JP5575038B2 - バックホーのスタビライザ - Google Patents
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Description
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにしたバックホーのスタビライザを提供することを目的とする。
第1に、バックホーフレーム2に基部が枢支されかつ先端に枢支ブラケット部3Aを設けたスタビライザアーム3と、このスタビライザアーム3を昇降すべく先端が枢支ブラケット部3Aに枢支ピン4を介して連結されたアームシリンダ5と、前記枢支ブラケット部3Aに枢支軸6を介して連結されていて回動することにより地面と略対向する水平接地部8Aと地面に食い込み可能な山形状の食い込み接地部8Bとを作用位置に選択配置可能なパッド体8とを有するバックホーのスタビライザであって、
前記枢支ブラケット部3Aとパッド体8とには、食い込み接地部8Bを作用位置に配置したときに互いに面当たり係合して接地荷重を支える係合受け部9と係合部10とがそれぞれ設けられていることを特徴とする。
第3に、前記パッド体8は、枢支ブラケット部3Aを挟みかつ枢支軸6に嵌合された一対の食い込み接地部8Bの山裾からそれぞれ外方に水平接地部8Aが延設され、前記一対の食い込み接地部8Bは枢支ブラケット部3Aと交叉する係合部10を形成した連結部11で連結され、この連結部11の近傍で食い込み接地部8Bの外面と水平接地部8Aとが補強部12で連結されていることを特徴とする。
即ち、請求項1に係る発明は、枢支ブラケット部3Aとパッド体8とにそれぞれ設けた係合受け部9と係合部10とが、食い込み接地部8Bを作用位置に配置したときに互いに面当たり係合するので、軟弱地での接地姿勢を安定化して、パッド体8にかかる枢支軸廻りの接地荷重をスタビライザアーム3で支えることができる。
請求項3に係る発明は、枢支ブラケット部3Aを挟む一対の食い込み接地部8B間を連結する連結部11に係合部10を形成して、枢支ブラケット部3Aと交叉する位置で係合受け部9と係合できるので、係合部10及び係合受け部9を簡単かつ強固に形成することができる。
図2、6において、トラクタ・ローダ・バックホー(TLB)と称される作業車に適用されているバックホー16を示しており、このバックホー16はトラクタ車体17に固定の左右一対の装着フレーム18に着脱自在に連結されている。
前記バックホー16は、装着フレーム18に連結されるバックホーフレーム2と、このバックホーフレーム2の左右に設けた一対のスタビライザ1と、バックホーフレーム2上に配置した操縦装置19及び操縦席20と、バックホーフレーム2の後部に縦軸廻り揺動自在に支持された揺動ブラケット21と、この揺動ブラケット21に横軸廻り上下動自在に支持されたブーム22と、ブーム22の先端に横軸廻り上下動自在に支持されたアーム23と、アーム23の先端に設けられた第1作業具(バケット)24及び第2作業具25等を備えている。
前記左右各スタビライザ1は、前後連結壁31aの下部に基部が枢支されスタビライザアーム3と、このスタビライザアーム3を昇降するアームシリンダ5と、スタビライザアーム3の先端に設けられたパッド体8とを有する。
アームシリンダ5はシリンダチューブ5bの基部側が前後連結壁31aの上下中途部に連結されており、その伸縮により、図2に示すように、スタビライザアーム3をバックホーフレーム2から左右外下方へ突出させる接地姿勢と、スタビライザアーム3をバックホーフレーム2から左右外上側に折り畳む退避姿勢とに姿勢変更する。
即ち、食い込み接地部8Bは枢支軸6の軸心方向視(前後方向)で山形状であり、その食い込み接地部8Bの山裾から外方(前後方向)に水平接地部8Aが延設されている。一対の食い込み接地部8Bは枢支ブラケット部3Aを挟んで位置し、それらの端部同士(又は水平接地部8Aの端部同士)が連結部11で連結されている。
前記水平接地部8Aの平坦部分の下面には、凹凸のある金属板又はゴム体等の滑り止め部材13がボルト締結されている。この滑り止め部材13は着脱自在であり、地面の硬軟状態に応じて着脱される。滑り止め部材13を設けないとき、水平接地部8Aは端部から下向きに屈曲した部分が滑り止め部8Cとして機能し、この滑り止め部8Cが地面に食い込みながら水平接地部8Aの下面が接地する。
図1〜6において、前記パッド体8は、枢支軸6廻りに時計方向と反時計方向とに人為的に回動することにより、水平作用位置と食い込み作用位置とに簡単に選択配置でき、乾燥した硬い地面やコンクリート面上でスタビライザアーム3を左右外下方へ下げてパッド体8を接地させるとき水平作用位置に配置され、水分を多く含む地面や滑りやすい軟弱地で接地させるとき食い込み作用位置(図1に示す状態)に配置される。
例えば、パッド体8の係合部10を丸棒材で形成し、枢支ブラケット部3Aの係合受け部9を丸棒材と面接触する円弧凹部に形成してもよい。
2 バックホーフレーム
3 スタビライザアーム
3A 枢支ブラケット部
4 枢支ピン
5 アームシリンダ
6 枢支軸
8 パッド体
8A 水平接地部
8B 食い込み接地部
9 係合受け部
10 係合部
11 連結部
12 補強部
13 滑り止め部材
Claims (3)
- バックホーフレーム(2)に基部が枢支されかつ先端に枢支ブラケット部(3A)を設けたスタビライザアーム(3)と、このスタビライザアーム(3)を昇降すべく先端が枢支ブラケット部(3A)に枢支ピン(4)を介して連結されたアームシリンダ(5)と、前記枢支ブラケット部(3A)に枢支軸(6)を介して連結されていて回動することにより地面と略対向する水平接地部(8A)と地面に食い込み可能な山形状の食い込み接地部(8B)とを作用位置に選択配置可能なパッド体(8)とを有するバックホーのスタビライザであって、
前記枢支ブラケット部(3A)とパッド体(8)とには、食い込み接地部(8B)を作用位置に配置したときに互いに面当たり係合して接地荷重を支える係合受け部(9)と係合部(10)とがそれぞれ設けられており、
前記枢支ブラケット部(3A)の係合受け部(9)は、枢支ピン(4)の径外側でかつ枢支軸(6)から枢支ピン(4)までの距離より遠くに配置されていることを特徴とするバックホーのスタビライザ。 - 前記パッド体(8)は、枢支ブラケット部(3A)を挟みかつ枢支軸(6)に嵌合された一対の食い込み接地部(8B)の山裾からそれぞれ外方に水平接地部(8A)が延設され、前記一対の食い込み接地部(8B)は枢支ブラケット部(3A)と交叉する係合部(10)を形成した連結部(11)で連結されていることを特徴とする請求項1に記載のバックホーのスタビライザ。
- バックホーフレーム(2)に基部が枢支されかつ先端に枢支ブラケット部(3A)を設けたスタビライザアーム(3)と、このスタビライザアーム(3)を昇降すべく先端が枢支ブラケット部(3A)に枢支ピン(4)を介して連結されたアームシリンダ(5)と、前記枢支ブラケット部(3A)に枢支軸(6)を介して連結されていて回動することにより地面と略対向する水平接地部(8A)と地面に食い込み可能な山形状の食い込み接地部(8B)とを作用位置に選択配置可能なパッド体(8)とを有するバックホーのスタビライザであって、
前記枢支ブラケット部(3A)とパッド体(8)とには、食い込み接地部(8B)を作用位置に配置したときに互いに面当たり係合して接地荷重を支える係合受け部(9)と係
合部(10)とがそれぞれ設けられており、
前記パッド体(8)は、枢支ブラケット部(3A)を挟みかつ枢支軸(6)に嵌合された一対の食い込み接地部(8B)の山裾からそれぞれ外方に水平接地部(8A)が延設され、前記一対の食い込み接地部(8B)は枢支ブラケット部(3A)と交叉する係合部(10)を形成した連結部(11)で連結され、この連結部(11)の近傍で食い込み接地部(8B)の外面と水平接地部(8A)とが補強部(12)で連結されていることを特徴とするバックホーのスタビライザ。
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JP2011075252A JP5575038B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | バックホーのスタビライザ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011075252A JP5575038B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | バックホーのスタビライザ |
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JP5575038B2 true JP5575038B2 (ja) | 2014-08-20 |
Family
ID=47187446
Family Applications (1)
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JP2011075252A Active JP5575038B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | バックホーのスタビライザ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP5575038B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Family Cites Families (4)
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JPS54183811U (ja) * | 1978-06-19 | 1979-12-26 | ||
JPH0184350U (ja) * | 1987-11-27 | 1989-06-05 | ||
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2011
- 2011-03-30 JP JP2011075252A patent/JP5575038B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10322704B2 (en) | 2016-10-04 | 2019-06-18 | Caterpillar Inc. | Stabilizer pad for a work machine |
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