JP2012097302A - Cu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法及びCu−Ga合金スパッタリングターゲット - Google Patents

Cu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法及びCu−Ga合金スパッタリングターゲット Download PDF

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Abstract

【課題】金属不純物の混入を抑制する。
【解決手段】金属製容器にて、Cu粉末及びGaとが質量比で85:15〜55:45の割合で配合された混合粉末を、酸素分圧20Pa以下の雰囲気中で30℃以上400℃以下の温度で加熱しながら、金属製攪拌羽根で撹拌して合金化したCu−Ga合金粉末を作製し、このCu−Ga合金粉末を焼結して、Fe、Ni、Crの合計が3ppm以下であるCu−Ga合金スパッタリングターゲットを製造する。
【選択図】なし

Description

本発明は、CIGS(Cu−In−Ga−Se四元系合金)太陽電池の光吸収層の形成に使用されるCu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法及びCu−Ga合金スパッタリングターゲットに関するものである。
近年、クリーンエネルギーの一つとして、太陽光発電が注目されている。主に、結晶系Siの太陽電池が使用されているが、供給面やコストの問題から、変換効率の高いCIGS(Cu−In−Ga−Se四元系合金)系の太陽電池が注目されている。
CIGS太陽電池は、基本構造として、ソーダライムガラス基板の上に形成された裏面電極となるMo電極層と、このMo電極層の上に形成された光吸収層となるCu−In−Ga−Se四元系合金膜と、このCu−In−Ga−Se四元系合金膜からなる光吸収層の上に形成されたZnS、CdSなどからなるバッファ層と、このバッファ層の上に形成された透明電極とを備える。
Cu−In−Ga−Se四元系合金膜からなる光吸収層の形成方法としては、蒸着法が知られているが、より広い面積で均一な膜を得るために、スパッタ法によって形成する方法が提案されている。
スパッタ法としては、例えば、先ず、Inターゲットを使用してスパッタによりIn膜を成膜し、このIn膜の上にCu−Ga合金スパッタリングターゲットを使用してスパッタすることによりCu−Ga合金膜を成膜し、得られたIn膜及びCu−Ga合金膜からなる積層膜をSe雰囲気中で熱処理してCu−In−Ga−Se四元系合金膜を形成する方法がある。
スパッタ法により形成されたCu−In−Ga−Se四元系合金膜の品質は、Cu−Ga合金スパッタリングターゲットの品質に大きく依存するため、高品質なCu−Ga合金スパッタリングターゲットを用いることが望まれている。
Cu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法としては、溶解法と粉末焼結法が知られている。
例えば、特許文献1には、溶解法で作製したCu−Ga合金スパッタリングターゲットが提案されている。溶解法は、溶解鋳造して得られたCIGS系太陽電池用の組成のCu−Ga合金が脆くて割れやすいという問題がある。
一方、粉末焼結法は、均一な組成が得られることからスパッタリングターゲットの製造方法として有望視されている。粉末焼結法としては、例えば、特許文献2には、高Ga含有Cu−Ga合金粉末と、純Cu又は低Ga含有Cu−Ga合金粉末とを配合してホットプレスにてスパッタリングターゲットを製造することが記載されている。
Cu−Ga合金スパッタリングターゲットに望まれる更なる品質のひとつとして、不純物濃度の低減がある。光吸収層は、半導体であるので不純物の影響を受けやすく、特にFe、Ni、Crなどの金属不純物はキャリアキラーとも呼ばれ、太陽電池性能に悪影響を及ぼすことが知られている。
例えば、非特許文献1には、数10ppmのFeが光吸収層の特性に悪影響を及ぼすことが報告されている。この非特許文献1によると、Cu−In−Ga−Se四元系合金膜からなる光吸収層中の不純物のFe濃度が48ppmよりも多いと量子効率が低下するが、3ppmではその影響が極めて少ないとされる。
前述したように光吸収層は、Cu−Ga合金スパッタリングターゲットをスパッタしたCu−Ga合金膜を基に作製されるので、ターゲット中の金属不純物はCu−Ga合金膜の形態を経由して光吸収層の特性へ影響を与える。粉末焼結法について記載されている特許文献1及び2では、これらの文献で提案されているCu−Ga合金スパッタリングターゲットの金属不純物の含有量については記載されていない。
金属不純物を低減したスパッタリングターゲットとしては、例えば、特許文献3に、Fe、Cr、Niをそれぞれ1wtppm以下としたHf合金ターゲットが提示されているが、このスパッタリングターゲットは溶解法により製造されている。
粉末焼結法で製造されるスパッタリングターゲットとしては、例えば、特許文献4に、Sb−Te合金ターゲットが提示されている。しかしながら、特許文献4には、金属不純物について、ガス成分を除く純度が4N以上の記載にとどまっており、具体的な金属不純物の含有量は示されていない。また、特許文献5では、Wターゲットの製造方法が提示されている。特許文献5では、Na,K,Caの合計の含有量を1ppm以下に低減することが可能とされるが、Fe、Ni、Crなどの金属不純物を低減する方法については記載されていない。
特開2000−073163号公報 特開2008−138232号公報 国際公開公報2004/079039号 国際公開公報2006/059429号 特開平5−222525号公報
Wurz et.al., Thin Solid Films 517, 2415(2009)
粉末焼結法では、原料となるGaの融点が29.78℃と極めて低いため、Cu粉とGaから直接焼結体を得ることはできない。このため、粉末焼結法では、原料にCu−Ga合金粉末が用いられる。
一般には、Cu−Ga合金が脆性材であることを利用して、一旦CuとGaを溶解して合金化し、これを粉砕してCu−Ga合金粉末を得ている。即ち、Cu−Ga合金粉末を得るためには、CuとGaを高温にて溶解させるプロセス及びCu−Ga合金インゴットを粉砕させる等の粉末化のプロセスが必要である。
しかしながら、高温の溶解プロセスでは、坩堝壁などから不純物が混入しやすく、粉砕プロセスでは、粉砕冶具からの不純物による汚染が避けられない。
本発明は、前記実情に鑑みて提案されたものであり、粉末焼結法で作製されたCu−Ga合金ターゲットにおいて、金属不純物の少ない高品質なCu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法及びこの製造方法により製造されたCu−Ga合金スパッタリングターゲットを提供するものである。
上述した目的を達成する本発明に係るCu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法は、金属製容器にて、Cu粉末及びGaとが質量比で85:15〜55:45の割合で配合された混合粉末を、酸素分圧20Pa以下の雰囲気中で30℃以上400℃以下の温度で加熱しながら金属製攪拌羽根で撹拌して合金化したCu−Ga合金粉末を作製し、このCu−Ga合金粉末を焼結することを特徴とする。
上述した目的を達成する本発明に係るCu−Ga合金スパッタリングターゲットは、Fe、Ni、Crの合計が3ppm以下であることを特徴とする。
本発明では、Cu−Ga合金スパッタリングターゲットを製造する際に、金属製容器にて、所定の割合のCu粉末とGaとの混合粉末を酸素分圧20Pa以下の雰囲気中で30℃以上400℃以下の温度で加熱しながら、金属製攪拌羽根で撹拌して合金化することによって、得られたCu−Ga合金粉末に含有されるFe、Ni、Crの合計を3ppm以下にすることができる。これにより、本発明では、金属不純物の含有量が少ないCu−Ga合金粉末を焼結することによって、金属不純物、具体的にFe、Ni、Crの合計を3ppm以下のCu−Ga合金スパッタリングターゲットを製造することができる。
以下に、本発明を適用したCu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法及びこの製造方法によって製造されたCu−Ga合金スパッタリングターゲットについて詳細に説明する。なお、本発明は、特に限定がない限り、以下の詳細な説明に限定されるものではない。
<Cu−Ga合金スパッタリングターゲット>
先ず、Cu−Ga合金スパッタリングターゲットについて説明する。Cu−Ga合金スパッタリングターゲットは、Cu−Ga合金粉末を原料として粉末焼結法により製造することができ、Fe、Ni、Crの金属不純物の合計が3ppm以下である。Cu−Ga合金スパッタリングターゲットは、金属不純物の合計が3ppm以下であることによって、スパッタにより形成したスパッタ膜に含有される金属不純物を抑えることができる。これにより、Cu−Ga合金スパッタリングターゲットを用いて、CIGS太陽電池の光吸収層を形成した場合には、光吸収層に含有される金属不純物の含有量を非常に少なくすることができ、太陽電池の性能に悪影響を及ぼすことを抑制することができる。
例えば、Cu−Ga合金スパッタリングターゲット中のFe、Ni、Crの金属不純物の合計が3ppmより多い場合には、上述した非特許文献1(Wurz et.al., Thin Solid Films 517, 2415(2009))に記載されているように、太陽電池の性能に悪影響を及ぼしてしまう。
金属不純物は、グロー放電質量分析(GD−MS)(Glow Discharge Mass Spectrometry)により測定することができる。なお、測定方法は、グロー放電質量分析に限らず、その他、金属元素の含有量を分析することができるものであれば適用することができる。
<Cu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法>
次に、Cu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法について説明する。Cu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法は、Cu粉末及びGaからCu−Ga合金粉末を製造し、得られたCu−Ga合金粉末を焼結してCu−Ga合金スパッタリングターゲットを製造する。
<1.Cu−Ga合金粉末の製造方法>
先ず、Cu−Ga合金粉末の製造方法について説明する。
Cu−Ga合金粉末は、安価で堅牢な金属製容器と金属製攪拌羽根を用いて作製する。ここで、Cu−Ga合金粉末を金属製容器や金属製攪拌羽根を用いて作製した場合、容器や撹拌羽根を形成する金属がCu−Ga合金粉末に混入してしまい、Cu−Ga合金粉末に不純物の金属が混入してしまう虞がある。このため、安価で堅牢な使い勝手の良い金属製容器や金属製撹拌羽根をCu−Ga合金粉末の製造に用いることができなかった。
しかしながら、本発明では、安価で堅牢な金属製容器と金属製攪拌羽根を用いてCu−Ga合金粉末を製造することができ、金属製容器及び金属製攪拌羽根を用いても金属の混入を抑制することができる。具体的には、以下のようにしてCu−Ga合金粉末を作製する。
(原料)
Cu−Ga合金粉末の原料としては、Cu粉末及びGaが用いられる。Cu粉末及びGaの純度は、Cu−Ga合金スパッタリングターゲットをスパッタして形成されるCIGS光吸収層等の特性に影響を与えないように適宜選択される。
Cu粉末は、例えば、電解法又はアトマイズ法により製造される電解Cu粉又はアトマイズCu粉を使用することができる。電解Cu粉は、硫酸銅溶液などの電解液中で電気分解により陰極に海綿状又は樹枝状の形状のCuを析出させて製造される。アトマイズCu粉は、ガスアトマイズ法、水アトマイズ法、遠心アトマイズ法、メルトエクストラクション法などにより球状又は不定形の形状のCu粉末が製造される。なお、Cu粉末は、これらの方法以外で製造されたものを使用してもよい。
Cu粉末の平均粒径は、1〜300μmであることが好ましい。Cu粉末の平均粒径が1μm以上であることにより、Cu粉末の飛散を防止して特別な取り扱いが不要となるとともに、Cu粉末のかさ容量の増加により合金粉末製造装置が大型化し、高額な装置が必要となるのを防ぐことができる。また、Cu粉末の平均粒径が300μm以下であることにより、Gaが被覆しなければならないCu粉末の表面積(BET)が不足して、余剰となった未反応の液相Gaが残り易くなるのを防止することができる。
なお、Cu粉末の平均粒径は、Cu粉末の粒度分布をレーザー回折法で測定し、小径側から存在比率(体積基準)を積算して、その値が全粒径に亘った存在比率の積算値の半分になる粒径(D50)である。
Gaは、融点が低い金属(融点:29.78℃)であり、加熱により容易に融解する。融解したGaは、Cu粉末を被覆して二元系合金化する。Gaの形状には、制限はないが、小片であると秤量が容易である。小片は、Gaを室温近傍で溶解して鋳造し、鋳造物を砕いて得ることができる。
(配合)
Cu粉末とGaとは、質量比で85:15〜55:45の割合で配合する。Ga量が15質量%以上であることにより、Gaによる均一被覆が可能となると共に、得られた粉末を焼結した際に均一な合金組織にすることが可能となる。また、Ga量が45質量%以下であることにより、Cu粉末の間に存在する多量のGaによってCu粉末同士が結合して塊状になるのを防ぐことができ、合金粉末の収率を向上させることができる。
また、Gaの含有量は、25〜41質量%であることが好ましい。Gaが25質量%以上であることにより、短時間で均一にCu粉末を被覆することができ、また、Gaが41質量%以下であることにより、短時間で被覆したGaを合金化することができる。したがって、Gaの含有量を25質量%以上、41質量%以下とすることによって、短時間で均一な合金粉末を製造することができる。
(合金化)
合金化は、金属製容器に、上述した質量比となるように秤量したCu粉末とGa小片とを投入し、酸素分圧20Pa以下の雰囲気、30℃以上400℃以下の温度で、金属製撹拌羽根により攪拌することにより、Cu粉末とGaとを混合し、Cu粉末の表面又は内部にGaが分散したCu−Ga二元系合金粉末を作製する。このような合金化の方法では、金属製容器と金属製攪拌羽根を用いているにもかかわらず、金属製容器と金属製攪拌羽根に含まれる金属がCu−Ga合金粉末に混入することを抑制できる。したがって、得られたCu−Ga合金粉末中に含まれる金属不純物の量を非常に少なくすることができる。
例えば、金属製容器や金属製撹拌羽根にステンレス材を用いた場合について説明する。具体的に、ステンレス材としては、SUS304、SUS316、SUS430、SCS13等を用いることができる。ステンレス材は、安価で堅牢であり、希硝酸に不溶なので洗浄作業が容易であることから、容器や撹拌羽根の材質として好ましい。
このようなステンレス製の容器や攪拌羽根を用いて合金化を行っても、Cu−Ga合金粉末に含有されるFe、Ni、Crの合計が3ppm以下である。Fe、Ni、Crの合計が3ppm以下と極めて微量な金属不純物しか混入しない理由は、Cu粉末及びGa小片に対して加熱混合を開始すると、直ちに金属製容器や金属製攪拌羽根の表面にGaを含む金属被膜が形成されるため、この被膜がバリアとなって金属製容器や金属製攪拌羽根からの金属不純物の混入を抑制できるからである。これにより、ステンレス製の容器や撹拌羽根を用いた場合には、Cu−Ga合金粉末に含有されるFe、Ni、Crの合計を3ppm以下にすることができる。
また、合金化は、酸素分圧が20Pa以下の低酸素分圧雰囲気で行う。20Paを超える場合には、Cu−Ga合金粉末の酸素含有量が増加してしまい、焼結して得られるCu−Ga合金スパッタリングターゲット中の酸素の含有量が多くなり、異常放電等を起こしてしまう。また、20Paを超える場合には、金属製容器や金属製攪拌羽根の表面に形成されるGa合金被膜が成長して厚みが増加して、安定な混合攪拌を阻害してしまう。したがって、20Pa以下とすることによって、Cu−Ga合金粉末への酸素含有量は少なく、また金属製容器や金属製撹拌羽根の表面に形成される被膜の厚みは安定化し、混合攪拌を継続することができる。
また、合金化は、30℃以上400℃以下の温度で行う。30℃未満では、CuとGaの合金化が不十分となって、焼結して得られるCu−Ga合金スパッタリングターゲットの組成が不均一となってしまう。400℃より高い場合には、金属製容器や金属製撹拌羽根の表面に形成されたGa合金被膜を通じて、又は被膜が溶解して、金属製容器や金属製撹拌羽根から混入する金属不純物の量が増加してしまう。
被膜は、合金化に必要な温度である30℃以上では金属製容器や金属製撹拌羽根の表面に形成されており、400℃以下では、被膜が溶融等して消失することはない。また、被膜は、金属製容器や金属製撹拌羽根を洗浄する際に、希硝酸に容易に溶解するため、容易に除去することができる。なお、被膜の形成は、Cu−Ga合金粉末のGa配合割合に影響を与えない程度に薄いものである。
以上のような条件下において、Cu−Ga合金粉末は、次のような過程を経て形成されるものと考えられる。融点を超えて液体となったGaは、混合のせん断運動によって小さな液滴になりながらCu粉末間に均一に分散する。分散したGa液滴は、Cu粉末の周囲に付着し、Cu粉末とGa液滴が接触するとCu粉末にGaの拡散が始まり、Ga濃度が高まるともにCu−Ga金属間化合物を生成しながら合金化反応が進行する。このとき、Cu−Ga合金粉末の表面は、Ga濃度の高いCu−Ga金属間化合物層であって、中心部は純Cu又はGaを固溶したCu相となる。
このCu粉末とGaとの混合は、均一な合金化反応(均質化反応)の進行に有効である。また、混合のせん断運動は、粉同士の固着による塊状物の生成も抑制していると思われる。塊状物が生成してしまうと、ホットプレスなどの焼結工程において、焼結体中に空孔が生成し、密度が不均一になってしまう。
このようにして作製されたCu−Ga合金粉末は、強度、成形性に優れているのみならず、作製温度が低温であるがゆえに作製に用いる装置が簡便となるため、安価に合金粉末を作製できるという利点を有する。
このようなCu−Ga合金粉末の製造方法では、金属製容器に、85:15〜55:45となるように秤量したCu粉末とGa小片とを投入し、酸素分圧20Pa以下の雰囲気、30℃以上400℃以下の温度で、金属製撹拌羽根により攪拌し、Cu粉末とGaとを混合することによって、金属製容器や金属製撹拌羽根の表面にGaを含有する金属被膜が直ちに形成される。これにより、Cu−Ga合金粉末の製造方法では、被膜がバリアとなり、金属製容器や金属製撹拌羽根から金属がCu−Ga合金粉末に混入することを抑制することができる。したがって、得られたCu−Ga合金粉末中における金属不純物の含有量を微量に抑えることができ、ステンレス製の容器や撹拌羽根を用いた場合にはFe、Ni、Crの合計を3ppm以下に抑えることができる。
また、このCu−Ga合金粉末の製造方法では、優れた成形性を有するCu−Ga合金粉末が得られる。更に、このCu−Ga合金粉末の製造方法では、従来のように、Cu−Ga合金インゴットを粉砕する工程を必要とせず、Cu−Ga合金粉末を容易に製造することができる。
更にまた、このCu−Ga合金粉末の製造方法では、金属製容器や金属製撹拌羽根の表面にGaを含有する金属被膜が形成されることによって、金属製容器と金属製攪拌羽根にフッ素樹脂(例えばテフロン(登録商標))やガラス等を被覆したものと同等に金属不純物の混入を抑制することができる。このため、このCu−Ga合金粉末の製造方法では、金属製容器と金属製攪拌羽根の表面をフッ素樹脂等で予め被覆する必要がなく、被覆材が摩耗することもない。金属製容器と金属製攪拌羽根にフッ素樹脂やガラス等を被覆した場合には、Gaを含む金属被膜の形成の有無に関わらず、フッ素樹脂等の被覆材が金属製容器や攪拌羽根からの金属不純物の混入を抑制することができる。
<2.Cu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法>
次に、上述したCu−Ga合金粉末を用いたCu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法について説明する。
(焼結)
焼結工程では、上述した製造方法により製造したCu−Ga合金粉末を、例えばプレスにて成形し、この成形体を真空中で、400〜800℃で焼結する粉末焼結法を用いることができる。400〜800℃で焼結することにより、CuやGaが拡散するため、均一に合金化したCu−Ga合金焼結体が得られる。焼結方法は、不活性ガス雰囲気中での焼結でもよく、また、原料粉末を高温で耐熱性の型に入れて加圧するホットプレス法(HP法)、加圧媒体であるガスを用いて、高温高圧下で被処理物を等方的に加圧する熱間静水圧加圧焼結法(HIP法)等を用いてもよい。この中でもホットプレス法によれば、高密度の焼結体を安価に得ることができる。
なお、焼結前に、Cu−Ga合金粉末に熱処理を施すようにしてもよい。焼結前にCu−Ga合金粉末に対して熱処理を行うことによって、Cu粉末とGaとの均質化反応が進み、Cuの中心部にGaが拡散し、Gaの液相の出現が抑えられた高品質な焼結体を製造することができる。
熱処理は、真空又は不活性雰囲気中において、400℃〜900℃で加熱することにより行うことが好ましい。熱処理は、撹拌しながら行ってもよく、1時間以上、8時間以下とすることが好ましい。
また、熱処理は、後の焼結をホットプレス装置にて行う場合には同一のホットプレス装置内で行うことが好ましく、同一のホットプレス装置内で行うことによって、熱処理装置を別に用意する必要がなく、熱処理冷却時間が不要であり、引き続いてプレス圧力を掛けるので合金粉が凝集していても粉砕等の措置をとる必要がなく、容易に焼結を行うことができる。また、同一のホットプレス装置内で熱処理も焼結も行うことによって、熱処理によりGaの液相が生成されても、液相が漏れることがないため、Cu−Ga合金スパッタリングターゲットの組成が変化したり、収率が低くなることも防止できる。
ホットプレス装置で熱処理を行う場合には、Cu−Ga合金粉末に対して無負荷とするか、又は0.1MPa以下(上パンチを設置した際に、上パンチの自重によって加えられる圧力に相当する)とすることが好ましい。
(仕上げ)
仕上げ工程では、Cu−Ga合金焼結体の表面を研削により平面に仕上げ、Cu製のバッキングプレートにボンディングすることにより、Cu−Ga合金スパッタリングターゲットを得ることができる。
このCu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法は、使用するCu−Ga合金粉末中に含有される金属不純物の含有量が非常に少なく、金属不純物の含有量が非常に少ないCu−Ga合金スパッタリングターゲットを製造することができる。具体的に、ステンレス製の容器や撹拌羽根を用いてCu−Ga合金粉末を作製した場合には、Cu−Ga合金粉末中に含有されるFe、Ni、Crの合計を3ppm以下に抑えられるため、Fe、Ni、Crの合計が3ppm以下のCu−Ga合金スパッタリングターゲットを製造することができる。
得られたCu−Ga合金スパッタリングターゲットは、金属不純物、具体的にFe、Ni、Crの合計が3ppm以下であるため、スパッタにより、太陽電池の光吸収層を形成した場合、光吸収層に含有される金属不純物の量を極めて少なくできるため、太陽電池の特性に影響を与えることがない。
以下、本発明を適用した具体的な実施例について説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
(サンプル1)
サンプル1では、先ず、金属不純物の含有量が10ppm以下の電解銅粉136gとGa64gをSUS304製のビーカーに投入した。次に、このビーカーとマントルヒーター及びSCS13製の攪拌羽根を取り付けた攪拌機をグローブボックス内にセットし、真空排気した後に、Arガスを導入した。グローブボックス内の酸素をジルコニア酸素濃度計(第一熱研株式会社製、型式ECOAZ TB−IIV)で測定した結果、0.1ppm以下、即ち酸素分圧0.01Pa以下であった。この状態で、ビーカー内をマントルヒーターで200℃に加熱しながら銅粉とGaを攪拌してCu−Ga合金粉末を作製した。
次に、このCu−Ga合金粉末の一部を取り、GD−MS分析で金属不純物を測定した。攪拌後のビーカー内壁と攪拌羽根には、薄い被膜が形成されていた。この被膜の一部を削り採って定性分析したところ、GaとCuとFeを含む金属被膜であった。
このビーカーと攪拌羽根を希硝酸水溶液に浸漬して被膜だけを溶解させる酸洗浄を行った後に水洗いして洗浄した。
次に、作製したCu−Ga合金粉末をホットプレス装置(型式:真空ホットプレス 大亜真空株式会社製)の直径60mm黒鉛製プレス型に投入し、ホットプレス装置全体を真空度5×10−3Paに真空排気した後、上パンチの自重によって加えられる圧力1.1kgf/cm(0.1MPa)の負荷のかかる状態で700℃で1時間熱処理をした。
その後、700℃で保持したまま24.3MPaの圧力をかけて1時間半、焼結を行い、直径60mm、厚さ3mmのCu−Ga合金スパッタリングターゲットを作製した。このターゲットの一部を取り、GD−MS分析で金属不純物を測定した。測定結果を表1に示す。
(サンプル2)
サンプル2では、グローブボックス内の酸素濃度を100ppm(酸素分圧10Pa)としたこと以外はサンプル1と同様にしてCu−Ga合金粉末を作製した。攪拌後のビーカー内壁と攪拌羽根には、サンプル1と同様の金属被膜が形成されていた。次に、サンプル1と同様にして、φ60mm、厚さ3mmのCu−Ga合金ターゲットを作製した。
(サンプル3)
サンプル3では、グローブボックス内の酸素濃度を200ppm(酸素分圧20Pa)としたこと以外はサンプル1と同様にしてCu−Ga合金粉末を作製した。攪拌後のビーカー内壁と攪拌羽根には、サンプル1と同様の金属被膜が形成されていた。次に、サンプル1と同様にしてφ60mm、厚さ3mmのCu−Ga合金ターゲットを作製した。
(サンプル4)
サンプル4では、ビーカー内を400℃に加熱したこと以外はサンプル1と同様にしてCu−Ga合金粉末を作製した。攪拌後のビーカー内壁と攪拌羽根には、サンプル1と同様の金属被膜が形成されていた。次に、サンプル1と同様にしてφ60mm、厚さ3mmのCu−Ga合金スパッタリングターゲットを作製した。
(サンプル5)
サンプル5では、金属不純物含有量が10ppm以下のアトマイズ銅粉170gとGa30gをビーカーに投入したこと以外はサンプル1と同様にしてCu−Ga合金粉末を作製した。攪拌後のビーカー内壁と攪拌羽根には、サンプル1と同様の金属被膜が形成されていた。次に、サンプル1と同様にしてφ60mm、厚さ3mmのCu−Ga合金ターゲットを作製した。
(サンプル6)
サンプル6では、金属不純物含有量が10ppm以下の電解銅粉110gとGa90gを投入し、ビーカー内を30℃としたこと以外はサンプル1と同様にしてCu−Ga合金粉末を作製した。攪拌後のビーカー内壁と攪拌羽根には、サンプル1と同様の金属被膜が形成されていた。次に、真空排気した後、Ar流量0.4L/min、温度400℃の条件がした以外はサンプル1と同様にホットプレスを行って、φ60mm、厚さ3mmのCu−Ga合金ターゲットを作製した。
なお、サンプル2〜サンプル6では、ビーカーと攪拌羽根を希硝酸水溶液に浸漬して被膜だけを溶解させる酸洗浄を行っていないが、サンプル1と同様に、ビーカーと攪拌羽根を希硝酸水溶液に浸漬して被膜だけを溶解させる酸洗浄により被膜を除去できる。
(サンプル7)
サンプル7では、Cu製攪拌羽根を取り付けたこと以外はサンプル1と同様にして攪拌を行ったところ、ビーカー内壁と攪拌羽根にはサンプル1と同様の薄い金属被膜が形成されていた。Cu製攪拌羽根に形成されていた金属皮膜の一部を削り採って定性分析したところ、GaとCuを含む金属被膜であった。そして、酸洗浄のためにビーカーと攪拌羽根を希硝酸に浸漬したところ、SUS304製ビーカーは被膜だけが溶解したが、Cu製攪拌羽根はCu露出部分が溶解しはじめたため洗浄を中止した。また、酸洗浄の液を希塩酸に変えて被膜が付いているCu製攪拌羽根を浸漬したが、被膜がほとんど溶解しないので洗浄できなかった。次に、サンプル1と同様にしてφ60mm、厚さ3mmのCu−Ga合金ターゲットを作製した。
(サンプル8)
サンプル8では、グローブボックス内の酸素濃度を300ppm、即ち酸素分圧30Paとしたこと以外はサンプル1と同様にして攪拌を開始したところ、攪拌羽根と容器内壁に塊状の固形物が付着して成長し、攪拌不能になったので、合金粉を作製することができなかった。
(サンプル9)
サンプル9では、ビーカー内を500℃に加熱した以外はサンプル1と同様にしてCu−Ga合金粉末を作製した。攪拌後のビーカー内壁と攪拌羽根にはサンプル1と同様の金属被膜が形成されていた。Cu−Ga合金粉末中の金属不純物を分析したところ、表1に示すように、多量に混入していた。サンプル9では、Cu−Ga合金粉末に金属不純物が多量に混入していたのでCu−Ga合金スパッタリングターゲットは作製しなかった。
(参考例)
参考例として、テフロン(登録商標)を被覆したビーカーと攪拌羽根を使用して、Cu−Ga合金粉末を作製したものを示す。参考例では、テフロン(登録商標)を被覆したビーカーと攪拌羽根を使用したこと以外はサンプル1と同様にして合金粉を作製して、金属不純物の分析を行った。攪拌後のビーカー内壁と攪拌羽根に被膜は形成されていなかった。作製した合金粉末を用いて、サンプル1と同様にしてCu−Ga合金スパッタリングターゲットを作製し、一部を取って不純物の分析を行った。
以下の表1に、Cu−Ga合金粉末及びCu−Ga合金スパッタリングターゲットの作製条件及び分析結果を示す。
Figure 2012097302
サンプル1〜7は、ステンレス材からなるビーカーにて、所定の割合で混合したCu粉末及びGaの混合粉末を酸素分圧20Pa以下の雰囲気中で30℃以上400℃以下の温度で加熱しながら、ステンレス材又は銅からなる攪拌羽根で撹拌して合金化させることによって、ビーカーや撹拌羽根の表面にGaを含む被膜が形成されている。このため、サンプル1〜7では、合金化の際に、ビーカーや撹拌羽根から金属が混入することを抑制できた。したがって、サンプル1〜サンプル7では、不純物の金属が非常に少ないCu−Ga合金粉末を焼結することによって、表1に示すように、Fe、Ni、Crの合計が3ppm以下の金属不純物が極めて微量なCu−Ga合金スパッタリングターゲットを製造することができた。
一方、サンプル8では、Cu−Ga合金粉末を作製する際の酸素分圧が30Paであり、高いため、ビーカーや撹拌羽根の表面においてGaを含有する被膜が成長し過ぎて、被膜ではなく塊状となってしまい、Cu−Ga合金粉末を作製することができなかった。
また、サンプル9では、Cu粉末及びGaの混合粉末の合金温度が500℃であり、高いため、ビーカーや攪拌羽根からFe、Ni、Crが混入し、不純物が大量となった。
更に、サンプル1〜6と、サンプル7を比較すると、Cu製の撹拌羽根を用いたサンプル7では、Cuが溶解するため、撹拌羽根を酸洗浄することができなかった。一方、ステンレス材を用いたサンプル1〜6では、ステンレス材が溶解することなく、被膜のみを溶解して除去することができた。このことから、ステンレス材を用いたサンプル1〜6は、容器及び撹拌羽根の洗浄が容易であることが分かる。
また、サンプル1〜7では、テフロン(登録商標)を被覆したビーカー及び撹拌羽根を用いた参考例と比較すると、テフロン(登録商標)加工したものと同等に、Fe、Ni、Crの混入が抑制されている。

Claims (3)

  1. 金属製容器にて、Cu粉末及びGaとが質量比で85:15〜55:45の割合で配合された混合粉末を、酸素分圧20Pa以下の雰囲気中で30℃以上400℃以下の温度で加熱しながら金属製攪拌羽根で撹拌して合金化したCu−Ga合金粉末を作製し、
    上記Cu−Ga合金粉末を焼結する
    ことを特徴とするCu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法。
  2. 上記金属製容器は、ステンレスである
    ことを特徴とする請求項1記載のCu−Ga合金スパッタリングターゲットの製造方法。
  3. ステンレス製容器にて、Cu粉末及びGaとが質量比で85:15〜55:45の割合で配合された混合粉末を、酸素分圧20Pa以下の雰囲気中で30℃以上400℃以下の温度で加熱しながら金属製攪拌羽根で撹拌して合金化したCu−Ga合金粉末を作製し、上記Cu−Ga合金粉末を焼結して作製され、
    Fe、Ni、Crの合計が3ppm以下である
    ことを特徴とするCu−Ga合金スパッタリングターゲット。
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