JP2012100429A - 給電管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 給電計画および運転状況に応じた適切な給電管理情報を運転者に提供する。
【解決手段】 ホーム給電コントローラ100は、運転者ごとの給電計画を記憶している。車両の起動が検出されると、その運転者の給電計画に基づいた給電管理情報を携帯端末300に送信する。パーキングブレーキの解除が検出されると、ホーム給電コントローラ100は、給電制限対象となる電気負荷が存在する場合には、自動的に給電制限を実施する。パーキングブレーキの解除の前に操作指令を受信すると、その指令に沿った給電制御を実施する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅等の建物において使用される電力を管理するための給電管理システムに関する。
従来から、住宅内の電気機器の作動状況を、車内で確認することができるシステムが知られている。例えば、特許文献1に提案されたテレコントローラ制御装置においては、車両が駐車場のゲートを通過するときに、カメラでナンバープレートを読み取り、車両の登録番号から住宅の部屋番号を検索する。そして、その部屋番号に対応する部屋の家電機器の状況を車両内のディスプレイに表示させる。運転者は、このディスプレイの表示を確認しながら、ディスプレイと一体となった家電機器制御設定装置を操作して、部屋の家電機器を制御する。
特開平8−106579
しかしながら、特許文献1に提案されたテレコントローラ制御装置では、単に、家電機器の作動状況の確認と、家電機器の遠隔操作ができるだけで、住宅の給電計画に応じた適切な情報を運転者に通知することができない。最近においては、エコロジー、エコノミーといった面から、家庭で消費する電力を適切に管理したいというニーズが高まっており、特許文献1に提案された装置では、そうしたニーズに応えられない。また、このテレコントローラ制御装置では、車両がゲートを通過するときに家電機器の作動状況が表示され、運転者が遠隔操作するものであるため運転に集中しにくいという問題もある。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、給電計画および運転状況に応じた適切な給電管理情報を運転者に提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、住宅等の建物における電気負荷への給電状態を管理するための給電管理情報を車両の運転者に提供する情報提供手段(L)を備えた給電管理システムにおいて、
前記電気負荷の給電計画を設定するための給電計画設定手段(A)と、前記設定された給電計画を記憶する給電計画記憶手段(B)と、車両の運転状況を取得する運転状況取得手段(G)とを備え、前記情報提供手段(L)は、前記給電計画記憶手段により記憶された給電計画に基づいた給電管理情報を、前記運転状況取得手段により取得した運転状況が予め設定した設定状況となるときに車両の運転者に提供することにある。
本発明においては、給電計画設定手段を使って給電計画が設定され、設定された給電計画が給電計画記憶手段に記憶される。給電計画とは、住宅等の建物における電気負荷(建物に設けられた分電盤から電力供給される電気負荷であって、電気機器、コンセント等をいう)への電力供給の計画であって、例えば、電気負荷の消費電力の基準値を設定して基準値に基づいて警告する計画や、特定の電気負荷への電力供給状態(入・切など)を切り替える計画などを意味する。
本発明においては、運転状況取得手段が車両の運転状況を取得する。そして、情報提供手段が、計画記憶手段により記憶された給電計画に基づいた給電管理情報を、運転状況取得手段により取得した運転状況が予め設定した設定状況となるときに車両の運転者に提供する。給電管理情報は、予め設定した給電計画に基づいたものであるため、運転者は、適切な情報を得ることができる。また、予め設定した運転状況となったときに、給電管理情報が運転者に提供されるため、運転者は、適切なタイミングで給電管理情報を受けることができる。例えば、運転状況取得手段が車両の起動操作を検出したときに、給電管理情報を車両の運転者に提供(通知)することで、運転者は、外出時において車両を走行させる前に建物における給電管理状態を把握することができる。
本発明の他の特徴は、運転状況が取得される車両の運転者を特定する運転者情報を取得する運転者特定手段(C)を備え、前記給電計画記憶手段(B)は、前記運転者ごとに計画された前記運転者情報に関連付けられた給電計画を記憶し、前記情報提供手段(L)は、前記運転者特定手段により特定された運転者用の給電計画に基づいた給電管理情報を車両の運転者に提供することにある。
本発明においては、複数の運転者が個々に給電計画を設定することができる。運転者ごとに計画された給電計画は、運転者情報と関連付けられて給電計画記憶手段に記憶される。運転状況取得手段が車両の運転状況を取得する場合、その運転状況が取得される車両の運転者を特定する運転者情報が運転者特定手段により取得される。そして、情報提供手段は、運転者特定手段により特定された運転者用の給電計画に基づいた給電管理情報を車両の運転者に提供する。従って、本発明によれば、複数の運転者が給電管理を行う場合であっても、運転者の個々に応じた給電管理情報を提供することができるため、給電管理情報が一層適切なものとなる。
本発明の他の特徴は、前記電気負荷の電力消費をモニタする電力モニタ手段(E,40)と、前記給電計画記憶手段(B)に記憶された給電計画と、前記電力モニタ手段(E)によりモニタされる電気負荷の電消費電力とに基づいて、前記電力モニタ手段(E)でモニタされる前記電気負荷の消費電力が、前記給電計画における消費電力設定値に対して許容範囲を超えている場合に、運転者に対して給電超過であることを通知するための給電超過通知情報を前記給電管理情報として生成する給電超過通知情報生成手段(D,F)とを備えたことにある。
本発明においては、電力モニタ手段が住宅等の建物における電気負荷の電力消費をモニタする。そして、給電超過通知情報生成手段が、給電計画と、モニタされる電気負荷の消費電力(実消費電力)とに基づいて、モニタされる電気負荷の実消費電力が、給電計画における消費電力設定値に対して許容範囲を超えている場合に、運転者に対して給電超過(過剰給電)であることを通知するための給電超過通知情報を給電管理情報として生成する。情報提供手段は、この給電超過通知情報を車両の運転者に提供する。従って、運転者は、自身の給電計画における給電超過状態を適切に認識することができる。この場合、例えば、給電超過通知情報生成手段は、実消費電力と消費電力設定値との比較に基づいて、給電超過レベルに応じた通知をするとよい。例えば、給電管理情報を表示器に表示して運転者に通知するものであれば、電気負荷の実消費電力と消費電力設定値との差に基づいて、その表示色を変更することで、給電超過レベルを運転者に適正に認識させることができる。
本発明の他の特徴は、前記運転状況取得手段(G)として、パーキングブレーキの状態を検出するパーキングブレーキ検出手段(202)と、運転者の運転する車両の起動を検出する車両起動検出手段(201)とを備え、前記情報提供手段(L)は、前記車両の起動が検出されたことを検出して前記給電管理情報の提供を開始し、前記車両の起動が検出された後であって、前記パーキングブレーキが解除されていない場合と解除されている場合とで、前記運転者に提供する前記給電管理情報を切り替える情報切替手段(K)を備えたことにある。
本発明においては、パーキングブレーキ検出手段がパーキングブレーキの状態を検出し、車両起動検出手段が運転者の運転する車両の起動を検出する。そして、情報提供手段は、車両の起動が検出されたことを検出して給電管理情報の提供を開始する。運転者は、この時点で給電管理状況を把握することができる。運転者が給電管理状況を把握した後、車両を走行させるためにパーキングブレーキを解除すると、情報切替手段が運転者に提供する給電管理情報を切り替える。例えば、運転者の運転を邪魔しないように、運転者の給電管理に関する操作を受け付けない態様で給電管理情報を提供してもよいし、給電管理情報の提供を停止するようにしてもよい。従って、本発明によれば、運転者が給電管理状況を把握した後は、運転者の運転を邪魔しないようにすることができる。
本発明の他の特徴は、前記電気負荷の給電状態を制御する給電制御手段(30)と、前記車両の起動が検出された後であって、前記パーキングブレーキが解除されたことが検出された場合に、前記給電制御手段(30)に対して、前記車両の運転者の給電計画に基づいて電気負荷の給電状態を制御するように指令する給電制御指令手段(I)とを備え、前記情報切替手段(K)は、前記車両の起動が検出された後であって、前記パーキングブレーキの解除が検出されていない場合は、前記給電超過通知情報を前記給電管理情報として運転者に提供し、前記パーキングブレーキの解除が検出された場合には、前記電気負荷の給電状態を制御した旨を表す給電制御実施情報を前記給電管理情報として運転者に提供するように切り替えることにある。
本発明においては、建物における電気負荷への給電状態を制御する給電制御手段を備えている。給電制御手段は、例えば、制御指令を受けて分電盤の二次側の電力供給回路を開閉するものや、制御指令を受けて個々の電気負荷ごとに電力消費を調整(入・切りを含む)するもの等を採用することができる。給電制御指令手段は、車両の起動が検出された後であって、パーキングブレーキが解除されたことが検出された場合に、給電制御手段に対して、その車両の運転者が設定した給電計画に基づいて電気負荷の給電状態を制御するように指令する。例えば、給電計画で設定された電気負荷への給電を制限する。この場合、電力モニタ手段でモニタされる電気負荷の消費電力が、給電計画における消費電力設定値に対して許容範囲を超えている場合に、当該電気負荷への給電を制限(例えば、遮断)するようにするとよい。
この場合、車両の起動が検出された後であって、パーキングブレーキの解除が検出されていない場合は、給電超過通知情報が給電管理情報として運転者に提供される。そして、パーキングブレーキの解除が検出された場合に、情報切替手段が、運転者に提供する情報を、電気負荷の給電状態を制御した旨を表す給電制御実施情報に切り替える。従って、運転者は、車両の走行を開始するときに、給電制御の実施を把握することができる。このため、運転者は、車両の運転に集中することができる。また、給電制御は、当該車両の運転者用の給電計画に基づいて行われるため、他の人に迷惑をかけることがない。
本発明の他の特徴は、前記給電計画記憶手段(B)は、住宅等の建物に設けた電力供給口から電動車両のバッテリへ電力供給する充電計画を含むものであり、前記電動車両が前記住宅等の建物に到着することを検出する到着検出手段(M)を備え、前記情報提供手段(O)は、前記電動車両の前記建物への到着が検出されたとき、充電ケーブルを前記電力供給口に接続するように促す接続案内情報を前記給電管理情報として運転者に提供することにある。
従来から知られている給電管理システム、例えば、特許文献1に提案された装置では、単に、家電機器の作動状況の確認と、家電機器の遠隔操作ができるだけで、電動車両の充電を計画管理することができない。このため、電動車両を保有する家庭においては、運転者が電動車両のバッテリ充電を適正に行うことが難しい。また、充電ケーブルの接続を忘れてしまうことがある。そこで、この発明においては、電動車両のバッテリ充電が適正に行われるようにすることを目的としている。
本発明では、給電計画の中に充電計画が含まれている。充電計画は、電動車両のバッテリを充電する計画であって、例えば、充電時間帯や、充電を行うか否か等について設定したものである。充電計画を設定した場合には、充電計画に基づいて、充電用の電力供給口への電力供給状態を制御する給電制御手段を設けるとよい。充電計画を設定することにより、適切な時間帯、例えば、建物における全体の電力消費が少なくなる深夜時間帯にバッテリを充電することができ、電気料金をセーブすることができる。また、給電制御手段を設けて充電用の電力供給口への電力供給状態を制御した場合には、電力供給口への電力供給時間帯を制限することで、他人が電力供給口から電力を無断使用する、いわゆる盗電を防止することができる。尚、充電用の電力供給口は、建物に直接的に設けられるものに限らず、建物の敷地内(例えば、駐車場や庭など)に設けられるものであればよい。
充電計画が設定されても、充電ケーブルが電力供給口に接続されなければ、バッテリへの充電を行うことができない。そこで、本発明においては、車両が自宅等の建物に到着した後にバッテリ充電が行われることに着目して到着検出手段を備えている。
到着検出手段は、電動車両が住宅等の建物に到着することを検出する。つまり、電動車両が建物の敷地内に入ったか否かを判定する。例えば、到着検出手段は、車両の位置情報と、車両の運転状況として車両の作動停止操作情報を取得し、車両位置が充電予定の建物位置近傍であり、かつ、車両の作動停止操作が検出されたときに、車両が充電予定の建物に到着したと判定する。そして、電動車両の到着の検出に基づいて、情報提供手段が、充電ケーブルを電力供給口に接続するように促す接続案内情報を給電管理情報として運転者に提供する。これにより、運転者は、充電ケーブルを電力供給口に接続する。従って、本発明によれば、充電ケーブルの接続忘れを防止することができる。これにより、バッテリの充電計画を適正に実行することができ、バッテリを充電できなかったという失敗を低減することができる。
本発明の他の特徴は、前記電力供給口に充電用ケーブルが接続されているか否かを判定するケーブル接続判定手段(N)を備え、前記情報提供手段(O)は、前記到着検出手段(M)により前記電動車両の到着が検出されている状態で、前記ケーブル接続判定手段(N)により前記電力供給口に前記充電用ケーブルが接続されていないと判定されている場合に、前記充電ケーブルを前記電力供給口に接続するように促す接続案内情報を前記給電管理情報として運転者に提供することにある。
本発明においては、ケーブル接続判定手段が電力供給口に充電用ケーブルが接続されているか否かを判定する。そして、情報提供手段が、到着検出手段により電動車両の到着が検出されている状態で、電力供給口に充電用ケーブルが接続されていないと判定されている場合に、充電ケーブルを電力供給口に接続するように促す接続案内情報を運転者に提供する。従って、充電ケーブルが接続された場合には、接続案内情報の提供が行われないようになる。このため、充電ケーブルの接続状況に応じた適切な接続案内を行うことができる。
本発明の他の特徴は、住宅等の建物に設けた電力供給口から電動車両のバッテリへ電力供給する充電計画を設定するための充電計画設定手段(A)と、前記設定された充電計画を記憶する充電計画記憶手段(B)と、前記電動車両が住宅等の建物に到着することを検出する到着検出手段(M)と、前記充電計画が設定記憶されている場合には、前記電動車両の到着の検出に基づいて、充電ケーブルを前記電力供給口に接続するように促す接続案内を報知する到着時接続案内報知手段(O)とを備えたことにある。
本発明においては、充電計画設定手段により、住宅等の建物に設けた電力供給口から電動車両のバッテリへ電力供給する充電計画が設定され、この設定された充電計画が充電計画記憶手段に記憶される。充電計画を設定した場合には、充電計画に基づいて、充電用の電力供給口への電力供給状態を制御する給電制御手段を設けるとよい。充電計画を設定することにより、適切な時間帯、例えば、建物における全体の電力消費が少なくなる深夜時間帯にバッテリを充電することができ、電気料金をセーブすることができる。また、給電制御手段を設けて充電用の電力供給口への電力供給状態を制御した場合には、電力供給口への電力供給時間帯を制限することで、他人が電力供給口から電力を使用する、いわゆる盗電を防止することができる。尚、充電用の電力供給口は、建物に直接的に設けられるものに限らず、建物の敷地内(例えば、駐車場や庭など)に設けられるものであればよい。
充電計画が設定されても、充電ケーブルが電力供給口に接続されなければ、バッテリへの充電を行うことができない。そこで、本発明においては、車両が自宅等の建物に到着した後にバッテリ充電が行われることに着目して、到着検出手段と到着時接続案内報知手段とを備えている。
到着検出手段は、電動車両が住宅等の建物に到着することを検出する。つまり、電動車両が建物の敷地内に入ったか否かを判定する。例えば、到着検出手段は、車両の位置情報を取得して、車両位置に基づいて車両が充電予定の建物に到着したことを判定することができる。また、車両の位置情報に加えて、車両の作動停止操作情報を取得して、車両位置が充電予定の建物位置近傍であり、かつ、車両の作動停止操作が検出されたときに、車両が充電予定の建物に到着したと判定するようにしてもよい。車両の作動停止操作の検出としては、例えば、車両の電装品への電源供給を入り切りするアクセサリー電源スイッチのOFF操作や、イグニッションスイッチのOFF操作を検出すればよい。
到着時接続案内報知手段は、充電計画が設定記憶されている場合に、電動車両の到着の検出に基づいて、充電ケーブルを電力供給口に接続するように促す接続案内を報知する。これにより、運転者は、充電ケーブルを電力供給口に接続する。従って、本発明によれば、充電ケーブルの接続忘れを防止することができる。これにより、バッテリの充電計画を適正に実行することができ、バッテリを充電できなかったという失敗を低減することができる。
本発明の他の特徴は、前記電力供給口に充電用ケーブルが接続されているか否かを判定するケーブル接続判定手段(N)を備え、前記到着時接続案内報知手段(O)は、前記到着検出手段(M)により前記電動車両の到着が検出されている状態で、前記ケーブル接続判定手段(N)により前記電力供給口に前記充電用ケーブルが接続されていないと判定されている場合に、前記充電ケーブルを前記電力供給口に接続するように促す接続案内を報知することにある。
本発明においては、ケーブル接続判定手段が電力供給口に充電用ケーブルが接続されているか否かを判定する。そして、到着時接続案内報知手段が、到着検出手段により電動車両の到着が検出されている状態で、電力供給口に充電用ケーブルが接続されていないと判定されている場合に、充電ケーブルを電力供給口に接続するように促す接続案内を報知する。従って、充電ケーブルが接続された場合には、接続案内の報知が行われないようになる。このため、充電ケーブルの接続状況に応じた適切な接続案内を行うことができる。
本発明の他の特徴は、前記電力供給口に充電用ケーブルが接続されているか否かを判定するケーブル接続判定手段(N)と、前記充電計画設定手段(A)により前記充電計画が設定されたとき、前記ケーブル接続判定手段(N)により前記電力供給口に前記充電用ケーブルが接続されていないと判定されている場合に、前記充電ケーブルを前記電力供給口に接続するように促す接続案内を報知する計画時接続案内報知手段(O)とを備えたことにある。
本発明においては、ケーブル接続判定手段が電力供給口に充電用ケーブルが接続されているか否かを判定する。そして、計画時接続案内報知手段が、充電計画設定手段により充電計画が設定されたとき、電力供給口に充電用ケーブルが接続されていないと判定されている場合に、充電ケーブルを電力供給口に接続するように促す接続案内を報知する。従って、この報知を受けた計画設定者は、充電ケーブルを電力供給口に接続する。従って、本発明によれば、充電ケーブルの接続忘れを防止することができ、確実に充電計画を実行することができる。
尚、上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要件を前記符号によって規定される実施形態に限定させるものではない。
本発明の実施形態に係る住宅用の給電管理システムの概略構成図である。 表示パネルの表示画面を表す図である。 バッテリ充電計画画面を表す図である。 車載端末と携帯端末のシステム構成図である。 外出時給電管理制御ルーチンを表すフローチャートである。 帰宅時ケーブル接続案内ルーチンを表すフローチャートである。 帰宅時ケーブル接続案内ルーチンにおける変形処理部分を表すフローチャートである。 到着時ケーブル接続案内ルーチンを表すフローチャートである。 充電計画設定時ケーブル接続案内ルーチンを表すフローチャートである。 給電管理システムの機能ブロック図である。
以下、本発明の一実施形態に係る給電管理システムについて図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係る住宅用の給電管理システムの概略構成図である。
本実施形態の給電管理システムは、住宅内に設けられるホーム給電コントローラ100と、車載情報端末200(以下、車載端末200と呼ぶ)と、個人携帯情報端末300(以下、携帯端末300と呼ぶ)とを備えている。この住宅においては、電力会社から供給される商用電源(AC100V/200V)が電力計10(例えばスマートメータ)を介して供給されるとともに、太陽光発電パネル11で発電した発電電力をも利用できるようになっている。太陽光発電パネル11で発電された電力はパワーコンディショナー12で電力会社が供給する電源と同じ交流電源に変換されて商用電源とともに分電盤20に供給される。
分電盤20は、電力供給側に設けられる主幹ブレーカ21と、主幹ブレーカ21の二次側に分岐して接続される複数の分岐ブレーカ22を備えている。家庭内の電気負荷は、複数の電力供給単位(電力供給回路L1・・Ln)に分けられて、各電力供給単位ごとに分岐ブレーカ22の二次側に接続されている。電力供給単位は、例えば、部屋単位で設定されるが、特定の電気負荷(電気温水器など)については、単独の電力供給単位として設定される。以下、分岐ブレーカ22の二次側に接続される電力供給回路を分岐回路と呼ぶ。
分岐ブレーカ22の二次側には、電力供給制御ユニット30(以下、単に制御ユニット30と呼ぶ)が接続される。制御ユニット30は、外部信号により開閉制御可能な開閉器31を各分岐回路ごとに設けたものである。各開閉器31は、ホーム給電コントローラ100からの制御信号により個別に遠隔制御されて、分岐回路への電力供給状態を切り替える。つまり、分岐回路への電力供給を許可する状態(開閉器31の閉状態(ON))と、分岐回路への電力供給を禁止する状態(開閉器31の開状態(OFF))とを切り替える。
また、制御ユニット30の二次側には、センサユニット40が設けられる。このセンサユニット40は、各分岐回路ごとに流れる電流を検出する電流センサ41を備えたもので、検出した電流値を表す検出信号をホーム給電コントローラ100に送信する。
尚、制御ユニット30は、全ての分岐回路に開閉器31を設ける必要はなく、電力供給をコントロールしたい電気負荷の分岐回路にのみに設ければよい。また、センサユニット40も、全ての分岐回路に電流センサ41を設ける必要はなく、電力供給をコントロール
したい電気負荷の分岐回路にのみに設ければよい。
ホーム給電コントローラ100は、制御ユニット30の作動を制御するための主制御部となるマイコン110と、外部と通信するための通信部120と、各種の情報を画面で知らせる表示部131と、各種の設定操作を行うための操作部132と、各種の情報を音声で知らせる発音部140と、各種のデータを記憶するための不揮発性のメモリ150と、制御ユニット30に制御信号(リレー駆動信号)を出力して開閉器31の状態(入・切)を切り替える駆動部160と、センサユニット40で検出される電流値を表す検出信号等のセンサ信号を入力する入力部170とを備えている。表示部131と操作部132とは、タッチパネル式ディスプレイにて一体的に構成される。以下、表示部131と操作部132とを合わせて表示パネル130と呼ぶ。
図2に示すように、表示パネル130には、電力供給単位、つまり、部屋あるいは特定電気機器の名称を表す負荷名称表示エリア133と、電力供給単位ごとの消費電力の値を表示する電力表示エリア134とが並べて設けられている。以下、電力供給単位でまとめた電気負荷(部屋の電気負荷、あるいは、特定電気機器)を、単に電気負荷と呼ぶ。マイコン110は、各電気負荷に対応する分岐回路に流れる電流を電流センサ41にて検出し、各電気負荷で消費されている電力の値を数値で表示する。
電力表示エリア134の横には、各電気負荷の電力制限を個々に設定する登録設定表示ボタン135が表示され、その登録設定表示ボタン135を押すことで、マイコン110は、「未登録」という暗い表示から「登録済」という明るい表示に切り替える。また、マイコン110は、登録設定表示ボタン135が再度押されると、「登録済」という表示を「未登録」という暗い表示に切り替える。また、マイコン110は、この登録設定表示ボタン135が押されて「登録済」と表示したときの、当該電気負荷の消費電力(電流値でもよい)の値を設定値としてメモリ150に記憶する。以下、登録設定された電気負荷を登録電気負荷と呼ぶ。尚、登録設定表示ボタン135は、未登録状態においては、「未登録」という文字を表示しない状態に維持される構成であってもよい。
このような登録設定が行われると、マイコン110は、登録電気負荷に関して、実際に消費されている消費電力と設定値とをリアルタイムで比較する。そして、登録電気負荷の消費電力が設定値を超えていると判断した場合には、その超過度合に応じて登録設定表示ボタン135の表示色を変更する。例えば、マイコン110は、登録設定表示ボタン135の表示色を、登録電気負荷の消費電力が設定値以下の場合には「白」に設定し、設定値を上回る場合には、その超過度合(((消費電力−設定値)/設定値)×100%)が15%未満であれば「緑」に設定し、超過度合が15%以上で50%未満であれば「黄」に設定し、超過度合が50%以上であれば「赤」に設定する。黄色表示は、注意レベルを表し、赤色表示は警告レベルを表す。従って、これらの色情報は、給電超過度合を表す情報となる。マイコン110は、登録電気負荷の消費電力が警告レベルとなる場合(超過度合が50%以上)には、発音部140を作動させて、消費電力が超過している旨を表す警告メッセージをアナウンスする。
従って、住人は、この表示パネル130を見ることで、リアルタイムで各電気負荷の電力消費状況を確認できるだけでなく、登録設定表示ボタン135の表示色から登録電気負荷の給電超過度合を知ることができる。また、警告メッセージのアナウンスに基づいて登録電気負荷の電力消費をセーブすることができる。尚、このような表示は、自動モードが設定されている場合である。
このように、給電管理の対象とする電気負荷(登録電気負荷)を特定し、その特定された登録電気負荷の消費電力の設定値を設定することが給電計画を設定することであり、その設定された情報(登録電気負荷、および、登録電気負荷の消費電力の設定値を表す情報)が給電計画となる。
給電計画は、複数のユーザ毎に個々に設定記憶することができる。表示パネル130には、ユーザを設定するユーザ切替ボタン136が表示されている。マイコン110は、ユーザ切替ボタン136が押されるたびに、ユーザ切替ボタン136にユーザ番号(ユーザー名でもよい)を切り替えて表示するとともに、登録設定表示ボタン135の表示状態を当該ユーザの設定した登録状況(給電計画状況)に切り替える。尚、マイコン110は、ユーザ切替ボタン136が所定時間のあいだ操作されないことを検出すると、全てのユーザの給電計画を合わせた登録設定状況を表示パネル130に表示する。
マイコン110は、ユーザ番号ごとに、ユーザ番号と、ユーザ番号に対応する給電計画とを関連付けてメモリ150に記憶する。
例えば、住人の一人であるユーザU1は、自身の部屋である第2部屋と自身の管理する第2電気機器に対して給電計画を設定し、同じく住人の一人であるユーザU2は自身の部屋である第3部屋と自身の管理する第4電気機器に対して給電計画を設定する。この場合、ユーザU1の設定した給電計画と、ユーザU2の設定した給電計画とが独立して記憶され、マイコン110は、各ユーザにより設定された複数の給電計画に沿って給電管理制御を実行する。つまり、登録電気負荷の全てに対して給電管理制御を実行する。この例では、第2部屋と第3部屋と第2電気負荷と第4電気負荷とが給電管理制御の対象となる。
表示パネル130には、自動モードと手動モードとを切り替えるモード切替ボタン137が表示される。マイコン110は、モード切替ボタン137が押されるたびに、給電管理モードを、自動モードと手動モードとに交互に切替設定する。モード切替ボタン137には「手動」という表示があり、手動モードに設定されているときには、その「手動」表示が点灯し、自動モードに設定されているときには、「手動」表示が消灯する。尚、モード切替ボタン137の表示は、例えば、設定モードに応じて、表示文字を「手動」と「自動」とに切り替えるようにしてもよい。
マイコン110は、手動モードに設定されているときには、登録設定表示ボタン135の表示を、上述した「登録済」あるいは「未登録」に代えて、「消」表示に変更する。この場合、登録設定表示ボタン135は、入切設定ボタンとなる。マイコン110は、この入切設定ボタン135(自動モードでは登録設定表示ボタン135)が押されると、「消」表示を明るく点灯するとともに、当該電気負荷への電力供給を停止する。つまり、制御ユニット30に制御信号を出力して開閉器31を開状態(OFF)にする。また、この状態から、再度、入切設定ボタン135が押されると、「消」表示を消灯するとともに、当該電気負荷への電力供給を再開させる。つまり、制御ユニット30に制御信号を出力して開閉器31を閉状態(ON)にする。
以下、ホーム給電コントローラ100で検出される電気負荷ごとの消費電力の値(電力消費状況)、給電管理の対象として登録設定された電気負荷(登録電気負荷)、登録電気負荷の消費電力の超過度合、給電制限の実施の有無などを表す情報を給電管理情報と呼ぶ。
給電計画の設定に当たっては、更に詳細に設定できるようにしてもよい。例えば、表示パネル130に詳細設定ボタン138を表示し、この詳細設定ボタン138を押すことで詳細設定画面に切り替えるようにすればよい。この詳細設定画面においては、登録電気負荷ごとに、消費電力の設定値を、数値入力あるいはアップダウンスイッチ操作等により任意に調整することができる。また、給電制限を行う時間帯や曜日を表す情報を付加するようにしてもよい。逆に、制御ユニット30にON指令信号を出力して開閉器31を閉状態(ON)にする時間帯を設定するようにしてもよい。つまり、電力供給を許可する時間帯等を設定する情報を付加するようにしてもよい。
また、この住宅においては、図1に示すように、電動車両EVのバッテリを充電するために設けられた屋外コンセント50を、1つの電力供給単位とした電気負荷として備えている。そして、自動モードにおいては、この屋外コンセント50に電力供給する時間帯を給電計画の1つとして登録設定することができるようになっている。電動車両EVとしては、バッテリの電力で走行用モータを駆動する電気自動車がその代表であるが、走行用モータと内燃機関とを備えたプラグイン式ハイブリッド自動車であってもよい。
電動車両EVのバッテリを充電する場合、充電ケーブル60の一方端の接続プラグ61を屋外コンセント50に差し込み、充電ケーブル60の他方端の接続プラグ62を車両の受電口となる受電コネクタ(図示略)に差し込んでおくことで、給電計画で設定された時間帯に屋外コンセント50からバッテリに電力供給される。
マイコン110は、屋外コンセント50に対応した登録設定表示ボタン135の操作に対しては、他の電気負荷に対応する登録設定表示ボタン135の操作に対する処理とは異なる処理を実行する。図1の例においては、例えば、機器4が屋外コンセント50に対応するものとする。この場合、マイコン110は、機器4に対応した登録設定表示ボタン135が押されると、充電計画モードを実行して、表示パネル130の表示画面を図3に示す充電計画画面139に切り替える。この充電計画画面139では、充電時間帯設定エリア141と、設定ボタン142、キャンセルボタン143、計画中止ボタン144が表示される。充電時間帯とは、屋外コンセント50に電力を供給する時間帯である。
ユーザは、充電計画画面139の充電時間帯設定エリア141を押すことで、そこに表れた選択値を選択して希望する時間を設定する。そして、ユーザが設定ボタン142を押すことで、マイコン110は、その充電計画(充電時間帯)をメモリ150に記憶して、表示パネル130の表示画面を通常画面(図2の画面)に戻し、登録設定表示ボタン135の表示を「未登録」から「登録済」に切り替える。また、設定ボタン142が押されずにキャンセルボタン143が押されたときには、マイコン110は、充電計画を更新記憶せずに通常画面に戻す。尚、充電計画は、曜日や日付など組み合わせて、更に詳細に設定できるようにしてもよい。
充電計画が設定された以降は、マイコン110は、充電計画に設定された時間帯においてのみ、屋外コンセント50に電力供給できるようにする。つまり、充電計画時間帯においてのみ、屋外コンセント50につながる分岐回路の開閉器31を閉状態(ON)にし、その時間帯以外は開閉器31を開状態(OFF)に維持する。従って、他人が屋外コンセント50から電力を無断使用する、いわゆる盗電を防止できる。
また、表示パネル130に充電計画画面139が表示されているときに、計画中止ボタン144が押された場合、マイコン110は、充電計画の実行を中止するとともに、表示画面を通常画面(図2の画面)に戻し、登録設定表示ボタン135の表示を「未登録」にする。充電計画の実行が中止された場合には、それまでに設定されていた充電計画に関わらず、屋外コンセント50につながる分岐回路の開閉器31が閉状態(ON)になり、屋外コンセント50への電力供給が開始され、いつでも屋外コンセント50から電力利用できるようになる。また、手動モードにおいては、他の電気負荷と同様に、屋外コンセント50への電力供給の入・切を設定することができる。
また、屋外コンセント50には、充電ケーブル60の接続プラグ61が屋外コンセント50に接続されていることを検出する接続検出器51が設けられている。接続検出器51は、例えば、充電ケーブル60の接続プラグ61が屋外コンセント50に差し込まれたときにメカ的に接点状態が変化するメカスイッチを使うことができる。また、接続プラグ61が屋外コンセント50に接続されたときの電気的な物理現象の変化(屋外コンセント50の2端子間のインピーダンスの変化)を捉えるようにしてもよい。また、電力線搬送通信を使って接続プラグ61が屋外コンセント50に接続されていることを検出するようにしてもよい。接続検出器51の検出信号は、ホーム給電コントローラ100の入力部170に入力される。従って、マイコン110は、接続検出器51から出力される検出信号により、充電ケーブル60の接続プラグ61が屋外コンセント50に接続されているか否かを判断できるようになっている。尚、車両のバッテリを充電するための電力供給口は、屋外コンセント50に限るものではなく、専用の充電器であってもよいし、屋内コンセントであってもよい。
ホーム給電コントローラ100の通信部120は、電話回線等の外部通信線に接続され、この外部通信線を経由してインターネット網や携帯電話回線等の通信網400と接続可能に構成されている。
車載端末200は、車室内で、運転者が視認可能、操作可能な位置に設けられる。本実施形態においては、車載端末200は、車載ナビゲーション装置を兼用する。車載端末200は、主制御部となるマイコン210と、各種の情報を画面で知らせる表示部231と、各種の設定操作を行うための操作部232と、各種の情報を音声で知らせる発音部240と、地図データ等の情報や各種のアプリケーションプログラムを記憶する不揮発性のメモリ250と、GPS衛星からの電波に基づいて自車両の現在位置座標を検出するGPSユニットおよび車両の進行方向を検出するジャイロセンサを備えた車両位置検出部260と、近距離無線通信を行う車載側通信部270とを備えている。表示部231と操作部232とは、タッチパネル式ディスプレイにて一体的に構成される。以下、表示部231と操作部232とを合わせて車載表示パネル230と呼ぶ。
マイコン210は、CPU,ROM,RAM,入出力インターフェース等を備え、その機能に着目すると、ナビゲーションプログラム等の車載端末用の各種制御プログラムを実行する制御処理部211と、給電管理システムの一部を構成する車載側給電管理プログラムを実行する車載側給電管理部212とを備えている。マイコン210には、車両の電装品への電源供給を入り切りするアクセサリー電源スイッチ201(図1参照)の接点状態を表すACC信号と、パーキングブレーキの作動状態を検出するパーキングブレーキスイッチ202(図1参照)の接点状態を表すPB信号とが入力される。このACC信号とPB信号は、車載側給電管理プログラムの実行時において使用される。
車載側通信部270は、携帯端末300と相互に近距離無線通信を行うもので、その通信方式としては、例えば、Bluetoothが用いられる。
携帯端末300は、運転者が所持する情報端末装置で、例えば、スマートフォン等の携帯電話が用いられる。携帯端末300は、主制御部となるマイコン310と、各種の情報を画面で知らせる表示部331と、各種の設定操作を行うための操作部332と、各種の情報を音声で知らせる発音部340と、地図データ等の情報や各種のアプリケーションプログラムを記憶する不揮発性のメモリ350と、GPS衛星からの電波に基づいて携帯端末300の現在位置座標を検出する携帯位置検出部360と、近距離無線通信を行う携帯側通信部370と、基地局410と無線通信を行って通信網400と接続するための外部通信部380とを備えている。表示部331と操作部332とは、タッチパネル式ディスプレイにて一体的に構成される。以下、表示部331と操作部332とを合わせて携帯表示パネル330と呼ぶ。
マイコン310は、CPU,ROM,RAM,入出力インターフェース等を備え、その機能に着目すると、携帯端末用の各種制御プログラムを実行する制御処理部311と、給電管理システムの一部を構成する携帯側給電管理プログラムを実行する携帯側給電管理部312とを備えている。携帯側通信部370は、車載端末200の車載側通信部270と近距離無線通信を行うもので、その通信方式としては、例えば、Bluetoothが用いられる。
携帯端末300は、後述する給電管理情報提供制御ルーチンを実行して、ホーム給電コントローラ100から給電管理情報の提供を要求し、ホーム給電コントローラ100から給電管理情報を取得して、通常画面(図2)と同様な形態で給電管理情報を表示パネル330に表示する。
携帯端末300は、通信網400を使ってホーム給電コントローラ100と通信する場合、ホーム給電コントローラ100に対して、その携帯端末300を特定する携帯識別IDを送信することで、給電計画におけるユーザ番号を指定して、そのユーザ番号の給電計画に対応した給電管理情報を取得する。携帯識別IDとしては、例えば、携帯電話番号を利用する。そのために、ホーム給電コントローラ100においては、予め、ユーザ番号と携帯識別IDとの対応付けがメモリ150に設定記憶される。従って、ホーム給電コントローラ100は、携帯端末300からの給電管理情報の要求に対して、その携帯端末300を所有するユーザの給電計画に応じた給電管理情報を携帯端末300に送信することができる。
次に、ホーム給電コントローラ100が行っている給電管理状況を表す給電管理情報を車両の運転者に提供(通知)するための制御処理について説明する。図5は、外出時給電管理制御ルーチンを表す。この外出時給電管理制御ルーチンは、ホーム給電コントローラ100と車載端末200と携帯端末300との協働により実行される。図中において、右側がホーム給電コントローラ100のマイコン110(ホームマイコン110と呼ぶ)が実行する制御ルーチンであり、中央が携帯端末300のマイコン310(携帯マイコン310と呼ぶ)が実行する制御ルーチンであり、左側が車載端末200のマイコン210(車載マイコン210と呼ぶ)が実行する制御ルーチンである。
外出時給電管理制御ルーチンが起動すると、車載マイコン210は、ステップS10において、ACC信号に基づいてアクセサリー電源スイッチ201がON操作されたか否か(OFF→ON)について繰り返し判定する。つまり、運転者の運転操作の一つとして、車両起動用のキー操作の有無を判定する。尚、この判定は、運転者の車両起動操作を判定するものであるため、アクセサリー電源スイッチ201に代えてイグニッションスイッチ(図示略)の状態を判定(OFF→ON)するようにしてもよい。
こうしたACC信号の状態判定を繰り返し、アクセサリー電源スイッチ201がONしたことを検出すると(S10:Yes)、車載マイコン210は、ステップS11において、携帯端末300に対して、アクセサリー電源スイッチ201がON操作されたことを表す情報(以下、ACC情報と呼ぶ)を送信する。
一方、携帯マイコン310は、ステップS20において、車載端末200からACC情報が送信されたか否かについて繰り返し判断している。そして、ACC情報を受信すると、ステップS21において、ホーム給電コントローラ100に対して、給電管理情報要求信号を携帯識別IDとともに送信する。給電管理情報要求信号および携帯識別IDは、基地局410,通信網400を介してホーム給電コントローラ100に送信される。
ホームマイコン110は、ステップS30において、携帯端末300から給電管理情報要求信号が送信されたか否かについて繰り返し判断している。そして、給電管理情報要求信号を携帯識別IDとともに受信すると、ステップS31において、その携帯識別IDに対応するユーザ番号の給電計画をメモリ150から読み込む。携帯識別IDと運転者とは対応するものであるため、運転者の給電計画が読み込まれる。続いて、ステップS32において、センサユニット40にて検出される電流値を読み込み、ステップS33において、給電管理情報を生成する。このステップS33において、ホームマイコン110は、給電計画に登録された登録電気負荷の消費電力と設定値との比較により消費電力超過度合を計算する。続いて、ホームマイコン110は、ステップS34において、携帯端末300に対して、給電管理情報(登録電気負荷の消費電力超過度合、および、全ての電気負荷の消費電力の値を表す情報)を送信する。尚、ホームマイコン110は、給電管理情報要求信号の受信に関わらず、所定の周期で給電管理情報を生成しているため、その周期が短い場合には、ステップS31〜S33の処理を特別に行う必要はなく、生成されている給電管理情報をそのまま送信すればよい。
携帯マイコン310においては、ステップS21で給電管理情報要求信号を送信した後は、ステップS22において、給電管理情報が送信されるのを待つ。そして、ホーム給電コントローラ100から給電管理情報を受信すると(S22:Yes)、ステップS23において、給電管理情報に基づいて携帯表示パネル330に給電管理状況を表示する。この場合、ホーム給電コントローラ100の通常画面(図2)と同様な表示を行うが、登録設定表示ボタン135の表示(「登録済」の表示、および、消費電力超過度合に応じた表示色)に関しては、そのユーザ番号の給電計画に登録された登録電気負荷についてのみ行う。これにより、運転者は、携帯表示パネル330を見ることで、自分の知りたい給電管理情報を一目で把握することができる。
続いて、携帯マイコン310は、ステップS24において、車載端末200からパーキングブレーキが解除されたことを表す情報(PB情報と呼ぶ)が送信されたか否かについて判断する。PB情報を受信していない間は、ステップS25において、携帯表示パネル330で手動操作されたか否かについて判断する。
車載マイコン210は、上述したステップS11でACC情報を送信した後は、ステップS12において、パーキングブレーキスイッチ202のPB信号を読み込み、パーキングブレーキが解除されたか否かを判断している。そして、PB信号に基づいてパーキングブレーキが解除されたことを検出すると、ステップS13において、携帯端末300に対してPB情報を送信して、外出時給電管理制御ルーチンを終了する。
携帯マイコン310は、ステップS24において、車載端末200からPB情報が送信されないあいだは、携帯表示パネル330からの手動操作を受け付けている。従って、運転者は、携帯表示パネル330に表示された給電管理状況を見て、登録設定表示ボタン135の表示色から、登録電気負荷の消費電力超過度合を把握できる。そして、携帯表示パネル330に表示された画面における登録設定表示ボタン135を押すことにより、それに対応する登録電気負荷の登録設定を外す事ができる。
携帯マイコン310は、PB情報が送信されないあいだは、ステップS25において、携帯表示パネル330で手動操作が行われたか否かについて判断する。そして、手動操作が行われる前に車載端末200からPB情報が送信されたときには、ステップS26において、そのPB情報をホーム給電コントローラ100に送信する。一方、車載端末200からPB情報が送信される前に、携帯表示パネル330で手動操作が行われた場合には、携帯マイコン310は、ステップS27において、その操作内容を表す操作指令をホーム給電コントローラ100に送信する。
後述するように、警告レベルにある登録電気負荷に対しては、パーキングブレーキの解除操作が行われると、給電制限(電力供給の停止)が実行される。従って、運転者は、登録電気負荷に対して給電制限を行いたくない場合には、パーキングブレーキを解除する前に、登録設定表示ボタン135を押して登録設定を解除すことにより、給電制限の実行を回避することができる。また、警告レベルにない登録電気負荷であっても、手動モードにして「消」操作をすることで任意の電気負荷の電力供給を停止させることができる。尚、「消」設定されている電気機器に対して電力供給を開始させるための操作を行うこともできる。従って、給電制限とは、電気機器への電力供給状態を変更させることを意味するものである。ここでは、電気機器への電力供給を停止させる例について説明しているため、給電制限という用語を用いている。
ホームマイコン110は、ステップS34で給電管理情報を携帯端末300に送信した後は、ステップS35において、携帯端末300からPB情報が送信されたか否かについての判断を開始する。そして、PB情報を受信できていない場合には、ステップS36において、携帯端末300から操作指令が送信されたか否かについて判断する。ホームマイコン110は、ステップS35,S36の判断を繰り返す。そして、PB情報、あるいは、操作指令の何れかを受信すると、ステップS37において、給電制限を行う対象となる電気負荷が存在するか否かを判断する。つまり、警告レベルの登録電気負荷が存在するか否か、および、手動モードで「消」設定変更操作された電気負荷が存在するか否かを判断する。尚、携帯端末300から操作指令が送信された場合は、ホームマイコン110は、その操作指令に合わせて給電管理設定状況を変更する。
給電制限を行う対象となる電気負荷が存在する場合(S37:Yes)には、ステップS38において、制限ユニット30に制御信号を出力して、当該電気負荷への電力供給を停止する。一方、給電制限を行う対象となる電気負荷が存在しない場合には、ステップS38の処理をスキップする。つまり、給電制限を実施しない。
続いて、ホームマイコン110は、ステップS39において、給電制限の実施の有無を表す実施有無情報を携帯端末300に送信して、本ルーチンを終了する。
一方、携帯マイコン310は、PB情報あるいは操作指令を送信した後は(S26,S27)、ステップS28において、給電制限の実施の有無を表す実施有無情報が送信されたか否かについての判断を開始する。そして、ホーム給電コントローラ100から実施有無情報を受信すると、ステップS29において、今まで表示していた給電状況に代えて、携帯表示パネル330に給電制限の実施の有無に関する情報(通知)を表示して本ルーチンを終了する。このステップS29では、給電制限を実施した場合には、その給電制限を実施した旨の表示、および、給電制限を行った電気負荷の名称を表示する。この表示画面には、操作設定を受け付けるボタンが表示されない。従って、携帯マイコン310は、給電制限の実施の有無に関する通知に切り替えた後は、運転者の設定操作を受け付けない。
ホームマイコン110、車載マイコン210、携帯マイコン310は、外出時給電管理制御ルーチンを終了すると、それぞれ、再度、ステップS10,S20,S30からの処理を開始する。従って、次の車両の起動時にこうした処理が開始される。
以上説明した外出時給電管理制御ルーチンによれば、運転者による車両の起動操作を車載端末200が検出すると、その検出情報を携帯端末300に送信し、携帯端末300がホーム給電コントローラ100に対して給電管理情報を要求する。そして、ホーム給電コントローラ100は、運転者の給電計画に基づいて給電管理情報を生成して携帯端末300に送信する。これにより、住宅での給電状況が携帯表示パネル330に表示され、運転者は、この給電状況を確認して給電計画を変更する必要が無ければ、そのままパーキングブレーキを解除して車両の走行を開始させる。このとき、車載端末200は、パーキングブレーキの解除を検出して、その検出情報を携帯端末300を介してホーム給電コントローラ100に送信する。これにより、ホーム給電コントローラ100は、給電計画に基づいて、給電制限対象となる電気負荷が存在する場合には、自動的に給電制限を実施する。また、携帯表示パネル330に表示されていた給電状況が、給電制限の実施の有無を表す表示に切り替わり、運転者は、その確認をすることができる。また、それ以降、給電管理に関する手動操作を行うことができなくなる。
従って、外出時給電管理制御ルーチンによれば、車両の起動に合わせて、携帯端末300に給電状況が表示されるため、運転者にとって適切なタイミングで給電状況が通知される。また、パーキングブレーキを解除する前に、携帯端末から給電計画を変更することもできるため、住宅内で設定変更し忘れた場合でも家に戻る必要はない。また、パーキングブレーキを解除した後は、携帯表示パネル330の表示が切り代わって操作指令をすることができなくなるため安全である。この結果、運転者は、給電状況を確認して安心して運転に集中することができる。また、給電制限は、運転者の設定した給電計画に基づいて行われるものであるため、他の住人の給電計画の実行を邪魔することが無い。例えば、他の住人の部屋の照明を消してしまって迷惑をかけるといった不具合も生じない。
本実施形態の給電管理システムは、車両が自宅に到着したときに、充電ケーブル60の接続を促す機能を備えている。以下、帰宅時に行われる充電ケーブル接続案内処理について説明する。充電計画が設定されている場合には、設定されている時間帯において屋外コンセント50に電力供給される。しかし、屋外コンセント50と車両の受電口と間を充電ケーブル60で接続していなければ、バッテリを充電することができない。そこで、本実施形態においては、運転者が帰宅したときに、充電ケーブル60の接続を忘れないように案内する。
図6は、帰宅時ケーブル接続案内ルーチンを表す。この帰宅時ケーブル接続案内ルーチンは、ホーム給電コントローラ100と車載端末200と携帯端末300との協働により実行される。図中において、右側がホーム給電コントローラ100のホームマイコン110が実行する制御ルーチンであり、中央が携帯マイコン310が実行する制御ルーチンであり、左側が車載マイコン210が実行する制御ルーチンである。
帰宅時ケーブル接続案内ルーチンが起動すると、車載マイコン210は、ステップS50において、ACC信号に基づいてアクセサリー電源スイッチ201がOFF操作されたか否か(ON→OFF)について繰り返し判定する。つまり、運転者の運転操作の一つとして、車両の作動停止用のキー操作の有無を判定する。尚、この判断は、運転者の車両停止操作を判定するものであるため、アクセサリー電源スイッチ201に代えてイグニッションスイッチの状態を判定(ON→OFF)するようにしてもよい。
こうしたACC信号の状態判定を繰り返し、アクセサリー電源スイッチ201がOFFしたことを検出すると(S50:Yes)、車載マイコン210は、ステップS51において、車両位置検出部260により検出される自車両の位置を読み込む。続いて、ステップS52において、自車両の位置が、予め設定登録されている自宅位置であるか否かを判断する。自宅位置とは、自宅駐車スペースを含めた自宅敷地エリアを意味する。
車両位置が自宅位置である場合には、車両が自宅に到着したと推定することができる。この場合、車載マイコン210は、ステップS53において、携帯端末300に対して、車両が自宅に到着したことを表す帰宅情報を送信する。一方、自宅位置でない場合には、ステップS53の処理をスキップして本ルーチンを終了する。
一方、携帯マイコン310は、ステップS60において、車載端末200から帰宅情報が送信されたか否かについて繰り返し判断している。そして、帰宅情報を受信すると、ステップS61において、ホーム給電コントローラ100に対して、充電計画が設定されているか否かを表す充電計画有無情報の要求信号を携帯識別IDとともに送信する。
ホームマイコン110は、ステップS70において、携帯端末300から充電計画有無情報の要求信号が送信されたか否かについて繰り返し判断している。そして、充電計画有無情報の要求信号を携帯識別IDとともに受信すると、ステップS71において、その携帯識別IDに対応するユーザ番号の充電計画をメモリ150から読み込む。携帯識別IDと運転者とは対応するものであるため、運転者の充電計画が読み込まれることになる。続いて、ホームマイコン110は、ステップS72において、その回答である充電計画有無回答を携帯端末300に送信して本ルーチンを終了する。
携帯マイコン310においては、ステップS61で充電計画有無情報の要求信号を送信した後は、ステップS62において、充電計画有無回答が送信されるのを待つ。そして、ホーム給電コントローラ100から充電計画有無回答を受信すると(S62:Yes)、ステップS63において、充電計画が設定されているか否かを判断し、充電計画が設定されている場合には、ステップS64において、充電ケーブル60の接続を促す案内を行う。つまり、屋外コンセント50と車両の受電口とを充電ケーブル60で接続するように案内する。この場合、携帯マイコン310は、発音部340に音声信号を出力して、音声メッセージによる案内を行うとよいが、表示パネル330での表示による案内でもよい。一方、充電計画が設定されていない場合には、ステップS64の処理をスキップして本ルーチンを終了する。
ホームマイコン110、車載マイコン210、携帯マイコン310は、帰宅時ケーブル接続案内ルーチンを終了すると、再度、ステップS50,S60,S70からの処理を開始する。従って、次の車両の作動停止時(ACC信号のON→OFF時)にこうした処理が開始される。
以上説明した帰宅時ケーブル接続案内ルーチンによれば、充電ケーブル60の接続を催促する案内が、運転者の帰宅時(自宅への到着時)という適切なタイミングで行われるため、運転者の充電ケーブル接続忘れを良好に抑制することができる。
この実施形態では、車載端末200で自車両位置を検出する構成であるが、携帯端末300で自車両位置を検出する構成でもよい。その場合には、車載端末200は、帰宅時ケーブル接続案内ルーチンの開始トリガとなる運転状況情報(アクセサリー電源スイッチ201のオフ操作情報)のみを携帯端末300に送信すればよい。また、携帯端末300は、車載端末200から送信された運転状況情報(ACCのON→OFF)を受信したときに、携帯位置検出部360により検出される携帯端末300の位置が自宅位置か否かを判断し、自宅位置であればステップS61からの処理を実施すればよい。
また、この実施形態においては、ホーム給電コントローラ100に記憶されている充電計画を参照する構成であるが、充電計画を携帯端末300に記憶するようにした構成であってもよい。その場合には、ホーム給電コントローラ100に記憶されている充電計画を予め携帯端末300のメモリ350にダウンロードしても良いし、ユーザが携帯端末300に直接入力するようにしてもよい。こうした構成においては、ホーム給電コントローラ100は、帰宅時ケーブル接続案内ルーチンを実施する必要がない。
また、この実施形態においては、充電ケーブル60の接続案内を携帯端末300から行っているが、車載端末200で行っても良い。この場合には、携帯端末300が受信した充電計画有無回答を車載端末200に転送して、車載マイコン210が充電計画有無回答に基づいて発音部240あるいは表示パネル230を作動させて接続案内を行えばよい。また、充電ケーブル60の接続案内をホーム給電コントローラ100で行ってもよい。この場合には、携帯端末300が受信した帰宅情報をホーム給電コントローラ100に転送して、ホームマイコン110が充電計画に基づいて発音部140あるいは表示パネル130を作動させて接続案内を行えばよい。また、これらを組み合わせて複数個所(例えば、車載端末200とホーム給電コントローラ100など)にて接続案内を行うようにすることもできる。
次に、帰宅時ケーブル接続案内ルーチンの変形例について説明する。この変形例では、充電ケーブル60が屋外コンセント50に接続されているか否かを判断し、充電ケーブル60が屋外コンセント50に接続されていない状況においてのみ、充電ケーブル60の接続案内を行う処理を帰宅時ケーブル接続案内ルーチン(図6)に組み込んだものである。
図7は、帰宅時ケーブル接続案内ルーチンにおける変形処理部分を表すもので、携帯マイコン310により実行されるステップS63以降の処理、および、ホームマイコン110により実行されるステップS72以降の処理を表す。他の処理(S50〜S53,S60〜S63,S70〜S72)に関しては、上述した図6の処理と同一である。
ホームマイコン110は、ステップS72において、充電計画有無回答を携帯端末300に送信すると、続いて、ステップS73において充電計画が設定されているか否かを判断し、充電計画が設定されていない場合には、本ルーチンを終了する。一方、充電計画が設定されている場合には、ステップS74において、接続検出器51の検出信号を読み込む。続いて、ホームマイコン110は、ステップS75において、接続検出器51の検出信号がON、つまり、充電ケーブル60が屋外コンセント50に接続されているか否かを判断する。接続検出器51の検出信号がOFF、つまり、充電ケーブル60が屋外コンセント50に接続されていないことが検出された場合(S75:No)には、ステップS76において、携帯端末300に対して、接続検出情報として接続無情報を送信し、その処理をステップS74に戻す。一方、検出信号がON、つまり、充電ケーブル60が屋外コンセント50に接続されていることが検出された場合(S75:Yes)には、ステップS77において、携帯端末300に対して、接続検出情報として接続有情報を送信して本ルーチンを終了する。
携帯マイコン310は、ステップS63において、充電計画が設定されていると判断した場合には(S63:Yes)、ステップS65において、ホーム給電コントローラ100から送信される接続検出情報が接続有情報であるか否かを判断する。接続無情報である場合(S65:No)には、ステップS64において、上述したように充電ケーブル60の接続を促す案内(接続案内)を行い、その処理をステップS65に戻す。一方、ホーム給電コントローラ100から送信された接続検出情報が接続有情報である場合(S65:Yes)には、接続案内を行う必要が無いため、そのまま本ルーチンを終了する。また、ステップS63において、充電計画が設定されていないと判断した場合(S63:No)においても、接続案内を行う必要が無いため、そのまま本ルーチンを終了する。
この変形例によれば、充電ケーブル60が屋外コンセント50に接続されていない状態では、充電ケーブル60の接続案内が繰り返され、充電ケーブル60が屋外コンセント50に接続されたことが検出されると、接続案内が終了する。この場合、充電ケーブル60の接続案内は、適宜定めた周期で繰り返すようにすれば良く、連続して行う必要はない。
従って、この変形例によれば、充電ケーブル60の接続状況に応じた一層適切な接続案内を行うことができる。この変形例においても、接続案内は、車載端末200で行っても良いし、ホーム給電コントローラ100で行っても良い。車載端末200で行う場合には、例えば、携帯マイコン310がステップS65において充電ケーブル60の未接続を検出したときに(S65:No)、車載マイコン210に対して充電ケーブル60の接続案内指令を出力するようにすればよい。また、ホーム給電コントローラ100で行う場合には、ステップS75において、充電ケーブル60の未接続を検出したときに(S75:No)、発音部140あるいは表示パネル130を作動させて接続案内を行えばよい。
上述の例は、ホーム給電コントローラ100が設けられた自宅に帰宅したときの処理であるが、外出先で自車両のバッテリを充電する計画を立てている場合には、以下のようにするとよい。
例えば、インターネット等の通信網400に接続される給電情報サーバー500に、個人毎の充電計画を記憶するデータベースを設ける。運転者は、携帯端末300から給電情報サーバー500にアクセスして、予め、自身の充電計画と携帯識別IDとを関連付けてデータベースに登録しておく。こうした環境において、以下の到着時ケーブル接続案内ルーチンを実行する。
図8は、到着時ケーブル接続案内ルーチンを表す。この到着時ケーブル接続案内ルーチンは、給電情報サーバー500と車載端末200と携帯端末300との協働により実行される。図中において、右側が給電情報サーバー500の実行する制御ルーチンであり、中央が携帯マイコン310の実行する制御ルーチンであり、左側が車載マイコン210の実行する制御ルーチンである。尚、説明に当たって、上述した帰宅時ケーブル接続案内ルーチン(図6)と同様な処理については、帰宅時ケーブル接続案内ルーチンと同じステップ番号を付与し簡単な説明に留める。
到着時ケーブル接続案内ルーチンが起動すると、車載マイコン210は、アクセサリー電源スイッチ201がOFF操作されるまで待機し(S50)、アクセサリー電源スイッチ201がOFFしたことを検出すると、車両位置検出部260により検出される自車両の位置を読み込む(S51)。続いて、ステップS52’において、自車両の位置が、車載端末200のナビゲーションで設定されている目的地であるか否かを判断する。運転者は、外出先で車両のバッテリを充電しようと計画している場合には、予め、ナビゲーションの目的地をその外出先に設定しておく。
車載マイコン210は、自車両の位置が目的地である場合には、ステップS53’において、携帯端末300に対して、車両が目的地に到着したことを表す到着情報を送信する。一方、目的地でない場合には、ステップS53’の処理をスキップして本ルーチンを終了する。
一方、携帯マイコン310は、ステップS60’において、車載端末200から到着情報が送信されたか否かについて繰り返し判断している。そして、到着情報を受信すると、ステップS61’において、給電情報サーバー500に対して、充電計画が設定されているか否かを表す充電計画有無情報の要求信号を携帯識別IDとともに送信する。
給電情報サーバー500は、ステップS70’において、携帯端末300から充電計画有無情報の要求信号が送信されたか否かについて繰り返し判断している。そして、充電計画有無情報の要求信号を携帯識別IDとともに受信すると、ステップS71’において、その携帯識別IDに対応するユーザ番号の充電計画をデータベースから読み込み、続くステップS72’において、その回答である充電計画有無回答を携帯端末300に送信する。
携帯マイコン310においては、ステップS61’で充電計画有無情報の要求信号を送信した後は、ステップS62’において、給電情報サーバー500から充電計画有無回答が送信されるのを待つ。そして、給電情報サーバー500から充電計画有無回答を受信すると(S62’:Yes)、ステップS63において、充電計画が設定されているか否かを判断し、充電計画が設定されている場合には、ステップS64において、充電ケーブル60の接続を促す案内を行う。
以上説明した到着時ケーブル接続案内ルーチンによれば、運転者が外出先に到着したときに、充電ケーブル60の接続を催促する案内が運転者に提供されるため、運転者の充電ケーブル接続忘れを抑制することができる。この場合、上述したように車載端末200側で接続案内を行うようにしてもよい。
尚、この実施形態では、給電情報サーバー500に充電計画を記憶するように構成しているが、携帯端末300のメモリ350に充電計画を記憶するようにしてもよいし、車載端末200のメモリ250に充電計画を記憶するようにしてもよい。その場合には、給電情報サーバー500と交信する必要がなくなり、簡易なシステム構成にすることができる。
また、本実施形態の給電管理システムは、ホーム給電コントローラ100で充電計画を設定したときに、充電ケーブル60の接続を促す機能を備えている。図9は、ホームマイコン110により実行される充電計画設定時ケーブル接続案内ルーチンを表す。充電計画設定時ケーブル接続案内ルーチンは、充電計画設定モードにおいて起動し、まず、ステップS80において、設定ボタン142が押されて充電計画が設定されたか否かを判断する。設定ボタン142が押されるまで、こうした処理を繰り返し、充電計画が設定されると、ステップS81において、接続検出器51の検出信号を読み込む。続いて、ステップS82において、接続検出器51の検出信号がOFF、つまり、充電ケーブル60が屋外コンセント50に接続されていないか否かを判断する。接続検出器51の検出信号がOFF、つまり、充電ケーブル60が屋外コンセント50に接続されていない状況であれば、ステップS83において、充電ケーブル60の接続を促す接続案内を行う。この場合、発音部140に音声信号を出力して、音声メッセージによる案内を行うとよいが、表示パネル130での表示による案内でもよい。一方、接続検出器51の検出信号がON、つまり、充電ケーブル60が屋外コンセント50に接続されている状況であれば、ステップS83の接続案内処理をスキップして本ルーチンを終了する。
以上説明した充電計画設定時ケーブル接続案内ルーチンによれば、充電計画を設定したときに、充電ケーブル60が屋外コンセント50に接続されていない状況であれば、自動的に接続案内をするようにしているため、充電ケーブル60の接続忘れによる充電の失敗を防止することができる。
以上、本実施形態の給電管理システムについて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、携帯端末300の携帯表示パネル330に給電管理情報を表示する構成であるが、携帯端末300がホーム給電コントローラ100から受信した給電管理情報を車載端末200に転送して、車載端末200の車載表示パネル230においても給電状況を表示する構成を採用することができる。また、この構成において、車載表示パネル230での操作指令を受け付けて、その操作指令を携帯端末300を介してホーム給電コントローラ100に送信するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、ホーム給電コントローラ100は、携帯端末と通信網400を介して通信する構成であるが、ホーム給電コントローラ100の通信部120に近距離通信機能を追加して設け、通信部120から、車載端末200の車載側通信270,携帯端末300の携帯側通信部370に対して相互に通信できるようにした構成を採用することができる。この場合、例えば、外出時給電管理制御ルーチンにおいて、車載マイコン210は、ステップS10で車両の起動を検出したときに、直接、ホーム給電コントローラ100に対して、給電管理情報要求信号および自車両を特定する車両識別IDを送信する。そして、ホームマイコン110は、給電管理情報要求信号を受信すると、車両識別IDに対応するユーザ番号の給電計画を読み込んでステップS32からの処理を行うようにすればよい。この場合、予め、ホーム給電コントローラ100のメモリ150に、給電計画に使われるユーザ番号と車両識別IDとの対応付けを設定記憶しておく。車両識別IDと、その車両を運転する運転者とは一対一に対応するものであるため、車両識別IDから運転者を特定することができる。従って、ホーム給電コントローラ100は、複数の車両のそれぞれの運転者に対応した給電管理情報を送信することができる。
こうした構成においては、車載マイコン210は、携帯端末300を介さずに、直接、ホーム給電コントローラ100と交信できるため、例えば、給電管理情報を車載端末200に送信して、車載表示パネル230で給電状況を表示する事もできる。また、車載マイコン210は、PB信号および操作指令をホーム給電コントローラ100に送信することもできる。また、車載マイコン210で、ホーム給電コントローラ100から給電制限の実施有無情報を受信するように構成することもできる。この場合には、車載表示パネル230で給電制限の実施状況を表示させればよい。
このように、ホーム給電コントローラ100に車載端末200と交信できる機能を設けることで、運転者が携帯端末300を所持しない場合でも、車両側で外出時給電管理を行うことができる。尚、車両が自宅から離れた場合には、ホーム給電コントローラ100は、車載端末200、携帯端末300に対して近距離通信を行うことができないため、外出先で行う到着時ケーブル接続案内ルーチンに関しては、通信網400を使って携帯端末300と交信するようにすればよい。
また、車載端末200に、通信網400と通信接続するための外部通信部を設けた構成を採用することもできる。この場合には、運転者が携帯端末300を所持していなくても、車載端末200が給電情報サーバー500とアクセスして到着時ケーブル接続案内ルーチンを実行することができる。
このような給電管理システムにおいては、運転者への給電管理情報の提供を含めた給電管理を行うための種々の機能をホーム給電コントローラ100と車載端末200と携帯端末300とに分担して実行するが、それらの機能の分担は任意に設定できるものである。以下、その機能を簡単にまとめて説明する。
図10は、上述した実施形態の給電管理システムにおける機能をブロック図にて表したものである。各機能部A〜Oは、ホームマイコン110、車載マイコン210、携帯マイコン310の制御プログラムの実行により実際されるものである。計画設定部Aは、電気負荷の給電計画を設定して、給電計画を計画記憶部Bに出力する。ユーザ特定部Cは、給電計画におけるユーザを特定してユーザ情報(ユーザ番号)を出力する。また、ユーザ特定部Cは、携帯識別IDあるいは車両識別IDからユーザを特定する。計画記憶部Bは、ユーザ特定部Cにより特定されたユーザ番号に対応付けて給電計画を記憶する。モニタ部Eは、センサユニット40にて検出される電流値を読み取り、その電流値から得られる消費電力を数値表示する。比較部Dは、モニタ部Eにてモニタされる消費電力と、計画記憶部Bに記憶されている給電計画に設定された設定値とを比較し、電気負荷ごとに設定値に対する消費電力の超過度合を演算して超過度合情報を出力する。
超過度合表示部Fは、比較部Dから出力された超過度合情報に基づいて、超過度合を色分け表示するための超過度合表示情報を生成して、超過度合を色分け表示する。運転状況検出部Gは、車両の運転状況信号(ACC信号とPB信号)を取得して運転状況を検出し、運転状況情報を出力する。操作指令部Hは、操作者による給電計画に対する変更操作を検出して操作指令を出力する。
給電制御部Iは、比較部Dから出力された超過度合情報と、運転状況検出部Gで検出された運転状況を表す運転状況情報(PB情報)と、操作指令部Hから出力された操作指令とを入力し、パーキングブレークが解除されたとき、あるいは、操作指令を受けたときに、給電計画あるいは操作指令にしたがって制御ユニット30を駆動制御して給電制限を行う。実施状況検出部Jは、給電制御部Iが実施した給電制限の実施状況を検出し、給電制限実施有無情報を出力する。情報切替部Kは、モニタ部Eで表示されている各電気負荷の消費電力のモニタ情報と、超過度合表示部Fで表示されている超過度合表示情報と、実施状況検出部Jから出力される給電制限実施有無情報を入力するとともに、ユーザ特定部Cから出力されるユーザ番号と、運転状況検出部Gから出力される運転状況情報に応じて、情報提供部Lに出力する情報を切り替える。この場合、情報切替部Kは、運転状況検出部Gから出力される車両起動信号を入力したときに、ユーザ番号に応じた各電気負荷の消費電力のモニタ情報と超過度合表示情報とを情報提供部Lに出力する。これにより、情報提供部Lでは、モニタ情報と超過度合表示情報とを表す通知を運転者に提供する。また、情報切替部Kは、実施状況検出部Jから出力される給電制限実施有無情報を入力したときに、給電制限実施有無情報を情報提供部Lに出力する。これにより、情報提供部Lでは、給電制限実施有無を表す情報(通知)を運転者に提供する。
また、到着検出部Mは、車両の到着(帰宅あるいは目的地への到着)を検出して到着検出情報を出力し、接続検出部Nは、充電ケーブル60の屋外コンセント50への接続状況を表す接続情報を出力する。接続案内部Oは、到着検出部Mから到着検出信号が出力され、かつ、接続検出部Nから接続無情報が出力されているときに、充電ケーブル60を屋外コンセント50に接続するように案内する。また、接続案内部Oは、計画設定部Aにて給電計画が設定されたとき、接続検出部Nから接続無情報が出力されているときに、充電ケーブル60を屋外コンセント50に接続するように案内する。
20…分電盤、30…電力供給制御ユニット、31…開閉器、40…センサユニット、41…電流センサ、50…屋外コンセント、51…接続検出器、60…充電ケーブル、100…ホーム給電コントローラ、110…マイコン(ホームマイコン)、120…通信部、130…表示パネル、131…表示部、132…操作部、133…負荷名称表示エリア、134…電力表示エリア、135…登録設定表示ボタン、136…ユーザ切替ボタン、137…モード切替ボタン、138…詳細設定ボタン、140…発音部、139…充電計画画面、141…充電時間帯設定エリア、142…設定ボタン、143…キャンセルボタン、144…計画中止ボタン、150…メモリ、160…駆動部、170…入力部、200…車載情報端末、201…アクセサリー電源スイッチ、202…パーキングブレーキスイッチ、210…マイコン(車載マイコン)、211…制御処理部、212…車載側給電管理部、230…車載表示パネル、231…表示部、232…操作部、240…発音部、250…メモリ、260…車両位置検出部、270…車載側通信部、300…個人携帯情報端末、310…マイコン(携帯マイコン)、311…制御処理部、312…携帯側給電管理部、330…携帯表示パネル、331…表示部、332…操作部、340…発音部、350…メモリ、360…携帯位置検出部、370…携帯側通信部、380…外部通信部、400…通信網、500…給電情報サーバー、A…計画設定部、B…計画記憶部、C…ユーザ特定部、D…比較部、E…モニタ部、F…超過度合表示部、G…運転状況検出部、H…操作指令部、I…給電制御部、J…実施状況検出部、K…情報切替部、L…情報提供部、M…到着検出部、N…接続検出部、O…接続案内部、EV…電動車両。

Claims (10)

  1. 住宅等の建物における電気負荷への給電状態を管理するための給電管理情報を車両の運転者に提供する情報提供手段を備えた給電管理システムにおいて、
    前記電気負荷の給電計画を設定するための給電計画設定手段と、
    前記設定された給電計画を記憶する給電計画記憶手段と、
    車両の運転状況を取得する運転状況取得手段と
    を備え、
    前記情報提供手段は、前記給電計画記憶手段により記憶された給電計画に基づいた給電管理情報を、前記運転状況取得手段により取得した運転状況が予め設定した設定状況となるときに車両の運転者に提供することを特徴とする給電管理システム。
  2. 運転状況が取得される車両の運転者を特定する運転者情報を取得する運転者特定手段を備え、
    前記給電計画記憶手段は、前記運転者ごとに計画された前記運転者情報に関連付けられた給電計画を記憶し、
    前記情報提供手段は、前記運転者特定手段により特定された運転者用の給電計画に基づいた給電管理情報を車両の運転者に提供することを特徴とする請求項1記載の給電管理システム。
  3. 前記電気負荷の電力消費をモニタする電力モニタ手段と、
    前記給電計画記憶手段に記憶された給電計画と、前記電力モニタ手段によりモニタされる電気負荷の電消費電力とに基づいて、前記電力モニタ手段でモニタされる前記電気負荷の消費電力が、前記給電計画における消費電力設定値に対して許容範囲を超えている場合に、運転者に対して給電超過であることを通知するための給電超過通知情報を前記給電管理情報として生成する給電超過通知情報生成手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の給電管理システム。
  4. 前記運転状況取得手段として、パーキングブレーキの状態を検出するパーキングブレーキ検出手段と、運転者の運転する車両の起動を検出する車両起動検出手段とを備え、
    前記情報提供手段は、前記車両の起動が検出されたことを検出して前記給電管理情報の提供を開始し、前記車両の起動が検出された後であって、前記パーキングブレーキが解除されていない場合と解除されている場合とで、前記運転者に提供する前記給電管理情報を切り替える情報切替手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の給電管理システム。
  5. 前記電気負荷の給電状態を制御する給電制御手段と、
    前記車両の起動が検出された後であって、前記パーキングブレーキが解除されたことが検出された場合に、前記給電制御手段に対して、前記車両の運転者の給電計画に基づいて電気負荷の給電状態を制御するように指令する給電制御指令手段と
    を備え、
    前記情報切替手段は、前記車両の起動が検出された後であって、前記パーキングブレーキの解除が検出されていない場合は、前記給電超過通知情報を前記給電管理情報として運転者に提供し、前記パーキングブレーキの解除が検出された場合には、前記電気負荷の給電状態を制御した旨を表す給電制御実施情報を前記給電管理情報として運転者に提供するように切り替えることを特徴とする請求項4記載の給電管理システム。
  6. 前記給電計画記憶手段は、住宅等の建物に設けた電力供給口から電動車両のバッテリへ電力供給する充電計画を含むものであり、
    前記電動車両が前記住宅等の建物に到着することを検出する到着検出手段を備え、
    前記情報提供手段は、前記電動車両の到着の検出に基づいて、充電ケーブルを前記電力供給口に接続するように促す接続案内情報を前記給電管理情報として運転者に提供することを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか一項記載の給電管理システム。
  7. 前記電力供給口に充電用ケーブルが接続されているか否かを判定するケーブル接続判定手段を備え、
    前記情報提供手段は、前記到着検出手段により前記電動車両の到着が検出されている状態で、前記ケーブル接続判定手段により前記電力供給口に前記充電用ケーブルが接続されていないと判定されている場合に、前記充電ケーブルを前記電力供給口に接続するように促す接続案内情報を前記給電管理情報として運転者に提供することを特徴とする請求項6記載の給電管理システム。
  8. 住宅等の建物に設けた電力供給口から電動車両のバッテリへ電力供給する充電計画を設定するための充電計画設定手段と、
    前記設定された充電計画を記憶する充電計画記憶手段と、
    前記電動車両が住宅等の建物に到着することを検出する到着検出手段と、
    前記充電計画が設定記憶されている場合には、前記電動車両の到着の検出に基づいて、充電ケーブルを前記電力供給口に接続するように促す接続案内を報知する到着時接続案内報知手段と
    を備えたことを特徴とする給電管理システム。
  9. 前記電力供給口に充電用ケーブルが接続されているか否かを判定するケーブル接続判定手段を備え、
    前記到着時接続案内報知手段は、前記到着検出手段により前記電動車両の到着が検出されている状態で、前記ケーブル接続判定手段により前記電力供給口に前記充電用ケーブルが接続されていないと判定されている場合に、前記充電ケーブルを前記電力供給口に接続するように促す接続案内を報知することを特徴とする請求項8記載の給電管理システム。
  10. 前記電力供給口に充電用ケーブルが接続されているか否かを判定するケーブル接続判定手段と、
    前記充電計画設定手段により前記充電計画が設定されたとき、前記ケーブル接続判定手段により前記電力供給口に前記充電用ケーブルが接続されていないと判定されている場合に、前記充電ケーブルを前記電力供給口に接続するように促す接続案内を報知する計画時接続案内報知手段と
    を備えたことを特徴とする請求項8または9記載の給電管理システム。
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