JP2012103214A - 電子部品試験方法及び電子部品試験装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メンテナンスの頻度の少ない構造の電子部品試験方法を提供する。
【解決手段】電子部品の電極部に電気的に接続されるプローブピンを有するベース部と、前記プローブピンと前記電極部との間に配置され、前記プローブピンと前記電極部とを電気的に接続する中間電極と、を有する試験装置を用いた電子部品試験方法であって、前記中間電極を介し、前記電極部と前記プローブピンとを接触させ、前記電子部品における導通部分の抵抗値を測定する工程と、前記抵抗値が、所定の値よりも高かった場合には、前記中間電極を動かす工程と、を有することを特徴とする電子部品試験方法により上記課題を解決する。
【選択図】 図13
【解決手段】電子部品の電極部に電気的に接続されるプローブピンを有するベース部と、前記プローブピンと前記電極部との間に配置され、前記プローブピンと前記電極部とを電気的に接続する中間電極と、を有する試験装置を用いた電子部品試験方法であって、前記中間電極を介し、前記電極部と前記プローブピンとを接触させ、前記電子部品における導通部分の抵抗値を測定する工程と、前記抵抗値が、所定の値よりも高かった場合には、前記中間電極を動かす工程と、を有することを特徴とする電子部品試験方法により上記課題を解決する。
【選択図】 図13
Description
本発明は、電子部品試験方法及び電子部品試験装置に関するものである。
CPU(Central Processing Unit)等に用いられるIC(Integrated Circuit)のパッケージとしては、BGA(Ball grid array)、LGA(Land grid array)等がある。このうち、BGAのパッケージのICの試験を行う場合には、コンタクトピンとなるプローブピンを有する電子部品用コンタクタが用いられている。(例えば、特許文献1)
図1に基づき従来のプローブピンを有する電子部品用コンタクタについて説明する。図1(a)は、電子部品用コンタクタの斜視図であり、図1(b)は、電子部品用コンタクタの断面図(図面上、左端のプローブピン311は、プローブピン311の断面を示す)である。電子部品用コンタクタ310は、回路基板320上に設置されており、回路基板320は不図示のテストヘッドに接続されている。
電子部品コンタクタ310には、複数のプローブピン311が設けられており、検査の対象となるIC330における各々の電極331と回路基板320における電極パッド321とがプローブピン311を介し電気的に接続される。尚、検査の対象となるIC330における各々の電極331は、半田ボール等により形成されている。
このプローブピン311には、上部プランジャー313と下部プランジャー314とが設けられており、上部プランジャー313と下部プランジャー314とは、円筒状の筒部312内に設けられたバネ部315により接続されている。上部プランジャー313は、一方の端に検査の対象となるIC330の各々の電極331と接触する接触部313aを有しており、他方の端はバネ部315と接続されている。また、上部プランジャー313の接触部313aの端部の形状は、クラウン、逆円錐、平坦な円柱、円錐等の形状により形成されている。特に、電極331が半田ボール等のように酸化膜が形成されるものである場合には、表面の酸化膜を削り取り、または突き破り内部の導電材料と接触させるため、クラウン等の形状であることが好ましい。一方、下部プランジャー314の一方の端は、回路基板320における電極パット321と接触するための先端が尖った形状の接触部314aを有しており、他方の端は、バネ部315と接続されている。
このようなプローブピン311では、IC330を電子部品用コンタクタ310側に押さえつけることにより、接触部313aを介し、上部プランジャー313によりバネ部315が縮む方向に力が加えられる。この力により、下部プランジャー314の接触部314aと回路基板320における電極パット321が接触し、IC330における電極331と回路基板320における電極パッド321とが、プローブピン311を介し、電気的に接続される。
しかしながら、このような構造の電子部品用コンタクタ310では、プローブピン311と複数のIC330の電極331が接触するため、電極331の一部が削れて半田カスが発生する場合や、IC330を形成する樹脂等により樹脂カスが発生する場合がある。よって、電子部品用コンタクタ310では、プローブピン311の上部プランジャー313の接触部313aにおける電極331と接触する位置は、略同一位置であるため、半田カスや樹脂カスは、接触部313aにおける電極331と接触する位置に溜まりやすい。このように、半田カスや樹脂カスがプローブピン311において、IC330の電極331との接触部分に堆積してしまうと、IC330の正確な検査を行うことができなくなってしまう。
特に、近年では、IC330の動作電圧が低くなる傾向にあり、従来の5Vから、3V、1V台に低下している。このためプローブピン311に微小な半田カスや樹脂カスが堆積した場合、プローブピン311とIC330の電極331との接触抵抗が増大し、IC330への入力電圧の低下を引き起こす。その結果、IC330の試験中に誤動作を招き、検査において誤分類を生じさせることとなる。誤分類が生じると、正確な検査ができなくなり、誤分類が生じた場合には、誤分類したものを再検査する必要が生じ、IC330の製造コスト等を上昇させてしまう。
一方、このような微小な半田カスや樹脂カスを除去する方法としては、洗浄や研磨を行うことにより除去する方法が挙げられる。しかしながら、一つの電子部品用コンタクタ310には、微小なプローブピン311が多数設けられていることから時間を要し、特に、低電圧駆動のICの場合では、洗浄や研磨の頻度を高める必要があり、洗浄や研磨における時間と費用を増加させることとなる。これにより、ICの製造コストを上昇させてしまう。
このため、洗浄や研磨を行う頻度をできるだけ少なくすることのできる電子部品試験方法及び電子部品試験装置が望まれていた。
本実施の形態の一観点によれば、電子部品の電極部に電気的に接続されるプローブピンを有するベース部と、前記プローブピンと前記電極部との間に配置され、前記プローブピンと前記電極部とを電気的に接続する中間電極と、を有する試験装置を用いた電子部品試験方法であって、前記中間電極を介し、前記電極部と前記プローブピンとを接触させ、前記電子部品における導通部分の抵抗値を測定する工程と、前記抵抗値が、所定の値よりも高かった場合には、前記中間電極を動かす工程と、を有することを特徴とする。
また、本実施の形態の他の一観点によれば、電子部品の電極部に電気的に接続されるプローブピンを有する電子部品試験装置であって、前記プローブピンを有するベース部と、前記プローブピンと前記電極部との間に配置されており、前記プローブピンと前記電極部とを電気的に接続する中間電極と、前記ベース部と前記電子部品との間に配置されており、前記中間電極を支持する中間電極プレートと、前記中間プレートを前記中間電極プレートに対し略平行に移動させる移動機構部と、を有することを特徴とする。
開示の電子部品試験方法及び電子部品試験装置によれば、プローブピンとICの電極との接触部分における抵抗が高い場合には、接触位置を変えることにより、一定の場所に半田カス等が堆積しにくく、電子部品用コンタクタの洗浄や研磨の頻度を減らすことができる。
発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態における電子部品試験装置について説明する。本実施の形態における電子部本試験装置は、中間電極の設けられた電子部品用コンタクタを有しているものである。具体的には、図2に示されるように、本実施の形態における電子部品試験装置の電子部品用コンタクタ10は、テストヘッド20に設けられた試験ボード21上に設置されている。試験ボード21には、基板に不図示の配線パターンが形成されており、テストヘッド20内に設けられている電子回路と接続されている。尚、テストヘッド20は、不図示の装置本体部とケーブル22により接続されている。
第1の実施の形態における電子部品試験装置について説明する。本実施の形態における電子部本試験装置は、中間電極の設けられた電子部品用コンタクタを有しているものである。具体的には、図2に示されるように、本実施の形態における電子部品試験装置の電子部品用コンタクタ10は、テストヘッド20に設けられた試験ボード21上に設置されている。試験ボード21には、基板に不図示の配線パターンが形成されており、テストヘッド20内に設けられている電子回路と接続されている。尚、テストヘッド20は、不図示の装置本体部とケーブル22により接続されている。
図3に示されるように、電子部品用コンタクタ10は、ベース部11とカバー部12とガイド部13を有している。ベース部11は試験ボード21と接続される側に設けられており、ガイド部13はICが挿入される側に設けられており、ICの形状よりも若干大きな開口を有する凹部を有している。カバー部12は、ガイド部13の側面を覆うような形状で形成されており、ベース部11と接合されている。
図2及び図4に示されるように、テストヘッド20の内部には、抵抗値等を測定するための測定器23が設けられている。テストヘッド20における制御を行なうための制御部26は、不図示の装置本体部またはテストヘッド20の外部に設けられており、制御部26はテストヘッド20とケーブル22により接続されている。また、後述する回転部64は、ケーブル22aにより制御部26と接続されており、回転部64を回転させることによって、後述するスライド部62をスライド移動させることができる。これら測定器23及び回転部64等の動作は制御部26により制御されている。
このテストヘッド20は、図5に示されるハンドラー70に搭載されており、テストヘッド20の搭載されたハンドラー70において、ICの試験を行ない、試験の結果良否が判断され良品と不良品とが分類される。即ち、試験が行われる前のICは、未検査トレイ収納部71に入れられており、未検査トレイ収納部71より試験が行なわれる前のICを第1の搬送機構72により取り出し、第1の搬送機構72及び第2の搬送機構73により電子部品用コンタクタ10まで搬送する。試験が行なわれる前のICを電子部品用コンタクタ10上に設置した後、加圧部50が移動し、加圧部50により検査が行なわれる前のICを上部より加圧する。この後、後述する試験を行った後、ICの良否が判断され、第3の搬送機構74により、良品のICは良品トレイ収納部75に搬送され、不良品のICは不良品トレイ収納部76に搬送される。これにより良品のICと不良品のICとを分類することができる。
次に、図6及び図7に基づき、電子部品用コンタクタ10の詳細な構造について説明する。電子部品用コンタクタ10では、ベース部11とガイド部13との間にはバネ部14が設けられており、ガイド部13は、図面において、上下方向、即ち、ベース部11に近づく方向及び離れる方向に移動可能である。尚、ガイド部13は、ベース部11と接合されたカバー部12により、ベース部11から離れないように押えられている。よって、バネ部14による力により、ガイド部13とベース部11とが完全に分離することはない。
また、ベース部11の内部には金属材料等の導電性材料により形成されたプローブピン15が、二次元的に複数配置されている。プローブピン15には、ガイド部13側に設けられた上部プランジャー31と、試験ボード21における電極パッド24と接触する下部プランジャー32と、上部プランジャー31と下部プランジャー32とを接続する接続部33を有している。接続部33には、内部に不図示のバネ部を有しており、上部プランジャー31と下部プランジャー32との間に力が加わることにより、プローブピン15が伸縮する構造となっている。上部プランジャー31の端部には接触部34が設けられており、接触部34において後述する中間電極16と接触する。また、下部プランジャー32の端部には先端が尖った形状により形成された接触部35を有しており、接触部35において、試験ボード21における電極パッド24と接触することにより、電極パッド24とプローブピン15とが電気的に接続される。
ガイド部13の内部には、プローブピン15に対応した中間電極16が二次元的に配列されている。加圧部50によりIC40が、電子部品用コンタクタ10側、即ち、矢印Aに示す方向に押されることにより、検査の対象となるIC40が電子部品用コンタクタ10の内部に挿入される。これにより、IC40における電極41と中間電極16とが接触し、更には、プローブピン15の上部プランジャー31における接触部34と中間電極16とが接触し、プローブピン15と中間電極16とが電気的に接続される。
図8及び図9に示されるように、中間電極16は、そろばん玉の形状のものであり、中央には、中間電極16が回転する際に軸となるシャフト17が設けられている。ガイド部13には、中間電極16を配置するための開口部18が二次元的に形成されており、中間電極16は開口部18内に配置されており、中間電極16は、シャフト17を軸に回転可能な状態で、ガイド部13に保持されている。中間電極16は、後述するように検査の対象となるIC40が差込まれる方向に対して、そろばんの玉状の形状の尖った部分が向くように配置され保持されている。尚、ガイド部13において、ICと接する側には、各々の電極を所定の位置に導くための導入部19が設けられている。
ここで、本実施の形態における電子部品試験装置には、図10から図12に示されるように、中間電極を回転させる機構が設けられている。
具体的には、図10及び図11に示されるように、本実施の形態における電子部品試験装置は、一本のシャフト17にそろばんの玉状の形状を有する複数の中間電極16が設けられている。このシャフト17が回転することにより、シャフト17に接続された中間電極16が同時に回転する。尚、図10(a)は、シャフト17に略平行な面の側面図であり、図10(b)は、シャフト17に略垂直な面の要部となる部分の側面図である。
本実施の形態における電子部品試験装置では、このようなシャフト17が複数設けられており、シャフト17の一方の端部には歯車部61が形成されており、凹凸の形成されたスライド部62と噛み合うように接続されている。また、スライド部62の端部は、歯車部63と噛み合うように接続されており、歯車部63は回転部64により回転させることができる。即ち、回転部64により歯車部63を回転させることにより、図12に示されるようにスライド部62を矢印Bに示す方向に移動させることができ、これにより、各々の歯車部61を矢印Cに示す方向に回転させることができる。歯車部61はシャフト17に設けられているものであるため、歯車部61における回転は、シャフト17に伝達され、中間電極16を強制的に回転させることができる。本実施の形態では、このように中間電極16を回転させることのできる歯車部61及びスライド部62を含む構造のラック機構が設けられている。尚、回転部64及びスライド部62は、支持プレート65上に設置されており、昇降機構66により全体を上下方向に移動させることが可能である。
本実施の形態では、プローブピン15の上部プランジャー31における接触部34の表面形状にかかわらず、中間電極16を回転させることができる。よって、中間電極16における上部プランジャー31の接触部34との接触抵抗が高い場合には、中間電極16を回転させることにより、中間電極16と上部プランジャー31の接触部34との接触面を異なる位置とすることができる。
次に、図13に基づき、本実施の形態における電子部品試験装置において、IC40に形成された電極41と試験ボード21に設けられた電極パッド24との接続方法について説明する。
最初に、図13(a)に示すように、検査の対象となるIC40を電子部品用コンタクタ10上に、IC40の電極41が電子部品用コンタクタ10の側となるように配置する。
次に、図13(b)に示すように、加圧部50によりIC40を矢印Aに示される方向に押す。これにより、IC40の電極41は、ガイド部13に設けられた導入部19に各々挿入され、IC40の電極41とガイド部13に設けられた中間電極16とが接触する。更に矢印Aに示す方向に押すことにより、バネ部14が縮み中間電極16とプローブピン15の上部プランジャー31の接触部34とが接触する。
次に、図13(c)に示すように、更に、加圧部50によりIC40が矢印Aに示す方向に押すことにより、中間電極16を介し、プローブピン15の上部プランジャー31の接触部34が押される。これにより、プローブピン15の接続部33内に設けられたバネが縮み、プローブピン15の下部プランジャー32の接触部35と試験ボード21に設けられた電極パッド24とが接触し、プローブピン15を介し、電極パッド24と電極41とが電気的に接続される。
電子部品用コンタクタ10においては、このようにして試験ボード21における電極パッド24と、IC40に設けられた電極41とが、プローブピン15を介して電気的に接続される。
上述したように、IC40の電極41との接触抵抗が高くなった場合には、中間電極16は、シャフト17を中心に回転させることにより、中間電極16の接触抵抗の低い部分において、IC40の電極41とを接触させることができる。
尚、中間電極16は、電極41を形成する半田よりも硬い材料により形成されていることが好ましく、例えば、ベリリウム銅または鉄に金メッキを施したもの、銅等により形成されている。また、プローブピン15は、ベリリウム銅または鉄に金メッキを施したものにより形成されている。
(電子部品の試験方法)
次に、図14に基づき本実施の形態における電子部品の試験方法について説明する。
次に、図14に基づき本実施の形態における電子部品の試験方法について説明する。
最初に、ステップ102(S102)において、mの値の読み出しを行なう。mの値とは、中間電極16を回転させた回数を示すものであり、新しい中間電極16が搭載された後における中間電極16を回転させた回数の累計の値である。mの値は不図示の装置本体部の不揮発性メモリ等に記憶されており、記憶されているmの値を読み出し、制御部26内に設けられた不図示のメモリに記憶させる。
次に、ステップ104(S104)において、試験されていないIC40を電子部品用コンタクタ10に挿入する。
次に、ステップ106(S106)において、nの値を0に設定する。nの値とは、中間電極16を回転させた回数を示すものであり、試験されていないIC40が電子部品用コンタクタ10に挿入された後において、中間電極16を連続して回転させた回数を示すものである。
次に、ステップ108(S108)において、プローブピン115を介しIC40において導通している部分の抵抗値を測定器23により測定する。
次に、ステップ110(S110)において、測定器23により測定された抵抗値を測定値として制御部26に送信する。
次に、ステップ112(S112)において、測定値が基準値よりも小さいか否かが判断される。具体的には、測定器23により測定された抵抗値である測定値が、あらかじめ定められている基準値よりも小さいか否かが判断される。これは、中間電極16とIC40の電極41との間にゴミ等が付着していなければ、測定値は基準値よりも低い値となるが、中間電極16とIC40の電極41との間にゴミ等が付着していると、電気はゴミ等を介して流れるため測定値は基準値よりも高い値となる。従って、測定値と基準値とを比較することにより、中間電極16とIC40の電極41との間にゴミ等が付着しているか否かの判断を行なうことができる。基準値としては、所定の導電性が確保されればよいため、例えば、50〜100mΩに設定されている。本ステップにおいて、測定値が基準値以上である場合には、ステップ114に移行し、測定値が基準値未満である場合には、ステップ124に移行する。
次に、ステップ114(S114)において、中間電極16を所定の角度だけ回転させる。具体的には、中間電極16とIC40の電極41との間にゴミ等が付着している場合には、正確な試験を行うことができない。このため、中間電極16を所定の角度だけ回転させ、IC40の電極41と接触する部分に、中間電極16のゴミ等の付着していない部分が位置するようにする。この際、中間電極16を回転させる所定の角度は、例えば、5°または10°である。
次に、ステップ116(S116)において、mの値に1を加算し、また、nの値に1を加算する。尚、mの値は、不図示の装置本体部の不揮発性メモリ等に記憶される。
次に、ステップ118(S118)において、mの値が限界回数よりも小さいか否かが判断される。限界回数とは、中間電極16が回転させ使用することのできる限界の回数であり、例えば、所定の角度が5°である場合には、180°/5°=36であり、所定の角度が10°である場合には、180°/10°=18である。中間電極16は半周(180°)回転させると、中間電極16にゴミ等の付着している部分が、上部プランジャー31の接触部34と接触し、導電性が悪くなり正確な測定を行なうことができなくなるからである。mの値が限界回数未満である場合には、ステップ120に移行する。一方、mの値が限界回数以上である場合には、ステップ122に移行する。尚、上記において、中間電極16が半周回転した場合に交換する方法について説明したが、180を割り切ることができない値を所定の角度の値として設定することにより、限界回数を1周(360°)以上回転させた場合等に設定することも可能である。
次に、ステップ120(S120)において、nの値が基準回数よりも小さいか否かが判断される。基準回数とは、中間電極16を回転させても、高抵抗な値が連続し、異常と判断される回数である。この回数は、予め定められており、例えば、3回等である。nの値が限界回数未満である場合には、ステップ108に移行する。一方、nの値が限界回数以上である場合には、ステップ122に移行する。
次に、ステップ122(S122)において、電子部品試験装置のアラームが発せられ、電子部品試験装置が停止する。即ち、中間電極16が限界回数回転しており、交換が必要な場合、また、基準回数回転させても測定値が高抵抗なままの状態であり、メンテナンスが必要な場合には、本実施の形態における電子部品試験装置ではアラームが発せられ、電子部品試験装置が停止する。
一方、ステップ124(S124)において、IC40の特性試験が行われる。これは、測定値が基準値未満であり正確な検査を行なうことができる状態であるため、IC40の特性試験を行う。
次に、ステップ126(S126)において、特性試験の終了したIC40を抜去する。
以上により、本実施の形態における電子部品試験方法が終了する。
(中間電極の形状)
次に、本実施の形態における電子部品試験装置に用いられる中間電極16の形状について、図15及び図16に基づき説明する。
次に、本実施の形態における電子部品試験装置に用いられる中間電極16の形状について、図15及び図16に基づき説明する。
図15(a)は、薄い円盤状の構造の中間電極16aの中心にシャフト17aを設けた構造のものである。
図15(b)は、そろばんの玉状の形状の円周部の尖った部分を平坦にした構造の中間電極16bの中心にシャフト17bを設けた構造のものである。
図15(c)は、円柱状の周囲に先端の尖った凹凸部80cが設けられた構造の中間電極17cであり、中間電極16cの中央にはシャフト17cを設けた構造のものである。
図15(d)は、そろばんの玉状の形状とは逆に、円柱状の形状の両端が尖った形状の中間電極16dであり、中間電極16dの中央にはシャフト17dを設けた構造のものである。
図15(e)は、円柱状の形状のものの両側に、円柱部の半径よりも大きな半径を有する薄い2枚の円板を設けた形状の中間電極16eであり、中間電極16eの中央にはシャフト17eを設けた構造のものである。
図15(f)は、球状の形状の中間電極16fであり、中間電極16fの中央を貫くようにシャフト17fを設けた構造のものである。
図15(g)は、円柱状の中間電極16gであり、中間電極16gの中央にはシャフト17gを設けた構造のものである。
図16(a)は、円柱の側面に円周に沿って歯車状の凹凸部80hが形成された構造の中間電極16hであり、中間電極16hの中央にはシャフト17hを設けた構造のものである。尚、凹凸部80hは、ローレット加工等により形成された凹凸面であってもよい。
図16(b)は、円柱の側面をブラスト処理することにより凹凸の表面80iを有する構造の中間電極16iであり、中間電極16iの中央にはシャフト17iを設けた構造のものである。
図16(c)は、円柱の側面に球面状の凹凸部80jを形成した構造の中間電極16jであり、中間電極16jの中央にはシャフト17jを設けた構造のものである。このような構造の中間電極16jの表面に形成される球面状の凹凸部80jは、金属材料等の導電性材料により形成される円柱の側面に、ベリリウム銅又は銅の粉(小径ボール)を導電性接着剤により接着することにより形成することができる。尚、ベリリウム銅又は銅の粉(小径ボール)に代えて、金メッキを施した鉄粉等を用いてもよい。
また、円柱の側面に、銅やニッケルのメッキ層を形成し、その後、凹凸部80jの形成される部分にのみレジストパターン等のマスクを形成しエッチング処理を行いことにより、マスクの形成されていない領域の銅やニッケルのメッキ層を除去する。その後マスクを除去することによっても形成することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態における電子部品試験装置は、中間電極を2次元方向に移動させる構造のものである。即ち、本実施の形態における電子部品試験装置には、図17から図19に示されるように、中間電極をX軸方向及びY軸方向の2次元方向に移動させることのできる機構が設けられている。
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態における電子部品試験装置は、中間電極を2次元方向に移動させる構造のものである。即ち、本実施の形態における電子部品試験装置には、図17から図19に示されるように、中間電極をX軸方向及びY軸方向の2次元方向に移動させることのできる機構が設けられている。
具体的には、図19及び図20に示されるように、本実施の形態における電子部品試験装置においては、ベース部111の内部は、2次元的にプローブピン115が配列されている。このプローブピン115は、上部プランジャー131と、試験ボード21における電極パッド24と接触する下部プランジャー32と、上部プランジャー31と下部プランジャー32とを接続する接続部33を有している。接続部33には、内部に不図示のバネ部を有しており、上部プランジャー131と下部プランジャー32との間に力が加わることにより、プローブピン115が伸縮する構造となっている。上部プランジャー131の端部には接触部134が設けられており、接触部134において後述する中間電極116と接触する。また、下部プランジャー32の端部には先端が尖った形状により形成された接触部35を有しており、接触部35において、試験ボード21における電極パッド24と接触することにより、電極パッド24とプローブピン115とが電気的に接続される。このプローブピン115では、上部プランジャー131の接触部134は円錐状に形成されており、先端部分が尖った形状となっている。
また、IC40と接触するガイド部113とベース部111との間には、中間電極116が2次元的に配列されている中間電極プレート118が設けられている。この中間電極プレート118は、IC40の電極41及びプローブピン115の上部プランジャー131に対応する位置に金属等からなる導体材料により形成された中間電極116を有している。よって、本実施の形態における電子部品試験装置により試験を行う際には、中間電極116の一方の側とIC40の電極41とが接触し、中間電極116の他方の側とプローブピン115の上部プランジャー131の接触部134とが接触する。これにより、中間電極116を介し、IC40の電極41とプローブピン115とが電気的に接続される。
また、図17及び図18に示されるように、本実施の形態における電子部品試験装置は、中間電極プレート118をX軸方向に移動させるためのX軸方向移動機構部160及びY軸方向に移動させるためのY軸方向移動機構部170が設けられている。尚、中間電極プレート118は略四角形状に形成されており、X軸方向を第1の方向とし、Y軸方向を第2の方向とするものとし、X軸方向とY軸方向とは略垂直である。第1の移動機構部であるX軸方向移動機構部160はX軸方向スライドリンク部161を介し中間電極プレート118と接しており、第2の移動機構部であるY軸方向移動機構部170はY軸方向スライドリンク部171を介し中間電極プレート118と接している。また、中間電極プレート118において、X軸方向スライドリンク部161が設けられている側と反対側にはバネ162が設けられており、同様に、Y軸方向スライドリンク部171が設けられている側と反対側にはバネ172が設けられている。
これにより、中間電極プレート118は、X軸方向移動機構部160により矢印Dに示されるX軸方向に移動させることができ、また、Y軸方向移動機構部170により矢印Eに示されるY軸方向に移動させることができる。尚、X軸方向移動機構部160及びY軸方向移動機構部170は、支持プレート65上に設置されている。
本実施の形態では、中間電極プレート118における中間電極116の位置をX軸方向及びY軸方向に移動させることができる。このように移動させることにより、中間電極116とIC40の電極41の接触位置及び中間電極116とプローブピン115の上部プランジャー131の接触部134の接触位置を必要に応じて変えることができる。
(プローブピンの上部プランジャー)
次に、プローブピン115の上部プランジャー131の形状について説明する。上部プランジャー131の接触部134は、図20に示されるように、先端が尖った円錐状の形状のものであってもよいが、以下の形状のものであってもよい。尚、図21は、上部プランジャー131を上面から見た図を示すものである。
次に、プローブピン115の上部プランジャー131の形状について説明する。上部プランジャー131の接触部134は、図20に示されるように、先端が尖った円錐状の形状のものであってもよいが、以下の形状のものであってもよい。尚、図21は、上部プランジャー131を上面から見た図を示すものである。
具体的には、図22(a)に示されるように、プローブピン115の上部プランジャー131は、複数の錐状の突起部136aにより形成された接触部134aを有するものであってもよい。また、図22(b)に示されるように、プローブピン115の上部プランジャー131は、複数の半球形状の凹部136bが形成された構造の接触部134bを有するものであってもよい。また、図22(c)に示されるように、プローブピン115の上部プランジャー131は、複数の半球形状の凸部136cが形成された構造の接触部134cを有するものであってもよい。
(電子部品の試験方法)
次に、図23に基づき本実施の形態における電子部品の試験方法について説明する。
次に、図23に基づき本実施の形態における電子部品の試験方法について説明する。
最初に、ステップ202(S202)において、mの値の読み出しを行なう。mの値とは、中間電極116の位置を移動させた回数を示すものである。中間電極116は、X軸方向及びY軸方向に移動させることができ、新しい中間電極116が搭載された後において、中間電極116の位置を移動させた回数の累計の値である。mの値は不図示の装置本体部の不揮発性メモリ等に記憶されており、記憶されているmの値を読み出し、制御部26内に設けられた不図示のメモリに記憶させる。
次に、ステップ204(S204)において、試験されていないIC40を電子部品用コンタクタ10に挿入する。
次に、ステップ206(S206)において、nの値を0に設定する。nの値とは、中間電極116の位置を移動させた回数を示すものであり、試験されていないIC40が電子部品用コンタクタ10に挿入された後において、中間電極116の位置を連続して移動させた回数を示すものである。
次に、ステップ208(S208)において、プローブピン115を介してIC40において導通している部分の抵抗値を測定器23により測定する。
次に、ステップ210(S210)において、測定器23により測定された抵抗値を測定値として制御部26に送信する。
次に、ステップ212(S212)において、測定値が基準値よりも小さいか否かが判断される。具体的には、測定器23により測定された抵抗値である測定値が、あらかじめ定められている基準値よりも小さいか否かが判断される。これは、中間電極116とIC40の電極41との間にゴミ等が付着していなければ測定値は基準値よりも低い値となるが、中間電極116とIC40の電極41との間にゴミ等が付着していると、電気はゴミ等を介して流れるため測定値は基準値よりも高い値となる。従って、測定値と基準値とを比較することにより、中間電極116とIC40の電極41との間にゴミ等が付着しているか否かの判断を行なうことができる。基準値としては、所定の導電性が確保されればよいため、例えば、50〜100mΩに設定されている。本ステップにおいて、測定値が基準値以上である場合には、ステップ214に移行し、測定値が基準値未満である場合には、ステップ224に移行する。
次に、ステップ214(S214)において、中間電極116の位置を所定の距離だけ移動させる。具体的には、中間電極116とIC40の電極41との間にゴミ等が付着している場合には、正確な試験を行うことができない。このため、X軸方向移動機構部160又はY軸方向移動機構部170により、中間電極プレート118をX軸方向またはY軸方向に所定の距離だけ移動させて、中間電極116の位置を移動させる。このように中間電極116の位置を移動させることにより、IC40の電極41と接触する部分に、中間電極116においてゴミ等の付着していない部分が位置するようにすることができる。この際、中間電極116の位置を移動させる所定の距離は、例えば、0.1mm〜0.3mmである。
次に、ステップ216(S216)において、mの値に1を加算し、また、nの値に1を加算する。尚、mの値は、不図示の装置本体部の不揮発性メモリ等に記憶される。
次に、ステップ218(S218)において、mの値が限界回数よりも小さいか否かが判断される。限界回数とは、中間電極16の位置を移動させて使用することのできる限界の回数であり、例えば、X軸方向及びY軸方向にともに10回移動させて使用することができる場合には、限界回数は10×10=100である。mの値が限界回数未満である場合には、ステップ220に移行する。一方、mの値が限界回数以上である場合には、ステップ222に移行する。
次に、ステップ220(S220)において、nの値が基準回数よりも小さいか否かが判断される。基準回数とは、中間電極116の位置を移動させても、高抵抗な値が連続し、異常と判断される回数である。この回数は、予め定められており、例えば、3回等である。nの値が限界回数未満である場合には、ステップ208に移行する。一方、nの値が限界回数以上である場合には、ステップ222に移行する。
次に、ステップ222(S222)において、電子部品試験装置のアラームが発せられ、電子部品試験装置が停止する。即ち、中間電極116の位置の移動が限界回数に達して交換が必要な場合、また、基準回数移動させても測定値が高抵抗なままの状態で、メンテナンスが必要な場合には、本実施の形態における電子部品試験装置ではアラームが発せられ電子部品試験装置が停止する。
一方、ステップ224(S224)において、IC40の特性試験が行われる。これは、測定値が基準値未満であり正確な検査を行なうことができる状態であるため、この場合には、IC40の特性試験を行う。
次に、ステップ226(S226)において、特性試験の終了したIC40を抜去する。
以上により、本実施の形態における電子部品試験方法が終了する。
尚、本実施の形態において上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様であり、本実施の形態における電子部品試験装置では、第1の実施の形態と同様の部材等が用いられている。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
上記の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
電子部品の電極部に電気的に接続されるプローブピンを有するベース部と、前記プローブピンと前記電極部との間に配置され、前記プローブピンと前記電極部とを電気的に接続する中間電極と、を有する試験装置を用いた電子部品試験方法であって、
前記中間電極を介し、前記電極部と前記プローブピンとを接触させ、前記電子部品における導通部分の抵抗値を測定する工程と、
前記抵抗値が、所定の値よりも高かった場合には、前記中間電極を動かす工程と、
を有することを特徴とする電子部品試験方法。
(付記2)
前記中間電極はシャフトを有しており、前記シャフトを軸に前記中間電極が回転可能な状態でガイド部により支持されているものであって、前記中間電極を動かす工程においては、前記中間電極を回転させるものであることを特徴とする付記1に記載の電子部品試験方法。
(付記3)
前記動かす工程を行なった後、前記抵抗値を測定する工程を再び行なうものであって、
前記中間電極の回転回数が所定の回数に達した場合には、前記試験装置の動作が停止するものであることを特徴とする付記2に記載の電子部品試験方法。
(付記4)
前記所定の回数は、前記中間電極を回転させる角度を回転角度とした場合、180°/(回転角度)であることを特徴とする付記3に記載の電子部品試験方法。
(付記5)
前記中間電極は、中間電極プレートに設置されており、前記中間電極を動かす工程においては、前記中間プレートを前記中間プレートに略平行に移動させることにより、前記中間電極の位置を移動させるものであることを特徴とする付記1に記載の電子部品試験方法。
(付記6)
前記動かす工程を行なった後、前記抵抗値を測定する工程を再び行なうものであって、
前記中間電極の移動回数が所定の回数に達した場合には、前記試験装置の動作が停止するものであることを特徴とする付記5に記載の電子部品試験方法。
(付記7)
前記動かす工程を行なった後、前記抵抗値を測定する工程を再び行なうものであって、
前記動かす工程が連続して所定の回数行なわれた場合には前記試験装置の動作が停止するものであることを特徴とする付記1から6のいずれかに記載の電子部品試験方法。
(付記8)
電子部品の電極部に電気的に接続されるプローブピンを有する電子部品試験装置であって、
前記プローブピンを有するベース部と、
前記プローブピンと前記電極部との間に配置されており、前記プローブピンと前記電極部とを電気的に接続する中間電極と、
前記ベース部と前記電子部品との間に配置されており、前記中間電極を支持する中間電極プレートと、
前記中間プレートを前記中間電極プレートに対し略平行に移動させる移動機構部と、
を有することを特徴とする電子部品試験装置。
(付記9)
前記移動機構部は、第1の方向に移動可能な第1の移動機構部と、第2の方向に移動可能な移動機構部とを有し、
前記第1の方向と前記第2の方向とは略垂直であることを特徴とする付記8に記載の電子部品試験装置。
(付記10)
前記ベース部には複数のプローブピンが設けられており、前記中間電極プレートには複数の中間電極が設けられていることを特徴とする付記8または9に記載の電子部品試験装置。
(付記1)
電子部品の電極部に電気的に接続されるプローブピンを有するベース部と、前記プローブピンと前記電極部との間に配置され、前記プローブピンと前記電極部とを電気的に接続する中間電極と、を有する試験装置を用いた電子部品試験方法であって、
前記中間電極を介し、前記電極部と前記プローブピンとを接触させ、前記電子部品における導通部分の抵抗値を測定する工程と、
前記抵抗値が、所定の値よりも高かった場合には、前記中間電極を動かす工程と、
を有することを特徴とする電子部品試験方法。
(付記2)
前記中間電極はシャフトを有しており、前記シャフトを軸に前記中間電極が回転可能な状態でガイド部により支持されているものであって、前記中間電極を動かす工程においては、前記中間電極を回転させるものであることを特徴とする付記1に記載の電子部品試験方法。
(付記3)
前記動かす工程を行なった後、前記抵抗値を測定する工程を再び行なうものであって、
前記中間電極の回転回数が所定の回数に達した場合には、前記試験装置の動作が停止するものであることを特徴とする付記2に記載の電子部品試験方法。
(付記4)
前記所定の回数は、前記中間電極を回転させる角度を回転角度とした場合、180°/(回転角度)であることを特徴とする付記3に記載の電子部品試験方法。
(付記5)
前記中間電極は、中間電極プレートに設置されており、前記中間電極を動かす工程においては、前記中間プレートを前記中間プレートに略平行に移動させることにより、前記中間電極の位置を移動させるものであることを特徴とする付記1に記載の電子部品試験方法。
(付記6)
前記動かす工程を行なった後、前記抵抗値を測定する工程を再び行なうものであって、
前記中間電極の移動回数が所定の回数に達した場合には、前記試験装置の動作が停止するものであることを特徴とする付記5に記載の電子部品試験方法。
(付記7)
前記動かす工程を行なった後、前記抵抗値を測定する工程を再び行なうものであって、
前記動かす工程が連続して所定の回数行なわれた場合には前記試験装置の動作が停止するものであることを特徴とする付記1から6のいずれかに記載の電子部品試験方法。
(付記8)
電子部品の電極部に電気的に接続されるプローブピンを有する電子部品試験装置であって、
前記プローブピンを有するベース部と、
前記プローブピンと前記電極部との間に配置されており、前記プローブピンと前記電極部とを電気的に接続する中間電極と、
前記ベース部と前記電子部品との間に配置されており、前記中間電極を支持する中間電極プレートと、
前記中間プレートを前記中間電極プレートに対し略平行に移動させる移動機構部と、
を有することを特徴とする電子部品試験装置。
(付記9)
前記移動機構部は、第1の方向に移動可能な第1の移動機構部と、第2の方向に移動可能な移動機構部とを有し、
前記第1の方向と前記第2の方向とは略垂直であることを特徴とする付記8に記載の電子部品試験装置。
(付記10)
前記ベース部には複数のプローブピンが設けられており、前記中間電極プレートには複数の中間電極が設けられていることを特徴とする付記8または9に記載の電子部品試験装置。
10 電子部品用コンタクタ
11 ベース部
12 カバー部
13 ガイド部
14 バネ部
15 プローブピン
16 中間電極
17 シャフト
18 開口部
19 導入部
20 テストヘッド
21 試験ボード
22 ケーブル
24 電極パッド
31 上部プランジャー
32 下部プランジャー
33 接続部
34 接触部
35 接触部
40 IC
41 電極
11 ベース部
12 カバー部
13 ガイド部
14 バネ部
15 プローブピン
16 中間電極
17 シャフト
18 開口部
19 導入部
20 テストヘッド
21 試験ボード
22 ケーブル
24 電極パッド
31 上部プランジャー
32 下部プランジャー
33 接続部
34 接触部
35 接触部
40 IC
41 電極
Claims (5)
- 電子部品の電極部に電気的に接続されるプローブピンを有するベース部と、前記プローブピンと前記電極部との間に配置され、前記プローブピンと前記電極部とを電気的に接続する中間電極と、を有する試験装置を用いた電子部品試験方法であって、
前記中間電極を介し、前記電極部と前記プローブピンとを接触させ、前記電子部品における導通部分の抵抗値を測定する工程と、
前記抵抗値が、所定の値よりも高かった場合には、前記中間電極を動かす工程と、
を有することを特徴とする電子部品試験方法。 - 前記中間電極はシャフトを有しており、前記シャフトを軸に前記中間電極が回転可能な状態でガイド部により支持されているものであって、前記中間電極を動かす工程においては、前記中間電極を回転させるものであることを特徴とする請求項1に記載の電子部品試験方法。
- 前記中間電極は、中間電極プレートに設置されており、前記中間電極を動かす工程においては、前記中間プレートを前記中間プレートに略平行に移動させることにより、前記中間電極の位置を移動させるものであることを特徴とする請求項1に記載の電子部品試験方法。
- 前記動かす工程を行なった後、前記抵抗値を測定する工程を再び行なうものであって、
前記動かす工程が連続して所定の回数行なわれた場合には前記試験装置の動作が停止するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電子部品試験方法。 - 電子部品の電極部に電気的に接続されるプローブピンを有する電子部品試験装置であって、
前記プローブピンを有するベース部と、
前記プローブピンと前記電極部との間に配置されており、前記プローブピンと前記電極部とを電気的に接続する中間電極と、
前記ベース部と前記電子部品との間に配置されており、前記中間電極を支持する中間電極プレートと、
前記中間プレートを前記中間電極プレートに対し略平行に移動させる移動機構部と、
を有することを特徴とする電子部品試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010254224A JP2012103214A (ja) | 2010-11-12 | 2010-11-12 | 電子部品試験方法及び電子部品試験装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010254224A JP2012103214A (ja) | 2010-11-12 | 2010-11-12 | 電子部品試験方法及び電子部品試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=46393772
Family Applications (1)
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JP2010254224A Pending JP2012103214A (ja) | 2010-11-12 | 2010-11-12 | 電子部品試験方法及び電子部品試験装置 |
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JP (1) | JP2012103214A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014048054A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Murata Mfg Co Ltd | バンプ電極検査方法およびバンプ電極検査装置 |
-
2010
- 2010-11-12 JP JP2010254224A patent/JP2012103214A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014048054A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Murata Mfg Co Ltd | バンプ電極検査方法およびバンプ電極検査装置 |
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