JP2012100745A - 椅子用カバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】椅子の背もたれ部分を覆う背当て覆部2と、椅子の座面を覆う座面覆部3とが、一体に構成される。背当て覆部2は、袋状に形成され、椅子の背もたれに対して、上部よりすっぽりと被せるように構成される。背当て覆部2の全体形状は、座面側から上部側に向かって、徐々に幅の広がった逆台形状である。座面覆部3は、椅子の座面上に当接する部分であって背当て覆部2と連続して設けられた座面本体部31と、この座面本体部の左右に設けられ座面裏側に回って座面を包み込む左右固定部32a,32bと、座面前方に突出して設けられ座面の前部を包み込む前固定部33と、座面後方から座面を包み込む後固定部34とを備える。
【選択図】図1
Description
[1−1.構成]
本実施形態の椅子用カバー1は、図1に示すように、椅子の背もたれ部分を覆う背当て覆部2と、椅子の座面を覆う座面覆部3とが、一体に構成される。以下、背当て覆部2と座面覆部3とを分けて説明する。なお、図1では、椅子を想像線(2点鎖線)で示すことで、本実施形態の椅子用カバー1を椅子に被せた状態を表している。
背当て覆部2は、袋状に形成され、椅子の背もたれに対して、上部よりすっぽりと被せるように構成される。背当て覆部2の全体形状は、座面側から上部側に向かって、徐々に幅の広がった逆台形状である。ここで、説明の便宜上、図1に破線でその領域を示すように、背当て覆部2の中央に位置する長方形領域を背当て本体部21と呼び、背当て本体部21の左右に略三角形状で設けられた領域を背当て翼部22と呼ぶ。
座面覆部3は、図1(a)に示すように、椅子の座面上に当接する部分であって背当て覆部2と連続して設けられた座面本体部31と、図1(b)に示すように、この座面本体部の左右に設けられ座面裏側に回って座面を包み込む左右固定部32a,32bと、座面前方に突出して設けられ座面の前部を包み込む前固定部33と、座面後方から座面を包み込む後固定部34とを備える。すなわち、座面覆部3は、座面本体部31で椅子の座面表側を覆いつつ、他の4つの固定部により、四方から座面の裏側を覆うように構成される。また、座面を固定する左右、前後4つの固定部31〜34には、それぞれ面ファスナー等の固定部材Fが設けられており、この固定部材Fにより、椅子の座面裏側において座面を包み込んだ状態で相互に固定するように構成される。
背当て覆部2と、座面覆部3とからなる本実施形態の椅子用カバー1は、これを展開すると、図2,図3に示す、下地部分となる肉厚の不織布(ここでは、フェルト生地を用いる)により構成される内カバー11と、図4,図5に示す、この内カバー11を覆う外カバー12とから構成される。
以上の構成からなる本実施形態の椅子用カバー1の作用について説明する。
(1)椅子への取り付け方法
本実施形態において用いる椅子Cは、例えば、脚部が角型の鋼管で形成され、座面及び背もたれがブナ成形合板で形成され、座面高さが床から420mm、座面幅420mm、座面奥行き580mm、背もたれ上端部高さが床から785mmであるとする(図1参照)。このような椅子Cの形状に合わせて、椅子用カバー1を用意する。
これにより、図1(a)に示すように、座面覆部3が、座面を表裏から包み込むようにして固定される。
以上のようにして既存の椅子Cに対して装着される本実施形態の椅子用カバー1については、以下のような使用パターンが考えられる。
使用パターン1は、図6(a)に示すように、背当て覆部2を、立てた状態で使用する場合である。
このパターンでは、椅子Cにおいて、使用者の背中の半分程度の高さしかなかった背もたれを、使用者の頭部を覆う位置にまで伸ばすことが可能となる。そして、このとき、背当て覆部2の左右両側部には、形状維持部材4が挿入されているため、椅子用カバー1においては延伸された背もたれが直立状態に保たれる。また、椅子用カバー1の内カバーには、ある程度の硬度のあるフェルト素材等の不織布が使用されているので、形状維持部材4の応力と相俟って、使用者が椅子の背もたれに頭部を預けた場合であっても、背当て覆部2が、頭部をしっかり受け止め、使用者の頭部を後方へ逸らすことがない。
使用パターン2は、図6(b)に示すように、使用パターン1に改良を加えた態様であり、ユーザの集中力に配慮した使用パターンである。
すなわち、背当て覆部2の背当て本体部21から左右方向に突出した背当て翼部22部分を内側に折り曲げて使用する。このとき、背当て覆部2の上端縁部には、輪郭に沿って、形状維持部材4が挿入されているため、この背当て翼部22の内側への折り曲げ状態を維持することが可能となる。これにより、図7に示すように、背当て覆部2により、使用者の頭部の左右方向を覆うことができる。したがって、背当て覆部2により、ユーザの視界を横方向から目隠しすることができ、前方に対するユーザの集中力を高めることができる。
使用パターン3は、図6(c)に示すように、背当て覆部2を、前方である座面側に倒して使用するパターンである。
背当て覆部2の左右両側部には、形状維持部材4が挿入されているため、背当て覆部2は、高さ方向の適当な位置において、横方向を折り目として折り曲げることが可能である。この場合、背当て覆部22を椅子Cの座面側に折り返せば、折り返した背当て覆部2は、形状維持部材4による適度な伸縮性により、クッション効果を奏する。
使用パターン4は、図6(d)に示すように、背当て覆部2を、後方である座面側と反対の方向に倒して使用するパターンである。
背当て覆部2を座面側と反対の側に折り返せば、折り返した背当て覆部2は、椅子Cに座る際には使用しない状態となり、通常の椅子Cの背もたれの高さを実現することができる。
以上のような本発明によれば、既存の椅子に被せるだけで、椅子の交換を要せずに、それまであった椅子の機能とデザインに大きな変化をもたらす斬新な椅子用カバー1を提供することができる。
本発明は上記実施形態において示した態様に限定されるものではなく、例えば、以下のような実施形態も包含するものである。
例えば、図8に示すように、背当て覆部2と座面覆部3との間、背もたれと座面との境界部分に、締結及び弛緩が可能な帯状体Bを設けることも可能である。これにより、背もたれと座面との境界部分において、帯状体Bを位置合わせをし、この部分を帯状体Bによって締め付け固定することで、帯状体Bが位置決めの基準となって、背当て覆部2下端部位置の決定が容易になり、背当て覆部2の被せ具合の調整が容易になる。
11…内カバー
12…外カバー
2…背当て覆部
21…背当て本体部
22…背当て翼部
3…座面覆部
31…本体部
32a,32b…左右固定部
33…前固定部
34…後固定部
4,4a,4b…形状維持部材
B…帯状体
C…椅子
F…固定部材
S…縫製部
a〜i…ピース
Claims (7)
- 椅子の座面を覆う座面覆部と、椅子の背もたれ部分を覆う背当て覆部とを備えた椅子用カバーであって、
前記座面覆部と前記背当て覆部とは、一体に構成され、
前記背当て覆部は、袋状に形成されるとともに、椅子の背もたれ部分の高さより高く縦長に形成され、さらに長辺方向の両側部に、自在に屈曲変形可能で変更後の形状を維持するパイプ状又は棒状の形状維持部材を備えることを特徴とする椅子用カバー。 - 前記座面覆部は、椅子の座面上に当接する本体部と、この本体部の左右に設けられ座面裏側に回って座面裏側を包み込む左右固定部と、座面前側方向に突出して設けられ座面の前部を包み込む前固定部とからなり、
前記左右固定部の左右端部には、左右固定部を相互に固定する固定部材を備え、前記左右固定部と前記前固定部とは、座面裏側において、座面を包み込んだ状態において固定されるものであることを特徴とする請求項1記載の椅子用カバー。 - 前記背当て覆部は、自在に屈曲変形可能で変更後の形状を維持するパイプ状又は棒状の形状維持部材を、前記座面覆部側と反対の端部において短辺方向に向かって設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の椅子用カバー。
- 前記背当て覆部は、前記座面覆部側と反対の端部に向かって、徐々に幅広に形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の椅子用カバー。
- 前記形状維持部材は、前記背当て覆部の側部から、前記座面覆部の側部に至るまで延伸して設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の椅子用カバー。
- 前記形状維持部材を内蔵した肉厚の不織布により構成される内カバーと、この内カバーを覆う外カバーと、を重ねて構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の椅子用カバー。
- 前記背当て覆部と前記座面覆部との境界部分には、帯状体が設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の椅子用カバー。
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