JP2012094711A - 検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を撮像する際に基板を吸着保持している吸着部の写り込みを軽減することが可能な検査装置を提供すること。
【解決手段】検査対象の基板Wに所定の処理を施す検査ユニット100および全体像取得部13と、基板Wを載置して、基板Wを搬送する搬送ステージ12,20,21とを有するFPD検査装置1であって、搬送ステージ12,20,21は、少なくとも基板Wを搬送する搬送方向Dに移動可能に基板Wを支持するフリーローラ121,201,211と、基板Wを吸着して保持する吸着部、および吸着部を支持し、搬送方向Dと平行に延びる搬送軸31に沿って吸着部を移動させる駆動部32を有する駆動機構30と、を有し、吸着部が全体像取得部13の処理位置に位置した場合に、該当する吸着部を下降させる制御を行う制御部1bを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、特にフラットパネルディスプレイ用のガラス基板や半導体基板やプリント基板などを検査する検査装置に関する。
近年、ガラス基板や半導体基板やプリント基板(以下、基板という)などの製造において、基板の検査等の処理を行う検査装置がある。検査装置は、撮像等によって基板の検査処理を行う処理部と、外部から処理部へ基板を搬送または処理部から外部へ基板を搬送する搬送部とを有する。
処理部は、例えば、基板の表面に照明光を当て、ラインセンサカメラでその反射光を取り込んで全体像を取得した後、顕微鏡等を用いて、基板上の所定箇所の配線パターン等の画像を取得して、基板の検査を行う。
搬送部は、基板を搬送する搬送面に複数の空気穴を有し、この空気穴から空気を吹き出すことによって基板を浮上させる浮上プレートと、基板を吸着保持する吸着部を有し、搬送方向に移動可能な吸着パッドとを備える。搬送部は、浮上プレートによって浮上した基板を、吸着部が吸着保持した状態で吸着パッドを移動させることで基板の搬送を行う。なお、基板の支持には、浮上プレートに代えて、搬送方向に沿って回転可能なフリーローラによって基板を支持する支持部材を用いるものもある。
ところで、上述した搬送部として、基板の略重心を通る直線上に吸着部が設けられ、基板の重心を吸着支持して基板を搬送する搬送装置が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。この搬送装置では、基板搬送時の基板の重量と搬送速度に起因する回転モーメントの作用を抑制して基板を搬送するため、安定した基板の搬送が可能となる。
特開2007−281285号公報
しかしながら、特許文献1が開示する搬送装置は、吸着部が基板の重心位置にあるため、処理部において基板の撮像を行う際に、吸着部が写り込んでしまい、取得した基板画像を用いた検査の精度を低下させてしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、基板を撮像する際に基板を吸着保持している吸着部の写り込みを軽減することが可能な検査装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる検査装置は、検査対象の基板に所定の処理を施す検査部と、前記基板を載置して、該基板を搬送する搬送ステージとを有する検査装置であって、前記搬送ステージは、少なくとも前記基板を搬送する搬送方向に移動可能に、直接的または間接的に前記基板を支持する支持手段と、前記基板を前記搬送方向と平行に延びる搬送軸に沿って移動可能に保持するとともに、昇降可能な複数の保持部と、前記保持部を前記搬送軸に沿って移動させる駆動部と、を有し、前記保持部が前記検査部の処理位置に位置した場合に、当該保持部を下降させる制御を行う制御部を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる検査装置は、基板を保持する吸着部がラインセンサカメラによる撮像領域内にある場合に、吸着部を基板から離間するようにしたので、基板を撮像する際に吸着部の写り込みを軽減することが可能であるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるフラットパネルディスプレイ(FPD)検査装置の構成を模式的に示す上面図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかるFPD検査装置の構成を模式的に示す側面図である。 図3は、図1に示すFPD検査装置のA−A線断面を示す部分断面図である。 図4は、本発明の実施の形態1にかかるFPD検査装置の基板搬送を示す模式図である。 図5は、本発明の実施の形態1にかかるFPD検査装置の基板搬送を示す模式図である。 図6は、本発明の実施の形態1にかかるFPD検査装置の基板搬送を示す模式図である。 図7は、本発明の実施の形態1にかかるFPD検査装置の基板搬送を示す模式図である。 図8は、本実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例を示す模式図である。 図9は、本実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例を示す模式図である。 図10は、本発明の実施の形態2にかかるFPD検査装置の基板搬送を示す模式図である。 図11は、本発明の実施の形態2にかかるFPD検査装置の基板搬送を示す模式図である。 図12は、本発明の実施の形態3にかかるFPD検査装置の基板搬送を示す模式図である。 図13は、本発明の実施の形態3にかかるFPD検査装置の基板搬送を示す模式図である。 図14は、本発明の実施の形態3にかかるFPD検査装置の基板搬送を示す模式図である。 図15は、本発明の実施の形態3にかかるFPD検査装置の基板搬送を示す模式図である。 図16は、本発明の実施の形態4にかかるフラットパネルディスプレイ(FPD)検査装置の構成を模式的に示す上面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎず、従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1にかかる検査装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、基板の検査装置を例に挙げて説明する。検査装置は、インライン型であってもよいし、オフライン型であってもよい。
図1は、本実施の形態1にかかるフラットパネルディスプレイ(FPD)検査装置の概略構成を示す上面図である。図2は、本実施の形態1にかかるFPD検査装置の構成を模式的に示す側面図である。図1に示すように、FPD検査装置1は、搬送された矩形をなす基板Wの欠陥を検出する基板処理部1aと、基板処理部1a全体の制御を行う制御部1bと、を備える。また、基板処理部1aは、基板Wの欠陥を検出する検査ユニット100を保持するガントリステージ10と、基板Wを搬送する搬送ステージ12,20,21と、基板Wの全体像を取得する全体像取得部13と、を備える。
ガントリステージ10、搬送ステージ12,20,21および全体像取得部13は、たとえば図1,2に示すような架台11に固定される。架台11は、たとえばブロック状の大理石やスチール材を組み合わせたフレームなど、耐震性の高い部材によって構成される。加えて、架台11と設置面(たとえば床)との間には、たとえばスプリングや油圧ダンパなどで構成された振動吸収機構14が設けられる。これにより、ガントリステージ10、搬送ステージ12,20,21および全体像取得部13の振動がさらに防止される。
搬送ステージ12,20,21は、例えば複数の板状部材が基板Wの搬送方向Dと垂直な方向に沿ってすのこ状に並べられた構造を有する。この搬送ステージ12,20,21を搬送方向Dに沿って並べることで、基板Wの搬送経路が形成される。各搬送ステージ12,20,21の板状部材には、上面で基板Wを保持し、搬送方向Dに沿って回転可能な支持手段としてのフリーローラ121,201,211がそれぞれ設けられる。搬送ステージ20の搬送方向Dに垂直な方向である幅方向の中央には、搬送方向Dに駆動し、基板Wを吸着して搬送する駆動機構30が設けられる。また、搬送ステージ20の外周には、載置された基板Wを整列させる整列機構40,41が設けられ、整列機構40,41によって搬入された基板Wの載置位置が決められる。なお、フリーローラ121,201,211は、ラグランジュ点のように基板Wの撓みが発生しないような間隔で配置されることが好ましい。
駆動機構30は、搬送方向Dに平行な搬送軸31上を移動する駆動部32と、駆動部32に支持され、搬送軸31と平行に延びる支持部材33と、支持部材33に支持され、図示しないポンプによる吸気によって基板Wを吸着保持する吸着パッド34と、を有する。吸着パッド34は、支持部材33に沿って設けられる3つの吸着パッド34A〜34Cからなる。駆動機構30は、搬送軸31としてリニアモータガイドを用いるとともに、駆動部32としてリニアモータを用いることによって実現される。
なお、駆動機構30は、搬送ステージの幅方向の中央に設けられることによって、搬送ステージに搬入された基板Wの重心位置を含む領域を保持することが可能となり、安定した基板搬送を行うことができる。また、搬送軸31が少なくともラインセンサカメラ13Bおよび/または検査ユニット100の撮像範囲内を通過し、基板Wを損傷することなく搬送可能であれば、駆動機構30の搬送ステージの幅方向に対する配設位置は如何なる位置でもよいし、駆動機構30が複数設けられていてもよい。
図3は、図1に示すFPD検査装置のA−A線断面を示す部分断面図である。なお、図3では、検査ユニット100が搬送ステージ12の幅方向の中央に位置する場合を示している。図3に示すように、吸着パッド34A〜34Cは、図示しないポンプによる吸気によって基板Wを吸着保持する吸着部34a(保持部)と、吸着部34aを鉛直方向に昇降可能に支持する昇降部34bとをそれぞれ有する。なお、昇降部34bは、制御部1bの制御のもと、空圧シリンダや電動モータ等によって吸着部34aを昇降させる。
整列機構40,41は、搬送ステージ20の外周側に設けられ、制御部1bの制御のもと、基板Wがフリーローラ201の上端で支持される高さと搬送ステージ20の下部との間を昇降可能である。整列機構40,41は、基板Wと当接し、略円筒状をなす当接部材40a,41aと、当接部材40aを支持し、搬送方向Dに平行に延伸可能な延伸部40b,41bと、を有する。
整列機構40,41は、基板Wの各辺に対応して1〜2個設けられ、各延伸部40b,41bがそれぞれ延伸して基板Wの対応する辺に当接部材40a,41aを当接させ、挟み込むことにより基板Wの位置決めを行なう。例えば、整列機構40は、基板Wにおける対辺を挟み込むように整列機構40A〜40Cがそれぞれ配置される。また、同様に整列機構41においても、基板Wの他の対辺を挟み込むように整列機構41A〜41Cがそれぞれ配置される。基板Wの位置決め後、吸着パッド34によって基板Wが吸着保持されると、整列機構40,41は、基板Wの狭持状態を解除して、搬送ステージ20の下方に退避する。
全体像取得部13は、図3に示すように、基板Wを照明する照明部材13Aと、照明部材13Aからの照明光の反射光を取り込んで、基板Wの全体像を取得するラインセンサカメラ13Bとを有する。ラインセンサカメラ13Bは、図3中の破線が示すような基板Wが反射した照明部材13Aからの反射光を取り込める位置に配設される。
検査ユニット100は、搬送ステージ12が形成する搬送経路上に設定された、搬送ステージ12の幅方向に平行な検査ラインL1を通過する基板Wを、顕微鏡101を介して撮像する図示しない撮像部を有する。この検査ユニット100によって取得された画像を解析することで、基板Wに欠陥が存在するか否かを検出することができる。なお、検査ユニット100は、検査ラインL1に沿って移動することが可能である。本説明では、検査ユニット100が設けられる領域を検査空間PR1(検査部)という。また、検査空間PR1以外の領域を搬送空間TR1,TR2という。
なお、検査ユニット100は、たとえば基板Wの欠陥部分に対して行うレーザ照射修復や塗布修正等の修復ユニット、観察・画像保存する撮像ユニット、配線等の寸法測定、膜厚測定、色測定などを行う測定ユニットなどの処理を所定の位置で施す他の処理ユニットに置き替えることもできる。すなわち、処理ユニットには、検査ユニット、修復ユニット、撮像ユニット、露光ユニット、測定ユニット等が含まれる。また、本実施の形態にかかるFPD検査装置は、基板Wを載置するステージ上で、上述した処理ユニットが基板に対して各処理を行う構成も含む。
また、FPD検査装置1が、検査空間PR1および搬送空間TR1,TR2を囲む外装を備えていれば、内部空間(クリーンルーム)を形成することができるので好ましい。このクリーンルームは、基板の搬入口および搬出口ならびに下部のダクト以外、密閉された空間である。外装は、検査ユニット100の上方に、内部空間にクリーンな空気(以下、クリーンエアという)を送り込むFFUを有する。
FFUは、例えば、パーティクルなどのダストが除去されたクリーンエアを送出する。この結果、特に検査ユニット100近傍および検査ラインL1周辺(検査空間PR1)を、ダストの少ないクリーンな状態とする。また、検査ユニット100近傍および検査ラインL1周辺に集中して送出されたクリーンな空気は、クリーンルーム内でダウンフローを形成したのち、排気口から排気される。
上述したFPD検査装置1では、外部から搬送ステージ20に搬入された基板Wに対して、制御部1bの制御のもと、整列機構40が基板Wの載置位置の調整を行なった後、吸着パッド34によって基板Wを吸着保持して搬送方向Dに搬送し、全体像取得部13で全体像を取得し、検査ユニット100によって基板Wの欠陥検査等を行う。このとき、吸着パッド34は、基板Wを、全体像取得部13を通過させた後に、再度搬送ステージ20まで戻り、再度搬送方向Dに移動させて検査ユニット100による欠陥検査を行う。なお、全体像取得部13から検査ユニット100までの距離が、基板Wに対して十分長い場合は、全体取得部13による全体像の取得後、基板Wを搬送ステージ20に戻さずに検査ユニット100による欠陥検査を行うことができる。
図4〜7は、本実施の形態1にかかるFPD検査装置の基板搬送を示す模式図である。まず、図4に示すように、駆動部32が駆動する(図中矢印方向)と、吸着パッド34に吸着保持されている基板Wがラインセンサカメラ13B方向に移動する。ここで、搬送軸31は、搬送軸31に沿った座標情報を有するリニアスケール31aを有する。また、駆動部32は、リニアスケール31aから座標情報を読み取る読取部32aを有する。
図5に示すように、読取部32aは、吸着パッド34Aがラインセンサカメラ13Bの撮像領域に到達した際、この位置の座標をリニアスケール31aから読み取って、座標情報を制御部1bに出力する。制御部1bは、得られた座標情報から、吸着パッド34Aが撮像領域内か否かを判断する。制御部1bは、吸着パッド34Aが撮像領域内にあると判断すると、昇降部34bを駆動して該当する吸着パッド34を下降させる(図6)。このとき、制御部1bは、少なくとも吸着部34aの上端が、基板Wを撮像するラインセンサカメラ13Bの焦点深度より下方となる位置まで吸着部34aを下降させる。
その後、駆動部32の移動に連動して読取部32aがリニアスケール31aから座標情報を読み取り、順次制御部1bに出力する。制御部1bは、得られた座標情報から吸着パッドが撮像領域内にあるか否かの判断を繰り返し、図7のように吸着パッド34Bが撮像領域内に入った場合に、吸着パッド34Bの吸着部34aを下降させる。なお、吸着パッド34Cについても同様の処理によって吸着部を下降させる。
上述した実施の形態1のように、基板を保持する吸着部がラインセンサカメラによる撮像領域内にある場合に、吸着部を基板から離間するようにしたので、基板を撮像する際に吸着部の写り込みを軽減することが可能である。なお、いずれかの吸着部が基板から離間しても、他の吸着部が基板を吸着保持しているため、基板の保持および搬送に影響なく処理できる。また、吸着部を下降させたことにより検査位置で基板が撓むことを防止するため、検査の妨げにならない位置、例えば板状部材間に撓み防止ローラを設けてもよい。
なお、本実施の形態1では、吸着パッドが3つ有するものとして説明したが、基板の保持、搬送が可能であれば、2つ有するものでもよいし、4つ以上有するものでもよい。また、吸着部が下降したことによって起こる振動を抑えるために残りの吸着部が上昇又は下降するようにしてもよい。
(変形例)
図8,9は、本実施の形態1にかかるFPD検査装置の変形例を示す模式図である。図8,9は、図4等に示す模式図に対応している。駆動機構30aは、それぞれが隣接して配設される3組の吸着パッド341Aおよび342A,341Bおよび342B,341Cおよび342Cを有する。吸着保持および昇降の機構は、実施の形態1と同様に、吸着部および昇降部が行う。図8に示すように、各吸着パッド341A,342A,341B,342B,341C,342Cによって吸着保持されて搬送される基板Wに対して、読取部32aがリニアスケール31aの座標情報を読み取って、制御部1bに出力する。
このとき、図9に示すように、吸着パッド341Aがラインセンサカメラ13Bの撮像領域に入ると、読取部32aから出力される座標情報をもとに制御部1bが、吸着パッド341Aが撮像領域にあると判断して、吸着パッド341Aの吸着部を下降させる。その後、各吸着パッド342A,341B,342B,341C,342Cについても制御部1bによって同様の判断がなされ、撮像領域において吸着部34aが下降する。
上述した実施の形態1の変形例にかかる駆動機構30aは、吸着パッドが隣接して設けられるため、基板の撮像における吸着部の写り込みを軽減することができるとともに、実施の形態1と比して一段と安定した基板の搬送を行うことができる。
(実施の形態2)
図10,11は、本発明の実施の形態2にかかるFPD検査装置の構成を模式的に示す上面図である。実施の形態2にかかる駆動機構30bでは、搬送軸31におけるラインセンサカメラ13Bの撮像領域の鉛直下方に対応する位置に位置検出センサ(位置検出手段)を設けるとともに、支持部材33の吸着パッド34A〜34Cに対応する位置に検出対象を設ける。なお、図1等に示す構成と同様の構成については、同一の符号を付してある。
図10に示すように、位置検出センサは、例えば、磁気近接センサ31bを用いて実現され、検出対象として用いられる磁石等の磁性材33a〜33cのいずれかを検出して検出結果を制御部1bに出力する。制御部1bは、図11に示すように、磁気近接センサ31bから磁気検出の検出結果を受けると、該当する吸着パッド34Aを下降させる。
上述した実施の形態2は、上述した実施の形態1と同様に、基板を保持する吸着部がラインセンサカメラによる撮像領域内にある場合に、吸着部を基板から離間するようにしたので、基板を撮像する際に吸着部の写り込みを軽減することが可能である。
なお、本実施の形態2において、支持部材が、各吸着パッドに対応して設けられ、搬送軸31側に向けて光を発する照明部(検出対象)を有し、搬送軸31がこの照明部の光を検出するフォトセンサ(位置検出手段)を有する構成であってもよい。
(実施の形態3)
図12〜15は、本発明の実施の形態3にかかるFPD検査装置の構成を模式的に示す上面図である。実施の形態3にかかる駆動機構30cでは、吸着パッドの位置を検出する機構は設けずに、制御部が駆動部の駆動速度および駆動時間をもとに吸着パッドの位置を求め、下降する制御を行う。なお、図1等に示す構成と同様の構成については、同一の符号を付してある。
まず、図12に示すように、駆動部32の駆動開始位置において、例えば、本実施の形態3では支持部材33の端部を基準とし、この位置を時間T0とする。その後、駆動部32を駆動して時間T1が経過した際、吸着パッド34Aがラインセンサカメラ13Bの撮像領域内に入るため、制御部1bは、吸着パッド34Aの吸着部34aを下降させる(図13)。このときの吸着部34aの下降時間は、駆動部32の移動速度をもとに、上昇して再び基板Wを吸着した場合に、画像中に吸着部34aが写り込まないような時間に設定される。
続いて、図14に示すように、時間T2経過時に吸着パッド34Bの吸着部34aを下降させる。また、図15に示すように、時間T3経過時に吸着パッド34Cの吸着部34aを下降させる。このようにして、各吸着パッド34A〜34Cがラインセンサカメラ13Bの撮像領域内に入るタイミングを駆動部32の所定駆動時間毎にそれぞれの吸着部を下降させる。なお、駆動部32は、既知の速度プログラムによって移動することが条件となるが、制御が容易となるため、一定の速度で移動することがより好ましい。
上述した実施の形態3は、上述した実施の形態1と同様に、基板を保持する吸着部がラインセンサカメラによる撮像領域内にある場合に、吸着部を基板から離間するようにしたので、基板を撮像する際に吸着部の写り込みを軽減することが可能であるとともに、位置を検出する機構を設ける必要がないため、装置構成を簡略化し、処理時間を短縮することができる。
なお、上述した実施の形態2,3において、実施の形態1の変形例にかかる吸着パッドの構成を適用することも可能である。
(実施の形態4)
図16は、本発明の実施の形態4にかかるFPD検査装置の構成を模式的に示す上面図である。図16に示すように、FPD検査装置2は、搬送された矩形をなす基板Wの欠陥を検出する基板処理部2aと、基板処理部2a全体の制御を行う制御部2bと、を備える。実施の形態4では、浮上搬送ステージ50〜52に載置された基板Wを支持手段としてのエアによって浮上させ、基板Wとの摩擦をなくし、摩擦によって起こる基板Wの損傷を防止して搬送を行う。また、実施の形態1と同様に、検査ラインL2上を移動する検査ユニット100を有するガントリステージ10等が設けられる領域を検査空間PR2(検査部)、検査空間PR2以外の領域を搬送空間TR3,TR4が設けられている。なお、図1等に示す構成と同様の構成については、同一の符号を付してある。
浮上搬送ステージ50〜52は、搬送方向Dに延び、搬送面上で基板Wを浮上させて載置する略板状をなす複数の浮上プレートを備える。各浮上搬送ステージ50〜52を搬送方向Dに沿って並べることで、基板Wの搬送経路が形成される。
例えば、浮上搬送ステージ51は、各浮上プレートが搬送方向Dに垂直な方向に沿ってすのこ状に並べられた構造を有する。各浮上プレートには、エア供給部60からのエアの供給によって鉛直上方に向けてエアを吹き出す複数の吹出穴511が設けられる。なお、浮上搬送ステージ50,52においても、各浮上プレートが吹出穴501,521を有する。
また、浮上搬送ステージ50〜52の幅方向の中央には、上述した駆動機構30が設けられる。実施の形態1〜3と同様の構成によって基板Wを吸着保持して搬送するとともに、制御部2bの制御のもと、吸着部が下降することで基板撮像時の吸着部の写り込みを防止する。また、浮上搬送ステージ50は、図2に示す振動吸収機構14に支持されている。
上述した実施の形態4は、上述した実施の形態1と同様に、基板を保持する吸着部がラインセンサカメラによる撮像領域内にある場合に、吸着部を基板から離間するようにしたので、基板を撮像する際に吸着部の写り込みを軽減することが可能であるとともに、基板をエアによって支持するため、基板に加わる摩擦力をなくし、基板の損傷を一段と確実に防止することができる。
なお、上述した実施の形態1〜4において、検査空間PR1,PR2が検査ユニット100(ガントリステージ10)を設けず、全体像取得部13のみの構成であって、基板の全体像を取得する検査装置でも適用可能である。また、駆動機構は、それぞれが個別に制御可能であれば、複数設けてもよい。
以上のように、本発明にかかる検査装置は、基板の画像を取得する際の他の部材の写り込みを軽減することに有用である。
1,2 FPD検査装置
1a,2a 基板処理部
1b,2b 制御部
10 ガントリステージ
11 架台
12,20,21 搬送ステージ
13 全体像取得部
13A 照明部材
13B ラインセンサカメラ
14 振動吸収機構
30,30a,30b,30c 駆動機構
31 搬送軸
32 駆動部
33 支持部材
34,34A〜34C 吸着パッド
34a 吸着部
34b 昇降部
40,41 整列機構
50〜52 浮上搬送ステージ
60 エア供給部
100 検査ユニット
101 顕微鏡
121,201,211 フリーローラ
501,511,521 吹出穴
L1,L2 検査ライン
PR1,PR2 検査空間
TR1〜TR4 搬送空間
W 基板

Claims (9)

  1. 検査対象の基板に所定の処理を施す検査部と、前記基板を載置して、該基板を搬送する搬送ステージとを有する検査装置であって、
    前記搬送ステージは、
    少なくとも前記基板を搬送する搬送方向に移動可能に、直接的または間接的に前記基板を支持する支持手段と、
    前記基板を前記搬送方向と平行に延びる搬送軸に沿って移動可能に保持するとともに、昇降可能な複数の保持部と、
    前記保持部を前記搬送軸に沿って移動させる駆動部と、
    を有し、
    前記保持部が前記検査部の処理位置に位置した場合に、当該保持部を下降させる制御を行う制御部を備えたことを特徴とする検査装置。
  2. 前記搬送軸に沿った座標情報を有するリニアスケールと、
    前記リニアスケールから前記座標情報を読み取る読取部と、
    をさらに有し、
    前記制御部は、前記読取部が読み取った座標情報をもとに、当該保持部を下降させることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記処理位置に対応する位置に設けられる位置検出手段と、
    各保持部に対応して設けられる前記位置検出手段の検出対象と、
    をさらに有し、
    前記制御部は、前記位置検出手段が前記検出対象を検出した旨の情報をもとに、当該保持部を下降させることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  4. 前記制御部は、前記駆動部の駆動速度および駆動時間をもとに、所定のタイミングで当該保持部を下降させることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  5. 前記検査部は、前記基板を撮像する撮像部を有し、
    前記制御部は、前記撮像部の焦点深度より下方に前記保持部を下降させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の検査装置。
  6. 前記搬送軸は、少なくとも前記処理位置を通過することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の検査装置。
  7. 前記駆動部は、前記搬送ステージの幅方向の中央に設けられることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  8. 前記支持手段は、前記搬送方向に沿って回転可能な複数のフリーローラを有することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  9. 前記支持手段は、エア供給部からのエアの供給によって前記搬送ステージの上方に向けてエアを吹き出す複数の吹出穴を有することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
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