JP2012094198A - 電子カルテシステム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】所望の情報を迅速かつ容易に閲覧できる電子カルテシステムを提供する。
【解決手段】電子カルテシステム1は、制御部11、記憶部12、カルテ情報処理部13及び表示部15を備えている。記憶部12は、各患者毎に各診療日毎の所定の検査項目についての検査情報を含むカルテ情報を記憶する。カルテ情報処理部13は、二以上の診療日のカルテ情報から特徴的な検査結果を含む検査情報を特定する。制御部11は、この特定された検査情報を表示部15に表示させる。このように、二以上の診療日のカルテ情報から特定された検査情報を表示させることにより、オペレータは、所望の情報を迅速かつ容易に閲覧することが可能である。
【選択図】図1
【解決手段】電子カルテシステム1は、制御部11、記憶部12、カルテ情報処理部13及び表示部15を備えている。記憶部12は、各患者毎に各診療日毎の所定の検査項目についての検査情報を含むカルテ情報を記憶する。カルテ情報処理部13は、二以上の診療日のカルテ情報から特徴的な検査結果を含む検査情報を特定する。制御部11は、この特定された検査情報を表示部15に表示させる。このように、二以上の診療日のカルテ情報から特定された検査情報を表示させることにより、オペレータは、所望の情報を迅速かつ容易に閲覧することが可能である。
【選択図】図1
Description
この発明は、医療機関において利用される電子カルテシステム及びプログラムに関する。
近年、医療機関における情報の電子化が進められている。たとえば、各種の診療内容を電子的に記録するシステムが普及してきている(たとえば特許文献1参照)。このようなシステムには、問診、所見、オーダ、手術などに関する情報を含む電子カルテを作成して管理する機能を有している。
たとえば眼科分野のように多数の検査や撮影を行う場合や多数のシェーマ図を使用する場合などには、閲覧可能な情報が多岐に亘り、また情報の数も多くなるため、電子カルテから所望の情報を探し出すことは容易ではなかった。
また、近年では、撮影画像の高画質化などによるデータ量の増大により、電子カルテの情報を迅速に表示させることが困難になってきている。
更に、検査の種類や画像の種類が増加している影響により、閲覧したい情報を選択する作業の煩雑さが増大している現状もある。
このように、従来の電子カルテシステムによれば、所望の情報を閲覧する作業を迅速に行うことは困難であり、また、この閲覧作業は煩雑であり容易ではなかった。更に、これに起因する診療効率の低下や、医師等への負担の増大も問題になっていた。特に、経過観察を行う場合のように、複数の診療日のカルテ情報を比較したり参照したりする必要がある場合、各診療日のカルテ情報から所望の情報を選択して表示させたり、表示させるカルテ情報を切り替えたりしなければならないため、医師等に掛かる負担が大きかった。
この発明は、このような問題を解決するためになされたもので、所望の情報を迅速かつ容易に閲覧することが可能な電子カルテシステム及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、表示手段と、各患者毎に各診療日毎の所定の検査項目についての検査情報を含むカルテ情報を記憶する記憶手段と、二以上の診療日のカルテ情報から特徴的な検査結果を含む検査情報を特定するカルテ情報処手段と、前記特定された検査情報を前記表示手段に表示させる制御手段と、を備えることを特徴とする電子カルテシステムである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子カルテシステムであって、前記カルテ情報処理手段は、予め指定された検査項目についての検査情報を二以上の診療日の検査情報から抽出し、該抽出された検査情報から前記特徴的な検査結果を含む検査情報を特定し、前記制御手段は該特定された検査情報を他の検査情報とは異なる表示態様で前記表示手段に表示させる、ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電子カルテシステムであって、前記検査情報は画像情報を含み、前記カルテ情報処理手段は、予め指定された検査項目についての画像情報を二以上の診療日の画像情報から抽出し、該抽出された画像情報を解析して特徴的な領域を前記特徴的な検査結果として特定する、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の電子カルテシステムであって、前記検査情報は数値情報を含み、前記カルテ情報処理手段は、予め指定された検査項目についての数値情報を二以上の診療日の数値情報から抽出し、該抽出された数値情報を解析して特徴的な数値を前記特徴的な検査結果として特定する、ことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、各患者毎に各診療日毎の所定の検査項目についての検査情報を含むカルテ情報を記憶する記憶手段と表示手段とを有するコンピュータに、二以上の診療日のカルテ情報から特徴的な検査結果を含む検査情報を特定させ、特定された検査結果を含む検査情報を前記表示手段に表示させる、ことを特徴とするプログラムである。
この発明によれば、所望の情報を迅速かつ容易に閲覧することが可能な電子カルテシステム及びプログラムを提供することができる。
この発明に係る電子カルテシステム及びプログラムの実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施形態に係る電子カルテシステム及びプログラムは、二以上の診療日のカルテ情報を合成して合成カルテ情報を生成することにより、カルテ情報に含まれる情報の閲覧を迅速かつ容易に行うことを可能にするものである。以下、この発明を眼科分野に適用する場合について特に詳細に説明する。
[電子カルテシステムの構成]
図1は、この実施形態に係る電子カルテシステムの機能的構成の例を表している。この電子カルテシステム1は、図1に示すように、院内LAN(Local Area Network)等の通信回線を介して、撮影装置2Aや検査装置2Bに接続されている。
図1は、この実施形態に係る電子カルテシステムの機能的構成の例を表している。この電子カルテシステム1は、図1に示すように、院内LAN(Local Area Network)等の通信回線を介して、撮影装置2Aや検査装置2Bに接続されている。
撮影装置2Aは、診療部位等を撮影する装置である。眼科分野で用いられる撮影装置2Aとしては、たとえば、眼底カメラ、スリットランプ(細隙灯顕微鏡)、OCT(Optical Coherence Tomography)装置、SLO(Scanning Laser Ophthalmoscope)装置などがある。
眼科以外の分野においては、X線CT(Computed Tomography)装置や、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置のように被検体の内部形態や機能を撮影する医用画像診断装置など、各診療科の診療内容に応じた各種の撮影装置2Aが用いられる。
検査装置2Bは、医療分野における検査を行う装置である。眼科分野で用いられる検査装置2Bとしては、たとえば、視力検査装置、オートレフラクトメータ、オートケラトメータ、眼圧計、視野計、眼軸長計測装置などがある。眼科以外の分野においては、各診療科に応じた各種の検査装置2Bが用いられる。
電子カルテシステム1には、図1に示すように、制御部11、記憶部12、カルテ情報処理部13、操作部14及び表示部15が設けられている。
〔制御部〕
制御部11は、電子カルテシステム1の各部を制御する。たとえば、制御部11は、表示部15に各種の画面やデータを表示させる。また、制御部11は、操作部14が操作されたときに、その操作内容に応じた処理を電子カルテシステム1に実行させる。制御部11は、この発明の「制御手段」の一例である。
制御部11は、電子カルテシステム1の各部を制御する。たとえば、制御部11は、表示部15に各種の画面やデータを表示させる。また、制御部11は、操作部14が操作されたときに、その操作内容に応じた処理を電子カルテシステム1に実行させる。制御部11は、この発明の「制御手段」の一例である。
また、制御部11は、院内LAN等の通信回線を介してデータ通信を行うLANカード等の通信インターフェイスを備えていてもよい。
〔記憶部〕
記憶部12は、カルテ情報記憶部12aと関連情報記憶部12bが設けられている。記憶部12は、この発明の「記憶手段」の一例である。記憶部12は、院内LAN等の通信回線を介してデータ通信を行う通信インターフェイスを備えていてもよい。カルテ情報記憶部12aと関連情報記憶部12bは、同一の記憶装置の異なる記憶領域として設けられてもよいし、別々の記憶装置に設けられてもよい。
記憶部12は、カルテ情報記憶部12aと関連情報記憶部12bが設けられている。記憶部12は、この発明の「記憶手段」の一例である。記憶部12は、院内LAN等の通信回線を介してデータ通信を行う通信インターフェイスを備えていてもよい。カルテ情報記憶部12aと関連情報記憶部12bは、同一の記憶装置の異なる記憶領域として設けられてもよいし、別々の記憶装置に設けられてもよい。
カルテ情報記憶部12aには、患者に対して実施された診療行為や医師による所見などが記録されたカルテ情報が記憶されている。カルテ情報に記録された情報の具体例については後述する。
カルテ情報は、患者ID等の患者識別情報によって各患者毎に管理されている。また、各患者のカルテ情報は、診療日の日付情報等によって各診療日毎に管理されている。各診療日のカルテ情報には、その診療日に取得された検査結果や撮影画像、更には医師による所見やシェーマ図やメモなどが記録されている。
なお、特に撮影画像については、個別のデータベースで管理するようにしてもよい。たとえば医用画像の分野においては、PACS(Picture Archiving and Communication System)などが用いられている。
関連情報記憶部12bには、各種の関連情報が記憶されている。関連情報とは、二つ以上の情報を互いに関連付ける情報である。関連情報の具体例を以下に説明する。
第1の関連情報は、傷病名と日数とを関連付けるものである。傷病名としては、たとえば緑内障や白内障など、眼科分野における各種の傷病名がある。日数は、診療日の日数である。前述のように、カルテ情報は診療日毎に管理されているので、この日数とカルテ情報の個数とは等しくなっている。
各傷病名に関連付けられる日数は、その傷病の患者のカルテを閲覧するときに、過去の何日分のカルテを参照するかを予め定めたものである(本日分のカルテを含んでいてもよい)。具体的には、「緑内障」に対して「10日」を関連付け、白内障に対して「5日」が関連付けることができる。ここで、緑内障においてたとえば半年毎に診療を行う場合、「10日」は過去5年分のカルテを参照することを表している。このように、各傷病名に関連付けられる日数は、その傷病の患者の診療間隔や、その傷病の進行の遅速などの要因を勘案して設定される。
第2の関連情報は、診療部位と日数とを関連付けるものである。診療部位としては、たとえば、眼底、硝子体、水晶体、角膜、瞼などがある。また、眼底については、網膜、脈絡膜、強膜、視神経乳頭、黄斑部のように、更に細かく診療部位を設定してもよい。日数は、第1の関連情報と同様に診療日の日数である。
各診療部位に関連付けられる日数は、その部位の診療を受けている患者のカルテを閲覧するときに、過去の何日分のカルテを参照するかを予め定めたものである(本日分のカルテを含んでいてもよい)。なお、その診療部位における最も典型的な傷病について、第1の関連情報と同様にして日数を定めるなどして第2の関連情報を作成することも可能である。ここで、「最も典型的な傷病」としては、当該医療機関において最も患者や診療回数が多い傷病などを設定することができる。
第3の関連情報は、検査種別と日数とを関連付けるものである。検査種別としては、眼科分野における各種の検査名を設定することができる。具体的には、撮影装置2Aによる眼底撮影や前眼部撮影やOCT画像撮影、更には、検査装置2Bによる視力検査や屈折検査や眼圧検査や視野検査などがある。日数は、第1の関連情報と同様に診療日の日数である。
各検査種別に関連付けられる日数は、その検査を受けた(又は受ける)患者のカルテを閲覧するときに、過去の何日分のカルテを参照するかを予め定めたものである(本日分のカルテを含んでいてもよい)。なお、その検査を実施する最も典型的な傷病について、第1の関連情報と同様にして日数を定めるなどして第3の関連情報を作成することも可能である。
第4の関連情報は、傷病名と診療項目とを関連付けるものである。傷病名は、第1の関連情報と同様である。診療項目は、カルテ情報に記録される診療情報を識別する情報である。カルテ情報には、各種の診療項目が予め設定されている。
診療項目の具体例としては、主訴情報に対応する主訴項目、所見情報に対応する所見項目、シェーマ図情報に対応するシェーマ図項目、検査情報に対応する検査項目、メモ情報に対応するメモ項目、手術歴に対応する手術歴項目などがある。
主訴情報は、傷病によって現れた主な症状を表す情報である。所見情報は、医師による所見の情報である。シェーマ図情報は、医師等により記載されたシェーマ図である。なお、シェーマ図とは、たとえば眼底等の診療部位のテンプレート画像上に、病変部や治療部位を示す領域を書き込んだり、病名やコメント等を記載したりして得られる画像情報である。検査情報は、撮影装置2Aによる撮影画像や検査装置2Bによる検査結果などの情報である。なお、検査項目は、更に細分化されていてもよい(たとえば、眼底画像、前眼部画像、眼底視野、眼圧など)。メモ情報は、医師等により入力されたコメント等のメモを記録した情報である。
各傷病名に関連付けられる診療項目は、その傷病の患者のカルテを閲覧するときに参照したい項目を予め定めたものである。
なお、診療項目としては、問診情報に対応する問診項目、処置情報に対応する処置項目、処方情報に対応する処方項目、傷病情報に対応する傷病項目などを適用することも可能である。問診情報は、現病歴、特記事項、既往一般病、既往眼疾患、家族の病歴など、問診において取得された情報である。処置情報は、実施された検査や処置の名称、更に処置薬剤などを表す情報である。処方情報は、投与された薬剤名などを表す情報である。傷病情報は、傷病名を表す情報である。
第5の関連情報は、診療部位と診療項目とを関連付けるものである。診療部位は、第2の関連情報と同様である。診療項目は、第4の関連情報と同様である。各診療部位に関連付けられる診療項目は、その部位の診療を受けている患者のカルテを閲覧するときに参照したい項目を予め定めたものである。
第6の関連情報は、検査種別と診療項目とを関連付けるものである。検査種別は、第3の関連情報と同様である。診療項目は、第4の関連情報と同様である。各検査種別に関連付けられる診療項目は、その検査を受けた(又は受ける)患者のカルテを閲覧するときに参照したい項目を予め定めたものである。
関連情報の一例を図2に示す。図2に示す関連情報120は、傷病名に対して日数と診療項目とを関連付けるものである。すなわち、関連情報120は、上記の第1の関連情報と第4の関連情報の双方を含む例である。
関連情報120には、傷病名として、緑内障、白内障などが列挙されている。緑内障に対しては、日数「10」と、診療項目「眼底画像」、「眼底視野」とが関連付けられている。白内障に対しては、日数「5」と、診療項目「所見」、「シェーマ図」とが関連付けられている。
以上のような関連情報は、デフォルトとして事前に設定されていてもよいし、医師等が適宜に設定変更できるようにしてもよい。また、医師毎に異なる設定の関連情報を使用するようにしてもよい。
〔カルテ情報処理部〕
カルテ情報処理部13は、カルテ情報に基づいて各種の処理を行う。カルテ情報処理部13は、この発明の「カルテ情報処理手段」の一例である。以下、カルテ情報処理部13が実行する処理について説明する。
カルテ情報処理部13は、カルテ情報に基づいて各種の処理を行う。カルテ情報処理部13は、この発明の「カルテ情報処理手段」の一例である。以下、カルテ情報処理部13が実行する処理について説明する。
各患者のカルテ情報は、前述のように各診療日毎に管理されている。カルテ情報処理部13は、二以上の診療日のカルテ情報を合成する処理を行う。このようにして生成される情報を合成カルテ情報と呼ぶ。
ここで、「二以上の診療日のカルテ情報を合成する」とは、二以上のカルテ情報に含まれる診療情報を取り出して、一つ又はそれ以上のファイルに書き込むことを意味する。それにより、二つ以上のカルテ情報に含まれる診療情報が記載された画面を表示させることが可能となる。
なお、診療情報が書き込まれるファイルとしては、たとえばHTML(HyperText Markup Language)形式のファイルを用いることができる。
また、カルテ情報処理部13は、所定の診療情報をカルテ情報から抽出する処理を行う。この所定の診療情報としては、オペレータが指定したものや、関連情報に設定されたものなどがある。
また、カルテ情報処理部13は、傷病名や診療部位や検査種別をオペレータが指定したときに、関連情報を参照して、指定された情報に関連付けられた日数や診療項目を特定する処理を行う。
また、カルテ情報処理部13は、二以上の診療日のカルテ情報に含まれる検査情報に基づいて、特徴的な検査結果を含む検査情報を特定する処理を行う。
検査結果が眼圧、視力、眼屈折力等の数値情報である場合、カルテ情報処理部13は、たとえば、二以上のカルテ情報から検査結果を抽出し、抽出された二以上の数値情報に基づいて、他の数値情報との差が大きい数値情報や、前回の診療日の数値情報から大きく変化した数値情報や、一般的な値との差が大きい数値情報など、特徴的な数値情報を特定する。特徴的な数値情報の判別は、たとえば事前に設定された閾値と比較するなどして行うことが可能である。
また、検査結果が眼底画像等の画像情報である場合、カルテ情報処理部13は、たとえば、二以上のカルテ情報から画像情報を抽出し、抽出された二以上の画像情報に画像解析を施して、他の画像情報と形態が大きく異なる画像情報や、前回の診療日の画像情報から形態が大きく変化した画像情報や、一般的な形態と大きく異なる画像情報など、特徴的な画像情報を特定する。
〔操作部〕
操作部14は、オペレータが電子カルテシステム1を操作するときや、データを入力するときに使用される。操作部14は、オペレータによる操作を受けると、その操作内容に応じた信号を生成して制御部11に入力する。制御部11は、この信号に基づいて電子カルテシステム1を制御する。
操作部14は、オペレータが電子カルテシステム1を操作するときや、データを入力するときに使用される。操作部14は、オペレータによる操作を受けると、その操作内容に応じた信号を生成して制御部11に入力する。制御部11は、この信号に基づいて電子カルテシステム1を制御する。
操作部14は、キーボード、マウス、トラックボール、ジョイスティック、コントロールパネルなど、任意の操作デバイスや入力デバイスを含んで構成されている。
〔表示部〕
表示部15は、制御部11の制御にしたがって各種の画面やデータを表示する。表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)や、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなど、任意の表示デバイスによって構成される。表示部15は、この発明の「表示手段」の一例である。
表示部15は、制御部11の制御にしたがって各種の画面やデータを表示する。表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)や、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなど、任意の表示デバイスによって構成される。表示部15は、この発明の「表示手段」の一例である。
なお、この実施形態においては、操作部14と表示部15とをそれぞれ別個に設けているが、タッチパネル方式のLCDやペンタブレットなどのように、操作手段と表示手段とを一体化した構成を適用することも可能である。
[システム構成の具体例]
電子カルテシステム1のシステム構成の具体例を説明する。図3は、電子カルテシステム1の具体例を表している。この電子カルテシステム1は、情報表示装置100と情報管理装置200とを含んで構成されている。
電子カルテシステム1のシステム構成の具体例を説明する。図3は、電子カルテシステム1の具体例を表している。この電子カルテシステム1は、情報表示装置100と情報管理装置200とを含んで構成されている。
情報表示装置100は、たとえば、電子カルテの閲覧作業や編集作業に用いられるコンピュータである。情報管理装置200は、各種の情報を保管し管理するサーバ等のコンピュータである。情報管理装置200が保管する情報としては、カルテ情報や撮影画像などがある。
情報表示装置100と情報管理装置200は、院内LAN等の通信回線Nを介して接続されている。オペレータは、カルテ情報の閲覧要求を情報表示装置100に入力する。閲覧要求は、たとえば、患者ID等の患者識別情報を入力又は選択し、所定のソフトキー(カルテ情報の検索を指示するソフトキー)をクリックすることにより行う。情報表示装置100は、入力された閲覧要求を情報管理装置200に送信する。情報管理装置200は、この閲覧要求に基づいてカルテ情報を検索し、その検索結果を情報表示装置100に送信する。情報表示装置100は、この検索結果、すなわちカルテ情報を表示する。
オペレータは、表示されたカルテ情報の編集を行うことができる。この編集作業としては、新規の診療情報等のカルテ情報を入力したり、過去のカルテ情報を修正したりすることができる。情報表示装置100は、カルテ情報の編集結果を情報管理装置200に送信する。情報管理装置200は、この編集結果に基づいて当該カルテ情報の内容を更新する。
情報管理装置200は、通信回線Nを介して撮影装置2A及び検査装置2Bに接続されている。撮影装置2Aは、通信回線Nを通じて撮影画像を情報管理装置200に送信する。
なお、各撮影画像には、付帯情報が付与される。付帯情報には、たとえば画像ID、撮影日時、撮影部位、撮影光量、撮影画角、撮影者IDなど、この撮影画像に関する各種の情報が含まれる。付帯情報は、撮影装置2Aが生成してもよいし、情報管理装置200が生成してもよい。また、情報表示装置100が付帯情報を生成するようにしてもよい。付帯情報が付された撮影画像は、図1のカルテ情報記憶部12aに記憶される。
次に、情報表示装置100及び情報管理装置200の構成例を説明する。情報表示装置100は、たとえば、制御部11、カルテ情報処理部13、操作部14及び表示部15を含んで構成される。また、情報管理装置200は、記憶部12を含んで構成される。
図4は、情報表示装置100のハードウェア構成の一例を表している。情報表示装置100は、従来のコンピュータと同様に、CPU等のマイクロプロセッサ101、主記憶装置として機能するRAM102、外部記憶装置として機能するROM103、同じく外部記憶装置として機能するハードディスクドライブ(HDD)104、ディスプレイ105、キーボード106、マウス107及び通信インターフェイス(I/F)108を含んで構成されている。これら各部は、バス109を介して接続されている。なお、情報表示装置100には、プリンタ等の外部機器が接続されていてもよい。
マイクロプロセッサ101は、ハードディスクドライブ104に格納されたプログラム104aをRAM102上に展開することにより、この実施形態に特有の動作を情報表示装置100に実行させる。プログラム104aは、この発明の「プログラム」の一例である。
また、マイクロプロセッサ101は、情報表示装置100の各部の制御や各種の演算処理を実行する。制御部11は、マイクロプロセッサ101を含んで構成される。また、カルテ情報処理部13は、マイクロプロセッサ101を含んで構成される。
ディスプレイ105、キーボード106、マウス107は、情報表示装置100のユーザインターフェイスとして使用される。表示部15は、ディスプレイ105を含んで構成される。
キーボード106は、文字や数字等をタイピング入力するためのデバイスとして用いられる。マウス107は、ディスプレイ105に表示されるマウスポインタを移動させて表示画面上のオブジェクトを選択したり、各種動作を実行させたりするためのポインティングデバイスである。操作部14は、キーボード106やマウス107を含んで構成される。
通信インターフェイス108は、マイクロプロセッサ101の制御に基づいて、通信回線Nを介したデータ通信を行う。通信インターフェイス108は、通信回線Nに準拠したLANカード等のネットワークアダプタを含んで構成される。通信インターフェイス108は、たとえば制御部11に含まれる。
情報管理装置200は、たとえば図4に示す情報表示装置100と同様に構成される。なお、情報管理装置200は、大量のカルテ情報や撮影画像等のデータを保管するために、大容量の記憶装置を備えていることが望ましい。情報管理装置200としては、たとえば汎用のファイルサーバを用いることができる。
[電子カルテシステムの使用形態]
電子カルテシステム1の使用形態について説明する。図5に示すフローチャートは、電子カルテシステム1の使用形態の一例を表している。また、図6〜図9は、電子カルテシステム1により表示される画面の一例を表している。
電子カルテシステム1の使用形態について説明する。図5に示すフローチャートは、電子カルテシステム1の使用形態の一例を表している。また、図6〜図9は、電子カルテシステム1により表示される画面の一例を表している。
オペレータが操作部14を操作して患者ID等を入力すると、制御部11は、この患者ID等に対応するカルテ情報をカルテ情報記憶部12aから取得する。更に、制御部11は、このカルテ情報に基づいて、図6に示す電子カルテ表示画面1000を表示部15に表示させる(S1)。
ここで、電子カルテ表示画面1000について説明する。電子カルテ表示画面1000には、患者情報表示部1010、基本情報表示部1020、シェーマ図表示部1030、サムネイル表示部1040、文字所見表示部1050、検査情報表示部1060、操作ボタン部1070、主訴表示部1080、医師情報表示部1100及び操作ボタン部1200が設けられている。
患者情報表示部1010には、この患者の患者IDや患者氏名や性別等の患者情報が表示される。基本情報表示部1020には、この患者に関する基本的な情報として、傷病名、特記事項、メモ、来院歴、手術歴等が表示される。たとえば、この患者の傷病名のリストは、傷病名表示部1020aに表示される。また、この患者に対する各種のメモ情報は、メモ情報表示部1020bに表示される。また、この患者の来院歴(診療日等のリスト)は、来院歴表示部1020cに表示される。その他の基本情報についても、それぞれ表示部が設けられている。
シェーマ図表示部1030には、医師等により作成されたシェーマ図が表示される。サムネイル表示部1040には、このシェーマ図のサムネイル画像が表示される。オペレータが操作部14を操作して所望のサムネイル画像を選択すると、制御部11は、このサムネイル画像に対応するシェーマ図をシェーマ図表示部1030に表示させる。また、操作ボタン部1070には、シェーマ図を作成するための各種のツールを用いるための複数の操作ボタンが設けられている。
文字所見表示部1050には、医師等により入力されたコメントや検査評価などの所見情報が表示される。また、医師等は、文字所見表示部1050に所見情報を入力することができる。
検査情報表示部1060には、視力検査や眼圧検査の検査結果などの検査情報が表示される。この検査情報については、検査装置2Bにより取得された情報をカルテ情報処理部13が入力するように構成してもよいし、医師等が手入力するようにしてもよい。
主訴表示部1080には、医師等により入力された主訴情報が表示される。また、医師等は、主訴表示部1080に主訴情報を入力することができる。
医師情報表示部1100には、この患者の担当医の識別情報や、カルテ情報の記入者の識別情報が表示される。これらの識別情報としては、医師の氏名や医師IDなどが用いられる。
操作ボタン部1200には、複数の操作ボタンが配設されている。オペレータは、これらの操作ボタンを操作することにより、他の画面の表示処理や、データの取り込み処理や、電子カルテの編集作業の終了処理などを指示する。特に、操作ボタン部1200には、カルテビューボタン1210が設けられている。
カルテビューボタン1210が操作(クリック)されると(S2)、制御部11は、図7に示すカルテ情報閲覧画面2000を表示部15に表示させる(S3)。カルテ情報閲覧画面2000は、この患者のカルテ情報を閲覧するための表示画面である。
カルテ情報閲覧画面2000には、カルテ情報(合成カルテ情報)の表示領域として、第1のカルテ情報表示部2100と第2のカルテ情報表示部2200が設けられている。なお、カルテ情報の表示領域は、2つである必要はなく、1つのみであってもよいし、3つ以上であってもよい。
診療日表示部2300には、この患者の過去(本日を含んでもよい)の診療日が列挙される。診療日は、たとえば新しいものから順に表示される。診療日は、たとえば、基本情報表示部1020の来院歴表示部1020cに呈示される情報に基づいて表示される。各診療日には、前述のように一つのカルテ情報が対応付けられている。オペレータは、操作部14を操作することにより、所望の診療日を指定することができる。そのための操作は、たとえばクリック操作やドラッグ操作によって行う。
また、カルテ情報閲覧画面2000には、日数選択部2010と診療項目選択部2020が設けられている。日数選択部2010と診療項目選択部2020は、それぞれ、表示対象とするカルテ情報をオペレータが設定するためのソフトキーである。
日数選択部2010は、表示対象とするカルテ情報の日数(診療日の日数)を設定するために用いられる。日数選択部2010は、日数を表す数値1、2、3、・・・、10を選択的に指定可能に呈示するプルダウンメニューである。なお、日数の選択肢は1〜10に限定されるものではない。また、日数選択部2010は、日数を選択的に指定可能とするソフトキーであればよく、プルダウンメニューである必要はない。
診療項目選択部2020は、表示対象とする診療項目を設定するために用いられる。診療項目選択部2020は、主訴、所見、シェーマ、画像、検査、メモなどの診療項目を選択的に指定可能に呈示するプルダウンメニューである。診療項目選択部2020には、単一の診療項目の選択肢と、2つ以上の診療項目の組合せからなる選択肢とが列挙されている。なお、診療項目の選択肢は、これに限定されるものではない。また、診療項目選択部2020は、診療項目を選択的に指定可能とするソフトキーであればよく、プルダウンメニューである必要はない。たとえば、各種の診療項目をチェックボックスで選択的に指定できるように構成してもよい。
スクロールボタン2030、2040は、第1のカルテ情報表示部2100や第2のカルテ情報表示部2200の表示内容をスクロールさせるためのソフトキーである。オペレータは、たとえば、その表示領域をクリックすることにより、第1のカルテ情報表示部2100又は第2のカルテ情報表示部2200を指定する。この状態でスクロールボタン2030、2040が操作(クリック)されると、制御部11は、指定された表示領域における表示内容をスクロールさせる。
診療日切替操作部2050は、第1のカルテ情報表示部2100及び第2のカルテ情報表示部2200に表示させるカルテ情報を、診療日毎に切り替えて表示させるためのソフトキーである。より具体的に説明すると、診療日切替操作部2050には、各診療日のカルテ情報を時系列順に切り替えて表示させるためのソフトキーと、その逆の順序で切り替え表示させるためのソフトキーとが設けられている。更に、診療日切替操作部2050には、初診日のカルテ情報を表示させるためのソフトキーと、最新の診療日のカルテ情報を表示させるためのソフトキーとが設けられている。このようなカルテ情報の切り替え表示は、診療日の日付情報(前述)などに基づいて制御部11により実行される。診療日切替操作部2050は、カルテ情報を時系列順やその逆の順序で順次に表示させる場合や、初診日のカルテ情報や最新のカルテ情報を表示させる場合などに便利である。
印刷ボタン2060は、カルテ情報閲覧画面2000の表示内容を印刷するために操作されるソフトキーである。印刷ボタン2060が操作(クリック)されると、制御部11は、カルテ情報閲覧画面2000の表示内容を所定の印刷用フォーマットに変換してプリンタ(図示せず)に送り印刷出力させる。なお、印刷用フォーマットに変換して印刷する代わりに、カルテ情報閲覧画面2000のハードコピー(画面キャプチャ)を印刷するようにしてもよい。
閉じるボタン2400は、カルテ情報閲覧画面2000の表示を終了させるために操作されるソフトキーである。閉じるボタン2400が操作(クリック)されると、制御部11は、カルテ情報閲覧画面2000の表示を終了させるとともに、電子カルテ表示画面1000を表示させる。以上で、カルテ情報閲覧画面2000の説明を終了し、使用形態の説明に戻る。
カルテ情報閲覧画面2000が表示されたら(S3)、オペレータは、日数選択部2010を操作して日数を指定し(S4)、更に、診療項目選択部2020を操作して診療項目を指定する(S5)。なお、日数の指定と診療項目の指定は、どちらを先に行ってもよい。
日数と診療日が指定されると、制御部11は、最新の診療日(たとえば本日)から遡って指定日数分のカルテ情報をカルテ情報処理部13に送る。カルテ情報処理部13は、指定された診療項目の診療情報を各カルテ情報から抽出する(S6)。
次に、カルテ情報処理部13は、抽出された診療情報を各診療日毎に合成する(S7)。このように複数の診療情報を合成して得られる情報を合成診療情報と呼ぶことにする。更に、カルテ情報処理部13は、指定日数分の合成診療情報を合成して合成カルテ情報を生成する(S8)。
制御部11は、生成された合成カルテ情報を第1のカルテ情報表示部2100及び/又は第2のカルテ情報表示部2200に表示させる(S9)。オペレータは、スクロールボタン2030、2040や診療日切替操作部2050等を操作して所望の情報を表示させることによりカルテ情報を閲覧する(S10)。閲覧作業が終了したら、オペレータは、閉じるボタン2400を操作してカルテ情報閲覧画面2000を閉じる。
ここで、ステップ6〜ステップ9の処理の具体例を説明する。たとえば、日数として「3」が指定され、診療項目として主訴項目、所見項目及び検査項目が指定されたとする。この場合、最新(本日)のカルテ情報、前回のカルテ情報及び前々回のカルテ情報がカルテ情報処理部13に送られる。
カルテ情報処理部13は、これら3つのカルテ情報のそれぞれから、主訴項目、所見項目及び検査項目に対応する診療情報、すなわち主訴情報、所見情報及び検査情報を抽出する。なお、主訴情報、所見情報及び検査情報は、それぞれ、電子カルテ表示画面1000の主訴表示部1080、文字所見表示部1050及び検査情報表示部1060に表示される診療情報である。
次に、カルテ情報処理部13は、本日のカルテ情報から抽出された主訴情報、所見情報及び検査情報を合成して、本日分の合成診療情報を生成する。前回分の合成診療情報と前々回分の合成診療情報も同様に生成される。各合成診療情報は、たとえば、その診療日の主訴情報、所見情報及び検査情報が記録されたファイルとして生成される。なお、これらの診療情報を一つのファイルに記録してもよいし、二つ以上のファイルに記録してもよい。
更に、カルテ情報処理部13は、本日分、前回分及び前々回分の合成診療情報を合成して合成カルテ情報を生成する。この合成カルテ情報は、たとえば、本日分、前回分及び前々回分の合成診療情報が記録されたファイルとして生成される。このファイルには、本日分の合成診療情報が記録された領域と、前回分の合成診療情報が記録された領域と、前々回分の合成診療情報が表示された領域とが含まれている。なお、これら3つの合成診療情報を一つのファイルに記録してもよいし、二つ以上のファイルに記録してもよい。
制御部11は、生成された合成カルテ情報を第1のカルテ情報表示部2100や第2のカルテ情報表示部2200に表示させる。合成カルテ情報が一つのファイルからなる場合、制御部11は、この合成カルテ情報をたとえば第2のカルテ情報表示部2200に表示させる。
合成カルテ情報は二以上の診療日のカルテ情報をまとめたものであるので、一般に、第2のカルテ情報表示部2200に合成カルテ情報の全体を一度に表示することはできない。すなわち、たとえば図8に示すように、合成カルテ情報Cの全体は、第2のカルテ情報表示部2200からはみ出してしまう。ここで、合成カルテ情報Cは、本日分の合成診療情報が呈示される領域C1と、前回分の合成診療情報が呈示される領域C2と、前々回分の合成診療情報が呈示される領域C3とを含んでいる。
オペレータがスクロールボタン2030、2040を操作すると、制御部11は、第2のカルテ情報表示部2200の表示領域に対する合成カルテ情報Cの相対的な位置を変更する。このようにして合成カルテ情報Cがスクロール表示され、オペレータは、合成カルテ情報C中の所望の情報を視認することができる。
なお、図8におけるスクロール方向は縦方向のみであるが、横方向にスクロールする場合や、縦横双方にスクロールする場合もある。また、合成カルテ情報は、新しいものから順に合成診療情報を配置されたものであってもよいし、古いものから順に配置されたものであってもよい。
合成カルテ情報が二つ以上のファイルからなる場合、制御部11は、これらのファイルに記録された情報を、カルテ情報閲覧画面2000の二つ以上の表示領域に分けて表示させる。
図9は、合成カルテ情報が二つのファイルからなる場合における表示態様の一例を表している。この例では、合成カルテ情報は、本日、前回及び前々回の各検査情報を含む第1のファイルと、本日、前回及び前々回の各主訴情報及び各所見情報を含む第2のファイルとから形成される。
制御部11は、第1のファイルに含まれる情報を第1のカルテ情報表示部2100に表示させ、第2のファイルに含まれる情報を第2のカルテ情報表示部2200に表示させる。
第1のカルテ情報表示部2100には、指定された各診療日における視力、眼屈折力及び眼圧の値(検査情報)が表示される。
カルテ情報処理部13は、前述のように、これらの検査情報に基づいて、特徴的な検査結果を含む検査情報を特定する。この例では、診療日「2006−12−15」における右眼の眼圧値は「16mmHg」であり、他の診療日における右眼の眼圧値は「11mmHg」である。カルテ情報処理部13は、これらの眼圧値を比較して、診療日「2006−12−15」の眼圧値が特徴的であると判定する。制御部11は、この検査情報が特徴的であることを表すために星形のマークMを表示させる。
なお、このようなマークを表示させる代わりに、特徴的な検査情報を異なる表示色で表示させるなど、他の検査情報と異なる表示態様で表示させることが可能である。すなわち、特徴的な検査情報と、その他の検査情報とをオペレータが判別できるように、検査情報の表示態様を制御することが可能である。
図9に示す第2のカルテ情報表示部2200には、指定された各診療日における診療情報として、シェーマ図等が表示されている。
図9の第1のカルテ情報表示部2100及び第2のカルテ情報表示部2200には、それぞれスクロールバーが設けられている。オペレータは、このスクロールバーを操作することにより、その表示内容をスクロールさせて所望の情報を閲覧することができる。
〔他の使用形態〕
電子カルテシステム1の使用形態は、上記のものに限定されるものではない。以下、電子カルテシステム1の他の使用形態について説明する。図10及び図11に示すフローチャートは、電子カルテシステム1の使用形態の例を表している。
電子カルテシステム1の使用形態は、上記のものに限定されるものではない。以下、電子カルテシステム1の他の使用形態について説明する。図10及び図11に示すフローチャートは、電子カルテシステム1の使用形態の例を表している。
図10のフローチャートに示す使用形態について説明する。上記の使用形態では、様々な診療項目に係る診療情報を各診療日毎にまとめて表示するものである一方、図10に示す使用形態は、各診療項目毎に診療情報をまとめて表示するものである。このように表示することで、各診療項目の診療情報の経時的変化を容易に把握できるというメリットがある。
まず、オペレータは、上記の実施形態と同様に、電子カルテ表示画面1000を表示させ(S21)、カルテビューボタン1210を操作して(S22)、カルテ情報閲覧画面2000を表示させる(S23)。
更に、オペレータは、日数選択部2010を操作して日数を指定するとともに(S24)、診療項目選択部2020を操作して診療項目を指定する(S25)。
制御部11は、最新の診療日(たとえば本日)から遡って指定日数分のカルテ情報をカルテ情報処理部13に送る。カルテ情報処理部13は、指定された診療項目の診療情報を各カルテ情報から抽出する(S26)。
カルテ情報処理部13は、抽出された診療情報を各診療項目毎に合成する(S27)。このように、各種の診療情報を各診療項目毎に合成して得られる情報についても、上記実施形態と同様に合成診療情報と呼ぶことにする。
次に、カルテ情報処理部13は、各診療項目の合成診療情報を更に合成し、合成カルテ情報を生成する(S28)。なお、この処理は、各合成診療情報を個別の表示領域に表示させるような場合には実行する必要はない。また、複数の合成診療情報を分類し、二つ以上の合成カルテ情報を生成するようにしてもよい。各合成カルテ情報は、同じ表示領域に表示される情報の集合である。
制御部11は、生成された合成カルテ情報を第1のカルテ情報表示部2100及び/又は第2のカルテ情報表示部2200に表示させる(S29)。オペレータは、スクロールボタン2030、2040や診療日切替操作部2050等を操作しつつ、表示された情報を閲覧する(S30)。
ここで、ステップ26〜ステップ29の処理の具体例を説明する。ステップ24において「3」が指定され、ステップ25において主訴項目、所見項目及び検査項目が指定されたものとする。この場合、制御部11は、本日分、前回分及び前々回分のカルテ情報をカルテ情報処理部13に送る(S26)。カルテ情報処理部13は、これらの各カルテ情報から、主訴情報、所見情報及び検査情報をそれぞれ抽出する(S26)。
次に、カルテ情報処理部13は、抽出された本日分の主訴情報、前回分の主訴情報及び前々回分の主訴情報を合成して、主訴項目の合成診療情報を生成する。同様に、カルテ情報処理部13は、所見項目の合成診療情報と、検査情報の合成診療情報とを生成する(S27)。各合成診療情報は、各診療日の診療情報を、たとえば本日分、前回分、前々回分の順序で配列して合成することにより得られる。なお、診療情報の配列順序は任意であるが、診療情報の経時的変化の把握を容易にするために、時系列順又はその逆の順序であることが望ましい。
更に、カルテ情報処理部13は、主訴項目の合成診療情報と所見項目の合成診療情報とを合成し、合成カルテ情報を生成する。一方、検査項目の合成診療情報については、そのままとする(S28)。
なお、この検査項目の合成診療情報のように、単一の診療項目の合成診療情報であっても、合成カルテ情報として扱うことがある。これは、次の定義によるものである。すなわち、合成診療情報は、或る基準(各診療日毎、各診療項目毎などの基準)にしたがって合成された診療情報の集合として定義され、合成カルテ情報は、カルテ情報閲覧画面2000の同じ表示領域に表示される診療情報の集合として定義される。
制御部11は、主訴項目の合成診療情報と所見項目の診療情報とを合成して得られた合成カルテ情報を第1のカルテ情報表示部2100に表示させる。また、検査項目の合成診療情報のみからなる合成カルテ情報を第2のカルテ情報表示部2200に表示させる(S29)。このとき、各合成カルテ情報は、必要に応じてスクロール可能に表示される。以上で、図10のフローチャートに示す使用形態の説明を終了する。
次に、図11のフローチャートに示す使用形態について説明する。この使用形態では、前述の関連情報を参照する。図2に示した関連情報120は、傷病名に対して日数と診療項目とを関連付けている。
まず、電子カルテ表示画面1000を表示させる(S41)。オペレータは、基本情報表示部1020の傷病名表示部1020aを参照し、傷病名を指定する(S42)。この指定操作は、たとえば、傷病名表示部1020aに呈示された傷病名のリストから所望の傷病名をクリックすることで行う。傷病名を指定したら、オペレータは、カルテビューボタン1210を操作する(S43)。
カルテ情報処理部13は、関連情報120を参照し、ステップ42で指定された傷病名に関連付けられた日数と診療項目とを特定する(S44)。たとえば傷病名として緑内障が指定された場合には、日数として「10」が特定され、診療項目として「眼底画像」及び「眼底視野」が特定される。
なお、指定された傷病名が関連情報120に記録されていない場合には、たとえば図5の使用形態と同様に、オペレータが日数や診療項目の指定を行うようにしてもよい。
制御部11は、最新の診療日(たとえば本日)から遡って特定された日数分のカルテ情報をカルテ情報処理部13に送る。カルテ情報処理部13は、特定された診療項目の診療情報を各カルテ情報から抽出する(S45)。
カルテ情報処理部13は、抽出された診療情報に基づいて、合成カルテ情報を生成する(S46)。このとき、たとえば、図5の使用形態と同様に、各診療日毎の合成診療情報を生成し、これらの合成診療情報を合成して合成カルテ情報を生成することができる。また、図10の使用形態と同様に、各診療項目毎の合成診療情報を生成し、これらの合成診療情報を合成して合成カルテ情報を生成することもできる。また、ステップ45で抽出された診療情報を、その他の手法で合成して合成カルテ情報を生成してもよい。
制御部11は、ステップ46で生成された合成カルテ情報を含むカルテ情報閲覧画面2000を表示させる(S47)。合成カルテ情報は、第1のカルテ情報表示部2100及び/又は第2のカルテ情報表示部2200に呈示される。オペレータは、適宜に操作を行いつつ、表示された情報を閲覧する(S48)。
なお、図11の使用形態では、オペレータが指定した傷病名に関連付けられた日数と診療項目に基づいて診療情報の合成を行っているが、関連情報120以外の関連情報を用いる場合には異なる使用形態が適用される。
たとえば、診療部位と日数とを関連付ける関連情報を用いる場合、オペレータは診療部位を指定する。電子カルテシステム1は、この関連情報を参照し、指定された診療部位に関連付けられた日数を特定し、特定された日数分のカルテ情報(に含まれる診療情報)を合成して合成カルテ情報を生成して表示する。
また、検査種別と日数とを関連付ける関連情報を用いる場合、オペレータは検査種別を指定する。電子カルテシステム1は、この関連情報を参照し、指定された検査種別に関連付けられた日数を特定し、特定された日数分のカルテ情報(に含まれる診療情報)を合成して合成カルテ情報を生成して表示する。
また、診療部位と診療項目とを関連付ける関連情報を用いる場合、オペレータは診療部位を指定する。電子カルテシステム1は、この関連情報を参照し、指定された診療部位に関連付けられた診療項目を特定し、特定された診療項目の診療情報を各カルテ情報から抽出する。更に、電子カルテシステム1は、抽出された診療情報に基づいて合成カルテ情報を生成して表示する。
また、検査種別と診療項目とを関連付ける関連情報を用いる場合、オペレータは検査種別を指定する。電子カルテシステム1は、この関連情報を参照し、指定された検査種別に関連付けられた診療項目を特定し、特定された診療項目の診療情報を各カルテ情報から抽出する。更に、電子カルテシステム1は、抽出された診療情報に基づいて合成カルテ情報を生成して表示する。
なお、図11の使用形態では、傷病名に対して日数と診療項目の双方を関連付ける関連情報120を用いているが、傷病名に対して日数のみを関連付ける関連情報や、傷病名に対して診療項目のみを関連付ける関連情報を用いることも可能である。
また、傷病名、診療部位及び検査種別のうちの1つ以上の組に対して、日数及び/又は診療項目を関連付ける関連情報を適宜に用いることも可能である。この場合、上記の組に含まれる各情報をオペレータが指定したことに対応し、電子カルテシステム1は、その指定内容に関連付けられた日数及び/又は診療項目を特定し、合成カルテ情報を生成して表示する。
また、これら以外の任意の情報をオペレータによる指定対象とすることが可能である。また、日数及び診療項目以外の情報を電子カルテシステム1による特定対象とすることが可能である。すなわち、任意の指定対象と任意の特定対象とを関連付ける関連情報を適用することが可能である。
[作用・効果]
電子カルテシステム1の作用及び効果を説明する。
電子カルテシステム1の作用及び効果を説明する。
電子カルテシステム1は、制御部11、記憶部12、カルテ情報処理部13及び表示部15を備えている。記憶部12は、各患者毎に各診療日毎のカルテ情報を記憶している。カルテ情報処理部13は、二以上の診療日のカルテ情報を合成して合成カルテ情報を生成する。制御部11は、この合成カルテ情報を表示部15に表示させる。ここで、「カルテ情報を合成する」には、カルテ情報に含まれる全ての情報を合成する場合だけでなく、カルテ情報に含まれる情報の一部のみを合成する場合をも含まれる。
このように動作する電子カルテシステム1によれば、二以上の診療日のカルテ情報を合成して表示させることができるので、従来のように各診療日のカルテ情報を切り替え表示させたりする必要が無い。したがって、医師等のオペレータは、所望の情報を迅速かつ容易に閲覧することが可能である。特に、経過観察等を行う場合におけるオペレータに掛かる負担が低減される。また、診療効率の向上を図ることもできる。
また、カルテ情報処理部13は、オペレータが操作部14を操作して二以上の診療日を指定したときに、これら二以上の診療日のカルテ情報を合成して合成カルテ情報を生成するように動作する。
したがって、オペレータは、所望の診療日を指定するだけで、それら診療日のカルテ情報をまとめて閲覧できる。よって、電子カルテシステム1によれば、オペレータは、所望の情報を迅速かつ容易に閲覧することが可能である。
また、カルテ情報処理部13は、オペレータが操作部14を操作して日数を指定したときに、この日数分のカルテ情報を合成して合成カルテ情報を生成するように動作する。
したがって、オペレータは、所望の日数を指定するだけで、その日数分のカルテ情報をまとめて閲覧することができる。よって、電子カルテシステム1によれば、オペレータは、所望の情報を迅速かつ容易に閲覧することが可能である。
なお、このように日数が指定される場合には、基準となる診療日が予め設定されていることが望ましい。たとえば上記の実施形態においては、最新の診療日(たとえば本日)を基準とし、この基準となる診療日から遡って当該日数分のカルテ情報を合成するようになっている。なお、基準となる診療日は、最新の診療日に限定されるものではない。たとえば当該医療機関に最初に来院した日、現在の傷病における初診日、本年における最初の診療日など、診療内容や医師等の意向などの各種の要因に基づいて、過去の任意の診療日を基準とすることができる。
また、電子カルテシステム1が取り扱うカルテ情報は、複数の診療項目のそれぞれについての診療情報を含んでいる。カルテ情報処理部13は、二以上の診療日のそれぞれのカルテ情報から各診療項目の診療情報を抽出し、抽出された診療情報を合成して各診療日毎の合成診療情報を生成するように動作する。更に、カルテ情報処理部13は、このようにして得られた二以上の診療日の合成診療情報を合成することにより合成カルテ情報を生成するように動作する。
このように、各診療日毎に生成された合成診療情報をまとめて合成カルテ情報を生成することにより、オペレータは、各診療日毎の診療情報をまとめて閲覧することができる。よって、たとえば、各診療日における患者の症状や病態などを総合的に把握するとともに、患者の状態の経時的変化を把握することが可能である。
更に、電子カルテシステム1によれば、オペレータが指定した診療項目のみを含む合成診療情報を各診療日毎に生成し、これら合成診療情報に基づいて合成カルテ情報を生成することができる。したがって、オペレータは、所望の診療項目を指定するだけで、その診療項目の診療情報を含む合成カルテ情報を閲覧できるので、閲覧作業の迅速化及び容易化を図ることができる。
また、カルテ情報処理部13は、各診療項目の診療情報を二以上の診療日のカルテ情報からそれぞれ抽出し、抽出された二以上の診療情報を合成して各診療項目の合成診療情報を生成するように動作する。このとき、複数の合成診療情報のうちのいくつかをまとめて合成カルテ情報を生成することもできる。制御部11は、このようにして生成された各診療項目の合成診療情報を(合成カルテ情報として)表示部15に表示させる。この場合の合成診療情報は、その診療項目の診療情報の経時的変化を記録したものである。
このように、各診療項目毎に生成された合成診療情報や、それらのいくつかをまとめた合成カルテ情報を表示させることにより、オペレータは、各診療項目の診療情報の経時的変化を迅速かつ容易に把握することができる。
更に、電子カルテシステム1によれば、オペレータが指定した診療項目についてのみ合成診療情報を生成して表示することができる。したがって、オペレータは、所望の診療項目を指定するだけで、その診療項目の診療情報の経時的変化を含む合成診療情報を閲覧できるので、閲覧作業の迅速化及び容易化を図ることができる。
記憶部12には、傷病名、診療部位、検査種別等の指定対象の情報に対して日数を関連付ける関連情報が記憶されている。オペレータが操作部14を操作して所望の指定対象の情報を指定すると、カルテ情報処理部13は、関連情報を参照して、その指定対象に関連付けられた日数を特定し、この特定された日数分のカルテ情報に基づいて合成カルテ情報を生成する。生成された合成カルテ情報は、制御部11により表示部15に表示される。
このように、電子カルテシステム1によれば、傷病名や診療部位や検査種別を指定するだけで、その指定結果に応じた日数分のカルテ情報(診療情報)を閲覧できるので、閲覧作業を迅速かつ容易に行うことができる。
また、記憶部12には、傷病名、診療部位、検査種別等の指定対象の情報に対して診療項目を関連付ける関連情報が記憶されている。オペレータが操作部14を操作して所望の指定対象の情報を指定すると、カルテ情報処理部13は、関連情報を参照して、その指定対象に関連付けられた診療項目を特定し、この特定された診療項目の診療情報をカルテ情報から抽出し、この抽出された診療情報に基づいて合成カルテ情報を生成するように動作する。生成された合成カルテ情報は、制御部11により表示部15に表示される。
このように、電子カルテシステム1によれば、傷病名や診療部位や検査種別を指定するだけで、その指定結果に応じた診療項目の診療情報を含むカルテ情報を閲覧できるので、閲覧作業を迅速かつ容易に行うことができる。
電子カルテシステム1により表示される合成カルテ情報(合成診療情報)は、表示部15の表示領域を超える大きさを有することがある。その場合、制御部11は、合成カルテ情報をスクロール可能に表示させるようになっている。スクロール操作は、操作部14を用いて行う。このように構成することにより、閲覧作業の操作性を向上させることができる。
カルテ情報には、視力、眼屈折力、眼圧などの検査結果を記録した検査情報が含まれている。カルテ情報処理部13は、二以上の診療日のカルテ情報に含まれる検査情報に基づいて、特徴的な検査結果を含む検査情報を特定するように動作する。更に、制御部11は、表示部15に表示された合成カルテ情報中において、上記の特徴的な検査情報を、他の検査情報と異なる表示態様で表示させるように動作する。
それにより、オペレータは、特徴的な検査情報の存在を容易に認識することができる。特徴的な検査情報としては、他の数値情報との差が大きい数値情報や、前回の診療日の数値情報から大きく変化した数値情報や、一般的な値との差が大きい数値情報などがある。このような特徴的な数値情報は、一般に、患者の症状や病態の変化を表している。したがって、特徴的な数値情報を判別可能に表示させることにより、オペレータは、患者の症状や病態の変化を容易に把握することができる。
また、特徴的な検査情報は、数値情報に限定されるものではなく、たとえば画像情報であってもよい。たとえば、光凝固等のレーザ治療では、レーザを複数の診療日に分けて眼底に照射し、各診療日の眼底画像を撮影することがある。医師は、これらの経時的な眼底画像を観察して、治療効果の判断や治療計画の立案を行う。
カルテ情報処理部13は、各診療日の眼底画像を解析し、治癒した領域(網膜剥離が治癒した領域など)を特定する。この解析処理は、たとえば、眼底画像の画素値(輝度値やRGB値)に基づく閾値処理などにより行うことができる。
更に、カルテ情報処理部13は、各眼底画像について特定された治癒領域を比較することにより、網膜や再度剥離した領域などを、特徴的な検査結果として特定することができる。制御部11は、特徴的な検査結果として特定された眼底画像に対してマークを付すなどして、特徴的な検査結果が得られたことをオペレータに報知する。
[プログラムについて]
この発明に係るプログラムは、記憶手段と表示手段とを有するコンピュータに次の処理を実行させる。なお、記憶手段には、各患者毎に各診療日毎のカルテ情報が記憶されている:(1)二以上の診療日のカルテ情報を合成して合成カルテ情報を生成させる;(2)合成カルテ情報を表示手段に表示させる。上記の実施形態におけるプログラム104aは、このようなプログラムの一例である。
この発明に係るプログラムは、記憶手段と表示手段とを有するコンピュータに次の処理を実行させる。なお、記憶手段には、各患者毎に各診療日毎のカルテ情報が記憶されている:(1)二以上の診療日のカルテ情報を合成して合成カルテ情報を生成させる;(2)合成カルテ情報を表示手段に表示させる。上記の実施形態におけるプログラム104aは、このようなプログラムの一例である。
このようなプログラムによれば、二以上の診療日のカルテ情報を合成して表示させることができるので、従来のように各診療日のカルテ情報を切り替え表示させたりする必要が無い。したがって、コンピュータのオペレータは、所望の情報を迅速かつ容易に閲覧することが可能である。特に、経過観察等においてオペレータに掛かる負担を低減でき、また、診療効率の向上を図ることもできる。
このプログラムは、コンピュータのドライブ装置によって読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させることができる。たとえば、光ディスク、光磁気ディスク(CD−ROM/DVD−RAM/DVD−ROM/MO等)、磁気記憶媒体(ハードディスク/フロッピー(登録商標)ディスク/ZIP等)などの記憶媒体を用いることが可能である。また、ハードディスクドライブやメモリ等の記憶装置に記憶させることも可能である。更に、インターネットやLAN等のネットワークを通じてこのプログラムを送信することも可能である。
以上に詳述した実施形態は、この発明に係る電子カルテシステム及びプログラムの一例に過ぎない。よって、この発明の要旨の範囲内における任意の変形を適宜に施すことが可能である。
1 電子カルテシステム
2A 撮影装置
2B 検査装置
11 制御部
12 記憶部
12a カルテ情報記憶部
12b 関連情報記憶部
120 関連情報
13 カルテ情報処理部
14 操作部
15 表示部
100 情報表示装置
200 情報管理装置
1000 電子カルテ表示画面
2000 カルテ情報閲覧画面
2010 日数選択部
2020 診療項目選択部
2100 第1のカルテ情報表示部
2200 第2のカルテ情報表示部
2A 撮影装置
2B 検査装置
11 制御部
12 記憶部
12a カルテ情報記憶部
12b 関連情報記憶部
120 関連情報
13 カルテ情報処理部
14 操作部
15 表示部
100 情報表示装置
200 情報管理装置
1000 電子カルテ表示画面
2000 カルテ情報閲覧画面
2010 日数選択部
2020 診療項目選択部
2100 第1のカルテ情報表示部
2200 第2のカルテ情報表示部
Claims (5)
- 表示手段と、
各患者毎に各診療日毎の所定の検査項目についての検査情報を含むカルテ情報を記憶する記憶手段と、
二以上の診療日のカルテ情報から特徴的な検査結果を含む検査情報を特定するカルテ情報処理手段と、
前記特定された検査情報を前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備えることを特徴とする電子カルテシステム。 - 前記カルテ情報処理手段は、予め指定された検査項目についての検査情報を二以上の診療日の検査情報から抽出し、該抽出された検査情報から前記特徴的な検査結果を含む検査情報を特定し、
前記制御手段は、該特定された検査情報を他の検査情報とは異なる表示態様で前記表示手段に表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子カルテシステム。 - 前記検査情報は画像情報を含み、
前記カルテ情報処理手段は、予め指定された検査項目についての画像情報を二以上の診療日の画像情報から抽出し、該抽出された画像情報を解析して特徴的な領域を前記特徴的な検査結果として特定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の電子カルテシステム。 - 前記検査情報は数値情報を含み、
前記カルテ情報処理手段は、予め指定された検査項目についての数値情報を二以上の診療日の数値情報から抽出し、該抽出された数値情報を解析して特徴的な数値を前記特徴的な検査結果として特定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の電子カルテシステム。 - 各患者毎に各診療日毎の所定の検査項目についての検査情報を含むカルテ情報を記憶する記憶手段と表示手段とを有するコンピュータに、
二以上の診療日のカルテ情報から特徴的な検査結果を含む検査情報を特定させ、
特定された検査結果を含む検査情報を前記表示手段に表示させる、
ことを特徴とするプログラム。
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