JP2012099611A - 処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板と吸着パッドとの間の吸着エラーを防止することが可能な処理装置を提供すること。
【解決手段】処理対象の基板に所定の処理を施す処理部と、基板を載置して、基板を搬送する搬送ステージとを有する処理装置であって、搬送ステージは、基板を搬送する搬送方向に沿って見たときに端部が中央部よりも鉛直下方に位置する上面を有し、この上面の上方に配置される基板を直接的または間接的に支持する支持手段と、基板を搬送方向と平行に延びる搬送軸に沿って移動可能に保持する保持部材と、保持部材を搬送軸に沿って移動させる駆動部と、を備え、支持手段が基板を支持する支持高さは、処理部が設けられた処理部設置領域において保持部材が基板を保持する保持高さと同じであり、処理部設置領域以外の領域において保持高さより低い。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、フラットパネルディスプレイ用のガラス基板や半導体基板やプリント基板などを検査・処理する処理装置に関する。
近年、ガラス基板や半導体基板やプリント基板(以下、基板という)などの製造において、基板の検査等の処理を行う処理装置がある。処理装置は、基板の検査処理を行う処理部と、外部から処理部へ基板を搬送または処理部から外部へ基板を搬送する搬送部とを有する。
搬送部は、基板を搬送する搬送面に複数の空気穴を有し、この空気穴から空気を吹き出すことによって基板を浮上させる浮上プレートと、基板を吸着し、搬送方向に移動可能な吸着パッドとを備える。搬送部は、浮上プレートによって浮上した基板に吸着した吸着パッドが移動することで基板の搬送を行う。
ところで、処理装置は、処理部に搬送された基板に撓み等があると、基板に対する処理精度の低下を引き起こすおそれがあるため、少なくとも処理部において、基板の表面を平坦にする必要がある。この処理装置は、処理部及び搬送部の基板搬送面の平坦度を調整するとともに、処理部と搬送部との連結部における連結高さが平坦になるように調整されている。
上述した処理装置として、検査部に搬送方向に垂直な方向の浮上プレート(横置き浮上部材)を配置し、処理部における基板の表面平坦度を向上させる技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。この処理装置では、浮上プレートによって浮上した基板の下面を吸着パッドによって保持して、基板の搬送を行っている。
特開2009−256029号公報
しかしながら、特許文献1が開示する処理装置は、基板を搬送する搬送面の平坦度を精密に規定しているため、搬送中に微小な振動等が生じると、吸着パッドと基板との吸着状態が解除されてしまい、吸着エラーとなってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、基板と吸着パッドとの間の吸着エラーを防止することが可能な処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる処理装置は、処理対象の基板に所定の処理を施す処理部と、前記基板を載置して、該基板を搬送する搬送ステージとを有する処理装置であって、前記搬送ステージは、前記基板を搬送する搬送方向に沿って見たときに端部が中央部よりも鉛直下方に位置する上面を有し、この上面の上方に配置される前記基板を直接的または間接的に支持する支持手段と、前記基板を前記搬送方向と平行に延びる搬送軸に沿って移動可能に保持する保持部材と、前記保持部材を前記搬送軸に沿って移動させる駆動部と、を備え、前記支持手段が前記基板を支持する支持高さは、前記処理部が設けられた処理部設置領域において前記保持部材が前記基板を保持する保持高さと同じであり、前記処理部設置領域以外の領域において前記保持高さより低いことを特徴とする。
本発明にかかる処理装置は、搬送部に傾斜を設け、吸着パッドを移動させる搬送軸を水平に配置することによって、搬送部が形成する搬送面と吸着パッドが基板を吸着する吸着面とに高低差を形成し、基板が吸着パッドに対して自重を大きく加えるようにしたので、基板と吸着パッド間の吸着エラーを防止することが可能であるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるフラットパネルディスプレイ(FPD)検査装置の構成を模式的に示す上面図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかるFPD検査装置の構成を模式的に示す側面図である。 図3は、図2に示す搬送ステージを模式的に示す模式図である。 図4は、図1に示すFPD検査装置のA−A線断面を示す断面図である。 図5は、本発明の実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例1を示す断面図である。 図6は、本発明の実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例2を示す断面図である。 図7は、本発明の実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例3を示す断面図である。 図8は、本発明の実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例4を示す断面図である。 図9は、本発明の実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例4を示す断面図である。 図10は、本発明の実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例4の要部の構成を示す断面図である。 図11は、本発明の実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例5を示す断面図である。 図12は、本発明の実施の形態2にかかるFPD検査装置の構成を模式的に示す上面図である。 図13は、図12に示すFPD検査装置のB−B線断面を示す断面図である。 図14は、本発明の実施の形態2にかかるFPD検査装置の変形例を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎず、従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1にかかる処理装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、基板の検査装置を例に挙げて説明する。検査装置は、インライン型であってもよいし、オフライン型であってもよい。
図1は、本実施の形態1にかかるフラットパネルディスプレイ(FPD)検査装置の概略構成を示す上面図である。図2は、本実施の形態1にかかるFPD検査装置の構成を模式的に示す側面図である。図1に示すように、FPD検査装置1は、矩形をなす基板Wの欠陥を検出する検査ユニット100(処理部)を保持するガントリステージ10と、基板Wを搬送する搬送ステージ12,20,21と、を備える。
ガントリステージ10および搬送ステージ12,20,21は、たとえば図1,2に示すような架台11に固定される。架台11は、たとえばブロック状の大理石やスチール材を組み合わせたフレームなど、耐震性の高い部材によって構成される。加えて、架台11と設置面(たとえば床)との間には、たとえばスプリングや油圧ダンパなどで構成された振動吸収機構13が設けられる。これにより、搬送ステージ12,20,21および検査ユニット100の振動がさらに防止される。
搬送ステージ12,20,21は、例えば複数の板状部材が基板Wの搬送方向Dと垂直な方向に沿ってすのこ状に並べられた構造を有する。この搬送ステージ12,20,21を搬送方向Dに沿って並べることで、基板Wの搬送経路が形成される。各搬送ステージ12,20,21の板状部材には、上面で基板Wを保持し、搬送方向Dに回転可能な支持手段としてのフリーローラ121,201,211がそれぞれ設けられる。また、搬送ステージ20の搬送方向Dに垂直な方向である幅方向の中央には、搬送方向Dに駆動し、基板Wを吸着して搬送する駆動機構30が設けられる。なお、フリーローラ121,201,211は、ラグランジュ点の間隔のように基板Wの撓み振動が発生しないような間隔で配置されることが好ましい。また、基板Wの位置決め方法としては、搬送ステージ20上に搬入された基板Wを支持して搬送ステージ20に載置するリフトピン、および搬送ステージ20に載置された基板Wを整列させる整列機構等を用いる方法が挙げられる。
駆動機構30は、搬送方向Dの水平方向に平行な搬送軸31上を移動する駆動部32と、駆動部32に支持される支持部材33と、支持部材33に支持され、図示しないポンプによる吸気によって基板Wを吸着保持する吸着パッド34(保持部材)と、を有する。駆動機構30は、搬送軸31としてリニアモータガイドを用いるとともに、駆動部32としてリニアモータを用いることによって実現される。
なお、駆動機構30は、搬送ステージの幅方向の中央に設けられることによって、搬送ステージに搬入された基板Wの重心位置を含む領域を保持することが可能となり、安定した基板搬送を行うことができる。また、基板Wを損傷することなく搬送可能であれば、駆動機構30の配設位置は如何なる位置でもよいし、駆動機構30は、複数設けられてもよい。
図3は、図2に示す搬送ステージを模式的に示す模式図である。図3に示すように、搬送ステージ20,21は、搬送ステージ12側の端部から遠ざかるに従って鉛直方向の高さ(上面)が低くなっている。搬送ステージ20,21は、例えば、ねじの突っ張りによって高さが固定されている。なお、搬送ステージ20,21は、片持ち梁状の支持部材22,23によってそれぞれ支持されているため、搬送ステージ20,21の高さを調整する際には、搬送ステージ20,21の自重による撓みも考慮される。また、基板Wの搬送が可能であれば、水平面と平行な上面の搬送ステージ20,21の上面の高さが搬送ステージ12の上面より低くなるように搬送ステージを配設してもよい。
ここで、フリーローラの上端を通過する面L2の水平面L3に対する鉛直方向の最大の高さの差d1は、数mm〜数十mm程度であり、2〜3mm程度であればより好ましい。なお、吸着パッド34の基板Wの吸着面は、駆動部32の駆動によって水平面L3上を移動する。
また、搬送ステージ20,21に駆動部を設け、基板等の種類、性質によって傾斜の角度を変更できるようにしてもよい。この駆動部は、空圧シリンダや電動モータなどを用いることが挙げられる。
検査ユニット100は、搬送ステージ12が形成する搬送経路上に設定された、搬送ステージ12の幅方向に平行な検査ラインL1を通過する基板Wを、顕微鏡101を介して撮像する図示しない撮像部を有する。この検査ユニット100によって取得された画像を解析することで、基板Wに欠陥が存在するか否かを検出することができる。なお、検査ユニット100は、検査ラインL1に沿って移動することが可能である。本説明では、検査ユニット100が設けられる領域を検査空間PR1という。また、検査空間PR1以外の領域を搬送空間TR1,TR2という。
なお、検査ユニット100は、たとえば基板Wの欠陥部分に対して行うレーザ照射修復や塗布修正等の修復ユニット、観察・画像保存する撮像ユニット、配線等の寸法測定、膜厚測定、色測定などを行う測定ユニットなどの処理を所定の位置で施す他の処理ユニットに置き替えることもできる。すなわち、処理ユニットには、検査ユニット、修復ユニット、撮像ユニット、露光ユニット、測定ユニット等が含まれる。また、本実施の形態にかかるFPD検査装置は、基板Wを載置するステージ上で、上述した処理ユニットが基板に対して各処理を行う構成も含む。
また、FPD検査装置1が、検査空間PR1および搬送空間TR1,TR2を囲む外装を備えていれば、内部空間(クリーンルーム)を形成することができるので好ましい。このクリーンルームは、基板の搬入口および搬出口ならびに下部のダクト以外、密閉された空間である。外装は、検査ユニット100の上方に、内部空間にクリーンな空気(以下、クリーンエアという)を送り込むFFUを有する。
FFUは、例えば、パーティクルなどのダストが除去されたクリーンエアを送出する。この結果、特に検査ユニット100近傍および検査ラインL1周辺(検査空間PR1)を、ダストの少ないクリーンな状態とする。また、検査ユニット100近傍および検査ラインL1周辺に集中して送出されたクリーンな空気は、クリーンルーム内でダウンフローを形成したのち、排気口から排気される。
図4は、図1に示すFPD検査装置のA−A線断面を示す断面図である。図4の断面図が示す位置においては、搬送ステージの各板状部材20A〜20Fのフリーローラ201の上端を通過する面(支持高さ)が吸着パッド34の基板Wの吸着面の高さ(保持高さ)と比して低くなっているため、吸着パッド34には、フリーローラ201と比して基板Wの重量が大きく付加される。このため、吸着パッド34の基板Wの吸着を一段と確実なものとすることが可能となる。
上述した実施の形態1のように、搬送ステージに傾斜を設け、吸着パッドを移動させる搬送軸を水平に配置することによって、搬送ステージのフリーローラの上端が通過する面と、吸着パッドが基板を吸着する吸着面とに高低差を形成し、基板が吸着パッドに対して自重を大きく加えることで、吸着パッドが基板を一段と確実に吸着することが可能となる。これにより、基板と吸着パッドとの間の吸着エラーを防止することが可能となる。
なお、検査空間PR1は、搬送ステージ12のフリーローラ121の上端が通過する面は水平が維持されており、特に、基板Wの検査ラインL1における平面は水平面が形成されているため、基板Wを水平な状態を維持して検査等を行うことができる。
(変形例)
図5は、本実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例1を示す断面図である。図5は、図4に示す断面図に対応している。FPD検査装置1aは、外縁側の板状部材20A,20B,20E,20Fのフリーローラ202a〜202dの上端側が、搬送ステージの幅方向の外縁側に向けて段階的に傾斜が大きくなっている。また、フリーローラ202a〜202dは、外縁側に向けて上端の高さが低くなっており、フリーローラ202a〜202dの上端が通過する面は、弧状(球面状)をなしている。上述した変形例1にかかる構成によって、吸着パッド34に加わる基板Wの鉛直下方の力を一段と大きくできるため、一段と確実な吸着を実現することが可能となる。
図6は、本実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例2を示す断面図である。図6は、図4に示す断面図に対応している。FPD検査装置1bは、外縁側の板状部材20A,20B,20E,20Fのフリーローラ203の径が、内側の板状部材20C,20Dに設けられているフリーローラ201の径と比して大きい。これにより、各フリーローラ201,203の上端が通過する面が異なるため、基板Wは、板状部材20C,20D間で下方に向けた撓みを生ずる。したがって、吸着パッド34の吸着面に対して基板Wの撓みによる負荷が加わり、一段と安定した吸着を実現することができる。なお、同一の径のフリーローラを用いて、フリーローラの上端の高さが外縁側と内側とで異なるように配置してもよい。
図7は、本実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例3を示す断面図である。図7は、図4に示す断面図に対応している。FPD検査装置1cは、駆動機構30が配設されている板状部材20C,20Dのフリーローラ201間の距離d2(支持部材の間隔)が、駆動機構30が配設されていない板状部材20A,20B,20E,20Fのフリーローラ201間の距離と比して大きくなっている。これにより、基板Wは、板状部材20C,20D間で撓みを生ずる。この際、吸着パッド34の吸着面に対して基板Wの撓みによる負荷が加わり、構成を複雑にせずに一段と確実な吸着を実現することができる。なお、支持部材は、板状部材およびフリーローラによって構成される。ここで、支持部材の間隔は、使用する基板の厚さ等に応じて変更可能である。例えば、基板の厚さが厚い場合は、基板の厚さが薄いものと比して撓み難いため、間隔を広くする。このとき、基板の厚さは製造工程によっても変わるため、その工程における基板の厚さに応じた間隔に変更することが好ましい。
図8,図9は、本実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例4を示す断面図である。図10は、本実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例4の要部の構成を示す断面図である。図8,9に示すように、FPD検査装置1dは、駆動機構30は、駆動部32に連結され、吸着パッド34を上下動させる昇降部材35を備える。昇降部材35は、吸着パッド34を支持し、昇降駆動可能な昇降部35aを有する。図8は、搬送ステージ20,21(搬送空間TR1,TR2)における断面図(図4対応)である。図8に示すように、吸着パッド34の吸着面は、昇降部35aの上昇によって、フリーローラ201の上端が通過する面と比して高くなっている。これにより、基板Wは、吸着パッド34に対してより大きい接触荷重を加えるため、一段と確実な吸着を実現することができる。
また、図9は、搬送ステージ12(検査空間PR1)における搬送方向に垂直な方向の断面図である。検査空間では、昇降部35aによって、吸着パッド34の吸着面が、少なくともフリーローラ201が形成する搬送面以下の高さとなるように調整される。これにより、検査時における基板Wの面に撓み等の変形がなく、検査を行うことができる。
なお、吸着パッド34と昇降部35aとは着脱可能に設けられ、図10に示すように、昇降部35aが下降した際に、吸着パッド34が基板Wを吸着した状態を維持している。この場合、吸着パッド34に対してポンプ等の制御を昇降部35aと同時に行う必要なく、昇降部35aのみの制御で実現できる。なお、吸着パッド34と昇降部35aとが一体であって、吸着パッド34が昇降部35aの下降に連動して基板Wから離脱してもよい。このとき、基板Wは、一方の吸着パッド側の昇降部が吸着パッドから離脱するが、他方の吸着パッドによって吸着されているため、基板Wは搬送ステージ上で支持された状態を維持している。
図11は、本実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例5を示す断面図である。図11に示すFPD検査装置1eは、図4に示す断面図に対応し、駆動部32A,32Bおよび吸着パッド34A,34Bをそれぞれ有する2つの駆動機構30A,30Bを備えている。ここで、各駆動機構30A,30Bは、搬送ステージ20の幅方向における中心線L4に対して対称となる位置にそれぞれ配置される。これにより、基板Wは、均一な撓みで吸着パッド34に支持されるとともに、吸着パッド34の吸着面に対して基板Wの撓みによる負荷が加わり、一段と確実な吸着を実現することができる。
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2にかかるFPD検査装置の構成を模式的に示す上面図である。図13は、図12に示すFPD検査装置のB−B線断面を示す断面図である。実施の形態2では、浮上搬送ステージ40〜42に載置された基板Wを支持手段としてのエアによって浮上させ、基板Wとの摩擦をなくし、摩擦によって起こる基板の損傷を防止して搬送を行う。また、実施の形態1と同様に、ガントリステージ10等の検査ユニットが設けられる領域を検査空間PR2、検査空間PR2以外の領域を搬送空間TR3,TR4が設けられている。なお、図1等に示す構成と同様の構成については、同一の符号を付してある。
浮上搬送ステージ40〜42は、搬送方向Dに延び、搬送面上で基板Wを浮上させて載置する略板状をなす複数の浮上プレート(支持部材)を備える。各浮上搬送ステージ40〜42を搬送方向Dに沿って並べることで、基板Wの搬送経路が形成される。また、浮上搬送ステージ41,42は、図3に示す搬送ステージ20,21と同様に、浮上搬送ステージ40から遠ざかるに従って鉛直方向の高さ(上面)が低くなっている。このときの鉛直方向の最大の高さの差は数mm〜数十mm程度であり、2〜3mm程度であればより好ましい。
例えば、浮上搬送ステージ41は、図13に示すように、浮上プレート41A〜41Fが搬送方向Dに垂直な方向に沿ってすのこ状に並べられた構造を有する。浮上プレート41A〜41Fには、エア供給部50からのエアの供給によって鉛直上方に向けてエアを吹き出す複数の吹出穴411が設けられる。なお、浮上搬送ステージ40,42においても、各浮上プレートが吹出穴401,421を有する。
また、浮上搬送ステージ40〜42の幅方向の中央には、上述した駆動機構30が設けられる。実施の形態1と同様に、基板Wの位置決め方法としては、搬送ステージ41上に搬入された基板Wを支持して搬送ステージ41に載置するリフトピン、および搬送ステージ41に載置された基板Wを整列させる整列機構等を用いる方法が挙げられる。また、浮上搬送ステージ40は、図2に示す振動吸収機構13に支持されている。
図13において、浮上搬送ステージ41が浮上プレート41A〜41Fの吹出穴411から吹出すエアによって浮上する基板Wを支持する基板支持高さが、吸着パッド34の基板Wの吸着面の高さと比して低くなっているため、吸着パッド34の吸着面に加わる基板Wの重量が大きくなる。このため、吸着パッド34の基板Wの吸着を一段と確実なものとすることが可能となる。
上述した実施の形態2のように、搬送ステージに傾斜を設け、吸着パッドを移動させる搬送軸を水平に配置することによって、搬送ステージが形成する搬送面と吸着パッドが基板を吸着する吸着面とに高低差を形成し、吸着パッドに対して基板の自重を大きく加えることで、吸着パッドが基板を一段と安定して吸着することが可能となる。
なお、検査空間PR2は、浮上搬送ステージ40の各浮上プレートの上面が水平を維持するように設けられ、エアによって浮上する基板Wが水平に維持されており、特に、基板Wの検査ラインL5における平面は水平面が形成されているため、基板Wを水平な状態を維持して検査等を行うことができる。
(変形例)
図14は、本実施の形態2にかかるFPD検査装置の変形例を示す断面図である。図14は、図13に示す断面図に対応している。FPD検査装置2aは、搬送ステージ41の幅方向に対して内側の浮上プレート41C,41Dの上面が、外縁側の浮上プレート41A,41B,41E,41Fの上面と比して低くなっている。浮上プレート41A〜41Fから吹出すエアの圧力は同等であるため、浮上プレートによって浮上する基板Wは、板状部材41C,41D間で下方に向けた撓みを生ずる。これにより、吸着パッド34の吸着面に基板Wの撓みによる負荷が加わり、一段と安定した吸着を実現することができる。
また、実施の形態1の変形例1と同様の効果を得るには、浮上搬送ステージ41,42の吹出穴411,421から吹出されるエアの圧力を浮上プレート毎に変えることで可能となる。例えば、外縁側の浮上プレートの吹出穴から吹出されるエアの圧力を内側の浮上プレートの圧力と比して低くすることで、図5に示すような基板Wの撓みを生じさせることができる。また、図7に示す変形例3のように、浮上プレート41C,41D間の間隔を他の浮上プレートに対して調整する構成も適用可能である。
以上のように、本発明にかかる処理装置は、検査対象の基板を確実に保持して搬送することに有用である。
1,1a〜1e,2 FPD検査装置
10 ガントリステージ
11 架台
12,20,21 搬送ステージ
13 振動吸収機構
20A〜20F 板状部材
22,23,33 支持部材
30,30A,30B 駆動機構
31,31A,31B 搬送軸
32,31A,31B 駆動部
34,34A,34B 吸着パッド
35 昇降部材
35a 昇降部
40〜42 浮上搬送ステージ
41A〜41F 浮上プレート
100 検査ユニット
101 顕微鏡
121,201,202a〜202d,203,211 フリーローラ
L1,L5 検査ライン
PR1,PR2 検査空間
TR1〜TR4 搬送空間
W 基板

Claims (8)

  1. 処理対象の基板に所定の処理を施す処理部と、前記基板を載置して、該基板を搬送する搬送ステージとを有する処理装置であって、
    前記搬送ステージは、
    前記基板を搬送する搬送方向に沿って見たときに端部が中央部よりも鉛直下方に位置する上面を有し、この上面の上方に配置される前記基板を直接的または間接的に支持する支持手段と、
    前記基板を前記搬送方向と平行に延びる搬送軸に沿って移動可能に保持する保持部材と、
    前記保持部材を前記搬送軸に沿って移動させる駆動部と、
    を備え、
    前記支持手段が前記基板を支持する支持高さは、前記処理部が設けられた処理部設置領域において前記保持部材が前記基板を保持する保持高さと同じであり、前記処理部設置領域以外の領域において前記保持高さより低いことを特徴とする処理装置。
  2. 前記駆動機構は、前記搬送ステージの幅方向の中央に設けられ、
    前記支持手段は、少なくとも前記幅方向の外縁側と内側とで前記基板を支持する高さが異なることを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記支持手段は、前記外縁側の前記基板を支持する高さが、前記内側の前記基板を支持する高さと比して低いことを特徴とする請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記支持手段は、前記外縁側の前記基板を支持する高さが、前記内側の前記基板を支持する高さと比して高いことを特徴とする請求項2に記載の処理装置。
  5. 前記支持手段は、前記搬送方向に延びる複数の支持部材が、前記搬送方向と垂直な方向に沿って並べられ、
    前記駆動部は、隣接する前記支持部材間の隙間のうちの一部の隙間に配設され、
    前記駆動部を配設する前記支持部材間の間隔は、前記駆動部を配設しない前記支持部材間の間隔と比して大きいことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  6. 前記支持手段は、前記搬送方向に沿って回転可能な複数のフリーローラを有することを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  7. 前記支持手段は、エア供給部からのエアの供給によって前記搬送ステージの上方に向けてエアを吹き出す複数の吹出穴を有することを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  8. 前記駆動部は、複数設けられ、
    各駆動部は、前記搬送ステージの幅方向における中心線に対して対称な位置に配設されることを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
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