JP2012097484A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業機の規模を大型化することなく、可及的に高い箇所の作業が行なえるとともに、深掘等低所作業も可能であり、高所作業と低所作業の切換えのための姿勢の変更も容易で、安定性も損なわれることのない作業機を提供する。
【解決手段】旋回フレーム5aにピンを中心に回動可能に可動フレーム9を取付ける。可動フレーム9と旋回フレーム5aとの間に、可動フレーム9を回動させる油圧シリンダ12を取付ける。可動フレーム9に作業用フロントのブーム14およびブームシリンダ17を取付ける。油圧シリンダ12の伸縮によりブーム14およびブームシリンダ17の高さを変更できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、下部走行体上に上部旋回体を設置し、上部旋回体に作業用フロントを取付け、この作業用フロントの先端に取付ける作業具として、掘削用バケット、リフティングマグネット、破砕具等の各種作業具を交換可能に取付けて構成される作業機に係り、特により高所での作業を可能にするための構成に関する。
油圧ショベル、破砕機、リフティングマグネット等の作業機は、一般的には、下部走行体と、その上に設置された上部旋回体と、多関節構造の作業用フロントとを備える。このような作業機において、下部走行体と上部旋回体からなる作業機本体や作業用フロントの作業具以外の部分を各種作業機で兼用することにより、ユーザーの経済的負担を軽減することが行なわれている。
このような作業機において、標準機の作業機本体を利用して標準機よりも高い箇所への作業具の到達高さを実現すれば、作業範囲が拡大され、ユーザーにとって実用上有利である。この作業具の到達高さを高くするものとして、特許文献1には、上部旋回体の旋回フレームとブームとの間に、所定の高さを有する中継用のエクステンションブームを旋回フレームに固定して取付けた作業機が開示されている。
また、特許文献2には、図9に示すように、ブームシリンダ60のブーム61とのピン62による連結部を、ブームの側面(標準位置)のボス63と、ブーム下面(ハイリフト位置)のブラケット64の2箇所に設け、より高い箇所における作業が必要な場合には、ブームシリンダ60の先端をブーム下面のブラケット64にピン62によって連結することにより、アーム65の先端に取付ける作業具(バケット)66をより高い位置に到達可能とした作業機が開示されている。
また、特許文献3には、図10に示すように、ブーム61を下ブーム61aと上ブーム61bに分割したツーピースとし、下ブーム61aと上ブーム61bとの間に油圧シリンダ67を取付け、より高い箇所における作業が必要な場合には、油圧シリンダ67を伸ばして下ブーム61aと上ブーム61bとを直線上に伸ばすようにした作業機が開示されている。
一方、従来のリフティングマグネット機においては、図11に示すように、アーム65の先端にリフティングマグネット68を取付けて構成される。このようなリフティングマグネット機を用いてトラック70の荷台71に載せたボックス72内にスクラップ等を積み上げ、積み下ろしする場合、ブーム61がボックス72に当接することなく作業が行なえるようにするため、リフティングマグネット68を取付けるブラケット73の上下寸法(高さ)を大きくしている。
特開2006−118151公報 特開平6−257179公報 特開2004−353396公報
しかし、特許文献1に記載のように、エクステンションブームをブームと旋回フレームとの間に介在させた構成では、作業具到達高さをより高くすることは可能となるものの、エクステンションブームを着けたままでは油圧ショベルによる深掘掘削を行なうことができない。このため、作業箇所が低い場合と高い場合とでエクステンションブームを着脱することが必要となり、エクステンションブームの着脱に手間がかかるという問題があった。
また、特許文献2に記載され、かつ図9に示すように、より高所まで作業具66を到達可能とする場合は、ブームシリンダ60のピストンロッドのピン62による連結部をブラケット64に変更するものの場合は、作業具66の届く高さを高くすることが可能な範囲が小さい。その上、深掘掘削と高所作業の切換えのためにピン62の連結位置を変更する必要があり、切換えに手間がかかるという問題がある。
また、特許文献3に記載され、かつ図10に示すツーピースブーム型は、下ブーム61aと上ブーム61bとの間に設けられる油圧シリンダ67の存在等により、重量が大になると共に、作業用フロントの重心位置が前方に偏り、安定性の面で問題があった。
また、図11に示すリフティングマグネット機の場合、リフティングマグネット68を取付けるブラケット73の高さを高くしているため、リフティングマグネット68の吸着面の最高位置が低くなり、作業可能な高さを低くせざるをえない。また、ブラケット73の高さ寸法が大で、重量が大きくなるので、安定性が悪くなり、吊上可能な荷重も小さくなるという問題がある。
また、これらの問題を解決するため、ユーザーがサイズの大きな作業機を購入することとなると、購入価格が高くなり、ユーザーにとって不利となる。
本発明は、上記問題点に鑑み、作業機の規模を大型化することなく、可及的に高い箇所の作業が行なえるとともに、深掘等低所作業も可能であり、高所作業と低所作業の切換えのための姿勢の変更も容易で、安定性も損なわれることのない作業機を提供することを目的とする。
請求項1の作業機は、下部走行体上に上部旋回体を設置し、
ブームと、前記ブームを俯仰させるブームシリンダと、前記ブームの先端に回動可能に取付けられるアームと、前記アームを回動させるアームシリンダと、前記アームの先端に回動可能に取付けられる作業具と、前記作業具を回動させる油圧シリンダとを有する作業用フロントを備え、
前記上部旋回体の基枠である旋回フレームに、前記ブームを取付け可能な第1のピン孔と、前記ブームシリンダを取付け可能な第2のピン孔とを有するフロント取付け部を備えた作業機において、
前記作業用フロントと前記旋回フレームとの間に設けられ、前記第1のピン孔に挿着するピンを中心に回動可能に取付けられる可動フレームと、
前記第2のピン孔に挿着するピンにより一端を前記旋回フレームに連結し、他端を、前記可動フレームの下部のシリンダ取付け用のブラケットにピンにより連結する可動フレーム回動用の油圧シリンダと、
前記可動フレームの上部における前記第1のピン孔より上方の位置に設けられ、ブームを回動可能に取付けるピンを挿着するピン孔を有するブーム取付け用のブラケットと、
前記可動フレームの前部に設けられ、前記ブームシリンダの一端を回動可能に取付けるピン孔を有するブームシリンダ取付け用のブラケットとを備えると共に、
前記可動フレームを最も低い姿勢とした状態において、前記可動フレームに設けられたブームシリンダ取付け用のピン孔が、前記ブームを取付けるために前記可動フレームに設けられた前記ピン孔より前方に位置する
ことを特徴とする。
請求項2の作業機は、請求項1に記載の作業機において、
前記作業用フロントを下部走行体のクローラに対して横向きとした状態において、前記可動フレームの上部に設けたブーム取付け用ピン孔の位置を、クローラの外端部より内側となるように設定した
ことを特徴とする。
請求項3の作業機は、請求項1または2に記載の作業機において、
前記ブームシリンダはブームの左右にそれぞれ取付けられると共に、前記可動フレーム回動用油圧シリンダも前記可動フレームの左右にそれぞれ取付けられる構成を有し、
前記可動フレームの上部に設けられる前記ブーム取付け用のブラケットは、前記ブームのフート部を挟んでピン付けする2枚の第1のブラケット板により構成され、
前記可動フレームの前部に設けられたブームシリンダ取付け用のブラケットは、前記2枚の第1のブラケット板の各延設部と、前記可動フレームの前記各延設部の間に設けられ、左右のブームシリンダの基端部を前記各延設部との間でそれぞれ挟持してピン付けする2枚の第2のブラケット板とにより構成され、
前記可動フレームの下部に設けられる可動フレーム回動用油圧シリンダ取付け用のブラケットは、前記2枚の第2のブラケット板の延設部およびこの延設部間に設けたボスとにより構成され、
前記左右の可動フレーム回動用油圧シリンダは、前記第2のブラケット板の延設部を挟むように配置され、かつ前記ボスに挿着されるピンの両端に連結される
ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、可動フレームを油圧シリンダによって回動させ、もって可動フレームに設けたブームの連結部を上げることにより、作業用フロントの到達高さを高くすることができる。このため、標準機を用いて高い箇所の作業が行なえるので、ユーザーは大型の作業機を購入することなく、経済的に有利となる。また、油圧シリンダを作動させて可動フレームを低い位置に下げることにより、ブームフートの位置を下げることができるので、深掘機能が犠牲になることもない。また、可動フレームを油圧シリンダによって回動させることにより、高所作業と低所作業の切換えが行なえるので、部品の着脱作業が不要となり、作業姿勢の変更も容易に行なえる。また、ツーピース型のブームを用いる作業用フロントに比較して軽量の部材で構成でき、安定度が損なわれる度合も小さく、付加すべきカウンタウエイトの量も比較的軽量ですむ。
請求項2の発明によれば、フロントを下部走行体のクローラに対して横向きとした状態において、前記可動フレームの上部に設けたブーム取付け用ピン孔の位置を、クローラの外端部より内側に設定したので、作業機の安定性がそれほど損なわれることもない。
請求項3の発明によれば、第1のブラケット板がブームの取付けとブームシリンダの取付けに兼用されると共に、第2のブラケット板がブームシリンダの取付けと可動フレーム回動用油圧シリンダの取付けに兼用されるため、可動フレームの構造が簡略化される。また、可動フレーム回動用油圧シリンダは、前記第2のブラケット板の延設部間に挟まれたボスに挿着されるピンの両端に連結される構造としたので、可動フレーム回動用油圧シリンダの取付けが容易となる。
本発明による作業機の一実施の形態を示す側面図である。 この実施の形態の可動フレームの取付け構造を示す側面図である。 (A)はこの実施の形態の可動フレームの側面図、(B)、(C)はそれぞれ(A)のE矢視図、F矢視図である。 この実施の形態のブーム、ブームシリンダおよび可動フレーム回動用油圧シリンダと可動フレームとの連結構造を示す断面図である。 この実施の形態の作業機による高所作業状態を示す側面図である。 この実施の形態の作業機による深掘作業状態を示す側面図である。 この実施の形態の作業機において、作業具としてリフティングマグネットを取付けた作業状態を示す側面図である。 本発明の可動フレームにおけるブームシリンダおよび可動フレーム回動用油圧シリンダの他の取付け構造例を示す図3(B)相当図である。 従来の作業機の一例を示す側面図である。 従来の作業機の他の例を示す側面図である。 従来の作業機の他の例を示す側面図である。
以下本発明の実施の形態を図面により説明する。図1は本発明による作業機の一実施の形態を示す側面図である。図1において、1は作業機本体、2は作業用フロントである。作業機本体1は、下部走行体3と、この下部走行体3上に旋回装置4を介して設置された上部旋回体5とにより構成され、上部旋回体5は、その基枠である旋回フレーム5a上に運転室6、油圧パワーユニット7およびカウンタウエイト8等を搭載して構成される。
作業用フロント2は、本発明により付加される可動フレーム9を介して旋回フレーム5aに取付けられるものである。可動フレーム9は、旋回フレーム5aにピン11を中心として可動フレーム回動用油圧シリンダ12により回動可能に取付けられる。
作業用フロント2は、可動フレーム9にピン13を中心に俯仰可能に取付けられるブーム14と、ブーム14と可動フレーム9との間に両端をピン15,16により連結して取付けられるブームシリンダ17と、ブーム14の先端にピン19を中心として回動可能に取付けられるアーム20と、ブーム14とアーム20との間にピン21,22により連結して取付けられるアームシリンダ23と、アーム20の先端にピン24を中心に回動可能に取付けられる作業具(この例ではバケット)25と、一端をアーム20にピン26により連結した作業具回動用油圧シリンダ27と、この油圧シリンダ27のピストンロッドとアーム20との間に両端をピン28,29により連結して取付けたアームリンク30と、作業具25と油圧シリンダ27のピストンロッドとの間に両端をピン28,31により連結して取付けた作業具リンク32とからなる。
図2はこの実施の形態の可動フレーム9を旋回フレーム5aに取付けた状態を示す側面図である。37は旋回フレーム5aの前部に設けた左右一対のフロント取付け部である。このフロント取付け部37には、本来ブーム14をピン11により取付け可能な第1のピン孔37aと、ブームシリンダ17をピン41により取付け可能な第2のピン孔37bとを有する。なお、この実施の形態においては、ブームシリンダ17はブーム14の左右にそれぞれ取付けられるので、左右一対のフロント取付け部37の間に、さらにブームシリンダ17のボトム側端部のボスを挟持してピン41を挿着する2枚のフレームが溶接される。
図3(A)はこの実施の形態の可動フレーム9の側面図、(B)、(C)はそれぞれ(A)のE矢視図、F矢視図である。図3に示すように、可動フレーム9は、ほぼ三角形に形成された左右の縦板34,34の周囲に板材35を溶接してボックス状に構成したものである。36はこの三角状のなす可動フレーム9のコーナー部に溶接され、ピン孔36aを構成するボスであり、このボス36を図2に示す旋回フレーム5aの左右のブーム取付け部37間に嵌め、ピン孔36a,37aに挿着するピン11により可動フレーム9を旋回フレーム5aに取付ける。
可動フレーム9の傾斜した前板部35aの左右には、図4に示すようにブーム14のフート部14aを挟持してピン13により取付けるピン孔38aを有する2枚の第1のブラケット板38,38を溶接する。すなわちこれらの第1のブラケット板38,38によりブーム取付け用のブラケットが構成される。
この実施の形態においては、前述のように、ブームシリンダ17はブーム14の左右に設けられるので、可動フレーム回動用油圧シリンダ12も可動フレーム9の下面の左右に設けられる。ブームシリンダ17取付け用のブラケットを構成するため、第1のブラケット板38,38の前方への延設部38b,38bと、これらの延設部38b,38bの間に位置するように前板部35aに溶接した第2のブラケット板39,39とを備える。そして、延設部38b,38bと第2のブラケット板39,39との間に左右のブームシリンダ17のボス17aをそれぞれ挟持してピン15により連結する。38c,39aはそれぞれ第1のブラケット板38、第2のブラケット板39に設けたピン15挿通用のピン孔である。可動フレーム9に設けるピン孔36a、38a、38cを互いに結ぶ線は三角形をなす。
図2に示すように、可動フレーム回動用油圧シリンダ12は、旋回フレーム5aのフロント取付け部37に設けたピン孔37bと油圧シリンダ12のボトム側ボスに挿着するピン41と、可動フレーム9側端部と油圧シリンダ12のピストンロッド側端部のボス12a(図4参照)に挿着するピン42により、フロント取付け部37と可動フレーム9との間に取付ける。
すなわち、この可動フレーム回動用油圧シリンダ12を可動フレーム9に連結するため、図4に示すように、2枚の第2のブラケット板39,39の各下方への延設部39b,39b間にボス40を挟持して溶接する。そして、左右の可動フレーム回動用油圧シリンダ12のピストンロッドの先端のボス12aにより、第2のブラケット板39,39の延設部39b,39bを挟持するように油圧シリンダ12を配置し、これらのボス12aと、第2のブラケット板39,39の延設部39b,39bに設けたピン孔39c,39cと、前記ボス40とに挿着されるピン42により、油圧シリンダ12を可動フレーム9に連結する。
この構成において、図2に実線で示すように油圧シリンダ12を収縮させた状態においては、可動フレーム9は最も低い姿勢をとる。反対に、油圧シリンダ12を伸長させた2点鎖線に示す状態では可動フレーム9は最も高い姿勢をとる。そして最も低い姿勢の時と最も高い姿勢との間では、ΔHに示すブーム14の高低差を生じる。なお、可動フレーム9が最も低い姿勢をとるときにおいても、可動フレーム9にブーム14を取付けるピン13の位置よりも、可動フレーム9にブームシリンダ17を取付けるピン15の位置は前方となる。
図5はアーム20の先端に作業具として破砕具43を取付けて建物44の解体を行なう状態を示しており、この場合は油圧シリンダ12を伸長させて可動フレーム9を上方に回動させ、ブーム9を取付けるピン13の位置を高くすることにより、破砕具43の到達高さを高くして破砕作業を行なうことができる。作業具がバケットなど他の作業を行なう場合にもより高い箇所の作業が行なえる。
一方、図6に示すように、アーム20の先端に作業具としてバケット25を取付けて深掘を行なう場合には、油圧シリンダ12を収縮させて可動フレーム9の姿勢を低くすることにより、掘削深さを可動フレーム9が無い場合とそれほど変わらない程度に維持することができる。
このように、この実施の形態においては、可動フレーム9を油圧シリンダ12によって回動させ、もってブーム14やブームシリンダ17の連結部を上げることにより、作業具25,43の到達高さを高くすることができる。このため、標準機を用いて高い箇所の作業が行なえるので、ユーザーは大型の作業機を購入することなく、経済的に有利となる。
また、可動フレーム9を低い位置に下げることにより、深掘機能が犠牲になることもない。また、可動フレーム9を油圧シリンダ12によって回動させることにより、高所作業と低所作業の切換えのための姿勢変更が行なえるため、部品の着脱は不要で、姿勢の変更が容易に行なえる。また、ツーピース型のブームを用いる作業用フロントに比較して軽量の部材で構成でき、安定度が損なわれる度合も小さく、付加すべきカウンタウエイト8の量も比較的軽量ですむ。
また、図7に示すように、アーム20の先端にリフティングマグネット68を取付けてトラック70の荷台71に載せたボックス72内にスクラップ等の積み上げ、積み下ろしする場合、油圧シリンダ12を伸長させて可動フレーム9を上げ、ブーム14を高くすることにより、ブーム14がボックス72に当接することなく作業が行なえる。このため、リフティングマグネット68を取付けるブラケット73Aの上下寸法を大きくする必要がなくなる。
このように、リフティングマグネット68を取付けるブラケット73Aの高さを低くすることができるため、リフティングマグネット68の吸着面が到達できる最高位置を高くすることができる。また、リフティングマグネット68のブラケット73Aの高さを低くすることができ、重量を軽くすることができるので、安定性が向上し、吊上可能な荷重を増大させることができる。
また、図2に示すように、作業用フロント2を下部走行体3のクローラ3aに対して横向きとした状態において、可動フレーム9の上部に設けたブーム取付け用ピン孔38aの位置を、クローラ3aの外端部より内側に設定したので、作業機の安定性が損なわれない。
さらに、この実施の形態においては、可動フレーム9において、第1のブラケット板38がブーム14の取付けとブームシリンダ17の取付けに兼用されると共に、第2のブラケット板39がブームシリンダ17の取付けと可動フレーム回動用油圧シリンダ12の取付けに兼用されるため、可動フレーム9の構造が簡略化される。また、可動フレーム回動用油圧シリンダ12は、前記第2のブラケット板39,39の延設部39b,39b間に挟まれたボス40に挿着されるピン42の両端に連結される構造としたので、第1のブラケット板38の延設部と第2のブラケット板39の延設部39bとの間でボス12aを挟持して可動フレーム回動用油圧シリンダ12を取付ける場合に比較し、可動フレーム回動用油圧シリンダ12の取付けが容易となる。
上記実施の形態においては、ブームシリンダ17や可動フレーム回動用油圧シリンダ12を可動フレーム9の左右にそれぞれ1本ずつ合計2本ずつ連結する例について示したが、これらのブームシリンダ17や可動フレーム回動用油圧シリンダ12をそれぞれ1本ずつ設ける構成にも適用できる。図8はその一例を示す図であり、第2のブラケット板39,39間にブームシリンダ17のボトム側ボス17aを嵌めてピン(図示せず)により連結すると共に、第2のブラケット板39,39の各延設部39b,39b間に可動フレーム回動用油圧シリンダ12のピストンロッド端部のボス12aを嵌めてピン(図示せず)により連結する構造を示す。その他、本発明を実施する場合、例えば下部走行体3としてホイール式のものを用いる等、具体的な構成については、上記実施の形態に限らず、種々の変更、付加が可能である。
1:作業機本体、2:作業用フロント、3:下部走行体、4:旋回装置、5:上部旋回体、5a:旋回フレーム、6:運転室、7:油圧パワーユニット、8:カウンタウエイト、9:可動フレーム、11:ピン、12:可動フレーム回動用油圧シリンダ、13:ピン、14:ブーム,15,16:ピン、17:ブームシリンダ、19:ピン、20:アーム、21,22:ピン、23:アームシリンダ、24:ピン、25:作業具(バケット)、27:作業具回動用油圧シリンダ、30:アームリンク、32:作業具リンク、34:縦板、35:板材、36:ボス、36a:ピン孔、37:フロント取付け部、37a:第1のピン孔、37b:第2のピン孔、38:第1のブラケット板、38a:ピン孔、38b:延設部、38c:ピン孔、39:第2のブラケット板、39a:ピン孔、39b:延設部、39c:ピン孔、40:ボス、41,42:ピン、43:作業具(破砕具)、44:建物、68:リフティングマグネット、70:トラック、71:荷台、72:ボックス、73A:ブラケット

Claims (3)

  1. 下部走行体上に上部旋回体を設置し、
    ブームと、前記ブームを俯仰させるブームシリンダと、前記ブームの先端に回動可能に取付けられるアームと、前記アームを回動させるアームシリンダと、前記アームの先端に回動可能に取付けられる作業具と、前記作業具を回動させる油圧シリンダとを有する作業用フロントを備え、
    前記上部旋回体の基枠である旋回フレームに、前記ブームを取付け可能な第1のピン孔と、前記ブームシリンダを取付け可能な第2のピン孔とを有するフロント取付け部を備えた作業機において、
    前記作業用フロントと前記旋回フレームとの間に設けられ、前記第1のピン孔に挿着するピンを中心に回動可能に取付けられる可動フレームと、
    前記第2のピン孔に挿着するピンにより一端を前記旋回フレームに連結し、他端を、前記可動フレームの下部のシリンダ取付け用のブラケットにピンにより連結する可動フレーム回動用の油圧シリンダと、
    前記可動フレームの上部における前記第1のピン孔より上方の位置に設けられ、ブームを回動可能に取付けるピンを挿着するピン孔を有するブーム取付け用のブラケットと、
    前記可動フレームの前部に設けられ、前記ブームシリンダの一端を回動可能に取付けるピン孔を有するブームシリンダ取付け用のブラケットとを備えると共に、
    前記可動フレームを最も低い姿勢とした状態において、前記可動フレームに設けられたブームシリンダ取付け用のピン孔が、前記ブームを取付けるために前記可動フレームに設けられた前記ピン孔より前方に位置する
    ことを特徴とする作業機。
  2. 請求項1に記載の作業機において、
    前記作業用フロントを下部走行体のクローラに対して横向きとした状態において、前記可動フレームの上部に設けたブーム取付け用ピン孔の位置を、クローラの外端部より内側となるように設定した
    ことを特徴とする作業機。
  3. 請求項1または2に記載の作業機において、
    前記ブームシリンダはブームの左右にそれぞれ取付けられると共に、前記可動フレーム回動用油圧シリンダも前記可動フレームの左右にそれぞれ取付けられる構成を有し、
    前記可動フレームの上部に設けられる前記ブーム取付け用のブラケットは、前記ブームのフート部を挟んでピン付けする2枚の第1のブラケット板により構成され、
    前記可動フレームの前部に設けられたブームシリンダ取付け用のブラケットは、前記2枚の第1のブラケット板の各延設部と、前記可動フレームの前記各延設部の間に設けられ、左右のブームシリンダの基端部を前記各延設部との間でそれぞれ挟持してピン付けする2枚の第2のブラケット板とにより構成され、
    前記可動フレームの下部に設けられる可動フレーム回動用油圧シリンダ取付け用のブラケットは、前記2枚の第2のブラケット板の延設部およびこの延設部間に設けたボスとにより構成され、
    前記左右の可動フレーム回動用油圧シリンダは、前記第2のブラケット板の延設部を挟むように配置され、かつ前記ボスに挿着されるピンの両端に連結される
    ことを特徴とする作業機。
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