JP2012095688A - オープンショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】棚上に商品を陳列したままで、簡素な構成にて特定の商品の販売制限等を円滑に、且つ、厳格に行うことを可能とするオープンショーケースを提供する。
【解決手段】オープンショーケース1は、前面に開口する陳列室9内に商品陳列用の棚3を複数段及びデッキパン5を設けて成る。陳列室の背面両側に設けられ、棚を架設するための棚支柱17と、棚の前部に着脱可能に取り付けられ、少なくとも商品の取り出しが不能となるよう当該棚上の空間前部を閉じるためのカバー50と、後部が棚支柱にそれぞれ係合され、前部がカバーの両側にそれぞれ連結される一対の腕部材56と、各腕部材とカバーとの連結を施錠する施錠具57とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、前面に開口する陳列室内に棚を設けて成るオープンショーケースに関するものである。
従来よりこの種オープンショーケースは、例えば特許文献1に示される如く、前面に開口する断面略コ字状の断熱壁内を仕切板にて仕切り、この仕切板の前側を陳列室(貯蔵室)とし、後側をダクトとしている。そして、前記陳列室の背面両側には棚支柱が設けられ、この棚支柱に商品を陳列するための棚を複数段架設すると共に、ダクト内には冷却器と送風機を設置し、この冷却器により冷却された冷気を送風機にて前記開口上縁の冷気吐出口から吐出し、開口下縁の冷気吸込口から吸い込む。これによって、開口に冷気エアーカーテンを形成しつつ、一部を陳列室内に循環させて、各棚上の商品を冷却する方式とされていた。
特開平5−115344号公報
複数段架設された棚には、それぞれ商品が陳列されることとなるが、商品によっては、その販売形態などによりその販売が制限される場合がある。例えば、医薬品などの場合、薬事法によりその販売時間帯などが制限される場合がある。販売が制限された商品が、当該制限がない商品と同一のショーケースにおいて陳列されていると、どの商品が販売制限されているが否かが不明瞭となり、個別に販売制限がある旨の表示等を行っても、その陳列形態が複雑化する。これにより、顧客はその販売制限がある商品であるにもかかわらず、商品を陳列棚から取り出してしまう不都合が生じる。
商品の販売制限の条件に該当する度に該当商品を当該棚から搬出する作業を行うことが考えられるが、係る作業は煩雑となる。また、当該商品を搬出した後も販売制限の条件解除後における販売に供すべく、別置きの設備において所定温度に冷却しておく必要がある。
そこで、特定の商品が陳列された棚の前面を閉塞するカバーを着脱自在に設けたオープンショーケースが開発されている。この場合、棚上の空間前部を前方に開放した状態と、閉じた状態とに変更可能とするカバーを棚の前端部に設けられたプライスカードを取り付けるための溝などに差し込みことで設けていた。
しかしながら、かかる構成では、顧客が故意にカバーを取り外してしまい、販売を制限したい商品が取り出されてしまう問題がある。また、当該カバーが設けられる棚を引出自在の可動棚により構成することで、陳列室内に収納された状態では、カバーの上端が直ぐ上の棚下面に近接若しくは、陳列室の前面開口上縁に近接することで当該カバーの取り外しを不能とし、棚が引き出された状態で、カバーを取り外し可能としている。この場合、顧客が故意に可動棚を引き出してしまうとカバーが設けられていても、当該棚上に陳列収納された商品が取出可能となってしまう。
そのため、より厳格な商品の販売規制を容易に実現することができるオープンショーケースが開発が望まれていた。
本発明は、従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、棚上に商品を陳列したままで、簡素な構成にて特定の商品の販売制限等を円滑に、且つ、厳格に行うことを可能とするオープンショーケースを提供する。
上記課題を解決するために、本発明のオープンショーケースは、前面に開口する陳列室内に商品陳列用の棚を複数段設けて成るものであって、陳列室の背面両側に設けられ、棚を架設するための棚支柱と、棚の前部に着脱可能に取り付けられ、少なくとも商品の取り出しが不能となるよう当該棚上の空間前部を閉じるためのカバーと、後部が棚支柱にそれぞれ係合され、前部がカバーの両側にそれぞれ連結される一対の腕部材と、各腕部材とカバーとの連結を施錠する施錠具とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明のオープンショーケースは、上記においてカバーは棚に吸着する磁石を備え、この磁石が吸着した状態で棚前方において起立することを特徴とする。
請求項3の発明のオープンショーケースは、上記において棚は、引き出し自在の可動式の棚であり、この棚の下面両側前部には当該棚の前方への移動を許容及び規制するためのストッパの操作部が設けられると共に、当該棚上の両側部には上側の棚の操作部下方に対応して商品の陳列を禁止するための間隔保持部を備え、カバーの磁石は当該カバーの両側部に設けられて各間隔保持部に吸着することを特徴とする。
請求項4の発明のオープンショーケースは、上記各発明において棚の前面にはプライスレールが設けられており、カバーは棚に取り付けられた状態でプライスレールを覆うことを特徴とする。
請求項5の発明のオープンショーケースは、上記各発明においてカバーの上部は後側に折曲され、後方に所定距離延在することを特徴とする。
請求項6の発明のオープンショーケースは、上記各発明において棚は、引き出し自在の可動式の棚であり、この棚の下面前部には当該棚の前方への移動を許容及び規制するためのストッパの操作部が設けられ、カバーの上部には、上側の棚の操作部に対応する切欠が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、前面に開口する陳列室内に商品陳列用の棚を複数段設けて成るオープンショーケースにおいて、陳列室の背面両側に設けられ、棚を架設するための棚支柱と、棚の前部に着脱可能に取り付けられ、少なくとも商品の取り出しが不能となるよう当該棚上の空間前部を閉じるためのカバーと、後部が棚支柱にそれぞれ係合され、前部がカバーの両側にそれぞれ連結される一対の腕部材と、各腕部材とカバーとの連結を施錠する施錠具とを備えているので、カバーにて特定の棚上の空間前部を閉じることで、当該棚上の商品を取り出せないようにすることが可能となる。
これにより、例えば薬事法などにより販売形態が制限される商品であっても、当該商品が陳列される特定の棚上の空間前部をカバーにて閉じることにより、顧客が任意に当該商品を取り出して販売に供されてしまう不都合を未然に回避することが可能となる。
特に、本発明では、腕部材と施錠具にてこのカバーの取り外しを禁止することできるため、棚上の空間前部が閉じられた状態を厳格に維持することができ、顧客等により故意にカバーが取り外される等によって、当該前部が閉じられた状態の棚上から商品等が任意に取り出されてしまう不都合を確実に回避することができる。
また、腕部材をカバーに施錠した状態で、カバーは前方に移動できなくなるので、棚が引き出し自在の可動式の棚である場合にも、当該棚が前方に引き出されることで、当該棚上の商品が取り出されてしまう不都合を防止することが可能となる。これにより、棚が引出自在の可動式の棚の場合であっても厳格な商品管理を実現することが可能となる。
更に、腕部材は棚を架設するための棚支柱を利用して取り付けられるので、腕部材をオープンショーケースに固定するための格別な構造をオープンショーケース側に構成する必要が無くなり、汎用性に富んだものとなると共に、生産コストの高騰も抑制することができるようになるものである。
また、請求項2の発明によれば、上記に加えてカバーは棚に吸着する磁石を備え、この磁石が吸着した状態で棚前方において起立するようにしたので、カバーを特定の棚に取り付ける際に、腕部材と施錠するまで容易且つ安定的に棚に起立させておくことができるようになり、着脱操作性が著しく向上するものである。
また、請求項3の発明によれば、上記に加えて棚は、引き出し自在の可動式の棚であり、この棚の下面両側前部には当該棚の前方への移動を許容及び規制するためのストッパの操作部が設けられると共に、当該棚上の両側部には上側の棚の操作部下方に対応して商品の陳列を禁止するための間隔保持部を備え、カバーの磁石は当該カバーの両側部に設けられて各間隔保持部に吸着するようにしたので、可動式の棚のストッパの操作部とその下方の棚上の商品との干渉を防ぐための間隔保持部を利用して、カバーの磁石が陳列商品と干渉することを防止することができるようになり、当該特定の棚上に商品が陳列された状態で支障なくカバーを取り付けることが可能となるものである。
また、請求項4の発明によれば、上記各発明に加えてカバーは、棚に取り付けられた状態で、棚の前面に設けられたプライスレールも覆うようにしたので、販売を制限したい商品名も隠すことができるようになり、係る商品を故意に取り出されることをより確実に防止することが可能となるものである。
また、請求項5の発明によれば、上記各発明に加えてカバーの上部は後側に折曲され、後方に所定距離延在するように構成されているので、複数段の棚が所謂雛壇式に設けられ、特定の棚の上側の棚が当該特定の棚よりも後退している場合にも、カバー上側から手を差し入れて商品が取り出されてしまう不都合を防止することが可能となるものである。
また、請求項6の発明によれば、上記各発明に加えて棚は、引き出し自在の可動式の棚であり、この棚の下面前部には当該棚の前方への移動を許容及び規制するためのストッパの操作部が設けられ、カバーの上部には、上側の棚の操作部に対応する切欠が形成されているので、カバーを特定の棚に取り付けても、カバーの切欠を利用して当該特定の棚の上側の棚のストッパを支障なく操作することができるようになるものである。
本発明の実施形態であるオープンショーケースの正面図である。 図1のオープンショーケースの右側面図である。 図1の下部拡大縦断側面図である。 上方の棚を取り外した状態の図1のオープンショーケースの斜視図である。 図1のオープンショーケースの棚の斜視図である。 図1のオープンショーケースのデッキパン(棚)の斜視図である。 図1のオープンショーケースのカバーと腕部材の斜視図である。 図7のカバーの後方斜視図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の実施形態であるオープンショーケース1の正面図、図2は図1のオープンショーケース1の右側面図、図3は図1のオープンショーケース1の下部拡大縦断側面図をそれぞれ示している。各図において、実施例のオープンショーケース1は、例えばコンビニエンスストアなどに設置されてドリンク類の陳列販売に供されるものであり、前面に開口する断面略コ字状の断熱壁6と、この断熱壁6の左右に取り付けられた側板7、7とから構成されている。
この断熱壁6の背壁内側には仕切板(インテリアリア)8が取り付けられ、その前側を前面に開口する陳列室9とし、仕切板8と断熱壁6間をダクト11としている。即ち、仕切板8は陳列室9の背面に位置している。また、断熱壁6の天壁6Aは底壁6Bよりも奥側で終了しており、天壁6Aの前端下側、即ち、陳列室9の前面開口2の上縁に冷気吐出口12が形成され、底壁6Bの前端上側、即ち、前面開口2の下縁に冷気吸込口13が形成されて、それぞれダクト11に連通している。
このダクト11内には冷却装置の冷凍サイクルを構成する図示しない冷却器と送風機が設置され、断熱壁6の底壁6B下側に構成された機械室内には、前記冷却器と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器及び凝縮器用送風機などが設置されている。
そして、陳列室9内の背面両側には上下に所定間隔で複数の係合孔18が穿設された棚支柱17、17が取り付けられており、この棚支柱17、17間に渡って詳細は後述する商品陳列用の金属製の棚3が上下複数段に渡って架設されている。また、陳列室9の底面には、棚3と同様の機能を奏し、本発明においては商品陳列用の棚に含まれる金属製のデッキパン5が取り付けられている。
各棚3及びデッキパン5上の空間(商品陳列スペース)後方に対応する仕切板8には、左右に渡ってパンチングにより穿設された複数の冷気吹出孔10が形成されている。尚、各冷気吹出孔10は、上段の棚3に対応して形成されているものほど穿設数が少なく、下段の棚3に対応して形成されているものほど穿設数が多いものとされている。また、各冷気吹出孔10は、それぞれダクト11に連通している。
これにより、前記冷却装置の圧縮機とダクト11内に配設された送風機が運転されると、ダクト11内に配設された冷却器が冷却作用を発揮する。この冷却器にて冷却されたダクト11内の冷気は、送風機にて吸い上げられて上方に吹き上げられ、やがて最上部の冷気吐出口12から陳列室9内に吐出される。
冷気吐出口12から吐出される冷気は、陳列室9の前下部に向けて指向される。これにより、陳列室9の前面開口2の上縁に形成された冷気吐出口12から吐出された冷気は、前面開口2の下縁に形成された冷気吸込口13に吸い込まれ、陳列室9の前面開口2には、冷気エアーカーテンが形成される。
また、仕切板8には、ダクト11内と陳列室9内とを連通する冷気吹出孔10が複数形成されているため、各冷気吹出孔10を介して、陳列室9内に架設された各棚3上の空間には、後方から冷気が吹き出される。尚、仕切板8に穿設される冷気吹出孔の数により各棚3上方への冷気吹出量を調整しても良いが、これに限定されるものではなく、形成される冷気吹出孔10の穿設面積によって調整しても良い。
そして、陳列室9内に吐出或いは吹き出された冷気は、最終的に冷気吸込口13からダクト11内に帰還する循環を行う。これにより、陳列室9内は、所定の温度に冷却される。
次に、本発明のカバー50が着脱自在に取り付けられる棚3及びデッキパン5について説明する。棚3は、図5に示すように後端に上下所定間隔を有して後方に突出し、棚支柱17の係合孔18に係脱自在に係合する鉤状の複数の係合爪22A・・を有して前方に延在する左右一対のブラケット22と、このブラケット22の内側に前後摺動自在に取り付けられた図示しないレール部材と、このレール部材に摺動自在に係合支持された可動棚24(金属製)とから構成された可動式の棚である。
デッキパン(棚)5も、図6に示すように断熱壁6に取り付けられたブラケット26と、このブラケット26の内側に前後摺動自在に取り付けられた図示しないレール部材と、このレール部材に摺動自在に係合支持された前述同様の可動棚24とから構成された可動式の棚である。
上記レール部材により、各棚3及びデッキパン5の可動棚24は陳列室9内から前方(手前側)に引き出し自在とされているが、各棚3及びデッキパン5の下面前部の両側に位置する可動棚24の下面には、当該可動棚24の前方への移動を許容及び規制するためのストッパ28とその操作部28Aが取り付けられている(図3でデッキパン5についてのみ示す)。
可動棚24を陳列室9内から引き出す場合には、可動棚24の下面に設けられたストッパ28の操作部28Aを操作して可動棚24の前方への移動を許容させる。そして、レール部材によりブラケット22、26に対して可動棚24を前方に摺動させる。そして、可動棚24を陳列室9内に収納する場合には、当該可動棚24を後方に押し込む。その際の押し込み力によって、ストッパ28が規制状態に復帰し、可動棚24の前方への移動が規制される。
また、可動棚24の前端部には商品名を記載したプライスカードを取り付けるためのプライスレール31が取り付けられている。更に、可動棚24上の両側部には、商品の陳列を禁止するための間隔保持部(金属製)32、32が階段状に隆起して構成されている。この間隔保持部32は、上側の棚3の下面両側前部に取り付けられているストッパ28及びその操作部28Aの下方に対応しており、商品が可動棚24の両端に載置され、或いは、載置された後に移動するのを禁止し、上側の棚3のストッパ28及びその操作部28Aに、下側のデッキパン5(又は棚3)の可動棚24上の商品が衝突し、相互に干渉し合わないようにするためのガードである。
一方、デッキパン5及び棚3の前端部には、対応するデッキパン(棚)5又は棚3上の空間が前方に開放した状態と、当該空間前部が閉じた状態とに変更可能なカバー50が着脱自在に取付可能とされる。尚、各図に示す実施例ではデッキパン5に取り付けた例を示している。当該カバー50は、板状部材にて構成されており、デッキパン5前端部及び棚3前端部の左右方向に延在し、且つ、当該デッキパン5及び棚3上の空間を前方に位置して上下に延在して構成される。
本実施例では、カバー50がデッキパン5(又は棚3)前端部に取り付けられた状態で、高さ寸法は、当該デッキパン5(又は棚3)の直ぐ上の棚3の下端に近接、又は、当接、若しくは、最上段の棚3の場合には、冷気吐出口12、若しくは、その後方に近接する寸法とする。
即ち、カバー50の上部は図7、図8に示すように後方に折曲されて上壁部51とされており、この上壁部51は所定距離で後方に延在している。カバー50がデッキパン5(又は棚3)に取り付けられた状態で、この上壁部51と直ぐ上の棚3との間隔、若しくは、前面開口2上縁との間隔は、少なくとも当該デッキパン5(又は棚3)の可動棚24上に陳列される商品Sの幅寸法よりも小さくなるように構成され、当該カバー50にてデッキパン5(又は棚3)上の空間前部が閉じられた状態でデッキパン5(又は棚3)上の商品Sを外部に取り出し不能とされるよう構成されている。
この場合、上壁部51の両側部には切欠51A、51Aが形成されている。各切欠51A、51Aはカバー50がデッキパン5(又は棚3)に取り付けられた状態で、その上側に位置する棚3のストッパ28の操作部28Aに対応する。
また、カバー50の両側部も後方に折曲されて側壁部52、52とされている。また、この側壁部52、52の下縁には磁石(永久磁石)MGがそれぞれ設けられている。この側壁部52と、52と側板7、7との間隔も、少なくともデッキパン5(又は棚3)に陳列される商品Sの幅寸法よりも小さくなるように構成され、当該カバー50にてデッキパン5(又は棚3)上の空間前部が閉じられた状態でデッキパン5(又は棚3)上の商品Sを外部に取り出し不能とされるよう構成されている。
各側壁部52、52には前方に突出する金具55が取り付けられており、この金具55の前部には後述する一対の腕部材56を連結し、施錠するための施錠具57(錠前)を取り付けるための孔55Aが形成されている。
また、カバー50の下部は、後述する如く磁石MGが間隔保持部32に吸着した状態で、デッキパン5(又は棚3)の前方においてプライスレール31より下方まで降下し、当該プライスレール31を覆う寸法とされている。
そして、図中56は腕部材である。この腕部材56は金属板から成り、その後端には上下所定間隔を有して後方に突出する鉤状の複数の係合爪56A・・が形成されている。また、腕部材56の前端部には、カバー50に連結し、施錠するための前記施錠具57を取り付けるための孔56Bが形成されている。
以上の構成により、医薬品などの薬事法によりその販売時間帯などが制限された商品Sが特定の棚3又はデッキパン5上、本実施例では、最下段のデッキパン5に陳列された場合について説明する。この場合、当該商品Sの販売が可能な時間帯には、他の棚3と同様に、当該デッキパン5上の空間9Aが前方に開放した状態とする。これにより、顧客による任意な商品選択及び取出が可能となる。
他方、当該商品Sの販売に制限が課される時間帯では、当該商品Sが陳列されたデッキパン5(特定の棚)の前部に上述したようにカバー50を取り付ける。次に、その取付手順を説明する。先ず、デッキパン5のストッパ28の操作部28Aを操作して商品Sを載せたままデッキパン5を手前の陳列室9外に引き出す。次に、腕部材56を左右一対用意し、それらの係合爪56Aを左右の棚支柱17のデッキパン5よりも所定寸法高い位置の係合孔18に係脱自在にそれぞれ係合する。このとき、各腕部材56、56は側板7の内側に沿う。
次に、カバー50をデッキパン5の前部に載置する。このとき側壁部52、52の磁石MG、MGがデッキパン5の間隔保持部32、32上に載置され、それに磁力によって着脱自在に吸着する。この状態でカバー50はデッキパン5の前方において自立状態で起立する。そして、デッキパン5上の空間9Aの前方を前述したように商品Sの取り出しが不能となるように閉じる。また、前述した如くカバー50の下部はデッキパン5のプライスレール31を覆う。
次に、各腕部材56、56の孔56Bをカバー50の両側の金具55、55の孔55Aにそれぞれ合致させ、それらに施錠具57を挿通して施錠し、且つ、カバー50と各腕部材56、56を連結する。
このように、カバー50にてデッキパン5(特定の棚)上の空間9A前部を閉じることで、当該デッキパン5(又は棚3)上の商品Sを取り出せないようにすることが可能となる。これにより、例えば薬事法などにより販売形態が制限される商品であっても、当該商品が陳列されるデッキパン5(又は棚3)上の空間9A前部をカバー50にて閉じることにより、顧客が任意に当該商品を取り出して販売に供されてしまう不都合を未然に回避することが可能となる。
特に、腕部材56と施錠具57にてこのカバー50の取り外しを禁止することできるため、デッキパン5(又は棚3)上の空間9A前部が閉じられた状態を厳格に維持することができ、顧客等により故意にカバー50が取り外される等によって、当該前部が閉じられた状態のデッキパン5(又は棚3)上から商品等が任意に取り出されてしまう不都合を確実に回避することができる。
また、腕部材56をカバー50に施錠した状態で、カバー50は前方に移動できなくなるので、デッキパン5(又は棚3)が前方に引き出されることで、当該デッキパン5(又は棚3)上の商品が取り出されてしまう不都合を防止することが可能となる。これにより可動式のデッキパン5や棚3の場合であっても厳格な商品管理を実現することが可能となる。
更に、腕部材56は棚3を架設するための棚支柱17を利用して取り付けられるので、腕部材56をオープンショーケース1に固定するための格別な構造をオープンショーケース1側に構成する必要が無くなり、汎用性に富んだものとなると共に、生産コストの高騰も抑制することができるようになる。
また、カバー50はデッキパン5(又は棚3)に吸着する磁石MGを備え、この磁石MGが吸着した状態でデッキパン5(又は棚3)前方において起立するようにしたので、カバー50を取り付ける際に、腕部材56と施錠するまで容易且つ安定的にデッキパン5(又は棚3)に起立させておくことができるようになり、着脱操作性が著しく向上する。
また、カバー50の磁石MGは当該カバー50の両側部に設けられてデッキパン5(又は棚3)の各間隔保持部32、32に吸着するようにしたので、可動式の棚3のストッパ28の操作部28Aとその下方のデッキパン5(又は棚3)上の商品との干渉を防ぐための間隔保持部32、32を利用して、カバー50の磁石MGが陳列商品と干渉することを防止することができるようになり、当該デッキパン5(又は棚3)上に商品が陳列された状態で支障なくカバー50を取り付けることが可能となる。
また、カバー50は、デッキパン5(又は棚3)に取り付けられた状態で、前面に設けられたプライスレール31も覆うようにしたので、販売を制限したい商品名も隠すことができるようになり、係る商品を故意に取り出されることをより確実に防止することが可能となる。
また、カバー50の上部は後側に折曲され、後方に所定距離延在する上壁部51が構成されているので、実施例のように複数段の棚3が所謂雛壇式に設けられ、デッキパン5(又は棚3)の上側の棚3がデッキパン5(又は棚3)よりも後退している場合にも、この後退した寸法分を上壁部51が補い、カバー50上側から手を差し入れて商品が取り出されてしまう不都合を防止することが可能となる。
また、カバー50の上壁部51には、上側の棚3の操作部28Aに対応する切欠51Aが形成されているので、カバー50をデッキパン5(又は棚3)に取り付けても、カバー50の切欠51Aを利用して当該デッキパン5(又は棚3)の上側の棚3のストッパ28を支障なく操作することができるようになる。
尚、実施例では陳列室9底面のデッキパン5(棚に含まれる)にカバー50を取り付けたが、それに限らず、その上方の棚3に取り付けても良い。但し、上部の棚3は前後寸法が小さくなるので、それらの棚3に取り付ける場合には、腕部材56の寸法を短くするものとする。
また、実施例では可動式の棚やデッキパンを用いたが、必ずしもそれに限られるものでは無く、通常の固定式の棚やデッキパンでも本発明は有効である。
S 商品
1 オープンショーケース
2 前面開口
3 棚
5 デッキパン(棚)
9 陳列室
11 ダクト
12 冷気吐出口
13 冷気吸込口
17 棚支柱
18 係合孔
24 可動棚
28 ストッパ
28A 操作部
31 プライスレール
32 間隔保持部
50 カバー
51 上壁部
51A 切欠
52 側壁部
56 腕部材
57 施錠具

Claims (6)

  1. 前面に開口する陳列室内に商品陳列用の棚を複数段設けて成るオープンショーケースにおいて、
    前記陳列室の背面両側に設けられ、前記棚を架設するための棚支柱と、
    前記棚の前部に着脱可能に取り付けられ、少なくとも前記商品の取り出しが不能となるよう当該棚上の空間前部を閉じるためのカバーと、
    後部が前記棚支柱にそれぞれ係合され、前部が前記カバーの両側にそれぞれ連結される一対の腕部材と、
    各腕部材と前記カバーとの連結を施錠する施錠具とを備えたことを特徴とするオープンショーケース。
  2. 前記カバーは前記棚に吸着する磁石を備え、該磁石が吸着した状態で前記棚前方において起立することを特徴とする請求項1に記載のオープンショーケース。
  3. 前記棚は、引き出し自在の可動式の棚であり、該棚の下面両側前部には当該棚の前方への移動を許容及び規制するためのストッパの操作部が設けられると共に、当該棚上の両側部には上側の前記棚の前記操作部下方に対応して前記商品の陳列を禁止するための間隔保持部を備え、前記カバーの磁石は当該カバーの両側部に設けられて前記各間隔保持部に吸着することを特徴とする請求項2に記載のオープンショーケース。
  4. 前記棚の前面にはプライスレールが設けられており、前記カバーは前記棚に取り付けられた状態で前記プライスレールを覆うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れかに記載のオープンショーケース。
  5. 前記カバーの上部は後側に折曲され、後方に所定距離延在することを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちの何れかに記載のオープンショーケース。
  6. 前記棚は、引き出し自在の可動式の棚であり、該棚の下面前部には当該棚の前方への移動を許容及び規制するためのストッパの操作部が設けられ、前記カバーの上部には、上側の前記棚の前記操作部に対応する切欠が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちの何れかに記載のオープンショーケース。
JP2010243340A 2010-10-29 2010-10-29 オープンショーケース Active JP5642502B2 (ja)

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