JP2020147391A - フォークリフト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フォーク部材のアーム部の先端部をはっきり見通せるフォークリフト装置を提供し荷役作業の能率向上を図る。【解決手段】フォークリフト装置は、装置本体を構成するフレーム体7と、フレーム体7の左右方向に配設されたレール部8と、レール部8に左右一対で取り付けられたフォーク部材9を有し、レール部8は、左フォーク部材を取り付ける左レール部と、右フォーク部材を取り付ける右レール部を有し、左レール部と右レール部の外方端が前側に傾斜し、これによって左右のフォーク部材の先端部が互いに接近する方向で傾斜している。【選択図】図2B
Description
本発明はフォークリフト装置に係り、トラクタ前部や作業機(フロントローダ)の先端部に取り付けられるフォークリフト装置に関する。
従来、トラクタ前部や作業機(以下フロントローダという)の先端部にフォークリフト装置を取り付けて荷役作業が行われている(特許文献1参照)。図1は、トラクタ1に装着したフロントローダ5のアーム先端に、フォークリフト装置6を取り付けた例である。
従来のフォークリフト装置6は、トラクタ1の運転席の視点Eからフォーク部材9のアーム部9aの先端部9cが見通せないという課題があった。すなわち、左右一対のフォーク部材9は、荷役対象物を載せる水平なアーム部9aと、当該アーム部9aの基端側から垂直上方に延びた取付部9bを有し、側面視では全体としてL字状をなす。
このため、フォーク部材9の取付部9bの上端部9dが邪魔になって、アーム部9aの先端部9cが見通せない状況が発生する。すなわち、荷役作業のため荷役対象物の下側にフォーク部材9のアーム部9aの先端部9cを挿入する際に、運転席の視点Eからアーム部9aの先端部9cを見ると、その手前側にフォーク部材9の取付部9bが位置することが分かった。アーム部9aの先端部9cが見通せないと、荷役対象物の下側にフォーク部材9の先端部9cを挿入するのが難しく荷役作業に時間がかかる。
そこで本発明の目的は、フォーク部材のアーム部の先端部が運転席からはっきり見通せるようにして、フォークリフト装置による荷役作業の能率向上を図ることにある。
前記課題を解決するため、本発明のフォークリフト装置は、荷役作業を行うフォークリフト装置であって、当該フォークリフト装置は、装置本体を構成するフレーム体と、当該フレーム体の左右方向に配設されたレール部と、当該レール部に左右一対で取り付けられたフォーク部材を有し、前記レール部は、左フォーク部材を取り付ける左レール部と、右フォーク部材を取り付ける右レール部を有し、前記左レール部と前記右レール部の外方端が前側に傾斜し、これによって前記左右のフォーク部材の先端部が互いに接近する方向で傾斜していることを特徴とする。
本発明に係るフォークリフト装置は、左右のフォーク部材の先端部が互いに接近する方向で傾斜しているので、フォーク部材のアーム部の先端部が運転席からはっきり見通せ、フォークリフト装置による荷役作業の能率向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、荷役作業に使用するトラクタ1は、本体部2、前輪3、後輪4を有し、本体部2のフレーム2aにフロントローダ5が着脱可能に装着されている。
フロントローダ5のアーム先端に、本発明の実施形態のフォークリフト装置6が取り付けられている。このフォークリフト装置6は、フロントローダ5の他にトラクタ1自体に直接取り付けることも可能である。
フロントローダ5はリフトシリンダ5aとダンプシリンダ5bを有し、これらシリンダの伸縮作動によって、アーム先端に取り付けたアタッチメントの昇降、スクイ、ダンプの各作動を行う。ここでは、アタッチメントとしてのフォークリフト装置6の昇降、スクイ、ダンプをリフトシリンダ5aとダンプシリンダ5bで行う。
フォークリフト装置6は、図2A〜図2Cに示すように、柵状のフレーム体7と、当該フレーム体7の左右方向に配設された上下一対のレール部材8を有する。レール部材8の左右両端はフレーム体7に固定され、また上下一対のレール部材8の中間部が垂直な連結部材10で相互連結されている。
フレーム体7の背面側に左右一対のブラケット部7aが配設されている。このブラケット部7aがフロントローダ5のアーム先端に連結される。
フレーム体7は、図2B、図3Aの平面視で分かるように、レール部材8を含めて幅方向中央部Cが後方に向かって鈍角で屈曲している。このため、中央部Cを境として左右のレール部材8が前方に向かってV字状に傾斜している。この傾斜角の大きさは、従来の平行なレール部材8に比べて、内側方向に例えば3°から15°、特に問題がなければ最大で20°程度まで傾斜させることができる。実用上は5°程度の傾斜があればフォーク部材9の先端部9cを運転席の視点Eから十分見通し可能である。
図2Bで中央部Cから左側のレール部8が、左フォーク部材9を取り付ける左レール部である。また中央部Cから右側のレール部8が、右フォーク部材9を取り付ける右レール部である。
フォーク部材9は側面視で図2AのようにL字状をなし、荷役対象物を載せる水平なアーム部9aと、当該アーム部9aの基端側から垂直上方に延びた取付部9bを有する。取付部9bの上下両端部に形成された被係合部9eが、上下一対のレール部材8の係合部8aに対して、図2Bの平面視で示すように直角に係合している。被係合部9eは、荷役作業の種類に応じてフォーク部材9の間隔を調整するため、レール部材8の長手方向に移動可能に取り付けられる。
図2B、図3Aに示すように、左右のレール部9の外方端が前側に傾斜し、このように傾斜したレール部材8に対して、左右一対のフォーク部材9が直角に取り付けられている。これによって左右のフォーク部材9の先端部が互いに接近する方向で傾斜している。
このように、左右のレール部材8が傾斜しているので、フォーク部材9のアーム部9aはフロントローダ5の中心線に対して内側方向に傾斜(例えば約15°で傾斜)している。したがって、図1、図2Bのトラクタ1の運転席の視点Eと、左右のフォーク部材9の取付部9bの上端部9dとを結ぶ左右の視線L1の延長線に挟まれた中央見通領域θ内に、フォーク部材9の先端部9cが位置する。
換言すると、フォーク部材9が内側方向に傾斜しているので、図2Bのように、トラクタ本体部2の運転席の視点Eから、フォーク部材9の先端部9cを見たときの視線L2と、フォーク部材9の取付部9bの上端部9dとが、水平間隔Dがあるので重ならない。したがって、従来のように、運転席からフォーク部材9の先端部9cが見通せないことによる作業能率の低下のおそれがない。またフォーク部材9の前記内側傾斜は、傾斜角が3°から15°、特に問題がなければ最大で20°程度まで傾斜可能であるから、荷役対象物の安定支持には何の問題も生じない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば前記実施形態では、フォーク部材9の内側傾斜を約15°にしたが、当該傾斜角は任意の角度でよく、例えば3°から20°の範囲の任意の角度で傾斜させることができる。フォーク部材9を内側に傾斜させることでフォーク部材9の先端部9cが中央見通領域θに入り、フォーク部材9の取付部9bの上端部9dが邪魔にならず運転席からよく見え、また荷役対象物の安定支持が可能である。
1:トラクタ 2:トラクタの本体部
2a:フレーム 3:前輪
4:後輪 5:フロントローダ
5a:リフトシリンダ 5b:ダンプシリンダ
6:フォークリフト装置 7:フレーム体
7a:ブラケット部 8:レール部材
8a:係合部 9:フォーク部材
9a:アーム部 9b:取付部
9c:先端部 9d:上端部
9e:被係合部 10:連結部材
C:フレーム体の中央部 E:運転席の視点
L1、L2:視線 θ:中央見通領域
2a:フレーム 3:前輪
4:後輪 5:フロントローダ
5a:リフトシリンダ 5b:ダンプシリンダ
6:フォークリフト装置 7:フレーム体
7a:ブラケット部 8:レール部材
8a:係合部 9:フォーク部材
9a:アーム部 9b:取付部
9c:先端部 9d:上端部
9e:被係合部 10:連結部材
C:フレーム体の中央部 E:運転席の視点
L1、L2:視線 θ:中央見通領域
Claims (5)
- 荷役作業を行うフォークリフト装置であって、当該フォークリフト装置は、
装置本体を構成するフレーム体と、
当該フレーム体の左右方向に配設されたレール部と、
当該レール部に左右一対で取り付けられたフォーク部材を有し、
前記レール部は、左フォーク部材を取り付ける左レール部と、右フォーク部材を取り付ける右レール部を有し、前記左レール部と前記右レール部の外方端が前側に傾斜し、これによって前記左右のフォーク部材の先端部が互いに接近する方向で傾斜していることを特徴とするフォークリフト装置。 - 前記フォーク部材が、荷役対象物を載せる水平なアーム部と、当該アーム部の基端側から垂直上方に延びた取付部を有し、トラクタの運転席の視点と前記左右のフォーク部材の前記取付部の上端部とを結ぶ左右の視線の延長線によって挟まれた中央見通領域内に前記フォーク部材の先端部が位置することを特徴とする請求項1のフォークリフト装置。
- 前記左右のフォーク部材の前記アーム部が、内側方向に3°から20°の角度で傾斜していることを特徴とする請求項2のフォークリフト装置。
- 前記フォーク部材が、前記レール部に位置調整可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項のフォークリフト装置。
- 前記レール部が上下一対で配設され、前記フォーク部材の取付部の上下両端部に形成された被係合部が、前記上下一対のレール部の係合部に係合されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項のフォークリフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019044733A JP2020147391A (ja) | 2019-03-12 | 2019-03-12 | フォークリフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019044733A JP2020147391A (ja) | 2019-03-12 | 2019-03-12 | フォークリフト装置 |
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Family
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JP2019044733A Pending JP2020147391A (ja) | 2019-03-12 | 2019-03-12 | フォークリフト装置 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS55167998U (ja) * | 1979-05-18 | 1980-12-03 | ||
JPH01209300A (ja) * | 1988-02-12 | 1989-08-23 | Toyota Autom Loom Works Ltd | フォークリフトの荷役装置 |
JP2001501897A (ja) * | 1996-10-07 | 2001-02-13 | ボルボ ホイール ローダーズ アーベー | フォークボデー |
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2019
- 2019-03-12 JP JP2019044733A patent/JP2020147391A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS55167998U (ja) * | 1979-05-18 | 1980-12-03 | ||
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JP2001501897A (ja) * | 1996-10-07 | 2001-02-13 | ボルボ ホイール ローダーズ アーベー | フォークボデー |
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