記ストップスイッチの操作順番Y4(Y4≠Y3)とを決定するように制御し、前記リール制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役B及び前記特定役Cに重複当選した場合において、前記ストップスイッチが前記操作順番Y1で操作されたときは前記図柄の組合せX3を有効ラインに停止させ、前記ストップスイッチが前記操作順番Y2で操作されたときは前記図柄の組合せX4を有効ラインに停止させるように制御することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載のスロットマシンにおいて、前記第2遊技状態において前記役抽選手段で前記特定役B及び前記特定役Cに重複当選し、前記図柄の組合せX3が有効ラインに停止するための前記ストップスイッチの前記操作順番Y1が決定されたときは、前記操作順番Y1を遊技者に報知するように制御する操作順番報知手段を備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記遊技状態制御手段は、前記第3遊技状態において、規定遊技回数Z1を消化したときは、前記第1遊技状態に移行するように制御し、前記第4遊技状態において、規定遊技回数Z2を消化したときは、前記第1遊技状態に移行するように制御することを特徴とする。
(作用)
本発明においては、第1遊技状態のときに特定役Aに当選し、図柄の組合せX1が停止したときは、第1遊技状態が維持される。これに対し、第1遊技状態のときに特定役Aに当選し、図柄の組合せX2が停止したときは、第1遊技状態よりも出玉率の低い第2遊技状態に移行する。
そして、第2遊技状態において図柄の組合せX3に係る役に当選し、図柄の組合せX3が有効ラインに停止したときは、第1遊技状態よりも出玉率の高い第3遊技状態に移行する。これに対し、図柄の組合せX4に係る役に当選し、図柄の組合せX4が有効ラインに停止したときは、第1遊技状態よりも出玉率の低い第2遊技状態に移行する。
また、第3遊技状態又は第4遊技状態において、それぞれ遊技状態の移行条件を満たしたときは、第1遊技状態に移行する。
本発明によれば、出玉率の異なる複数の遊技状態を行き来させることで、出玉率に波を設け、遊技の単調さを解消することができる。また、第1遊技状態から、出玉率の高い第3遊技状態に移行するためには、出玉率の低い第2遊技状態を経由しなければならないので、遊技者が出玉率の高い第3遊技状態への移行を目指すだけで、出玉率に波を設けることができる。
本実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 本実施形態における役の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せ等を示す図である。 役抽選テーブルを示す図である。 リプレイ2とリプレイ3とに重複当選したときに、最初に操作されるストップスイッチと、有効ラインに停止する図柄の組合せとの関係を示す図である。 各リールの図柄配列を示す平面図である。 遊技状態の移行を示す図である。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行や、演出の出力等を制御するものである。遊技制御手段60は、制御基板上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
図1に示すように、遊技制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチであって、その操作によって有効ラインが設定されるスイッチである。また、メダル投入口43は、ベットスイッチ40と同様に、有効ラインを設定するために実際のメダルを投入する部分であり、メダル投入口43からのメダルの投入は、ベットスイッチ40の操作に含まれるものである。
また、スタートスイッチ41は、リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、以下に示すモータ32が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60によって制御される。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである(後述する図5参照)。
リール31は、本実施形態では並列に3つ設けられている。また、各リール31は、スロットマシン10のフロントパネルに設けられた表示窓(図示せず)から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓から、合計9個の図柄が見えるように配置されている。
ここで、本実施形態では、リール31は、左、中、右の3つが設けられており、これに対応して、ストップスイッチ42は、左、中、右の3つが設けられている。すなわち、左ストップスイッチ42に対応するリール31は左リール31であり、中ストップスイッチ42に対応するリール31は中リール31であり、右ストップスイッチ42に対応するリール31は右リール31である。
さらにまた、遊技制御手段60の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置されたバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
また、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
図示しないが、スロットマシン10の表示窓を含む部分には、図柄組合せライン(有効ライン)が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段及び下段にそれぞれ設けられたラインと、右下がり及び左下がりの斜め方向の各ラインの合計5本から構成されている。そして、各リール31の上下に連続する3図柄は、それぞれ1以上の図柄組合せライン上に位置している。
さらに、5本の図柄組合せラインのうち、遊技者によって投入又は設定操作されたメダル枚数に応じて、図柄組合せラインの中から、有効ラインと無効ラインとが設定される。
ここで、「有効ライン」とは、本実施形態では、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
本実施形態では、いずれの遊技状態でも、メダルを3枚投入して遊技を行うとともに、5本全ての図柄組合せラインが有効ラインに設定される。
ただし、メダルを1枚投入して水平方向中段の1本の有効ラインで遊技を行うことや、メダルを2枚投入して水平方向の上段、中段及び下段の3本の有効ラインで遊技を行うようにしても良い。
図2は、本実施形態における役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せ等を示す図である。図2に示すように、役としては、特別役、小役、及びリプレイが設けられている。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる遊技)に移行させる役である。本実施形態では、図2に示すように、特別役として、1BB(第1種ビッグボーナス)及びRB(レギュラーボーナス)が挙げられる。1BBは、特別遊技の1つである1BB遊技に移行させる役であり、RBは、特別遊技の他の1つであるRB遊技に移行させる役である。
なお、他の特別役として、2BB(第2種ビックボーナス。MB(ミドルボーナス)ともいう。)、及びSB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けられていない。
さらにまた、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役であり、本実施形態では、小役1、小役2、小役3、及び小役4の4種類が設けられている。そして、各小役ごとに、図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数が異なるように設定されている。
さらにまた、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。本実施形態では、リプレイ1〜リプレイ3の3種類が設けられている。
さらに、図2に示すように、以上の各種の役に対応する、リール31の図柄の組合せが予め定められている。なお、小役1における「any」とは、どの図柄でも良いことを意味する。
そして、全てのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、その役の入賞となったときは、その役に対応する枚数のメダルが払い出される。
上述した各役において、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
持ち越される役としては、特別役(1BB及びRB)が挙げられる。特別役に当選したときは、リール31の停止時に、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
このように、特別役の当選は持ち越されるのに対し、特別役以外の役(小役及びリプレイ)は、持ち越されない。役の抽選において、特別役以外の役に当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役に当選した遊技では、その当選した役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(入賞)可能なようにリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する。
なお、特別役に当選していない遊技中(特別役の当選が持ち越されていない遊技中)を、「非内部中」という。また、当該遊技又はそれ以前の遊技において特別役に当選しているが、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない(入賞していない)遊技中(特別役の当選が持ち越されている遊技中)を「内部中」という。なお、後述する第1遊技状態〜第4遊技状態は、非内部中の遊技状態であり、これらの遊技状態において特別役に当選すると、内部中の遊技状態となる。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作して予め貯留されたメダルを投入するか、又はメダル投入口43からメダルを投入し、スタートスイッチ41をオンする。スタートスイッチ41が操作されると、有効ラインが設定されるとともに、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、全てのモータ32を駆動制御して、全てのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓内で上下方向に移動表示される。
そして、遊技者は、各ストップスイッチ42を押すことで各リール31の回転を停止させる。ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。そして、全てのリール31の停止時に、有効ライン上に停止したリール31上の図柄の組合せが予め定められたいずれかの役の図柄の組合せと一致し、その役の入賞となったときは、成立役に応じてメダルの払出し等が行われる。
遊技制御手段60は、以下の役抽選手段61等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段60は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役、及びリプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル62と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が1BB当選領域に属する場合は、1BBの当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。図3は、本実施形態の役抽選テーブル62A〜62Fを示す図である。役抽選テーブル62は、遊技状態(第1遊技状態〜第4遊技状態、内部中、1BB遊技中及びRB遊技中)ごとに、特有の役抽選テーブル62を備えている。
役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
図3において、役抽選テーブル62Aは、第1遊技状態のときに用いられる役抽選テーブル62であり、1BB、RB、小役1、小役2、小役3、小役4、及びリプレイ1の当選領域及び非当選領域が設けられている。なお、図3では、各当選領域を適宜区分しているが、実際には、1BBの当選確率が1/350、RBの当選確率が1/500、小役1の当選確率が1/64、小役2の当選確率が1/32、小役3の当選確率が1/8、小役4の当選確率が1/7、リプレイ1の当選確率が1/5.2に設定されている。これらの当選確率となるように、各当選領域が区分されている。
また、役抽選テーブル62Bは、第2遊技状態のときに用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Bにおいて、1BB、RB、小役1、小役2、及び小役3の当選確率は、役抽選テーブル62Aと同一である。また、役抽選テーブル62Bでは、小役4及びリプレイ1の当選領域が設けられていない。さらにまた、リプレイ2とリプレイ3との重複当選領域(図中、「リプレイ2+リプレイ3」と表示)が設けられている。リプレイ2とリプレイ3との重複当選確率は、1/7.3に設定されている。なお、リプレイ2とリプレイ3との重複当選領域は、A、B、及びCの3つに区分されている。この点については、後述する。
さらにまた、役抽選テーブル62Cは、第3遊技状態のときに用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Cにおいて、1BB、RB、小役1、小役2、及び小役3の当選確率は、役抽選テーブル62Aと同一である。また、役抽選テーブル62Cでは、リプレイ1の当選確率は、1/1.2に設定されている。すなわち、ほぼ毎遊技、リプレイ1が当選するように設定されている。
さらに、役抽選テーブル62Dは、第4遊技状態のときに用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Dは、役抽選テーブル62Cと比較すると、リプレイ1の当選確率のみが異なる。役抽選テーブル62Dにおけるリプレイ1の当選確率は、1/7.3に設定されている。
また、役抽選テーブル62Eは、内部中のときに用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Eは、役抽選テーブル62Dと比較すると、1BB及びRBの当選領域が設けられていない(非当選領域に設定されている)点のみが異なる。
さらにまた、役抽選テーブル62Fは、1BB遊技中及びRB遊技中のときに用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Fでは、小役1、小役2、及び小役3のみが抽選され、小役1及び小役2の当選確率は役抽選テーブル62Aと同一であるが、小役3の当選確率は、1/1.1と高確率に設定されている。
次に、出玉率について説明する。
出玉率とは、メダルの投入枚数に対する払出し枚数の期待値(払出し枚数×役の当選確率)を意味する。出玉率が100%(1)のときは、メダルの投入数と払出し数とが同一値であることを意味する。
したがって、出玉率が100%未満であるときは、遊技の進行に伴い、メダルが減少していくこととなり、出玉率が100%を超えるときは、遊技を継続するに従ってメダルが増加していくこととなる。
具体的に、第1遊技状態において、1遊技でのメダル払出し枚数期待値(特別役に基づく払出しを除く。また、リプレイは、3枚の払出しがあるものとする。)は、
4×1/64+6×1/32+10×1/8+1×1/7+3×1/5.2
=2.220
となる。
よって、1遊技では、メダルを3枚投入して遊技を行うものとすると、出玉率(メダル払出し枚数期待値/メダル投入枚数)は、
2.220/3≒0.733
となる。
同様に、第2遊技状態において、1遊技でのメダル払出し枚数期待値は、
4×1/64+6×1/32+10×1/8+3×1/7.3
=1.911
となる。
よって、1出玉率は、
1.911/3≒0.637
となる。
また、第3遊技状態において、1遊技でのメダル払出し枚数期待値は、
4×1/64+6×1/32+10×1/8+3×1/1.2
=4
となる。
よって、出玉率は、
4/3≒1.333
となる。
さらにまた、第4遊技状態において、1遊技でのメダル払出し枚数期待値は、
4×1/64+6×1/32+10×1/8+3×1/7.2
=1.917
となる。
よって、出玉率は、
1.917/3≒0.639
となる。
なお、1BB遊技中及びRB遊技中において、1遊技でのメダル払出し枚数期待値は、
4×1/64+6×1/32+10×1/1.1
=9.340
よって、出玉率は、
9.340/3≒3.11
となる。
よって、各遊技状態における出玉率の大小関係は、
特別遊技中>第3遊技状態>第1遊技状態>第4遊技状態>第2遊技状態
となる。
説明を図1に戻す。
特別役当選持越し手段63は、特別役に当選したときに、その特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(当選した特別役が入賞するまで)の遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
図示しないが、1BB及びRBに対応する特別役フラグが設けられており、1BBの当選時には1BBフラグがオンとなり、1BBが入賞したときはオフにされる。RBフラグも同様である。
リール制御手段64は、先ず、スタートスイッチ41が操作されたときに、全て(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。さらに、リール制御手段64は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングとに基づいて、後述する停止位置決定テーブル65を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
例えば、リール制御手段64は、役に当選した遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでのリール31の回転量(図柄の移動数)の範囲内を意味し、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄から数えて5図柄以内に設定されている。いいかえれば、リール31の停止制御時間の範囲内、すなわちストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでの時間を意味し、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間から190ms以内に設定されている。
これにより、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間の図柄から数えてリール31の停止制御の範囲内にある図柄数(5図柄)先までの図柄のいずれかが有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が有効ラインに停止するように制御されることとなる。
いいかえれば、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、「リール31の停止制御の範囲内」においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、役の非当選時に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、「リール31の停止制御の範囲内」においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
また、リール制御手段64は、操作順番検知手段64aを備える。操作順番検知手段64aは、当該遊技において、最初に操作されたストップスイッチ42が、左、中又は右のいずれであるかを検知するものである。各ストップスイッチ42が操作されると、それぞれ識別信号が操作順番検知手段64aに入力されるように構成されている。操作順番検知手段64aは、この識別信号に基づいて、最初に操作されたストップスイッチ42が、左、中又は右のいずれであるかを検知する。
なお、操作順番検知手段64aは、毎遊技、操作順番を検知するのではなく、第2遊技状態において、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選したときにのみ、操作順番を検知する(ただし、毎遊技、操作順番を検知しても何ら問題はない)。
停止位置決定テーブル65は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。
停止位置決定テーブル65は、以下の1BBテーブル等を備える。
1BBテーブルは、当該遊技で1BBに当選したこと、又は当該遊技以前の遊技で1BBに当選し、かつ当該遊技では非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において1BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、1BB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
RBテーブルについても、上記1BBテーブルと同様であり、1BBテーブルにおける「1BB」を、「RB」と読み替えたものに相当する。
また、小役1テーブルは、当該遊技で小役1に当選したことを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役1以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
小役2テーブル、小役3テーブル、及びリプレイ1テーブルは、それぞれ上記の小役1テーブルと同様であり、小役1テーブルにおける「小役1」を、それぞれ「小役2」、「小役3」、「リプレイ1」と読み替えたものに相当する。
さらにまた、小役4テーブルは、当該遊技で小役4に当選したことを条件として用いられ、先ず、小役1に対応する図柄の組合せである「7」−「BAR」−「7」を有効ラインに停止させることを優先するとともに、「7」−「BAR」−「7」を有効ラインに停止させることができないときは、次に、「RP」−「ベル」−「ベル」を有効ラインに停止させるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
さらに、リプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルは、当該遊技(第2遊技状態)においてリプレイ2とリプレイ3とに重複当選したことを条件として用いられるものであり、本実施形態では、リプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルA、リプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルB、及びリプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルCの3種類を備える。
先ず、リプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルAは、最初に左ストップスイッチ42が操作されたときは、リプレイ2に対応する図柄の組合せである「RP」−「RP」−「ベル」を有効ラインに停止させ、最初に中又は右ストップスイッチ42が操作されたときは、リプレイ3に対応する図柄の組合せである「ベル」−「RP」−「ベル」を有効ラインに停止させるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
また、リプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルBは、最初に中ストップスイッチ42が操作されたときはリプレイ2に対応する「RP」−「RP」−「ベル」の図柄の組合せを有効ラインに停止させ、最初に左又は右ストップスイッチ42が操作されたときはリプレイ3に対応する「ベル」−「RP」−「ベル」の図柄の組合せを有効ラインに停止させるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
さらにまた、リプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルCは、最初に右ストップスイッチ42が操作されたときはリプレイ2に対応する「RP」−「RP」−「ベル」の図柄の組合せを有効ラインに停止させ、最初に左又は中ストップスイッチ42が操作されたときはリプレイ3に対応する「ベル」−「RP」−「ベル」の図柄の組合せを有効ラインに停止させるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
図4は、以上の内容をまとめた図であって、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選したときに、最初に操作されるストップスイッチと、有効ラインに停止する図柄の組合せ(リプレイ2又はリプレイ3のいずれが入賞するか)との関係を示す図である。
本実施形態では、役抽選テーブル62Bにおけるリプレイ2とリプレイ3との重複当選領域は、A、B、及びCの3つに区分されている。そして、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選し、その当選領域がAである場合には、リプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルAが選択される。同様に、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選し、その当選領域がBである場合には、リプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルBが選択され、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選し、その当選領域がCである場合には、リプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルCが選択される。
なお、リプレイ2とリプレイ3との重複当選領域を1つとし、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選したときに、例えばソフトウェア乱数を用いて、A〜Cのうちのいずれか1つを選択するようにしても良い。
このように、役抽選手段61による役の抽選の結果、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選したときは、いずれかのリプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルが選択される。そして、最初のストップスイッチ42が操作されたときに、操作順番検知手段64aは、どのストップスイッチ42が操作されたかを検知する。次に、リール制御手段64は、選択されたリプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルを用いて、操作されたストップスイッチ42に対応する図柄の組合せが停止するようにリール31を停止制御する。
さらに、非当選テーブルは、特別役の当選を持ち越していない非当選時の遊技で用いられ、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
以上の停止位置決定テーブル65を用いて、リール制御手段64は、いずれかの役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるときは、リール31の停止制御の範囲内において、その役に対応する図柄の組合せを構成する図柄を有効ラインに停止させるように制御する。
次に、本実施形態におけるリール31上の図柄配列と、リール31の停止制御との関係について説明する。
図5は、本実施形態における各リール31の外周面の図柄配列を示す平面図である。なお、図5では、一部の図柄のみを示しているが、図中、空欄となっている部分にも所定の図柄が表示されており、図5では図示を省略している。
図5に示すように、各リール31には、21個の図柄が等間隔で配列されている。
また、各リール31には、「RP」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されている。したがって、リール31の停止制御の範囲内(ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄以内)の間隔で、「RP」の図柄がリール31に配列されている。よって、「RP」の図柄については、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31がどの位置であっても、常に、「RP」の図柄を所望の有効ラインに停止させるように制御することができる。
これにより、リプレイ1テーブルが用いられたときは、常に、当選したリプレイ1に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する。
さらにまた、各リール31には、「ベル」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されている。したがって、リール31の停止制御の範囲内(ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄以内)の間隔で、「ベル」の図柄がリール31に配列されている。よって、「ベル」の図柄については、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31がどの位置であっても、常に、「ベル」の図柄を所望の有効ラインに停止させるように制御することができる。
これにより、小役3テーブルが用いられたときは、常に、当選した小役3に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する。
さらに、「RP」及び「ベル」の図柄がいずれも5図柄以内で配置されているので、小役4の当選時に、小役4に対応する図柄の組合せである「7」−「BAR」−「7」を有効ラインに停止させることができないときは、常に、小役4の取りこぼし時の図柄の組合せである「RP」−「ベル」−「ベル」を有効ラインに停止させることができる。
また、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選したときは、常に、リプレイ2に対応する図柄の組合せである「RP」−「RP」−「ベル」、又はリプレイ3に対応する図柄の組合せである「ベル」−「RP」−「ベル」のいずれも、有効ラインに停止させることができる。
なお、図5では図示しないが、「チェリー」の図柄や、「スイカ」の図柄は、少なくとも1つのリール31については、6図柄以上離れた位置に配置されている。これにより、小役1や小役2の当選時は、遊技者は、目押し(その図柄が有効ラインに停止するように狙ってストップスイッチ42を操作すること)をしなければ、当選した小役1や小役2を入賞させることができる。
また、「7」の図柄と「BAR」の図柄は、各リール31に1個ずつ配置されている。したがって、1BB、RB、及び小役4を入賞させるときは、上記と同様に、目押しをしなければ、当選した1BB、RB及び小役4を入賞させることができない。
説明を図1に戻す。
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイ1〜リプレイ3の入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
特別遊技制御手段68は、特別遊技(1BB遊技又はRB遊技)の開始(通常遊技から1BB遊技又はRB遊技への移行)、1BB遊技中又はRB遊技中の遊技の進行、及び1BB遊技又はRB遊技の終了を制御するものである。
先ず、通常遊技中に、1BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、1BBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技から1BB遊技を開始するように制御する。
1BB遊技では、役抽選テーブル62Fを用いて役の抽選が行われる。これにより、高確率で、小役3に当選する遊技状態となる。
そして、本実施形態では、1BB遊技の終了条件として、1BB遊技中に払い出されたメダル枚数が345枚以上になったことに設定されている。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段68は、1BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続ける。
そして、特別遊技制御手段68は、カウントされた払出し枚数が345枚以上となったと判断したときは、1BB遊技の終了条件を満たすと判断する。
また、特別遊技制御手段68は、RBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、通常遊技からRB遊技に移行させる。RB遊技においても、役抽選テーブル62Fを用いて遊技が行われ、高確率で小役3に当選する遊技状態となる。
本実施形態では、RB遊技の終了条件として、役の入賞回数が8回に到達したこと、又は遊技回数が12回に到達したことに設定されている。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段68は、RB遊技中の役の入賞回数及び遊技回数をカウントし、毎遊技、役の入賞回数及び遊技回数を更新し続け、役の入賞回数が8回に到達するか又は遊技回数が12回に到達したと判断したときは、RB遊技の終了条件を満たすと判断する。
遊技状態制御手段69は、遊技状態(特別遊技を除く)を、第1遊技状態〜第4遊技状態(非内部中)、又は内部中とするかを制御するものである。図6は、本実施形態における遊技状態の移行を説明する図である。
先ず、遊技状態制御手段69は、特別遊技(1BB遊技又はRB遊技)の終了後は、遊技状態を、第1遊技状態に設定する。そして、第1遊技状態において小役4に当選し、取りこぼし図柄の組合せである「RP」−「ベル」−「ベル」が有効ラインに停止したときは、次遊技から第2遊技状態に移行するように制御する。なお、第1遊技状態において、小役4に当選し、小役4に対応する図柄の組合せである「7」−「BAR」−「7」が有効ラインに停止したときは、第1遊技状態を維持するように制御する。
次に、第2遊技状態では、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選するまで継続される。そして、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選し、かつ、リプレイ2に対応する「RP」−「RP」−「ベル」の図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、次遊技から、第3遊技状態に移行するように制御する。これに対し、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選し、かつ、リプレイ3に対応する「ベル」−「RP」−「ベル」の図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、次遊技から、第4遊技状態に移行するように制御する。
第3遊技状態又は第4遊技状態では、それぞれ規定遊技回数が消化されるまで継続される。遊技状態制御手段69は、第3遊技状態では、50ゲーム消化するまで第3遊技状態を継続し、50ゲーム消化後は、第1遊技状態に移行するように制御する。また、遊技状態制御手段69は、第4遊技状態では、500ゲーム消化するまで第4遊技状態を継続し、500ゲーム消化後は、第1遊技状態に移行するように制御する。
なお、第1遊技状態〜第4遊技状態において特別役(1BB又はRB)に当選したときは、内部中の遊技状態に移行する。
なお、通常の電源断後、電源の再投入時は、電源断直前の遊技状態が維持されるが、スロットマシン10の出玉率を定める設定値を変更して電源を投入したときは、第1遊技状態に移行する。
演出制御手段70は、上述したランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段70は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられている。そして、演出制御手段70は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
また、演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。例えば、特別役当選時、小役当選時、リプレイ当選時、非当選時等ごとに、それぞれ複数種類の演出パターンが設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段70は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
また、演出制御手段70は、リプレイ当選報知手段70aを備える。
リプレイ当選報知手段70aは、第2遊技状態においてリプレイ2とリプレイ3とに重複当選したときに、第3遊技状態に移行するための図柄の組合せである「RP」−「RP」−「ベル」を有効ラインに停止させるために最初に操作すべきストップスイッチ42を報知するものである。例えば、リプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルAが選択されたときは、「左から押せ!」のような画像表示を行う。
なお、リプレイ当選報知手段70aは、第2遊技状態においてリプレイ2とリプレイ3とに重複当選したときには、常に報知を行うのではなく、報知を行うか否かをソフトウェア乱数を用いて抽選し、この抽選で当選したときには報知を行うように制御する。例えば、1/3の確率で当選するように設定することが挙げられる。
以上の構成からなるスロットマシン10において、特別遊技の終了後は、常に、第1遊技状態に移行する。第1遊技状態では、上述したように、出玉率は1を下回るが、第2遊技状態よりは出玉率が高い。したがって、第2遊技状態への移行を希望しない遊技者は、小役4の当選時に、「7」−「BAR」−「7」が有効ラインに停止するように目押しする。これにより、第1遊技状態が維持される。
ただし、出玉率が最も高い第3遊技状態に移行するためには、第2遊技状態を経由しなければならない。そこで、第3遊技状態への移行を希望する遊技者は、第1遊技状態において、小役4の当選時に、「RP」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せを有効ラインに停止させ、第2遊技状態に移行させる。上述したように、小役4の当選時は、「7」−「BAR」−「7」の図柄の組合せが有効ラインに停止しないように目押しをすれば、常に、「RP」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せを有効ラインに停止させることができる。
なお、演出制御手段70は、第1遊技状態において、小役4の当選時には、その旨を報知する演出を出力するようにしても良い。
次に、第2遊技状態に移行すると、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選するまでは、第2遊技状態が維持される。そして、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選した遊技において、リプレイ2に対応する「RP」−「RP」−「ベル」の図柄の組合せが有効ラインに停止すれば、出玉率の高い第3遊技状態に移行することができる。これに対し、リプレイ3に対応する「ベル」−「RP」−「ベル」の図柄の組合せが停止したときは、第4遊技状態(第1遊技状態及び第3遊技状態よりも出玉率の低い遊技状態)に移行する。
また、第2遊技状態において、リプレイ当選報知手段70aにより、リプレイ2に対応する「RP」−「RP」−「ベル」の図柄の組合せを有効ラインに停止させるために最初に操作すべきストップスイッチ42が報知されれば、その報知に従うことで、確実に第3遊技状態に移行することができる。これに対し、最初に操作すべきストップスイッチ42が報知されないときは、1/3の確率で(リプレイ2が入賞して)第3遊技状態に移行し、2/3の確率で(リプレイ3が入賞して)第4遊技状態に移行する。
ただし、第3遊技状態に移行した場合であっても、500ゲームを消化すれば再度第1遊技状態に戻ることができるので、その後に第3遊技状態に移行するチャンスが与えられる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、以下のような種々の変形が可能である。
(1)例えば、本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、遊技球を用いたスロットマシン(パロット)等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(2)本実施形態では、リプレイの当選確率を変えることで、各遊技状態での出玉率を変えるようにしたが、これに限らず、小役の当選確率を高めた遊技であっても良い。また、第3遊技状態は、出玉率が100%を超えるものに限らず、例えば出玉率を95%程度に程度に設定し、100%を下回るが、遊技の進行によってもほとんどメダルが減らない遊技状態としても良い。つまり、第3遊技状態は、他の遊技状態よりも出玉率の高い遊技状態であれば良い。
(3)本実施形態では、リプレイ2とリプレイ3とに重複当選したときに、最初に操作されたストップスイッチ42に応じて停止する図柄の組合せが異なるようにしたが、例えば、6通りの操作順番(左中右、左右中、中左右、中右左、右左中、及び右中左)を設定しても良い。この場合、例えばリプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルAが用いられたときは、左中右、左右中、又は中左右の操作順番(3通り)でストップスイッチ42が操作されたときはリプレイ2に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させ、中右左、右左中、又は右中左の操作順番(他の3通り)でストップスイッチ42が操作されたときはリプレイ3に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御することができる。
なお、例えばリプレイ2・リプレイ3重複当選テーブルAが用いられたときは、左中右の操作順番(1通り)でストップスイッチ42が操作されたときはリプレイ2に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させ、それ以外の5通りの操作順番でストップスイッチ42が操作されたときはリプレイ3に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御することも可能である。
(4)本実施形態では、第3遊技状態又は第4遊技状態において規定遊技回数に到達したときは、第1遊技状態に移行するようにしたが、第1遊技状態に移行するための条件は、種々設定することができる。例えば、第3遊技状態又は第4遊技状態において、特定役の入賞回数が所定回数に到達したときは、第1遊技状態に移行するように設定しても良い。
10 スロットマシン
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62(62A〜62F) 役抽選テーブル
63 特別役当選持越し手段
64 リール制御手段
64a 操作順番検知手段64a
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 遊技状態制御手段
70 演出制御手段
70a リプレイ当選報知手段
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。なお、かっこ書きで、以下の実施形態において対応する構成を示す。
請求項1の発明(第1の解決手段)は、複数種類の図柄を表示した複数のリールと、役の抽選を行う役抽選手段と、前記リールを停止させるときに遊技者によって操作されるストップスイッチと、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記リールを停止制御するリール制御手段と、複数の遊技状態の移行を制御する遊技状態制御手段とを備え、前記遊技状態として、所定の条件を満たしたときに移行する第1遊技状態と、前記第1遊技状態から移行する遊技状態であって、出玉率が前記第1遊技状態よりも低く設定された第2遊技状態と、前記第2遊技状態から移行する遊技状態であって、出玉率が前記第1遊技状態よりも高く設定された第3遊技状態と、前記第2遊技状態から移行する遊技状態であって、出玉率が前記第3遊技状態よりも低く設定された第4遊技状態とを備え前記役抽選手段は、前記第2遊技状態では、所定の図柄の組合せ(「RP」−「RP」−「ベル」)に係る役(リプレイ2)、及び特定の図柄の組合せ(「ベル」−「RP」−「ベル」)に係る役(リプレイ3)を含めて役の抽選を行い、前記遊技状態制御手段は、前記第2遊技状態において、前記所定の図柄の組合せに係る役に当選し、前記所定の図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、前記第3遊技状態に移行するように制御し、前記第2遊技状態において、前記特定の図柄の組合せに係る役に当選し、前記特定の図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、前記第4遊技状態に移行するように制御することを特徴とする。
請求項2の発明(第2の解決手段)は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記第2遊技状態では、前記所定の図柄の組合せに係る役及び前記特定の図柄の組合せに係る役の当選確率を、前記第1遊技状態よりも高く設定するとともに、前記所定の図柄の組合せに係る役及び前記特定の図柄の組合せに係る役以外の他の役の当選確率を、前記第1遊技状態よりも低く設定していることを特徴とする。
第3の解決手段は、第1又は第2の解決手段において、前記役抽選手段は、前記第1遊技状態、前記第2遊技状態、前記第3遊技状態、及び前記第4遊技状態において、それぞれ、遊技者に再遊技を行わせるためのリプレイを含めて役の抽選を行い、前記第1遊技状態、前記第2遊技状態、前記第3遊技状態、及び前記第4遊技状態ごとに前記リプレイの当選確率が異なることで、出玉率が異なるように設定されていることを特徴とする。
第4の解決手段は、第3の解決手段において、前記第3遊技状態は、出玉率が1を超えるように設定されており、前記第4遊技状態は、出玉率が1を下回るように設定されていることを特徴とする。
第5の解決手段は、第1〜第4の解決手段において、前記第1遊技状態では、前記役抽選手段は、特定役A(小役4)を含めて役の抽選を行い、前記リール制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役Aに当選したときは、前記特定役Aに対応する図柄の組合せX1(「7」−「BAR」−「7」)を有効ラインに停止させるように制御するとともに、前記図柄の組合せX1を有効ラインに停止させることができないときは、図柄の組合せX2(「RP」−「ベル」−「ベル」)を有効ラインに停止させるように制御し、前記遊技状態制御手段は、前記第1遊技状態において前記役抽選手段で前記特定役Aに当選した場合に、前記図柄の組合せX1が有効ラインに停止したときは前記第1遊技状態を維持するように制御するとともに、前記図柄の組合せX2が有効ラインに停止したときは前記第2遊技状態に移行するように制御し、前記第1遊技状態において、前記役抽選手段で前記特定役Aに当選した場合に、無作為に前記ストップスイッチが操作されたときは、前記図柄の組合せX1が有効ラインに停止する確率よりも、前記図柄の組合せX2が有効ラインに停止する確率の方が高くなるように設定されていることを特徴とする。
第6の解決手段は、第1〜第5の解決手段において、前記役抽選手段は、前記第2遊技状態では、特定役B及び特定役Cが重複当選するように役の抽選を行い、前記特定役Bに対応する図柄の組合せは、前記所定の図柄の組合せであり、前記特定役Cに対応する図柄の組合せは、前記特定の図柄の組合せであり、前記役抽選手段で前記特定役B及び前記特定役Cに重複当選したときは、前記所定の図柄の組合せが有効ラインに停止するための前記ストップスイッチの操作順番Y1と、前記特定の図柄の組合せが有効ラインに停止するための前記ストップスイッチの操作順番Y4(Y4≠Y3)とを決定するように制御し、前記リール制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役B及び前記特定役Cに重複当選した場合において、前記ストップスイッチが前記操作順番Y1で操作されたときは前記所定の図柄の組合せを有効ラインに停止させ、前記ストップスイッチが前記操作順番Y2で操作されたときは前記特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御することを特徴とする。
第7の解決手段は、第6の解決手段において、前記第2遊技状態において前記役抽選手段で前記特定役B及び前記特定役Cに重複当選し、前記所定の図柄の組合せが有効ラインに停止するための前記ストップスイッチの前記操作順番Y1が決定されたときは、前記操作順番Y1を遊技者に報知するように制御する操作順番報知手段を備えることを特徴とする。
第8の解決手段は、第1〜第7の解決手段において、前記遊技状態制御手段は、前記第3遊技状態において、規定遊技回数Z1を消化したときは、前記第1遊技状態に移行するように制御し、前記第4遊技状態において、規定遊技回数Z2を消化したときは、前記第1遊技状態に移行するように制御することを特徴とする。
(作用)
本発明においては第2遊技状態において、所定の図柄の組合せに係る役に当選し、所定の図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、第1遊技状態よりも出玉率の高い第3遊技状態に移行する。これに対し、第2遊技状態において、特定の図柄の組合せに係る役に当選し、特定の図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、第3遊技状態よりも出玉率の低い第4遊技状態に移行する。
本発明によれば、出玉率の異なる複数の遊技状態を行き来させることで、出玉率に波を設け、遊技の単調さを解消することができる。また、第1遊技状態から、出玉率の高い第3遊技状態に移行するためには、出玉率の低い第2遊技状態を経由しなければならず、さらに、第2遊技状態から、第3遊技状態には移行せずに、出玉率が第3遊技状態よりも低い第4遊技状態に移行することもあるので、遊技者が出玉率の高い第3遊技状態への移行を目指すだけで、出玉率に波を設けることができる。

Claims (7)

  1. 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
    役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記リールを停止させるときに遊技者によって操作されるストップスイッチと、
    前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記リールを停止制御するリール制御手段と、
    複数の遊技状態の移行を制御する遊技状態制御手段と
    を備え、
    前記遊技状態として、
    所定の条件を満たしたときに移行する第1遊技状態と、
    前記第1遊技状態から移行する遊技状態であって、出玉率が前記第1遊技状態よりも低く設定された第2遊技状態と、
    前記第2遊技状態から移行する遊技状態であって、出玉率が前記第1遊技状態よりも高く設定された第3遊技状態と、
    前記第2遊技状態から移行する遊技状態であって、出玉率が前記第3遊技状態よりも低く設定された第4遊技状態と
    を備え、
    前記第1遊技状態では、前記役抽選手段は、特定役Aを含めて役の抽選を行い、
    前記リール制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役Aに当選したときは、前記特定役Aに対応する図柄の組合せX1を有効ラインに停止させるように制御するとともに、前記図柄の組合せX1を有効ラインに停止させることができないときは、図柄の組合せX2を有効ラインに停止させるように制御し、
    前記遊技状態制御手段は、前記第1遊技状態において前記役抽選手段で前記特定役Aに当選した場合に、前記図柄の組合せX1が有効ラインに停止したときは前記第1遊技状態を維持するように制御するとともに、前記図柄の組合せX2が有効ラインに停止したときは前記第2遊技状態に移行するように制御し、
    前記役抽選手段は、前記第2遊技状態では、図柄の組合せX3に係る役、及び図柄の組合せX4に係る役を含めて役の抽選を行い、
    前記遊技状態制御手段は、
    前記第2遊技状態において、前記図柄の組合せX3に係る役に当選し、前記図柄の組合せX3が有効ラインに停止したときは、前記第3遊技状態に移行するように制御し、
    前記第2遊技状態において、前記図柄の組合せX4に係る役に当選し、前記図柄の組合せX4が有効ラインに停止したときは、前記第4遊技状態に移行するように制御し、
    前記第3遊技状態又は前記第4遊技状態において、それぞれ遊技状態の移行条件を満たしたときは、前記第1遊技状態に移行するように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選手段は、前記第1遊技状態、前記第2遊技状態、前記第3遊技状態、及び前記第4遊技状態において、それぞれ、遊技者に再遊技を行わせるためのリプレイを含めて役の抽選を行い、
    前記第1遊技状態、前記第2遊技状態、前記第3遊技状態、及び前記第4遊技状態ごとに前記リプレイの当選確率が異なることで、出玉率が異なるように設定されている
    ことを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
    前記第3遊技状態は、出玉率が1を超えるように設定されており、
    前記第4遊技状態は、出玉率が1を下回るように設定されている
    ことを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記第1遊技状態において、前記役抽選手段で前記特定役Aに当選した場合に、無作為に前記ストップスイッチが操作されたときは、前記図柄の組合せX1が有効ラインに停止する確率よりも、前記図柄の組合せX2が有効ラインに停止する確率の方が高くなるように設定されている
    ことを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選手段は、前記第2遊技状態では、特定役B及び特定役Cが重複当選するように役の抽選を行い、
    前記特定役Bに対応する図柄の組合せは、前記図柄の組合せX3であり、
    前記特定役Cに対応する図柄の組合せは、前記図柄の組合せX4であり、
    前記役抽選手段で前記特定役B及び前記特定役Cに重複当選したときは、前記図柄の組合せX3が有効ラインに停止するための前記ストップスイッチの操作順番Y1と、前記図柄の組合せX4が有効ラインに停止するための前記ストップスイッチの操作順番Y4(Y4≠Y3)とを決定するように制御し、
    前記リール制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役B及び前記特定役Cに重複当選した場合において、前記ストップスイッチが前記操作順番Y1で操作されたときは前記図柄の組合せX3を有効ラインに停止させ、前記ストップスイッチが前記操作順番Y2で操作されたときは前記図柄の組合せX4を有効ラインに停止させるように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  6. 請求項5に記載のスロットマシンにおいて、
    前記第2遊技状態において前記役抽選手段で前記特定役B及び前記特定役Cに重複当選し、前記図柄の組合せX3が有効ラインに停止するための前記ストップスイッチの前記操作順番Y1が決定されたときは、前記操作順番Y1を遊技者に報知するように制御する操作順番報知手段を備える
    ことを特徴とするスロットマシン。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記遊技状態制御手段は、
    前記第3遊技状態において、規定遊技回数Z1を消化したときは、前記第1遊技状態に移行するように制御し、
    前記第4遊技状態において、規定遊技回数Z2を消化したときは、前記第1遊技状態に移行するように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
JP2012059184A 2012-03-15 2012-03-15 スロットマシン Active JP5213196B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012059184A JP5213196B2 (ja) 2012-03-15 2012-03-15 スロットマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012059184A JP5213196B2 (ja) 2012-03-15 2012-03-15 スロットマシン

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007216838A Division JP4958226B2 (ja) 2007-08-23 2007-08-23 スロットマシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012106144A true JP2012106144A (ja) 2012-06-07
JP5213196B2 JP5213196B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=46492385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012059184A Active JP5213196B2 (ja) 2012-03-15 2012-03-15 スロットマシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5213196B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014079414A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Dei Raito:Kk 遊技機
JP2014079412A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Dei Raito:Kk 遊技機
JP2014079413A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Dei Raito:Kk 遊技機
JP2017221856A (ja) * 2017-10-03 2017-12-21 株式会社ディ・ライト 遊技機
JP2017221857A (ja) * 2017-10-03 2017-12-21 株式会社ディ・ライト 遊技機
JP2018020172A (ja) * 2017-10-03 2018-02-08 株式会社ディ・ライト 遊技機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007175413A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Samii Kk スロットマシン

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007175413A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Samii Kk スロットマシン

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014079414A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Dei Raito:Kk 遊技機
JP2014079412A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Dei Raito:Kk 遊技機
JP2014079413A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Dei Raito:Kk 遊技機
JP2017221856A (ja) * 2017-10-03 2017-12-21 株式会社ディ・ライト 遊技機
JP2017221857A (ja) * 2017-10-03 2017-12-21 株式会社ディ・ライト 遊技機
JP2018020172A (ja) * 2017-10-03 2018-02-08 株式会社ディ・ライト 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5213196B2 (ja) 2013-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4974346B2 (ja) スロットマシン
JP4963204B2 (ja) スロットマシン
JP4878122B2 (ja) スロットマシン
JP5036018B2 (ja) スロットマシン
JP5046358B2 (ja) スロットマシン
JP2010035891A (ja) スロットマシン
JP2009028447A (ja) スロットマシン
JP2007089626A (ja) スロットマシン
JP2008167994A (ja) スロットマシン
JP2008194236A (ja) スロットマシン
JP2008061660A (ja) スロットマシン
JP5213196B2 (ja) スロットマシン
JP2011030902A (ja) スロットマシン
JP2010088549A (ja) スロットマシン
JP2007167150A (ja) スロットマシン
JP2007089627A (ja) スロットマシン
JP2008142440A (ja) スロットマシン
JP5574504B2 (ja) スロットマシン
JP4958226B2 (ja) スロットマシン
JP2008043469A (ja) スロットマシン
JP2008073328A (ja) スロットマシン
JP2014155719A (ja) スロットマシン
JP2010279826A (ja) スロットマシン
JP2008279089A (ja) スロットマシン
JP2008272376A (ja) スロットマシン

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120315

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120315

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20121031

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20121108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5213196

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250