JP2015155229A - クローラ式車両の下部走行体 - Google Patents

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Abstract

【課題】トラックフレームに対するトランスリフタ装置の取付構造を工夫することで、トラックフレームの輸送幅がトレーラの車幅制限を超えないようにする。
【解決手段】トラックフレーム12の上面における前後両側には、固定ブラケット13がそれぞれ設けられている。トランスリフタ装置30には、リフタ本体部31から固定ブラケット13側に向かって張り出した支持アーム部35が設けられている。トランスリフタ装置30とトラックフレーム12とは、連結ピン40がアーム側ピン孔35a及びブラケット側ピン孔13aに嵌め込まれ、支持アーム部35の先端部が連結ピン40を中心に回動してトラックフレーム12を押圧することで、着脱可能に取り付けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、クローラ式車両の下部走行体に関するものである。
従来より、油圧ショベルやクローラクレーン等のクローラ式車両において、作業時には安定度を高めるためにクローラ幅を拡張する一方、輸送時にはトレーラの輸送制限に適応するためにクローラ幅を縮小するようにした構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的に、クローラ式車両のトラックフレームの左右両側には、外周にクローラが装着されるサイドフレームが配設されている。左右のサイドフレームは、左右のクローラ間隔が最大となるクローラ幅拡張位置とクローラ間隔が最小となるクローラ幅縮小位置との間で左右方向に移動可能となっている。
ところで、積載量の小さなトレーラにトラックフレームを積み込んで輸送する場合には、サイドフレームをクローラ幅縮小位置に移動させたとしても、トレーラの車幅制限を超えてしまい、トレーラに搭載できないことがある。
このような場合には、トラックフレームの前後幅が左右幅よりも幅狭となっているので、トランスリフタ装置によって下部走行体を持ち上げてトラックフレームからサイドフレームを一旦取り外し、トラックフレームの前後をトレーラの左右に向けた状態でトレーラに搭載させるようにしている。
ここで、トランスリフタ装置のトランスリフタアームは、トラックフレームの前後両側に設けられたアーム取付ブラケットに対して挿脱自在なアーム取付ピンを介して、アーム取付ブラケットに取り付けられている。
特開2010−064595号公報
しかしながら、従来のクローラ式車両では、トラックフレームの前後両側(トレーラに搭載したときには左右両側)に、トランスリフタアームを取り付けるための取付ブラケットが設けられているので、前後の取付ブラケット間の距離がトラックフレームの輸送幅の最広部となる。そのため、トラックフレームからサイドフレームを取り外したとしても、トラックフレームの輸送幅がトレーラ輸送時の車幅制限を超えてしまうおそれがあった。
また、取付ブラケットの一部がトラックフレーム底板よりも下方に飛び出しており、機械の最低地上高さとなる。そのため、通常作業時に、岩や解体ガラへの乗り上げや破損の要因となるおそれがあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、トラックフレームに対するトランスリフタ装置の取付構造を工夫することで、トラックフレームの輸送幅がトレーラの車幅制限を超えないようにすることにある。
本発明は、トラックフレームと、外周にクローラが装着されて該トラックフレームの左右両側に着脱可能に取り付けられた左右一対のサイドフレームとを備え、該トラックフレームの前後両側に、該トラックフレームを持ち上げるための前後一対のトランスリフタ装置を着脱可能なクローラ式車両の下部走行体を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記トラックフレームの上面における前後両側には、左右方向に貫通するブラケット側ピン孔が形成された固定ブラケットがそれぞれ設けられ、
前記トランスリフタ装置は、リフタ本体部と、該リフタ本体部を昇降させるリフトシリンダと、該リフタ本体部から前記固定ブラケット側に向かって張り出し且つ前記ブラケット側ピン孔に対応して左右方向に貫通するアーム側ピン孔が形成された支持アーム部とを有し、
前記トランスリフタ装置と前記トラックフレームとは、前記アーム側ピン孔及び前記ブラケット側ピン孔に連結ピンが嵌め込まれることで着脱自在に取り付けられ、
前記支持アーム部の先端部は、前記アーム側ピン孔の形成位置よりも前記リフタ本体部に対して反対方向に突出して延びることで、前記トラックフレームを持ち上げたときに該トラックフレームの上部に当接して該トラックフレームの支持反力を受けるように構成されていることを特徴とするものである。
第1の発明では、トラックフレームの上面に固定ブラケットが設けられる。トランスリフタ装置とトラックフレームとは、アーム側ピン孔及びブラケット側ピン孔に連結ピンが嵌め込まれることで着脱可能に取り付けられる。トランスリフタ装置でトラックフレームを持ち上げると、支持アーム部の先端部がトラックフレームの上部に当接してトラックフレームの支持反力を受ける。
このような構成とすれば、トラックフレームにトランスリフタ装置を取り付けるにあたって、従来のようにトラックフレームの前後両側から取付ブラケットを張り出させる必要が無い。これにより、トラックフレームの輸送幅の最広部は、トラックフレームの前後幅となるので、トラックフレームの輸送幅がトレーラの車幅制限を超えないようにすることができる。
また、固定ブラケットがトラックフレーム底板よりも下方に飛び出さない構造としたため、通常作業時に、岩や解体ガラへの乗り上げや破損を防止することができる。
また、トランスリフタ装置とトラックフレームとを連結ピンによって連結させた構造とすることで、トランスリフタ装置とトラックフレームとの着脱作業を容易に行うことができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記トラックフレームにおける前記支持アーム部の先端部に当接する面には、補強部材が設けられていることを特徴とするものである。
第2の発明では、支持アーム部の先端部に当接する面に補強部材が設けられているから、トラックフレームにかかる荷重を補強部材で受け止めることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記トラックフレームにおける前後両側の側壁部には、フレーム側当接部がそれぞれ設けられ、
前記リフタ本体部には、該リフタ本体部が前記連結ピンを中心に該トラックフレームの側壁部側に回動したときに、前記フレーム側当接部に当接するリフタ側当接部が設けられていることを特徴とするものである。
第3の発明では、リフタ本体部が連結ピンを中心に回動してフレーム側当接部とリフタ側当接部とが当接する。これにより、トラックフレーム及びトランスリフタ装置をトレーラに搭載してリフトシリンダが地面から離れたときに、リフタ本体部が連結ピンを中心に回動してトラックフレームに衝突してしまうのを抑えることができる。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のうち何れか1つにおいて、
前記トラックフレームの上面における前後両側には、互いに間隔をあけて配設された左右一対の前記固定ブラケットがそれぞれ設けられ、
前記支持アーム部は、左右一対の前記固定ブラケットの間で互いに間隔をあけて左右一対に設けられ、
前記連結ピンは、左右一対の前記固定ブラケット及び前記支持アーム部をそれぞれ連結するために左右一対に設けられ、
前記トランスリフタ装置は、
左右一対の前記支持アーム部の間に配設されて前記連結ピンの軸方向に沿って平行に延びるガイド部と、
左右一対の前記連結ピンの基端部をそれぞれ保持するとともに、該連結ピンが前記アーム側ピン孔及び前記ブラケット側ピン孔に嵌め込まれた連結位置と、該連結ピンが該ブラケット側ピン孔から取り外され且つ該連結ピンの先端部が該アーム側ピン孔に嵌め込まれた解除位置との間で、前記ガイド部に支持されながら移動可能な左右一対のピン保持部とを有することを特徴とするものである。
第4の発明では、左右一対のピン保持部は、ガイド部材に支持されながら連結位置と解除位置との間で移動可能となっている。連結位置は、連結ピンがアーム側ピン孔及びブラケット側ピン孔に嵌め込まれた位置である。解除位置は、連結ピンがブラケット側ピン孔から取り外され且つ連結ピンの先端部がアーム側ピン孔に嵌め込まれた位置である。
このような構成とすれば、作業者は、左右一対の連結ピンの重量を1つのガイド部で支持しながら連結ピンの着脱作業をスムーズに行うことができる。また、解除位置では、連結ピンの先端部がアーム側ピン孔に嵌め込まれたままとなっている。これにより、連結ピンがアーム側ピン孔から完全には抜けない状態となり、連結ピンが落下してしまうおそれがない。また、支持アーム部と連結ピンとが一体化されているため、再度、連結ピンをブラケット側ピン孔に嵌め込む際に、連結ピンを持ち上げてアーム側ピン孔に差し込む作業が不要となり、スムーズに嵌め込み作業を行うことができる。
第5の発明は、第4の発明において、
前記ピン保持部に当接して該ピン保持部を前記解除位置に位置付けるストッパ部を有することを特徴とするものである。
第5の発明では、ピン保持部がストッパ部に当接するまで移動させるだけで、ピン保持部を解除位置に位置付けることができるから、連結ピンが意図せずに落下してしまうおそれがない。
本発明によれば、トラックフレームにトランスリフタ装置を取り付けるにあたって、従来のようにトラックフレームの前後両側から取付ブラケットを張り出させる必要が無い。これにより、トラックフレームの輸送幅の最広部は、トラックフレームの前後幅となるので、トラックフレームの輸送幅がトレーラの車幅制限を超えないようにすることができる。
また、固定ブラケットがトラックフレーム底板よりも下方に飛び出さない構造としたため、通常作業時に、岩や解体ガラへの乗り上げや破損を防止することができる。
また、トランスリフタ装置とトラックフレームとを連結ピンによって連結させた構造とすることで、トランスリフタ装置とトラックフレームとの着脱作業を容易に行うことができる。
本発明の実施形態1に係るクローラ式車両の下部走行体の構成を示す平面図である。 トラックフレームにトランスリフタ装置を取り付けた状態を示す斜視図である。 トラックフレームにトランスリフタ装置を取り付けた状態を示す平面図である。 トラックフレームにトランスリフタ装置を取り付けた状態を示す側面図である。 本実施形態2に係るトランスリフタ装置の構成を示す側面図である。 連結ピンを連結位置に位置付けた状態を示す平面図である。 連結ピンを解除位置に位置付けた状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。各図には、上下や前後左右の方向を矢印で示してある。特に言及しない限り、上下等の方向についてはこれら矢印で示す方向に従って説明する。
《実施形態1》
図1は、クローラ式車両の下部走行体の構成を示す平面図である。本実施形態のクローラ式車両10は、例えば、解体機、油圧ショベル、クローラクレーン等である。
図1に示すように、クローラ式車両10の下部走行体11は、トラックフレーム12と、左右一対のサイドフレーム20とを備えている。トラックフレーム12の上面側の中心部には、旋回ベアリング(図示省略)が締結されるベアリング台18が設けられている。上部旋回体(図示省略)は、旋回ベアリングを介して下部走行体11に対して旋回自在に載置されている。
トラックフレーム12の前側及び後側には、アクスル15が左右に延びている。アクスル15は、左右のサイドフレーム20のアクスル嵌入孔20aに挿入されている。左右のサイドフレーム20の外周には、クローラ21が装着されている。
左右のサイドフレーム20は、左右のクローラ間隔が最大となるクローラ幅拡張位置と、クローラ間隔が最小となるクローラ幅縮小位置との間で左右方向に移動可能に設けられている。左右のサイドフレーム20は、下部走行体11に設けた油圧シリンダ19によって伸縮される。左右のサイドフレーム20は、トラックフレーム12に対し、クローラ幅拡張位置及びクローラ幅縮小位置でそれぞれ連結リンク25によって連結される。
連結リンク25は、トラックフレーム12の前後両側に配設され、トラックフレーム12に対して着脱自在に取り付けられている。連結リンク25は、トラックフレーム12に沿って左右方向に延びる横梁部26と、横梁部26の左右両側にそれぞれ配設されてサイドフレーム20に連結されるリンク部27とを有する。
左右のサイドフレーム20は、トラックフレーム12に対して着脱可能に取り付けられている。ここで、トラックフレーム12からサイドフレーム20を着脱する作業を行うにあたっては、下部走行体11全体をトランスリフタ装置30で持ち上げる必要がある。以下、トラックフレーム12に対するトランスリフタ装置30の取付構造について説明する。
図2及び図3に示すように、トラックフレーム12の上面における前後両側には、固定ブラケット13がそれぞれ設けられている。具体的には、左右方向に間隔をあけて配設された左右一対の固定ブラケット13が、トラックフレーム12の前側及び後側にそれぞれ設けられている。固定ブラケット13には、左右方向に貫通するブラケット側ピン孔13aが形成されている。
トラックフレーム12の前後両側には、トラックフレーム12を持ち上げるための前後一対のトランスリフタ装置30が配設されている。トランスリフタ装置30は、リフタ本体部31と、リフトシリンダ32と、リフタ本体部31からトラックフレーム12側に向かって張り出した支持アーム部35と、固定ブラケット13と支持アーム部35とを連結する連結ピン40とを有する。
リフタ本体部31は、トラックフレーム12に沿って左右方向に延びており、その左右両端部には、リフトシリンダ32を保持するシリンダブラケット33が取り付けられている。リフトシリンダ32は、シリンダロッド(図示省略)が上下方向に進退することでリフタ本体部31を昇降させる。
支持アーム部35は、リフタ本体部31の上面から固定ブラケット13側に向かって一体に張り出している。具体的に、前側のトランスリフタ装置30には、固定ブラケット13を挟むように配設された左右一対の支持アーム部35の組が、左右方向に間隔をあけて2組設けられている。また、後側のトランスリフタ装置30にも同様に、固定ブラケット13を挟むように配設された左右一対の支持アーム部35の組が、左右方向に間隔をあけて2組設けられている。
支持アーム部35には、ブラケット側ピン孔13aに対応して左右方向に貫通するアーム側ピン孔35aが形成されている。支持アーム部35の先端部は、アーム側ピン孔35aの形成位置よりもリフタ本体部31に対して反対方向に突出して延びている。
アーム側ピン孔35a及びブラケット側ピン孔13aには、連結ピン40が着脱可能に嵌め込まれている。具体的に、連結ピン40の先端部は、アーム側ピン孔35a及びブラケット側ピン孔13aに嵌め込まれたときに支持アーム部35よりも外方に突出している。連結ピン40の先端部には、抜け止めピン41が着脱可能に取り付けられており、連結ピン40が軸方向に抜けないように固定されている。
図4に示すように、トランスリフタ装置30とトラックフレーム12とは、連結ピン40がアーム側ピン孔35a及びブラケット側ピン孔13aに嵌め込まれることで着脱可能に取り付けられている。そして、リフトシリンダ32によってトラックフレーム12を持ち上げると、支持アーム部35の先端部がトラックフレーム12の上部に当接してトラックフレーム12の支持反力を受ける。トラックフレーム12における支持アーム部35の先端部に当接する面には、補強部材14が設けられている。
また、リフタ本体部31には、連結リンク25の横梁部26(フレーム側当接部)に当接するリフタ側当接部36が設けられている。横梁部26とリフタ側当接部36とは、トラックフレーム12及びトランスリフタ装置30をトレーラに搭載してリフトシリンダ32が地面から離れたときに、リフタ本体部31が連結ピン40を中心にトラックフレーム12の側壁部側に回動して当接する。
以上のように、本実施形態に係るクローラ式車両10の下部走行体11によれば、トラックフレーム12にトランスリフタ装置30を取り付けるにあたって、従来のようにトラックフレーム12の前後両側から取付ブラケットを張り出させる必要が無い。これにより、トラックフレーム12の輸送幅の最広部は、トラックフレーム12の前後幅となるので、トラックフレーム12の輸送幅がトレーラの車幅制限を超えないようにすることができる。
また、固定ブラケット13がトラックフレーム12の底板よりも下方に飛び出さない構造としたため、通常作業時に、岩や解体ガラへの乗り上げや破損を防止することができる。
また、トランスリフタ装置30とトラックフレーム12とを連結ピン40によって連結させた構造とすることで、トランスリフタ装置30とトラックフレーム12との着脱作業を容易に行うことができる。
《実施形態2》
図5は、本実施形態2に係るトランスリフタ装置の構成を示す側面図である。以下、前記実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図5及び図6に示すように、トランスリフタ装置30には、作業者が、連結ピン40をブラケット側ピン孔13aに嵌め込む作業を行い易くするために、ガイド部42と、左右一対のピン保持部43と、ストッパ部45とが設けられている。
左右一組の支持アーム部35は、補強梁47によって互いに連結されている。具体的に、補強梁47の左右両端部には、補強梁ブラケット47aが取り付けられており、補強梁ブラケット47aが左右一組の支持アーム部35にそれぞれ取り付けられている。
ガイド部42は、連結ピン40の軸方向に沿って平行に延びる棒状の部材で形成されている。ガイド部42は、トランスリフタ装置30側から見て連結ピン40よりも奥側(図6では後側)に配設され、左右一組の支持アーム部35の間に跨がって延びている。ガイド部42は、ガイドブラケット42aによって左右一組の支持アーム部35にそれぞれ取り付けられている。
左右一対のピン保持部43は、前後方向に立設して延びる板状体で形成されている。左右一対の連結ピン40の基端部は、締結ボルト48によってピン保持部43にそれぞれ締結固定されることで、ピン保持部43の前後方向の略中央位置に保持されている。
トランスリフタ装置30側から見て、ピン保持部43の奥側(図6では後側)には、ガイド部42に挿通するためのガイド孔43aが形成されている。これにより、左右一対のピン保持部43は、1つのガイド部42に支持されながら左右方向に移動可能となっている。具体的に、ピン保持部43は、連結ピン40がアーム側ピン孔35a及びブラケット側ピン孔13aに嵌め込まれた連結位置と、連結ピン40がブラケット側ピン孔13aから取り外され且つ連結ピン40の先端部がアーム側ピン孔35aに嵌め込まれた解除位置(図7参照)との間で移動可能となっている。
ピン保持部43の手前側(図6では前側)には、車両左右方向の内方側に向かって張り出したフランジ部44が設けられている。フランジ部44には、係合孔44aが形成されている。
ピン保持部43は、左右の連結ピン40に対応して左右両側にそれぞれ設けられている。ここで、右側のピン保持部43のフランジ部44と、左側のピン保持部43のフランジ部44とは、その高さ位置が異なっている。具体的に、右側のピン保持部43のフランジ部44は、左側のピン保持部43のフランジ部44よりも高い位置で左側に張り出している。これにより、右側及び左側のピン保持部43を解除位置に位置付けたときに、互いのフランジ部44が平面視で重なり合うとともに、係合孔44aが平面視で連通するようになっている。
ストッパ部45は、ガイド部42に取り付けられており、ピン保持部43を連結位置から解除位置に移動させたときにピン保持部43に当接して、ピン保持部43を解除位置に位置付けるためのものである。ストッパ部45は、左右のピン保持部43に対応して2つ設けられている。
このような構成とすれば、作業者は、連結ピン40の重量をガイド部42で支持しながら連結ピン40の着脱作業をスムーズに行うことができる。また、図7に示すように、解除位置では、ピン保持部43がストッパ部45に当接することで、連結ピン40の先端部がアーム側ピン孔35aに嵌め込まれたままとなっている。これにより、連結ピン40がアーム側ピン孔35aから完全には抜けない状態となり、連結ピン40が落下してしまうおそれがない。
ここで、解除位置では、左右のピン保持部43のフランジ部44が平面視で互いに重なり合っているので、フランジ部44同士を抜け止めピン41で係合させて固定するようにしている。具体的には、連結位置において連結ピン40の先端部に着脱可能に取り付けていた抜け止めピン41を利用して、解除位置において左右のフランジ部44の係合孔44aに抜け止めピン41を係合させるようにしている。
これにより、連結ピン40を解除位置に位置付けて固定することができるとともに、連結ピン40から取り外した後の抜け止めピン41が紛失するおそれも無い。なお、抜け止めピン41の代わりに、締結ボルト及び締結ナットを用いてフランジ部44同士を固定するようにしてもよい。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
本実施形態では、ストッパ部45は、左右一対のピン保持部43に対応して2つ設けられているが、この形態に限定するものではない。例えば、左右方向に延びる1つのストッパ部45をガイド部42の中央位置に取り付け、ストッパ部45の左端部及び右端部にそれぞれ左右のピン保持部43を当接させることで、左右のピン保持部43を1つのストッパ部45で解除位置に位置付けるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、トラックフレームに対するトランスリフタ装置の取付構造を工夫することで、トラックフレームの輸送幅がトレーラの車幅制限を超えないようにすることができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
10 クローラ式車両
11 下部走行体
12 トラックフレーム
13 固定ブラケット
13a ブラケット側ピン孔
14 補強部材
20 サイドフレーム
21 クローラ
26 横梁部(フレーム側当接部)
30 トランスリフタ装置
31 リフタ本体部
32 リフトシリンダ
35 支持アーム部
35a アーム側ピン孔
36 リフタ側当接部
40 連結ピン
42 ガイド部
43 ピン保持部
45 ストッパ部

Claims (5)

  1. トラックフレームと、外周にクローラが装着されて該トラックフレームの左右両側に着脱可能に取り付けられた左右一対のサイドフレームとを備え、該トラックフレームの前後両側に、該トラックフレームを持ち上げるための前後一対のトランスリフタ装置を着脱可能なクローラ式車両の下部走行体であって、
    前記トラックフレームの上面における前後両側には、左右方向に貫通するブラケット側ピン孔が形成された固定ブラケットがそれぞれ設けられ、
    前記トランスリフタ装置は、リフタ本体部と、該リフタ本体部を昇降させるリフトシリンダと、該リフタ本体部から前記固定ブラケット側に向かって張り出し且つ前記ブラケット側ピン孔に対応して左右方向に貫通するアーム側ピン孔が形成された支持アーム部とを有し、
    前記トランスリフタ装置と前記トラックフレームとは、前記アーム側ピン孔及び前記ブラケット側ピン孔に連結ピンが嵌め込まれることで着脱自在に取り付けられ、
    前記支持アーム部の先端部は、前記アーム側ピン孔の形成位置よりも前記リフタ本体部に対して反対方向に突出して延びることで、前記トラックフレームを持ち上げたときに該トラックフレームの上部に当接して該トラックフレームの支持反力を受けるように構成されていることを特徴とするクローラ式車両の下部走行体。
  2. 請求項1において、
    前記トラックフレームにおける前記支持アーム部の先端部に当接する面には、補強部材が設けられていることを特徴とするクローラ式車両の下部走行体。
  3. 請求項1又は2において、
    前記トラックフレームにおける前後両側の側壁部には、フレーム側当接部がそれぞれ設けられ、
    前記リフタ本体部には、該リフタ本体部が前記連結ピンを中心に該トラックフレームの側壁部側に回動したときに、前記フレーム側当接部に当接するリフタ側当接部が設けられていることを特徴とするクローラ式車両の下部走行体。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1つにおいて、
    前記トラックフレームの上面における前後両側には、互いに間隔をあけて配設された左右一対の前記固定ブラケットがそれぞれ設けられ、
    前記支持アーム部は、左右一対の前記固定ブラケットの間で互いに間隔をあけて左右一対に設けられ、
    前記連結ピンは、左右一対の前記固定ブラケット及び前記支持アーム部をそれぞれ連結するために左右一対に設けられ、
    前記トランスリフタ装置は、
    左右一対の前記支持アーム部の間に配設されて前記連結ピンの軸方向に沿って平行に延びるガイド部と、
    左右一対の前記連結ピンの基端部をそれぞれ保持するとともに、該連結ピンが前記アーム側ピン孔及び前記ブラケット側ピン孔に嵌め込まれた連結位置と、該連結ピンが該ブラケット側ピン孔から取り外され且つ該連結ピンの先端部が該アーム側ピン孔に嵌め込まれた解除位置との間で、前記ガイド部に支持されながら移動可能な左右一対のピン保持部とを有することを特徴とするクローラ式車両の下部走行体。
  5. 請求項4において、
    前記ピン保持部に当接して該ピン保持部を前記解除位置に位置付けるストッパ部を有することを特徴とするクローラ式車両の下部走行体。
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