JP2012094920A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】素子の微細化が可能であるとともに、オン抵抗を低減できる半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】ドレイン領域をなすP+型のシリコン基板2の上には、半導体層3が形成されている。半導体層3を貫通し、シリコン基板2の表層部に至る複数のトレンチ4が形成されている。トレンチ4の内壁面を覆って絶縁膜5が形成されており、トレンチ4の内部はゲート電極6で埋められている。半導体層3は、シリコン基板2の上に、交互に配列されたP-型のドリフト層7およびN-型のリサーフ層8、ドリフト層7およびリサーフ層8の上に形成されたN型のベース領域9、ならびにベース領域9の表層部に形成されたP+型のソース領域10を含んでいる。
【選択図】図1

Description

この発明は、いわゆるスーパージャンクション構造を有する半導体装置およびその製造方法に関する。
MOS電界効果トランジスタ(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor;MOS FET)が形成された半導体装置において、耐圧の向上が試みられている。
図4は、MOS FETが形成された従来の半導体装置の図解的な断面図である。
++型の半導体基板51の上には、N型のドリフト層(N型ピラー層)52およびP型のリサーフ層(P型ピラー層)53を含む半導体層54が形成されている。ドリフト層52とリサーフ層53とは、半導体基板51に平行な方向に交互に配置されており、いわゆるスーパージャンクション構造を形成している。
半導体層54をその厚さ方向に貫通して、半導体基板51と半導体層54との界面に至る深さを有する複数のトレンチ55が形成されている。この複数のトレンチ55は、半導体基板51にほぼ垂直な内側壁をそれぞれ有しており、ほぼ等間隔で互いに平行に形成されている。トレンチ55の内壁は酸化膜63で覆われており、その内部はポリシリコンや誘電体などからなる埋め込み層64で埋められている。
ドリフト層52は、トレンチ55に沿って配置されている。リサーフ層53は、隣接する2つのトレンチ55の内側壁にそれぞれ沿う一対のドリフト層52の間に配置されている。
ドリフト層52の上には、N型領域56が形成されている。リサーフ層53の上には、N型領域56と接するようにP型のベース領域57が形成されている。ベース領域57の表層部には、N型のソース領域58が形成されている。
絶縁膜59を挟んで、N型領域56とソース領域58との間にあるベース領域57およびその近傍に対向するように、ゲート電極60が配置されている。また、ソース領域58およびベース領域57には、ソース電極61が電気接続されている。半導体基板51の裏面(ゲート電極60やソース電極61が形成されている面とは反対側の面)には、ドレイン電極62が形成されている。
この半導体装置は、ソース電極61およびドレイン電極62の一方と外部負荷とが接続された状態で、ソース電極61およびドレイン電極62の他方と外部負荷との間に、電源により一定の電圧が印加された状態で使用される。この印加される電圧は、リサーフ層53およびドリフト層52により形成されるPN接合に対して逆バイアスを与える。
この状態で、ゲート電極60を適当な電位にすることにより、N型領域56とソース領域58との間のベース領域57において、絶縁膜59との界面近傍にチャネルが形成される。また、リサーフ層53およびドリフト層52により形成されるPN接合には、外部負荷とMOS FETのオン抵抗とで分圧した逆バイアスがかかるが、これにより生じる空乏層の拡がりはわずかであり、ドリフト層52にはキャリア(電子)の経路が残される。
これにより、ドレイン電極62から、半導体基板51、ドリフト層52、N型領域56、ベース領域57の絶縁膜59との界面近傍(チャネル)、およびソース領域58を経て、ソース電極61へと電流が流れる。この半導体装置は、いわゆる、プレーナ型の構造を有しており、チャネル付近では、電流は半導体基板51に平行な方向に流れる。
次に、このMOS FETがオフ状態のとき、すなわち、ゲート電極60が上記の適当な電位にされておらずチャネルが形成されていないときについて説明する。この場合、MOS FETには電流が流れないので、ドリフト層52とリサーフ層53とにより形成されるPN接合には、電源電圧がそのまま逆バイアスとして印加されることになる。そのため、ドリフト層52とリサーフ層53との界面Sからドリフト層52およびリサーフ層53へと空乏層がすみやかに広がり、ドリフト層52およびリサーフ層53は完全に空乏化する。これにより、ドリフト層52に不純物を高濃度にドープしてオン抵抗の低減を図るとともに、良好な耐圧特性(たとえば、200V)を併せて有することができる。
この半導体装置の製造工程において、ドリフト層52は、トレンチ55の内壁面に不純物を注入することにより形成される。トレンチ55は、ドリフト層52を形成するためにのみ用いられており、有効に利用されていなかった。
このような半導体装置は、下記特許文献1に開示されている。
特開2003−46082号公報
ところが、このようなプレーナ型の半導体装置は、素子の微細化が困難であり、また、そのために、単位面積あたりのチャネルが形成される領域を大きくすることができないため、実際には、オン抵抗をさほど低くすることができない。
そこで、この発明の目的は、素子の微細化が可能であるとともに、オン抵抗を低減できる半導体装置およびその製造方法を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、半導体基板(2)に形成された第1導電型のドレイン領域(2)と、このドレイン領域上に設けられ、上記ドレイン領域に至る凹所(4,22)が形成された素子形成領域(3)と、上記凹所内に配置されたゲート電極(6,24)と、このゲート電極と上記凹所の内壁面との間に介在されたゲート絶縁膜(5,19)と、上記素子形成領域内に配置され、上記凹所が貫通する第1導電型のドリフト層(7)、およびこのドリフト層に接するとともに上記第1導電型とは異なる第2導電型のリサーフ層(8)を上記半導体基板上に交互に配置して形成されたスーパージャンクション構造部(20)と、上記素子形成領域において、上記ドリフト層に接するように上記スーパージャンクション構造部上に配置され、上記凹所が貫通し、上記ゲート絶縁膜を介して上記ゲート電極に対向する上記第2導電型のベース領域(9)と、上記素子形成領域において、上記ベース領域上に形成され、上記凹所が貫通するソース領域(10)とを含むことを特徴とする半導体装置(1,21)である。
なお、括弧内の数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この発明によれば、ゲート電極は凹所の内部に配置されている。ドレイン領域(ドリフト層)とソース領域との間に所定の電圧が印加され、ゲート電極が所定の電位にされると、ベース領域において、絶縁膜との界面近傍にチャネルが形成される。これにより、電流は、半導体基板(ドレイン領域)、ドリフト層、ベース領域の絶縁膜との界面近傍(チャネル)、およびソース領域と続く導電経路を流れる。チャネル付近では、電流は、ドリフト層、ベース領域、およびソース領域の配列方向、すなわち、凹所の深さ方向(半導体基板に垂直な方向)に流れる。
また、この半導体装置の製造工程において、ドリフト層は凹所の内壁面に第1導電型の不純物イオンを導入して形成することができる。このようにして形成された半導体装置において、ドリフト層(スーパージャンクション構造)を形成するための凹所にゲート電極が配置されている。これにより、ドリフト層、ベース領域、ソース領域、ゲート絶縁膜、およびゲート電極により構成される素子(たとえば、MOS FET)の微細化を図ることができる。
また、この素子を微細化することにより、半導体基板の単位面積あたりのチャネルが形成される領域を多くしてオン抵抗の低減を図ることができる。
一方、この半導体装置は、ドリフト層およびリサーフ層により形成されるスーパージャンクション構造部を有している。ゲート電極が上記所定の電位にされていないときに、ドリフト層とリサーフ層とにより形成されるPN接合に対して逆バイアスの大きな電圧が印加されると、ドリフト層とリサーフ層との界面(以下、単に「界面」という。)からドリフト層およびリサーフ層中へと空乏層がすみやかに広がり、ドリフト層およびリサーフ層は完全に空乏化される。これにより、この半導体装置は、高い耐圧(たとえば、80Vないし300V)を有することができる。すなわち、ドリフト層の不純物濃度を高くしてオン抵抗の低減を図りながら、ドリフト層の完全空乏化によって、耐圧を高くすることができる。
ドレイン領域は、半導体基板自体であってもよい。ゲート電極は、たとえば、不純物の導入により導電化(低抵抗化)されたポリシリコンからなるものとすることができる。また、ゲート電極は、金属材料からなっていてもよく、ポリシリコンおよび金属材料の双方を含んでいてもよい。
凹所の内部は、ゲート電極でほぼ完全に満たされていてもよい。この場合、半導体基板に反りが生じることを軽減できる。
スーパージャンクション構造を形成するための凹所の深さは、たとえば、40μm程度とされる。一方、チャネルが形成されるベース領域は、たとえば、半導体層の表層部(たとえば、表面から1μm程度の厚さの領域)に形成される。ゲート電極は、ベース領域に対向するように設けられていればよいため、凹所内の上部にのみ配置されていればよく、凹所内がすべてゲート電極で満たされている必要はない。
請求項2記載の発明は、上記凹所内において、上記ゲート電極より底部側に配置された充填材(23)と、上記凹所の内壁面において、上記ベース領域の上記ゲート電極との対向部よりも底部側の領域に被着して形成され、上記ゲート絶縁膜よりも膜厚の厚い絶縁膜(17)とをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置(21)である。
この発明によれば、凹所の内部には、充填材とゲート電極とが配置されているので、半導体基板に反りが生じることを軽減できる。凹所の内部は、充填材とゲート電極とによりほぼ完全に埋められていていることが好ましい。この場合、半導体基板に反りが生じることを効果的に軽減できる。
充填材は、ポリシリコンからなっていてもよく、金属材料からなっていてもよく、絶縁物(たとえば、酸化シリコン)からなっていてもよく、ポリシリコン、金属材料および絶縁物から選択される2種以上からなっていてもよい。充填材がポリシリコンからなる場合、凹所内は、たとえば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により、充填材で容易に埋めることができる。
ゲート絶縁膜を薄くすることにより、デバイスの高速化および低消費電力化を図ることができる。一方、凹所の底部にある絶縁膜を厚くすることにより、凹所内と半導体基板(およびドリフト層)との間の耐圧を高くすることができる。
請求項3記載の発明は、半導体基板(2)上に形成された第1導電型のドレイン領域(2)上に、上記第1導電型のドリフト層(7)、および上記第1導電型とは異なる第2導電型のリサーフ層(8)を、上記半導体基板上に交互に配置してスーパージャンクション構造部(20)を形成した素子形成領域(3)を有する半導体装置(1,21)の製造方法であって、上記ドレイン領域の上に、上記第2導電型の半導体層(15)を形成する工程と、この半導体層を貫通して、上記ドレイン領域に至る凹所(4,22)を形成する工程と、上記凹所の内壁面に露出した上記半導体層に、上記第1導電型の不純物を導入して上記凹所の内壁面に沿う上記ドリフト層を形成し、上記半導体層の当該ドリフト層に接する領域を上記リサーフ層とする工程と、上記半導体層の表面から、上記第2導電型の不純物を導入して上記半導体層の表層部に、上記凹所の内壁面への露出部(9a)を有する上記第2導電型のベース領域(9)を形成する工程と、上記凹所の縁部で上記ベース領域の表層部に、上記第1導電型の不純物を導入して、上記凹所の内壁面に露出する上記第1導電型のソース領域(10)を形成する工程と、上記凹所の内壁面に絶縁膜(17)を形成する工程と、上記絶縁膜が形成された上記凹所内において、上記ベース領域の上記露出部よりも深くなるように予め定められた所定深さまでの底部領域に充填材(23)を充填する工程と、上記充填材をマスクとして上記絶縁膜を除去する除去工程と、この除去工程によって露出した上記凹所の内壁面の露出表面で上記ベース領域の上記露出部に対応する領域に、上記絶縁膜より薄いゲート絶縁膜(5,19)を形成する工程と、上記凹所の内部に、上記ゲート絶縁膜を挟んで上記ベース領域の露出部に対向すべきゲート電極(6,24)を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置(21)の製造方法である。
この製造方法により、請求項2記載の半導体装置を製造でき、請求項1および2記載の半導体装置と同様の効果を奏することができる。
この発明によれば、半導体層を貫通する凹所の内壁面に第1導電型の不純物を導入してドリフト層が形成される。リサーフ層は、半導体層のうち、ドリフト層(ならびにベース領域およびソース領域)の残余の領域からなる。また、ドリフト層が形成された後、この凹所内にゲート電極が形成される。このように、この製造方法により、ドリフト層(スーパージャンクション構造)を形成するための凹所を積極的に利用して、ゲート構造を形成できる。
半導体層を形成する工程は、たとえば、エピタキシャル層を形成する工程を含んでいてもよい。
ベース領域やソース領域は、ゲート絶縁膜やゲート電極を形成する前に形成されてもよく、ゲート電極を形成した後に形成されてもよい。すなわち、ベース領域について、凹所内壁面への露出部とは、ゲート絶縁膜やゲート電極が形成された凹所内壁面に現れている部分を含むものとする。同様に、ソース領域について、凹所の内壁面に露出するとは、ゲート絶縁膜やゲート電極が形成された凹所の内壁面に現れることを含むものとする。
充填材を充填する工程は、ベース領域を形成する工程の前に実施されてもよく、ベース領域を形成する工程の後に実施されてもよい。すなわち、充填材を充填するときに、ベース領域は形成されていなくてもよい。
ゲート絶縁膜と絶縁膜(ゲート絶縁膜より膜厚の厚い絶縁膜)とは、個別に形成される。また、ゲート絶縁膜が形成されるときには、絶縁膜は充填材により覆われている。したがって、絶縁膜の形成厚さとゲート絶縁膜の形成厚さとを独立に制御できる。これにより、絶縁膜の厚さがゲート絶縁膜の厚さより厚い半導体装置を製造できる。
絶縁膜およびゲート絶縁膜を形成する工程において、充填材は、絶縁膜が除去される領域を規制するマスクの役割を果たすことにより、絶縁膜の形成領域(残部の領域)を規制する役割を果たすとともに、ゲート絶縁膜の形成領域を規制する役割を果たす。したがって、凹所内において、充填材を適当な深さ領域に形成することにより、絶縁膜およびゲート絶縁膜を所定の領域に形成できる。
上記絶縁膜を形成する工程は、上記凹所の内壁面を熱酸化させて上記絶縁膜を形成する工程を含んでいてもよく、上記ゲート絶縁膜を形成する工程は、上記凹所の内壁面を熱酸化させて上記ゲート絶縁膜を形成する工程を含んでいてもよい。これらの場合、熱酸化の条件、たとえば、加熱温度や加熱時間などを制御することにより、絶縁膜やゲート絶縁膜の膜厚を制御できる。
充填材は、凹所内において、凹所の深さ方向に関してベース領域の露出部(凹所の内壁面に現れる部分)よりも深くなるように予め定められた所定深さまでの底部領域に形成されるので、ゲート絶縁膜を形成する工程の後、凹所内の上部にはベース領域に対応する領域に対向する空所が形成される。
上記ゲート電極を形成する工程は、上記ゲート絶縁膜を形成する工程の後、上記凹所内の空所にゲート電極を構成する材料を供給する工程を含むものとすることができる。これにより、ゲート絶縁膜を挟んでベース領域の全面に対向するゲート電極が形成される。
充填材は、たとえば、ポリシリコンからなるものとすることができる。この場合、CVD法などにより、アスペクト比が大きい(たとえば、幅が2μm程度に対して深さが40μm程度の)凹所にも、充填材を良好に(密に)埋め込むことができる。また、ゲート電極は、金属材料からなっていてもよく、ポリシリコンおよび金属材料の双方を含んでいてもよい。
請求項4記載の発明は、上記充填材を充填する工程が、上記凹所内で上記所定深さより上まで上記充填材を満たす充填材供給工程と、この充填材供給工程の後、上記充填材を上記所定深さまでエッチバックする工程とを含むことを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法である。
この発明によれば、エッチバック厚を制御することにより、充填材の上面(エッチバック面)の位置が、所定深さになるようにすることができる。
ゲート絶縁膜形成時に、充填材の上にも絶縁膜が形成されてもよい。この場合、ゲート電極とベース領域との間のゲート絶縁膜に加えて、ゲート電極と充填材との間にも絶縁膜が形成された半導体装置が得られる。
充填材が、ポリシリコンからなる場合、充填材を容易にエッチバックできる。
上記ベース領域を形成する工程は、請求項5記載のように、上記凹所の内壁面に上記第2導電型の不純物イオンを注入する工程を含んでいてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造を示す図解的な断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構造を示す図解的な断面図である。 図2の半導体装置の製造方法を説明するための図解的な断面図である。 図2の半導体装置の製造方法を説明するための図解的な断面図である。 図2の半導体装置の製造方法を説明するための図解的な断面図である。 図2の半導体装置の製造方法を説明するための図解的な断面図である。 図2の半導体装置の製造方法を説明するための図解的な断面図である。 図2の半導体装置の製造方法を説明するための図解的な断面図である。 図2の半導体装置の製造方法を説明するための図解的な断面図である。 図2の半導体装置の製造方法を説明するための図解的な断面図である。 スーパージャンクション構造を有する従来の半導体装置の図解的な断面図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造を示す図解的な断面図である。この半導体装置1は、シリコン基板2上にMOS FETが形成されてなる。
ドレイン領域をなすP+型のシリコン基板2の上には、MOS FET(素子)が形成された素子形成領域3が設けられている。素子形成領域3を貫通し、シリコン基板2の表層部に至る複数のトレンチ4が形成されている。各トレンチ4は、シリコン基板2にほぼ垂直な内側壁をそれぞれ有しており、図1の紙面に垂直な方向に延びている。すなわち、各トレンチ4の長さ方向は図1の紙面に垂直な方向であり、各トレンチ4の幅方向は、図1の紙面に平行かつシリコン基板2に平行な方向である。
トレンチ4の幅は、たとえば、2μm程度であり、トレンチ4の深さは、たとえば、40μm程度である。隣接する2つのトレンチ4のギャップ(隣接する2つのトレンチ4に挟まれた素子形成領域3の幅)は、たとえば、4μmないし6μm程度である。
図1には2つのトレンチ4のみを示しているが、半導体装置1には、より多くのトレンチ4が形成されていて、これらのトレンチ4は、ほぼ等間隔に形成されている。
各トレンチ4の内壁面は、酸化シリコン(SiO2)からなる絶縁膜5で覆われている。各トレンチ4の内部は、不純物の導入により導電化されたポリシリコンからなるゲート電極6で埋められている。
素子形成領域3は、シリコン基板2の上に、シリコン基板2に接するように交互に配置されたP-型のドリフト層7およびN-型のリサーフ層8、ドリフト層7およびリサーフ層8の上に形成されたN型のベース領域9、ならびにベース領域9の表層部に形成されたP+型のソース領域10を含んでいる。
ドリフト層7は、各トレンチ4の幅方向両側の内壁面に沿って形成されている。リサーフ層8は、隣接する2つのトレンチ4の内壁面にそれぞれ沿って形成された一対のドリフト層7の間に形成されている。ドリフト層7およびリサーフ層8の素子形成領域3表面からの形成深さは、ほぼ同じである。ドリフト層7およびリサーフ層8は、スーパージャンクション構造部20を構成している。
ベース領域9は、スーパージャンクション構造部20の上で、隣接する2つのトレンチ4の間に渡って設けられている。ベース領域9は、絶縁膜5を挟んで、各トレンチ4内に配置されたゲート電極6と対向している。
ソース領域10は、ベース領域9(素子形成領域3)の表層部において、各トレンチ4の縁部に形成されている。ソース領域10は、隣接する2つのトレンチ4の中間部には形成されていない。ベース領域9は、ソース領域10が形成されていない領域で、素子形成領域3の表面に現れている。
トレンチ4は、ソース領域10、ベース領域9、およびドリフト層7を貫通するように形成されている。ドリフト層7、ベース領域9、ソース領域10、ゲート電極6、および絶縁膜5により、MOS FETが構成されている。
ゲート電極6および素子形成領域3の上には、酸化シリコン膜11が形成されている。酸化シリコン層11を厚さ方向に貫通するコンタクトホール12が形成されており、コンタクトホール12内には、ベース領域9およびソース領域10の一部が露出されている。
素子形成領域3および酸化シリコン層11の上には、アルミニウム(Al)などの金属からなる電極(ソース電極)13が形成されている。電極13は、コンタクトホール12を埋めるように形成されており、ベース領域9およびソース領域10に電気接続されている。電極13とゲート電極6とは、酸化シリコン層11により電気的に絶縁されている。
シリコン基板2の素子形成領域3とは反対側の面には、電極(ドレイン電極)14が形成されている。
この半導体装置1は、電極13および電極14の一方と外部負荷とが接続された状態で、電極13および電極14の他方と外部負荷との間に、電源により一定の電圧(たとえば、数百V)が印加された状態で使用される。この印加される電圧は、ドリフト層7およびリサーフ層8により形成されるPN接合に対して逆バイアスを与える。
この状態で、ゲート電極6を所定の電位にすることにより、電極13と電極14との間に電流を流すことができる。この際、ドリフト層7とソース領域10との間のベース領域9において、絶縁膜5との界面近傍にチャネルが形成されて、半導体装置1はオン状態となる。ベース領域9ならびにその周辺のドリフト層7およびソース領域10とゲート電極6との間の絶縁膜5は、ゲート絶縁膜として機能する。
この際、ドリフト層7およびリサーフ層8により形成されるPN接合には、外部負荷とMOS FETのオン抵抗とで分圧した逆バイアス(たとえば、2V)がかかるが、これにより生じる空乏層の拡がりはわずかであり、ドリフト層7にはキャリア(電子)の経路が残される。オン状態の半導体装置1において、ドリフト層7のうち空乏化していない部分を経由して、電極13と電極14との間に電流が流れる。
これにより、電極14から、シリコン基板2(ドレイン領域)、ドリフト層7、ベース領域9の絶縁膜5との界面近傍(チャネル)、ソース領域10を経て電極13に至る電流経路が形成される。チャネル付近では、電流は、ドリフト層7、ベース領域9、およびソース領域10の配列方向、すなわち、トレンチ4の深さ方向(シリコン基板2に垂直な方向)に流れる。
これにより、この半導体装置1はシリコン基板2に平行な方向に関して、素子(MOS FET)の微細化を図ることが可能である。また、素子を微細化することにより、シリコン基板2の単位面積あたりのチャネルが形成される領域を多くしてオン抵抗の低減を図ることができる。
一方、この半導体装置1がオフ状態のとき、すなわち、ゲート電極6が上記所定の電位にされておらずチャネルが形成されていないときは、MOS FETには電流が流れないので、ドリフト層7とリサーフ層8とにより形成されるPN接合には、電源電圧がそのまま逆バイアスとして印加されることになる。
このとき、ドリフト層7とリサーフ層8との界面S近傍においては、界面Sからドリフト層7およびリサーフ層8中へと空乏層がすみやかに広がり、ドリフト層7およびリサーフ層8は完全に空乏化する。これにより、この半導体装置1は、大きな耐圧(たとえば、80Vないし300V)を有することができる。すなわち、ドリフト層7の不純物濃度を高くしてオン抵抗の低減を図ることができ、同時に高耐圧特性をも実現できる。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構造を示す図解的な断面図である。図2において、図1に示す各部に対応する部分には、同じ参照符号を付して説明を省略する。
この半導体装置21は、シリコン基板2の上にMOS FETが形成されてなる。この半導体装置21は、図1の半導体装置1と類似した構造を有するが、半導体装置1のトレンチ4に相当する各トレンチ22内の底部側には、たとえば、ポリシリコンからなる充填材23が配置されており、各トレンチ22の上部側には、不純物の導入により導電化されたポリシリコンからなるゲート電極24が配置されている。
ゲート電極24は、ソース領域10、ベース領域9、およびベース領域9周辺のドリフト層7に対向するように配置されている。
トレンチ22の深さは、たとえば、40μm程度であり、ベース領域9の厚さは、たとえば、1μm程度である。すなわち、ベース領域9は、素子形成領域3最表層部の1μm程度の厚さの領域に形成されている。ゲート電極24は、ベース領域9ならびにその付近のドリフト層7およびソース領域10に対向するように設けられていればよい。このため、この半導体装置21のように、各トレンチ22内において、上部側にゲート電極24が配置され、ゲート電極24より深い領域に充填材23が配置された構造とすることができる。
トレンチ22の幅は、内部に充填材23が配置された部分に比べて、内部にゲート電極24が配置された部分でわずかに広くなっている。
半導体装置1の絶縁膜5に相当する絶縁膜25は、トレンチ22の内壁面に加えて、充填材23とゲート電極24との間にも形成されている。トレンチ22の内部は、充填材23、ゲート電極24、および絶縁膜25でほぼ完全に満たされている。これにより、シリコン基板2に反りが生じることを軽減できる。
絶縁膜25は、ゲート電極24と素子形成領域3および充填材23との間に配置された酸化膜19と、充填材23と素子形成領域3およびシリコン基板2との間に配置された酸化膜17とを含む。
酸化膜17は、トレンチ22の内壁面において、ベース領域9のゲート電極24との対向部より底部側の領域に被着して形成されている。酸化膜17の厚さは、酸化膜19の厚さより厚い。ゲート電極24とベース領域9ならびにその周辺のドリフト層7およびソース領域10との間の絶縁膜25(酸化膜19のうち、ゲート絶縁膜として機能する部分)を薄くすることにより、デバイスの高速化および低消費電力化を図ることができる。一方、充填材23とシリコン基板2およびドリフト層7との間の絶縁膜25(酸化膜17)を厚くすることにより、充填材23とシリコン基板2およびドリフト層7との間の耐圧を高くすることができる。
ゲート電極24は、金属材料からなっていてもよい。この場合の金属材料としては、たとえば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、コバルト(Co)、銀(Ag)、白金(Pt)、および鉛(Pb)から選択される1種以上を挙げることができる。また、ゲート電極24は、金属材料およびポリシリコンの双方を含んでいてもよい。
金属材料を含むゲート電極24は、金属材料を含まない(実質的にポリシリコンのみからなる)ゲート電極24と比べて、比抵抗が低いので、抵抗値が低い。したがって、金属材料を含むゲート電極24を有する半導体装置21により、半導体装置21に形成された素子のスイッチング時間を短縮できるので、このような半導体装置21は高速動作が可能である。また、この半導体装置21は、スイッチングロスを低減できるので、消費電力を低減できる。
充填材23は、金属材料からなっていてもよく、酸化シリコンなどの絶縁物からなっていてもよく、ポリシリコン、金属材料および絶縁物から選択される2種以上からなっていてもよい。
図3a〜図3hは、図2に示す半導体装置21の製造方法を説明するための図解的な断面図である。
先ず、導電型がP+型にされたシリコン基板2上に、導電型がN-型のエピタキシャル層15が形成され、エピタキシャル層15の上に、半導体装置1のトレンチ22に対応する位置に開口16aが形成されたマスク16が形成される。マスク16は、たとえば、酸化シリコンや窒化シリコンからなる。
続いて、マスク16の開口16aを介して、エピタキシャル層15がドライエッチング(たとえば、反応性イオンエッチング)されて、エピタキシャル層15を貫通し、シリコン基板2の表層部に至る複数のトレンチ22が形成される。トレンチ22のアスペクト比は大きく、たとえば、トレンチ22の幅が2μm程度であるのに対して、トレンチ22の深さは40μm程度である。
次に、ドリフト層7を形成するためのP型への制御のための不純物イオンが、図3aに矢印Aで示すように、トレンチ22の幅方向に垂直な(長さ方向に沿う)内側壁と所定の角度をなすように打ち込まれ(注入され)る。同様にして、トレンチ22の幅方向に関して、反対側の内側壁にもP型の不純物イオンが打ち込まれる。このときのP型の不純物が打ち込まれる方向を、図3aに矢印Bで示す。
エピタキシャル層15にP型の不純物のイオンを打ち込む際、当該イオンが、シリコン基板2に導入されたとしても、シリコン基板2にはすでにP型の不純物が高濃度に導入されているので、シリコン基板2の不純物濃度は、実質的に変化しない。
その後、シリコン基板2がアニールされて、各トレンチ22の幅方向両側に露出したエピタキシャル層15の表層部に、当該不純物が導入された第1注入領域26が形成される。この状態が、図3aに示されている。
続いて、以上の工程を経たシリコン基板2が所定の温度に加熱されて、露出表面、すなわち、各トレンチ22の内壁面に酸化膜17が形成される。この際、第1注入領域26が完全に酸化されないように、酸化膜17の厚さが制御される。この状態が、図3bに示されている。
次に、各トレンチ22を埋めるように、ポリシリコン膜18が形成される。ポリシリコン膜18は、エピタキシャル層15の上にも形成される。この工程は、たとえば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により実施することができ、この場合、トレンチ22が上述のようにアスペクト比が大きいものであっても、トレンチ22の内部に、容易にポリシリコン膜18を密に埋め込むことができる。この状態が、図3cに示されている。ポリシリコン膜18は、その後、不純物の導入により導電化されてもよい。
次に、ポリシリコン膜18がエッチバックされて、トレンチ22外および各トレンチ22内上部のポリシリコン膜18が除去される。これにより、各トレンチ22内において、トレンチ22の深さ方向に関して、図2に示す半導体装置21におけるベース領域9の形成深さより深い領域にのみ、ポリシリコン膜18が存在する状態にされる。すなわち、この状態で、ポリシリコン膜18の上面(エッチバック面)は、トレンチ22内において、図2に示す半導体装置21のトレンチ22内壁面におけるベース領域9のゲート電極24との対向部より深い所定深さにある。トレンチ22内で、ポリシリコン18の上には空所が確保される。
さらに、この状態でポリシリコン18より浅所にある(ポリシリコン18から露出している)酸化膜17(図3dに二点鎖線で示す)、およびマスク16が、エッチングにより除去される。これにより、トレンチ22の幅は、トレンチ22上部において、より深い部分と比べてわずかに広くなる。この状態が、図3dに示されている。
続いて、以上の工程を経たシリコン基板2が加熱されて、露出表面、すなわち、各トレンチ22上部の内側壁、ポリシリコン膜18の上面、およびトレンチ22外のエピタキシャル層15表面が熱酸化されて、酸化膜19が形成される。この際、加熱温度および加熱時間などが制御されて、酸化膜19の膜厚が酸化膜17の膜厚より薄い所定の膜厚になるようにされる。ポリシリコン膜18の残部は、充填材23となる。この状態が、図3eに示されている。
次に、各トレンチ22上部の空所にポリシリコンが埋められ、さらに、このポリシリコンに不純物が導入されて、導電化されたゲート電極24が形成される。この状態が、図3fに示されている。
トレンチ22上部の空所にポリシリコンを埋め込む工程は、たとえば、充填材23(ポリシリコン膜18)形成時(図3cおよび図3d参照)と同様に、各トレンチ22内を埋め、エピタキシャル層15の表面を覆うように、ポリシリコン膜を形成した後、このポリシリコン膜をエッチバックする工程を含んでもよい。
次に、エピタキシャル層15の表面に露出している酸化膜19がエッチングにより除去される。酸化膜19の残部と酸化膜17の残部とは、絶縁膜25となる。
次に、エピタキシャル層15の表面にN型への制御のための不純物が注入されて、第2注入領域27が形成される。この状態が、図3gに示されている。
次に、以上の工程を経たシリコン基板2が加熱されて、第1注入領域26中のP型の不純物、および第2注入領域27中のN型の不純物が、エピタキシャル層15中に拡散されて、ドリフト層7およびベース領域9がそれぞれ形成される。エピタキシャル層15の残余の領域(ドリフト層に接する領域)は、リサーフ層8となる。ベース領域9は、トレンチ22内壁面への露出部(トレンチ22内壁面に現れる部分)9aを有する。この状態が、図3hに示されている。
この際、トレンチ22内壁面におけるベース領域9とドリフト層7との境界が、トレンチ22の深さ方向に関して、充填材23の上にある酸化膜19上面より浅くなるように加熱条件が選択される。これにより、ゲート電極24は、ベース領域9のトレンチ22内壁面からの露出部9aの全面に対向する。
続いて、ベース領域9の上に、半導体装置21のソース領域10に対応する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成され、このレジスト膜の開口を介して、ベース領域9の表層部にP型の不純物が注入される。さらにシリコン基板2が加熱されて、ベース領域9の表層部に注入されたP型の不純物が、ベース領域9中へ拡散されてソース領域10が形成される。これにより、ドリフト層7、リサーフ層8、ベース領域9、およびソース領域10を含む素子形成領域3が得られる。
図2を参照して、以上の工程を経たシリコン基板2の素子形成領域3側の全面に、酸化シリコン膜が形成され、さらに、所定のパターンを有するレジスト膜(図示せず)を介してこの酸化シリコン膜がエッチングされて、コンタクトホール12が形成される。酸化シリコン層の残部は、酸化シリコン膜11となる。
その後、以上の工程を経たシリコン基板2の素子形成領域3が形成された側およびその反対側に所定の金属材料がそれぞれ供給されて、電極13,14がそれぞれ形成される。これにより、図2に示す半導体装置21が得られる。
以上のように、この半導体装置21は、ドリフト層7(スーパージャンクション構造)を形成するためのトレンチ22が積極的に利用されて、ゲート構造が形成されている。
以上の製造方法において、酸化膜17と酸化膜19とは、異なる酸化条件(たとえば、シリコン基板2の加熱温度や加熱時間)で形成することができる。また、酸化膜19が形成されるときには、酸化膜17は、ポリシリコン膜18で覆われている。したがって、酸化膜17の形成厚さと酸化膜19の形成厚さとを独立に制御できる。
これにより、図2に示すように、絶縁膜25の厚さを、ゲート電極24とベース領域9との間に設けられている部分(酸化膜19)と比べて、充填材23とシリコン基板2およびドリフト層7との間に設けられている部分(酸化膜17)の方が厚くなるようにすることができる。
酸化膜17および酸化膜19を形成する工程(図3dおよび図3e参照)において、ポリシリコン膜18は、酸化膜17が除去される領域を規制するマスクの役割を果たすことにより、酸化膜17の形成領域(残部の領域)を規制するとともに、酸化膜19の形成領域を規制する役割を果たす。したがって、トレンチ22内において、ポリシリコン膜18を適当な深さ領域に形成することにより、酸化膜17および酸化膜19を所定の領域に形成できる。トレンチ22内におけるポリシリコン膜18の形成深さは、エッチバック厚を制御することにより、容易に制御できる。
以上の製造方法において、酸化膜17を形成する代わりに、または、酸化膜17の形成および除去後に、酸化膜19と同程度の厚さを有する酸化膜5を形成することにより、図1に示す半導体装置1を得ることができる。この場合、トレンチ22(4)に埋め込まれたポリシリコン膜18(図3c参照)に不純物を導入して導電化(低抵抗化)し、このポリシリコン膜18をエピタキシャル層15の表面とほぼ面一になるようにエッチバックしてゲート電極6とすることができる。
この発明の実施形態の説明は、以上の通りであるが、この発明は他の形態で実施することもできる。たとえば、半導体装置1,21の各半導体部分の導電型は逆であってもよい。すなわち、上記の実施形態において、P型の部分がN型で、かつN型の部分がP型であってもよい。
図2に示す半導体装置21の製造方法において、酸化膜17を形成(図3b参照)した後、ポリシリコン膜18を形成(図3c参照)する前に、酸化膜17をエッチングにより完全に除去し、改めて各トレンチ4の内壁面を熱酸化させて、酸化膜17と同等の厚さを有する酸化膜を形成してもよい。
以上の実施形態では、シリコン基板2上にMOS FETが形成された半導体装置について説明したが、この発明の半導体装置は、シリコン基板2上にIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が形成された半導体装置であってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の変更を施すことが可能である。
1,21 半導体装置
2 シリコン基板
3 素子形成領域
4,22 トレンチ
5,25 絶縁膜
6,24 ゲート電極
7 ドリフト層
8 リサーフ層
9 ベース領域
9a ベース領域のトレンチの内壁面からの露出部
10 ソース領域
15 エピタキシャル層
17 酸化膜
18 ポリシリコン膜
19 酸化膜
20 スーパージャンクション構造部
23 充填材
S ドリフト層とリサーフ層との界面
この発明は、半導体装置に関する。
ところが、このようなプレーナ型の半導体装置は、素子の微細化が困難であり、また、そのために、単位面積あたりのチャネルが形成される領域を大きくすることができないため、実際には、オン抵抗をさほど低くすることができない。
そこで、この発明の目的は、素子の微細化が可能であるとともに、オン抵抗を低減できる半導体装置を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、半導体基板(2)に形成された第1導電型のドレイン領域(2)と、このドレイン領域上に設けられ、上記ドレイン領域に至る凹所(4,22)が形成された素子形成領域(3)と、上記凹所内に配置されたゲート電極(6,24)と、このゲート電極と上記凹所の内壁面との間に介在されたゲート絶縁膜(5,19)と、上記素子形成領域内に配置され、上記凹所が貫通する第1導電型のドリフト層(7)、およびこのドリフト層に接するとともに上記第1導電型とは異なる第2導電型のリサーフ層(8)と、上記素子形成領域において、上記ドリフト層に接するように上記ドリフト層上に配置され、上記凹所が貫通し、上記ゲート絶縁膜を介して上記ゲート電極に対向する上記第2導電型のベース領域(9)と、上記素子形成領域において、上記ベース領域上に形成され、上記凹所が貫通するソース領域(10)とを含み、上記リサーフ層の不純物濃度が、上記ベース領域の不純物濃度より低く、上記ドリフト層の不純物濃度が、上記ドレイン領域の不純物濃度より低いことを特徴とする半導体装置(1,21)である。
また、この素子を微細化することにより、半導体基板の単位面積あたりのチャネルが形成される領域を多くしてオン抵抗の低減を図ることができる。
請求項2記載のように、上記ドリフト層と上記リサーフ層とは、上記半導体基板上に交互に形成されて、スーパージャンクション構造部を形成していてもよいこの場合、ゲート電極が上記所定の電位にされていないときに、ドリフト層とリサーフ層とにより形成されるPN接合に対して逆バイアスの大きな電圧が印加されると、ドリフト層とリサーフ層との界面(以下、単に「界面」という。)からドリフト層およびリサーフ層中へと空乏層がすみやかに広がり、ドリフト層およびリサーフ層は完全に空乏化される。これにより、この半導体装置は、高い耐圧(たとえば、80Vないし300V)を有することができる。すなわち、ドリフト層の不純物濃度を高くしてオン抵抗の低減を図りながら、ドリフト層の完全空乏化によって、耐圧を高くすることができる。
請求項記載の発明は、上記凹所内において、上記ゲート電極より底部側に配置され、導電性を有する充填材(23)と、上記充填材と上記ゲート電極との間に配置された導体間絶縁膜(19)とをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の半導体装置(21)である
この発明によれば、凹所の内部には、充填材とゲート電極とが配置されているので、半導体基板に反りが生じることを軽減できる。凹所の内部は、充填材とゲート電極とによりほぼ完全に埋められていていることが好ましい。この場合、半導体基板に反りが生じることを効果的に軽減できる。
充填材は、ポリシリコンからなっていてもよく、金属材料からなっていてもよく、ポリシリコン、金属材料および絶縁物から選択される2種以上からなっていてもよい。充填材がポリシリコンからなる場合、凹所内は、たとえば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により、充填材で容易に埋めることができる。
請求項6記載の発明は、上記凹所の内壁面において、上記ベース領域の上記ゲート電極との対向部よりも底部側の領域に被着して形成され、上記ゲート絶縁膜の膜厚とは異なる膜厚を有する絶縁膜(17)を、上記充填材の外側に、さらに含むことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置(21)である。上記ゲート電極の側面に沿う上記ゲート絶縁膜は、請求項7記載のように、上記充填材の側面に沿う上記絶縁膜よりも薄くてもよい。
ゲート絶縁膜を薄くすることにより、デバイスの高速化および低消費電力化を図ることができる。一方、凹所の底部にある絶縁膜を厚くすることにより、凹所内と半導体基板(およびドリフト層)との間の耐圧を高くすることができる。
請求項3記載の発明は、上記凹所において、上記凹所の深さ方向に関して、底部側とは反対側の部分の幅は、上記底部側の部分の幅に比べて広く、上記凹所は、上記底部側の部分と上記底部側とは反対側の部分との間に、上記底部側から上記底部側とは反対側に向かって幅が徐々に広くなる部分を有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置である。
請求項4記載の発明は、上記素子形成領域上に形成された電極絶縁膜(11)と、上記素子形成領域上に形成され、上記電極絶縁膜に形成された開口(12)内に入り込んで上記開口内に露出する上記ソース領域に電気的に接続されたソース電極(13)とをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導体装置である。
請求項8記載の発明は、上記充填材の幅は、上記ゲート電極の幅よりも狭いことを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の半導体装置である。
請求項9記載の発明は、上記ベース領域は、上記充填材には対向していないことを特徴とする請求項5ないし8のいずれか1項に記載の半導体装置である。
請求項10記載の発明は、上記ドリフト層は、上記充填材に対向していることを特徴とする請求項5ないし9のいずれか1項に記載の半導体装置である。
請求項11記載の発明は、上記半導体基板上に、IGBTが形成されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の半導体装置である。
半導体装置(21)の製造方法は、半導体基板(2)上に形成された第1導電型のドレイン領域(2)上に、上記第1導電型のドリフト層(7)、および上記第1導電型とは異なる第2導電型のリサーフ層(8)を、上記半導体基板上に交互に配置してスーパージャンクション構造部(20)を形成した素子形成領域(3)を有する半導体装置(1,21)の製造方法であって、上記ドレイン領域の上に、上記第2導電型の半導体層(15)を形成する工程と、この半導体層を貫通して、上記ドレイン領域に至る凹所(4,22)を形成する工程と、上記凹所の内壁面に露出した上記半導体層に、上記第1導電型の不純物を導入して上記凹所の内壁面に沿う上記ドリフト層を形成し、上記半導体層の当該ドリフト層に接する領域を上記リサーフ層とする工程と、上記半導体層の表面から、上記第2導電型の不純物を導入して上記半導体層の表層部に、上記凹所の内壁面への露出部(9a)を有する上記第2導電型のベース領域(9)を形成する工程と、上記凹所の縁部で上記ベース領域の表層部に、上記第1導電型の不純物を導入して、上記凹所の内壁面に露出する上記第1導電型のソース領域(10)を形成する工程と、上記凹所の内壁面に絶縁膜(17)を形成する工程と、上記絶縁膜が形成された上記凹所内において、上記ベース領域の上記露出部よりも深くなるように予め定められた所定深さまでの底部領域に充填材(23)を充填する工程と、上記充填材をマスクとして上記絶縁膜を除去する除去工程と、この除去工程によって露出した上記凹所の内壁面の露出表面で上記ベース領域の上記露出部に対応する領域に、上記絶縁膜より薄いゲート絶縁膜(5,19)を形成する工程と、上記凹所の内部に、上記ゲート絶縁膜を挟んで上記ベース領域の露出部に対向すべきゲート電極(6,24)を形成する工程とを含んでもよい
この構成によれば、半導体層を貫通する凹所の内壁面に第1導電型の不純物を導入してドリフト層が形成される。リサーフ層は、半導体層のうち、ドリフト層(ならびにベース領域およびソース領域)の残余の領域からなる。また、ドリフト層が形成された後、この凹所内にゲート電極が形成される。このように、この製造方法により、ドリフト層(スーパージャンクション構造)を形成するための凹所を積極的に利用して、ゲート構造を形成できる。
記充填材を充填する工程、上記凹所内で上記所定深さより上まで上記充填材を満たす充填材供給工程と、この充填材供給工程の後、上記充填材を上記所定深さまでエッチバックする工程とを含んでもよい
この構成によれば、エッチバック厚を制御することにより、充填材の上面(エッチバック面)の位置が、所定深さになるようにすることができる。
ゲート絶縁膜形成時に、充填材の上にも絶縁膜が形成されてもよい。この場合、ゲート電極とベース領域との間のゲート絶縁膜に加えて、ゲート電極と充填材との間にも絶縁膜が形成された半導体装置が得られる。
充填材が、ポリシリコンからなる場合、充填材を容易にエッチバックできる。
上記ベース領域を形成する工程は、上記凹所の内壁面に上記第2導電型の不純物イオンを注入する工程を含んでいてもよい。

Claims (5)

  1. 半導体基板に形成された第1導電型のドレイン領域と、
    このドレイン領域上に設けられ、上記ドレイン領域に至る凹所が形成された素子形成領域と、
    上記凹所内に配置されたゲート電極と、
    このゲート電極と上記凹所の内壁面との間に介在されたゲート絶縁膜と、
    上記素子形成領域内に配置され、上記凹所が貫通する第1導電型のドリフト層、およびこのドリフト層に接するとともに上記第1導電型とは異なる第2導電型のリサーフ層を上記半導体基板上に交互に配置して形成されたスーパージャンクション構造部と、
    上記素子形成領域において、上記ドリフト層に接するように上記スーパージャンクション構造部上に配置され、上記凹所が貫通し、上記ゲート絶縁膜を介して上記ゲート電極に対向する上記第2導電型のベース領域と、
    上記素子形成領域において、上記ベース領域上に形成され、上記凹所が貫通するソース領域とを含むことを特徴とする半導体装置。
  2. 上記凹所内において、上記ゲート電極より底部側に配置された充填材と、
    上記凹所の内壁面において、上記ベース領域の上記ゲート電極との対向部よりも底部側の領域に被着して形成され、上記ゲート絶縁膜よりも膜厚の厚い絶縁膜とをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 半導体基板上に形成された第1導電型のドレイン領域上に、上記第1導電型のドリフト層、および上記第1導電型とは異なる第2導電型のリサーフ層を、上記半導体基板上に交互に配置してスーパージャンクション構造部を形成した素子形成領域を有する半導体装置の製造方法であって、
    上記ドレイン領域の上に、上記第2導電型の半導体層を形成する工程と、
    この半導体層を貫通して、上記ドレイン領域に至る凹所を形成する工程と、
    上記凹所の内壁面に露出した上記半導体層に、上記第1導電型の不純物を導入して上記凹所の内壁面に沿う上記ドリフト層を形成し、上記半導体層の当該ドリフト層に接する領域を上記リサーフ層とする工程と、
    上記半導体層の表面から、上記第2導電型の不純物を導入して上記半導体層の表層部に、上記凹所の内壁面への露出部を有する上記第2導電型のベース領域を形成する工程と、
    上記凹所の縁部で上記ベース領域の表層部に、上記第1導電型の不純物を導入して、上記凹所の内壁面に露出する上記第1導電型のソース領域を形成する工程と、
    上記凹所の内壁面に絶縁膜を形成する工程と、
    上記絶縁膜が形成された上記凹所内において、上記ベース領域の上記露出部よりも深くなるように予め定められた所定深さまでの底部領域に充填材を充填する工程と、
    上記充填材をマスクとして上記絶縁膜を除去する除去工程と、
    この除去工程によって露出した上記凹所の内壁面の露出表面で上記ベース領域の上記露出部に対応する領域に、上記絶縁膜より薄いゲート絶縁膜を形成する工程と、
    上記凹所の内部に、上記ゲート絶縁膜を挟んで上記ベース領域の露出部に対向すべきゲート電極を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 上記充填材を充填する工程が、上記凹所内で上記所定深さより上まで上記充填材を供給する充填材供給工程と、
    この充填材供給工程の後、上記充填材を上記所定深さまでエッチバックする工程とを含むことを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 上記ベース領域を形成する工程が、上記凹所の内壁面に上記第2導電型の不純物イオンを注入する工程を含むことを特徴とする請求項3または4記載の半導体装置の製造方法。
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