JP2000124448A - 縦型半導体装置 - Google Patents

縦型半導体装置

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JP2000124448A
JP2000124448A JP10299809A JP29980998A JP2000124448A JP 2000124448 A JP2000124448 A JP 2000124448A JP 10299809 A JP10299809 A JP 10299809A JP 29980998 A JP29980998 A JP 29980998A JP 2000124448 A JP2000124448 A JP 2000124448A
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JP
Japan
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impurity region
region
impurity
type layer
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JP10299809A
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Inventor
Koji Niwamoto
浩二 庭本
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オン抵抗が低くかつ耐圧を向上させた縦型半
導体装置を提供する。 【解決手段】 複数の半導体素子のPボディ領域9間に
挟まれた不純物領域が、基板6表面から低濃度不純物領
域であるN-層5、高濃度不純物領域であるN+型層4で
構成されている。N-層5は、ソース10とほぼ同じ深
さであり、N+型層4は、Pボディ領域9とほぼ同じ深
さである。N-層5とPボディ領域9との間に形成され
る空乏層はN-層5側に延びる。また、N+型層4とPボ
ディ領域9との間に形成される空乏層は、Pボディ領域
9側に延びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、縦型半導体装置
に関し、特に、オン抵抗の低減およびスイッチング特性
の向上に関する。
【0002】
【従来技術】図8に、縦型半導体装置100の要部断面
部を示す。縦型半導体装置100では、においては、N
-層にPボディ領域102が数多く形成され、各々のP
ボディ領域102に均一にオフ時の耐圧がかかるように
配線されている。不純物濃度の低いN-層には空乏層が
伸びやすいため、各々のPボディ領域から伸びた空乏層
がつながり、全体的には平面の空乏層を形成することに
より、オフ時の耐圧を確保している。
【0003】しかし、図8に示すように、オン時の電流
経路には抵抗分の高くかつ狭いJ−FETが形成される
ことになり、オン抵抗が増大する。かかる問題を解決す
るため、図9に示すような縦型半導体装置110が提案
されている。縦型半導体装置110においては、ゲート
電極の下部の不純物領域106のPボディ領域とほぼ同
じ深さまでは、N+領域となっている。したがって、オ
ン時の空乏層の伸びが制限されるとともに、電流経路に
抵抗分の小さいN+領域が入ることでオン抵抗を低くす
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、縦型半
導体装置110においては、オフ時に図10に示すよう
に、Pボディ領域9に多く空乏層が延びるため、パンチ
スルーをおこしやすく耐圧が低下する。また、ゲート電
極下部の基板の深さ方向の空乏層の伸びが小さく、ドレ
インソース間の容量も大きくなる。したがって、スイッ
チング速度が遅くなる。
【0005】この発明は上記問題を解決し、高耐圧でか
つオン抵抗が小さな縦型半導体装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
にかかる縦型半導体装置においては、前記制御電極の下
部の第1不純物領域は、前記第3不純物領域の深さとほ
ぼ同じ深さまでは低濃度不純物層であり、前記低濃度不
純物層の下部は前記第2不純物領域の深さとほぼ同じ深
さまでは高濃度不純物層で構成されている。したがっ
て、オン時には、前記第2不純物領域との間で形成され
る空乏層が前記高濃度不純物層にあまり伸びない。これ
により、オン抵抗を小さくすることができる。一方、オ
フ時には前記低濃度不純物層により、耐圧を保つことが
できる。
【0007】なお、実施形態では、第1不純物領域はN
-層5に該当し、第2不純物領域はPボディ領域9に該
当し、第3不純物領域はソース10に該当する。また、
第1導電型がN型で、第2導電型がP型に該当する。
【0008】
【発明の実施の形態】図面を用いて、本発明にかかる縦
型半導体装置であるDMOSFET1について、説明す
る。
【0009】DMOSFET1は、N+型層2の上に、
-層3、N+型層4、N-層5が順次形成された基板6
内に、Pボディ領域9が形成されている。Pボディ領域
9の底面は、N-層5表面から、N-層5に達している。
Pボディ領域9内には、チャネル領域21を形成するよ
うに、N+型のソース10が形成されている。N-層5お
よびチャネル領域21の上には、絶縁膜11を介して、
制御電極であるゲート電極15が形成されている。ゲー
ト電極15は、層間膜17を介して、アルミ配線19で
覆われている。
【0010】N-層3とは逆側のN+型層2の表面には、
ドレイン電極31が形成されている。
【0011】DMOSFET1においては、ゲート電極
15の下方の不純物領域が基板6表面から順に、低濃度
不純物領域であるN-層5、高濃度不純物領域であるN+
型層4で構成されている。N-層5は、ソース10とほ
ぼ同じ深さであり、N+型層4は、Pボディ領域9とほ
ぼ同じ深さである。したがって、図2に示すように、N
-層5とPボディ領域9との間に形成される空乏層はN-
層5側に延びる。また、N+型層4とPボディ領域9と
の間に形成される空乏層は、Pボディ領域9側に延びて
いる。
【0012】これにより、オフ時は、図3に示すよう
に、ソース10近傍への空乏層の延びが制限され、耐圧
が向上する。また、ゲート電極下部の基板の深さ方向の
空乏層の伸びが大きく、ドレインソース間の容量も小さ
くなる。したがって、スイッチング速度が速くなる。ま
た、オン時には、N+型層4は不純物濃度が高いので、
図4に示すように、N+型層4内に延びる空乏層が制限
され、J−FETによる抵抗成分を低くすることができ
る。また、N-層5内には、ゲート電極15に印加され
るゲート電圧によりキャリア蓄積層が形成され、不純物
濃度が低くても、オン抵抗が大きくなる問題もない。
【0013】このように、本実施形態においては、複数
の半導体素子のPボディ領域9間に挟まれた不純物領域
が、基板6表面から順に、低濃度不純物領域、高濃度不
純物領域で構成されている。これにより、オン抵抗が低
くかつ耐圧を向上させた縦型半導体装置を提供すること
ができる。特に、低濃度不純物領域を第3不純物領域と
ほぼ同じ深さで、高濃度不純物領域を第2不純物領域と
ほぼ同じ深さで形成することにより、オン時およびオフ
時におけるオン抵抗と耐圧を向上させることができる。
【0014】つぎに、DMOSFET1の製造方法につ
いて説明する。N+型層2上に、エピタキシャル成長法
を用いて、図5Aに示すように、N-層3、N+型層4、
-層5を順次形成する。これにより、基板6が形成さ
れる。本実施形態においては、N+型層2を不純物濃度
101920/cm3とし、N-層3を不純物濃度1016/cm
3程度とし、N+型層4を不純物濃度101718/cm3
度とし、N-層5を不純物濃度1016/cm3程度とした。
また、N+型層4を2.5μm、N-層5を1μmとし
た。
【0015】つぎに、N-層5の表面を熱酸化させて、
600オングストロームの絶縁膜11(ゲート絶縁膜)
を形成した後、全面にポリシリコンをCVD法で堆積さ
せて、レジスト(図示せず)を用いてエッチングし、図
5Bに示すように、ゲート電極15を形成する。
【0016】図5Cに示すように、ゲート電極15をマ
スクとしてホウ素等のp型不純物をイオン注入し、熱拡
散を行う。図5Dに示すように、レジスト61を形成し
て、ゲート電極15およびレジスト61をマスクとし
て、ヒ素等のn型不純物をイオン注入する。
【0017】熱処理を行うことにより、図6Aに示すよ
うに、Pボディ領域9およびN+型のソース領域10を
二重拡散にて形成する。本実施形態においては、Pボデ
ィ領域9の不純物濃度が1016/cm3程度に、ソース領
域の不純物濃度が101920/cm3程度になるように、
イオン注入及び熱拡散を行うようにした。また、Pボデ
ィ領域9の深さをN-層5の表面から3.0μmとし、
およびN+型のソース領域10をN-層5の表面から0.
6μmとした。
【0018】図6Bに示すように、CVD法でPSG膜
を10000オングストローム堆積させ、層間膜17を
形成する。その後、レジストを用いて、ソース10用の
開口部を設けて、全面にアルミ配線を形成して、パター
ンニングする。このようにして、図1に示すDMOSF
ET1が製造される。
【0019】なお、N+型層4、N-層5の形成について
は、エピタキシャル成長ではなく、図6Cに示すよう
に、N-層3を厚めに形成しておき、ゲート電極形成前
に、表面から所定の深さにN-層が形成されるように、
イオン注入するようにしてもよい。
【0020】本実施形態においては、縦型半導体装置と
して、DMOSFETに適用した場合について説明した
が、同様の構造であるIGBTについても同様に適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるDMOSFET1の要部断面図
である。
【図2】DMOSFET1の空乏層を示す図である。
【図3】オフ時のDMOSFET1の空乏層を示す図で
ある。
【図4】オン時のDMOSFET1の空乏層を示す図で
ある。
【図5】DMOSFET1の製造工程を示す図である。
【図6】DMOSFET1の製造工程を示す図である。
【図7】DMOSFET1の他の製造方法を示す図であ
る。
【図8】従来のDMOSFET100を示す要部断面図
である。
【図9】従来のDMOSFET110を示す要部断面図
である。
【図10】従来のDMOSFET110の空乏層を示す
図である。
【符号の説明】
1・・・・・DMOSFET 2・・・・・N+型層 3・・・・・N-層 4・・・・・N+型層 5・・・・・N-層 6・・・・・基板 9・・・・・Pボディ領域 10・・・・ソース 11・・・・絶縁膜 15・・・・ゲート電極 21・・・・チャネル領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の第1不純物領域を有する基
    板、 前記第1不純物領域表面に隣接した第2導電型の第2不
    純物領域、 前記第2不純物領域内に、前記第2不純物領域の端部か
    ら所定距離離れて形成された第1導電型の第3不純物領
    域、 前記第1不純物領域および第2不純物領域の上に絶縁膜
    を介して形成された制御電極であって、前記第1不純物
    領域と第3不純物領域との間の第2不純物領域に電路を
    形成可能な制御電極、を備えた縦型半導体装置におい
    て、 前記制御電極の下部の第1不純物領域は、前記第3不純
    物領域の深さとほぼ同じ深さまでは低濃度不純物層であ
    り、前記低濃度不純物層の下部は前記第2不純物領域の
    深さとほぼ同じ深さまでは高濃度不純物層で構成されて
    いること、 を特徴とする縦型半導体装置。
JP10299809A 1998-10-21 1998-10-21 縦型半導体装置 Pending JP2000124448A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005175416A (ja) * 2003-11-19 2005-06-30 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 宇宙用半導体装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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