JP2012105559A - 苗箱敷設装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鎮圧ローラの長さを変更するに当り主要な部材を共用化して製造コストを抑制する。
【解決手段】左右の箱踏み機を外側および内側に分割し、外側の箱踏み機B1は固定長とし、本体寄り内側の箱踏み機B2としては様々な長さのものを用意しておく。そして、圃場ごとに適切な長さの箱踏み機B2を選んで連結部材91により箱踏み機B1と連結し、ハウスの横幅に合わせる。
【選択図】図17

Description

田植え機用の苗を育成するのに、多数の苗箱に播種してこれらをハウス内の整地した床土の上に整然と並べ、温度や潅水を集中的に管理することが行われている。
このとき苗箱を並べるのに使用するのが、箱並べ機である。箱並べ機にもいろいろあるが、代表的なものはハウスの横幅(間口)とほぼ同じ長さを有し、その中央に備える車輪をハウスの中央に縦方向(奥行き方向)に長く敷いた2本のレールに沿って移動する構造になっている。この箱並べ機の上に苗箱を積んだ箱ホッパーを横方向に移動可能に搭載し、箱ホッパーを箱並べ機の長さ方向すなわちハウスの横幅に沿って移動しながら、苗箱を床土の上に順次降ろして並べる。ハウスの横幅いっぱいに苗箱を横一列並べ終えたら、箱並べ機を前進し、次の一列に苗箱を並べていく。この作業を繰り返して多数の苗箱を縦と横に揃えてハウスの敷地全面に整然と並べる。
本発明は、このような箱並べ機の改良に関する。
箱並べ機を使って苗箱を並べる際、重要なのは苗箱と床土の密着である。
苗箱は床土の上に単に置いただけでは、床土との接触が不充分で、根が床土に伸びきれない。このため苗箱を床土に置いた後、苗箱を踏むなど荷重をかけて苗箱の底面と床土の間に隙間が出来ないように密着させる。
このように並べ終えた苗箱を床土に押し付ける作業を箱踏みと称するが、ポット式の苗箱ではこの箱踏みが特に重要である。ポット式の苗箱は、内部が多数のポットに区画され、各ポットは互いに独立しているため、ひとつでもポットが床土から浮いていると、そのポットの苗は育たない、という性質がある。実際の床土は、表面が完全に平坦ではなく多少の凹凸があるため、苗箱を単に置いただけでは、床土の凹みに位置したポットは底面が浮きやすい。これを避けるためポット式の苗箱では箱踏みを必ず行う。換言すると箱踏みをしないと、苗箱の敷設は完了したことにならない。
箱踏みの最も簡単な方法は、苗箱の上に幅の広い平板(踏み板)を渡し、その上を作業者が踏むというやり方である。この方法は経済的であるが、踏み終えるたびに踏み板を次の苗箱の上に移動しなければならないという不便がある。苗箱を設置するハウスが広いと、踏み板の移動も重労働で能率も上がらない。しかも毎回同じ荷重で踏み付けるのは難しいから、荷重の過不足が避けられない。踏みすぎて苗箱を破損したり、踏み足りなくて密着不足になったりする。
この問題の解消を意図した発明は既に提案されている。
そのうちのある例は、苗並べ機の後部に踏み板を吊持ちにした構造で、苗箱を横一列並べ終えたら、その上に踏み板を降ろして作業者が踏み板に乗って苗箱を踏み付けるのである(特許文献1)。
この場合、踏み板は苗並べ機に吊持ちに取付けられ、苗並び機と共に一緒に移動するから、踏み板を持ち運ぶ労力が省略でき便利はいい。しかし作業者が踏み付けるという点では変わりないから、苗箱を押す力に過不足を生じやすいという問題は依然と解消しない。
特許2733834号公報
このように従来は、多数の苗箱を人力によらずに一度に確実に踏み付けるものはなかった。
そこで本発明が解決しようとする課題は、どのようにしたら多数の苗箱を簡単確実に踏み付けられるかということにある。これらの課題の解決は、ハウスが大型化し、並べる苗箱の数が増大するに従い、益々強く求められている。
本発明は、従来の踏み板に代えローラで鎮圧する方式を採用することにより課題の解決を実現する。すなわち、苗箱の上にローラを転がして苗箱を鎮圧し、同時にローラの回転で箱並べ機を推進する。当然、ローラの長さは横に並んだ苗箱全体の長さに等しい。ところが横に並べる苗箱の数はハウスの広さ応じて決るから、ローラもハウスごとに長短各種揃えて製造する必要があり、コスト高になる。
そこで本発明の第1の目的は、並べ終えた苗箱の上にローラを確実に乗り上げて多数の苗箱を簡単確実に踏み付けることにあり、第2の目的は、ローラの長さを変更するに当り主要な部材を共用化して製造コストを抑制することにある。
請求項1に係る発明は、苗箱を積んだ箱ホッパーを横長の機体に沿ってハウスの横方向に間欠的に移動し、苗箱を一枚ずつ床土の上に降ろして横に並べ、横一列を並べ終えたら機体をハウス中央の縦方向のレールに沿って苗箱一枚の距離だけ前進し、次の横一列を並べるようにして成る箱並べ機と、ハウスの横方向に平行な回転軸の鎮圧ローラを苗箱の横一列の長さに亘り設けると共に鎮圧ローラの動力源を搭載して成る箱踏み機と、より構成し、箱並べ機の後方に箱踏み機を連結して、並べた苗箱を鎮圧ローラで踏み付けるとともに、左右の箱踏み機は、それぞれ、外側と内側に分割された2つの箱踏み機と、これら分割された箱踏み機を連結する連結部材とから成る。
請求項2に係る発明は、外側の箱踏み機の鎮圧ローラを駆動式とするとともに、内側の箱踏み機の鎮圧ローラを遊転式とする。
請求項3に係る発明は、苗箱を積んだ箱ホッパーを横長の機体に沿ってハウスの横方向に間欠的に移動し、苗箱を一枚ずつ床土の上に降ろして横に並べ、横一列を並べ終えたら機体をハウス中央の縦方向のレールに沿って苗箱一枚の距離だけ前進し、次の横一列を並べるようにして成る箱並べ機と、ハウスの横方向に平行な回転軸の鎮圧ローラを苗箱の横一列の長さに亘り設けると共に鎮圧ローラの動力源を搭載して成る箱踏み機と、より構成し、箱並べ機の後方に箱踏み機を連結して、並べた苗箱を鎮圧ローラで踏み付けるとともに、機体左右の前部および後部にU溝をそれぞれ形成し、左右のU溝に遊嵌するロッドと、左右の箱踏み機が回動する進行方向の回動軸とを備えた連結部材を備える。
請求項1の発明によれば、ハウスの横幅に合わせて適切な長さに作った内側の箱踏み機を外側の箱踏み機と連結部材で連結することで、鎮圧ローラの長さを変更するに当り主要な部材である本体と箱踏み機とを共用化でき、製造コストを抑制できる。
請求項2の発明によれば、外側と内側の鎮圧ローラを連結する必要がなくなり、外側と内側の箱踏み機の連結が極めて容易になり、構造・取付作業が簡単になる。
請求項3の発明によれば、U溝でのロッドの上下動と回動軸周りの回動によりピッチングおよびローリングの影響を軽減でき、横長形状のため無理がかかりやすい装置に遊びを持たせ、圃場の凹凸や傾斜、箱踏みの影響を抑制する。また、2つのU溝を前部および後部の一定間隔で形成したので、簡単な構成でヨーイングに対する強度が増す。
苗箱を敷設したハウスの斜視図 図1の正面図 苗箱敷設装置の平面図 図3の苗踏み機の正面図 図3の苗踏み機の平面図 前進時の脱線防止構造の平面図(右側のみ) 図6の要部拡大図 前進時の動作フロー 後進時の脱線防止構造の側面図a,平面図b,正面図c 後進時の動作フロー 後進時に左側へズレた場合の説明図 スタンドの側面図a,平面図b,正面図c 箱ホッパーの平面図 苗箱設置の動作フローその1 苗箱設置の動作フローその2 苗箱設置の動作フローその3 箱踏み機の連結構造の左側面図a,平面図b,右側面図c,分解平面図d 箱踏み機の遊び構造の平面図a,正面図b 箱並べ機の連結構造の正面図a,分解正面図b
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1,2において、1は光透過性のシートで覆ったハウスで、内部の中央にハウス1の奥行き方向(縦方向)に沿う縦レール2が2本平行に設けてある。3は苗箱で、図1,2は全部の敷設が終わった状態を示す。
実施の形態の苗箱3はポット式で、薄い1枚のプラスチック板を成形して多数のポット(窪み)を縦横に連続して並べた構造になっている。ポットの底には孔が開いている。各ポットには培土を入れ種籾を蒔いておく。使用する苗箱3はポット式に限らない。平底に多数の孔を開けたマット苗用の苗箱3でも良い。
図3は本発明装置の平面図を簡略化した概念図である。
Aは箱並べ機で、Bは箱踏み機を示す。両者は左右方向のX軸、前後方向のY軸および上下方向のZ軸を中心に揺動可能に連結している。
4は箱並べ機Aの台車で、車輪5を有し、縦レール2に沿い、すなわちハウス1の奥行き方向(縦方向)に沿い、移動する。6は箱踏み機Bの連結器である。
箱並べ機Aには後述の箱ホッパーが装備されていて、箱並べ機Aの上を縦レール2に直交する方向すなわちハウス1の間口方向(横方向)に移動しながら、苗箱3を1枚ずつ床土の上に降ろして隙間無く並べる。横一列並べ終わったら苗箱3一枚分だけハウス1の縦方向に前進し、次の横一列を並べ、これを繰り返す。
箱踏み機Bの底面には図4,5に示す鎮圧ローラ8が設けられている。鎮圧ローラ8の長さは苗箱3の横一列の長さに等しい。図5の鎮圧ローラ8は機体の左右に3本ずつだが、本数は3本に限らない。これら鎮圧ローラ8が、床土の上に並んだ苗箱3の上を転がりながら、横一列同時に踏み付ける。このため箱踏み機Bが苗箱3の上を通過するだけで箱踏み作業ができる。
箱並べ機Aおよび箱踏み機Bは一緒になって前進するが、その推進力は箱踏み機Bに搭載する駆動源による。そして好ましくは箱踏み機B側に搭載し、左右の鎮圧ローラ8を独立して駆動する。
図面の例では、バッテリ駆動のモータ34R,34Lを左右に1台ずつ搭載して、それぞれを左右の鎮圧ローラ8に接続する。鎮圧ローラ8は重量があり設置面積も広いから、それ自身を直接駆動すれば、スリップしにくく確実に装置を推進できる。
鎮圧ローラ8は横に長いので、箱踏み機Bの右半分と左半分とで移動距離にズレが生じることがある。このズレが大きくなると機体が過剰にヨーイングし、縦レール2から脱線する。そこで図6,7に示すように、箱並べ機A,箱踏み機Bの両端に前進修正用のドッグ35,リミットスイッチ(LSW)36をそれぞれ設け、図8の動作フローによりズレを修正する。
制御ボックス31の前進スイッチSW1を押し続けると(ステップS1)、前後進用のモータ34R,34Lが正転して左右の鎮圧ローラ8がともに前進する(ステップS2)。ここで箱踏み機Bの右側が左側より前進し過ぎてズレが生じると、リミットスイッチ36Rがドッグ35RにけられてONになり(ステップS3)、これを受けてモータ34Rが停止する(ステップS4)。この結果、左側の鎮圧ローラ8だけが前進し、ズレが修正される。
ズレが修正されると、ドッグ35Rからリミットスイッチ36Rが離れてOFFになり(ステップS5)、これを受けてモータ34Rが正転して左右の鎮圧ローラ8がともに前進する(ステップS6)。以下、左右逆ズレの場合もステップS3〜6と同様である(ステップS7〜10)。こうしてズレを修正しつつ苗箱3の一枚分の前進が目視で確認されると(ステップS11)、前進スイッチSW1から手を離しモータ34R,34Lを停止する(ステップS12,S13)。
このように、作動片のドッグ35R,35Lを箱並べ機Aの左右にそれぞれ設け、箱踏み機Bにはドッグ35R,35Lに対向するリミットスイッチ36R,36Lを左右に設けた。そしてリミットスイッチ36R,36Lは、ドッグ35R,35Lにけられるとモータ34R,34Lにより同じ側の鎮圧ローラ8を停止し、そのドッグ35R,35Lが離れるとモータ34R,34Lにより同じ側の鎮圧ローラ8を再び駆動する。
これにより、前進時にズレが生じると、リミットスイッチ36R,36Lをけったドッグ35R,35Lと同じ側の鎮圧ローラ8が停止するので、逆側の鎮圧ローラ8が同じ側の鎮圧ローラ8に追い付いてズレが修正され、縦レール2からの脱線を防止できる。
一方、後進の場合は僅かなズレでも脱線しやすい。そこで図9のような構成を採用する。つまり後輪5の軸受42は、車軸41に対しベアリング43により軸線方向へ摺動自在に支持されており、ロックピン44をロック孔45に挿通して車軸41に固定される。後輪5は、軸受42と車軸41が固定されても車軸41周りに回転可能である。そして後進の際にはロックピン44をロック孔45から外し、機体中心線(縦レール2間の中心)に沿った作動桿のドッグ47と、機体中心線の左右に設けたスイッチ手段のリミットスイッチ48R,48Lを使い、図10の動作フローによりズレを修正する。
制御ボックス31の後進スイッチSW2を押すと(ステップS21)、前後進用のモータ34R,34Lが反転し左右の鎮圧ローラ8がともに後進する(ステップS22)。ここで箱踏み機Bの右側が左側より後進し過ぎてズレが生じると、図11のように、軸受42の左への僅かな摺動により、支点46を中心にしてドッグ47の先端が左へ大きく振れ、リミットスイッチ48LがけられてONになり(ステップS23)、これを受けてモータ34Rが停止する(ステップS24)。この結果、箱踏み機Bの左側だけが後進し、ズレが修正される。
ここでドッグ47は、車軸41の突出部に連結された一端と、左右のリミットスイッチ48R,48Lの間に介在する他端とを備える。そして一端と他端との間に支点46を備え、この支点46は本体フレームの中心にある上下方向の軸回りに回動可能に支持され、一端から支点46までより支点46から他端までを長くし、軸受42の僅かな摺動を大きく拡大して検出する。一端から支点46までの距離より、支点46から他端までの距離を長くするほど高感度化される。
図10の説明に戻り、ズレが修正されると、リミットスイッチ48Lからドッグ47が離れてOFFになり(ステップS25)、これを受けてモータ34Rが反転して左右の鎮圧ローラ8がともに後進する(ステップS26)。以下、左右逆ズレの場合もステップS23〜26と同様である(ステップS27〜30)。こうしてズレを修正しつつ後進し、停止スイッチSW3がONされるとモータ34R,34Lが停止する(ステップS31,S32)。
以上、後進時にズレが生じると、リミットスイッチ48R,48Lをけったドッグ47と逆側の鎮圧ローラ8が停止するので、同じ側の鎮圧ローラ8が逆側の鎮圧ローラ8に追い付いてズレが修正され、縦レール2からの脱線を防止できる。
また、車軸41に対して軸受42を固定する着脱可能なロックピン44を備えた。よって、前進時にはロックピン44を取付けて軸受42を車軸41に固定し、後進時にロックピン44を取外すことで軸受42を摺動自在とし、前後進時の脱線防止策の使い分けができる。
なお、本発明は、遅い側の鎮圧ローラ8に対して速い側の鎮圧ローラ8を停止する場合に限らず、左右のズレを減じるように遅い側の鎮圧ローラ8に対して速い側の鎮圧ローラ8を相対的に減速するなど、左右の鎮圧ローラ8の速さをそれぞれ調整しても良い。
箱ホッパーHの移動を支えるために、箱並べ機A両端の側板51に図12の電動シリンダ55付きスタンド52をそれぞれ設け、電動シリンダ55を駆動してスタンド52の上げ下げを自動制御する。図13の箱ホッパーHによる苗箱3の設置作業は、図14〜16の動作フローによる。
制御ボックス72の横移動スイッチSW1を押すと(ステップS41)、横移動用のモータ74が回転して箱ホッパーHが右へ移動する(ステップS42)。このとき、位置検出用のドッグ76がリミットスイッチ77をけると電動シリンダ55が駆動され、スタンド上下用のリミットスイッチ75がOFFになるまで(ステップS43)左右のスタンド52が自動的に下がる。
以下、箱ホッパーHの移動・昇降および苗箱3の繰出しが順次行われて横一列分の苗箱3の設置作業が完了すると(ステップS44〜59)、リミットスイッチ75がONになるまで電動シリンダ55が左右のスタンド52を自動的に上げ(ステップS61)、ドッグ76がリミットスイッチ77をけるとモータ74が停止する(ステップS62)。
このように、箱並べ機Aの左右をそれぞれ支持する支持部材のスタンド52と、箱ホッパーHが横方向に移動開始して位置検出用のドッグ76にリミットスイッチ77がけられるとリミットスイッチ75がOFFになるまでスタンド52を下げ、移動完了して位置検出用のドッグ76にリミットスイッチ77がけられるとリミットスイッチ75がONになるまでスタンド52を上げる電動シリンダ55とを箱並べ機Aの左右にそれぞれ備えたので、従来では手動で頻繁に行う必要のあったスタンド52の上げ下げが電動シリンダ55により自動化され、苗箱3の設置作業を省力化でき、一人作業が容易になる。
なお、図12に示したように、スタンド52は、前後が反り上がったソリ形であって、両側にガード板53をそれぞれ備える。よって、スタンド52を接地してもガード板53が圃場の土を遮るので土を被らなくなり、スタンド52を上げて前進しても苗箱3の中に圃場の土を落とさずに済む。
また、図12に示す複数の高さ調節孔58のように、電動シリンダ55の対地高さを調節する高さ調節機構を箱並べ機Aに備える。これにより、電動シリンダ55のストロークが不足する場合にも電動シリンダ55の対地高さを調節して圃場の左右方向の傾斜に対応でき、傾斜地でも水平を維持しながら苗箱3を設置できる。また、圃場に合った対地高さに電動シリンダ55を調節することで、より少ないストロークでスタンド52を動作させられ、箱ホッパーHの移動開始に迅速に対応できる。
圃場によって異なるハウス1の横幅に対応できるように、箱並べ機A,箱踏み機Bの左右方向の長さを調節自在とし、一つの装置で兼用可能とする。
つまり、図17に示すように、左右の箱踏み機Bを外側および内側に分割し、外側の箱踏み機B1は固定長とし、本体寄り内側の箱踏み機B2としては様々な長さのものを用意しておく。そして、圃場ごとに適切な長さの箱踏み機B2を選んで連結部材91により箱踏み機B1と連結し、ハウス1の横幅に合わせる。
これにより、鎮圧ローラ8の長さを変更するに当り主要な部材である本体と箱踏み機B1とを共用化でき、製造コストを抑制できる。なお、図17(a),(c)に示すように、最前列の鎮圧ローラ8の回転軸は他よりやや高く配置し、苗箱3への乗り上げを容易にしてある。
また、図17において、箱踏み機B1の鎮圧ローラ8はモータ駆動とし、箱踏み機B2の鎮圧ローラ8は非駆動の遊転式とする。これにより、箱踏み機B1,B2の鎮圧ローラ8どうしを連結する必要がなくなり、箱踏み機B1,B2の連結が極めて容易になり、構造・取付作業が簡単になる。
さらに、図18に示すように、上部が開口したU溝94を機体左右の前部・後部にそれぞれ形成し、左右のU溝94に遊嵌するロッド95と、左右の箱踏み機B2が回動する進行方向の回動軸93とを備えた連結部材92を備える。こうして、回動軸93周りの回動によりローリングの影響を、U溝94でのロッド95の上下動によりピッチングの影響をそれぞれ軽減し、横長形状のため無理がかかりやすい装置に遊びを持たせ、圃場の凹凸や傾斜、箱踏みの影響を抑制する。また、2つのU溝を前部および後部の一定間隔で形成したので、簡単な構成でヨーイングに対する強度が増す。
箱並べ機Aは、図19のように、箱踏み機Bと同様に箱並べ機A1,A2により長さを調節自在とし、両者はL溝96,ピン97,位置決めゲージボルト98,ピン99により連結される。
A,A1,A2 箱並べ機、B,B1,B2 箱踏み機、H 箱ホッパー、1 ハウス、2 縦レール、3 苗箱、4 台車、5 車輪、6 連結器、8 鎮圧ローラ、31 制御ボックス、32 バッテリ、33 ウエイト、34R,34L 前後進用モータ、35R,35L 前進修正用ドッグ、36R,36L 前進修正用リミットスイッチ、41 車軸、42 軸受、43 ベアリング、44 ロックピン、45 ロック孔、46 支点、47 後進修正用ドッグ、48R,48L 後進修正用リミットスイッチ、51 側板、52 スタンド、53 ガード板、54 ガイド棒、55 電動シリンダ、56 ガイド支え板、57 ガイド受け、58 高さ調節孔、59R,59L エンドドッグ、60 ノックピン、61 側板固定ボルト、71 設置器、72 制御ボックス、73 バッテリ、74 横移動用モータ、75 スタンド上下用リミットスイッチ、76 位置検出用ドッグ、77 位置検出用リミットスイッチ、78R,78L 横移動用リミットスイッチ、79 横移動用ドッグ、80 昇降モータ、81 設置用センサ、82 設置用リミットスイッチ、83 繰出し用モータ、84 繰出し用リミットスイッチ、85R,85L エンドリミットスイッチ、91 連結部材、92 連結金具、93 回動軸、94 U溝、95 ロッド、96 L溝、97 ピン、98 位置決めゲージボルト、99 ピン。

Claims (3)

  1. 苗箱を積んだ箱ホッパーを横長の機体に沿ってハウスの横方向に間欠的に移動し、苗箱を一枚ずつ床土の上に降ろして横に並べ、横一列を並べ終えたら機体をハウス中央の縦方向のレールに沿って苗箱一枚の距離だけ前進し、次の横一列を並べるようにして成る箱並べ機と、
    ハウスの横方向に平行な回転軸の鎮圧ローラを苗箱の横一列の長さに亘り設けると共に鎮圧ローラの動力源を搭載して成る箱踏み機と、より構成し、
    箱並べ機の後方に箱踏み機を連結して、並べた苗箱を鎮圧ローラで踏み付けるとともに、左右の箱踏み機は、それぞれ、外側と内側に分割された2つの箱踏み機と、これら分割された箱踏み機を連結する連結部材とから成ることを特徴とする苗箱敷設装置。
  2. 外側の箱踏み機の鎮圧ローラを駆動式とするとともに、内側の箱踏み機の鎮圧ローラを遊転式とすることを特徴とする請求項1記載の苗箱敷設装置。
  3. 苗箱を積んだ箱ホッパーを横長の機体に沿ってハウスの横方向に間欠的に移動し、苗箱を一枚ずつ床土の上に降ろして横に並べ、横一列を並べ終えたら機体をハウス中央の縦方向のレールに沿って苗箱一枚の距離だけ前進し、次の横一列を並べるようにして成る箱並べ機と、
    ハウスの横方向に平行な回転軸の鎮圧ローラを苗箱の横一列の長さに亘り設けると共に鎮圧ローラの動力源を搭載して成る箱踏み機と、より構成し、
    箱並べ機の後方に箱踏み機を連結して、並べた苗箱を鎮圧ローラで踏み付けるとともに、機体左右の前部および後部にU溝をそれぞれ形成し、左右のU溝に遊嵌するロッドと、左右の箱踏み機が回動する進行方向の回動軸とを備えた連結部材を備えることを特徴とする苗箱敷設装置。
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