JP2015155620A - 作業機械、リンク及びアダプタ支持方法 - Google Patents

作業機械、リンク及びアダプタ支持方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015155620A
JP2015155620A JP2014031198A JP2014031198A JP2015155620A JP 2015155620 A JP2015155620 A JP 2015155620A JP 2014031198 A JP2014031198 A JP 2014031198A JP 2014031198 A JP2014031198 A JP 2014031198A JP 2015155620 A JP2015155620 A JP 2015155620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adapter
link
state
upper frame
end portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014031198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6260336B2 (ja
Inventor
恒輔 ▲高▼坂
恒輔 ▲高▼坂
Kosuke Kosaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2014031198A priority Critical patent/JP6260336B2/ja
Publication of JP2015155620A publication Critical patent/JP2015155620A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6260336B2 publication Critical patent/JP6260336B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shovels (AREA)

Abstract

【課題】アダプタを備える作業機械において、当該アダプタの最も高い箇所を所定の高さよりも低くすることが可能な技術の提供。【解決手段】輸送用リンク8は、直立する第1の状態において最も高い箇所が輸送規制高さを上回るアダプタ4を、油圧ショベル本体の前方に傾けて当該最も高い箇所が当該輸送規制高さ高さを下回る第2の状態において支持する。具体的には、輸送用リンク8は、基端部と先端部とを備え、第2の状態において、当該基端部がアッパーフレーム5に対して接続されるように構成される一方、当該先端部の上側を向く面81がアダプタ4の下側を向く面41と当接するように構成される。【選択図】図6

Description

本発明は、作業機械のブームの取り付け高さを高くするためのアダプタを所定の高さよりも低くした状態で当該アダプタを支持する技術に関する。
特許文献1では、メインブラケット(12)及びブームシリンダブラケット(13)を用いてアダプタ(19)がアッパーフレーム(3)上に着脱自在に取り付けられた作業機械が示されている(特許文献1の図3参照)。換言すれば、特許文献1では、ブーム(6)の基端部にアダプタ(19)を挿入した作業機械が示されている。
特開2009−121047号公報
さて、図1は、メインブーム7の基端部にアダプタ4が装着された油圧ショベル1を一例として示す。
図1に示すように、油圧ショベル1では、通常、ブームの取り付け高さを高くするためのアダプタ4が本リンク6により支持されて直立状態を有している。
当該直立状態では、アダプタ4に対してメインブーム7を装着可能である一方、当該アダプタ4の最も高い箇所が油圧ショベル1を輸送する際に定められた高さの基準(以下、輸送規制高さHTとも称する)を上回るという問題が有った。
そこで本発明の目的は、アダプタを備える作業機械において、当該アダプタの最も高い箇所を所定の高さよりも低くすることが可能な技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、作業機械であって、アッパーフレームと、ブームの取り付け高さを高くするためのアダプタであって、前記アッパーフレームに接続され、直立する第1の状態において最も高い箇所が所定の高さを上回るアダプタと、前記アダプタが機械本体の前方に傾けられることにより前記アダプタの最も高い箇所が前記所定の高さを下回る第2の状態において、前記アダプタを支持する第1のリンクとを備え、前記第1のリンクは、前記第2の状態において、基端部が前記アッパーフレームに対して接続される一方、先端部の上側を向く面が前記アダプタの下側を向く面に当接するように構成されることを特徴とする作業機械を提供している。
また、前記第1のリンクは、前記基端部が接続用のピンを介して前記アッパーフレームに接続されるように構成されており、前記作業機械は、前記接続用のピンを中心とする前記第1のリンクの回動を防止する回動防止手段をさらに備えるのが好ましい。
また、前記回動防止手段は、前記基端部の一部を下方に突起させた突起部を含み、前記突起部は、前記第2の状態において、前記アッパーフレームの前端部に係合することによって前記第1のリンクの回動を防止するように構成されるのが好ましい。
また、前記回動防止手段は、前記基端部の底面の少なくとも一部を構成する平面を含み、 前記平面は、前記第2の状態において、前記アッパーフレームの上側の平坦な面に対して当接することによって前記第1のリンクの回動を防止するように構成されるのが好ましい。
また、前記回動防止手段は、前記アダプタの下側を向く面に設けられた回動防止ブロックを含み、前記回動防止ブロックは、前記第2の状態において、前記機体本体の前後方向における前記先端部の前側と後側との少なくとも一方に設けられ、前記先端部に当接することによって前記第1のリンクの回動を防止するように構成されるのが好ましい。
また、前記第1の状態において、接続用のピンを用いて一端側が前記アッパーフレームに接続されるとともに他端側が前記アダプタに接続される第2のリンクをさらに備え、前記第2の状態において、前記一端側は前記アッパーフレームから取り外される一方、前記他端側は前記アダプタに接続されたままの状態を維持するように構成されるのが好ましい。
また、前記第2の状態において、前記第1のリンクの前記先端部の上側を向く面と前記アダプタの下側を向く面との間に挿入される保護部材をさらに備えるのが好ましい。
また、本発明は、ブームの取り付け高さを高くするためのアダプタであって直立する第1の状態において最も高い箇所が所定の高さを上回るアダプタを、機械本体の前方に傾けて前記最も高い箇所が前記所定の高さを下回る第2の状態において支持するリンクであって、基端部と先端部とを備え、前記第2の状態において、前記基端部はアッパーフレームに対して接続されるように構成される一方、前記先端部の上側を向く面が前記アダプタの下側を向く面と当接するように構成されることを特徴とするリンクをも提供している。
また、前記先端部の上側を向く面が前記アダプタの下側を向く面に面接触するように構成されるのが好ましい。
また、本発明は、作業機械のブームの取り付け高さを高くするためのアダプタであって直立する第1の状態において最も高い箇所が所定の高さを上回るアダプタを、前記第1の状態から機体本体の前方に傾けて最も高い箇所が前記所定の高さを下回る第2の状態に遷移させて支持するアダプタ支持方法であって、a)前記第1の状態において接続用ピンを用いて一端側が前記アッパーフレームに接続されるとともに他端側が前記アダプタに接続される本リンクの前記一端側から、前記接続用ピンを抜いて前記一端側を前記アッパーフレームから取り外すステップと、b)前記第2の状態において前記アダプタを支持する輸送用リンクの基端部に前記接続用ピンを挿入し、前記基端部を前記アッパーフレームに取り付けるステップと、c)前記アダプタを前記第1の状態から前記第2の状態に遷移させ、前記輸送用リンクの先端部の上側を向く面を前記アダプタの下側を向く面に当接させるステップとを備えることを特徴とするアダプタ支持方法をも提供している。
また、ブーム支持方法は、d)前記アダプタに脱着可能な前記ブームを動作させるシリンダの先端部を、接続部材を介して前記アダプタに接続するステップと、e)前記ステップa)で取り外された前記本リンクの前記一端側を、接続部材を介して前記シリンダの先端部に接続するステップとをさらに備えるのが好ましい。
請求項1記載の作業機械によれば、アダプタの最も高い箇所が所定の高さを下回る第2の状態において、当該アダプタを支持する第1のリンクの先端部の上側を向く面が当該アダプタの下側を向く面に当接する。そのため、アダプタの最も高い箇所を所定の高さよりも低くすることが可能である。
請求項2記載の作業機械によれば、接続用のピンを中心とする第1のリンクの回動を防止することが可能である。
請求項3記載の作業機械によれば、第1のリンクの基端部に設けられた突起部がアッパーフレームの前端部に係合するので、当該第1のリンクの前回り方向の回動を特に防止することが可能である。
請求項4記載の作業機械によれば、第1のリンクの基端部の底面の少なくとも一部を構成する平面がアッパーフレームの上側の平坦な面に対して当接するので、当該第1のリンクの後ろ回り方向の回動を特に防止することが可能である。
請求項5記載の作業機械によれば、第1のリンクの先端部の前側と後側との少なくとも一方に回動防止ブロックが設けられるので、当該第1のリンクの前回り方向の回動と後ろ回り方向の回動との一方或いは双方を防止することが可能である。
請求項6記載の作業機械によれば、第2の状態において、第2のリンクの一端側はアッパーフレームから取り外される一方、当該第2のリンクの他端側はアダプタへの接続状態が維持されるように構成される。そのため、アダプタを第1のリンクにより支持する第2の状態において、第2のリンクの他端側をアダプタから取り外すための手間を要さずに済む。
請求項7記載の作業機械によれば、第1のリンクの先端部の上側を向く面とアダプタの下側を向く面との間に保護部材が挿入されるので、当該アダプタの下側の面が傷つけられるのを防止することが可能である。
請求項8記載のリンクによれば、アダプタの最も高い箇所が所定の高さを下回る第2の状態において、先端部の上側を向く面が当該アダプタの下側を向く面に当接する。そのため、当該先端部を接続用のピンを介してアダプタに接続する場合に比べて、当該アダプタをより簡易に支持することが可能である。すなわち、アダプタを備える作業機械において、当該アダプタの最も高い箇所を所定の高さよりも低くする際の作業効率を向上させることが可能である。
請求項9記載のリンクによれば、先端部の上側を向く面がアダプタの下側を向く面に面接触するように構成されるので、当該アダプタをより安定して支持することが可能である。
請求項10記載のアダプタ支持方法によれば、アダプタの最も高い箇所が所定の高さを下回る第2の状態において、先端部の上側を向く面が当該アダプタの下側を向く面に当接する。そのため、当該先端部を接続用のピンを介してアダプタに接続する場合に比べて、当該アダプタをより簡易に支持することが可能である。すなわち、アダプタを備える作業機械において、当該アダプタの最も高い箇所を所定の高さよりも低くする際の作業効率を向上させることが可能である。
請求項11記載のアダプタ支持方法によれば、アッパーフレームから取り外された本リンクが接続部材を介してシリンダに固定されるので、当該本リンクが回動して作業機械の輸送が阻害されるのを防止することが可能である。
本発明の実施形態による油圧ショベルを示す図。 本リンクの基端部を取り外す前の状態を示す図。 本リンクの基端部を取り外した後の状態を示す図。 アッパーフレームに輸送用リンクの基端部を取り付けた状態を示す図。 アダプタが輸送用リンクにより支持された状態を示す図。 輸送用リンクを示す拡大図。 変形例に係る輸送用リンク及び回動防止ブロックを示す拡大図。 変形例に係る輸送用リンクを示す拡大図。 変形例に係るアッパーフレームの形状を示す拡大図。 図1の油圧ショベル本体の正面図。
<1.実施形態>
本発明の実施形態による作業機械について図1乃至図6に基づき説明する。以下、作業機械の一例として油圧ショベルを例にとって説明する。
図1に示すように、油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2と上部旋回体3とを備えて構成される。
上部旋回体3は、下部走行体2上に搭載されており、下部走行体2に対して鉛直軸まわりに旋回することが可能である。
図1に示すように、上部旋回体3には、アダプタ4、アッパーフレーム5、及びメインブーム7等が備えられている。
アダプタ4は、メインブーム7の基端部(メインブームフットとも称する)に追加的に挿入される部材であり、アッパーフレーム5に取り付けられる。
図1に示すように、アダプタ4は、通常、本リンク6によって支持されて直立状態を有している。
本リンク6は、アダプタ4とアッパーフレーム5とを跨設することにより、当該アダプタ4を支持するリンクである。具体的には、本リンク6は、接続用のピンPN1を介して基端部がアッパーフレーム5に接続されるとともに接続用のピンPN2を介して先端部がアダプタ4に接続されるように構成されている。
メインブーム7は、アダプタ4に対して脱着可能なブームであり、ブームシリンダ70を備えて構成される。
さて、上述したように、アダプタ4が直立した状態(以下、単に状態ST1とも称する)においては、当該アダプタ4の最も高い箇所が輸送規制高さHTを上回り、油圧ショベル1を輸送し得ないという問題が有った。
そこで、本実施形態では、次述のアダプタ支持方法を採用することによって、アダプタ4を輸送規制高さHTよりも低くした状態で当該アダプタ4を支持する。
具体的には、図2に示すように、まず、ブームシリンダ70の先端部71と、アダプタ4のメインブーム7との接続部CN1とをチェーンブロックCBを使用して接続し、当該ブームシリンダ70を固定する。
この後、図2に示すように、接続部CN1にワイヤーWRを取り付けて当該アダプタ4を上方に吊り、本リンク6の基端部62に挿入された接続用のピンPN1を取り外す。そして、図3に示すように、本リンク6の基端部62を油圧ショベル1本体の前方に待避させるとともに、当該本リンク6の基端部62とブームシリンダ70の先端部71とをチェーンブロックCBで接続し、当該本リンク6を固定する。なお、本リンク6の基端部62はアッパーフレーム5から取り外される一方、当該本リンク6の先端部61はアダプタ4に対して接続されたままの状態を維持する。
次に、図4に示すように、輸送用リンク8の基端部をアッパーフレーム5に接続する。この輸送用リンク8の接続には、本リンク6の基端部62をアッパーフレーム5に接続していた接続用のピンPN1が用いられる。
この後、図5に示すように、アダプタ4を徐々に油圧ショベル1本体の前方に傾けて輸送用リンク8の先端部をアダプタ4の下側の面41(図6)(アダプタ4の腹とも称される)に当てる。これにより、アダプタ4を輸送用リンク8で支持しつつ、当該アダプタ4の最も高い箇所を輸送規制高さHT以下にすることが可能である。以下では、説明簡略化のため、アダプタ4が油圧ショベル1本体の前方に傾けられることにより、アダプタ4の最も高い箇所が輸送規制高さHTを下回る状態を単に状態ST2とも称する。
図6は、図5に示す領域AR1を拡大した拡大図である。図6に示すように、輸送用リンク8は、先端部の上側を向く面81がアダプタ4の下側を向く面41に当接するように構成される。具体的には、図6に示すように、輸送用リンク8の先端部の上側を向く面81は、ゴムや布等の保護部材PTを介してアダプタ4の下側を向く面41に面接触するように構成されている。なお、ここでは、輸送用リンク8の先端部の上側を向く面81及びアダプタ4の下側を向く面41の双方が平面で構成されている。また、輸送用リンク8は、本リンク6よりも短い。
また、図6に示すように、輸送用リンク8は、基端部の一部を下方に突起させた突起部82を備えて構成される。この突起部82は、状態ST2において、アッパーフレーム5の前端部51に係合することによって、輸送用リンク8の前回り方向TN1の回動を防止するように構成されている。
また、輸送用リンク8の基端部は、アッパーフレーム5の上側の平坦な面に対して当接することによって、輸送用リンク8の後ろ回り方向TN2の回動を防止する平面83をも備えて構成される。この平面83は、輸送用リンク8の基端部における底面の一部を構成している。
以上のように、突起部82及び平面83は、輸送用リンク8の回動を防止する回動防止手段として機能する。
以上説明したように、本実施形態では、図6に示すように、アダプタ4が前方に傾けられた状態ST2において、アダプタ4を支持する輸送用リンク8の先端部の上側を向く面81が当該アダプタ4の下側を向く面41に当接する。そのため、アダプタ4を備える油圧ショベル1において、アダプタ4の最も高い箇所を輸送規制高さHTよりも低くすることが可能である。
図10は、図1の油圧ショベル1においてメインブーム7が取り外された状態を示す正面図である。図10に示すように、アダプタ4と本リンク6の先端部61とを接続する接続用のピンの挿入孔は左右に2箇所存在する。また、アッパーフレーム5と本リンク6の基端部62とを接続する接続用のピンの挿入孔も左右に2箇所存在する。
本実施形態では、図5に示されるように、状態ST2において、本リンク6の基端部62はアッパーフレーム5から取り外される一方、当該本リンク6の先端部61はアダプタ4への接続状態が維持される。
そのため、本実施形態では、本リンク6の取り外し作業において、基端部の2箇所の接続用のピンを取り外せばよい。また、輸送用リンク8の取り付け作業においても、基端部の2箇所に接続用のピンを取り付ければよい。さらに、本リンク6の先端部がアダプタ4に取り付けられた状態が維持されるため、当該本リンク6を別途輸送するための手間も生じない。
特に、上記実施形態では、輸送用リンク8の上側を向く面81がアダプタ4の下側を向く面41に面接触するように構成されているので、当該アダプタ4を非常に安定した状態で支持することが可能である。
また、図6に示すように、輸送用リンク8の先端部の上側を向く面81とアダプタ4の下側を向く面41との間に保護部材PTが挿入されるので、アダプタ4の下側の面41が傷つけられるのを防止することが可能である。
また、図6に示すように、輸送用リンク8の基端部に設けられた突起部82がアッパーフレーム5の前端部51に係合するので、当該輸送用リンク8の前回り方向TN1の回動を防止することが可能である。
また、輸送用リンク8の基端部の底面の一部を構成する平面83がアッパーフレーム5の上側の平坦な面に対して当接するので、当該輸送用リンク8の後ろ回り方向TN2の回動を防止することが可能である。
また、図4に示すように、ブームシリンダ70の先端部71がチェーンブロックCBを介してアダプタ4の接続部CN1に接続されるとともに、本リンク6の基端部62がチェーンブロックCBを介してブームシリンダ70の先端部71に接続される。そのため、本リンク6が回動して油圧ショベル1の輸送が阻害されるのを防止することが可能である。
<2.変形例>
本発明による作業機械及びリンクは上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
例えば、上記実施形態では、図6に示すように、突起部82及び平面83を回動防止手段として設ける場合を例示したが、これに限定されず、図7に示すように、アダプタ4の下側の面41に回動防止ブロック43a,43bを設けるようにしてもよい。なお、回動防止ブロック43a,43bは、図7に示すように、油圧ショベル1本体の前後方向において、輸送用リンク85の先端部の前側と後側との双方に設けられ、当該先端部に当接することによって当該輸送用リンク85の回動を防止するようにすればよい。あるいは、上記実施形態の突起部82をも設けることを前提に後側の回動防止ブロック43aのみを設けるようにしてもよく、上記実施形態の平面83をアッパーフレーム5の上側の平坦な面に当接することを前提に前側の回動防止ブロック43bのみを設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、図6に示すように、輸送用リンク8の基端部の約半分を構成する平面83が回動防止手段として構成される場合を例示したが、これに限定されない。例えば、図8に示すように、輸送用リンク86の底面を後側に引き伸ばし、平面83よりも面積の大きい平面84が回動防止手段として構成されるようにしてもよい。これによれば、アッパーフレーム5の上側の平坦な面に対して接触する面積が増えるので、より確実に輸送用リンク86の回動を防止することが可能である。
また、上記実施形態では、図6に示すように、輸送用リンク8の基端部に突起部82を設け、当該突起部82をアッパーフレーム5の前端部に係合して当該輸送用リンク8の回動を防止する場合を例示したが、これに限定されない。たとえば、図9に示すように、アッパーフレーム5の前端部を前方に引き延ばし、輸送用リンク87の底面とアッパーフレーム5の上側を向く面とを当接させることにより当該輸送用リンク87の回動を防止するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、本発明の思想を油圧ショベル1に適用する場合を例示したが、これに限定されず、アダプタが装着される他の作業機械(解体機等)に適用してもよい。
以上のように本発明にかかる作業機械は、例えば、アダプタが装着された油圧ショベルに適している。
1 油圧ショベル、2 下部走行体、3 上部旋回体、4 アダプタ、
5 アッパーフレーム、6 本リンク、7 メインブーム、8 輸送用リンク、
43a,43b 回動防止ブロック、51 前端部、
61 先端部、62 基端部、70 ブームシリンダ、71 先端部、82 突起部、
83,84 平面、85 輸送用リンク、86 輸送用リンク、87 輸送用リンク、
AR1 領域、CB チェーンブロック、CN1 接続部、
PN1,PN2 ピン、PT 保護部材、WR ワイヤー

Claims (11)

  1. 作業機械であって、
    アッパーフレームと、
    ブームの取り付け高さを高くするためのアダプタであって、前記アッパーフレームに接続され、直立する第1の状態において最も高い箇所が所定の高さを上回るアダプタと、
    前記アダプタが機械本体の前方に傾けられることにより前記アダプタの最も高い箇所が前記所定の高さを下回る第2の状態において、前記アダプタを支持する第1のリンクと、
    を備え、
    前記第1のリンクは、前記第2の状態において、基端部が前記アッパーフレームに対して接続される一方、先端部の上側を向く面が前記アダプタの下側を向く面に当接するように構成されることを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記第1のリンクは、前記基端部が接続用のピンを介して前記アッパーフレームに接続されるように構成されており、
    前記作業機械は、前記接続用のピンを中心とする前記第1のリンクの回動を防止する回動防止手段をさらに備えることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項2に記載の作業機械において、
    前記回動防止手段は、前記基端部の一部を下方に突起させた突起部を含み、
    前記突起部は、前記第2の状態において、前記アッパーフレームの前端部に係合することによって前記第1のリンクの回動を防止するように構成されることを特徴とする作業機械。
  4. 請求項2または請求項3に記載の作業機械において、
    前記回動防止手段は、前記基端部の底面の少なくとも一部を構成する平面を含み、
    前記平面は、前記第2の状態において、前記アッパーフレームの上側の平坦な面に対して当接することによって前記第1のリンクの回動を防止するように構成されることを特徴とする作業機械。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の作業機械において、
    前記回動防止手段は、前記アダプタの下側を向く面に設けられた回動防止ブロックを含み、
    前記回動防止ブロックは、前記第2の状態において、前記機体本体の前後方向における前記先端部の前側と後側との少なくとも一方に設けられ、前記先端部に当接することによって前記第1のリンクの回動を防止するように構成されることを特徴とする作業機械。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の作業機械において、
    前記第1の状態において、接続用のピンを用いて一端側が前記アッパーフレームに接続されるとともに他端側が前記アダプタに接続される第2のリンクをさらに備え、
    前記第2の状態において、前記一端側は前記アッパーフレームから取り外される一方、前記他端側は前記アダプタに接続されたままの状態を維持するように構成されることを特徴とする作業機械。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の作業機械において、
    前記第2の状態において、前記第1のリンクの前記先端部の上側を向く面と前記アダプタの下側を向く面との間に挿入される保護部材をさらに備えることを特徴とする作業機械。
  8. 作業機械のブームの取り付け高さを高くするためのアダプタであって直立する第1の状態において最も高い箇所が所定の高さを上回るアダプタを、機械本体の前方に傾けて前記最も高い箇所が前記所定の高さを下回る第2の状態において支持するリンクであって、
    基端部と先端部とを備え、
    前記第2の状態において、前記基端部はアッパーフレームに対して接続されるように構成される一方、前記先端部の上側を向く面が前記アダプタの下側を向く面と当接するように構成されることを特徴とするリンク。
  9. 請求項8に記載のリンクにおいて、
    前記先端部の上側を向く面が前記アダプタの下側を向く面に面接触するように構成されること特徴とするリンク。
  10. 作業機械のブームの取り付け高さを高くするためのアダプタであって直立する第1の状態において最も高い箇所が所定の高さを上回るアダプタを、前記第1の状態から機体本体の前方に傾けて最も高い箇所が前記所定の高さを下回る第2の状態に遷移させて支持するアダプタ支持方法であって、
    a)前記第1の状態において接続用ピンを用いて一端側が前記アッパーフレームに接続されるとともに他端側が前記アダプタに接続される本リンクの前記一端側から、前記接続用ピンを抜いて前記一端側を前記アッパーフレームから取り外すステップと、
    b)前記第2の状態において前記アダプタを支持する輸送用リンクの基端部に前記接続用ピンを挿入し、前記基端部を前記アッパーフレームに取り付けるステップと、
    c)前記アダプタを前記第1の状態から前記第2の状態に遷移させ、前記輸送用リンクの先端部の上側を向く面を前記アダプタの下側を向く面に当接させるステップと、
    を備えることを特徴とするアダプタ支持方法。
  11. 請求項10に記載のアダプタ支持方法において、
    d)前記アダプタに脱着可能な前記ブームを動作させるシリンダの先端部を、接続部材を介して前記アダプタに接続するステップと、
    e)前記ステップa)で取り外された前記本リンクの前記一端側を、接続部材を介して前記シリンダの先端部に接続するステップと、
    をさらに備えることを特徴とするアダプタ支持方法。
JP2014031198A 2014-02-21 2014-02-21 作業機械、リンク及びアダプタ支持方法 Active JP6260336B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014031198A JP6260336B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 作業機械、リンク及びアダプタ支持方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014031198A JP6260336B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 作業機械、リンク及びアダプタ支持方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015155620A true JP2015155620A (ja) 2015-08-27
JP6260336B2 JP6260336B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=54775070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014031198A Active JP6260336B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 作業機械、リンク及びアダプタ支持方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6260336B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5312205U (ja) * 1976-07-15 1978-02-01
US4393607A (en) * 1981-10-05 1983-07-19 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Hydraulic excavator
JP2008248512A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Taguchi Kogyo:Kk ブーム取付アダプタ
JP2012097484A (ja) * 2010-11-03 2012-05-24 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5312205U (ja) * 1976-07-15 1978-02-01
US4393607A (en) * 1981-10-05 1983-07-19 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Hydraulic excavator
JP2008248512A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Taguchi Kogyo:Kk ブーム取付アダプタ
JP2012097484A (ja) * 2010-11-03 2012-05-24 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6260336B2 (ja) 2018-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI379029B (en) Wear assembly for excavating machines
NZ594016A (en) Wear teeth for bucket edge teeth of digging machines
JP2004068593A (ja) 掘削器具用コーナツースアダプタ構造
JP6260336B2 (ja) 作業機械、リンク及びアダプタ支持方法
JP5708369B2 (ja) 作業機械
JP2009263996A (ja) 作業機械
JP2017141075A (ja) 旋回式作業機械、およびこれに用いられるフロート装置
KR101254193B1 (ko) 중장비 작업기의 퀵체인지 구조
JP2016089499A (ja) ツース盤、ツース盤構造及びバケット
JP6248686B2 (ja) クローラ式車両の下部走行体
JP2015155229A (ja) クローラ式車両の下部走行体
JP2007191260A (ja) フック付き作業機械
JP5692249B2 (ja) 建設機械のアタッチメント部材の組立、分解、輸送方法及び同アタッチメント部材用架台
IT201700008621A1 (it) Piede di stabilizzazione per braccio di stabilizzazione di una macchina da lavoro
JP6555012B2 (ja) 作業機械
JP5603400B2 (ja) 自動二輪車用整備スタンド
KR20130058127A (ko) 굴삭기 집게장치의 보조 작업구
JP5708346B2 (ja) 作業機械
JP2017179943A (ja) 作業機械
JP5794247B2 (ja) 建設機械
JP6918615B2 (ja) 形状保持装置およびシールド掘進機
JP6577217B2 (ja) 油圧ブレーカ用サイドブラケットおよびこれを備える油圧ブレーカ
JP5991120B2 (ja) 建設機械
JP2014194115A (ja) クローラ式林内作業機械
JP2020147391A (ja) フォークリフト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6260336

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150